酷暑の恐怖 狙われたニュータウン
今日も命に関わる危険な暑さ襲来の、2018年7月22日。
肌を刺す灼熱の太陽の下、名古屋の片隅に降り立った
パチ感満点の一つ目怪獣は!?
そうですこれこそ、おなじみ宇宙猿人ゴリが地球侵略に放った新たな刺客
吸血怪獣バクラー!
「できたての家に、人間様より先にバクラーが棲んでいようとは
お釈迦さまでも知るまいて。ヘハハハハハ」
E惑星出身の割に仏教徒らしい悪の宇宙科学者は
庭付き3DK一万円の安さに惹かれた、若夫婦の生き血を吸い
バクラー飼育要員としてインベーダー配下化。
我らが公害Gメン・加賀隊員夫妻にもその魔手を向けるのだった・・・
ああなんて恐ろしいゴリ博士の陰謀。迎え撃てネヴィラの勇士!
"新緑とオゾンの別天地"日向ニュータウンを舞台に
スペクトルマンとバクラーの息詰まる激闘が始まった!
というわけで今回はネタに合わせ
いつもの森を飛び出して、近所の新興住宅地へやって来ました
屋台骨を根こそぎ食いつぶすわが家の大敵・シロアリ怪獣ですから
ぜったい歓迎されないだろうと、撮影も一瞬の早業でしたが
ゴキノザウルスと並ぶピープロ害虫怪獣の代表格として
強烈な印象を残す一頭ですね。このバクラーは。
(赤ちゃんが顔を出してるこの個体は、後に出現したVer.らしいですが)
何よりこの巨大な一つ目と、お腹に飼ってる弱点・原生生物の姿は
一度見たら忘れられないインパクトでした
加えておどろおどろしいメイクや照明、カメラワークが印象的な
犠牲者インベーダー夫妻のアクションも相まって
この『ゴリ』バクラー前後篇は、スペクトルマン屈指のホラーエピソードとして
ファンに語り継がれているのです・・・
まースペクトルマンが富士山に脚をかけ、火口にガスタンクを投げ込む
超スペクタクルカットでも有名なエピソードですね
あれのおかげで、本邦最巨大化ヒーローの栄冠(?)に輝いたネヴィラの勇士ですが
ウルトラセブンのダリー戦同様、ヒーローに不可能無しをアピールする
エスカレート演出の一つと解釈しています
(そう考えなきゃやっていけませんよピープロファンは。
スペクトルフラッシュのエフェクトやSEも千差万別ですし)
さすがシロアリ怪獣。巨大化でラドン並みの暴風を起こし
家をお菓子みたいに端からバリボリ食べちゃうんですから、かなりのストロング派ですね
今回入手のソフビはマスダヤ復刻版。人気は設定どおりの黄色成型色なので
やや不人気なこの茶色は、相場より若干お値打ちに入手できました
オールドファンにはたまらない、ヤダモン印のピープロ証紙。
この絵の怪獣を解説しなきゃ分からない時代が、もう訪れているんでしょうね
茶色なので地味に見えますが、シルバー彩色の白目は目力アピール最高
公園名物・タコチュウすべり台にもひけをとらないインパクトです。
もちろん当時の金型から起こされているので、フォルムは'71年テイストそのまま。
加えて、全身から漂う愛嬌が幸いし
当時物・復刻版共に今も人気のアイテムです
造型が劇中の暴れっぷりを思わせ
デフォルメの中にもやんちゃ坊主感があるせいでしょうか
設定では吸血怪獣ですし、ニュータウン壊滅から富士山噴火に至る大破壊エピソードですが
このソフビには、カネゴンブースカに通じるファニー系の香りがありますね
これもマスダヤマジックの一つでしょう。造型の妙はマルサンだけではないと
遠近法でちょっと小さく見えますが、全高は25cm。
同じSTサイズでもマルサンを若干上回るのが、マスダヤの標準サイズです。
加えて頭も大きいので、かなりのボリューム感
宿敵同士なのに、バクラー込みだと和みますねーなんか
加えてユルソフビだと、仲が良さそうに見えるところがどーも。
尋常じゃなく暑いですねーと挨拶を交わす、真夏のピープロトリオでした。
(名古屋は39.5度で撮影汗だくソフビも暑さでフニャフニャのありさま
)
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