2020年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

ネヴュラ・プライベートライン

無料ブログはココログ

« ささやかな豪遊 | トップページ | 今度はホントに豪遊 »

2012年12月15日 (土)

『鼻』の呪縛を超えて

ううむ最近、特に先月から今月あたりは
「痩せる」という言葉の定義が、少し揺らぎつつあります。

「痩せる」とは、体重を減らすことなのか?
それとも、身体を引き締めることなのか?
ま、そりゃ両方なんでしょうけど

急な冷え込みでウォーキングがおっくうになるにつれ
部屋での腹筋やレッグ美ジョンの回数が妙に増えつつあるんですが
(自宅が職場なので、中途半端なヒマをつぶすにはもってこいという側面も

その効果の表れか、よく言う
「体重はむしろ増えているんだけど、横腹等は以前よりヘコんで
身体が引き締まったような気がする」状態。

以前は毎朝体重計の上で一喜一憂、数値が1グラムでも少なくなるように
足の乗せ方から上で直立するポーズまで、あれこれ研究していたものでしたが
ここ二週間ほどはどうしたものか、判で押したように数値が一定しています。
体重は4年前から1日刻みで記録しているので
測定の度に去年、一昨年の同月同日と比べているのですが
今のところ平均では、去年より約1.5㎏増、一昨年より約2㎏減。
つまるところ、去年は一昨年より約3.5㎏痩せていて
今年は去年と一昨年の中間的数値。
まあ去年が痩せすぎてたのねと納得すれば、コレが私の適正体重なのかと
気持ちの落としどころもあるんですが、それほど簡単なものでもなく。

というのも。昔ふくよかで、今劇的に痩せられた方なら共感頂けるかもしれませんが
「今の自分が太ってるか痩せてるか」という、しごく単純な事実が
どうしても実感できない事って、ありませんか?
細かく言えば、自分の適正体重、適正体型ってものが数値的には把握できても
見た目上、一般的な体型と比べて自分がどっちなのかが、どうしても判断できない。
入浴の前後など、姿見に全身を映してみるんですが
せっせと運動し、50㎏台後半に到達して早や五年近くなるのに
未だに、息も絶え絶えだった80㎏台後半の頃の意識が消え去らず
どんなに他人から痩せたと言われても、心に巣食う「太っていた頃の私」が
許してくれないのです。
姿見の私は幻影で、記憶上の80㎏体型がホンモノ、みたいな感覚が
常に付きまとっているわけですね。

以前にも書いた事がありましたが、ある夜グッスリ熟睡して起きた翌朝に
起き上がる時の身体の重さに気づき鏡を覗くと
そこには昔のごとく、超え太り顔を困惑に歪めた自分が居るような強迫観念が
一時も消え去らないわけです。
芥川龍之介作『鼻』の体型版が常に頭にあると言えば、近いでしょうか。
太っていた時代がトラウマになって、今も自分にのしかかっていると。
25㎏以上の増量体が私をフォールするんですから、文字通り重いですけど

気を抜いてるとこんな体型に逆戻りだぞーと、昔の自分にハッパをかけられ
そりゃ大変もっと痩せなきゃと、腹筋運動にも気合が入るのですが
ここでブレーキをかけるのが、現実世界の周囲の反応。
特に今年の春先から手掛けている新番組で知り合った、小学生の子どもたち。
なにしろ子どもは正直なので、思った事がそのまま口に出る。

「やせすぎだよー。」「からだがペラペラじゃん。」
「ちゃんとたべてる?」「おべんとうちょっとあげよか?」

食事の心配を子どもにされちゃうのも情けないですが
この間なんて、取材で向かった干物屋さんで
「○○D(私の名前ですね)なんてペラペラだから、すぐに干物になっちゃうね」
なんて笑われて、喜べはいいのか怒ればいいのか分からないありさま
業界の通例通り、夜討ち朝駆けで仕事に臨む周りの番組スタッフはほぼ例外なく
不摂生を身体に表すがごとく、暴飲暴食を絵に描いたようなダルマ体型なので
よけいに私の細身が目立つという図式なわけです。

私に対するそうした「少食やせすぎ心配発言」は
子どもならず大人の仕事仲間からも、ロケの折々にうるさいほど発せられていて
そこではじめて自ら、自分は痩せて見えるんだって事を理解するんですね。
そうまでされないと分からないものなんですよ。太っていた過去を持つと。
で、さすがにマズいかな、真剣に増量計画を練ろうかなんて
悪魔のささやきがこだまする時もあるんですが
そんな時に頭をもたげるのも、前述の「昔のトラウマ体型」。


ちょっと待て その一口で逆戻り
忘れるな 汗とガマンのあの日々を


その結果が今の体型なんですが、それが痩せすぎと言われ
かと言ってお気楽な私の性格では、食べればリバウンド一直線。
デニムのウエストが100cmを超えるまでのスピードは、ボルトより速いでしょう

そこへ運良くやってきたのが、ちょっと早めの寒波。
その為、有酸素運動のウォーキングを、春夏の季節より少し減らし
腹筋や腿の筋肉を鍛えるストレッチに切り替えているんですよね。
まーそういう動きからも、私のヘタレ度がお察し頂けると思いますが

そうした(消極的な動機ながら)動きにより
期せずして、身体の構造を筋肉中心に作り変える方向に進んでいるようだと。
とはいえ食事の量は年中同じですから、歩かない分体重は増えるわけで。
でもストレッチの効果は如実に表れていて、冒頭のお話通り
「身体は重くなっているのに、ウエストは緩くなった」感覚があるわけです。
「身体が引き締まるとはこういうことか」なんて、おそまきながら感慨に震える日々。
筋肉は重いから体重増加もむべなるかな、なんて自分を甘やかすんですが
そんな自分に背後霊のように付きまとうのは、あの『鼻』の影。
引き締まった喜びと引き換えに、1~2㎏の増減への恐怖という
相反するこの感情。つくづく小心者ですね私は

でも、ここまで読まれた方はもうお察しと思います。
「体重の増量を食い止めながら体型を引き締める」なんて体型維持の綱渡りは
食事や運動等、生活のバランスのとり方が非常に難しいという事。
それを完遂するには、とてつもなく強い意思を要するという事。
ヘタレでおバカな私ごときが貫ける所業ではないという事。
何かと飲み食いの機会が増える年末年始、そんな修行僧のような行いが
私にガマンできる訳が無いという事。
もーホントにその通り。いちいちごもっともで涙が出そうです

「物事は漠然とした願望より、小さくても具体的な目標を設定する方が達成し易い」
なんてありがた~い教えをよく聞くので
ここは一つ私も、具体的な目標を設定します。

目指すは今月29日。幼なじみとの忘年会。

コレなら手軽でイイですね。日付もハッキリしてるし。
まあこの日目指して、せいぜい身体を引き締めることにしましょう。
翌日からは『鼻』状態になっても知っちゃいないと心に決めて
お仕事にストレッチに励みます。

ro_okuさん、Oくん、Nくん、Gくん、Kくん、待っててね

というわけで、最後は私信みたいになっちゃいましたが
皆さんもあと半月、残り少ない2012年を
悔いなきようお過ごし下さい

« ささやかな豪遊 | トップページ | 今度はホントに豪遊 »

女子な日々」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『鼻』の呪縛を超えて:

« ささやかな豪遊 | トップページ | 今度はホントに豪遊 »