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カテゴリー「女子な日々」の記事

2012年12月15日 (土)

『鼻』の呪縛を超えて

ううむ最近、特に先月から今月あたりは
「痩せる」という言葉の定義が、少し揺らぎつつあります。

「痩せる」とは、体重を減らすことなのか?
それとも、身体を引き締めることなのか?
ま、そりゃ両方なんでしょうけど

急な冷え込みでウォーキングがおっくうになるにつれ
部屋での腹筋やレッグ美ジョンの回数が妙に増えつつあるんですが
(自宅が職場なので、中途半端なヒマをつぶすにはもってこいという側面も

その効果の表れか、よく言う
「体重はむしろ増えているんだけど、横腹等は以前よりヘコんで
身体が引き締まったような気がする」状態。

以前は毎朝体重計の上で一喜一憂、数値が1グラムでも少なくなるように
足の乗せ方から上で直立するポーズまで、あれこれ研究していたものでしたが
ここ二週間ほどはどうしたものか、判で押したように数値が一定しています。
体重は4年前から1日刻みで記録しているので
測定の度に去年、一昨年の同月同日と比べているのですが
今のところ平均では、去年より約1.5㎏増、一昨年より約2㎏減。
つまるところ、去年は一昨年より約3.5㎏痩せていて
今年は去年と一昨年の中間的数値。
まあ去年が痩せすぎてたのねと納得すれば、コレが私の適正体重なのかと
気持ちの落としどころもあるんですが、それほど簡単なものでもなく。

というのも。昔ふくよかで、今劇的に痩せられた方なら共感頂けるかもしれませんが
「今の自分が太ってるか痩せてるか」という、しごく単純な事実が
どうしても実感できない事って、ありませんか?
細かく言えば、自分の適正体重、適正体型ってものが数値的には把握できても
見た目上、一般的な体型と比べて自分がどっちなのかが、どうしても判断できない。
入浴の前後など、姿見に全身を映してみるんですが
せっせと運動し、50㎏台後半に到達して早や五年近くなるのに
未だに、息も絶え絶えだった80㎏台後半の頃の意識が消え去らず
どんなに他人から痩せたと言われても、心に巣食う「太っていた頃の私」が
許してくれないのです。
姿見の私は幻影で、記憶上の80㎏体型がホンモノ、みたいな感覚が
常に付きまとっているわけですね。

以前にも書いた事がありましたが、ある夜グッスリ熟睡して起きた翌朝に
起き上がる時の身体の重さに気づき鏡を覗くと
そこには昔のごとく、超え太り顔を困惑に歪めた自分が居るような強迫観念が
一時も消え去らないわけです。
芥川龍之介作『鼻』の体型版が常に頭にあると言えば、近いでしょうか。
太っていた時代がトラウマになって、今も自分にのしかかっていると。
25㎏以上の増量体が私をフォールするんですから、文字通り重いですけど

気を抜いてるとこんな体型に逆戻りだぞーと、昔の自分にハッパをかけられ
そりゃ大変もっと痩せなきゃと、腹筋運動にも気合が入るのですが
ここでブレーキをかけるのが、現実世界の周囲の反応。
特に今年の春先から手掛けている新番組で知り合った、小学生の子どもたち。
なにしろ子どもは正直なので、思った事がそのまま口に出る。

「やせすぎだよー。」「からだがペラペラじゃん。」
「ちゃんとたべてる?」「おべんとうちょっとあげよか?」

食事の心配を子どもにされちゃうのも情けないですが
この間なんて、取材で向かった干物屋さんで
「○○D(私の名前ですね)なんてペラペラだから、すぐに干物になっちゃうね」
なんて笑われて、喜べはいいのか怒ればいいのか分からないありさま
業界の通例通り、夜討ち朝駆けで仕事に臨む周りの番組スタッフはほぼ例外なく
不摂生を身体に表すがごとく、暴飲暴食を絵に描いたようなダルマ体型なので
よけいに私の細身が目立つという図式なわけです。

私に対するそうした「少食やせすぎ心配発言」は
子どもならず大人の仕事仲間からも、ロケの折々にうるさいほど発せられていて
そこではじめて自ら、自分は痩せて見えるんだって事を理解するんですね。
そうまでされないと分からないものなんですよ。太っていた過去を持つと。
で、さすがにマズいかな、真剣に増量計画を練ろうかなんて
悪魔のささやきがこだまする時もあるんですが
そんな時に頭をもたげるのも、前述の「昔のトラウマ体型」。


ちょっと待て その一口で逆戻り
忘れるな 汗とガマンのあの日々を


その結果が今の体型なんですが、それが痩せすぎと言われ
かと言ってお気楽な私の性格では、食べればリバウンド一直線。
デニムのウエストが100cmを超えるまでのスピードは、ボルトより速いでしょう

そこへ運良くやってきたのが、ちょっと早めの寒波。
その為、有酸素運動のウォーキングを、春夏の季節より少し減らし
腹筋や腿の筋肉を鍛えるストレッチに切り替えているんですよね。
まーそういう動きからも、私のヘタレ度がお察し頂けると思いますが

そうした(消極的な動機ながら)動きにより
期せずして、身体の構造を筋肉中心に作り変える方向に進んでいるようだと。
とはいえ食事の量は年中同じですから、歩かない分体重は増えるわけで。
でもストレッチの効果は如実に表れていて、冒頭のお話通り
「身体は重くなっているのに、ウエストは緩くなった」感覚があるわけです。
「身体が引き締まるとはこういうことか」なんて、おそまきながら感慨に震える日々。
筋肉は重いから体重増加もむべなるかな、なんて自分を甘やかすんですが
そんな自分に背後霊のように付きまとうのは、あの『鼻』の影。
引き締まった喜びと引き換えに、1~2㎏の増減への恐怖という
相反するこの感情。つくづく小心者ですね私は

でも、ここまで読まれた方はもうお察しと思います。
「体重の増量を食い止めながら体型を引き締める」なんて体型維持の綱渡りは
食事や運動等、生活のバランスのとり方が非常に難しいという事。
それを完遂するには、とてつもなく強い意思を要するという事。
ヘタレでおバカな私ごときが貫ける所業ではないという事。
何かと飲み食いの機会が増える年末年始、そんな修行僧のような行いが
私にガマンできる訳が無いという事。
もーホントにその通り。いちいちごもっともで涙が出そうです

「物事は漠然とした願望より、小さくても具体的な目標を設定する方が達成し易い」
なんてありがた~い教えをよく聞くので
ここは一つ私も、具体的な目標を設定します。

目指すは今月29日。幼なじみとの忘年会。

コレなら手軽でイイですね。日付もハッキリしてるし。
まあこの日目指して、せいぜい身体を引き締めることにしましょう。
翌日からは『鼻』状態になっても知っちゃいないと心に決めて
お仕事にストレッチに励みます。

ro_okuさん、Oくん、Nくん、Gくん、Kくん、待っててね

というわけで、最後は私信みたいになっちゃいましたが
皆さんもあと半月、残り少ない2012年を
悔いなきようお過ごし下さい

2012年10月22日 (月)

見逃し厳禁ブーツ

Photo_4   

今日は一日、台本直しに忙殺され
夕方には頭もカラッポ、さっきボンヤリとネットショップを覗いていたら
ふとした拍子に見つけた、ごらんのベロア素材ジョッキーブーツ。
よく見れば馴染みのネットショップで
本日限定の目玉商品、23時59分まで72%オフの1,999円!
すかさず発注、在庫確保で至福のひととき

いやー欲しかったんですよこういうの。
手持ちのブーツは今年の春ごろ履きつぶしちゃって、そろそろ一足欲しかった所。
ところが、先日から揃え続けている秋物女子アイテムの中でも
このブーツだけが、どこを覗いても今ひとつばっかりで。

今年2月に幼なじみと行った鳥羽一拍旅行で
ヒールの高さに苦戦して以来
フォルムは飾り気なしのシンプルなものを、足底はできる限りペタンコを
探していたんです。

でもまさかこんなにピッタリのものが、しかも今日限定の割引価格なんて。
まさに願ったり叶ったり。こんな貧乏生活にも、タマには運が回ってくるなあと

送料込みで2,500円弱ですから、私にも手が届きます。
あの激安ショップしまむらでも、この手のブーツは3,000円近くする上
ブーツは足首のシェイプ具合が、細身に見えるかどうかの決め手ですから
しまむらはその点、どれもちょっと甘くて敗退ばっかりでした
でもコレは、かなり理想に近いフォルム。
こんな理想的モデルがなぜ、新作にも関わらずいきなり72%引き???


確かに在庫も全サイズ揃ってましたから、新作の謂われは正しいようだし
うーむ謎が謎を呼ぶこの安値
でも特に粗悪品を扱うショップでもないし、えーい今回は賭けという事で

それにしてもこの秋は、財布の紐も締めてるなあ。
果てしない返品交換の末、髪の縮毛矯正+ワンピ+ジャケット+バッグ合計が
なんと10,010円という、自分でも信じられない超破格値

男性読者諸氏はこの額を奥さんに訊ねれば、ビックリされる事うけあい
頭からひざ小僧まで一万円で揃えちゃいけませんよお客さん、なんて
そんな貧乏アイテムでも、安物に見えなきゃ勝ちという開き直りで

今回のブーツも、脚さばきを優雅にこなせば高級品に見えるかな~。
なーんて意気込みで、『悪魔くん』首人形のウォーキングをマネする私。
とはいえ目は二つですけど。口から煙も吐かないし

2012年10月19日 (金)

TGCボストン争奪戦

Photo

おなじみ、ブーちゃんガラちゃんの間に鎮座するのは
この秋の新作、激安ショップしまむらのボストンバッグ。

二色展開のうち、ベーシックなキャメル/ブラックタイプです。
今月13日に行われた女性注目のイベント
東京ガールズコレクション2012 A/W”にて発表以来、人気爆発。
品薄の中を探しまくって、ようやく手に入れました。
でもまーこの逸品を入手するまでには、今回も様々な紆余曲折がありまして。

昨日、わが家の近くにもしまむらの新規オープンがあったので
時ならぬ秋雨の中、お仕事もそこそこにバイクで駆けつけたら
平日にも関わらず早くも店内は、目ざとい女性客でスシ詰め状態。

このしまむらというお店、言ってみれば婦人服のトイザらスみたいなもので
年中バーゲン並みの価格設定に加え、昨日はオープン記念の特別割引も加わって
もはや売り場は戦場
お客さん皆さん値札を見ながら、安い安いの大合唱
確かにそれは事実で、私もそんな店内の空気に呑まれ
目に付いたものを手当たり次第にカゴへ投げ込み
山盛りの服やバッグ、ブーツを激安でゲット

こういう時ですね。内に秘めた女子魂が全開になるのは

ところが意外にも、この日入手したアイテムは全て翌日返品。
ああワルサーP38、この手の中に抱かれた物は全て消えゆく~


理由は一つ。売り場では興奮していて分からなかったのですが
いざ冷静に、部屋で手持ちアイテムと合わせて試着してみたら
微妙にボディラインを外すデザインの甘さゆえ、今ひとつシルエットに緊張感が出ない。
そんな理由ゆえの、涙交じりの返品です


やっぱりこういう所なんでしょうか。
最旬モードをいち早く取り入れ、自社ブランドで本家ソックリの商品を作り上げて
本家ブランドの半額程度で売りさばく、しまむらの弱点は。
私のような貧乏人にとって、確かに流行りのアイテムが安価で手に入るのは
非常にありがたく、事実これまでにもかなりの服を入手しているんですが
試着に試着を重ね、よほどシルエットを吟味しないと
「デザインは良いんだけど着た時の見栄えが今ひとつ」という
微妙な敗北感に落ち込む。

結局その印象がなんとなく着る機会を遠ざけ、やがてタンスの肥やしにという
悲しい末路を辿るわけです。

好みや満足感がリピート活用の原動力となる女子アイテムは
そんなちょっとした不満ひとつが、非常に尾を引くわけですね。
まー自分のスタイルの悪さを棚に上げ、なんて好き勝手な物言いを
しまむら関係者の方がご覧になっていたら、お詫び致します

しまむらに限らず、この秋アイテムの選定にはかなり苦戦していまして。
全てちゃんと着られるのに、体型に合わず返品交換したアイテムは
ネット通販・リアル店舗合わせて
今月12日の日記でお見せしたセットスーツ1点、ワンピース1点、ブレザー1点、
ライダースジャケット2点、ロングブーツ2点の計7点。

昔の私をご存知の方には驚きでしょうが、婦人服や靴に『身体が入る』じゃなく
『余裕で着られるのに好みに合わない』なんて、ある意味究極の贅沢とはいえ
痩せたら痩せたで、悩みは尽きないものです

そんな購入→試着→交換→返品を繰り返す事10日あまり。
結局、手元に残った「戦利品」は
今日、しまむらの別支店で買った冒頭のTGCボストンとワンピース1点の
計2点のみでした。

アイテム購入率、実に9分の2という驚くべき数字
ここまで絞り込むのに、どれほど街を走り回った事か
まー自分の勝手とはいえ、妥協を許さないわが性格に呆れ果てます

でも私に限らず世の女性は、自分に合った一着を見つけるための
情報収集、ショップ巡りには本当に余念が無いですから
私も負けてはいられません
今回のワンピ1着、バッグ1個の影には
惜しくも闇に消えた7個ものアイテムがあった事を、肝に銘じておこうと。

そんな殊勝な思いもつかの間。
早くもショップから届いたバーゲンメールに目を光らせるあたり
燃え上がる女子魂は、まだまだ際限が無いようです

2012年10月12日 (金)

ツイード&サテン

先月来のあまりの忙しさに、いでたちもなりふり構わず働いたので
毎日Gパン・Tシャツで色気ゼロ


ネットショップも全く覗いていなかったのですが
お仕事も一段落、久しぶりに馴染みのお店をクリックしてみたら
手ごろなスーツが手ごろな価格にプライスダウン、しかも唯一残った在庫は
私にジャストな11号サイズ、残り四着のみ。
これはまたとない巡り会わせと、即決発注しました

三点セットのスーツで、最初の組み合わせはベーシックなコレ。


Photo_6

ツイード素材のジャケット&スカート上下。(インナーのキャミはセット外)
ホワイトスーツの手持ちは一着しかなく、それもツイードではないので
高級感と着まわしの利くシンプルデザインの両立したこういう一着が
かねてから欲しかったのです。
スカート丈も下品すぎない微妙なひざ上で、たぶん合いそうな雰囲気。
まーこの手のすそ加減は、試着しなければ何とも言えませんが

で、このセットはもう一つのアイテムで、表情がガラリと変わります。
そんな別テイストを見せてくれるのがコレ。


Photo_5

第三のアイテム、サテン素材のワンピース。
ツヤが非常にセクシーで、胸元のリボンディテールもゴージャス感満点。
前述のジャケットをちょっと羽織ることで
シックなブラックと差し色のホワイトが、大人の上品さを美しく演出。

このいでたちなら、パーティ会場に現れても違和感なし。
そんな華やかな場とは無縁とはいえ

白のツイードジャケ&スカート、そして黒のサテンワンピースという三点セットで
5,990円はお買い得。ちなみに定価の59%オフ
昔から貧乏神と同居している私には、奮発してもこの程度しか出せません

返す返すも言いますが、こういうのはモデルの見本写真にダマされるからなー。
届いたら必ず試着しないと、自分に合うかどうかは分からないんですよね。
襟の位置や裾などの丈もそうですが、全身に漂う微妙なマッチング感は
姿見に映してみなければ分かりませんからねー。
試着時、モデルさんとの体型ギャップにガッカリした商品も数知れず。
返品率90%はダテじゃないなんて
なにを自慢してるんでしょうか私は

ともあれ発注し、商品を手にしなければ始まらない。
今や在庫も少なく争奪戦の様相ですから、とりあえずは当たって砕けろ作戦で
届いた品が納得できれば、この秋冬の良きパートナーとなりますしね。
ああ後はこのセットに似合う、顔が売っていればいいんですが

2012年7月 7日 (土)

テールカット制覇作戦

今年の梅雨もそろそろ終盤。
名古屋のお天気も、日替わりでクルクル変わりますが
幸運にも今週は番組ロケの合間なので、時間を見つけさっそうとウォーキング

雨の頻度を考えれば、この三日間のウォーキング皆勤は奇跡に近いです。

ここまでがんばっちゃってる理由は、先日7月1日のロケで
歳ゆえの体力低下を思い知った事も大きいですが、加えてもう一つ。
おととい5日、近所のショップで
黒地にシックな花柄があしらわれた、シフォン素材のテールカットワンピを
見つけたからでした。

スカート丈のフロント部が短くリア部が長い、今年流行のスタイルで
足のラインをエレガントに、美しく見せてくれます。

マネキンが着ていたそれはMサイズだったので
175cmというムダに高い身長を考え、Lサイズの在庫を確認したところ
店頭在庫は切れていたものの、本部や他店まで非常に丁寧に探してくれて
取り寄せという形で発注できたのです。
届くまでの日程はおそらく一週間~十日。
このワンピ、裾広がりのAラインというデザインですから
女性読者諸氏はお察しの通り、ウエストから上半身が極端に絞られ
ボディラインがモロに出てしまいます。

このタイプを着こなす為の必要条件は、プロポーションの良さなのです。

昔、三ヶ月で18㎏近くダイエットした時も
お気に入りのスーツを着こなしたい一心からでしたから
今回の梅雨中行軍も、このワンピ制覇が最大の理由。

まー元々の男性骨格はどうしようもありませんが
最近ちょっと気にしている、鶏ガラのごときガリガリ脚では
せっかくのテールカットがもったいない。
そんなわけでこの夏は、多少の体重増量には目をつぶっても
不健康に痩せるより、均整のとれた健康的な体型を目指したいところです。


朝食をキッチリとって、お昼と夕食はちょっと軽めに。
腹筋とレッグ美ジョンはどうにか続いてますから
先日Oくんから提供されたエアロバイク、ウォーキングを組み合わせれば
ワンピ入荷までには何とかなるかな?
昨夜は眠りを覚まされるほどの大雨でしたが、この日記を書いている間には
そろそろ止み加減、先ほどは一瞬、太陽も顔を出しましたから
いつものコーヒーと食パン、ゆでタマゴに野菜サラダで胃袋を覚ましたら
気まぐれな空が機嫌を崩さない内に、いつもの森へ繰り出す勢いです。

七夕は雨の特異日らしいですから、晴れ間が覗く方が珍しいんですが


Photo

日々の努力の結果が数字となって表れる、恐怖のヘルスメーターも
わが妹にはへっちゃら。食パンを豪快にかじるその姿。
七夕にはいつも、歴代妹分に言ってるけど
あんまり食べ過ぎると、彦星さんにきらわれちゃうよ。
後ろのハム太郎も、この子の食欲には呆れ顔です

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2012年3月 8日 (木)

チームOXOアナログ版

Photo

午後、幼馴染のGくんから一通のメールが
添付ファイルには上の写真が入っていました。(加工や文字追加は私のイタズラ
先月18・19日、Gくんを含めた幼馴染6人・通称《チームOXO》で向かった
鳥羽一泊ドライブ旅行でのショットです。


その時のお話は記事にしたためましたので、未読の方はどうぞ。


前篇  後篇①  後篇②

まー三本にも渡る超大作ですから、おヒマな方だけご覧下さい


二日目の19日に走った伊勢志摩スカイライン、山頂の朝熊山展望台で撮影。
絶景を一望できるベストポイントという事で、ちょっと期待していたのですが
湿度の関係か、空は残念ながらモヤがかっていて、景観はイマイチ。
とはいえお天気は文句なしだったので、ご覧の通り記念に一枚

これまで「ネヴュラ」でお見せした件の旅行写真は、全てデジカメによるものでしたが
この一枚は、唯一フィルムカメラを装備していた
”名カメラマン”Gくんの撮影によるもの。
現像、プリントのタイムロス分、この一枚だけ後送りになったわけですね
でも今の時代、こうしてアナログ写真を残せるなんて経験も
思えば贅沢なこどだなあと思います。
細かい事はよくわかりませんが
全体のエッジや発色など、アナログの方が自然に見えちゃうのは
やっぱり素人のひいき目ゆえでしょうか


それにしてもこの一枚、Gくんがカメラを構えてくれたので
6人全員揃って写れなかったのは、ホントに残念
今度はオートタイマーか、居合わせた他のお客さんに頼んで撮ってもらうのが
後悔しない秘訣ですね。

幼馴染6人での旅行なんて、めったに無い機会ですから
写真の時くらいは恥をしのんで、積極性を発揮しても良かったかなと。
まーそういう交渉こそ、ディレクターである私の出番だったかもしれませんが

とはいえこの時のみんなの表情は、旅行中最高のものでした
アルコールも入ってないのになんとなく子どもっぽい、各々のポーズを見ても
楽しそうな雰囲気は、お察し頂けると思います。
ただ休日にも関わらず、撮影直前に取引先から電話が入っちゃった
運の悪い”敏腕幹事”Oくん
一人だけ、仕事モードでフィルムに焼き付けられる事となりましたが
でもそんな局面でもピースサインを忘れないあたり、やっぱりタダ者ぢゃないなと


”渋い仕切屋”Nくんの頭上に”気配り上手”のKくんがかざしているのは
スカイラインの料金所でもらった引換券を使い、展望台の売店で試した
福引のハズレ景品、使い捨てカイロ。

メンバーの勘とチームワークで順調に進んだチームOXOの強運も
そこまでは行き届いていなかったと
でもこの後に向かった伊勢神宮では見事、空き駐車場を探し当てたんですから
ツキはまだまだ残っていたんですね。

まーそういうものです。運が味方している時って

うーむでも恥ずかしいなー。写真で一番背が高いのが”紅一”の私とは
完全に頭ひとつ出ちゃって、目立つったらありゃしない
実際は”スーパードライバー”ro_okuさんなんか、私より高いくらいだし
他のメンバーも低くないのになー。ブーツのヒールのせいですね完全に。
まー写っちゃったものは仕方無いですから
今度みんなで撮る時は、ヒールの無いペタンコ靴にしようっと



でもそんなおバカなグチが言えるのも、みんなで写真が撮れたからこそ。
旅行記事のラスト写真に続き、今回もメンバーへのエールで締めましょう

今月は決算月。みんな忙しいだろうけど、応援してますよ。

仕事や役職のプレッシャーに負けず
戦え!幼馴染戦隊・チームOXO!


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2012年3月 7日 (水)

桜吹雪とちょいハード

最高気温が18.8度まで上がり、春の訪れを感じた昨日に比べ
今日の気温は5度ほど低いだけだったのに

風の冷たさのおかげで、気温差以上に冬に戻った感の強い今日の名古屋。
ミニバイクでの帰宅後は手足が冷え、速攻でコタツに潜りこみたくなりました

まさに季節は三寒四温。この先に待つ桜の季節を思えば
今日の寒さも、なんとかガマンできるというもの。
というわけで、来たるべき桜並木のロケーションにふさわしいアウターなど
数日前から、つらつらと探していました。

とはいえ予算は乏しいゆえ、シーズン遅れのバーゲン品しか買えないものの
ネットショップのタイムセールで、手ごろな一着が見つかりまして


Photo_2

定価の66%オフ、フリンジ付フェイクレザージャケット。
四季を問わず、アウターと言えばダウンやデニムばかりだった私としては
ちょっと珍しいチョイスです

各部のファスナーが、ハードすぎないメタリック感を演出していて
辛口度とお洒落度がほどよい、言わばちょいハードな一着。

一昨年の冬、ブラックのレザー風ミニスカートを入手して以来
それに合うトップスを探していたので、まさに願ったり叶ったり。

ホントは上下ともブラックレザーでは、峰不二子みたいになっちゃって
さすがに狙い過ぎの感もありますが

で、コレも女性の皆さんは頷かれると思いますが
スーツなど上下揃いのものはともかく、昨日や今日のように
一日単位で寒暖が大きく上下するこの季節は
アウター選びが本当に難しいですよね。


最初から室内で脱ぐ事を前提とした、冬のコートと違い
気温の高低が脱ぎ着の判断を左右する、春先のジャケットやブルゾンは
着ても脱いでもコーディネートが成立する一枚を選ばなきゃならない所が
実に頭の痛いところ。

夜の天気予報で翌日の気温を予測し、かなり気合を入れて選んだ上下なのに
当日朝、予測とのあまりの気温差に、泣く泣く選び直しなんて事も
この季節にありがちな苦労です
防寒性とファッション性の両立を、冬以上に要求されるのが
春のアウターの特徴かもしれません。


その点、このジャケットは
今はちょっと寒くても、近く訪れる桜の時期にはちょうど良さそう。
肩に舞い落ちる桜の花びらも、この黒には絶好の差し色となりそうです

写真はもちろん私ではなく ネットショップの商品コーディネート例ですが
インナーの選び方ひとつで、こんな甘辛コーディネートが出来る上
デニムとの相性も抜群ですから、ちょっとした外出やお仕事の現場でも
良いさじ加減で、お洒落感が演出できそう
そういう意味ではまあ、着まわしの利きそうな一着かもしれません。
安価なフェイクレザーですから、それほど大事にしなくてもいいし

ちょっと長めのフリンジが、お仕事ではジャマになりそうですが
なーに袖の中に入れちゃえば怖くない


まあ発注しちゃいましたから、あとは届くのを待つだけなんですが
手持ちでとっかえひっかえ出来るインナー以上に問題なのは
足元に合わせるブーツかな
ボトムスのレザースカートは膝上15センチくらいだから
ブーツもやっぱり、写真のようなハード系か
カチッとしたショート系なんですよねーきっと。

手持ちのブーツはそろそろヘタってきたから、またバーゲン巡りかな
狙う時期的に今は、むしろ少し遅いくらいなんですが
はたしてお気に入りが見つかるかどうか

レディースファッションはトータルコーディネート。
ジャケット一枚の入手が、全身の組み合わせにまで影響するところが
怖ろしくもあり、楽しくもありますね。
センスの無い私は今も、日々ワードローブと悪戦苦闘しています

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2012年3月 4日 (日)

右180度の恋人

子どもの節句とはいえ、せっかくのひな祭りを一人で過ごす味気無さに加え
来月から忙しくなりそうなお仕事を前に、しばらく来られないだろうと
昨日は数ヶ月ぶりに、いつもの女装スポットを覗いてきました

あくまで私の感触ながら
以前にもお話した通り、日頃のストレス解消を目的に
異性装の世界へと踏み込む、通称”女装子”さんと
フルタイムの女性生活を営む私のような者との境界には、過去の実体験からも
世間で言われるほど、明確な線は引かれていないだろうと思っているので
遊びで女装を楽しむ方々が集まるスポットにも、私にはさほど抵抗がありません。

そんなわけで昨日も、旧知の常連客の皆さんとひとしきり挨拶を交わし
席で一人ボンヤリと、のんびりした時間を楽しんでいると。
右目の視界の端に、一つの影が滑り込んできました。
それは私のすぐ右隣ではなく、少し離れた席。

見覚えある渋いロマンスグレーから、影の正体は
以前一度だけ会話を交わした、時々顔を見る男性客であることが分かりました。
馴染みの女装客を認めるや否や、これ幸いと忍び寄り
いかにも親しげに会話を弾ませることで
俺はモテるんだぜと周りにアピールするのが、こういう場での男性客の習性
一種の”どや行為”なんですが
ロマンスグレーさん、今日はその手は使わないご様子。

以前の会話では、彼の語り口の端々に
多少、上から目線のきらいはあったものの
それも育った時代の差、今さら変えようの無い封建主義の価値観と納得し
私にはむしろ、最近の草食系男子には無い頼もしさと映りましたが
八方美人が苦手な私は、好き嫌いが顔に出やすい性格ゆえ
その不器用さが、相手によっては難攻不落のカタブツと映るようで

そんな物腰に彼も私を警戒、今回はじっくり攻めの手を練っているのか
それとも彼特有のじらし作戦か。
さすが年の功。二谷英明ばりに手入れの行き届いた髪の色も
ダテじゃないなあと
こうなってくるともう、一本の糸で繋がれた釣り師と獲物の関係ですね。
互いが釣り師で互いが獲物。
彼と私の間には、見えない釣り糸がピンと張られているわけです。

ここで何かドラマチックな展開でもあれば、このお話も盛り上がるんですが
現実の出来事ゆえ、そんなオイシイこともなく
ほどなく彼も「お久しぶりですね」の言葉を土産に近づいて来てくれて
他愛の無い世間話が始まりました。
そりゃそうですよね。世の中、マイケル・カーチスの映画みたいにはいきません

会話が弾んでくると、記憶の糸も徐々に解れてくるもので。
そうそう思い出しました。
彼は大手ゼネコン会社に長年勤める、根っからの建設屋さん。
数回の転勤経験があるものの、ほとんどは地元で
大手建築物を手掛けた経験者だそうです。
とはいえその信頼度は、以前の記事でお話した
悲しいウソの上塗りに明け暮れる”自称船長さん”とは雲泥の差で
言葉の端々に覗く専門知識や、本職でなければ語れない失敗談などから
どうやら信用しても良い様子。


三十路の声を聞きながらも身を固めるそぶりの無い息子さん、娘さんに
やきもきしながらも
常に敬語を忘れない貞淑な奥さまとは、今も仲が良く
近く控えた定年を前に、趣味の一つも見つけたいと悠々自適の毎日。
なんだか、幸せを絵に描いたようなご家庭ですが
彼がそんな日々を送っていることは、いでたちや物腰からも伝わってきます。
きっと奥さんが選んだであろう、センスの良いセーターとスラックス。
月に一度は通っているであろう、馴染みの理髪店。
会話の隅々に見え隠れする、こだわりに溢れた時事への私見。
それなりの人生経験を積んだ人間だけが持ちえる、ゆるぎのない視点が
決して”強情”とは違う”頑固”さを醸し出し、えもいわれぬ説得力を持ちます。

こんな素敵な伴侶を得られて、奥さんもきっと幸せだろうなと思わせる魅力が
全身から発散されている人物。
どんな職場にも居ますよね。そういう”現場の重鎮的存在”が。

「そんな方がなぜ、こんな所にいらっしゃるんですか?」
訊ねてはいけない質問とは思いながらも、興味をそそられ聞いてみれば。
そこはやはり男性。彼が語ったその理由は
若い頃に連れて行かれたニューハーフのお店で目覚めた、この世界への興味と
現在の職場への不満でした。

この世界ではお決まりの”目覚め”についてはともかく、私が興味を持ったのは
彼がもう一つ漏らした「現在の職場」のお話。
数ヵ月後には本社勤務に戻る予定ながら、彼は現在
現場指導を目的に、子会社の一つへ出向しているそうで。
もともと建設会社ですから、社員も圧倒的に男性が多いんですが
事務や経理を手掛ける女子社員も、居ないわけではありません。

定年間近とはいえ彼も男性ですから、本社勤務の頃は
若い女子社員を眺めながら目の保養なんて事も、日頃の楽しみではあったそうですが
(女性の立場の私としては、奥さんの嘆きを思い憤懣やるかたないですが
まー広い心で許してあげようかなと。
そんな妄想もお仕事のエネルギー源、男性が若々しさを保つ秘訣なんですから

ところが悲しい事に、現在彼が出向している子会社の女子社員は
みんな40代の方々であるばかりか、私服勤務を許されているそうなのです。
その為に女子社員の皆さんは、お年を気にされる為か
みんな体型を隠すパンツルックで、彼曰く「女を感じない」って言うんですね。

「やっぱりさー。いくつになっても、女を捨てちゃダメだよね。」
そんな言葉を、照れからか苦笑交じりで口にする彼。
そーかー女を捨ててるかー。そう見えるのねー男性には
ホントはそれもお仕事優先、プロ意識の前に男女の差は無い事の表れと
私などは思ったりするんですが。
現に私だって、お仕事ではGパンしか穿きませんしね。
真剣勝負の場で色気なんかふりまいちゃいられませんよね。女性読者の皆さん

とはいえいつの世も、会社勤めの男性は
白のブラウスにベストを羽織り、ミニスカートの制服を可愛く着こなす職場の花に
癒しや淡い憧れ、日々の活力を求めるきらいがあるようで。
出勤したてで朝日に輝くデスクの一輪挿しには、いつも瑞々しい花が生けられ
磨きたての椅子に座ればすかさず、穏やかな笑みをたたえた美人女子社員が
上目遣いで淹れたてのお茶を運んでくる。そんな光景を夢見ているんですよ

しかも昨日の彼はどうやら”秘書系スーツ願望”がおありのようで。
制服よりも、色や形はシンプルながらシルエットはタイトな
スカートスーツがお好みだったのです

お話は脱線しますが、以前番組で、さる高級ブランドショップをリポートした際
売れ筋のウェアをモデルの女性に着せたんですが
やっぱりある程度の年齢で経済力もある男性が、女性に求めるファッション
くだけて言えば着せたい、プレゼントしたいアイテムは
トラディショナルなカラー、デザインで、体の線を美しく見せるスカートスーツでした。
シニアエイジは、ビジネスシーンで自分が着るメンズスーツとの釣り合いを
女性にも求めるんですね。
自分がどこへ連れて歩いても、恥ずかしくないファッション。
秘書風のスーツも、そんな男性の要求から逆算されたものかもしれません。
まーあんな格好で毎日居たら、私なんか疲れちゃって仕方ないと思いますが

また、私の知る地元の女性構成作家も、おしなべて若く見える業界人の中で
とりわけ、タイトなミニスカスーツとハイヒールでバリバリ活躍する姿が
男女問わず、スタッフ間では噂の的でした。
最先端を目指す方々にはコンサバと嘆かれようと、タイトな脚見せファッションは
若さとプロポーション維持に有効である以上に
女性をより魅力的に見せる、時代を越えたアイテムなんでしょうね

思えば以前も昨日も、彼に出会った時の私は
まさに秘書風、『ショムニ』で戸田菜穂さんが着ていたようなスーツでした。
まー中身は大違いなので、戸田さんにはほど遠いヒドさでしたが

彼がこういうスポットを覗くのも、そんな職場の不満の裏返しと共に
女性になる事、望む性に戻る事への努力に励む私たちのような存在に
本物の女性には無い魅力を感じたからだそうで。
そして彼の背中を押したのは、私が来ていたこのスーツ。
秘書系のカチッとしたスーツは背筋がシャンとして、私もけっこう好きなので
前言を撤回するようながら、お仕事じゃなきゃ着たい方なんですよね。
それが逆に隙の無さと映り、周りが声をかけづらいのかもしれませんが

ともあれ互いに中身も波長が合ったのか、彼はずいぶん心を開いてくれました。
まー話題は他愛ないもので、映画や舞台喜劇の鑑賞遍歴や
エラリー・クイーンから東野圭吾まで、推理小説のあれこれなどでしたが
会話の端々には彼のこだわりが覗け、いずれも私には微笑ましく映りました。
「最近の推理小説は、平気で禁じ手を破るから困る」なんて、怒ってらっしゃいましたが

ところが一時間ほど話しこんだ頃。彼は急に押し黙り
私から一つ空けた、右の席へ移ってしまったのです。
理由を訊ねる私に、ある程度予想通りながら彼は答えました。
「隣に居ると近すぎて全身が見えないから、ちょっと離れて貴女を見たいよ。」
やっぱりそーか。最初離れて座っていたのも、それが理由だったのかなあと。
「うーん良いねー。その脚を組んだポーズが良い。」
のべつまくなしにそんな感想を漏らしながら、あまりにも凝視されるものだから
なんのプレイなんだこりゃと、思わず笑いがこみあげてきちゃって


いやー男性って、ホントに可愛いわー
まーここは遊びの場ですから、今日はその純情につき合って
視線に晒される右180度だけは、彼の恋人になってあげましょう。
脚を組み直しましょうか?視線はどこが良いですか?
組んだ脚をほどいて膝を揃え、右へ流してみてなんてリクエストがあった時には
もはやマネキン人形状態、自分の体じゃないみたいでしたが


そんな他愛も無い遊びに興じた、ひな祭りの午後。
彼も満足したようで、いたく感激された上に丁寧にお礼を言われ
元気に帰って行きました。
まー良いんですよ。トークタイムは言わば余禄で
彼の本当の目的が、私の鑑賞にあったとしても。
私の方でも、こんな事で彼のモチベーションが上がるなら
ヘタレな私の右半身も、少しは人の役に立つかなと
無くなりかけていた自信がちょっと回復、調子に乗っちゃいましたから
とはいえ、デッサン教室のモデルのように動きを制限されたので
帰宅後は体の節々が、ちょっと痛みましたが

思えば、小津安二郎監督の映画に出演した女優陣も
撮影中は毎日、こんな感じだったんでしょうね。
原節子さんの気分が、ほんの少し分かったような気がしました

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2012年2月26日 (日)

チームOXO西へ・後篇②

さて。今月18・19日の鳥羽ドライブ旅行もいよいよ大詰め。
おバカな写真リポートも、今回が最後です


ちなみに記事前篇は
コチラ、後篇①はコチラなので
おヒマな方は先にご覧頂けば、より分かりやすいと思います


2月19日。快晴に恵まれた遊覧船「竜宮城」の鳥羽湾周遊を楽しんだあと
車を出発させた私たち。
昨日がんばってくれたro_okuさんに代わって、今日の運転担当は出世頭のKくん
散歩で空腹感、食欲共にほどよく回復したので
次の目的地を目指し、踏み込むアクセルにも力が入ります

そう。せっかくの伊勢ドライブですから、お昼もやっぱり海の幸。
向かう先は飲み物持ちこみOKとのことなので、行きがけにスーパーで買出し。
私が感心したのは、ここでのドライバーKくんの土地勘でした。

以前から伊勢旅行の経験者だった彼は、物資調達に最適なお店など
便利な情報を実に細かく把握していて、ハンドルさばきも申し分なし

歩くカーナビ的なこういうメンバーが居るだけで、スケジュールもグッとスムーズに。
さらに何度か触れた通り、Kくんは仲間内で最も出世した立場ながら
その事をおくびにも出さず、他メンバーを立て自分は一歩下がる謙虚ぶり。

いやー大人だわあKくん。奥さんが羨ましい


ひょっとして今回の影の功労者は、彼かもしれません。
ここでぜひ、彼の写真をお見せしたかったのですが
1ショット写真が一枚も無いのが、実に悔やまれます

こんな風に今回の旅行は、メンバー各自の役割分担が完璧だった事に加え
互いへの行き届いた配慮が、本当に気持ち良くさせてくれました。
子どものようにはしゃいでいたのは私一人で、残りのみんなは
足手まといな私を、温かく見守ってくれていたんですね


さて。そんなこんなで
Kくんの土地勘とカーナビを頼りに車を飛ばした、鳥羽市は浦村町の山中に
忽然と姿を現わした謎のスポットこそ
目指すお昼の目的地、
B.B.Q.センター「モンキー」。

Photo


その佇まいはご覧の通り、ほったて小屋と駐車場で営業しているかのよう。
いかにもカントリーなその雰囲気が、空腹感を刺激します
ここで食べられるのはもちろん・・・


Photo_24

そう美し国・伊勢の代表選手、海の幸カキ料理!
焼きガキ、蒸しガキなどカキ料理が90分食べ放題で
その後はカキご飯やカキ汁など、まさにカキづくしという夢のお店!

そう考えるとこのバラック風いでたちも、漁村風の演出に見えるから不思議


Photo

晴天の下では、漁師を思わせるベテランスタッフが
もうもうたる煙の中、大量のカキをガンガン焼いていました。


Photo_6

あー青空に漂う香ばしい匂い
こんなのを見ると、食欲にも俄然スイッチが入っちゃいますよねー。

ブルーシートに覆われ、会議机だけが無造作に並べられた
漁師町感抜群の部屋に通され、今や遅しと待っていると・・・


Photo_26

出ました焼きガキ!開くのに苦労しましたけど。
さすが焼きたて。私も軍手を真っ黒にしながら、女を忘れて食べる食べる


Photo_27

この時ばかりは子どもに戻り、猛然とカキに襲いかかるOくん。
このお店もOくんの手配で、週末ゆえどのお店も予約一杯だった中
粘り強くアタック、実に四軒目のヒットだったそうです。
なんて素晴らしい幹事ぶり!彼になら私も襲われたい


Photo_28

写真好きのGくんも、目の前の美味に撮影を忘れてご満悦。
私が向けたカメラに合わせ、しっかりポーズをとってくれました

こういう焼きたてスタイルが初体験だった私たちは
持ち込みも、ビールやお茶などの飲み物だけでしたが
醤油やマヨネーズなど、調味料一式を豪快に用意したリピーターの方々も居て
上には上があるもんだなと、一同苦笑と感心


Photo_29   

焼きガキ、蒸しガキでお腹いっぱいになった後の締めは
ご覧のカキごはんとカキ汁。
さすがに入らないかと思ったものの、雰囲気に押されて食べちゃうんだなコレが
この一連の暴食が祟って、帰宅後は体重が2㎏も増量
まーいいでしょう。食べ放題をガマンする方が体に悪いし


Photo_30

髪や服がススまみれになりながらも、満腹で心から幸せ
そんな食後の一瞬を、写真に残してもらいました
「撮ってやろうか?」と気を遣ってくれたGくん、その優しさが嬉しいんですよ
でもどうしてでしょうね。Gくんのカメラだとなぜか
ブーツが片方ズリ落ちる不思議。大村崑の法則とでも言うのでしょうか


Photo_15

お店の片隅にひっそり残っていたのは
世代人には懐かしい、’62年に生まれた名軽自動車、マツダキャロル。
今やボディのみに朽ち果て、道具置き場となっていましたが
きっとかつては町の働き者として、伊勢界隈を元気に走っていたのでしょう。
その功績に敬意を表し、ゴメスと共に一枚
’66年生まれのゴメスにとって、このキャロルはまさに同世代ですから
幼馴染と言えるでしょうね



このカキ食べ放題プランは、雰囲気も味も良かったと全員に好評で
骨を折ってくれた幹事Oくんの株は、イッキに上がりました
その後、伊勢まで足を伸ばしたら行かなきゃバチが当たると向かったのは
最後の目的地、伊勢神宮。
お伊勢さんの名で誰もが知るこの神社、最近はパワースポットとしても有名ですが
来年に式年遷宮を控え、すでに今年から例年以上の注目度です。


この日は日曜日の上晴天だったので、近づくにつれ大変な渋滞で
神宮近辺の駐車場は満杯、停めるのは不可能と思われたのですが
なぜかここでも、Kくんの不思議なカンと他メンバーとのチームワークで
運良く空いた近くの駐車場にスベリ込め、事なきを得ました


今回はこの手のミラクルが頻繁に起こり、今も不思議で仕方が無いんですが
それもやっぱり、社会経験を積んだメンバー全員の的確な状況判断ゆえと
改めて感心しております。

何の根拠もないのに「なんとかなるだろう」「この車線なら大丈夫」なんて
自信タップリに豪語するみんなの言う通りになっちゃうんだから
運も実力の内なんて、思わざるを得ませんね


Photo_17

参拝時の出発点、大鳥居の前も人でいっぱい


ところがここで、私に予期せぬアクシデントが。
ここから本宮までは、歩いて15分の距離なのですが
伊勢神宮参拝の予定はイレギュラーで、当初のスケジュールには無かったため
ヒールの高いブーツに酷使された私の足は、ここで悲鳴を上げてしまったのです
すでにブーツの中で足は出血、もはや立っているのも辛い状況だったので
参拝するメンバーを見送り、私はここで帰りを待つ事に。
ここまで来て残念でしたが、足が動かなければ仕方が無い。
いさぎよく諦めて、近くの石垣に腰掛け疲れを取っていました。


Photo_2   

この神宮には、近くにたくさんのニャーちゃんが暮らしているようで
詰めかける参拝客のおやつを求め、人間へも抵抗なく近寄ってきます。
この日もそんな一匹が、休憩中のおばちゃんたちと遊んでいました。


Photo_21

その隣、私のすぐ近くにももう一匹。
毛並みの良い福顔のトラ猫で、眠っているのか何をやっても逃げません。
あまりの可愛さに、ゴメスを置いて撮影大会
ここまでソフビを近づけてるのに、全く動じない度胸の良さ
残念ながら参拝できなかった私は、この福顔ニャーちゃんを神さまに見立て
かしわ手を打っておきました

(予告記事とは違う写真を使ったので、ご興味ある方は比べてみて下さい


Photo_22

参拝に向かったGくん撮影による、参道の様子。
日曜日とはいえ、ホントにスゴイ人ですねー。
この後は無事全員合流、お約束の伊勢土産、赤福を買って帰路へ。
今や全国区ながら、おかげ横丁の一角に居を構える赤福本店へは
列のとぎれることがありません。
「同じ赤福でも、本店で買うことに意義がある」という思いは
参拝者だれもが感じる事なのでしょうね



楽しかったドライブも、いよいよ終盤。
陽も傾く中、帰りに寄ったサービスエリアで最後の一枚
夕景ゆえ影も後ろへ長く伸び、ヒーロードラマのエンディングみたいだったので
思わずこんな演出で


Photo_3

終始無邪気な笑いが絶えなかった、今回の一泊旅行。
ここには書けない爆笑エピソードも、多々ありました。
皆さんお察しと思いますが、ホントはそういうお話の方が
何倍も面白かったりするんですよね
それは参加メンバーだけの特典として、各自の胸に秘めておく事としましょう

とはいえこの解散の直後から、たまった仕事や家族との約束があって
社会人、お父さんの顔に戻るメンバーが居たことを思うと
二日間の幼馴染気分も、もう余韻を楽しめない年齢なんですね。

そんなメンバーが、気の向いた時に「ネヴュラ」を訪れて
このリポート三部作で、楽しかった旅行の1ページを思い出してもらえれば
私はそれで充分満足です。

と同時に他の読者の方々も、こんなヘタレ記事ながら
どなたの記憶にもある、幼馴染との再会の思い出と重ね合わせて頂ければ
これに勝る喜びはありません



まーお互い、この歳になればいろいろあるけど、応援してますよ。

寄る歳波や世間の荒波に負けず
戦え!幼馴染戦隊・チームOXO!!!

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2012年2月25日 (土)

チームOXO西へ・後篇①

先週末の2月18・19日に決行した、幼馴染6人での鳥羽一泊ドライブ旅行。
前回記事の一日目・18日に続き、今回は二日目・19日のお話です。

Photo_17

午前6時41分の日の出
はるかに見える島の彼方から顔を出した朝日は、鳥羽湾をきれいな紅色に染め
旅行二日目の成功を、暗示しているようでした。
この写真ももちろん、名カメラマンGくんの作品

いやー毎日、自宅のベランダでヘタな日の出写真を撮っていましたが
こんなに美しい朝日を拝めるとは、思ってもみませんでした

この一瞬に立ち会えただけでもう、鳥羽へ来た目的は達したようなものです。
昨夜のイビキ騒ぎはどこへやら、メンバー6人全員がこの朝日に感動し
各自デジカメや携帯で、美しい景観を写真に納めていました。
そりゃ残したくなりますよね。ここまでキレイなら。
私なんかには誰一人、カメラを向けてくれないのに

この後、朝風呂を楽しんだ男性陣を待った私は
昨夜あれほど食べたのに、早くも迎撃態勢万全の空腹を抱え
ゴメスをお供に朝食バイキングへ

Photo_33

Photo_35

昨夜と同じく、和食から洋食までよりどりみどりの取り放題だったのですが
ガッツリ和食派・ごはんで朝食の男性陣に対し、私は軽めのパン食で。
歳のせいかどーも、野菜とコーヒーが欲しくなっちゃう今日この頃。

これでもけっこうな量なんですよ。予想外にパンがコク深くて、それだけでも満足。
昔はこんなのペロリだったんですが、痩せてからは入らなくなったなー。
胃が縮んだんですねきっと

Photo_34

ちょっと食べきれないので、ゴメスちゃんにも一口
「顔を見せると、アクセス数がイッキに減るぞ」なんて言われましたが
もともと場末の不人気ブログゆえ、そんなこと気にしちゃいません
ま、お目汚しだけは避けようかなと、あえて隠しておりますが

Photo_20

行き届いた配慮で存分に羽根を伸ばせた戸田家さんとも、これでお別れ。
チェックアウト後は玄関前で、番頭さんに全員写真を撮ってもらいました
バックの歓迎看板には、Oくんが手配してくれた私たちのグループ名が
書かれていたので、それを写真に収めたかった事もあります。

もちろんこの一枚にも、しっかり映っていますが
どんなグループ名かは、あえて伏せておく事にしましょう。
おヒマな皆さんは探してみて下さい。ちなみに「チームOXO」じゃありませんよ

Photo_21

次の予定まで時間があったので、朝食の腹ごなし散歩とばかりに
旅館周りをあてもなく、ぶらり鳥羽湾6人旅
寒かったものの、抜けるような晴天だったので
しばし観光船で、鳥羽湾めぐりを楽しむことに。


Photo_22

金色に輝く浦島太郎が、舳先に鎮座するこの船は・・・

Photo_23

そうです鳥羽湾の遊覧船、その名も竜宮城。
どことなく、香港の水上レストラン・JUNBOみたいな佇まいですが
出航直前にあわてて乗ったので、この写真は船尾ですけどね

Photo_24

船上からの鳥羽湾。Gくん撮影。
いやー空気晴朗にして波静か。雲もいい芝居をしています。
ココだけのお話、私は雨女なので
ここまでの旅行日和は、めったに経験できませんでした。
きっとメンバーの中に、強烈な晴れ男が居たのでしょう

Photo_25

ゴメスちゃんもジョッキを傍らに、鳥羽湾を眺めほろ酔い気分
思ったより飲ん兵衛だったのね

Photo_26

展望台でポーズをとるのは、最近グッとシブくなったと評判のNくん。
とはいえ彼もビールが入って、顔は真っ赤なんですが

でも私、思うんですよ。
旅行中の二日間には、
Nくんに限らず他のメンバーにも
休日にも関わらず、取引先から携帯へのイレギュラー電話が何本もあったんですが
会社勤めやフリーといった、職種の違いはあるにせよ
みんなそれぞれ、責任ある役職についているので
電話の時はやっぱり、幼馴染の顔からお仕事の顔になるんですよね。

直前までどんなに子どもじみていても、瞬時に大人に変わる変貌ぶり。
しかも、テキパキとしたその応対には
私たちの知らない、社会人としての彼らの顔が垣間見えて。

そういう所に、仲間の経験量や成長度、人知れぬ苦労が偲ばれること。
そしてそれらの顔が、彼らの日常のほとんどを占める部分であり
だからこそ仲間と気を使わずに冗談を言い合える、こうした瞬間が
この上なく貴重であることが、身に染みて分かるのです。

と同時に、女性としての感性を持つ私には
彼らのそんなON・OFFの使い分け、一瞬覗かせる大人の顔が
この上なく頼もしく映りました。
旅館などでも、鍵もなく障子一枚で仕切られただけの私の寝室に
決して無断で踏み込んで来ないその節度、気遣いに
男性としての成熟度と言うか、男の度量・優しさを感じました。
彼らの掌で遊ばせてもらえている安心感が、常にバックにあった事が
私が今回の旅行を楽しめた、最大の理由なのでしょう。


幼馴染に言うのも照れますが、良い年のとり方をしていますよ。みんな。
Nくんもカッコ良かったよ。お世辞抜きで



Photo_27

物腰の端々に成長を感じるそんなメンバーに較べて
私なんかはあい変らずの、こんなおバカ
さすが竜宮城だけあって、船内にもこんなオブジェが満載。
ゴメス対ガメロンなんて夢の対決も、簡単に実現できちゃいます


Photo_32

そして屋上展望台では青空の下、大きな乙姫様を前に
ゴメスを抱えて入魂の一枚
乙姫様に負けないよう、せっかくポーズをキメたのに
片方ズリ落ちたニーハイブーツがツメの甘さを露呈して、思わず号泣


Photo_29

そんなおバカぶりに呆れた浦島のアニキも
玉手箱のゴメスには驚いて、あっという間に白髪のおじいさんに

Photo_30

空があんまりキレイだったので、お約束の逆光写真も
ゴメス対マンダ対『変身』の巨大野村浩三さんにも見えますが



さてここまでお話して、残りのアップ予定写真を数えたら
今回の記事と同じだけの枚数が、まだある事が分かりました
というわけで、あんまり記事が長すぎても皆さん疲れちゃうでしょうから
毎度無計画で申し訳ありませんが、今回は後篇の①ということで
残りは後篇②として、次回のアップとさせて頂きます。

なんか思わせぶりに引っ張る、”マトリックス”シリーズみたいになってきましたが

うーむ写真はかなり厳選したはずなのに
こんなに残ってるとは思わなかったなー
でもお見せしたい写真が多いという事は、楽しい旅行だった証ですしね。
まー個人のブログですから、予定外の三部作構成はお許し下さい



Photo_31

6人を乗せた車は一路、鳥羽から伊勢へ
チームOXOの行く手に待つのは、青空とアクシデントの嵐
おっと言えないこの先は
次回恋するネヴュラ「チームOXO西へ・後篇②」に乞うご期待!

(期待読者が皆無でも、コレがお決まりのフレーズというのが悲しい

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