カテゴリー「ウルトラマンクラシック」の記事

2009年11月10日 (火)

Question・Q EXTRA 6/28計画結果

大変お待たせ致しましたhappy01
今回は、先日のネヴュラ・mixi連動企画
「Question・Q③ 6/28計画」
に於ける暫定リミット
11月8日(日)午後7時30分までに頂いたコメントの、集計結果です。

単にまとめただけですから、それほどオオゴトでもありませんがcoldsweats01
すでに集計された方もいらっしゃるでしょうしhappy01
例によってこの記事は、ネヴュラ・mixiの両方にアップされています。

さて。未見の方の為、今回の企画のお題をここに採録してみましょう。


『「ウルトラQ」を一度も見たことがない人に
  もしあなたが「ウルトラQ」全話の中から
  6話だけ薦めるとしたら
  どのエピソードを選びますか?』


今回のお題のミソは、「一度を見たことがない人に」という部分でした。
要は「好きな6話」や「人気を集めそうな6話」じゃなくて
「ウルトラQという作品のエッセンスを伝える為の6話」だったわけです。
一話完結のSFアンソロジーとして、作品個々が別の魅力を放つ
「ウルトラQ」にピッタリのお題だったんですね。
コメント頂いた方々は、この難問に果敢に挑戦されたわけです。


まずはお忙しい中、お時間を割いてご意見を下さった皆さんに
厚くお礼申し上げます。
なにしろこういうのは反応あってナンボなので、今回の企画の成功は
ひとえに皆さんのご協力の賜物と、深く感謝さし上げる次第です。
とまあ、堅苦しい挨拶はこれくらいにして、さっそく結果発表に入りますhappy01



さて。発表の前にちょっとだけ
集計に当たって、公平化の為に施した処理をご説明します。

今回の暫定締め切りまでに頂いたコメントは11名・13本。
いずれも入魂のセレクトで、実に唸らせる内容でした。

ただ集計の都合上、ここは運営者の独断で
セレクトされた6話に付けられた順位・見せる順番等、投稿者のご意思は
残念ながら涙を飲んで、割愛させて頂きましたcoldsweats01
また奇特にも、お一人でネヴュラ・mixiの両方に6話ずつ
計12話をセレクト頂いた方がいらっしゃいましたが
それに関しても、お一人様6話という規定を作った方が良いかとの考えから
投稿時間が早い方のコメント内容を、集計対象とさせて頂きました。


本当は全部のご意見を反映させたかったのですが
すべては私の采配不足です。もう平謝りの極みでcoldsweats01coldsweats01coldsweats01
せっかくお考え下さったのに。ごめんなさいね皆さんcoldsweats01

その公平化の結果、選ばれたエピソードは11名×6話=66話。
その66話を集計、得票数の上位からランク付けを行いました。

本当は、ランク付けというのも下世話なんですが
得票の集中頻度で、お題への共通認識度が分かるという意味で
一つの指針にはなるかなと。
まーお遊びですから、あまり深く考えずにcoldsweats01


さて。あまりスクロール頂くのも申し訳ありませんのでhappy01
隠し立てせず一気にいきます。
ごらん下さい。これがその結果ですhappy02happy02happy02





1位  第17話  1/8計画         得票数8


2位  第19話  2020年の挑戦      得票数7

3位  第11話  バルンガ                   得票数6 
     第15話  カネゴンの繭            


4位  第1話     ゴメスを倒せ!           得票数4
     第4話     マンモスフラワー        
     第5話      ペギラが来た!         
     第13話     ガラダマ                   
     第25話     悪魔ッ子
                  


5位   第3話     宇宙からの贈りもの    得票数3

6位    第2話    五郎とゴロー             得票数2 

         第9話      
クモ男爵                   
         第10話     地底超特急西へ       
         第12話     鳥を見た                  
         第22話     変身
         第28話     あけてくれ!


7位    第6話    育てよ!カメ         得票数1
         第18話   虹の卵
         第20話   海底原人ラゴン

             第26話     燃えろ栄光

無得票
         第7話    SOS富士山
         第8話    甘い密の恐怖
         第14話    東京氷河期
         第16話      ガラモンの逆襲
         第21話      宇宙指令M774
         第23話      南海の怒り
         第24話      ゴーガの像
         第27話      206便消滅す


※得票欄空欄は同票、同位の並びは話数順です。
※話数、サブタイの表記は確認済みですが、間違ってたらごめんなさいcoldsweats01




いかがでしたでしょうか。これが暫定リミットまでお仲間から寄せられた
「ビギナーに見せたいウルトラQ」の順位です。


「いやー意外と言うか何と言うか。おもしろい結果になったなーhappy01
この結果を見た私は、素直にそう思いました。
なんと1位が、怪獣モノじゃない『1/8計画』とはhappy02

得票数8。全11名中8名の方が、このエピソードを選出されています。
地球規模で増え続ける人口に対し、満を持して踏み切られた恐るべき対策。
由利子が迷い込んだ世界は、本当に楽園足りえるのか?
それを信じて疑わない民生委員の笑みが心を凍りつかせる
悪夢のような空想譚でした。
ただS13地区は、人道無視の異空間とは決して言い切れないんですね。
通常都市と1/8都市が共存できれば、ある意味人口対策が成立しちゃうかも
と思わせちゃうところが秀逸なんです。

劇中の「第三次募集」という設定も妙にリアリティがあって、恐怖感も倍増。
ラストのナレーションが現実と夢オチの境界をあいまいにする事で
私たちをアンバランス・ゾーンに閉じ込めてしまった、名編ですね。



続く2位が『2020年の挑戦』。いやー実にシブいセレクトですねーcoldsweats01
2位にして、やっと異形の存在の登場となりました。
闇夜に響く不気味な笑い声。ゲル状の人間電送装置を操り
パトカーさえ抜き去る脚力と、未来の時間を持つ星の怪生物・ケムール人。

サスペンスフルな展開に加え、飛び込み台やサーキット、遊園地など
多彩なロケシーンを縦横無尽に切り取るカメラワークの切れも素晴らしい。
加えて、あのラストシーンの衝撃に
水たまりを恐れる子どもが急増したエピソードでもあります。

でもまだ、ウルトラQと言えばコレ!という怪獣の登場はありません。



そして3位。同票で『バルンガ』『カネゴンの繭』が入りました。

宇宙生命体という言葉でしか表現できないバルンガは
人類はおろか、どんな知的生命も太刀打ちできない
宇宙の摂理のようなものを感じさせてくれましたね。

太陽が食べられる!それは子どもにとって、怪獣などと比べ物にならない恐怖。
カタストロフのリミッターが振り切れちゃって、どうしたらいいかわからないshock
これも、ラストのナレーションがトラウマになる一作ですよねhappy01
ご他聞に漏れず私も本放送の夜、翌朝の太陽を心配できるという
「幸運」にあずかれましたsun


今や円谷ファニーキャラのフラッグシップとして、ブースカと並び愛嬌をふりまく
カネゴンですが
初登場編『カネゴンの繭』は決してコメディではありませんよね。
お金に対する人間の執着がそのまま形になったような
あのデーモニッシュなフォルムは、本放送当時も決して
気持ち良いものではありませんでした。

今やキャラクターだけが一人歩きしている感はありますが
「異形に変身し、元の姿に戻れない」という恐怖と
「それを整形手術で直そうと考える」「でもその費用・200円が惜しい」
という、歪みきった金銭感覚。
笑いのオブラートに包みながらも、その一層下で皮肉に顔を歪ませる
制作者の主張はやはり、あのラストシーンに集約されているのでしょうmoneybag


さて。3位にしてやっと怪獣らしきキャラクターが姿を現しましたが
バルンガやカネゴンなど、直球と言うよりまだまだ変化球。
「Q」の代表選手、ガラモンやペギラの名を確認するには
さらに順位を追わねばなりません。



4位は同票で5作。ここでやっと、いわゆる「人気怪獣」が顔を出しますhappy01

以前にも「ネヴュラ」でお話しましたが
地底からの脅威、ゴメスに対抗する天然のカウンター・ウェポン、リトラの
対立構造が、さながら平成ガメラ・ギャオスのそれを思わせ
クライマックスに展開する大怪獣バトルが迫力の・・・
と思ったら、意外や意外。
その大テーマはジロー少年によるリトラとの心の交感であり
サスペンス要素の大半は、ゴメスにトンネル内を追われる万城目と由利子の
描写から来るものという、プロット上の離れ業を見せる名編
『ゴメスを倒せ!』

「ビルから巨大な花が咲く」という、現代ならコメディにしか料理できない題材を
疑似科学考証と徹底した緊張感で描ききった迫力編
『マンモスフラワー』
オマージュされた「ガメラ2レギオン襲来」の草体も、オリジナルの迫力には
一歩譲る感があります。
本来、植物が外敵から身を守る手段であった筈の吸血根と毒花粉が
人類の脅威となる発想の転換。文明は地球にはびこる外敵なのでしょうか?


『ペギラが来た!』は極低温の恐怖。
体温を奪われるという、生物の生存条件を根本から脅かす存在として
冷凍怪獣ペギラは、私たちの前に姿を現します。
考えてみれば、彼らのテリトリーである南極に足を踏み入れる人類にも
非はあるわけで、地球には文明が支配し得ない聖域があることを
さながら阿修羅にも似た三白眼で、ペギラは主張しているのかもしれません。


宇宙から飛来する謎の隕石。頻発するデリンジャー現象。
山間のダム破壊から密かに、しかし確実に始まる、遊星人の地球侵略。
『ガラダマ』に於けるガラモンは、生物的な外観に非して
『宇宙戦争』のトライポッドにも通じる、冷徹な侵略兵器という設定が秀逸。

ガラダマが割れ、噴き出す蒸気の中で身じろぎもしない異形の巨体が
眼を見開いた瞬間、人類は抵抗の術を失うのです。
電子頭脳の電波を遮蔽する手段に気づくかどうか。
遊星人はガラモンを通して、人類の知性を探ろうとしていたのでしょうか。


シナップスの崩壊による幽体分離が、幽体による実体の殺人という悲劇へと
発展してゆく
『悪魔ッ子』
このドッペルゲンガー的テーマが43年も前に映像化され
しかも子ども番組の一本として放送されていたことに、改めて感慨を覚えます。
リリーの催眠分離を実験室で「科学的」に証明してみせる一の谷博士の姿に
『怪奇大作戦』のSRIの原形を見るのは、私だけではないでしょう。
解決手段として登場する「超短波ジアテルミー」も含め、このエピソードの根底には
怪奇現象を科学で解明・解決するという、「ウルトラQ」のもう一つの
側面があるのです。


この同票4位のラインナップを見ても
怪獣譚とはいえ一作としてプロットが重ならない「ウルトラQ」独自の
世界観が形成されていることが、改めてわかります。



・・・とまあそんなわけで、「上位6話」を選ぼうとしたんですが
1位から3位までの4話はともかく、ごらんの通り4位が同票で5本なので
結果的に、上位は9話となっちゃいましたcoldsweats01

うーむでも、これがビギナー向け9話とは・・・
ものすごく濃い。ウルトラQのつくだ煮みたいな煮詰まり方ですhappy01

でも皆さん。この結果をご覧になって、どう思われました?
私も当初は、派手な怪獣登場作品が上位に来ない事に違和感を覚えましたが
改めて結果を俯瞰すると、実に理に叶った選出とも思えてきます。
一言で言えば、上位になればなるほど
ウルトラQらしさを色濃く、明確に表すエピソードなんでしょうね。
この結果から、私の頭に浮かんだ「ウルトラQ」らしさとは。


言葉を知らない、私みたいなおバカが言えば

『「ウルトラマン」では成立しないストーリー』

という事なのかもしれません。いやー子どもの感想みたいですがcoldsweats01


今回のお題は当初、確かにSF、怪獣、コメディなどなど
選者によって様々なジャンル分けがなされ
各々のジャンルから代表作を、という考え方でスタートしました。
記事にも「6つのジャンル」と書きましたもんねhappy01
でも最終的には、ウルトラマンから遠い世界のお話
「力と力の対立」という単純構造に依存しない作品ほど
上位率が高いように思えます。

複雑なんですよたぶん。「ウルトラQ」のプロットは一本一本。

最後に颯爽とヒーローが現れて、怪光線で敵を粉砕という
文字通りの「力技」が使えない分
ドラマに説得力を持たせるためには、プロットを複雑にせざるをえない。

と言って、登場する異形のキャラクターは、第二期ウルトラに見られるような
個人のドラマのメタファーや拡大版として機能するわけでもなく
しっかりと「人類とは異質」というアイデンティティーを確立している。
そんな所が、以後のウルトラシリーズとは一線を画す部分なのかもしれません。
皆さんは「ウルトラQ」のエッセンスを、実に的確に把握されていたわけです。

まーおバカな考えながら、私はこの結果をそんな風に捉えました。
やっぱりご意見が沢山集まると、一つの傾向が見えてきますね。
いやー楽しい企画でした。本当にご協力ありがとうございましたhappy01happy01happy01
確かに私が選んでも、「1/8計画」はラインナップされると思いますが
まさか一位になるとは思わなかったですしねーhappy02
こういう事ですよね。
作品単体では見えてこない「ウルトラQの独自性」って。


他にももっともっとも~っと、語りたい事はありますがcoldsweats01
私のようなおバカがいくら語っても仕方がありませんし
あまり長くしすぎるのも、読者離れに拍車をかけるらしいですからcoldsweats01
今回は、軽く感想を綴る程度にしておきましょう。
この結果は今後も折に触れ、「ネヴュラ」やmixi日記で
話題にすると思いますので、また呆れてやって下さい。

この結果について、ぜひ皆さんもご意見、ご感想下さい。
そうしなければ、せっかくの貴重なデータがもったいないですもんね。
そのあーでもないこーでもないが、今企画最大の収穫かもしれないんですからhappy01



尚、この順位は、エピソード個々の優劣を表すものではありませんので
ご了承下さい。

また「Question・Q③ 6/28計画」に頂いたご意見へのお返事は
今後順次、日にちをかけて少しずつ書かせて頂きますので
どうぞ気長にお待ち下さいcoldsweats01

さらに、前述の記事へのコメントも、まだまだお待ちしておりますので
「自分はこの6話を選ぶ!」というご意見があれば
ぜひお寄せ下さいませhappy01


こんな風に、ちょっと変わったテーマでご意見を募るのも楽しいですね。
また機会あれば立ち上げますので、どうぞ遊んでやって下さい。
「そんなの、個々のコミュニティでスレを立てればいいぢゃん」って?
いや私は、お仲間の皆さんにお尋ねしたいんです。そこが大事なんですよhappy01   
   

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2009年11月 7日 (土)

一の谷博士!驚くべき展開です!(笑)

前回のネヴュラ・mixi連動企画『Question・Q③ 6/28計画』
多数のコメントをお寄せ頂き、ありがとうございますhappy01happy01happy01

11月7日午前10時50分現在、ネヴュラ・mixi合わせて10名のお仲間から
11本もの熱いコメントを頂いていますhappy02

いやーこんなにたくさん頂けるとは。今どき「ウルトラQ」を持ち出しても
大した反応は頂けないかなあなんて、軽い気持ちだったのですが
まさかここまで盛り上がるとは。フタを開けてビックリですhappy01

11本というコメント数は一見、少ないようですが
コメントは数じゃなくて中身。もう今回のご意見は「熟考感」が凄いです。

考えて考えて考え抜いたチョイスという緊張感が、文面から伝わってきました。
しかもサブタイトルまでしっかり明記されている上
何より凄いのは「人気エピソードベスト6」「マイフェバリット6」じゃなく
「ビギナー向けエッセンシャル6」というお題の主旨を
よくご理解頂いているところですねhappy01happy01happy01


これは個々のエピソード、作品それぞれの内容が完全に把握されていなければ
到底出来ない事で。いやー感服しましたhappy01
つれづれ思っていましたが、お仲間のマニア度はハンパじゃないですねえhappy01
しかもmixiでは新たなお仲間もご参加され、予想以上の展開になっております。
本当にありがとうございます。こんなおバカのお遊びにおつきあい頂いてhappy01


で、ご意見を拝見するうちに、いつものイタズラ心が湧いてきまして。
ここまで予想を超える展開になっちゃったら
ただ、コメントにご返事差し上げるだけじゃもったいないかなあと。

記事でお話した通り、コメントに締め切りはないですが
せっかくだからこの際、途中経過みたいな形で
任意の日程までに頂いたコメントをまとめ
選ばれたエピソードの集計を出してみようかな

と考えたんです。


そんなわけで一応、『Question・Q③ 6/28計画』にて出された
お題へのご意見集計対象は


11月8日(日)午後7時30分までに頂いたコメント


とさせて下さい。
まさに日曜夜7時半。「ウルトラQ」本放送時の終了時刻が
リミットとなるわけですねhappy01


なお勝手ながら、コメントは
前回の記事
『Question・Q③ 6/28計画』
もしくは当記事に頂けるとありがたいです。


いやー私ごときが、偉そうにごめんなさいcoldsweats01
どこかで切らないと、まとまるものもまとまらないもんですからcoldsweats01

というわけで、次回の記事は『Question・Q EXTRA』と題して
その暫定リミットまでに皆さんが選ばれた作品を
人気投票的に、発表してみたいと思います。

お題の主旨が主旨ですから、よくあるベストエピソードとは
また違う結果が出そうで、楽しみなんですよhappy01


そういう事情からちょっと
すでにコメント頂いた皆さんへは、お詫びとお願いをしなければなりません。

まことに勝手ながら、頂いたご意見へのお返事コメントは
前述の集計記事発表後とさせて下さいcoldsweats01


本来なら、お返事はすぐにでも差し上げたいのですが
もし前述の暫定リミットまでに、奇特な読者が新たにご参加を考えられた場合
その私の返事コメントが、少なからず先入観に繋がったりして
そのお方のご意見に影響しないとも限りません。
まー私ごときのヘタレコメントに、そんな事は万が一にもないと思いますがcoldsweats01
こういうのは公平性が大事ですから、集計発表まで
私個人の意見は、封印した方がいいかなと思いましてcoldsweats01


すでに頂いた濃~いコメントにおののいてしまって
時間をかけてじっくりお返事したいなあというのも大きいですがcoldsweats01

いつもご迷惑をおかけしておりますが、なにとぞご理解、ご協力下さい。
うーむいたずらに、自分で自分のハードルを上げてる感もありますが。
追加コメントが来なければ来ないで、いつものおバカと笑いますcoldsweats01coldsweats01coldsweats01


さて。そんなわけで
集計結果記事『Question・Q EXTRA』は
11月9日(月)、10日(火)あたりのアップを予定しております。

もろもろありまして、アップ日が未定でごめんなさいcoldsweats01
まー全コメント欄がごらんになれるmixiのお仲間は
私より早く集計できるでしょうから、ご自由な結果解析が可能ですね。
そういう、一つの結果から多角的な解析ができるところも
ネットの一つの楽しみ方と思いますhappy01

では今回のラストは
ダメ押しとして、前回のお題を再録させていただきましょう。



Q3『「ウルトラQ」を一度も見たことがない人に
      もしあなたが「ウルトラQ」全話の中から
      6話だけ薦めるとしたら

      どのエピソードを選びますか?』



「自分だったらこの6話を選ぶ!」というあなた。
暫定締め切りは8日日曜日の午後7時半ですから
お気軽にご意見をお聞かせ下さい。

何も浮かばなくて
「ダメなんだなあ、私は」なんて言わないでhappy01

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2009年11月 5日 (木)

Question・Q③ 6/28計画

あい変らずのおバカな試みながら
お仲間の温かいご配慮にすがって、すでに二回を終えた

ネヴュラ・mixi連動企画『Question・Q』シリーズ
今回が三回目、いよいよ最終回となりましたhappy01
例によってこの記事は、ネヴュラ・mixi日記の両方にアップされています。


前回、前々回と、『ウルトラQ』づくしの話題で
頂いたお一人お一人のご意見も、非常に頷けるものばかり。
中でも前回の「独自性」に於ける
『ウルトラQ』という作品に感じる『闇』『恐怖感』などの皆さんの印象は
まさに的を得たご意見であると同時に
現在のウルトラシリーズが一番失ってしまった、重要なファクターである事も
再認識した次第です。


だって今、ウルトラの新作が「怖い」でしょうか?
「闇」を感じるでしょうか?

今や新車のCMで愛嬌を振りまく怪獣達だって、以前は闇の住民であり
社会にポッカリ口を開けた深いクレバスに潜む、恐怖の存在だった
筈なのですから。



さて。そんな現状にあれこれ言っても仕方がありませんcoldsweats01
さっそく、今回のお題からまいりましょう。
最後のお題は、ちょっと変化球で行きますsmile



Q3『「ウルトラQ」を一度も見たことがない人に
      もしあなたが「ウルトラQ」全話の中から
      6話
だけ薦めるとしたら
      どのエピソードを選びますか?』



・・・風変わりなお題ですよねhappy01happy01happy01
ここで重要なのは、「好きな6話」とか「あなたのベスト6」じゃないところです。
そういう、コミュニティ定番スレではありません。
あくまで「最低限この6話を見れば、ウルトラQの世界観が把握できる」
という6話。そこがミソなんですよ。


「まーたオタクイーン、ウルトラQ信者への勧誘に、こんな手の込んだことを」
なんてお考えの方もいらっしゃるでしょうcoldsweats01 そういう事でもないんですがcoldsweats01
このお題を出すに至るまでには、ある経緯がありました。
面白い経緯なので、この機会にお話しましょう。


今年5月。新宿で、一つの集まりがあったと思って下さい。
そこで私はさる特撮業界のビッグネームと、幸運ながら酒席をご一緒しました。

いろいろ差し支えあるのでお名前は伏せますが、皆さんもご存知の方です。
生来のお話好きから、私はその方に遠慮なく切り込み
多くの興味深いご意見を、お聞きすることが出来ました。

そんな中、関係者もいらっしゃったことから
ひょんなきっかけで「ウルトラQ」の話題になったのです。

そこでも面白いご意見はたくさん出たのですが
今回の趣旨とは違うので、割愛しましょう。

ただ一つ、そのビッグネームが発したお言葉が
今回のお題の出発点でした。



『ウルトラQっていうのはね。
最低6話ないと、ウルトラQにならないんだよ。』



賢明な皆さんなら、このお言葉の意味がお察し頂けるでしょう。

「SFアンソロジーとして、多様なバラエティ性を誇るウルトラQは
各話のジャンルが違うから、全28話の内1話だけを選んでも
シリーズ全体のエッセンスを代表したことにはならない。
ウルトラQという番組の全体像を理解する為には
最低限、各ジャンルを代表する
6話が必要」
という事なんです。


雲の上の存在と思っていた「歩く特撮」みたいなお方が
目の前にいらっしゃるだけで、すでに舞いあがっているのに
いきなり、そんな含蓄あるお言葉を耳にしちゃったら
私なんてもう、目からウロコが止まらなくなっちゃってcrying

すかさず「その6話とは、どのエピソードなんですか?」と切り返しましたが
その大巨人は「いやいや・・・」と言葉を濁したまま
その後、その話題に触れることはありませんでした。


さあ皆さん。この「最低6話」って、どういう意味と思いますか?
全28話の内、無作為に6話を抽出すれば
ウルトラQのエッセンスを語るに事足りる、という事でしょうか?


いや、私はそうは思いませんでした。
監督の(あー言っちゃったcoldsweats01)頭の中には
「Q」のエッセンスを代表する6話が、明確にあるはずだと。

だってそうじゃなきゃ、瞬時に「6話」なんて具体的な数字が
出るはずはないですもんねhappy01


前述のように、その「6」という数字は間違いなく
「ウルトラQ」全28話を構築する、ジャンルの数なのでしょう。
6つのジャンルを代表する、6話のエピソード。

そうかー。あのビッグネームをして「6話」と言わせるジャンルの多様さが
ウルトラQのバラエティ性の秘密だったのねえと
その夜はもう、6という数字だけに夢中になっちゃってcoldsweats01
もっと大事な事も、たくさんあったんですがcoldsweats01coldsweats01coldsweats01


さあ。お分かり頂けたでしょうか。
今回のお題は、言わば特撮業界のトップランナーによってもたらされたもの。
このお題を最後に持ってきた理由も、お察し頂けると思います。

三回シリーズのトリを飾るネタとして、これ以上のものはないでしょう。
これは私ごとき場末のオタクの、おバカな思いつきではないのですhappy02

とまあ、当夜の興奮が思い出され
期せずしてエキサイトしちゃいましたがcoldsweats01
そんな経緯を経てのお題ですから、皆さんもテンションが上がること必至かと
(うーむひょっとして私、空回りしてます?coldsweats01

で、これもいつも通り、ご興味あればぜひ、コメント欄にてご意見下さい。
たぶんご本人も「それは自分で考えなさい」という温かいご指導精神から
6話の詳細を明かされなかったと思うのです。

この業界ビッグネームからの「宿題」には、私ごときでは頭が足りませんから
皆さん、どうかお知恵をお貸し下さいcoldsweats01coldsweats01coldsweats01


でも別に、堅苦しく考える必要はないでしょう。

「この6話に、ウルトラQのエッセンスを感じる」
「自分だったらこの6話を、ビギナーに見せるかなあ」


程度の発想でいいんですよ。
サブタイトルでお答え頂くのが、まー一番分かりやすいですが
脚本家別、監督別、登場キャラ別、どんな分け方だって結構です。

また「ウルトラQのサブタイトルなんて、正確に知らないもん」
なんて方だって、全然OKhappy01
「あの怪獣が出た話」「角の生えたゴジラと鳥が戦った話」
「ビルに花が咲く話」「電車が空を飛ぶ話」みたいな書き方から
なんだったら「沼田曜一さんが「こんのやろー」って走る話」なんてのも大丈夫。

でもそこまで憶えてれば、サブタイを知らないわけないんですがhappy01

要は分かればいいんですよ。記憶の断片だって。
逆にそれだけ印象に残ったという事は、その作品が「Q」のエッセンスを
明確に表していると言えるわけですから。


このお題も、選者によってかなりの隔たりがありそうで
それを拝見するだけでも、面白いと思いますhappy01
万が一にもないでしょうが、出題者たるご本人がこれをご覧になっていたら
ご意見のバラエティを、お楽しみ頂けるかもしれませんね。
それはそれで有意義なことかと。
happy01

という事で、「また遊んでやるか」なんて方は
何とか6話をかき集めて、ぜひご意見下さい。
また前回前々回のお題へのコメントも、楽しみにしておりますので
おヒマでしたら一つ、遊んでやって下さいねhappy01


例によって個人の日記ですので、締め切りも縛りもありません。
その代わり、何のお礼もできませんがweep
長文大歓迎。思い入れもどうぞ、タップり語って下さい。
そういう意見交換が楽しめるのも、ネットの大きな魅力ですね。
いつもの片田舎で、あくびしながらお待ちしていますhappy01

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2009年11月 3日 (火)

Question・Q② 独自性

前回からちょっと時間が空いちゃって、申し訳ありませんでしたsweat01
ここへ来て例の『宇宙船』企画の応募など、いろいろ立て込んじゃいまして。
やる事を溜め込んじゃう私の悪い癖です。もっと早く始めていればcoldsweats01


さて。三回シリーズで呆れられているネヴュラ・mixi連動企画。
前回お聞きした、ウルトラQという作品の「立ち位置」については
双方ともに、多くのお仲間から
非常に興味深いご意見を頂き、ありがとうございましたhappy01
予想通り、世代によって作品に触れる環境はさまざまながら
『Q』の立ち位置へのお考えは、皆さん近いものをお持ちのようですね。
共通の思い出にひっくりかえって笑ったり、新たな視点に驚いたり
有意義な時間を過ごさせて頂きましたhappy01


お一人お一人のコメントの中身があまりに濃いので、
手の遅い私はコメント返しに、実に合計7時間を要しましたclock
いやーもう嬉しい悲鳴。まさに至福の一時でした。軽いトリップ感さえ覚えhappy02



さて。予告通り、今回はその二回目です。
例によってこの記事も、ネヴュラ・mixi日記の両方にアップされています。
さっそくお題から行きましょう。



Q2『全ウルトラシリーズ中
      「ウルトラQ」だけが持つ要素って
      何だと思いますか?』
      


要はこういう事です。
皆さんご存知の通り、ウルトラQから始まったウルトラシリーズですが
テレビシリーズに関しては、最新作の「メビウス」まで
作品毎にさまざまなテイスト、別の味わいを持っています。
(最近のお祭り映画まで入れるとややこしくなるので、今回は除きますがcoldsweats01
「ウルトラマン」からは、ウルトラヒーローが主人公の作品と
ひとくくりにする事ができますが、それでも作品ごとのカラーは違いますよね。
それは時代性や作品の方向性など、様々な要因が影響していると思います



でも。あえて言わせて頂きますが。
やっぱり「ウルトラマン」から「メビウス」に至るシリーズは
「ウルトラヒーロー対怪獣・宇宙人」というプロット上の骨子
言わば共通フォーマットがあって
そこにさまざまなフレーバーを加える事によって
作品個々のテイストを生み出していたと思うのです。

要はアレですね。ウルトラヒーローという一つのメニューの内の
味の違いと言えばわかりやすいかもしれません。

「ウルトラマン」がしょうゆラーメンとするなら
「ウルトラセブン」は塩ラーメン
「帰ってきたウルトラマン」はみそラーメンとか
ものすごく乱暴に言えばそういう事ですhappy01
ウルトラマンをラーメンに例えるとは!先に怒られておきますcoldsweats01


で、ここからが本題なんですが。
そういう考え方を『ウルトラQ』という作品に当てはめた場合
「ウルトラQ」って、どんな作品なんでしょうか?

巨大ヒーローが登場して侵略者と戦うお話と、何がどう違うんでしょうか?
やっぱり、ラーメンの一つの味なんでしょうか?
それともまったく別物のうどん?かけそば?はたまたスパゲティ?

いや別に、食べ物にこだわらなくてもいいんですがhappy01
今回はそれを、皆さんにお聞きしたいんですよhappy01

ちょっと前述のお題とは別の聞き方になっちゃいましたので
ここでお話をまとめてみれば。


要は今回のサブタイ通り『ウルトラQの独自性』という事ですね。
それはとりも直さず、ウルトラシリーズ全作を通じて
『ウルトラQ』だけが持つファクター。
言い換えれば、他のシリーズに無い要素であるわけです。
「ウルトラQをウルトラQたらしめているもの」とでも言いましょうか。



このお題、質問の形は変えながらも、これまで色々な方におたずねしてまして。
今年5月、新宿で開かれた某集会(分かる方にはお分かりでしょうが)でも
参加された業界のビッグネームに、臆面もなくお話を振っちゃって
興味深いご意見をお聞きできたんです。
まーそれはイジワルにも、私の胸だけに秘めておきますがsmile

ただ以前、金子修介監督のインタビュー記事でも拝見しましたが。
ストーリー創作の難易度は、ウルトラQよりもウルトラヒーローものの方が
低いんです。
そこまでの展開がどんなに新機軸でも、大風呂敷を広げていても
最後にウルトラヒーローが出て怪獣をやっつけちゃえば
とりあえずは収まりがつくからと。(いろいろご意見はおありでしょうがcoldsweats01
要はヒーローの登場がお話のくくり、オチとして機能しているわけです。

見ている側には当たり前ですが、これはものすごく重要な事なんですよ。


ところが、今回のお題『ウルトラQ』には、そのお話のくくりたる
ヒーローが存在しない。
でも『ウルトラQ』という作品は、一本一本がまぎれもなく『ウルトラQ』ですよね。

全28話のどこを切っても、『ウルトラQ』なわけです。
それを成立させているものは、いったい何でしょうか?

ヒーローは出ないけど、主役の三人組が共通して出演するから?
特撮を全面に打ち出しているから?
怪獣や宇宙人が出てくるから?
ナレーターが石坂浩二さん(笑)だから?


うーん。そのどれも、核心を突いていないような気がします。
たぶん、答えなんてないんですよ。私だってわかんないですしcoldsweats01
現に金子監督に至っても、ウルトラQの明確な定義は
ついに突き止められなかったようですからhappy01

でもひょっとして、万が一にもご意見のコメントが集まったら
それをまとめて拝見することで、何かが見えてくるかもしれないと。

そんなお遊びがあってもいいぢゃない、なんて考えまして。
今回、お知恵を拝借する事にしたわけです。

でもこんなお題、難しすぎますよねcoldsweats01
「何をワケのわかんない事を!宇宙船企画の考えすぎだ!」
なーんてご立腹もごもっともcoldsweats01



ですからこうしましょう。

「どんなところに、ウルトラQらしさを感じるか」

「他のウルトラシリーズを先に見たんだけど
  その後、ウルトラQを見た時
  こんなところが違うんだと思った」


みたいなお話で充分です。
それがそのまま、他のウルトラシリーズにない「独自性」に繋がるはずですから。


以前からお話している通り、何しろ私は「Q」→「マン」という放送順鑑賞で
しかもリアルタイム派でしたから、その感覚が分からないんですよcoldsweats01
どうしても「Q」が基本で、「マン」は「Q+α」という足し算感覚になっちゃいます。
これは自慢でも何でもなくて、逆に弊害でもありますcoldsweats01
そんな哀れな旧式オタクの頭をハンマーで殴り飛ばすがごとく
斬新にして核心をついた発想が、どこかにあるのでしょうかcoldsweats01


そんなわけで今回は、こんなお題でお考え下さい。
このおバカ企画が、少しでも皆さんの「ウルトラQ」再発見のお役に立てば
これほど嬉しい事はありません。

例によって個人の日記なので、お礼も何も出来ませんし
いいかげんなお気楽企画です。

ネットの片田舎で、気長にコメントをお待ちしていますhappy01happy01happy01

なお、この企画はあと一回、続く予定です。
次のお題も考えてありますので、そちらもお楽しみに。

まー今回が、企画倒れに終わらなければですがweep

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2009年10月26日 (月)

Question・Q① 立ち位置

さて。今回からちょっと、お遊びをしてみようと思いますhappy01
とはいえ別に、大した事じゃありませんがcoldsweats01

以前お話した通り、私は先日からmixiに加入
新しいお仲間の皆さんと、楽しい交流をさせて頂いています。
mixiでも例によって、おバカな私見ばかりを綴っていますが
呆れもせずお付き合い下さることに、新参者ながら感謝するばかりです。
それに先駆けて始めた「ネヴュラ」でも、怪獣やヒーロー愛に溢れた方々の
ご意見に、無知な私は目からウロコの連続でしたhappy01


そんな皆さんとの意見交換を続けながら、私は一つの感触に捉われていました。

怪獣、ヒーローファンにも、世代交代の波は確実に押し寄せているなあと。

たとえばウルトラシリーズなら
かつては第一期作品のリアルタイム視聴者だったファンの年齢も
’70年代からの第二期を心の故郷とする方や
’80年代の第三期に心酔、さらには平成ウルトラに魂を奪われたという
新しい世代の方々へ、徐々に中核が移りつつあるという事ですね。


ヒーロー番組は、感性がむき出しな幼児期にリアルタイム鑑賞した作品が
その人にとっての一番でしょうから

ウルトラの場合も、’70年代以降に幼児期を迎えた方々が
今や、ファン活動の中心になりつつあるという事なのでしょう。
第二期作品以降の再評価が高まり、関連アイテムのリリースも増えつつある
現状が、それを物語っています。

私のような『第一期しか知らないんですよートホホsweat01』なファンは
すでに、少数派なのかもしれません。

帰りマンの前期と後期の作風の差とか、レオの円盤生物が云々の話題なんて
まるっきりチンプンカンプンなわけですcoldsweats01

ですから、初代ウルトラマンというテーマで意見のやりとりをしていても
ファンの年齢層の差で、微妙にウルトラマンに対する感覚が違う。
それを非常に感じるわけです。

でもこれは決して、不快という事じゃありません。
むしろ同じウルトラでも、心を奪われた作品がどの年代だったかによって
これだけ視点に違いがあるんだなあという、新たな発見でもあるわけです。

同世代のファンからは決して得られないご意見を頂いているという意味では
むしろありがたいくらいでhappy01


余談ですが、たとえば私のゴジラ映画初体験は
1970年公開の東宝チャンピオンまつり版『キングコング対ゴジラ』なんですが
そこからゴジラキャリアが始まった私のゴジラ観は
間違いなく、1954年の第一作『ゴジラ』リアルタイム鑑賞派の先輩ファンとは
大きく異なるはずなんですよ。

それと同じ感覚差を、きっと私も感じているのでしょう。
そういう、世代による感覚の違いは、大変興味深いものである上
これからの特撮、ヒーロー作品を考えるに当たって
非常に参考になるような気もします。

前置きが長くなりましたが、今回のお遊びの動機は
そんな『同じ作品に対する、世代間の感覚の違い』を見てみたいという
ちょっとした探究心からです。

こういうのは本来、コミュニティのスレッドに立てるような物でしょうがsweat01
そこをあえて自前でやっちゃうのが、私のへそ曲がりなところでcoldsweats01



さて。ここからが本題なんですがhappy01
要はアレですよ。前述のスレッド的なお題・フリに
コメント欄でお答え頂ければ嬉しいなというだけの事なんです。


お題は今のところ、私の頭には三つあります。
ですから記事も三回に分け、毎回一つずつ出して行きます。
しかも。サブタイでお察しの通り、全て『ウルトラQ』に関する事です。
クイズじゃありませんよ。あくまで「ご意見」です。


ではさっそく、今回のお題です。


Q1『あなたにとって、ウルトラQという作品の
      立ち位置は?』



要はこういう事です。
今、ウルトラシリーズってなんとなく『ウルトラマン』からという空気ですよね。
円谷プロの公式設定云々じゃなくて、世間の共通意識として。

でも、ウルトラQをまずリアルタイム体験して
次に『ウルトラマン』という作品に遭遇、という人生を歩んだ
私のような立場からすると
『ウルトラQ』がまず最初にして最大のインパクトで
『ウルトラマン』は『Qの次に来た怪獣番組』だったんですよ。

ですからQがなければマン、もちろん後続のウルトラシリーズもあり得ない。
作品中にウルトラマンが出る出ないは、私にはあまり関係ないんですね。
確かにウルトラマンの登場でシリーズの意匠、ある種の黄金律が
確立したとも言えますが
作品内の空気、方向性という意味で、Qとマンは共通していたと思います。
そういう意味で私の中での『ウルトラQ』は、ウルトラマンと地続きの作品。
ウルトラシリーズに於ける初代『ゴジラ』なんですよ。

それくらい重要な作品であり、またそれに見合う内容だったと思います。


さて。私の中でそういう立ち位置のウルトラQですが
初代マン以降と比べ、知名度の低さやモノクロ作品という事情などにより
後年のファン諸氏は、やはり違う感触を持たれると思うのです。
そこをお聞きしたいわけですね。


別に肯定、否定というお話じゃないんですよ。
ウルトラマン以降と同じシリーズとして捉えられるか、捉えられないかという
二者択一をお尋ねするわけでもありません。。
あなた独自の『Qの立ち位置』をお聞きしたいのです。


●ウルトラ体験はシリーズの別作品が先で、Qは後で知ったから
  初代マンとは繋がらないかなあというご意見もあるでしょう。

●最近の若いファンの皆さんには、Qのモノクロ画面が
  一つのハードルで、今ひとつ苦手な印象かもしれないしcoldsweats01

●ウルトラヒーローの登場がウルトラシリーズの意匠というお考えなら
   Qはシリーズ外という事ですしね。

●またQからリアルタイム鑑賞という、私と同世代の方でも
   別の立ち位置をお考えかもしれません。


●その逆もあるでしょうね。お若くても「Qにマンの原形を感じる」という方がhappy01

●むしろ日本発のSFアンソロジーとして、独自の評価をしている
   なんてお考えもあるでしょう。

●「で、誰がウルトラQに変身するんだ?」レベルで分かりませんでした
   的なご意見も大歓迎happy01

また、映画やテレビの歴史的立脚点などを紐解いて
私など及びもつかない、新鮮な立ち位置を解析されている方も
いらっしゃるかもしれません。
要はどんな立ち位置でもいいんですよ。主観は尊重すべきですから。
新鮮なら新鮮なほど面白いですhappy01

そういう色々なご意見をお聞きできれば楽しいなあなんて
勝手な考えで、お知恵を拝借したいわけですcoldsweats01

お返しなど何も出来ませんので、軽くお考え頂ければ充分です。
「ウルトラQって何?聞いたことない」なんて
ダイナミックなコメントもいいですねえ。

まさに爆弾コメント!もうそういう世代も居るんだろーなーとhappy01happy01happy01



さらに。一つの試みとして
この記事は、ブログ・mixi連動企画としてアップしていますhappy01

つまり、まったく同じ記事が
ブログとmixiの私の日記、両方にアップされているという事です。

ウルトラQ関連なんて楽しいネタを、ブログ、mixiのどちらかに
限定するのはもったいないし
どちらのお仲間のご意見も非常に貴重、ぜひお聞きしたいですから。
ただブログのみのお仲間には、mixiへのコメントがご覧頂けないのが残念でcoldsweats01
それだけは最初に、お詫びしておきますcoldsweats01

それともう一つ、現在私は例の『宇宙船』応募作品制作の大詰めですので
作業が佳境の場合、頂いたコメントへのお返事が少々遅れるかもしれません。
もしその失礼がありましたら、申し訳ありませんが
いつもの病気とでも思って、どうぞ気長にお待ち下さいcoldsweats01



まー企画倒れに終わるかもしれませんが
一つでもコメント頂ければ大成功と、はかない望みを抱いておりますcoldsweats01

まー個人のブログ、日記ですから、別に締め切りなど設けない
ダラダラないいかげん企画ですcoldsweats01coldsweats01coldsweats01
おヒマでしたらなにとぞ、遊んでやって下さいませhappy01

ちなみに。この企画はあと二回続く予定です。
次回もこんな感じで『ウルトラQ』絡みのユルい質問です。

まーヘタレ企画ですので、期待しないでお待ち下さいhappy01

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2009年10月13日 (火)

思い出を商売にする時代

点けっぱなしのテレビに背を向けて、パソコンに向かっていたら
不意に、このCMが流れてきました。



で、その直後にこのCMが。



そりゃー反応しちゃいますよ。
両CMのBGMなんて、もう何百回聴いたか分からないくらい
体に染みこんでいますから。たとえ新アレンジでも。


この二つのCMが続くのは珍しいとしても
最近は本当にゴジラやウルトラ、ライダーや’70~’80年代アニメを使った
商品、CMが増えましたねー。

パチンコは言うに及ばず、上のCMなんて完全にお父さん、大人世代を
ターゲットにしてますもんね。

今頻繁に流れている東宝特撮映画DVDコレクションのTVスポットも
創刊号が「ゴジラ」第一作なんだから
そのオープニングタイトル曲がBGMになるかと思ったら
わざわざ、’70年代東宝チャンピオンまつり当時のTVスポットで
よく使われた「怪獣大戦争」マーチを採用してるし。

結局あの演出は、チャンピオンまつり告知CMの再現なんですよね。
当時子ども時代を過ごして、あのBGMに涙しないお父さんは居ませんよweep

ああいう企画やCM演出は、もはや今の大人世代の「思い出」をくすぐり
販売に結び付けようとする戦略以外の、なにものでもないですよね。
今や、「思い出」までが商売に使われちゃう時代なんでしょうか。

新作に魅力がなくなったという背景もあるでしょうが
車や缶コーヒーみたいな、作品と特に関係ない商品にまで
思い出として大事にしておきたい、いじられたくない
ヒーロー・怪獣が使われると、正直辛くなってしまいます。

まー松井さんはともかく、ステップワゴンは・・・weep

確かにゴジラやウルトラは、世代人には懐かしさ、親しみがわくでしょう。
だからといって、スクリーンやブラウン管で活躍した頃の
超然とした姿から、あまりにかけ離れたおふざけを見せられてしまうと
私などはそれを親しみという言葉で、ひとくくりにはとても出来なくて。

複雑な心境になりませんか?そのキャラクターに心酔していればなおさらweep

なんか、昔真面目だったキャラクターのおふざけって
真面目なだけじゃ稼げなくなったから、お笑いに「転落」したみたいに
映っちゃうんですよね。私の目には。

番宣で情報番組に出て、お笑いタレントにいじられてるウルトラマンとかも
見るに耐えません。そんな情けない存在でしょうか?ウルトラマンって。

スベって頭を掻いてる姿なんか見たら、秒殺でチャンネルを変えますhappy01

「いいじゃんCMだろうとおふざけだろうと、ゴジラやウルトラヒーローが
見られれば、それで満足なんだから。」
というご意見もあるでしょうね。それもごもっともです。
でも「いやなら見なきゃいい」と言われても、CMは時を選ばず流れちゃうし。
難しいものです。テレビをストレスなく見る事って。

でも不思議と、コレだけは許せるんですよね。
今日も朝から、ニュースなどで多く採り上げられていましたが。
元首相のあのお方が、新作映画でウルトラマンキングの声をアフレコの一件。

何故許せるんでしょうか。
きっと私の中では、ウルトラマンには「キング」なんて居ないからなんでしょうね。
だからもう完璧に「私のウルトラとは別物」として見られるんです。
私のウルトラには、家族や血縁関係、長老など矮小な概念はありませんから。
「宇宙生物には、人間
みたいな生存形態を持っていて欲しくない」
のかもしれませんね。

こんな事言うと、また怒られちゃうでしょうがcoldsweats01

まー思い入れが強いほど、イメージを撃ち砕かれた時の辛さも強いもの。
別ケースながら「宇宙戦艦ヤマト」の実写映画化なんていうのも
明らかに大人ターゲットの企画ですが
オリジナルを知る者にとっては、波動砲百発以上の衝撃ですよきっとshock
決して関わったキャスト、スタッフの誰一人として、悪いわけじゃない。
ただ、無理なんです。「思い出フィルター」を打ち破るなんてことは。
オリジナルの輝きを、もうこれ以上いじってほしくない。
それも企画枯渇の時代に生きる者の、贅沢な悩みなんでしょうかweep

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2009年9月28日 (月)

キャプテン・ムラ、事件です!

いやーコレは初めて。ありがたいですねーネットってhappy02happy02happy02



この年になって「ウルトラマン」の海外オープニングが見られるとはhappy02
いいじゃないですかこの唄。ウルトラセブンのハワイ版は知ってましたがeye
これまで何百回と聴いたこの主題歌メロディーも、歌詞が英語だと
ものすごく新鮮で。いかにも当時のサウンドですよねーnote

この英語タイトルロゴは、ウルトラマンのスペシウムポーズ横に配置されると
あたかも光線の軌跡に見えるんですよね。いやーうまくデザインされてる。
昔、ロゴデザインをちょっとかじった私などは
そういう所にも感動を禁じえませんhappy01

キャスト・スタッフのクレジットもなかなか趣深いですねー。
小林昭二さんの役名が「Captain Mura」になってるのねhappy01
うーむムラさんhappy01 ムラマツキャップだから間違ってはいないんですがcoldsweats01

そうすると海外のウルトラファンには、「ムラマツ」じゃ通じないんでしょうか。
きっと子どもが覚えやすいように、名前も縮めたんでしょうね。

「スールー」と「ミスター加藤」よりは、はるかに原形をとどめてますがhappy01


名前ならその程度の処理でもOKですが、セリフによっては翻訳しにくいものも
あったんでしょうね。
『キレテ・コシ・キレキレテ』なんて、どう翻訳されたのでしょうか?
なにしろ宇宙語・・・別に翻訳する必要はないかcoldsweats01

ちょっと小ネタで申し訳ありません。
例の小説の腹案が煮詰まりつつあるので、そっちに手一杯でcoldsweats01

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2009年9月11日 (金)

挑戦状来たる

Photo






ついに今日、ウチにも来ました。白い封筒mail
もうそろそろとは思っていましたが。

昨年夏の、灼熱の記憶が甦ります。
読者諸氏の中にも、届いた方がいらっしゃるのでは?

Photo_2














そうです。M78星雲からの挑戦状。
第2回・ウルトラ検定の案内です。


昨年夏。最高気温37度の炎天下、クラクラしながら名古屋会場へ赴き
3級レベルで5問もの誤答を演じた、あのウルトラ検定。

辛くも合格はしたものの、当時の私は涙をぬぐう余裕さえありませんでした。
そしてまたこの秋、全国のウルトラファンによる新たなる饗宴がhappy02
またとないリベンジのチャンス。果たして昨年の雪辱なるか。

でもアレですよねー。受けるとすれば今回も3級ですが
昨年は初代~帰りマンまでだった出題範囲が
今年はどうも、昭和ウルトラ全般に広がってるなんて噂だし。

帰りマンさえ怪しい私ですから、後のシリーズなんて全然自信ありませんよweep
ラビットパンダの写真をリアルタイムで見て、もうウルトラは卒業しようと

固く誓ったクチですから。コンドル1は好きなんですがcoldsweats01

どうしようかなー。果たして受験する意義があるかどうか。
何となくモチベーションが、本番当日までもたない気もするし。
でもM78星雲からの挑戦なら、受けて立たないわけにはいかないですしねー。
正直今年はちょっと、迷う所です。


Photo_3









本番まではあと一ヵ月半。
今から、昭和ウルトラシリーズを全話鑑賞
徹底的に予習すれば、なんとかなるでしょうか?

典型的な一夜漬け作戦ですが。いやー昔から、テストは苦手だったしなー。
今年の公式テキストなんて買っても、きっと投げ出しちゃうだろうしcoldsweats01

今月末の申込締切まで、ちょっと考えてみます。
昨年受験された方、今年はどうされますか?
コレが「スペクトル検定」なら、何を置いても挑戦するんですが。
「必殺検定」もイケるかな?仕事人以降がサッパリだから、それもダメかcoldsweats01
おバカな私は、オタク知識も中途半端なようですweep

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2009年3月16日 (月)

光る心臓

すっかり春めいた公園を、今朝も8時からウォーキング。
その道すがら、首から下げたMP3プレーヤーから
ふいに流れた『大魔王シャザーン』のテーマ曲。

noteで~てこいシャザーン、だいま~おうシャザーン」
その懐かしいアップテンポの曲調に、心なしか足取りも軽くなりましたhappy01


で、その時考えました。
「シャザーンって、呼び出す時に主人公の男の子、女の子がつけた
指輪を合わせるんだっけ。」
そーですよね。歌詞にも「note指輪と~指輪を~あ~わ~せ~ろゴーゴー」ってあるし。
「という事はコレ、ウルトラタッチの原型ってわけかな。」
指輪合体による変身が斬新だった『ウルトラマンA』は放送が1972年。
『大魔王シャザーン』の放送は1968年ですから、円谷スタッフが
そのアイデアを採り入れたとしても不思議じゃありません。
まーシャザーンに限らず、指輪を合わせる事による変身や魔王召還なんて
昔から多い例なのかもしれませんが。無知な私が知らないだけでcoldsweats01
ともあれその時の「シャザーン」主題歌は
ウルトラヒーローの変身方法について考えるきっかけとなりました。

ここ数日の陽気で、木々の緑も彩りを増しています。
私たち人間の寿命や力なんて、自然の生命力の前には儚いものだなー
なんて思いもありましたが、そんな中、一つのおバカな私見が浮かびました。
ウルトラマン変身アイテムの、オリジナル性についてでした。

Photo_2









以前からお話している通り、私なんてウルトラシリーズは
「Q」「マン」「ティガ」くらいしか語れないものですから、
私見もその三作に偏ってしまいます。
中でもやっぱり、ウルトラマンの変身と言えば初代の「ベーターカプセル」。
本放送経験者にとって、幼い頃、懐中電灯をかざしてあの変身ポーズをとる事が
ウルトラマンごっこの定番演出でしたhappy01

今だにペンライトを好むのは、間違いなくその影響でしょうsweat01


Photo_4








ちなみに後年「空の贈り物」本放送翌日に大流行したと伝えられるスプーン変身ごっこですが、少なくとも私の周りで行った子どもは居ませんでした。
みんな真似したというあの逸話はちょっと、当時の空気とは違うような気も。
どちらかと言えば「あんなの違うよ」派が多かったような気がします。
もちろん私も、その一人でしたがhappy01happy01happy01
まーそれはともかく。

「ウルトラマン」放送当時の資料によると、あのベーターカプセルには
太陽光に含まれるベーター線が凝縮されているそうです。
それを解放させた光「フラッシュビーム」を浴びる事で
ウルトラマンは地球上での姿・ハヤタ隊員から
一定時間、元の姿を取り戻すことが出来るわけですね。

子供の頃、その設定を知った私は「よくわかんないけどカッコいいなー」
と感激した思い出があります。
ベーター線という言葉の響きが、とんでもなくハイブリットに感じられたんですね。
後に『宇宙猿人ゴリ』でのセリフ「テレポートXレイ』にも驚きましたがeye
「ベーターだよベーター。テレポートだよこれからは」なんて
わけのわかんない事を口走ったりしてました。あー恥ずかしいcoldsweats01
そういう科学用語に弱い、おバカな子どもだったんですcoldsweats01


そんな事を考えながらウォーキングしていたんですが
一つの疑問が湧きまして。
そのベーターカプセルによる変身って、元ネタはあるのかなあなんて。
冒頭のお話通り、「指輪合体」などはシャザーン→Aみたいな流れが
なんとなく見えるんですけど、つたない私の知識を紐解いても
スティック状のアイテムを掲げて変身、というパターンは思いつかない。


Photo_5








ウルトラマンの遠い先祖と言える『スーパーマン』だって
メガネを外しスーツを脱ぐのが「変身」ですもんね。
その姿に較べたら、フラッシュビームの光に包まれて巨大化する
ウルトラマンの方が、変身ビジュアルは圧倒的に鮮烈です。
もちろん他のウルトラヒーローも、変身のカッコよさでは海外作品に
一歩先んじているような気もするのですがhappy01
もちろんそれは仮面ライダーの変身ポーズにも言える事ですが
それはまた別の機会にお話しましょう。


Photo_6







だからちょっと分からないんですよね。
ベーターカプセルのイメージソースは何だったのか。
少なくとも海外作品では、あんな変身アイテムは見たことがありません。

とすると、国内作品でしょうか。
月光仮面?少年ジェット?まぼろし探偵?忍者武隊月光?ナショナルキッド?
果ては遊星王子から豹の眼、ピロンの秘密まで。
そういう少年活劇のどこにも、似たアイテムは登場しないような気が。
円谷繋がりの東宝怪獣映画にも、それに近い形の物はありません。
あるいは手塚治虫原作の「ビッグX」あたりかも。アニメは1964年からですし。
ただそれも決定的じゃありません。うーん難しい所ですね。
このあたりは今後の研究課題として、実に面白いと思うのですがhappy01


同時に、もう一つ考えた事がありました。
春の日差しを一杯に浴びながら、汗を流したせいでしょうか。

「ベーターカプセルとカラータイマーの関係性」についてです。

「ティガ」など平成作品で顕著になったウルトラマンという存在の解釈に
「光」というキーワードがあります。
『ウルトラマンの本質は形を持たない「光」だけど、地球人の目には
銀色の巨人の形に見えるんだ』というアレです。

私はこの説が非常に好きで、今も全てのウルトラヒーローにこの解釈を
当てはめています。
「そーだよねー。ウルトラマンはそれくらい飛びぬけた存在じゃないと」なんてhappy01

ウルトラ族だとか趣味は読書なんて所帯じみた設定は、「光」という本質を持つ
超エネルギー体というSF的解釈の前には塵と消えるような気もするのですがhappy01
で、その解釈を元に考えて行くと、ベーターカプセルからカラータイマーにかけて
一つの線が見えてくるんですね。
「こうであって欲しい」「こうならいいな」なんて、偏った私見に過ぎませんがhappy01


つまり。ウルトラマンの本質が「光」であるなら、M78星雲より太陽光が少ない
地球に於いては3分間しか体力を維持できないだろうし
太陽エネルギーを凝縮するカプセルが変身アイテムであるのも納得できるなと。
このあたりは比較的メジャーな、公式設定の説ですよね。

で、もっと考えを広げると。実はベーターカプセルに凝縮されている「光」こそ
ウルトラマンの本体であり、変身時に解放されたその本体は、別の形になって
地球上でのウルトラマンの形態を保っているんじゃないか
なんて思いが暴走しちゃうんですよ。

その「別の形」とは。そうです。それこそ『カラータイマー』。
つまりカラータイマーこそウルトラマンの本体、M78星雲の生命体であり、
それはただの「ピンチ警告システム」じゃないとflair


Photo_7






そう考えれば、ベーターカプセルが光る理由も
カラータイマーが点滅する理由も理解できます。
光こそウルトラマンの本質ですから、フラッシュビームが地球上では
ありえないほどの光度であってもおかしくないし。
その本体が眼光以外唯一の光点であり体の中心
言わば心臓部のカラータイマーであるのもおかしくないと。
さらに。彼が放つ武器はすべて「光」を媒体にしていますし。


「その時、ハヤタの体はどうなってるの?」という疑問もあるでしょうが
ハヤタの身体的ダメージがウルトラマンに顕著に影響している例が
見られない事から、やはりウルトラマンがハヤタと一心同体であるのは
「変身まで」なんでしょうね。
ウルトラマンがハヤタの姿では超能力を使わないのと同じく
ハヤタもウルトラマン登場時にはマンの体内で眠っているのでしょう。
ここがセブンとの大きな差ですね。
カラータイマーだって、それがウルトラマン本体だからこそ点滅するわけで。
本当にエネルギー切れ、ピンチの警告なわけです。


それを裏付ける(いや「こじつける」かなcoldsweats01)描写も
「ウルトラマン」本編を探せばいくつか散見されますね。


例えば第7話『バラージの青い石』。
このエピソードには幻の町・バラージに、ノアの神としてウルトラマンそっくりの
神像が登場しますが、この神像にはカラータイマーがついていません。
そしてその神像の手にあるのは、アントラーから町を守ると言われる「青い石」。
以前、近い事をお仲間のブログへのコメントに書いた事がありましたが
この石こそ、M78星雲人の本体であるカラータイマーではないかと。
そっくりですもんね。色、形とも。

そう考えれば、神像の胸にカラータイマーが無い理由も理解できます。
石そのものがカラータイマー、光のエネルギーの結晶体ゆえ
アントラーに致命傷を与える事が出来たのでは


Photo_8










また第39話『さらばウルトラマン』。
ウルトラマン最終話となるこのエピソード。宇宙恐竜ゼットンにカラータイマーを
撃ち砕かれるウルトラマンの姿がショッキングでしたが
カラータイマーがただの警告装置なら、なぜ撃ち砕かれた程度で
ウルトラマンは瀕死のダメージを受けたのでしょうか。

眼光は消え倒れ伏し、戦闘不能に陥るまでのダメージを。
これも、本体たるカラータイマーへの直撃から来るものだったと考えれば
カラータイマー=ウルトラマン本体説も頷けるような気がするのですが。


Photo_9









なーんて。頭ガチガチのオタク風解析を語ればこんな風になっちゃうんですがcoldsweats01
「そんなわけないよ」「公式設定に逆らうの?」なんてご意見もおありでしょう。
まーそりゃーそうです。こんなのはファンのお遊び。
そっちの方がウルトラマンらしいかな、なんて勝手な思いですので
決して皆様に逆らうつもりはございません。
決して誤解、ご立腹などなさらぬようcoldsweats01


ただ、ここからが最も言いたかったことで。
先日発表された『リトラを護れ!』にも盛り込んだ事なので
今日以前にも漠然と頭の中にあったのでしょう。
ウルトラマンという作品は「そこまで人間と異質の超生命体が
私たち地球人に思いを寄せる」物語だったんじゃないかと。
光と人間が心を通わせる物語。そんな風に感じるんですよ。

それを象徴したのが、『リトラを護れ!』クライマックスの変身シーンなんです。

『ウルトラマン』第13.5話『リトラを護れ!』監督・オタクィーン

http://ameblo.jp/ultra-taiga2/entry-10221822626.html

この変身シーン、リトラを護りたいジロー君とハヤタ隊員が分割画面で
同じポーズをとっていますよね。


Photo








ここでジロー君が掲げるリトラの羽根と、ハヤタ隊員が掲げるベーターカプセルは
共にリトラを護りたいと願う、地球人とM78星雲人の思いの象徴なんです。

「二人」の願いは、あそこで一致している。
だから意識的に、同じポーズにしているんです。
しかも分割画面で、その思いをより強調しているわけですね。


ただ、ウルトラマンはあそこで、ゴメスと戦うことが目的ではなかった。
あくまでリトラを護るために、変身したのです。
だからゴメスのレーザードリルを避けず、飛び去るリトラの盾になったんですね。
ウルトラマンを、ただ戦うだけの存在にしたくなかったんです。


私が考える「ウルトラマン」の世界は、そんな描写にも表れていると思います。
さらにリトラとの関係に、「バラージの青い石」で見られたような
地球とM78星雲人の過去の交流も匂わせて。

本質は光である超生命体が人間と心を通わせるなんて
素敵なセンス・オブ・ワンダーじゃありませんかhappy01


そんな妄想が可能なのも「ウルトラマン」という作品の懐の広さなのでしょう。
他の作品では、こうはいきませんからねー。
「カラータイマーは予算の都合による特撮尺から来た」「成田亨氏は嫌っていた」
など、当時の事情は色々ありますが、そこを想像力で補う努力をしたいなとhappy01
確かに、平成ウルトラに導入済みの設定ではありますが
M78星雲組に当てはめても、遜色ないと思います。

兄弟設定よりこっちの方が、ウルトラマンの世界が広がるような気も。
光に「兄さん」呼ばわりは似合いませんからhappy01


Photo_10











大魔王シャザーンから、今回もずいぶんお話が転がってしまいましたcoldsweats01
ウルトラマンの潤沢な世界観については、まだまだお話したいことがありますが
今日はこのくらいにしておきましょう。
幼い日、そんな素晴らしい物語を受け取っているから
私は初代ウルトラマンから、離れられないのかもしれませんねhappy01



Photo_12




「ハイハイサー」と今日もがんばりました。
今日までの累積歩数、212463歩。

人類メタボーまで、あと
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2009年3月12日 (木)

『ゾフィゾフィゾフィ』の呪縛

全てが明るい希望に満ちていた、あの幼い日。
1967年4月9日。
幸運にも「ウルトラマン」本放送の最終回・「さらばウルトラマン」を
「目撃」できた私はそれからの毎日、同じ感動を体験した仲間と
その話題で盛り上がっていました。

お互い、物心もつかない幼児たち。
ホームビデオなど存在しない頃でしたから、頼れるのは鑑賞の記憶だけ。
それでも興奮はさめやらず、大声ではしゃいでいた思い出があります。
「えーウルトラマンしんじゃったよー!」
「ゼットン、つよかったねー。」
幼心にあの最終回は衝撃的で、ただただその感動を伝えるのに
やっきになっていたのですが、その中で一つ、今も忘れられない記憶がありました。
まー子どもでしたから、他愛の無いことなんですが。

「さいしゅうかいにでてきた『ゾフィゾフィゾフィ』って
ウルトラマンとおんなじかおしてたよね。」


当時まだ幼児だった上に兄の居ない私は、少年雑誌などでウルトラマンの最終回が
事前告知されていたなどの知識はありませんでした。
今に至っても、そういう事実があったかどうかは知りませんがcoldsweats01

ただ一つだけ、強烈に覚えていたのは。
最終回、瀕死のウルトラマンに「命を二つ持ってきた」宇宙警備隊員・ゾフィー。
事前にその登場を知らされていなかった私たち幼児は
彼の名前をウルトラマンが発したエコー交じりの呼び名

『ゾフィゾフィゾフィ』としか認識できなかったのです。
そりゃそうですよね。事前情報なしですから。
まー当たり前と言えば当たり前。同い年の友達も誰一人
彼の名前が『ゾフィー』という事を知りませんでした。

今、ビデオ等で確認すれば、ゾフィーは登場時に名を名乗っていますね。
でもそれは一度だけ。子どもにはウルトラマンが彼を呼んだ
「ゾフィゾフィゾフィ」の方が、圧倒的に印象的だったのです。


今は信じられないかもしれませんが、1967年の「ウルトラマン」最終回放映当時
事前情報を持たなかった子ども達は、すべからく彼の事を
『ゾフィゾフィゾフィ』と思い込んでいたのではないでしょうか。
少なくとも、私の周りではそうでしたhappy01

「オープニングの出演者クレジットには表記されていた筈」
というご意見もあるでしょうが、確認してみるとクレジットにはゾフィーの名前は
出ていませんし、登場怪獣欄にもゼットン以外は表記されていません。
ゾフィーの登場はシークレット、今で言うサプライズゲストだったわけです。
まー万が一クレジットされていても、幼児に確認する知恵はありませんしねhappy01


まーそういう事はともかく。今回、ここが一番重要なのですが。
ウルトラマンは彼、『ゾフィゾフィゾフィ』の事を
一度も『兄さん』とは呼んでいません。

ウルトラマンとゾフィーは、この時点ではまだ『兄弟』ではないのです。
そんな設定は、かけらほどもありませんでした。



まー当たり前のお話ですね。「ウルトラ兄弟」という設定が確立するのは
1972年の「ウルトラマンA」まで待たねばなりません。
ウルトラ兄弟。当時の子ども達を狂喜させ、後に第一期ウルトラを愛するファン達から
やり玉に挙げられたこの設定は、私にとっても非常に悩ましいものでした。
ウルトラシリーズ全篇を通じ、今やファミリー化にまで発展し、それを基にしなければ
新作が作れないほど大きなバックボーンとなった設定ですね。

私がなぜ、久々にその設定を思い返す事となったのか。
そのきっかけは、ウルトラ映画最新作『大決戦!超ウルトラ8兄弟』を
観た事でした。


昨年公開され、ウルトラ映画史上最高動員数を記録したこの作品。
ご覧になった方も多いでしょう。
M78星雲出身組と平成組のウルトラマンが世界観をリンクさせるという
ギミックに、期待された方も多かったのではないでしょうか。

中でもタイトル通り、M78星雲組には完全に『ウルトラ兄弟』の設定が
組み込まれ、その通りのストーリーが展開しましたね。

それに先駆けること二年。2006年に公開された『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』は『メビウス』世界をベースにしたストーリーでしたが
今作共に、兄弟の存在が前面に押し出されたものでした。


両作品とも、私はDVD鑑賞したのですが、その印象はまったく同じで。
身も蓋もなく言ってしまえば。
「出演者全員が自分と知り合いの劇団公演を見せられている感じ。」

お分かりでしょうか。私の感覚を。
要はこの二作品、知り合いが出ているから見ないわけにはいかない。
しかも全員が自分との知り合いである手前、酷評もできない。
馴れ合いのメンバーでおざなりのストーリーが展開される、ヌルーい世界。

そういう感じなんですよね。


正直、これを見て批評しようという気持ちには、とてもなれません。
まーもともと、批評なんて上から目線は嫌いな私ですが、それを「感想」という
言葉に置き換えても、何にも思い浮かばないのです。
「これはこういうものでしょ」「私のウルトラとは違うけど」
という、諦めにも似た感覚があるだけで。


なぜ、こういう気持ちになってしまうのでしょうか。
プロデュース的にもディレクション的にも、素晴らしい作品ではあります。
現在の邦画事情でこれを作り上げたご努力には、本当に感服いたします。
しかもハヤタ隊員やフジ隊員、その他歴代ウルトラ作品のオリジナルキャストが
大挙して出演する、ある意味奇跡のようなキャスティング。
怪獣も旧作のイメージを最新技術でリファインしたスマートな造形。
クライマックスは大迫力のCGで、かつてない戦闘シーンが用意されているというのに。
46インチの大画面で観ても、興奮や感動がいっこうに沸いてこないいらだち。
年を重ねた上の感力の衰えというだけでは説明できない居心地の悪さが
続くばかりで、私は漫然と画面を追う事しかできなかったのでした。


「この作品からは何かが抜け落ちている。
昔、夜も眠れないほど興奮したあのウルトラ世界にあった、何かが。」

何なのでしょうねこの感覚。ご覧になった方、どう思われましたか?


「ウルトラ兄弟かな。一番の原因は。」
その考えに至るのに、時間はかかりませんでした。

平成ウルトラ組のドラマはそれなりに良いんですよ。
テーマも彼らのサイズに合った等身大のもので。
「夢を諦めない」「希望を捨てない」というテーマは、ティガから始まる
平成ウルトラに共通するものですから。

でもそんな彼らを励ましバックアップする役どころの『ウルトラ兄弟』が
どうにも受け入れられない。
さながら異なる血液型の血を輸血されるかのような、強烈な違和感が。

これはもう、第一期ウルトラに魅入られた者に一生つきまとう、重い足かせ
なのかもしれません。


『ウルトラマンは「ゾフィゾフィゾフィ」を、兄さんとは決して呼ばなかった。』
幼い心に強烈に刻み込まれたこの事実だけは、変えようがありません。
あの「マン」最終回の一場面が、後年になってこれほどの影響力を持つとは。

彼らは、人間臭く所帯じみた「兄弟」という世界に似つかわしくはない。
そんな枠に収まりきらないほど、ウルトラ世界は潤沢で神秘的なものなのに。
1980年代、ファンが一番の論議の基としたそのジレンマに、私はまたしても
はまり込んでしまったのでした。


以前、お仲間と電話でウルトラ談義をした時、私はこんな事を言いました。
「私にとってウルトラマンは、作品も存在も初代放送時だけ。
新マン以降に客演した初代マンは、私には別人としか解釈できない。」

この思いは今も変わっていません。
後年の公式設定があろうと黒部進さんが人間体を演じようと
本放送で見た「マン」最終回の印象がそれを上回ってしまうのです。
ある種のトラウマと言ってもいいでしょう。
だから、後続作には全然乗れない。ましてやウルトラ世界を身近にこそすれ
神秘性を奪ってしまった「兄弟」の設定を受け入れられる筈も無いわけです。


これは、作品や設定の良し悪しを言っているわけではありません。
兄弟の設定を導入した事で、ウルトラ世界は現在まで続く人気を
獲得したわけですから。
この事実は非常に大きく、ウルトラというビジネスを成功に導いた
最大功績と言えるでしょう。
ですから良し悪しで行けば『良い』に決まっているんです。


でも以前から申し上げているように、『良い悪い』と『好き嫌い』は違うんですね。
兄弟や家族、シルバー族やレッド族なんて小さな世界じゃなく、
『人間程度の知能ではおよそ理解できない思考回路、生命感覚を持つ存在』
であって欲しいんですよ。ウルトラマンは。

赤い玉に乗って宇宙を移動し、何万歳もの寿命を持ち
生命さえも持ち運べる存在。
これほどの超存在が、兄弟や家族なんて枠に収まって良いはずがないと。
バルタン星人やダダと肩を並べられるほどの、神秘性に満ちた宇宙人なのに。


「ウルトラマンは神じゃない。」
劇場作品『メビウス&ウルトラ兄弟』で、ハヤタ氏の口から
こんなセリフが出ました。
確かに、ウルトラマンは神じゃありません。
でも、人間とはまったく別の存在、『宇宙の謎』であって欲しいんですよ。
人知の及ばない、まさしく『ウルトラな存在』に。


そんな私は、決して『ウルトラ兄弟』という設定を受け入れる事はできません。
ましてや勢ぞろいで戦うなんて。ウルトラマンは戦隊じゃないんですから。

おそらくこの感覚は、新マン、A以降の作品に思い入れをお持ちの方には
ご理解頂けないでしょう。今のお子さん達にも。
すでにウルトラマンは単体ではなく、ウルトラ兄弟ありきの存在になっているし。
幼児期に兄弟設定に触れ、ウルトラファンになられた方も多いでしょうし。

それはそれで良いんですよ。兄弟が入口になる事だっておかしくありません。
ですからきっと、私とウルトラ兄弟ファンには住み分けが必要なんでしょうね。
本放送で「ゾフィゾフィゾフィ」を聴いた者と、それ以降の方と。
視点は違いますが、お互い仲良くやっていきましょうhappy01happy01happy01


念のため何度も申し上げますが、それが悪いという事じゃないんですよ。
決して兄弟設定や、作品の出来を否定しているわけではありません。
あくまで個人的な、好みの問題です。

幼児期に受けた印象とは、それほどまでに強いものなのです。
決してご立腹なさらぬよう。


久しぶりに観たウルトラマン新作に、そんな事を考えてしまいました。
まさか、本放送最終回の記憶を思い出すとは。
怖ろしい物ですね記憶って。今まですっかり忘れていました。
あの記憶が、私のウルトラ観を決定づけたという事です。



既に何度も告知させて頂いた『ウルトラマン13.5話 リトラを護れ!』も
このスタンスで作られています。

『ウルトラマン』第13.5話『リトラを護れ!』監督・オタクィーン
http://ameblo.jp/ultra-taiga2/entry-10221822626.html


もし作中で、初代マン初期の空気が再現されていたとすれば
それは、私の中にあるウルトラマン世界が初代のみだからでしょう。
後発の作品は切り離して、と言うより、考えられないんですね。
まーおバカゆえ、頭が回らないのが本音ですがcoldsweats01



最後に、一つお詫び致します。
『リトラを護れ!』について、アップされたプログ『光の国の物語』には
たくさんのコメントが寄せられました。本当に感謝したいと思います。


ただ残念に思ったのは。関係者と一部のお仲間以外
「ネヴュラ」読者の反応がほとんど無かった事でした。
二次創作とはいえオリジナル作品ですから
こういう時こそ、読者の皆さんのご意見が聞きたかったんですが。
それは何よりも、私の力不足が原因でしょう。


「ネヴュラ」読者の手をキーボードに向かわせるだけの力が
拙作に無かった事を反省し、今後はさらに精進したいと思います。
ハイクォリティーの写真特撮を実現して下さった、市川大河さんにも
力不足をお詫びします。本当に申し訳ありませんでした

やはり拙作は、新ブログ一作目には荷が重かったようですweep

『光の国の物語』では、今後もそうそうたるメンバーによる
オリジナルウルトラストーリーが発表されます。

拙作など足元にも及ばない素晴らしい作品ばかりですので、
どうかこれに懲りず、後続作品にも目を向けて下さり
よろしければ感想などコメント頂ければ幸いです。
わがままなお願いで申し訳ありません。なにとぞよろしくお願い致します。



Photo





春を感じさせる陽気に足取りも軽く。
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2009年3月10日 (火)

超コラボ企画②『ウルトラマン・リトラを護れ!』

先日来、お知らせしておりました
ブログ『光の国から愛をこめて』の主催者、市川大河さんとのコラボ企画
『光の国から子ども達へ』のオリジナルウルトラストーリー
『ウルトラマン13.5話 リトラを護れ!』が
ついに公開となりました。

その全ては、下記のアドレスでご覧になれます。


『ウルトラマン』第13.5話『リトラを護れ!』監督・オタクィーン

http://ameblo.jp/ultra-taiga2/entry-10221822626.html


昨年春から一年越しで、メールや電話で密に打ち合わせ
大切に作り上げてきた拙エピソード。
原案からストーリー、台本作成に加え、カット割りも担当させて頂きました。
おバカな私はウルトラと言えば『Q』『マン』しか知らないのでcoldsweats01
その二作品をコラボさせるという、ある種掟破りのプランでした。
そんな私のわがままを聞いて下さり、稚拙な台本を見事に形にして下さった
市川さんには、本当に感謝したいと思います。


Photo









この記事はストーリー以外にも、インターミッションの形で
市川さんと私の間で交わされた「バーチャル企画会議」が綴られています。

やや長いですがそちらをご覧頂けば、この『リトラを護れ!』というシナリオが
どのように映像化されていったか、その際、どんな懸案事項が発生したか
創造者と表現者の間でどんな意見のやりとりがあったかが理解できると思います。


『光の国から子ども達へ』『リトラを護れ!』インターミッション前編

http://ameblo.jp/ultra-taiga2/entry-10221813893.html

『光の国から子ども達へ』『リトラを護れ!』インターミッション中編
http://ameblo.jp/ultra-taiga2/entry-10221809854.html

『光の国から子ども達へ』『リトラを護れ!』インターミッション後編
http://ameblo.jp/ultra-taiga2/entry-10221806778.html


市川さん、私共に映像業界経験者という事もあり、その打ち合わせは
ややプロユース的なところがありましたが
時として意見だけをぶつけ合う現場状況を、バーチャル会議という形で
ワンクッション置いた事で、お互いの意見がスムーズに理解できたと思います。

実際のところ、映像作品はシナリオの読解力に裏打ちされた映像センスが命。
ですから、脚本家と監督のコミュニケーション密度が
作品の完成度に大きく影響するのです。
その点今回は、理想的な形で製作が進んでいったと思います。


Photo_2








またメールのやりとり以外に何度となく行った電話打ち合わせも
お互いの気心や距離感を測る、良い潤滑剤となりました。

文字以上に相手との距離を近づける肉声でのやりとりゆえ
無理なお願いも出来ちゃったりしてmobilephone
何しろ最終的には、完成写真のトリミングまで注文を付けちゃいましたから。
こんなうるさいディレクターで、きっと市川さん、やりにくかっただろうなあとcoldsweats01
こっちは好き勝手にお話をデッチ上げ「マンとゴメス、リトラとビートルのロング」
なんて指示しているだけですから。
言うだけなら簡単ですが、それを絵にする市川さんのご苦労たるや
本当に大変だったと思います。


そういう意味で、『リトラを護れ!』の成功は
すべて市川さんの労によるものと言っていいでしょう。
結局のところ、私は市川さんの手の上で
ウルトラ世界に遊ばせて頂いたという事です。

改めて、ご苦労をおかけした市川さんに感謝すると共に
ブログを通じてお知り合いになれたお仲間と
こんな素晴らしいコラボが出来た事を喜びたいと思います。


Photo_3








企画意図や作品に込めた思いをお話しようとも思いましたが
それは全て、前述のバーチャル企画会議の中で語りつくしてしまったので
ここでお話するのは、むしろ蛇足。
逆に今お話しても、会議文執筆時のモチベーションには及ばないでしょう。
何しろそのやりとりが、本編より面白くなっちゃったくらいですからhappy01
またいずれ完成後の思いのような形で、お話する機会もあると思います。


Photo_4








市川さんの方でも、本ブログ『光の国から愛をこめて』にて
拙ストーリーへの思いを書き記されていますので

そちらも合わせてご覧頂けば、このプロジェクトの概要が
よりお分かり頂けると思います。


『光の国から子ども達へ』オタクィーン氏作『リトラを護れ!』

http://ameblo.jp/ultra-taiga/entry-10221827130.html


ウルトラの星に導かれた者同士が、お互いの思いを形にする素晴らしさ。
こんな営みが、今後も続いていく事を祈ります。
続いて発表される他メンバーの作品は、拙作以上に素晴らしいものばかりです。
どうぞご期待下さい。私も楽しみにしていますhappy01


Photo_5









最後に。バーチャル会議・企画室『ネヴュラ』で相棒を務めてくれた
今は亡き妹分・天国のコタクイーンに、この作品を捧げます。

リトラを護れ!』をご覧になられた方、
ご意見ご感想などありましたら、ぜひコメント下さい。
お待ちしていますhappy01

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2009年3月 9日 (月)

仇敵はQ的

えー。いよいよ公開が明日に迫った『光の国から子ども達へ』とのコラボ企画
写真特撮ストーリー第一回『リトラを護れ!』。

前回のお話で、この創作エピソードはウルトラQ第一話『ゴメスを倒せ!』の
続篇的位置づけと申し上げました。

で、『ゴメスを~』をDVDなどで予習頂ければなんて、お願いをしちゃいまして。
ちょっと気が重かったんです。こんなお願い、あまりに横柄すぎるかな、なんてcoldsweats01
そういうお願いをするなら、映像くらい用意するのが創作側の良心かなとsweat01


その後、動画サイトをウロウロしていましたら、なんと『ゴメスを~』が
まるまる一本、アップされているぢゃありませんかtv


コレは嬉しいhappy02 これを見てもらえれば、明日公開の『リトラを護れ!』も
よりお楽しみ頂けるだろうと、速攻でご紹介movie

最初からこうすればよかったですねーcoldsweats01
まるまる一本ですので26分近くありますが、映像ソフトをお持ちでない方は
こちらでぜひご覧下さいhappy01happy01happy01



いかがでしたか?東海弾丸道路のトンネル工事現場で起こった
古代怪獣同士の壮絶な戦い。
現在まで続くウルトラシリーズは、まさにこの一話から始まった訳です。
その映像クォリティー、濃厚なトラマ作りは、今見てもまったく遜色ありませんlovely
当時の円谷スタッフの見事な仕事ぶりが窺える名編と思います。
またこれをご覧になれば、ゴメス、リトラという怪獣の特徴、出演キャラクターの位置関係がご理解頂けると思います。

『リトラを護れ!』には、『ゴメスを倒せ!』に登場したキャラクターが
何名か再登場します。それは見てのお楽しみ。

いやー立体的な企画だなー。こんな予告が出来るなんてtv
ごめんなさいね。一人でテンション上がりまくりでcoldsweats01



Photo_5














ゴメスって不遇な怪獣で、ゴジラベースの割には露出が少ないんですよね。

リトラも同じで、近年やっと『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』でスポットが当てられました。
まー再登場すれば良いとわけでもありませんが、Qの登場怪獣でもガラモン、ペギラ、カネゴンほどの人気は無かったと記憶しています。
個人的にはかなり好きな怪獣なんですけどねー。ゴメス。
もちろんリトラも、鳥型怪獣の始祖鳥的役割を果たした点で、もっと評価されても良いような気もするんですが。

やっぱり今の怪獣ファンは、モノクロ怪獣には魅力を感じないんでしょうかweep
たとえモノクロ画面でも、私の中では写真のように、極彩色の戦いが展開していたんですがhappy01

そんなカラー版の戦いがようやく実現した『リトラを護れ!』は、
私にとっても本当に夢の一本でした。
しかも、あのウルトラマンとの豪華共演という素晴らしさhappy01



Photo_6














既に識者の皆さんがご指摘されている通り、『ウルトラQ』と『ウルトラマン』の世界観が非常に近いことは周知の事実です。
ですから「マン」の世界にゴメス、リトラが出現しても違和感は無いんですね。
そういう意味で、私もストーリーのヒネり出しをストレスなく、楽しく出来ました。
考えてみて分かった事ですが、後期のシリーズでは消えてしまった、初代マンならではの温かい作品世界に、ゴメス・リトラは非常に合うんですよ。
逆に、他のQ怪獣では、あの雰囲気が再現できたかどうか。

うーむ。正編をアップした事が、逆に拙作のハードルを上げちゃったかなcoldsweats01
私なんぞの考えるストーリーですから穴だらけ、ツッこみ所満載の駄篇ですが、
あくまでファンのお遊び、つたない二次創作なので、
関係各位にもお許し頂ければと思います。

それを見られる形にまでして下さった、市川大河さんの実力は本当に凄いです。
何度もお話しますが、その写真特撮は一見の価値があります。

ストーリーの稚拙さは置いといてcrying そのウルトラ世界の再現度、素晴らしい特撮に酔いしれて下さいcamera



『リトラを護れ!』は明日3月10日(火)の夜、全国happy01ロードショー。
こちらのサイトでご覧になれます。


『光の国の物語』

http://ameblo.jp/ultra-taiga2/

私も大変、楽しみにしています。
ご覧になられた方、ご感想などありましたら、ぜひコメント下さいませhappy01



Photo_7





明日のアップを楽しみに、今日もひと歩き。
今日までの累積歩数、127244歩。
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2009年3月 7日 (土)

超コラボ企画②告知

「ネヴュラ」をご覧の皆さま、ついにこの日がやってきました。
お仲間のブログにて、拙ブログとのコラボ企画が発表されました。


ウルトラシリーズのエピソードを玩具による写真特撮にて詳細に再現し
またエピソード毎に、鋭い視点で評論を展開する
『光の国から愛をこめて』を運営するお仲間、市川大河さんが
新ブログ『光の国の物語』を立ち上げ、この3月10日(火)に
スタートすることになりました。


本ブログ『光の国から愛をこめて』にて発表されたこの企画の内容は
こちらでご覧下さい。


よもやま話・12 2周年・16万HIT・100記事記念 2大新企画発表

http://ameblo.jp/ultra-taiga/entry-10219220699.html


この『光の国の物語』でスタートする新企画は
ウルトラシリーズで活躍したヒーローを採り上げ
腕に覚えのあるウルトラファンが、思い入れたっぷりに
各シリーズに「あったかもしれない」架空のストーリー一本をまるまる創作。
名匠、市川大河特技監督の手により、怪獣ソフビや玩具などを駆使した
場面再現を特撮写真で行うというもの。
タイトルも
『光の国から子ども達へ』です。
いわゆる「オリジナルウルトラの写真ストーリー」というわけですね。


前述のリンク記事でお分かりの通り、僭越ながら私、オタクイーンが
その初回エピソードを飾らせて頂く事となりました。

そのエピソードも『ウルトラQ』の登場怪獣、ゴメスとリトラが、
『ウルトラマン』の世界に出現するという夢の企画。
まさに、ブログでしか実現できないストーリーです。
ウルトラQ第一話『ゴメスを倒せ!』の続篇的位置づけのこのエピソード。
そのタイトルも
『リトラを護れ!』とさせていただきました。
ストーリー考案、台本化、カット割りまで担当させて頂いた拙ストーリー。
まー間違いなくタイトル負け、見劣りもはなはだしい愚作ですがweep

他の作品は、私など足元にも及ばないそうそうたるメンバーによるもの。
「ネヴュラ」のお仲間、自由人大佐さんやさいとうひとしさんも
拙作以上の素晴らしい作品で企画に参加されています。
発表される8作品は名作揃いですので、どうぞご期待下さい。

私も楽しみにしているんですよhappy01

この企画、製作期間は一年越しで、「ネヴュラ」でも時々お話していました。
企画は発表まで極秘だったので、お話も参加メンバーにしか分からない
内容だったのです。これまで黙っていてごめんなさいsweat01
喉まで出かかっていたんですが、それをぐっと飲み込んでいましたcoldsweats01


いやーどうしよう。第一回目の発表で私なんかの作を採り上げて頂いて
いいのかどうかcoldsweats01
ただストーリーの出来はともかく、それを再現して下さった市川さんの特撮は
まさに必見です。
ホントに『ウルトラマン』にありそうなカットの連続に
不思議な既視感さえ覚える事必至happy02happy02happy02



リンク先の記事にも発表された、『リトラを護れ!』の一場面。
市川さんのご厚意で写真使用を許可頂きましたので、こちらにも掲載しました。

文字ストーリーと連動し、この高クォリティーの写真が、なんと60枚近くも
アップされるんですよcamera


Photo

ウルトラマンの腕にとまる、
原始怪鳥リトラ。これが意味するものは?
このカットが登場するストーリー、『リトラを護れ!』のアップは、3月10日(火)夜。

『光の国の物語』

http://ameblo.jp/ultra-taiga2/
こちらのサイトです。

高クォリティーの特撮に酔いしれ、『ウルトラマン』の世界を追体験頂ければ
これに勝る喜びはありません。

最後に。前述の通り、この『リトラを護れ!』はウルトラQ第一話『ゴメスを倒せ!』の続篇的位置づけです。
3月10日のアップ前にDVD等で『ゴメスを倒せ!』を予習頂けば
このストーリーをよりお楽しみになれるかもしれませんね。

私も見ておこうと思います。ああデスモスチルスの上顎骨happy01

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2009年3月 1日 (日)

瞬寒シュワッチ

今日は一日、自宅で台本作成でした。
一歩も外出しなかったので、さながらひきこもりの気分weep

いくらなんでもそれは寂しいと、夜になってからウォーキング。
そのルートの途中に、こんな自販機が。


Photoまーおわかりですね。
最近、ファンの間でちょっと話題の
このアイテム。






Photo_2ご存知、復刻堂のウルトラサイダーです。
いやー皆さんのサイトで取り上げられていましたが、近所じゃなかなか見つからなくて。
やっと見つけてうれしいうれしいhappy01



自販機の見本はご覧の二種ですが、初代マンだけあればいいやと思った私は
迷わず左をチョイス、さっそく購入しました。


Photo_3で、無事ゲットhappy01happy01happy01
やっぱりマンと言えば初代ですよ。このシンプルなデザインこそ私のウルトラhappy01

でもこれ、自販機では二種類しか売られていないんでしょうか。
それとも、見本に限らずランダムに出てくるのかな?
まー初代があればいいけど。


Photo_4うーんでも、全タイプを見せられると欲しくなりますねcoldsweats01
最低でもゾフィーぐらいは。後はティガ、セブン、新マンの順かな。
不思議な事に、自販機に貼ってあったシールには「容器デザインは12種類」ってあるんですよね。
缶に印刷されている6種類の他にあるって事でしょうか?
うーむ謎は深いthink

それはともかくコレ、一本100円だったんですよ。
今どき珍しいですよね。缶サイダーが100円って。
夜のウォーキングは寒かったので、すぐに飲む気分にはなりませんでしたが
きっとドンドン飲み干して、また買っちゃうんだろうなー。

ああ、スターウォーズEP1公開時、ペプシをケース買いした恥ずかしい記憶がcoldsweats01
また今回も、ダークサイドに落ちそうな私ですshock


Photo_5






今日までの累積歩数・69154歩。
人類メタボーまで、あと84sandclock

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2009年2月15日 (日)

一匹と五人

ちょっと時間が空いたので、ウルトラ資料本をつらつらと見ていたら。
こんなイラストを発見しましたeye


Photo昔の怪獣全集に掲載された口絵『これが世界ナンバーワンの最強怪獣だ!』
いやーよくありましたねーこういう企画。
昔はいろんな図鑑や雑誌で、この手の「妄想怪獣」が暴れまわっていました。

でもコレの強さは普通じゃないようです。なんて言っても・・・

Photo_2
だそうですから。(写真はクリックで大きくなります)
いったい、何匹の怪獣が合体しているんでしょう?
命名もされていないようだし。


それは皆さんでお考え頂くとして、私はこの「仮名・アイコラドン」のスゴさよりも、「ウルトラマンが5人いる」というイメージにクラクラしましたhappy01
あの「初代」ウルトラマンが5人!
後付け設定は置いといて、私の中では初代こそ最強のウルトラマンです。
その最強マンが5人ですから、実力では後のウルトラ●兄弟なんか比べ物にならないんじゃないですか?punch

一極集中の「スペシウム光線・5thショット」なんて大技が炸裂すれば、こんな大怪獣もひとたまりもないんじゃhappy01
意外に、光線のショックで合体が解け、個々の怪獣に戻ったりして。
運動会の組み体操で、ピラミッドが崩れるようなものでしょうかhappy01

単体に戻って、頭を掻きながらトボトボと帰っていく怪獣たちを想像すると、ちょっとかわいそうですね。
「もう一息だったのに、やっぱりウルトラのダンナにはかなわねえや」
なんて苦笑いしながらhappy01

でもゴジラも仲間に入ってますから、彼なんか今一つ納得が行かないかも。
「先輩の俺にも華を持たせてくれよ。若手も見てるんだから」みたいなhappy01

いやー見たいなーウルトラマン5。
相手がこの「仮名・アイコラドン」だったら、成立するかもしれません。
いかがですか市川大河さん、自由人大佐さん。次はコレで一本happy01
お仲間の皆さんもぜひ、このイラストからオリジナルストーリーを・・・
失礼しました。あまりに無謀なお願いに、鉄拳が飛んできそうですねcoldsweats01

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2009年1月21日 (水)

燃えるファイル

Photoいつものメンバーの前に鎮座する、このファイル。
中には60枚を超える、驚愕と感動の激写作品が。
お仲間から届いた、汗と努力と才能の結晶です。


その撮影センス・クォリティーは、まさに遠い日の興奮そのまま。
あの作品の未公開フィルムが残っていたのかと錯覚させるほどの衝撃が、体中を駆け抜けます。

以前から、ご本人の手による作品の素晴らしさには感服する事しきりでしたが
まさかここまでの物にお目にかかれるとは!ネヴュラやっててよかったhappy02

関係者一同、ご覧の通りの万歳三唱happy01

そのご苦労を思うにつれ、ファイルの重さもズッシリと感じられます。
作品のあまりの熱さに、ファイルの色さえ白からピンクへ変色(ウソですcoldsweats01

無理ばっかりお願いしましたからねー。今さらながらに、ご苦労に感謝したいです。

このファイルの中身はいずれネット上で公開されますので、その折には改めてご案内させて頂きます。
きっと皆さん、そのハイレベルな仕上りにビックリされますよeye
ぜひプラッシー(銘柄指定)を飲みながら、楽しみにお待ち下さいませhappy01happy01happy01

今回は間違いなくにほんブログ村 テレビブログ 特撮へですhappy01

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2008年11月 3日 (月)

特撮文化遺産

先日の入手後、「ネヴュラ」でも小出しにご紹介している、「円谷倉庫」。
あちこちのブログでも、ちらほら拝見するようになりました。

発売前から注目はしていたんですが、こうやって実物を見ると、改めてフィギュアブームもここまできたかと、ある種の感慨を覚えますねhappy01
だってこれ、特撮プロップのフィギュアですよ。言わばミニチュアのミニチュア。
こうなってくるともう、次はギニョールのフィギュアとか特撮スタジオのジオラマなんて世界に進まざるをえないぢゃないのなんて、あらぬ心配までしてしまいますがcoldsweats01

ともあれ、こういう品が大人のコレクションとして認められる事は歓迎したいと思います。今日は文化の日でもありますし。
今回は日本特撮の文化遺産とも言えるこのフィギュアを、もうちょっとご覧頂きましょう。


まずはこれ、先日もチラリとお見せした「ウルトラマン変身パースモデル」。Photo_11
上からみれば、おなじみのあのポーズですね。
パースモデルなので、当然、他の角度から見るとおかしなバランスとなります。拳が顔よりも大きいんですよhappy01
ウルトラマンのフィギュアはそれこそ星の数ほどありますが、さすがにこのプロップの立体化は珍しいです。
オリジナルプロップの特徴、直線風な両目の上辺に加え、カラータイマーが無いところもしっかり再現されています。
解説書には、ラフな表面の質感まで意図的に再現なんて書いてある。すごいですねー。
実はこのモデル、ダブリが一番多いアイテムだそうで。ショップでも破格の安さでした。それならと私は今、変身パース軍団の編成を画策中。
部屋にこれがズラリと並ぶ日も近いでしょうhappy01happy01happy01


次はこれ。レッドキング、アボラスコンパチモデル。Photo_12

レッドキングカラー、アボラスカラーの二種がラインナップされています。
レッドキングは二代目が好きなので、この二代目カラーは嬉しい限り。

まー頭部は両方付いているし、アボラスにも変身させられるのでお得ですね。
(怪獣にお得と言うのもなんですがcoldsweats01
このフィギュアのすごい所は、「金色のアボラス、青いレッドキング
」が作れちゃう事で。
しかもさらにビックリなのは、金色頭、蒼い体のツートンレッドキング・・・
(誰か止めて下さいshock
それだけ遊び甲斐があるフィギュアなんですねー。
本来の製作意図からはまったく外れてますがcoldsweats01



お仲間の自由人大佐様をして「デットンの腐乱死体」と言わしめた
「テレスドン保管バージョンモデル」。別角度から全身を撮ってみました。Photo_14

円谷プロ本社の旧社屋時代、一度だけ個人的に怪獣倉庫を見学した事がありまして。このフィギュアは、まさにその時の印象そのまま。
件の倉庫、テレビの取材VTRなどでは明るく見えますが、それは照明スタッフのご苦労の賜物でhappy01
実際はかなり暗いんですよ。倉庫ですから。
なので、このフィギュアで
再現されている柱文字なんか全然判別できませんでした。
お邪魔したのは’80年代だったので、怪獣もアトラク用のものばかり。
確か倉庫前の駐車場に、謎の青い怪獣がうつ伏せに倒れていましたねー。

あれはきっとアトラク後、タップリ吸い込んだスーツアクターの汗を乾かしていたんでしょーねー。真夏だったし。

海岸に打ち上げられた鮫の亡骸みたいで、ちょっと不気味でしたshock


ウルトラセブンの「宇宙ステーションV3」と「ペガッサシティ」のセット。Photo_15
セブンビギナーの私も、「V3から来た男」「ダーク・ゾーン」は好きなエピソードです。
クラタ隊長とキリヤマ隊長の「モグラ」「悪党」ってかけあいが、大人の男性同士の絆を描いていてなかなかの味わいlovely
ペガッサ星人、と言うより、「ダーク・ゾーン」というお話の作りそのものも秀逸でしたね。
「地球は自分で動けないのか!?」というペガッサ星人の驚き、地球人とのアイデンティティーの差に、SFマインドを刺激された事を覚えています。

この頃はまだ予算もあったのでしょうか。プロップに灰皿は使われなかったようですねhappy01
(なーんて。どーもセブンについては読みが浅い為、おざなりの事しか言えず申し訳ありませんweep



セブンと来れば。次は「謎を解け!怪奇を暴け!レッツゴー!」のこちら。
怪奇大作戦のS.R.I.専用車、トータス号です。Photo_16

この車、当時の番組出演者の評判はあまりよくなかったようですね。
走りが遅かったとかよく壊れたとかcoldsweats01
でも番組中で活躍するこの車は、本当に科学捜査チームの専用車としての魅力に溢れていました。「氷の死刑台」のサンビーム500使用時とか。
と同時にこの車、可愛さがあるんですよね。
非常に卓越したデザインセンスを感じます。
ベース車とされるスバルサンバー360とは似ても似つかないフォルムですが、使われたのはシャーシだけだったのでしょうか?

でもこの車、今見てもいい形ですよね。もし市販されていたら、私は迷わず買っていたでしょう。こんな車でコロコロ走ったら、ドライブも楽しそうですし。
人食い蛾や燐光人間に襲われるのは困りますが。(それもいいかなhappy01


最後は「朝焼けの光の中に立つ影」ミラーマンのジャンボ・フェニックス。Photo_17

劇中同様の三機分離を実現したプロップなので、フィギュアも二商品にまたがり、1号単体と2号・3号セットに分かれてリリースされました。
1号にはミラーマンのペンダントも付いています。このペンダント、私は結構好きなんですよ。ちょっとしたアクセサリーに使えそうで。
さりげなくオタクをアピールできるしhappy01 劇中での使われ方も良かったですよね。


それに対してジャンボ・フェニックスの方は、正直あまり馴染みがなくてcoldsweats01
第1話からリアルタイムで見ていた私ですが、この機が登場した第26話以降、ミラーマンの体内に爆弾が埋め込まれてからは、ちょっと興味を失っちゃったんです。カラータイマーという設定も、ウルトラのあからさまなコピーに見えちゃって好きじゃなかったし。(子どもがそんなこだわりを持つのも不思議ですが、まーそういう子どもだったんですcoldsweats01
ですがこの戦闘機、今見るとなかなかいい形してますよね。Photo_18

三機を合体させればこの通り。
うーん。ひょっとして私、ホーク1号よりこっちの方が好みかもhappy01
たぶん、曲面主体のフォルムがジェットビートル派の私の嗜好に合っているんでしょう。いやーカッコいい。

後のガッツウイング2号EX-Jに通じる機体コンセプトを感じます。あっちは二機分離ですがcoldsweats01
(EX-Jの前機分離は「謎の円盤UFO」のスカイダイバーの影響も否定できない気がするしsweat01


オリジナルプロップには、磨きぬかれた表面に大変な美しさを感じました。
この頃になると、造形素材としてはFRPが既にポピュラーになりつつあったのでしょうか?まさかあれが木の削り出し?


以上がノーマルの8種ラインナップです。
シークレットはあのお方のNGバージョンスーツだそうですが、驚きますよね。NGスーツまで発売されちゃうんですから。
スペクトルマンのパイロット版スーツがユージンから出た時もビックリしましたが、今や特撮フィギュアのアイテム選定は完全に無法地帯。
バンダイのイワクラ化も歯止めがきかない様子。心意気とかそういう言葉では表現できない「情念」さえ感じます。
きっと商品企画部には、一筋縄ではいかない強力な識者がいらっしゃるのでしょうね。一度お話したいものですhappy01


こうやってディスプレイすると、本当に円谷倉庫の展示イベントみたいですね。
Photo_20こんな体験が自宅でできちゃうなんて。時代はどんどんマニアック方面に向かっていますねー。

ただCGIの普及により、現在の特撮作品は、徐々に実物プロップの必要性が無くなりつつあります。
そういう意味で、プロップが存在するという事自体が、既に前時代的と言えるのかも。

「ミニチュアに触れる事」に幸せを覚えるという感覚は、世代の変化と共に、徐々に理解されなくなっていくのかもしれませんね


ともあれ、文化の日にふさわしいアイテムが出た事を、素直に喜びましょう。。
あれ?ひょっとしてバンダイ、この時期に発売を合わせたのかな?
こんな策略にはまって早や数十年。
まーいーか。こういうアイテムを文化遺産と感じ、その良さを味わえるのは、プロップ世代の誇りですからhappy01
そんな私はひょっとして、過去の遺物だったりしてcoldsweats01

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2008年10月13日 (月)

フクシン君もビックリ

Photo_2コタちゃん、ちょっと見てみて。
えーっ、たべるのにいそがしいんだけど。
しょくよくのあきだもんrestaurant

Photo_3ほら。みたらし。安かったから。おいしそうでしょー。
あーっ、ちょうだいよーheart04
ダメダメ。粘ってのどに詰まらせるといけないから。
その代わり、すごい特撮を見せてあげるよ。市川大河さんの作品を参考に。

ほんとー?みたいみたいhappy01

Photo_4
「ネヴュラ71!変身ねがいます!」
どう?ペロリンガ円盤並みの現物流用特撮camera 球体がちょっと多いけどねcoldsweats01
けっこうお気に入りなんだけど。
あれ、その沈黙は?

Photo_5も、もう、たかのかんとくといちかわかんとくにあまりにもしつれいで、かおむけができません~shock
おねえちゃんもあやまりなさい!
ひえー!両監督さま、すみませんでしたcrying
灰皿でも何でも投げて下さい~sweat01sweat01sweat01

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2008年9月16日 (火)

ウル検・勝手に第81問

先日もお話した通り、例の「ウルトラ検定・3級」の結果が届きまして。
自己採点で分かってはいましたが、全80問中・75問正解で94点。
無事、3級に認定という事で。

お祭りとしては、それなりに楽しくもありましたが。
でもそれから数日、なんか空しいcoldsweats01
何でしょう。この空回りする気持ちはcatface

たぶん、こういう事でしょう。
『私はウルトラに、知識でアプローチしようとしていたんだろうか?
ウルトラ世界や舞台裏の単語を正確に記憶している事が、私のウルトラへの愛だったんだろうか?』


決して、満点を取れなかったことへの負け惜しみとかそういう事じゃないんですがhappy01
すでにこの疑問は、受検前から感じていたんです。
「だったら、そもそも受けなきゃいいじゃん。検定ってそういうものでしょ。」
そんなご意見もごもっともですねhappy01 そりゃそうですcoldsweats01

でも受検現場へ行けば、また新しい何かが見えてくるんじゃないかなんて期待があった事も事実なんですね。予想もしなかったアクシデントとか。
「まさかこんな問題がhappy02」みたいな、知識だけではどうにもならない「愛」を試すようなトリッキーな仕掛けがあれば、なんて。
でもまー、そんなミラクルはなかなか無いもので。

全国規模のイベントですからそこまでの大仕掛けを仕込むのも大変でしょうし、期待する方が無理ですよね。妄想した私に非があるというものでしょう。

そんな妄想を抱くのは、昔、私が経験した、ある入学試験のせいかもしれません。
コメントなどで何度かお話していますが、私は昔、デザインの専門学校へ通っておりまして。その学校の入学試験に、こういう問題があったんです。



問題用紙に描かれていたのは、ある架空の動物のイラスト。
確か木の枝にぶら下がった足の長い動物で、めがね猿と鼠の合いの子のようなフォルムだったと記憶しています。
うろ覚えですが、こんなような問題文でした。


「この架空の動物が誕生した背景・その生態を想像、推理し、文章にて説明せよ。文字数制限無し。」



それまでの人生の中で、私はこんな問題に出会ったことはありませんでした。まーそりゃー、当時の私は高校生活までしか経験していませんから、ここまで常軌を逸した問題に遭遇する機会がなかったんです。
と同時に、この「人間の想像力を試す」「どこまでオリジナリティーの翼を広げられるか」という出題者の狙いには、大きな刺激を受けました。
「これって知識を試すというより、受験者への挑戦じゃないの。」
当時の私はこの一問に大感激。解答用紙が真っ黒になるまで「怪獣私見」を書き込んで、一人悦に入っていたおバカな思い出がありますcoldsweats01


今にして思えば、それは大学や企業で実践されている論文問題や、発想力テストに近いものだったんですね。
受験者の発想や物事に対する考え、それを人に伝える文章力を試す狙いがある訳です。どこまで他人と違う発想を持てるか。ユニークなアイデアを出せるかにかかっているんですね。
ですからおそらく、この手の問題に正確な点数はつけられないでしょう。
出題した教授が気に入れば合格、なんてレベルのお話で。


私はこういう問題、と言うより「テーマ」が好きなのかもしれません。
ですから「既に決まっている単語や知識を、いかに正確に覚えているか」というジャンルに愛が向かない。「暗記する事」に興味が湧かないんです。
確かに知識は重要ですが、知りすぎていると発想力の邪魔になる。知識だけで物事を構築しようとする為に、発想しようとする回路が働かなくなっちゃうんです。
兵器マニアが戦車のプラモデルを作る際、時々「資料がないから作れない」病に陥る場合がありますが、ちょっと「発想回路の欠落」に通じるような気もするんですね。

もし、そういう史実や知識に愛を注いでいらっしゃる方が不快に思われたらお詫び致します。
そんな皆さんには本当に敬服いたします。決して誤解なさらぬよう。

これは資質の問題。頭の足りない私には到底出来ない事なのでcoldsweats01
「まーたオタクイーンがおバカ言ってるわ」なんてお笑い頂ければ幸いですhappy01



もうお分かりでしょう。私が「ウルトラ検定」のどこに物足りなさを感じたか。
私は今回、3級の問題を15分くらいで終えたんですが、その後ちょっと空しさを感じてしまって。
「これを全問正解する事に、どんな意味があるんだろうか?」
「単語を知ってるって、それほど重要なことなのかな?」

で、今。届いた3級の認定証を手にして、こうも思いました。
「知識って、試すものじゃなくて
『活かす』ものじゃないのかな。」
「確かに知識は3級だけど、私は決して
『ウルトラ力』は高くないな。」


私が漠然と感じた『ウルトラ力』
それはつまり「ウルトラ世界が42年の歴史と共に陥ってしまった袋小路に、この先どうやって新しい光を注ぐのか」という発想の力とでも言うのでしょうか。


過去、ウルトラQ、初代ウルトラマン以外のウルトラシリーズに『ウルトラ力』を感じた瞬間は一度しかありません。
「ウルトラマンティガ」最終三話のみです。好みもありますのであくまで私だけの思いですが。
こればっかりは「やられた!」と思いましたね。
初代ウルトラマン以来、二度と味わえないだろうと思った新鮮な感動が駆け抜けたあの三部作は、これまでのどのウルトラとも違っていながらまさに「ウルトラでしか味わえないドラマ」でした。
これまで「ネヴュラ」でも何度かお話してきましたが、あの三部作こそ、「過去の遺産に捉われない、新しいウルトラを作ろう」とするスタッフの思いが結晶化した瞬間だったのです。


きっと私は知識ではなく、ティガを生み出したクリエイター達の志を目指しているのでしょう。でもそれは、ティガの知識を得る事ではないわけです。
ティガと同じ事をやっていては、ティガを超える事は絶対出来ないからです。
「スカイタイプが出た回は何話と何話」とかそういう知識じゃなくてhappy01


例えば、私の思う『ウルトラ力』が試されるような出題が、今回のウル検・3級で出題されていたとしたら。それがまさに「予想もしなかったアクシデント」。
そりゃーもー私は狂喜乱舞。他の問題は全部放っておいて、その回答だけに全精力を傾けるでしょう。
その結果、もし3級に認定されたとしたら、私は今ほどの空しさは感じなかったと思うんですよ。まー無責任な物言いですから、ウル検関係者の方々が反省される事は全くないんですがhappy01


前述のように、この手の論文回答は点数化しにくいですし、採点にも手間がかかるでしょう。子供さんも多く受検されましたから、文章力などに不公平感もありますし。
であれば問題とは別枠で、お遊びとして一問くらいそういう出題があっても良かったかもしれませんね。採点外の自由参加扱いで。
回答の中にユニークなものがあれば、ウル検公式HPで発表するとか。
そんな回答の中に、未来のウルトラ作品のヒントが埋もれているかも知れないじゃありませんか。ウルトラ好きが集まるまたとない機会ですし。

実はそういう部分を期待していたんですよ。


ここまでお話すれば、カンのいい「ネヴュラ」読者の皆さんはもうお察しでしょう。「例えばこんな問題はどう?なんて考えてるんでしょ?」
鋭いhappy01 まさにその通りです。これがブログの利点。
好き勝手書いちゃいますが、例えばこういうのはどうでしょうか?



ifQ.
もし、ウルトラマンがゼットンに勝ち、地球に残っていたとしたら、その後の『ウルトラマン』というテレビシリーズはどういう展開になっていたと思いますか?
また、ウルトラシリーズはどう続いていたと思いますか?



Photo『ウルトラマン』最終話「さらばウルトラマン」で、ウルトラマンを倒した宇宙恐竜ゼットン。ウルトラマンはゼットンに敗れ、地球を去ります。
もし、ウルトラマンが超能力でゼットンを倒し、地球の危機を回避したとしたら。その後のウルトラの歴史は、今私たちが知るものとは全く違ったものになっていたのではないでしょうか?
セブンは?新マンは?またQに戻る?あるいはウルトラシリーズは「マン」で終わっていたかも?となると、その後の「兄弟」の登場もなかったかも?
あのゼットン戦の結末をちょっといじるだけで、ウルトラ世界の歴史はまったく変わってしまうのです。
言わば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」的発想ですね。
後のシリーズにリスペクトしたファンは、そもそもそういう発想からしてあり得ない。自分の好きなウルトラキャラを抹消する事にもなりかねませんから。
とはいえ、決してセブン以降を否定しているわけではありませんよ。
あくまで思考実験ですので、そこは誤解無きようcoldsweats01


知識のみに傾倒していると、こういう発想はなかなか生まれにくいものです。
「だって、ウルトラマンはゼットンに倒されてるじゃん」という所で思考が止まってしまう。

これがオリジナリティーを生み出す上で邪魔になるんです。
少なくとも私の場合はhappy01
「知識や歴史を知るから新発想を得られる」というご意見もおありでしょう。
でも「知る」と「縛られる」とは違うんですよね。
私は知識や歴史に縛られたくないとhappy01


たぶん「ティガ」を生み出したスタッフは「ウルトラマンはM78星雲の宇宙人」という先入観を打破したからこそ、あの世界観に至る事が出来た筈なんです。私はその部分を賞賛したいですね。
だからこそ「歴史のif」に抵抗がありません。


でも、「翌週にクール星人が攻めてきて」あたりのあるあるネタは今ひとつですね。ましてや「いやいやバンデル星人が」というのも何だかcoldsweats01
「ウル検・勝手に第81問」としてお考え下さい。
こればっかりは、知識だけではどうにもならない。
この問題、貴方ならどう料理しますか?
「39話で現場がギブアップしたから」とか「新マンでは初代マンの登場が予定されていた」などの史実はこの際、忘れてみて下さい。
逆に、知識に逃げ込まないことで、純粋に「自分はどういうウルトラが見たいのか」が分かるかもしれませんね。


例によって私が書いちゃうと、また皆さんの発想を妨げる事になりますので、あえて私見はお話しません。
ご自由にお考え下さい。賞品は何も出ませんがhappy01


残暑厳しい日中ですが、夜は涼しくなってきました。
ちょっとifの世界に思いを馳せる秋の夜長も、なかなか良いものですよ。
これがホントの「ウルトラQ」だったりしてhappy01

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2008年9月10日 (水)

モノクローム・A

Photo先日、7月27日に受検した「ウルトラ検定」。
心待ちにしていた受検結果ですが、
今日、やっと届きまして。
いつもより分厚い封筒に、期待もちょっと高まります。



受検翌日、すぐに自己採点はしたものの。
おバカな私の事ですから、記入ミスなどもありえます。
解答欄を一問ずつズラしてマーキングなんてやってたら、目も当てられない。
まー自己採点の答え合わせでしょうか。


Photo_2で、成績はご覧の通り。得点は94点。
80問で100点満点だから、一問あたり1.25点。94÷1.25=75.2だから、
75問正解という自己採点は合ってましたね。
めでたしめでたしhappy01


私は3級を受けたんですが、受検者は全国で1198人も居たんですね。
受けられた皆さん、本当にお疲れさまでした。
私なんて116位ですよcoldsweats01 なんてふがいない成績crying
まー平均点が80点弱ですから、とりあえず良しとしましょうか。
ちょっと自分に甘いかなcoldsweats01


で、一番上に「3級認定番号」とあるように・・・
Photo_4無事、3級に認定されましたhappy01
これがクレジットカードサイズの認定証。
お店で提示しても、「あ、そうですか」と言われる程度で、何の特典もありません。

逆に、いい年して何を見せてんのと
不審者扱いされますcoldsweats01coldsweats01coldsweats01
ウルトラの知識も世間では役に立たずcrying


バンダイのソフビを買う時なんかに、間違えたフリして出してみようかとsmile
ま、そこがウルトラファンに許された遊び心happy01

Photo_6 これが、認定証のおまけについていた絵ハガキ。8枚あります。
いずれもおなじみの図版ですが、ハガキのサイズで見ると新鮮ですね。
怪獣と対峙しているカットが多いですが、どんな選定基準なんでしょうか。
まー大好きなジェットビートルも入ってたしhappy02
個人的には中央のモノクロAタイプがお気に入りhappy01


でも考えてみると。3級の問題は初代マン、セブン、新マンが中心だったのに、ハガキは全部初代マンの図版で良かったのかなーと。
セブンや新マンファンの方々がガッカリしませんかね?
もっと種類がたくさんあって、私がもらったのは一部なのかな?
まー大満足なので、よけいな心配かもしれませんがhappy01


Photo_8こういうイベントは楽しいものですね。
成績は二の次、雰囲気を楽しむ目的で参加した私ですが、認定証なんて手にすると、やっぱりウキウキします。
とりあえず落第しなくてよかったと。
第二回参加は未定ですが、きっとまた告知を見たらやりたくなっちゃうんだろうなー。

このワクワク感は、何ものにも代えがたいですね。

モノクロ・Aタイプマンの絵ハガキも、今の私にはちょうど良かった。
この一枚を目の前に置いて、古のウルトラ世界に思いを馳せることにしますhappy01
なぜモノクロ・Aタイプが良いかって?
それはちょっと秘密。アルカイック・スマイルでお答えしておきましょうconfident

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2008年9月 7日 (日)

太古の羽音

「・・・いつもは店頭に出していない品なので。」
「えーっそーなんですか?すぐまいりますので取り置きしといて下さい。」

興奮気味に電話を切った私は、その足ですぐ現場へ向かいました。
いつものようにパソコンで検索、目ぼしい所はほとんど、動物園まで問い合わせ。そりゃー動物の一部ですから、それが一番手っ取り早いとhappy01

残暑も厳しい日曜日。今日は時間もあるので、早朝のウォーキング後は予定を決めていました。
ここ数日、極秘裏に進んでいる大型企画の一環、小道具の手配。
少し前からなんとなく探してはいたんですが、モノグサな性格ゆえなかなか埒が明かない私。この際強引に片付けようと思い立ったのでした。
まーデッチ上げた張本人は私なので、責任は私にあるという訳でhappy01

詳細はまだ明かせませんが、一言で言えば「実在しない動物の羽根」というなかなか楽しい探し物です。要は想像力の勝負。何しろ実在しないんですからhappy01
とはいえ、私のオリジナルではありません。
「ネヴュラ」読者の皆さんならよーくご存知、あの有名キャラクターです。

こんな気分はなかなか味わえませんよ。企画を頂いたお仲間に感謝。

Photoここ数日の天候不順が嘘のように晴れ渡った名古屋中心部。
盛大にイベントなんかも開かれて。
フリーマーケットで賑わう人ごみをかき分けて、一路私はお目当てのお店へ。
「実在しない動物の羽根」なんて売っているお店は、どんな怪しい所なんでしょう。

期待と不安が絶妙にブレンドされ、足取りも自然と速くなります。

Photo_2な~んて言いながら。
実はお目当てのお店はここ。
クラフト素材のデパート、東急ハンズhappy01
実は動物園で聞いた所、件の動物の羽根は
ここにあるという情報をいただいたのです。

いやー期待させてごめんなさいcoldsweats01


まー実際のところ、「実在しない動物の羽根」なんてあるわけありません。
その脳内イメージに近い物を代用するという事なんです。
さーて。そこで私が手に入れたブツとは。

Photo_3 コレ!ご覧の通り、クジャクの羽根でしたhappy01 なんと本物。
いやー不勉強で。本物のクジャクの羽根なんて売ってるんですねー。
しかも破格の安さ。まだまだ勉強が足りません。

Photo_4さすがに本物だけあって綺麗ですねー。
キメの細かい作り、
角度によって七色に表情を変える中心部。
微妙な色の階調が、見る者を魅了します。

考えてみれば、クジャクの羽根をこんなに近くで見る機会なんて無いですから、新発見が多いのも当たり前ですね。
いやーいいモン見せてもらいましたhappy01


さて。こんなイメージの羽根を持つ「実在しない動物」とはいったい何でしょう?
この美しい羽根を見て、皆さんの脳裏に浮かんだシルエットは?
ただ、ちょっとした脳内変換が必要かもしれませんがhappy01

もしそれが私の狙い通りなら、この買い物は成功という事ですねhappy01
はたしてこの一本が、特撮監督のお眼鏡に叶うかどうか・・・coldsweats01

で、こんな楽しいものを手に入れたなら。ついイタズラをしたくなるのが人の常。
というわけで・・・

Photo_5 ほーら。コチョコチョっとsmile
おねえちゃん、やめてよー。くすぐったいよーhappy02

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2008年8月26日 (火)

まぼろしの笑顔

ちょっと皆さんの記憶力テストを。
お手持ちの映像ソフトを見ずに、記憶だけでお考え下さい。


「ウルトラマン」第一話「ウルトラ作戦第一号」の一幕。
赤い球体の中で、ハヤタがウルトラマンに話しかけられる歴史的なシーンです。
ハヤタに謝罪し、「君と一心同体になるのだ。そして、地球の平和の為に働きたい」と申し出るウルトラマン。
その後、横になリ目を閉じたハヤタにベーターカプセルを与えます。
「困った時にこれを使うのだ。そうすると」
マンの語りに問い返すハヤタ。「そうするとどうなる?」
この時、カメラは目を閉じ横になるハヤタのバストショットを捉えています。


問題は次のセリフです。
「ハッハッハッハッハッ。心配することはない。」
こう笑うウルトラマンですが、この時カメラはカットバックし、ウルトラマンの顔を捉えていたでしょうか?
貴方の記憶に、笑うウルトラマンの表情は刻み付けられていたでしょうか?


懸命な読者の皆さんですからきっと正解も多いと思いますが、実は私、実際の画面と記憶が全く違っていまして。あい変らずのボンヤリですねcoldsweats01
皆さんもソフトをご覧下さい。実際にはウルトラマンの笑いは声だけで、画面は前述のハヤタ隊員のバストショットで引っ張っているんです。
つまり「笑い声を聞くハヤタ」という演出なんですね。
一瞬たりとも、ウルトラマンの笑い顔は映っていません。

でも、このカットを確認するまで、私はマンの笑顔が確かに脳裏にありました。
実際には無い映像なのに記憶に残る。これは私だけでしょうか?
何故私は、不気味に笑う宇宙人の顔が印象に残ったのでしょうか?



さて。性懲りも無く、今回もちょっと分かりにくいお話です。ごめんなさいねcoldsweats01
「ネヴュラ」は日記という側面もあるので、どうしても日々の思いが出てしまいまして。

実は今、先日来お仲間からお話を頂いているオリジナルストーリーのシナリオ腹案を練っておりまして。
職業柄、私の場合は脳内で映像を想像し、それを文字に落とし込んでいくという手法が身についているゆえ、先日の「怪獣ゴッコ」のような事までやっちゃう訳なんですが。
シナリオは小説ではなく、登場人物の感情の暗示である為、どんなシナリオもセリフと共に「どういう表情や動きをさせれば、この人物の感情を明確に表せるか」に技巧をこらしているわけです。
とかく名ゼリフなどが記憶に残りやすいドラマですが、例えば「無言」や「リアクションのタイミング」だって、非常に重要な要素なんですよ。


今回、シノプシスと呼ばれる大まかなあらすじを作ってみて、まだまだ作劇力の無さを思い知った私ですが、新たな発見もありました。
「怪獣の仕草にも理由がなければ、作品のテーマを語りきれない」という事。
怪獣の動きにしたって、語りたいテーマから逆算されなければならないと思うわけです。「作品世界観の構築」という意味で。


例えばあらすじ上「格闘する二怪獣」という一節があったとしましょう。ところがこの二怪獣、戦う理由は何か?動物本能?天敵だから?因縁があったから?
その理由によって、戦い方はまるで変わってしまうんですね。

ただ組み合って殴り合ってるだけじゃ「ウルトラファイト」になっちゃうんですよ。

暴れる怪獣にしたって、何故その場所を襲うのか理由がなければおかしい訳です。ネロンガは電気を狙って発電所を狙う訳だし、ガマクジラは真珠を食べたいから真珠の輸送車を狙うわけで。

「怪獣が暴れるのに理由なんてない。ただ迫力があればいいんだ」という理屈が、怪獣ストーリーの粗製乱造を生み、堕落させた一因かもしれません。
以前の「宇宙船」企画もそうでしたが、ヒーローや敵役が戦うにはそれなりの理由が必要なわけです。その理由いかんでは、必殺技による敵の殲滅で勝敗を決めない方がテーマをよりはっきり主張できる。
「ウルトラマン」の場合なら、ウーやメフィラス星人の回がそうでしたね。


物語というのはあくまでまず「テーマ」が先にあって、そこから「ストーリー」が導き出されていくものです。
登場人物のセリフ、動き、表情は、すべてこのテーマの為に存在するもので、展開されるドラマ中、一秒たりともテーマに背くことは許されません。
名作と呼ばれるドラマには必ず明確なテーマがあり、そのテーマを骨太に、分かりやすく提示する内容ゆえ、時代を超え人々の記憶に残るのです。

捨石的なギャグやキャラクターの個性ばかりを前面に出したドラマがあっという間に色あせ、時の流れに押し流されていくのはその為です。
「テーマ」より「時代の空気」を大事にしているからです。
流行語や人気スポットが跋扈する1980年代のトレンディ・ドラマなんて、今見たら恐怖さえ覚えるほどでshock

とはいえ今回、私が取り組んでいるお話は、まだまだ舌足らずな所ばかりの駄作です。まー理屈じゃ分かっていても、才能の無さゆえうまく書けないのが実情で。
作劇って本当に、作者の経験が出ますよね。何か自分を切り売りしているような所があります。人生観や物の見方が、悲しいほど
露呈してしまうんですよ。
頭で考えた、想像上の人物像は決してリアルには描けない。
自分の経験や出会った人間の生の感触が、生きたドラマを生むわけです。

よく「この登場人物にはモデルが居て」なんて裏話をシナリオライターさんがされますが、それもむべなるかなと思います。一つのキャラクターを生み出すって総生半可な事じゃない。人間はそんなに薄っぺらいものじゃないからです。


さて。ちょっとお話がそれましたねhappy01
なぜ冒頭に、笑うウルトラマンの件を話題にしたのか。
実はこれ、前述のお話とも大きく関係するんです。
おそらく当時の円谷プロスタッフ間ではこの「ウルトラマンが笑う」という表現に、ちょっと論議があったんじゃないかと思うんですよ。
論議というのは大げさかもしれませんね。物理的、心情的な演出技法で葛藤があったというべきでしょうか。

『物理的』とは、ラテックス成形のウルトラマンの口がうまく動かなかった。ウルトラマンの表情がうまく出せなかったという事。当時の技術的な問題ですね。
『心情的』とは、笑うウルトラマンの顔を映像として見せていいものかという事。

(「謎の恐竜基地」の笑いとはまた別ですよ。第一話でマンはハヤタと「会話」している訳ですから。怪獣相手とは違います。)
で、監督、円谷一氏が下したであろう結論は。
「ここはハヤタの顔にして、視聴者にはマンの笑い顔を想像させよう」というものでした。


結果的に、この演出は成功したと思います。
「未知との遭遇」(1977年アメリカ スティーブン・スピルバーグ監督)で、後年、宇宙船内などの映像を追加した「特別編」が公開された時、私の周りのファンは「宇宙人の具体的な姿は見たくなかった。どんなにすぐれた特撮映像も、脳内で膨らんだ想像を上回ることは出来ないもん」と漏らしていました。
あくまで個人の感覚、万人に共通するものではありませんが。
円谷一監督は、この轍を踏まなかったわけです。
ここからは想像ですが、おそらく「マン」第一話、笑うウルトラマンの映像は撮影されていたんじゃないかと思います。
私が監督なら絶対、保険として撮影しておきますhappy01
で、編集段階で落としたと。
ここなんですよ。円谷プロスタッフの優れた所は。


冒頭のお話で、脳内でマンの笑い顔を「捏造」happy01されていた方もいらっしゃったんじゃないでしょうか。
でも実際の映像では、あのカットはハヤタの顔で処理されている。
想像させた方が効果が大きいからです。
あそこがハヤタでなく、ラテックス成形の口をぎこちなく動かすマンの笑顔のアップだったら、私たちが受けるウルトラマンのイメージは少なからず変わっていたのではないでしょうか。
CGの発達した現在でも、視聴者が脳内で再生させたマンの笑顔を上回る事は出来ないでしょう。
アルフレッド・ヒッチコック、小津安二郎等、古今東西、名監督と呼ばれる才人がこぞって使う演出「大事な所は見せずして想像させる」という秀逸な試みは、ウルトラマンでも行われていた訳です。



演出とは、それほどまでにデリケートな判断を必要とされるものなんですね。
確かにこういう判断は、ある程度映像が繋がってみないと出来ませんが、映像の流れを想定するという事は、シナリオ段階でも必要なんじゃないかと思います。
「このセリフは話す人のバストショット」「セリフの途中で聞く人の表情」みたいな、ある程度のカット割りを予想する事で、感情の動きが表現できる。そういうカットの繋がりがシーンとなり、それがまとまってシークエンスとなるわけで。
人間に迫る怪獣のサイズだって、襲われる人がどんな感情を抱いているかで変わってくるはずです。
足元のアップなのかバストショットなのか顔のアップなのか。
サイズのみならず、パン・ズームなどのカメラワークも重要でしょう。
心象映像として、実際より大きなサイズに見える事だってありえますし。


極めてプロ的な発想、しかもディレクションに携わる私独自の考え方なので、決して正論というわけではありません。
「カット割りは監督の範疇でしょ」なんて声も当然と思いますしcoldsweats01

でも私の場合、それが映像の設計図であるシナリオのような気がします。
「読んだだけで映像が浮かんでくる」という感覚を監督に与える事が、最も優れたシナリオのあり方と思うクチなので。

もちろん予算や現場の事情なども大きいですから、思いが100%実現できる訳ではありません。
でも「どーやるのよこんなト書き」なんて監督が首をヒネるような、小説風のあいまいな表現は避けたいと。書く方だって明確なビジョン、いや「こんなカットなのよ」なんて勝算を持たなければ、あまりに無責任すぎますしね。
そこまで映像を考えて、それを文字の形に変換する事。私にとってはそれがシナリオなんです。上手く変換できるとは決して言えませんが。
繰り返しますが、あくまで私だけの考えなので誤解なさらぬようcoldsweats01coldsweats01coldsweats01


昭和ガメラ映画の脚本を担当した高橋二三氏も、過去のインタビューでこのような趣旨のお話をされています。
『当時の大映のガメラスタッフは優れていた。自分もシナリオを書くとき、ある程度は特撮の手法も考える。でも私がどんな無茶を書こうと、現場スタッフは一度も「これは出来ませんから書き直して下さい」と泣きを入れに来た事は無い。それ程、創造力に長けたスタッフだった。』
それだけ、高橋氏は明確なイメージを持ってガメラのシナリオを執筆されていたという事なのでしょう。そしてその思いに、湯浅監督以下スタッフも応えたと。
監督とシナリオライターはお互いせめぎ合う関係でありながらその実、同じクリエイターである事に変わりは無いと思います。

そりゃー現場は大変だったでしょうがhappy01


でもまー立派な事を言いながら、私なんて所詮、ウンウン唸ってこんな程度?みたいなモノしか出来ません。まだまだ書き込みが足らないようです。
でも、そういうレベルを目指すと目指さないとじゃ出来も違ってくると。
たぶん無茶苦茶書いて、お仲間にもご迷惑をかけまくりと思います。
でも私の方でも、それなりに腹案を持ちながら無茶をお願いするという謙虚な姿勢で臨んでいるとcoldsweats01 そこは貫きたいんですよ。
そんな産みの楽しみに浸る日々はまさに至福。お仲間に心から感謝したいと思っていますhappy01happy01happy01


シノプシスとはいえ、もうそれは自分が考えたストーリー。
子供みたいなものですから。
どんな親御さんでも、子供を誤解して欲しくはないですもんねhappy01

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2008年8月18日 (月)

深夜の怪獣ゴッコ

いやー毎度の事ながら。今回も苦戦しましたcoldsweats01
ここ数日お伝えしている「謎の企画」ですが、昨夜遅く、やっと一応の着地。
取り急ぎチェック頂くため、慌ててメールしました。

とはいえ、あくまで骨組みが出来上がった程度で。
まだまだやる事は山のようにありますが。

懇意にして頂いているお仲間からありがたいご依頼を頂きながら、忙しさにかまけて先延ばしになってしまった今企画。
他のメンバーの方々共々、本当にご迷惑ばっかりかけちゃってcoldsweats01
とはいえ今回は「宇宙船」の企画とは違い、まさに童心に帰れる体験でした。
なんと言っても「怪獣ゴッコ」気分を満喫できたところが素晴らしい。

こんなに子供心になれたのは、いったい何十年ぶりでしょうhappy01

おおよそご推測いただけると思いますが、今回の企画は「さる有名設定を使って、怪獣登場ストーリーをまるまる一本作り出す」という依頼でした。
しかもそれなりにルールもあって。

そのルールは非常にオタクリエイター魂を刺激するものでした。
こういうのは仕切る方のセンス、采配の能力が出来を大きく左右します。
そういう意味では今回の依頼内容、ルールの規定はまことに的を得たもので。
もー本当に、ご依頼下さったお仲間の掌で遊ばせてもらった感じです。

とにかく実戦あるのみと無い頭をヒネった私ですが、やっぱりストーリーとなると見たいシーンの羅列だけでは成立しない。
具体的なテーマを骨組みに、お話という衣裳を着せていかなければなりません。となれば、作品一本分の時系列を考えに入れ、テーマと矛盾しないよう慎重にお話を進めていく必要があります。
実は私、これが大の苦手でcoldsweats01

「あれ?このセリフって確かにカッコイイけど、ここでこのキャラが喋る事って適切かな?感情のベクトルが視聴者の意に沿ってるかな?」なんて壁が鬼のように立ちはだかるわけですよcrying
名場面の効果って、それまでの地味なストーリーの積み重ねから出来るものなんですよね。
名ゼリフだけ並べてみたって、決してストーリーにはならない訳です。
見せ場に至るまでにいかに下地を作っておくか。見る者の感情をいかにそこまで誘導しておくか。そこが勝負なんですよね。
名脚本家はその才能が長けている訳で。

私はこれが昔から下手。要は素人っぽいんですよ。考えがcoldsweats01
自分で書いたセリフに惚れちゃうという。惚れすぎるあまりそのセリフ単体で成立すると思ってしまう。そこまでの感情の誘導が出来ないんです。
これが大きな落とし穴なんですよねweep

ですからストーリー進行がギクシャクしてしまう。説明セリフと見せ場だけのようなお話になっちゃうんです。一時期の少年ジャンプ作品のような感じですねcoldsweats01
まー才能も無いですから、これは仕方がないと諦めてますが。
ただどうしても避けられない問題があります。それが「カット間の時間経過」。

簡単に言えば。例えば怪獣同士が正面で向き合ったとして、次のカットでいきなり目の前の怪獣が背後に立っているなんて事はあり得ない訳です。
ダダでない限りhappy01

(他の超能力怪獣の名前を出さないように。ダダは一例ですからhappy01

「当たり前じゃん」なんておっしゃると思いますが、これ、登場人物などを含めたカメラ割りで考えてみると、本当にこんがらがっちゃうものなんですよ。
「○○ザウルスのバストショット」「悲鳴を上げる××子アップ」「迫る戦闘機ロングパン」なんて脳内上映していく内に、「この怪獣はどっちを向いてるんだっけ」なんて事になってくるんですよね。
離れた場所での出来事をカットバックなんて事になったらさらにオオゴト。
「ここはこっちから●キロも離れてるんだから、離れた二人が出会うためにはこれだけのドラマ量が必要な筈」という風に考えなきゃならないんですよ。
時間経過を頭に入れ、「今、ドラマ上のどの時点を考えてるのか」という事を常に意識していないと、ものすごくおかしなお話になっちゃうんですね。
要は、作劇にはちょっとした「数学的センス」が要求されるんですよ。
私、数学の成績は悪かったからなーcryingcryingcrying


それを分かりやすく把握する方法は無いかと頭をヒネった私。
そこで思いついたのは、昔ながらの実に単純な方法でした。
「なーんだ。怪獣ゴッコすりゃいいじゃんhappy01
そりゃそうですよね。実際に登場怪獣を想定したソフビやフィギュアを場面設定と同じ位置に置いてみる。ドラマ進行に沿って動かしてみる。
まー戦略シュミレーションですね。戦争映画などでよく見るアレです。
これがまた楽しい楽しい。しかもよく分かるhappy01
自分が今作っているドラマの全体像が、鳥瞰できるからです。
「立体ハコ書き」とでも言えば良いんでしょうかhappy01


「あっheart04ここでコイツをこうしちゃおーっと」
「うーんこうなると、相手は当然こう来るよね」
「こうすると人間が置き去りになっちゃうから、ちょっと絡みを作って」
「そーか。こーすればこのカットがカッコよく繋がるのか」
深夜、両手に怪獣を持ちながら、こんな事を口走る大のオトナもかなり怖いshock
決して人には見せられない光景ですcoldsweats01


いやーもっと早くやれば良かったhappy01
しかも。これは思った以上に面白いんですよね。改めて思いました。
折角の高額怪獣ソフビを、買った状態で袋のまま棚行きにするよりは、この方がはるかに楽しいですね。確かにおもちゃの楽しみは人それぞれですが、私にとってやっぱり怪獣は持ってこそ華。ぶつけてこそ生きるものです。
手足の角度を変えるだけで、ドラマが生まれてくるものなんですね。
期せずして試したこのゴッコ遊びで、本当に新鮮な感動に浸れました。
思えば子供の頃は、毎日こうやって怪獣映画を監督していたんですね。
昔より発想力が劣ったと感じるのは、こうして怪獣に「触れる」機会が減ったせいかもしれません。


決して多くはない怪獣コレクションですが、ますます愛着が湧いてくるようです。
と同時に、企画依頼という形でこんな素敵な感動を与えてくれたお仲間に感謝したいです。
こんな事が無ければ、怪獣ゴッコなんて思いつかなかったと思いますしhappy01


まーそう言っていながらも、私のストーリーは大した事ありません。
目指したクォリティーの半分も実現していないと思います。
舌足らずな上、設定は穴だらけ。苦手分野も克服されていませんしcrying
直しの依頼ならまだまし。ボツ宣告が来やしないかと気が気じゃありませんcoldsweats01
でもそうして、自分の実力を知ることも大事ですよね。
そうする事で目標までの距離を測れる訳で。

Photo

またまたチンプンカンプンなお話でごめんなさいcoldsweats01
実現化が本当に楽しみな、今回の企画。
まだまだ道のりは遠いですが、大きなやりがいも感じます。
嬉しいんですよ。物を作るという事がhappy01

でも。手の遅さだけは何とかしないと。締め切りを落とさないだけで精一杯でcrying

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2008年8月13日 (水)

●●●を倒せ!

今日のタイトル、記事内容は、極めて特定の方々だけにお察し頂けます。
ほとんどの方にはチンプンカンプンでしょうが、お許し下さいcoldsweats01

現在、懇意にして頂いているお仲間の依頼にて、さる怪獣と思考格闘中。
締め切り真近なのになかなか手強く、いっこうに倒れてくれません。

その強さがたまらない魅力でもあります。
随分前からの長期考案企画なんですが、いよいよ大づめという訳で。
すでに私の頭はカラータイマー点滅中。ワクワクしながら物語を紡いでいます。

考えれば考えるほど、盛り込みたいアイデアが泉のように湧き出して大変。
もはや交通整理で手一杯。
「M5」を脳内BGMに、気分は昭和41年10月happy01
(まるで暗号のような文ですね。でも今はこれが精一杯coldsweats01
でも。このネタを思いついた時、最初に心に描いた映像は変わっていません。
今まで見たことも無い、あの場面。
あの場面を成立させる為、お盆休みは返上となりそうです。

寝ても醒めてもあの角、あのくちばしが目の前にチラついて。
コタを相手にカット割りまで考える始末。
もう楽しくて仕方がありませんhappy01

一つの事に集中すると他に手が回らない悪癖により、記事の停滞など皆さんにはご迷惑をおかけしておりますが、どうやら今回もそんな運びとなりそうです。
全ては手の遅い私の責任。ホントにごめんなさい。
という訳でここ数日は更新が滞るかもしれませんが、なにとぞお許し下さい。

この格闘の結果は、いずれお話する機会もあると思います。
例によって私の事ですから、お仲間にご迷惑をおかけするだけですがcoldsweats01
その時には、今日の記事をちょっと思い出して下さいねhappy01

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2008年8月 4日 (月)

『知識欲』と『創造欲』

前回の「ウルトラ検定3級」、皆さん、問題をご覧になっていかがでしたか?
試された方もいらっしゃると思います。

まー本番から5日。あちこちで問題も漏洩happy01していたと思いますので、「遅いよオタクイーン」なんて笑われた方も多いかもしれませんねcoldsweats01

さて。今日となっては遠い昔ですが、検定当日の様子をちょっとお話しましょう。
本番を受検した私ですが。この3級問題、全問回答まで15分かかりました。
これは受検された方にしか分からないと思いますが、本番中、聞こえてくるのはまず、周りの受検者の声にならない唸り声happy01
まるで地鳴りのような低~い「う~ん」「ふ~っ」というシンキング・ボイスが私を取り囲んでいたのです。「変身」の野村浩三さんのうなり声より怖かったですねーshock

そしてさらにはっきり聞こえてきたのが、問題用紙をめくる音。
今回の検定、問題用紙の紙質が厚い関係で、ページをめくる音がかなり大きく響くんです。答えを迷っている様子が、ページの端をつまむ指の震えにまで表れるんですね。
ですから受検者の問題処理スピードを読むのに、このペーパーノイズは大きなデータとなったわけです。

ただその点、私はさほど焦りを感じませんでした。
おそらく私の回答ペースは、周りの受検者に遅れをとっていなかったと思います。
早けりゃいいってものでもありませんが、さほどストレスを感じずに進むことが出来るのは精神的余裕に繋がりますからね。

実際、Q1からQ35、「ウルトラマン」くらいまでの問題は、一部を除き快調なペースでした。たぶん一問につき二秒間も考えてないと思います。
おそらく、試された読者の皆さんも同じだったのではないでしょうか。
私もこの辺までは余裕の回答。「信号で『進め』の色は?」「日本の通貨の単位は?」くらいのレベルじゃんと。まーこの甘さが後で墓穴を掘るんですがcoldsweats01


で、この後がかなり不安でした。私は「セブン」「新マン」には暗く、おまけにまったくテキストも読んでいないという「丸腰状態」。
対策など何も行っていなかったのです。
ところが問題を解き進むうち、不思議な感覚に見舞われました。
「あれ?この感覚。これは昔、小学館の学習雑誌に掲載されていた『怪獣クイズ』の感覚じゃないの?」


1960~70年代に小学生時代を過ごされた方々はお分かりと思います。
当時、「小学一年生」から「六年生」あたりまでの月刊学習雑誌には、毎号のようにウルトラ関係の記事が連載されていました。
と同時に「きみはどこまで怪獣博士かな?」的なものしりクイズが、大なり小なりいつも掲載されていたのです。


ビデオなど記録メディアがない頃でしたから、私たちが怪獣に触れられる機会はそんな雑誌やソノシート程度。先を競って特集記事を読み漁り、周りの友達とクイズを解きあっていた私。自分達でクイズを作っていたことさえあります。
そんな怪獣漬けの毎日を送っていた子供達にとって、今回の検定の問題のほとんどは「よく出るネタ」。本編すべてを覚えていなくても、ある程度は知識として記憶に刻みこまれているのですhappy01


「あれっ?分かる。解ける。」これはうれしい誤算でした。本編の記憶ではなく、なんと「雑誌記事やクイズとして解いた記憶」がこんなところで役に立つとはhappy01
しかも皆さんもご存知の通り、感性がむき出しになっていた頃の知識って驚くほど正確ですよね。焼き付けられる強さが違うというか。それは義務として覚えた事じゃなく、興味として積極的に覚えたものだからでしょう。
もう忘れたくても忘れられないhappy01


たとえばQ43「宇宙人と連れてきた怪獣の組み合わせ」なんて、当時の学習誌でよくあった記事ですよね。
「セブンの敵は宇宙人で、悪い怪獣を連れてくるんだ」的な特集記事を読んだ記憶がまざまざと蘇ります。
さらに「宇宙人って、必ず怪獣の名前を連呼するよねー」なんて「声の記憶」が加われば鬼に金棒happy01 間違えようがありません。


確かにQ54「ウルトラセブン作品で一番多く監督を務めたのは誰?」など、子供の興味範囲外の問題もありますが、それらは1970年代末から80年代にかけ、ウルトラ作品再評価の波と共に巷に溢れた研究本、ファンコレなどから得た知識の賜物。
確かにこれは子供の頃の記憶ではありませんが、これだって今ほど研究データが出回るはるか昔の出来事。初めて知る作品の舞台裏に我を忘れて記事を読みふけったものです。
私達を魅了したウルトラ世界の裏に、幾多の天才たちの偉業があった事を知った興奮と感動が、記憶となって残っていたのでしょう。


「子供の頃」と「オタク覚醒期」の違いこそあれ、自分が刺激を受けた情報は、忘れたと思っていても折に触れ引き出されるという事を痛感しました。
義務で覚えた「知識」じゃなく、思い入れや興味と一体になった「記憶」だから強いですよーhappy01
私がペースを乱さず、全問を15分で解き終わった理由がお分かり頂けるでしょうか?

本番翌日。公式HPで発表された解答、解説を元に、自己採点をしてみました。
で、結局、全80問中、正解は75問。なんと5問も間違えてしまいましたweep
「大した事ないじゃん。大きな事言って」なんて皆さんの失笑が嵐のようにcrying
そーなんですよ。知識なき思い入れの結果なんてこんなもんですcoldsweats01
問題は落とした問題の中身です。「これだけはあってはならない間違い」がちょっとあって。個人的には納得いかないんですよねhappy01


私が間違えた問題は、次の5問です。
(問題文は単体で表記する為、オリジナル文を改変、補足を加えてあります)


Q3  光の国は地球から何光年離れていますか?
    正解③300万光年
    →私はカンで、②30万光年にしちゃいましたweep

Q19 円谷一監督と並び、ウルトラマンの最多本数を演出した監督名は?
    正解②野長瀬三摩地(監督)
    →なんと①飯島敏宏監督を選んでしまいcrying

Q46 ウルトラセブン第19話に登場した宮部博士の奥さんは?
    正解①グレイス
    →これは皆目見当がつかず。当てずっぽうで③のエミリーを。
      実写版「黄金バット」の高見エミリーちゃんが可愛くて好きなのでhappy01

Q74 怪獣に憑依されたことがある女性隊員は?
    正解④丘ユリ子
    →まったくわかりませんでした。だって女性隊員には興味ないもんhappy01
      宇宙人っぽい字面という事で、①のアマガイコノミにcoldsweats01


Q79 『ウルトラQ』~『帰ってきたウルトラマン』までの4つのシリーズすべてに
    出演している俳優は誰?

    正解③小林昭二さん
    →「新マン」が分からないんですよ。
      おまけに私、出演者への思い入れがほとんどないので見当もつかず。
      で、 以前ちょっとお仕事で繋がりがあった②渡辺文雄さんを。


・・・とまあ、こんな感じです。これが過去の記憶の弱い所ですね。
Q3はおそらく、「マン」放送中には決まっていなかった後付設定っぽいし。
(もし「マン」本編中に語られていたら、完全に私の見落としですがcoldsweats01 どこかで言ってましたっけ?)
新マンがアウェイの世界、および出演者や役名への興味がゼロという私の弱点が、Q46、Q74、Q79に出ています。
ですからこの4問は、間違えても悔いはありません。興味が無いんですから。


問題はQ19ですね。これはかなり痛いミスでした。
私にとって、こういうのは間違えちゃいけない知識なんですよ。

だって広い意味で同業者でしょ。失礼ですよ。監督作品を知らないなんて。
もし何かの間違いでお会いする機会があったら、「あの作品、見ました」なんてご挨拶も出来ない。これは非常にまずい事なんですよねcoldsweats01

私が同じ立場になったら、勘違いされて違うエピソードの感想を言われても返答に困ると思いますし。これだけはちょっと、反省の必要を感じましたcoldsweats01
確かに同じ事は出演者にも言えますが、同業ではない分興味も薄くてcoldsweats01


まーそんなこんなで、改めて自分に「ウルトラにおバカでしょう」と言いたくなるような惨たんたる結果でしたが、自分の弱点が浮き彫りになったという点では満足でした。
子供時代の自分が、どの時点でウルトラに見切りをつけたのかも分かりましたし。
それは問題を追ううちに伸びるシンキングタイムの時間に、よく表れていました。

結局「マン」リアルタイムデータまでは、劇中のファクターを日用品の名前レベルで分かるのに、「セブン」「新マン」に進むにつれ、私の中で専門知識度が増すという事なんですね。
いかに学習雑誌から得た知識であっても、知識の重要度に差が出るという事なのかもしれません。それは作品への興味の強さに比例している訳です。


と同時に、もう一つ思ったことが。
自分の中での『知識欲』と『創造欲』の割合についてですね。


と言うのは。今回の検定結果、ウルトラファンとしては確かにヒドいものでしたが、本番後一週間を経てもまだ「今度は弱点を克服して満点を」とか「さらに勉強して2級に挑戦」などという意欲がまったく湧かないんですよ。
一度はあの緊張感を味わっておくのも悪くありませんが、まーこんなもんでしょう程度の満足感なんですよね。(Q19を除いてはweep

「知識を競う事」への情熱があまり続かないと言うか。こう言っちゃうと負け惜しみみたいですが、最初からお祭り感覚、高成績を狙っていなかったですしhappy01
もともと記憶のみが頼り、改めて勉強も皆無の受検姿勢でしたしねー。
きっと読者の皆さんの方が、成績は私より良かったのでは?happy01


そういう意味で私は、作品のこまかいデータを覚えることに情熱を燃やす『知識欲』が無いのかもしれません。覚える才能が無いという方が正しいでしょうがcrying
ですからこの手の「知識のみ」の検定は弱いですねー。昔からそうです。
知識通の方には、私には無い才能に感服いたします。
これはまた、データを基に作品研究に励む『探求欲』とも違いますしね。
むしろ知識は、他のアプローチへの入口となる要素なのかもしれません。

作品へのアプローチの仕方はそれこそ星の数ほどありますし。
いずれも等価値である事に変わりはありません。


むしろ私はヒーロー作品に限らず、新たな設定とストーリーを持つ作品を作り出そうとする『創作欲』に情熱を燃やすところがありますね。無い頭を絞ってhappy01
光の国が地球から300万光年離れているという知識を覚えるより、その星の条件化で進化する生物の形態、能力を想像する方向へ発想が向くという。
その性癖は「ネヴュラ」でもたびたびお話し、皆さんに呆れられている通りです。
それは私のお仕事に関係しているところもありますが。昔から妄想癖が強い私にはピッタリのお仕事なのかもしれませんhappy01

そんな私が、ウルトラシリーズなど過去の名作をリスペクトする理由は、作品の優れた点をどう新作に活かすかという部分にあるような気がします。
時代の移り変わりと共にオリジナルがコピーされ、原像がぼやけていったヒーロー本来の魅力、素晴らしさを、初代「マン」に見ているのかも。

これもアプローチの一つの切り口。ウルトラシリーズはそんな切り口に値する作品という事です。
「進む道を迷ったら出発点に戻れ」。
過去の賢人の教えは、こんな所にも生きているんですねhappy01

と言って、ウルトラマンが好きだから新たなウルトラマンを作りたいとは決して思わないんですね。あくまであれは他人の偉業。
設定遊びは好きですし、いくらでも出来ますが、新シリーズを作るくらいなら自分は別の道を歩みたいと。それは私に宿った「ピープロ魂」ゆえかもしれませんhappy01


今回のウルトラ検定は、そんな私の『創作欲』を満足させてはくれませんでしたが、作品への情熱を計る一つの指針にはなったと思います。
この検定がレギュラー化して、新たなムーブメントが起きるといいですね。



ただ間違いなく、私のベクトルはウルトラ検定とは別の方向を向いています。
私が向く方向はいつもまだ見ぬ未来。X星人みたいですがhappy01
その『未来へのヒント』が、初代マンには潜んでいるような気が。
そう信じて毎度おバカな私見を綴る私を、また笑ってやって下さいhappy01 
  
 

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2008年8月 1日 (金)

バーチャル3級

・・・エアコンが効いてない。
いや。さっきからスタッフがしきりにスイッチを押しているのに、故障の様子。

最高気温35度。この部屋、本当に暑い。
たとえフルパワーで効かせても、この熱気は静められないでしょうが。
私の周りを取り囲むのは、タオルを首にかけた中年男性がほとんど。
メタボ率70%というところ。
チラホラと小学生や20代とおぼしき若者、女性の姿も見えます。
本番前、10時20分。廊下を息せき切って走る足音の主は荒々しく教室の引き戸を開けると、間に合った安堵のため息とともに、座り主を待っていた空席に腰を下ろしました。
たまらず、ドライバーでエアコンのスイッチ板を開くスタッフ。
応急処置OKのサインに教室の誰もが胸を撫で下ろしたのと同時に、スピーカーからアナウンスが流れてきました。


「ウルトラ検定、受験のご案内です・・・」

お待たせしました(待ってないって?)
既に色々な方々のブログでご報告されている、先月27日の「ウルトラ検定」。
「ネヴュラ」でもかねがねお話してきましたが、私も受験しました。
諸事情あって記事としては随分遅れましたが、今さらながら当日の模様などお話してみようと思います。

本番から5日も経ってますから、気持ちもちょっとクールダウン出来たしhappy01

お話は冒頭の場面より少しさかのぼります。
Photo_21当日朝。この日の為に一ヶ月間頑張って絞った体をおニューのシャツワンピで包み、意気揚々と出かけた会場。
この日も朝から気温はグングン上がっていたのですが、前日の7月26日より暑さは若干抑え気味だった様子で、ミニバイクには気持ち良い風が当たります。

これは幸先良いなーと会場へ無事到着。10時30分の本番に合わせ、余裕を見て10時に到着したんですが、意外にも受験者はほとんど集まっていません。
ちょっと早すぎましたcoldsweats01

でもさすが、この時間に早乗りしている方々は気合が違います。
例の「公式テキスト」と首っ引き。最後のチェックに余念が無いようです。
うーん。ウルトラ検定ってこれほど真剣なものだったのねー。
物見うさんに初心者用の3級だけを受ける不良受験者にとって、その真摯な姿勢には頭が下がります。と同時に、ちょっと引け目も感じたりして。
公式テキスト、買ってから一度開いただけで、後は放ったらかしだったんです。
一夜漬けもなーんにもしていません。前夜、寝る前にマニキュアを塗ったら、乾くまで何も触れなくなっちゃって。諦めて爆睡happy01


それにしてもこの教室、暑い。その理由が冒頭のお話という訳で。
やがて続々と受験者が集まってきました。多くは私と同年代の「ウルトラ第一世代」でしたが、前述の通り女性や若者、小学生のお子さんもいらっしゃいます。
お子さんに同伴された親御さんが廊下で待つ風景も、この検定ならではですね。


でも面白かったのはこの検定、名古屋会場ではグループ受験のメンバーがあまり見受けられなかった事で。皆さんひたすら孤独に勉強、仲間の存在なんか目もくれず、みたいな雰囲気がありありと。お互いに問題の出し合いっこみたいな光景もあるかと思ったんですが、いやー真剣ですねー皆さん。
遊びで来てるのは私くらいなのかなー。肩身が狭い。肩幅は広いですがhappy01

Photo_23さて。無事エアコンも直り、いよいよ本番。
検定前のアナウンスも本格的で、けっこう身も引き締まります。「不正行為や試験官の指示に従わない場合は直ちに退場」なんて、聞けば本当の入学試験みたいですが、ウルトラ検定で不正行為ってどーやるの?そもそも、そこまでして点を取ろうとする人の気持ちがすごいなとhappy01



問題が配られました。結構ちゃんとした印刷物です。
単色のコピー用紙に問題文だけ、なんてレベルと思っていた私は、改めてこの検定にイベント性を感じて驚喜。やっぱりお祭りですよこれはhappy01happy01happy01


前述の通り、私が受けたのは初心者用の3級。
そもそも私、ウルトラに関してはさほど知識を持ち合わせていません。
いつも識者の方々には呆れられる無知ぶりで。

ですから別に、今回も大した成績を期待していなかったんです。
「あー3級だったらこんな問題が出るんだー」みたいな感じで、検定の雰囲気を楽しむのが目的でした。


さて。他の受験者の皆さんもブログなどで紹介されていますが、ここで「ネヴュラ」でもウルトラ検定3級・全80問をご覧頂きましょう。ちょっと遅いですがcoldsweats01

写真は試験問題を直接撮影したもの。
あい変らず下手で、古い写真みたいになっちゃってますがcoldsweats01
暗くて読みにくいので、雰囲気だけでもお楽しみ頂ければと。
ちなみにクリックで大きくなります。
「読めないよー」と思われるのもごもっとも。無理しないで下さいね。
試験時間は70分。記憶力と視力に自信ある方はお試し下さいhappy01
Photo_25

Photo_9  Photo_10 Photo_11 Photo_12 Photo_13 Photo_14 Photo_16 Photo_17  Photo_18 Photo_19 Photo_26

はい。お疲れさまでしたhappy01 いかがでしたか?

ちなみに正解と解説は、こちらのサイトでご覧になれます。
ウルトラ検定公式HP http://ultra-kentei.jp
 
挑戦された方は、一度自己採点してみて下さい。

さて。こんな写真状態にも関わらず挑戦された方はお疲れでしょうから、今回はここまでにしましょう。
ちなみに私の結果や本番終了後の思いは、また次回に。

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2008年6月 8日 (日)

お散歩怪獣遊び

前回のお話で、ウルトラマンのお菓子ボックスに張り付いていた怪獣ですが。
実はこれ、新発売の「ウルトラマン リアルマスクマグネットコレクション」。
株式会社プレックスという所から発売されました。

聞きなれない会社ですが、私が無知なだけなんでしょうかcoldsweats01

Photoいやーでも、最近の食玩サイズフィギュアの出来はすごいですねー。
今回のマグネットコレクションは、胸像という着眼点もさることながら、その着ぐるみの再現度はまさにガレージキット並みで。
汚し塗装もいい感じ。
(写真はすべて、クリックで大きくなります。)

Photo_2 マグネットコレクションの名の通り、裏面の強力マグネットで、こんな曲面にもピッタリくっつきます。
これまでこの手のアイテムはディフォルメデザインが多かったので、こういうリアルタイプのマグネットは大変新鮮に感じますねー。
落ち着いた造形、オリジナルに忠実な塗装で好感度もアップ。
今までユルいデザインにお困りだったマニア諸氏も、これなら納得。
オフィスでもさりげなく、コアなウルトラ好きを主張できるという。
ホワイトボードのお供に重宝しそうですねhappy01


そんなわけで、こういうのは使ってナンボの「半生活用品おもちゃ」ですから、私も無い頭を絞って、自宅でこのマグネットの活かしどころを考えてみました。

Photo_3まーこんな感じで。定番の冷蔵庫なんかに。
お気づきですか?このベムラー、上の写真のものに付属のオマケを加えてあるんですよhappy01
やっぱり普通のマグネットとはリアリティーが違いますねーhappy01
スーパーのチラシなんて貼るのが勿体無くなっちゃって。やっぱりこの一枚が似合います。
でもこれなら、冷蔵庫に貼る必要はないんですがcoldsweats01

でもウチって見回してみると、あえてマグネットを使うような所って無いんですよ。
ですからこれも、せいぜい冷蔵庫に貼っておくくらいしか使い道がなくて。
うーんでも、この出来のウルトラマンが特売のチラシの上で睨みをきかす光景も、なんだか所帯じみていやですしねーweep

で、昨日はいつものウォーキングに、このマグネットを連れて行きました。
毎度の公園ですが、マグネットの利点を使ってちょっと遊んでみようかとsmile

Photo_4まずはこれ。出発時には玄関ドアにペタリと。
強力マグネットなのでしっかりくっつきます。
うーんかっこいい。お気に入りのBタイプマスクが玄関をマニアックに演出しますねー。
のぞき穴の上にウルトラマンが居れば、侵略者も退散するかな?
でも、絶対このマグネットを持ってかれちゃうので、撮影後すぐ撤収。意味無いですねhappy01

Photo下に降りるエレベーターの中。
手を挟まないための注意書きステッカーの上には、ハサミ繋がりでもちろんバルタンを。

Photo_2 これはピッタリでしたねーhappy01 まさに適材適所。
大人も子供も、この方が分かりやすいんじゃないかなーhappy01

Photo_3愛車、ミラジーノにペタリと貼れば。
隣のポルシェにも負けない高性能車に。
なにしろあのゴモラですから。
見方によってはこのエンブレム、ジャガーよりもかっこいいんじゃーないですか?happy01happy01happy01




Photo_5 公園入口の照明塔。これは怖い!
この公園では、ダダの放し飼いが行われているの?coldsweats02
標本にされない内に逃げなきゃshockshockshock

Photo_9ゼットン星人さんが困っています。
地球侵略の尖兵がまだ着かないsad
大至急連絡しないと、歴史が変わっちゃいます。地球にとっては幸運ですがhappy01
(この写真を撮ってる時、公園では何組か家族連れが遊んでまして。不思議そうにこっちを見ている子供の視線が痛いcoldsweats01


で、残ったコイン好きの一匹ですが。
「自販機のコイン受け口」ではあまりに芸がないので、今回は。

Photo_7どーですか? コレがホントの「カネのなる木」happy01 
ホントに生えてるみたい。色もキノコみたいに同化してますし。
まさに、自然を相手に怪獣遊び。健全なのか不健全なのかcoldsweats01
日本広しと言えど、このアイテムをこう遊ぶオタクは私ぐらいのものでしょうcoldsweats01
しかも貴重な梅雨の中休みを、こんなおバカに過ごしちゃってcoldsweats01coldsweats01

Photo_8今回は本気で呆れられたと思いますがcoldsweats01
この逸品、見れば見るほど出来が良いです。
シークレットで、ダダのバリエーションなんかもあるそうですが、私にはこれだけあればhappy01



人気次第で、シリーズは続行するんでしょうか。
個人的に欲しいのは、マンのAとC・・・  いや。やっぱりネロンガかなhappy01happy01

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2008年6月 6日 (金)

大超神あらわる!

Photo_2
ラシュモア山かジンメンか。はたまたデビルガ○ダムか。
ネヴュラに降臨。大超神fuji
天を貫くこの迫力。まさにウルトラの守り神。
最近、いろんな意味でウルトラづいてる私には、
願ってもないお守りですhappy01

Photo_3コタもビックリ。
全身を覆う胸像の正体は
次回の「ネヴュラ」にてsign01

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2008年5月27日 (火)

時代の証人

「待てよ。女の子の足で、あれほどの距離を
どうして私より先に来る事が出来たの?
それに、呼吸一つ乱れてない。靴も綺麗だし。」


午後6時のミステリー。
お仕事も一段落、夕方のスーパーの帰り道。
いつものごとく買い物を済ませ、ミニバイクでお店を出た私。
信号三つ程を一気に直進、停まった赤信号で。
「あれっ?」

目の前の横断歩道を歩くのは、お店で見かけたお客さんの女性。
見覚えのあるヘアスタイル。チュニックにスパッツ。
下げたビニール袋には、先ほど後にしたスーパーのロゴが。
だって私、彼女より先にミニバイクで出たのに。
そんなばかな。徒歩でミニバイクの私を先回りするなんて。

「変だ。」思わず「例の口調」でつぶやく私。

まー夕方ですから。ボケッとしてた私の見間違えでしょうが。
それとも姉妹?あのエピソードのように。
そんな勘違いをしてしまうのも、今日のオタクショッピングのせいでした。


Photo名古屋駅前。
ナナちゃん人形も浴衣に着替えた
梅雨真近の昼下がり。
私は近くの駅ビルに向かいました。
(写真手前の女性は私じゃありませんhappy01
ごめんなさい。言ってみたかったんですcoldsweats01
例によって、賑わうブティックを素通り。
向かったお店はいつもの大型書店。
狙った一冊は。



Photo_2 これでしたhappy01
もう皆さんよくご存知。
今年7月に開催される『ウルトラ検定』の公式テキスト。

ウルトラ本はそれなりに揃っている私。何を今さらって感じですが。
要はちょっと「受験」を考えてまして。

ウルトラ検定公式HP
http://ultra-kentei.jp/

ウルトラファンの間で話題騒然、テレビスポットも気分を煽るこのイベント。
ファン間のブログでも大きく取り上げられていますね。
ウルトラファンを自認しながらも、元々、私は知識という点には重きを置かない姿勢。しかも昔から、暗記物は全く不得意で。
守備範囲が「Q」「マン」という偏りぶりでは勝算もゼロ。
セブン以降を覚える気さえ無いていたらくで。表紙のマスクは何タイプ?coldsweats01
まー読者の皆さんはいつもの記事で、私のおバカぶりをよくご存知でしょうし。
その実力も推して知るべし。今回の検定にも全く興味が無かったのですが。

ちょっと考えてみました。
過去に例の無いこの検定、一回目に参加するっていい記念じゃないの。
これってお祭りだよねと。


成績よりも、参加した事実が重要なんじゃないかって。
要は「万博へ行った」とか
「マジンガーZ対暗黒大将軍をリアルタイム劇場鑑賞」とかhappy01
そういった「時代の証人」的意義の方が大きいんじゃないかと。


そう考えてみるとこの検定、結構貴重な機会に思えてきちゃって。
「人生の記念に東大を受ける」的ロマンも感じるしcoldsweats01
地元の名古屋でも行われるんだから、特に遠出する必要もなく。
市内ならどこでも、ミニバイクで気軽に行けるしhappy01

「これ、結構なチャンスじゃん。」
マスコミ主導、こんな分厚いテキスト売りたさの見え見えビジネスとしても、
それに「乗せられた」という経験が大事なのかなと。
ひょっとして企画倒れだったら、第二回は無いかもしれないんですから。


そんな訳で。まだ受験決定とは行きませんが、テキストだけでも買ってみようと思い立ったのでした。高かったですがcoldsweats01
まーこのテキストも、検定終了後は市場から消えちゃうでしょうし。
それなりに貴重な訳です。

例の「宇宙船」企画といい、こういうのって好きなんですよ。私。
その時しか経験出来ないというライブ感がたまりません。
後年、茶飲み話のネタになりますしねー。
「これがその時の受験票だよ」とか。
「思えばあの時の一回目が、記念すべき機会だったなー」とか。
「あの第三問が、最後までわからなくてねー」なんて。いいでしょ何となく。
たとえ受験料はかかっても、この経験は何物にも代えがたいと。


今は迷ってますが、たぶん私は受験するでしょう。もちろん三級が関の山coldsweats01
「時代の証人」となるために。いい年して恥ずかしいですが。
こういうのを「カレンダーに爆弾を仕掛ける」って言うのかもしれませんねhappy01

この経緯は、また逐一ご報告しようと思っています。
なんか増えましたねー。最近の「ネヴュラ」の宿題はhappy01

冒頭のセリフの元ネタがお分かりの貴方。
貴方もこの検定、ちょっと興味がおありでは?
お財布はすごく痛いですがweep

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2008年5月21日 (水)

カリスマ性に代わるもの

先日レンタルした『仮面ライダー THE NEXT』。もー見まくりで。
本編も充分楽しみましたが、同業ゆえ監督の思いなどに最大の興味を持つ私は、田崎(当て字でゴメンナサイ)竜太監督、主演の黄川田将也さんらのオーディオコメンタリーばっかり聴いてます。

色々な裏話やシーン毎に込められた演出、演技への思いが聞けて、非常に面白いコメンタリーなんですが、中でも印象に残ったのが田崎監督による「本郷猛像」でした。
ちょっと要約、補足しますと。



『本郷猛は、その時代の若者達のある種の代表である。
でもその若者達とまったく同じであっては、主人公足り得ない。
若者達からどれだけ「浮いている」か。どれだけ「変わっている」か。
それが主人公たるゆえんであり、オリジナルの本郷猛にもあったと思う。
70年代の若者が持つちょっと排他的な部分などからかけ離れた、真っ直ぐなところがあったり。
それは「NEXT」の本郷も同じと思う。
まったく屈折していない「真っ直ぐさ」という意味で。』



「なるほどねえ。」監督のこの言葉に私は感心しまして。さすが田崎監督とhappy01

先日から様々な事情で「ヒーロー像」というものを模索していた私は、「ヒーローが変身する前」いわゆる人間体の時のキャラクターを掴むのに苦心していました。
その時無意識に感じていた事が、ここで言語化されたような気がしたのです。
確かに本郷って、藤岡弘、氏演じるオリジナルライダーの頃からいい意味で「浮いて」いましたよね。


その後、田崎監督はこんな事も話されました。
劇場版本郷、黄川田さんのルックス、プロポーションに触れて・・・
『ヒーローやカリスマと呼ばれる存在は、人間が生まれ持った「この人について行けば命が安全」という本能を刺激する雰囲気を持っている。
本郷猛も、そういうものを持った存在であってほしいと思う。』



その後、お話は黄川田さんの「本郷プロポーション」に続いていくんですが、これも非常に興味深いお話でした。

以前から私も、ヒーローの人間体に感じるカリスマ性を、「他のキャラからの浮き加減」に感じていたような気がするのです。
浮いたという表現が適切でなければ「超然ぶり」と言い換える事もできます。
「頼れるお兄さん」的信頼感を覚えさせる雰囲気と言いましょうか。

出演者全員が並んだ場面で、何も言われなくても「この人がヒーロー」と確信させる何かを持った存在。カリスマ性とはそういう事を言う
のでしょう。

特撮の派手さゆえ、変身後の姿がピックアップされやすい変身ヒーロー。
それも大きな魅力ではありますが、考えてみれば変身前の姿って非常に重要ですよね。本郷猛をはじめ彼ら人間体こそが、ドラマを引っ張る訳ですから。


いつものようにここでお尋ねしたいんですが、皆さんは「変身前のヒーロー像」についてどんな印象をお持ちですか?
私も今回、例の企画書を考えながら、その事がいつも頭にありました。
「ヒーローは普通の人間じゃないんだから、その心理状態もどこか普通と違うんじゃないかなー」なんて。
でも私は普通の人間ですから(異論はおありでしょうが、あえてここは普通と言わせて下さいcoldsweats01)そういう心理状態は想像つかない。


ただこの発想にはもう一つの切り口があって。
「元々、本郷猛にはヒーローとなるべき「超然性」「カリスマ性」があって、改造後の能力とは関係ない。その精神性があったからこそ、彼はショッカーに反旗を翻す気になった筈」というもので。
「カリスマ性が先か、ヒーロー能力が先か」みたいなお話ですね。
ヒーロー能力が性格に影響するのかどうか。それはヒーローの出目によってまったく異なりますが、ことライダーに関して言えば、やはり本郷猛のカリスマ性は生来のものだったと思います。


で、ここからは非常に難しいお話なんですが、田崎監督がおっしゃるようなヒーローの「市井の人々からの浮き加減」って、今も昔も不変の物なんでしょうか。

星の数ほど生まれたヒーローの中で、人間体にカリスマ性を感じる作品は多いですね。前述の「仮面ライダー」をはじめ、「ネヴュラ」でも話題に上る「ウルトラマン」も同じ。
ただヒーローを考える上で、ここに実は大きな世代間の違いがあるような気がするのです。
最近のヒーロー番組を応援する子ども達や若者って、ヒーローの人間体に「カリスマ性」を求めているんだろうか、という事ですね。
田崎監督がおっしゃった「本郷猛の真っ直ぐな性格」や、ウルトラマン=ハヤタ隊員に感じる「ゆるぎない正義感」のようなものを。

思えば名作と言われるヒーロードラマは、人間体ヒーローのカリスマ性も大きかったような気がします。


いつもの私見で申し訳ありませんが、最近のヒーロー番組はかなりこの「カリスマ性」が失われているような気がするのです。
ヒーロー番組とはいえ、作品は時代と切り離して考えられないですから、これが今の若者の望むヒーローのあり方なのでしょう。
「カリスマ性を持ったヒーロー」「一点の曇りも無く正義感に満ちた人間体」という存在が、リアリティーを持ちにくくなっているという事なのかもしれません。


田崎監督はこうもおっしゃいました。
『今回のTHE NEXTでも、本郷の真っ直ぐな性格は受け継がれている。』

確かに画面から受ける印象では、本郷の性格は「藤岡本郷」を受け継いでいると思います。
ところがその真っ直ぐな性格が、現代では「笑いのネタ」にされてしまう。
時代のリアリティーを求めると、そういう演出にならざるをえないんですよね。
ですから「THE NEXT」では、本郷のその真っ直ぐな部分を「カリスマ性」として描かずに、ライダー変身後の姿に説得力を持たせている。

劇中、高校教師の設定の本郷は、変身前は徹底的に生徒にバカにされています。重要な役割を持つ生徒・琴美(石田未来)も、本郷が変身するまで彼にカリスマ性を感じないのです。


これは田崎監督の意図とはちょっと違う部分ですね。
監督は人間体の本郷にもカリスマ性を与えたかったようですが、私はそうは感じなかった。これは監督の意図が外れたというよりも、どうしようもない「時代の空気」じゃないかと思います。
ただそのドラマ構造、2号・V3をはじめとするキャラクターの描き方があまりにも素晴らしいので、「NEXT」は絶妙なバランスを保ったまま、大傑作となりえたわけですが。
しかしながらこのドラマに、オリジナルTVシリーズの持つヒーローの魅力はないと思います。

おそらくヒーロードラマは、アクションやキャラクター心理造型のリアリティーと引き換えに、人間体のカリスマ性を失いつつあるのでしょう。
それを
一概に悪い事とは言えません。
人それぞれ受け取り方は違いますし、「NEXT」のように、そのバランス感覚が素晴らしい作品に結実する場合もある訳で。
ただそれはひょっとすると、この作品のみに許された「一回限りの離れ技」だったのかもしれないなー、なんて考えたりして。


「NEXT」の成功要因は、TVシリーズのライダーが本来持っていたヒーロー性の代わりに「リアルなライダーアクション」「ホラー要素」を持ってきた事と思います。
リアルなアクションは、おそらく昔のファンが記憶の中で極限まで美化したライダーアクションを現実化したものでしょう。あれくらい完璧なアクションを見せなければ、ファンの脳内で熟成されたライダーの勇姿には対抗できないのですhappy01
「NEXT」のホラー要素は、仮面ライダーという作品が本来持つそれとは異質のものですが、あれを取り去ってしまったら、ただのアクションドラマになってしまう。
「もっとあのライダーアクションを堪能したかったのに。あんなアイドルの悲劇なんて要らないんじゃないの?」というご意見もおありでしょうが、あれはライダーのカリスマ性だけで作品を引っ張っていけない事情が絡んでいるため、どうしても必要なものじゃないかと。


個人的には、ライダーアクションは「ここぞ」という時に少し出すのが効果的なのであって、のべつまくなしに見せるものではないと思います。
オリジナルTVシリーズだってまず戦闘員との「前座」があったからこそ「ライダー変身!」の瞬間にカタルシスを覚える訳ですし。
その場面まで視聴者をドラマを釘付けにするもの。
昔はそれが「変身前のヒーローの魅力」であり、カリスマ性だったのかもしれません。ただこれは、個人個人でヒーローに求めるものの違いにより変わってきますね。私の場合、それがカリスマ性だったという事です。


「キャラクター性」とはまた別ですよ。ハヤタ隊員なんか非常にキャラクター性は薄いですが、カリスマ性はあったと思います。そういう事なんですね。
残念ながら、現在のヒーローはそれが禁じ手となっている。
と言うより、時代に受け入れられないんですね。

「仮面ライダーカプト」の天道総司なんていい線いってたんですが、そのカリスマ性がお笑いネタ化していく過程に、製作陣の苦悩を非常に感じます。


現在、ヒーロードラマの作り手は、おそらくこの「人間体のカリスマ性」に代ってドラマを引っ張る要素を、必死に探しているのではないかと思います。
それがおそらく視聴者に不評の「謎解きの無い謎」であり「笑いの要素」であり「必要以上に複雑な設定」だったりするのではないかと。
「未完成のヒーローが成長していく過程」というドラマ構造も、その一つと言えるのかもしれません。ただ私には、そのどれもが正解ではないような気もします。
ドラマとしては成立していても、カタルシスを感じないからです。


そういう意味では、現在はまさに「ヒーロー不在の時代」なのかもしれません。
いくら変身ヒーローの形をしていても、そこにカリスマ性は無いですから。

個人的には、作品にカタルシスやパワー、勢いを生むものは、ヒーローそのものの魅力と思います。
まーこれも、古いオタクの戯言なのかもしれませんね。
もはや、ヒーローにカリスマ性を感じてはいけないのかもしれませんcoldsweats01


ただ、月光仮面に始まり、ウルトラマン、仮面ライダーと、人間体にカリスマ性を感じるヒーローを見て育った私などは、この現状に大変な閉塞感を感じます。
非常に思うんですが。今のヒーローファンって、たぶん自分とヒーローを同じ目線で見てますよね。「友達感覚」と言うか。
ですから戦う意味そのものも変質せざるをえない。「人類の平和」よりも「ごく仲間内の危機」の為に戦うヒーローの方が、リアリティーを持つ訳です。
ここが私などとは決定的に違う所ですね。
私の時代、ヒーローは文字通り「英雄」。見上げる存在でしたから。

見知らぬ人を被害者にしない為に戦う、オリジナルTVシリーズの本郷。
自分の生徒や知人を被害者にしない為に戦う、「NEXT」の本郷。
この差なのかもしれません。

たぶん「藤岡本郷」なら、「NEXT」で被害者となったChiharuファンクラブ会長、岡村を助けられたのかも。
自分の目の前で怪人に襲われる人間を、助けられない訳はない。
そう思わせる何かを、昔のヒーローは持っていたのです。


そういう意味では「NEXT」も前述の要素に近いですが、あれは観客の心理が「友達感覚」に行く前に、アクションとホラーの「絵」で押し切ってしまう。
失われたカリスマ性に代わり、それらの要素が奇跡的にうまく機能しているんですよ。穴を埋めていると言うか。
「キャラクターのパワー」より「作品のスタイリングの良さ」なのかもしれません。
それが逆に、ライダー世界のリアリティー構築に繋がるあたりは見事ですが。
テロ組織としてのショッカーのスケール感は、今作が一番リアルと思います。
あるいはそれが、ドラマ作りの一つの突破口だったのかもしれませんが、おそらくそれだけでは「人間体のカリスマ性」に取って代わる事は出来ないでしょう。
前述の「一回限りの離れ技」というのはそういう意味。
劇場作品だからこそ出来た事なのかもしれません。
それはそのまま、「NEXT」への賛美でもあるのですがhappy01


いつもながら、とりとめのないお話でごめんなさいcoldsweats01
ただ、私はいつも考えています。
もしよろしければ、お時間ある時にでもお考え下さい。


最近のヒーロードラマのどの部分に、魅力を感じますか?

人間体のカリスマ性に代わる、ヒーロードラマの魅力がもしあるなら。
それは「解けない謎」や「ギャグ」や「未完成ヒーローの成長
」なのでしょうか?

また、それらを魅力と感じる方のご意見も、ぜひお聞きしたいです。
頭の固い哀れな私に、なにとぞご教授をcoldsweats01

Photo

これは決して、最近のヒーロードラマの批判ではありません。
きっと作り手も、そこを必死に模索しているのです。
私もそこを追及したいと。無い頭を絞ってsweat01
ファン一人一人がそこを真剣に考える事に、きっと意義があるんですよ。
「つまらない」「見たいヒーローじゃない」って言ってるだけより、その方が建設的ですもんねhappy01

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2008年4月23日 (水)

特殊合金製お化け屋敷

Photo いやーやっぱり、表紙にこの勇姿があしらわれていると、どうしても手が伸びちゃいますね。
即買いhappy01

実は昨日手に入れたものですが。
皆さんもきっと、お近くの書店でご覧になったでしょう。
『別冊宝島 僕たちの好きなウルトラマン [ウルトラマン・シリーズ誕生編]』。
宝島社の「僕たちの好きな」シリーズは、これまでかなりの数が刊行されていますね。
文学や人物、映像作品など様々なジャンルにまたがり、一冊でそのテーマ世界を鳥瞰できる、ビギナー向けの編集方針に好感が持てるシリーズです。

この新刊をはじめウルトラシリーズの特集本も何冊か刊行されていますが、実は私、これまでは、ちょっと薄味の内容に今一食指が動かなかったのです。
これは「ネヴュラ」読者の皆さんも感じられている事ではないでしょうか。
私だけだったらお詫びしますがcoldsweats01

ところが今回のこの新刊、これまでのシリーズと少し立ち位置が違っていまして。要は「ウルトラQ」と「ウルトラマン」を関連付けて捉えている所が新しいんですね。
テーマ、テイスト、スタッフ編成、時代背景など、決して切り離して考えられないこの二作品に同時にスポットを当てたところが、私をレジへと向かわせた大きな要因なのでした。

その内容も、初放送後42年の時を考慮した「現在の視点」で作品を語っているところがお気に入り。一話一話に添えられた一口解説に過ぎませんが、ライター諸氏の大人の視線、ファンの共通認識が心地よい一冊でした。
この一冊、おそらくしばらくは「ネヴュラ」執筆の友として重宝する事でしょう。
1,000円以下の価格も、お財布に優しいしhappy01

Photo_2で、何よりもこの本に惹かれた理由は。
もうサブタイでお分かりでしょうがhappy01
表紙の一角に添えられた、この告知。
「ふ、ふろく付き。しかも科特隊基地ってheart04
やっぱり即買いhappy01 

「そんな事だと思った」なんて声が、ギルの笛のように襲いかかりますshock

いやーいいですねー。マン放送当時の雑誌掲載状況は完全把握していないので分かりませんが、科特隊基地の組み立てふろく(意地でもペーパークラフトなんて言いません)は初めて見ました。
考えてみれば、あの特異な形状は組み立てふろくにもピッタリですよねー。加えて往年のファンの購買意欲をそそるキラーアイテム。良い所に目をつけたと思います。
「紙」というのが良いんですよ。このチープさがhappy01

Photo_3で、案の定、ふろくのパーツは表紙と裏表紙の裏面に印刷されているという。
うーんこれじゃー、組み立てるにはもう一冊必要かなー?
ここで「なんで別紙になってないの」と怒らないのが大人の優しさ。

きっと別紙にしたらコスト高により、このふろく企画そのものが通らなかったんだろーなーと。
その台所事情を思いやりましょう。きっと同年輩が作ってるんだからhappy01


Photo_4こんな記述が載っているのも楽しいですねー。
ウルトラマンが親子二代に渡るヒーローという事を再認識させてくれます。

考えてみれば、これは凄い事ですよね。科特隊基地やジェットビートルは子供も知っていても、シルバースターやシュピーゲル号は知らないと思いますし。実にホンニョゴニョ~ンな現状ですhappy01



さて。以前、「ウルトラマン」に於ける科特隊の位置づけについてお話した事がありましたね。
ウルトラマンという作品は、そのドラマのほとんどが科特隊の描写に費やされているという勝手な私見で。お恥ずかしい限りでしたがcoldsweats01


2007年5月28日(月)『空想特撮シリーズ「科学特捜隊」』
http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2007/05/post_c5d4.html


Photo_5超科学兵器を使いこなし、怪事件を捜査する国際的科学捜査チーム、科特隊。
ウルトラマン全話に渡って、彼らの勇壮な活躍は充分に描かれていました。

その近代的イメージの一翼を担ったのが、この「科特隊基地」である事は誰もが認める事でしょう。
ちょっと考えてみたんですが、近代設備が網羅された「基地」に居を構えた科学捜査チームの設定って、「ウルトラマン」が本邦初だったんじゃないでしょうか。

国産SFヒーローの黎明期。アトム、鉄人、エイトマンの三大パターンが産声を上げた時代においてさえ、彼らの活躍背景、言わば「ピット」としてイメージされるのは「研究所」であり「工場」だった訳で。
実写ヒーローに目を移してみても、そこには圧倒的な「探偵事務所」の存在があるのです。月光仮面しかり。まぼろし探偵しかり。少年ジエット(「エ」は大きいんですよ)しかり。


Photo_6確かにハイブリッドな意匠の集合体であった「ウルトラマン」ですが、現在では当たり前になっている「防衛チーム基地」という設定も、既に初作の時点で完成の域に達している所が凄いですよね。
何しろこの「怪獣・ヒーロー・防衛チーム」という位置関係は、最新作に至っても身じろぎもしない訳ですからhappy01


「ウルトラマン」事実上の叩き台となった企画案「科学特捜隊ベムラー」によれば、科特隊の設定として「警視庁の刑事達では手に負えない怪事件や異変を専門に捜査云々」の記述があります。
確かに「国際科学警察機構の日本支部」という設定もありますが、扱う事件の特異性が「人間社会のルールで推し量れないジャンル」である事も明白。
その点から彼らは「科学刑事」であると同時に、怪事件を科学的に「推理」する「探偵」的な香りも大いに感じられるのです。

さらにはテレビドラマ黎明期に見られた「探偵ドラマ」のスケールアップ的発想も手伝っていたとすれば、これはもう間違いなくhappy01
この視点は以前、拙記事に頂いたお仲間、市川大河様のご研究によるコメントから発展したものです。
この場をお借りして市川様にお礼申し上げます。ありがとうございました。


余談ですが、こういうお仲間とのやりとりを通じて解析や私見に磨きがかかるというのも、ブログの大きな魅力の一つですね。
つくづく、私は多くの皆さんに支えられているなあと感激していますhappy01

しかしながらこの辺り、それまでにない組織の構築に腐心した番組スタッフのご苦労が偲ばれますね。既存の作品からイメージを持ち寄り、初作にして理想的な設定を完成させた先人たちの偉業に、今さらながら感服するばかりです。


Photo_7さて。そんな彼らエリート隊員が、地球防衛の重大任務に勤しむ「科特隊基地」。
これはもう「マン」世界に於ける、地球科学のシンボルですね。



最新鋭の機材、武器、レーダーなどは当たり前。庶民が扇風機で暑さをしのいでいる時代、全館エアコン完備というhappy01
さらに外壁は、外部からの不意の攻撃に備えて、あらゆる熱線、光線を阻止する特殊な合金が加えられた鉄筋コンクリート製。まさに「電子の要塞」です。

まー確かに、世界の頭脳とも言える岩本博士など、そうそうたるメンバーがその英知を結晶させた基地であるだけに、その守りも鉄壁というわけですね。


ただそのハード面に比べ、運営する隊員等ソフト面には、宇宙人など知的侵略者がつけいる隙も多かったような気がします。
と言っちゃうと、シリーズ中幾度となく繰り広げられた「基地内での攻防」を肴にした隊員ツッこみに繋がりそうなものですが、私はあえてそちらへは走らずhappy01、そういう作劇・名場面の構築を可能にした「基地」という秀逸な設定に感服するんですよ。
例えば、ザラブ星人やケロニアが視聴者にあれだけの知性を印象付けられたのは、「地球人の懐」たる基地で展開する知略戦ゆえなんですね。
地底人・アンヌにしたって同じです。ブルトンなども忘れられないですね。

Photo_8ムラマツ隊長以下隊員の温かなキャラクターゆえ、サスペンスフルな展開も若干は安心して見えますが、科特隊が危機に晒されるって、実は「マン」世界ではかなり危ない出来事なんですよね。
敵に手の内を見せちゃう訳ですから。

その恐ろしさを最大限に感じさせたのが、最終回「さらばウルトラマン」である事は、皆さんもお分かりではないかと思います。
つまり「基地」という設定は、地球人の科学性、隊員のエリート性を表すと同時に、侵略者の能力や知性をアピールする場でもあるのです。


この防衛基地という設定は次作「セブン」で頂点に達し、また侵略者との攻防の舞台に使われる事も多々ありましたが、その後のシリーズでこの「基地」が効果的に使われたかどうかと言うと・・・
これは私には語る資格がありません。何しろ新マン以降の作品には非常に怪しい知識の私。「えーっオタクイーン、あのエピソードを知らないの?」なんて思われた貴方、無知な私にどうぞご教授をcoldsweats01

さて。テレビ業界の末席を汚し、曲がりなりにも「番組構成」なんてものを手掛けるようになると、かつて見ていた番組のストーリー構造や基本設定などに目を向けざるを得なくなるんですが、そういう視点で見ても、この「基地」という設定は秀逸ですね。

誤解を恐れずに言えば、クリエイターはストーリーを構築する時、必ず「逃げ場」を作ります。
ストーリーが複雑になりすぎる時、どこかで視聴者に「今起こってるのはこういう事なんですよ」と説明するシーンが必要。一種の「仕切り直し」ですね。
「ウルトラマン」の場合、科特隊基地がこの「仕切り直し」の舞台にピッタリなんですよね。
要は科特隊基地は、ストーリー構築上でも「基地」なんです。
以前にも似た事をお話しましたね。「仮面ライダーではストーリーの骨子を、まずショッカー本部で首領が説明する。」この作劇術に通じるものがあります。


お話の先が見えなくなったら、基地へ戻ってくればいい。
金城哲夫氏以下当時のウルトラマン脚本陣も、きっとあの特殊合金製の要塞を「ストーリー構築の基地」にしたんじゃないかなー、なんて、凡人の私などは考えてしまうのでしたhappy01


Photo_9色々な意味で重要な位置にある「基地」。
作戦の立案は元より、隊員の心情吐露やディスカッションの場としても使われ、またテーマを語る舞台としても絶好のステージである「基地」という存在は、これからも続くであろうウルトラシリーズの中で一層の重要度を持つ事でしょう。
前述の「ベムラー」企画書の中で、この基地が「お化け屋敷」と呼ばれていた事は有名ですが、私にはこの設定こそが、お化け的に飛びぬけた発想に思えます。
ウルトラマンという「お化け番組」にふさわしい呼び名かもしれませんね。


ちなみに。劇中でも語られている通り、科特隊の本部はパリという設定ですが、全話を通じて、このパリ本部はついに映像化されませんでした。
「うーんパリか。エッフェル塔ぐらいしか知らないなー。フランソワーズ・モレシャンと」なんておバカを言っていた私ですが、このお話の為に資料をめくっていたら、なんと当時の雑誌にパリ本部の図解がeye


Photo_10それがこれです。
なんと本当にエッフェル塔の近く。やっぱり本部も基地になっていたんですねー。いやービックリ。

写真が小さい上、手ブレなどで見にくいですが、なんとなく雰囲気がお分かり頂ければ幸いです。
(全ての写真はクリックで拡大します)



世界各国にこんな支部がある設定なら、支部対抗の実力検定なんてあったかも。でもこれは日本が一番でしょうね。
宇宙人が隊員の支部なんて、世界の何処にもなかった筈ですから
happy01

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2008年4月12日 (土)

勝手にベストキャラ《マン篇》

「あらー。かすってもいない。」
苦笑いとともにブラウン管につぶやいた、10日木曜日の深夜。

「ネヴュラ」読者の皆さんならご覧になったことでしょう。
NHKBS2『BS熱中夜話 ウルトラマンナイト第2夜』。

3日深夜に放送された第1夜に続き、今回はキャラクター編という事で、ウルトラマン・ウルトラセブンに登場した人気キャラクターのベスト10が発表されました。
その詳細はHPで発表されています。こちらまでどうぞ。

http://www.nhk.or.jp/nettyu/2008/ultraman/0410/index.html

このランキング、3月に番組HPで行われた人気投票の結果だそうで。
10日深夜の放送では、このランキングを基にファンの皆さんの熱いトークが展開され、楽しい時間となりました。こういうのっていいですよねhappy01
同じウルトラファンでも怪獣に対する思いがこれだけ違うのかと、発見を新たにした次第です。「ネヴュラ」上での皆さんとのやりとりでも、同じ作品に対する思いの違いを通じて、多面的な角度の意見交換を有意義に感じていましたから、こういうランキングも大歓迎という事で。放課後の友達同士みたいな感覚があります。
誰かの家に集まってあーでもないこーでもないなんて、怪獣談義に花を咲かせたご記憶をお持ちの方もいらっしゃるのでは?
考えてみれば「ネヴュラ」も、『放課後の友達の家』みたいなものですが。
私のおバカぶりはもう、小学生から全然成長していませんしcoldsweats01

そんな『友達の家』感覚で発表されたベスト10を見た私の感想が、冒頭のセリフである事は、もうご想像の通りです。
第1夜最後の予告で、10日の放送はキャラベスト10と知っていたので、自分なりにちょっと考えてはいたんですよ。
ところがもう、発表された結果は私のそれとまるっきり違っちゃって。
認識が世間とここまでズレると、かえって清々しさまで漂いはじめhappy01
もう楽しい楽しい。こういう遊びを楽しんだのは何年ぶりでしょうかhappy01



さて。10日深夜の放送をご覧になった方、そのランキングにどんなご感想を持たれましたか?「あーやっぱり」と頷かれた方、私のように「えーっ!全然違うじゃん」と驚かれた方、悲喜こもごも(大げさですが)だったと思います。
全国のウルトラファンが、深夜のランキングに一喜一憂するというのも本当に罪がなくていいですねー。この時ばかりは、皆さんマン・セブンをリアルタイムで見ていた頃に戻られた事と思います。

前述の通り、ランキングはHPで見られますが、今日はお話の都合上、ここでちょっと「ウルトラマン」の人気キャラベスト10を再録してみましょう。

第1位  バルタン星人
第2位  ゼットン 
第3位  レッドキング
第4位  ゴモラ
第5位  メフィラス星人
第6位  ジャミラ
第7位  ピグモン
第8位  ダダ
第9位  シーボーズ
第10位  アントラー
(それぞれの登場話数・サブタイは書きません。ご存知ですよねhappy01


どーですかこれ。
これを見た私の感想は
「渋いところを突いてきてるなー」というものでした。
かなり変化球で来た作品の登場キャラが、上位に食い込んでいるような印象があったんです。(深夜、こんな事を真面目に考えた私もどうかと思いますがcoldsweats01
個人のブログなので私見120%でお話しますがhappy01、1位から4位まではともかく、5位以下ってかなり意外な印象がありまして。
(「無いけど!」って方にはお詫びしますsweat01


Photo_2バルタン、ゼットン、レッドキング、ゴモラ。確かにこれらは、「マン」放送当時から人気の高かったキャラですし、実際、その魅力もよく分かります。
でも5位のメフィラス以下、ジャミラ、ピグモン、ダダ、シーボーズ、アントラーは・・・
リアルタイム視聴者だった私は断言しますが、これらは別に本放送当時、それほど人気もなかった記憶があるんですよ。特にシーボーズなんてhappy01

はっきりと憶えていますが、このシーボーズは本放送当時、オンエア前に月刊誌で発表されたんです。で、あのルックスでしょ。ガイコツモチーフの怪獣という事で、ものすごく期待したんですよ。当時の私は。
「これはすごく強そうだなー。ウルトラマンは大丈夫かな?」なんて。
で、放送されたらあの通りhappy01。私が「モスラ対ゴジラ」の佐原健二以上に「ギャフン」したのは、言うまでもありませんhappy01


「弱いじゃーん。ダダこねてるしshock。」
ストーリーそのものも子供には分かりづらい「変化球」でしたね。


その他、メフィラスだってジャミラだってダダだって、正攻法的な格闘を見せるストーリーではありませんよね。ピグモンは「友好珍獣」だしhappy01
唯一、アントラーは強い怪獣でしたが、ストーリーは都心に怪獣が現れるというお約束を破った「番外編」的なイメージがあります。

怪獣のデザインや強さ・能力とストーリーを切り離して考えられない私は、これらのキャラの登場エピソードに人気が集まる事が非常に意外なのでした。
「いやーこのキャラ登場エピソードって、子供の頃には分からなかったものばっかりだなー」なんて意識ばっかり先に立ってしまって。
(話せば話すほどおバカを露呈してますねー。そういう子供だったんですcoldsweats01


これはファンの意識が、40年という時の流れの中で熟成されたと考えるべきなのかもしれませんね。今、大人の目で見れば、確かにこの5位以下のキャラは魅力的に映ります。デザインだって味がありますし。私は何を見てたのかとcoldsweats01
ですからこの人気投票は、今行われる事に価値があったのかもしれません。
例えばこの結果を、本放送当時の人気ランキングと比べてみたら、また面白いトークが出来たかもしれませんねhappy01

でもこれだけの投票を企画した、番組スタッフの心意気には敬服しました。
大人の事情も分かった上での感想です。
ここでの言及は避けますが、その事情もよく分かります。スタッフのご苦労って、視聴者には理解できないものなんですよねhappy01



さてさて。こんな感想ばっかりでも退屈されるでしょうから、今日はちょっと、私が選んだ《勝手にベストキャラ・マン篇》をお話しましょう。
実はこういう、しがらみにとらわれない好き勝手な物言いこそが、ブログの大きな魅力と思います。最も記事にし易い企画ですし、やった者勝ちという事でhappy01
ちょっと皆さんも考えてみて下さい。楽しいですよ。


Photo_3これを考える作業は本当に楽しいものでしたが、考えが進むうちに、ある思いに突き当たりました。
この作業、「自分がウルトラマンという番組に何を求めているか」「自分にとってウルトラマンという存在は何か」という事に繋がるんですね。
結局、怪獣や宇宙人への対処の仕方によって、ウルトラマンのキャラが掘り下げられるわけですから、彼ら登場キャラはすべからく「ウルトラマンの映し鏡」なんですよ。
そう考えてみると、私のウルトラマンへの思いは『無敵のヒーロー』である事が分かりました。
人々が絶体絶命の時に何処からともなく現れ、圧倒的な力で敵を粉砕する『銀色の巨人』。そのキャラを引き立たせる「名脇役」が好みなんですね。
ですからそういう部分では、「熱中夜話」ベスト10の1位~4位と重なるキャラはありました。でも意外にも、その順位は結構低かったりしてcoldsweats01


基本的には嫌いなキャラが居ない上、移り気の激しい私の事、オールタイムベストとはなりません。常に順位は移り変わっていますが。
無い頭をヒネった末、
今日の時点での、私の初代マン・キャラベスト10を発表するとこうなります。(「ウルトラマン」本人は除きますが)
まずは
10位から4位まで。

第4位   バルタン星人
第5位   ゴモラ
第6位   ブルトン
第7位   ケロニア
第8位   アボラス
第9位   ザラブ星人
第10位  ガボラ 
(前述と同じく、登場話数・サブタイは書きません。書くとかえって失礼かもcoldsweats01



Photo_4どうでしょう?happy01皆さんのご意見は。
かなり一般の認識と違うんでしょうかcoldsweats01 
ちょっと分からないですが。
いずれも直球勝負のストーリー、『ストロング派』のメンバーが多い事がお分かり頂けると思います。
ウェットなテイスト、ハートウォームな展開がない代わりに、SF性やスベクタクル色が強い作品、科特隊の活躍やウルトラマンの強さを存分に堪能出来るエピソードのキャラが揃った感も。

ガボラアボラス、ゴモラなど、ガチ勝負(ちょっとはしたないですねcoldsweats01)のキャラが多い反面、ザラブやケロニア、バルタンなど、サスペンスや頭脳戦で引っ張る回のキャラも好きですね。
でもここで重要なのは、「マン」に登場する人間体型のキャラ(宇宙人系)って、セブンのそれに比べて圧倒的に強いという事なんですよね。
頭脳戦に加え超能力戦にも長けているという。決してビーム一発ではやられない。知的な上格闘も楽しめる所が、私にはお気に入りなんですよ。
「一粒で二度おいしい」キャラなのかもしれません。
で、3位以内なんですが。
これが冒頭の通り「熱中夜話」とはかすりもしないラインナップでhappy01



さて。それでは第3位。
実は私の3位『ザラガス』(第36話「射つな!アラシ」登場)なんですよねhappy01


Ph意外に思われる方も多いかもしれませんね。
でも私には、あの圧倒的な強さに加え「攻撃するほど強くなる」「脱皮する」という超能力性、角や背中から放たれる強力なフラッシュ(一時的にウルトラマンの光を奪ったほど)、そして「脱皮の際の赤い煙」という不気味さなどが渾然一体となった魅力がたまらないのです。


加えて、あの児童会館の設定(コンクリートの空が「破れる」というビジュアルショック、屋外なのにまるで室内で響くかのような歩行音など)に、非常にSF性を感じたのでした。
もちろん、会館付近の建物を存分に破壊するザラガスの勇姿は言うまでもありませんが。


Photo_5「変身怪獣」という肩書きを持つザラガスですが、「変身」というイメージはあまりなかったように記憶しています。
でもあの不条理な存在感はまさにウルトラ怪獣。
東宝怪獣とは明らかに違った脈流を感じます。

最終話近くの登場の為やや知名度は低いですが、かなりの強敵だった事をよく憶えています。




で、第2位は。
なんと『ケムラー』(第21話「噴煙突破せよ」登場)だったりしてhappy01


このケムラーも強かったですねー(尺度がお子ちゃまですみませんcoldsweats01
設定やストーリーの詳細はご存知でしょうから説明しませんが、何より素敵なのはあの鳴き声。カエルですよカエルhappy01happy01happy01


Photo_6実に風貌にピッタリ。眠そうな目もラブリーでeye
あんなにとぼけた風貌なのに、あの強力な毒ガス(出身地の火山ガスと同じ濃度の亜硫酸ガスだそうで。「ダークセント」なんてカッコイイネーミング)でしょ。発射直前に口が光る所なんてもう、たまりません。
科特隊や自衛隊の攻撃を尻目に、尻尾からの破壊光線をキャップ・アラシに放ち、背中の甲羅でハヤタのビートルを打ち落とす勇姿。
ウルトラマンのスペシウム光線さえくすぐられたほどにも感じず、「ダークセント」でマンを苦しめる無敵のつわもの。

イデ隊員がマッドバスーカで加勢しなければ、マンはケムラーの犠牲になっていたかも(ハヤタ本人の談ですし)という程の名勝負を見せてくれたのです。


Photo_7ヒレが開くガボラもそうですが、背中の甲羅を展開させ、フォルムが大きく変わるというのもケムラーの魅力に拍車をかけているようです。
いやーすばらしい。背中に心臓なんて設定も、超能力怪獣の面目躍如ですね。




Photo_9まーそんなこんなで、要は私は「マンが苦しめば苦しむほど、その後の逆転がカタルシスになる」という図式が好きなんでしょうね。
うーん子供。実相寺さんが泣いているcoldsweats01

でも、それも「ウルトラマン」という番組の魅力であるはず。第一、どんなに苦しんでも、ウルトラマンは絶対負けないイメージがありますから安心punch



さて。今回は「ウルトラマン」のベストキャラをお話しましたが、是非皆さんのベスト10もお聞きしてみたいですね。
まったく違うチョイスがあって当然、むしろそちらの方が楽しいと思います。

これは本当にブログ向き、非常にコメントしやすい企画ですから、もしお時間と「これだけは言いたい」なんてご意見がおありでしたらお聞かせ下さい。
機会を見て、《勝手にベストキャラ・セブン篇》もお話できればと思います。


Photo_10「あれ?オタクイーン、第1位の発表がまだぢゃないの?もー大ボケhappy01
なーんて貴方。いやー私のベスト1は、もう随分前にお話したんですよ。その記事は下記まで。
このスペースでは狭くて、とても語りきれません。
「マン」のみならず、すべてのウルトラ怪獣の中で頂点に立つ「奴」は?
昔からのお仲間なら、もうおわかりですよねhappy01

http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2006/07/post_e25d.html

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2008年2月20日 (水)

加えられる疑問符

newいきなりですが。今回から、絵文字が使えるようになりまして。
さっそく使ってみました。(種類はそれほどありませんが)coldsweats01


絵文字はコメント欄でも使えるそうですので、
コメントされる皆さん、楽しんでみて下さいhappy01

さてさて。前回の「アイアンクイズ」の答えですが。
さすが皆さん、鋭いですね。
正解はご覧の通りです。
 
Photo_4私も最初見た時は悩みました。
結局正解できたんですが、こういうユルーいクイズがたくさんあった当時のガムは、今見ると楽しいですね。

正解者の皆さん、おめでとうございましたfuji
賞品がなくてごめんなさい
coldsweats01







さて、お待たせしました(例によって待ってないって?)
今日は前々回の続き、ナレーションのお話です。
ただ今回はこれまでと違い「ナレーションが番組内容と対立して見える例」についてお話します。
まーこれもいつもの私見ですので、ひと笑いのタネにでもなればと(笑)。

これまでの「ナレーションおバカ私見シリーズ」では、「ネヴュラ」得意のウルトラシリーズ、それも「Q」「マン」など最初期のシリーズを採り上げてきました。
この二作が来れば、当然次はこれですよね。

Photo_7「ウルトラセブン」(1967年~1968年)。
今さら語る必要もないほど有名な、国産特撮ヒーロー番組です。
識者の間ではこの番組に関する評論や私見が数限りなく語られていますね。
「ネヴュラ」のお仲間さんも、皆さん活発な意見を発表されています。

セブンに関してはビギナーを自認する私などが、それら凄腕の識者のご意見に加えることなど何もありません。
最近も久しぶりに再見、そのクォリティーの高さに改めて感服した次第でした。

「私に語れる事なんて何にもないなー」とも思っちゃったりして。
ですから今回は、かなり食い足りない私見になっちゃうと思いますので、その点はご勘弁下さい(汗)。

以前「虹の卵 セブン風味」の時にもお話しましたが、私は「セブン」に関しては初期の話数をリスペクトしています。正統派の侵略ストーリーは「マン」には無かった硬派のテイスト、異星の知的生命体との攻防戦が生み出す緊張感は、それまでのファンタジックな世界観と一線を画すものでした。
異論も多々ありましょうが、個人的に「セブン」は14話・15話の「ウルトラ警備隊西へ」前・後篇あたりまでが許容範囲ギリギリ、それ以降のエピソードは一部を除いて「名作だけど、これは私の好きなウルトラじゃない」んですね。

これは好みの問題です。いつも申し上げますが「良い悪いと好き嫌いは別」という事ですね。ですから作品の出来については決して否定しません。
60年代後半にこれほどまでのクォリティーを持ったSFドラマは、世界的に見ても極めて稀な例ですから。

さて。ここで今回の切り口、「ナレーション」についてお話しましょう。
識者の方々のみならず今や一般の方々にも有名な事ですが、「ウルトラセブン」のシナリオには、いつも一篇の巻頭詩が書かれていました。



地球は狙われている!
今・・・・。
宇宙にただよう幾千の星から
恐るべき、侵略の魔の手が
伸びようとしているのだ。



Photo_8これは番組製作当時、スタッフ側がセブンに関して貫こうとしたテイスト、ドラマの背景となるイメージを形にしたものと言えます。
この巻頭詩はラストの一行が削除され、第1話「姿なき挑戦者」の冒頭でナレーションとして使われていますから、皆さんにも聞き覚えがおありでしょう。
第1話の脚本は「マン」のメインライター・金城哲夫ですが、不勉強ながらこの詩がどなたの手によるものかは存じ上げません。ただいずれにせよこの詩が、スタッフが目指したセブンの世界観だった訳です。


しかしながら、後年の作品研究で名作とされたエピソードを思い出すと、セブン全篇中、この詩の内容をストレートに表現したエピソードが思ったほど多くない事に気がつきます。これは私だけの感覚でしょうか?

「そりゃそーだよ。オタクイーンの言ってる事は矛盾してない?
「マン」の時だって第1話のナレーション『それゆけ!われらのヒーロー!』が、シリーズ進行につれて内容にそぐわなくなっていった事に気づいているくせに。
ましてやセブンは、従来の金城風エンターテイメントと、市川森一らによる問題提起作のせめぎ合いが露となって結実した名作なんだから。
今やそんな事はファンの間では常識でしょ?」


Photo_13・・・という皆さんのありがたーいお声が石つぶてのように。crying
その通りですね。第1話で作られた設定やストーリーラインが最終話まで貫かれたテレビシリーズは非常に少ない。
原作物や確固たる連続ストーリーが作られている番組を除き、セブンのような一話完結のシリーズは、視聴者の反応などを見ながら舵取りをしていくものだからです。
ましてや当時の円谷プロは名クリエイター揃いの梁山泊でしたから、一筋縄ではいかない作品群が目白押しなのも当たり前で。
すす、すいませんでした。私のようなヒヨっ子がセブンを語るなど100年早かったんです。crying


でも私などはこの巻頭詩、いやあえて第1話ナレーションと言いますが、セブン全篇はこのナレーションへの挑戦だったような気がするんですよ。
「自作のナレーションに、クリエイター達が『?』をつきつける作品群」と言うか。


Photo_9「セブン」全篇を鳥瞰してみて思うのは、このナレーションには早くも第8話「狙われた街」で『?』が突きつけられたような気がすることで。
8話ですよ。まだ1クール行っていない段階でこの問題作。
「人間同士が信頼感を持つ事は、遠い未来のお話」という結末の苦さは、さすがに子供の頃の私は分かりませんでしたが、今になってみるとそこには、第1話ナレーションに投げかける疑問符・鋭い『?』があったような気がします。
つまりナレーションの最後に、疑問符を含む一行が追加されたような感触があるんですね。


恐るべき、侵略の魔の手が・・・
しかし今の人類は、団結して侵略に立ち向かえるほど、お互いを信用しているのだろうか?


みたいな(笑)。
不思議なもので、なぜかセブンのエピソードは「マン」で語られた『人間同士の信頼感』や『未来への明るい希望』を全部ひっくり返しちゃうようなエピソードが非常に多いですね。
私が好きな正統派の侵略ストーリー、「緑の恐怖」「湖のひみつ」「消された時間」などのエピソードの方がむしろ浮いて見えてしまうという(笑)。
確かに「Q」「マン」にウルトラシリーズの真骨頂を見る私ですから、前述の正統派ストーリーが好きな理由も分かります。私がセブンに敷居の高さを感じるのは、きっと前述の第8話のような先鋭作が続出するせいでしょう。


他にも『?』が付く作品は、数多くありますね。

第42話「ノンマルトの使者」では
『先住民族を排除する人類の方が、侵略者ではないのか?』と。
第43話「第四惑星の悪夢」では
『人間疎外が進む地球は、いずれ自滅の道を辿るのではないか?』と。
第44話「円盤が来た」では『盗まれた街』のラストを少し具体化して、
『地球人同士は、他人をどこまで信用できるのか?』と。


分かりやすい例として後期の有名作を多く挙げましたが、他にも第1話ナレーションに「挑戦」するかのような主張は全作を通じて少なからずあります。
これはシリーズの流れでそうなっていったとは思いにくい。
確信犯的に挑戦しているような印象を受けるのです。
なにしろ最初の「挑戦」が第8話ですから(笑)。


「あれ?「アレ」が無いじゃない。まだまだだなオタクイーンも」とおっしゃる貴方。私だって、ダテにオタクを名乗ってるわけじゃありません。
セブン後期のエピソードで私が唯一気に入っているのが「アレ」なのです。
『超兵器R1号』。


Photo_10これはさすがに、私も瞠目した一作でした。
(好みの問題ですので異論もおありでしょうが、そこはなにとぞご勘弁を)
このエピソード、よく言われる「核兵器開発競争の寓話化」である事は間違いありませんね。「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」という名ゼリフも、作品の文学性を高めている理由の一つです。

救いようの無い人類の好戦本能、支配欲に対する問題意識。

『力による地位の均衡化で、真の平和を維持できるのか?』
視聴者に強烈な疑問符を投げかけるこの主張は、ラストシーン、地球人と宇宙人の間に立ち尽くすダンの暗澹たる表情に凝縮されていますね。


その被害者、人類の負の発明の象徴として登場するギエロン星獣は、言わば「宇宙版ゴジラ」の役どころじゃないかと思います。
核実験がR1号に変わっただけで、ストーリーの構造は同じですもんね。

頭の無い私なんぞは、クライマックス、ギエロンに挑むセブンの姿が悪役に見えてしまって仕方がない。
星獣の翼をもぎ取って振り回すセブン。
アイスラッガーで星獣の首を欠き切るセブン。
バックに流れる勇壮な主題歌のBGMが、逆にセブンの残虐性を強調するように見せる秀逸な音楽演出。

画面いっぱいに舞う美しい羽が「望まない復讐」の末に流れるギエロンの「白い涙」に見えてしまって仕方がありません。


頭の無い私は、ここに「宇宙から来たスーパーヒーローの限界」を見てしまったのかもしれません。知略・戦略で戦える宇宙人相手ならある意味「フェア」な印象を持つセブンの存在も、住む故郷を兵器で破壊され、身体も変化し宇宙の放浪者となった生物には「殺戮者」となる以外なす術がなかったと。
兵器開発を自ら「血を吐きながら続けるマラソン」と揶揄し、その動きを阻止できなかったセブン=ダンは、血走ったギエロン星獣の目に何を見たのでしょうか。


Photo_11冒頭のお話に戻りましょう。
第1話冒頭で語られたナレーション、「地球は狙われている」に始まる一文は、そのままスタッフへの疑問符に映ったのかもしれませんね。
「宇宙に漂う幾千の星から 恐るべき侵略の魔の手が・・・」
この一文も、皮肉と言うかなんと言うか。

「超兵器R1号」では、侵略しているのは地球人なんですよね。
それがたとえ故意じゃなかったとしても、そこには「被害者」が居る訳です。
脱稿時、脚本の若槻文三は、この第1話ナレーションを意識していたのでしょうか。セブンビギナーの私には窺い知れませんが、本編を見る限り、それは冒頭のダンとフルハシの会話に現れているような気がします。


「忘れるなダン。地球は狙われているんだ。今の我々の力では守りきれないような、強大な侵略者がきっと現れる。その時の為に。」
「超兵器が必要なんですね。」
「決まってるじゃないか。」
「侵略者は超兵器に対抗して、もっと強烈な破壊兵器を作りますよ。」
「我々はそれよりも、強力な兵器をまた作ればいいじゃないか。」

「それは、血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ。」

Photo_12赤色のセリフがフルハシ、青色のセリフがダンです。
このセリフを見る限り、ナレーション側のフルハシに疑問符を投げかけるダンという図式が読み取れます。

「地球は狙われている」というシリーズ当初のコンセプトに対し、既に2クール目のラストでこれ程までに強い疑問符を投げかけるシリーズは、私の知る限り非常に少ないです。
前作「マン」の世界観を発展させながら、新たな切り口を次々と見せていったセブンですが、その先鋭性は自らが作り出したシリーズコンセプトに反逆すること、逆の立場を取ることで確立していったんですね。
それはある種、従来のヒーロードラマの枠を打ち破ろうとした、若きクリエイターたちの熱い思いだったのかもしれません。



そんなこんなで、いつもながらのおバカな私見をお聞き頂きました。
まー今まで、色々な所で語られてきた事の焼き直しかもしれませんが、これは決して受け売りではなく私見です。舌足らずでごめんなさいね。
何しろセブンについては無知の私、思い違いなどありましたらお詫びします。
でもやっぱり私には、ヒーローのあり方や人類の未来に疑問符を投げかけるセブンの作劇は見ていて辛いです。
名作ゆえ、訴える力の強さゆえ、その事を余計感じるのでしょう。


やっぱり「マン」のような突き抜けた明るさ、未来への希望が好きですね。
カネゴンやブースカと遊ぶのが大好きな私の、ささやかな好みですhappy01

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2008年2月15日 (金)

ウルトラ心の兄弟

前々回の記事で、「ウルトラQ」のナレーションについてお話しましたね。
1966年の放映時、その非常に洗練されたドラマの香りは他の番組と一線を画すものでしたが、それは「ウルトラゾーン」など海外SFテレビドラマの影響下にあるというもので。
まーこんな事は、ほぼ30年近く前に識者によって語られ尽くされていますよね。
その影響はあの、印象的なオープニングナレーションにも現れている、なんて今さらな私見でした。

「今夜はどう口説いてくれるの?」
http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2008/02/post_a1fa.html

お話の中でも言いましたが、実は前々回の記事はまだ導入部、本当は今日のお話に繋げたかったのです。今日のお話の為には、「Q」のお話はどうしても避けられなかったんですね。
そんな訳で、今日はいよいよ本題。「Q」と来れば「マン」です(笑)。


Photo「ウルトラQ」の後番組として製作され、現在も脈々とシリーズが作り続けられている「ウルトラマン」。
「ネヴュラ」でも事あるごとに、この稀代のヒーローについてはお話して来ました。

ずっと拙ブログをご覧になられている方は、最近の記事で「マン」「セブン」「新マン」のオリジナルストーリーを妄想し、それぞれのテイストや目指したテーマなどを探っている事などをご存知でしょう。
頭の無い私ですから、毎度の私見も独りよがりで舌足らずのものばかりですが、今回、久しぶりに各シリーズをまとめて鑑賞する機会を持ったことで、私の中ではわずかながら作品の感触を掴む事が出来ました。

そんな感触の中で、とりわけ各シリーズの特徴を表現しているように思えたのが、件の「ナレーション」だったのです。
前々回は、かの「あなたの目はあなたの身体を離れて、この不思議な時間の中に入っていくのです」という名ナレーションについてお話しましたが、その「シリーズのカラーを決定付ける特徴」は初代「ウルトラマン」(1966年)のナレーションにも表れていました。


「ウルトラマン」の特徴、番組カラーを印象付けるナレーションとは?
ちょっと考えてみて下さい。


Photo_9「えーっ?オタクイーン、だってウルトラマンのナレーションって「Q」みたいに毎回決まってないじゃん。ある程度決まってるナレーションなら『太陽エネルギーが』『カラータイマーが』ってアレでしょ。別にアレが、ウルトラマンの番組カラーとは思えないし。
まさかカラータイマーだから番組カラーなんて言うんじゃ?」


いやいや。いくら私がおバカでもそこまでは(笑)。
おっしゃる通り。別にウルトラマンのタイムリミットが「時間に追われる現代人の焦燥感を表現」とか、別にそういうテーマを訴えている訳でもないですしねー。
それに確かに「マン」には「Q」のように、毎回繰り返されるテーマ的ナレーションもありません。
もうおわかりと思いますが、「マン」のカラーを決定付けたナレーションとは、第1話「ウルトラ作戦第1号」クライマックスの「アレ」なのです。

竜ヶ森湖畔。
宇宙怪獣ベムラーを倒す為、ハヤタ隊員は初めてウルトラマンに変身。
怪獣と対峙する銀色の巨人を応援するかのような、石坂浩二の名調子。


「M78星雲の宇宙人からその命を託されたハヤタ隊員は、
ベーターカプセルで宇宙人に変身した。
マッハ5のスピードで空を飛び、強力なエネルギーであらゆる敵を粉砕する
不死身の男となったのだ。
それゆけ!我らのヒーロー!」


Photo_3この一文が、「ウルトラマン」という番組を貫くカラーを簡潔に、しかも見事に表現しているような気がするのです。
これまでにも何度かお話してきましたが、「ウルトラマン」という番組の構造はあくまで科特隊がホスト役。怪獣はゲストでありウルトラマンは幕引き役に過ぎません。
しかしながら、やはりこの番組はウルトラマンが怪獣と戦うクライマックスがなければ成立しない。
何しろタイトルなんですから(笑)。
この「ウルトラマン」という作品の特徴を一言で言い表すなら。
その要求に応えるのが前述の一文なのかもしれませんね。


ちょっと私、考えてみました。毎回流れる「ウルトラマン」のオープニングテーマ曲、あのサブタイトルが出るイントロ部分に、もし前述のようなナレーションが流れたら。
そのままでは長いですから、ちょっと簡潔にまとめてみて。


「ハヤタ隊員は変身する。
マッハ5で空を飛び、あらゆる敵を粉砕する不死身の男に。
それゆけ!我らのヒーロー!」
♪むね~に つけ~てる マークはりゅうせ~・・・


カカ・カッコイイー!(おバカでしょ(笑)。
今で言う、DJの曲紹介みたいなものですが、これが浦野光さんあたりの声だったら、物凄くハマるような気がするんですよ。
皆さんも一度、ご自分でやってみて下さい。絶対シビれますから。
ただご家族に呆れられても、責任は持てませんが(爆笑)。


どうしてこの一言がハマるのか。これはやはり、この文が「ウルトラマン」という番組を端的に表現しているからではないでしょうか。
で、ここが重要なんですが、この一文、縮める時に絶対に要約できない部分があるんですよ。お気づきと思いますが。

最後の一言「それゆけ!我らのヒーロー!」
この部分だけはどうしても短く出来ない。何故かお分かりでしょうか?


Photo_3広告業界には「キモ」という言葉があります。
主に広告のキャッチフレーズなどに使われるコピーライター用語で「この一言が対象物を一番ストレートに表現しているから、一文字もいじれない」という意味で使われることが多いです。
この場合、「それゆけ!我らのヒーロー!」という一文は、ウルトラマンのイメージ表現に於いて最大の「キモ」なんですね。
「!」も文字の一つなんですよ。語気の強さ、勢いを表す意味で。
「それゆけ」に込められた一点の曇りもない勢い。
宇宙の秩序を守る「ヒーロー」という表現の潔さ。
これがウルトラマンの世界を最大限に表しているのでは。


ちょっと考えてみました。この「それゆけ!我らのヒーロー!」という一文が他のウルトラヒーローに当てはまるかどうか。
セブン、新マン、エース、タロウ、レオ、ジョーニアス、80・・・
どれもちょっと違うような。確かに全員、ウルトラ「ヒーロー」ではあるんですが、ここまで突き抜けた勢いはちょっと無い。微妙に違うんですね。
唯一「ティガ」が当てはまるかと思ったんですが、ティガは「我らのヒーロー」と言うより「我らと一緒に戦うヒーロー」ですもんね。
まーこれも主観なので、異論もおありと思います。
初代が物差しの私が外せない「色ウルトラアイ」ゆえかもしれません(笑)。



なぜ初代ウルトラマンだけが、ここまで突き抜けたヒーロー性を保てたのか。
「それゆけ!我らのヒーロー!」という言葉が似合うのか。
これにはもちろん、様々な要因が重なったゆえの「奇跡」とも言うべき結果なんですが、今回「ナレーション」という切り口で考えてみますと、やはりその原点はアメリカにあったような気がします。


「海外じゃスーパーマンが流行ってるそうだから、ヒーローを入れてみたら?」
特撮の父・円谷英二が、「ウルトラマン」企画時に放った一言としてあまりにも有名なこの言葉。この一言が無かったら、「ウルトラQ」の後番組は「科学特捜隊」になっていたかもしれないほど、歴史的なセリフです。
そして日本のスーパーヒーローの歴史を塗り替えたこの一言に、ウルトラマンのイメージの根源も言い表されているのでは。


Photoスーパーマン(1956年~アメリカ)。
もはや説明の必要さえはばかられる、アメリカンヒーローの代表選手ですね。数年前、劇場版もリメイクされました。リメイク作は未見ですが、時代性を反映してちょっとオフビートに仕上がったような感想が多いようです。
私はこのテレビ版オリジナル・スーパーマンが大好きでした。ジョージ・リーブス扮するクリプトン星のスーパーヒーローに、文字通り心を奪われたものです。
(ちなみに私は再放送で鑑賞。56年には影も形もありませんでした(笑)。


後年、1978年から始まったクリストファー・リーブ主演・劇場版も見ましたが、あれはビジュアル面をスケールアップした豪華版というイメージで、スーパーマン本人はやや人間味が強調されていました。
これも面白い現象ですね。テレビ版のジョージ・リーブスはまさに無敵、一点の曇りもない正義の遂行者なんですよ。つまりテレビのリーブス版は初代マン、劇場のリーブ版はセブンあたりの空気なんですよね。
最新のリメイクは未見の為、私は語る術を持ちませんが。

まったく負け知らず。悪と戦う表情に余裕さえ見せるリーブス版に流れる空気は、まさに「それゆけ!我らのヒーロー!」のそれでした。
事件中心に進むドラマ展開も初代マンに酷似していますし。

そういう意味で「ウルトラマン」は、「未知の世界」などに見られるアメリカSFドラマのテイストと、テレビ版スーパーマンのカタルシスが幸福に融合した作品だったのかもしれません。
この考えに行き着いたとき、ちょっと気になったことがありました。
「スーパーマンにも日本で作られた名ナレーションがあったよねー。」


気にしだすと調べなければ収まらない私。最近はネットで簡単に検索できます。
ほどなく見つかりました。やっぱり調べてる人っていらっしゃるんですねー。
懐かしい、スーパーマンのナレーション。
ここにちょっとご紹介しましょう。


スーパーマン。
弾よりも速く。力は機関車よりも強く。