麦秋の爆走
いやーやっとお披露目。タイミングを逃してずいぶん時間がかかっちゃった
5月15日に税込799円で新品購入、バンプレスト製フィギュア&バイクの
仮面ライダー旧1号&旧サイクロン。
1999年の初リリース以来、何度も再販されたプライズアイテムですから
お持ちの方も多いでしょう。
サイクロンの全長は約18センチ。前回日記のルパン&バイクと同サイズ。
ライダー&バイクでは、私の最も好きな取り合わせです。
ポピニカ魂より一回り近く大きく、こうして置いても実に見栄えがします
うーむ近所の人工滝をバックにすると、本物かと見間違うようなリアリティ。
早や15年も昔のアイテムながら、ヒーロープライズ最盛期の高クオリティゆえ
今見てもまったく見劣りしません
外光が形作る、影の効果も大きいですが
このフルカウルのフロントに深く上半身を沈め
スリップストリーム状態で弾丸状に高速疾走するシルエットこそ
私が最も愛する『仮面ライダー』のビジュアルなんですよね。
変身ポーズやライダーキックも確かに素晴らしいですが
風を切ってこそライダー、回ってこそ風車ダイナモ。
その回転をパワーの源とし、チャージ完了の証の様にマスクが装着されて
黒一色のフェイスと、ギンと光る赤いCアイの鮮やかなコントラストという
システマチックなカットの積み重ねに惹かれるクチで
シリーズが進むにつれ、ライダーのエネルギー源も変化していきましたから
風力発生装置という設定も形骸化し、バイクが単なる移動手段になっていったのが
何とも残念。
そんな中、「なぜバイクでなければならないのか」という命題に最も忠実な
この旧サイクロンは、私にとって特別な一台なのです
切り立った断崖をバックに爆走。こういうカットも絵になります
有名な第六話の疾走スチールを意識してみました。実際の場面は断崖じゃないですが
二百馬力のジェットエンジンを装備、四百キロの最高時速を誇るマシンですから
こんな絶壁などなんのその
陽光の影が崖のディテールを浮き立たせ、三栄土木の造成地を思わせますね。
もっともこの崖、朽ち果てた切り株なんですが
最後はちょっと俯瞰気味にこの流れるようなボディの美しさ!
ご存知の通り、ベース車はスズキのT20という市販のバイクですが
このフルカウルのシルエットは、レーサーレプリカと呼んでも遜色ないカッコ良さで
ハイスピード走行を身上とする仮面ライダーには、まさにピッタリ。
重厚さと精密さを魅力とする、東宝・円谷系特撮の超兵器とは対極の
スタイリッシュな『東映超兵器』の傑作と言えましょう。
東宝にメーサー、円谷にビートルあれば、東映にサイクロンありといった所でしょうか
となると、ピープロ超兵器はザボーガーですかね?
サイクロンとはまた違う無骨さですが、ある意味トランスフォーマーを先取りしてるし
最近のコメント