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2012年7月 4日 (水)

白い幻

Photo

午後からちょっと曇りがちとなった、今日の名古屋。
太陽光も弱まり、やや抑えられたコントラストが幸いして
なめらかなボディの曲線が、そこそこ美しく撮れました
camera

モデルはご存知、われらが金星人・若林映子さんの卓越したハンドルさばきで
危機一髪のジェームズ”コネリー”ボンドを救った「白い幻」こと
’67年式・TOYOTA2000GT!

以前ご紹介したロータス・エスプリと同時に入手した

サントリーBOSS・JAMES BOND COLLECTIONの一台です。

同コレクションでも一、二を争う出来の良さゆえ
今年4月の発売時も各地で争奪戦が繰り広げられ
どのコンビニからも一瞬の内に姿を消したという、いわくつきの代物。
私も現物を見たのは、今回が初めてだったので
なるほどこの出来なら取り合いにもなるねえと、一人納得しておりましたhappy01


Photo_2

TOYOTA2000GTと言えば、一度見たら忘れられないそのスタイリングに加え
3M型水冷直列6気筒DOHCをフロントに据え、150PSを叩き出す高性能
わずか三年三ヶ月という、極端に短い販売期間
238万円という、当時のニッサンフェアレディの三倍もの価格
フェラーリやマセラティを下回る、わずか337台という生産台数など
数々の伝説を残した、幻の純国産スーパーカーとして
今もモーターファンの間に強烈な印象を残す一台ですね。

その鮮烈なイメージは、現在に至るもまったく色褪せず
むしろ、増し続けているような気がします。

日本を舞台にした’67年『007は二度死ぬ』劇中、ボンドとの共演を果たす上で
これほどふさわしい一台も無いでしょう。
当時も今も、国産モータリゼーションの頂点に君臨し続ける名車。
それがこの、TOYOTA2000GTなのです。


Photo_3

もともと総生産台数が少なかった、TOYOTA2000GTの中でも

オープンカー仕様として作られたこのタイプは、わずか2台。
横浜・港北区のトヨタ・スポーツコーナーで製作されたものだそうです。
言わば幻の車・2000GTの中でも、とりわけ幻の2台。
その内の1台が、世界で最も有名なスパイ・アクションに出演した事で
世界的には、2000GTと言えばオープンタイプの方が有名なのですから
ボンド人気さまさまといった所ですねhappy01


Photo_4

『007は二度死ぬ』劇中に於ける、2000GTの装備は
前述の若林”サルノ王女”映子さん演じる日本のエージェント・アキが
イギリス諜報部とタッグを組む日本諜報機関の長官、タイガー”丹波哲郎”田中に
連絡を取る際に使用する、司令部直結の専用回線テレビくらいのもので

ボンドカーの装備としては、ちょっと寂しいんですよね。
マシンガンや巻きびし、防弾スクリーンや潜水艇変形機能も無いし。

日本のスパイカーなんだから、スイッチ一つで手裏剣が飛び出したり
つむじ風と共に”ドロン”する仕掛けなんかがあってもいいのに。
でもそこまでおふざけが過ぎると、007と言うよりむしろ
「電撃フリント」や「それ行けスマート」の世界になっちゃうから
そこは頑強に抵抗したのかな?ブロッコリさんもcoldsweats01


まー2000GTにそんなイロモノ役を与えるまでもなく
同作で日本人に変装したコネリーの微妙ぶりは
テレビ版『スパイ大作戦』で、同じく日本人風に変身したレナード・ニモイと並んで
”世界二大無理すぎる海外スター日本人役”として、今も語り草ですが
coldsweats01


Photo_5

ボンドカーと並び、私にとって印象深かった2000GTの出演作は
何と言っても池沢さとしさんの漫画『サーキットの狼』。

’75年1月から’79年6月まで、週刊少年ジャンプに連載され
かのスーパーカーブームを巻き起こした、いわくつきの作品です。
主人公・風吹裕矢のロータス・ヨーロッパ
ライバル・早瀬左近のポルシェ・カレラRSら
キラ星のごとき世界のスーパーカーが
公道でサーキットで壮絶なデッドヒートを繰り広げ、毎週が目の保養でしたeye

中でも異彩を放っていた一台こそ
裕矢のライバルの一人、隼人・ピーターソンのTOYOTA2000GT。

その初登場シーン、風吹・早瀬らの前に姿を現したピーターソン。
そのハーフめいた、キザな風貌をややいぶかりながら
「で、おまえさんの車は?フェラーリか、それともマセラッティかい?」
と、愛車を訊ねる裕矢に対し

「ユーたち日本人なのに、どうしてそう外車にのりたがるのかね?
日本にもすばらしい車がたくさんあるじゃないか。
その中でもミーの愛車、あれが日本のほこる最高の車ね!」


そんな言葉で応えたピーターソンは、自信満々のポーズと共に
ピカピカに整備された2000GTを、彼らの前に登場させるのです。
外国人の風貌を持つピーターソンが、国産スポーツカーの最高峰を駆る!
そのスペックを最大限に引き出し、ロータスやポルシェらスーパーカーに
一歩も譲らない、堂々たるバトルを展開する!


当時の子どもたちの誰もが夢見たこの”世界対抗・超高性能車頂上決戦”は
後年、峠攻めに特化したドラテクで人気を博した「頭文字D」とは
また違った興奮を与えてくれました。

ああ今も思い出す、公道グランプリ編の大迫力!
そのダーティファイトで、ドラマを存分に盛り上げたピーターソンの敵役ぶり!

当時はご他聞に漏れず、好みは一番人気のロータス・ヨーロッパでしたが
ヒール役として強烈な存在感を放った2000GTも
私にとって忘れられない一台となったのです。
名作の成功の影には名悪役あり。ピーターソンもその一人なんでしょうね。


Photo_6

手前にフォーカスを合わせた、超寄りカット。
好きなんですよねこのピンボケ具合が。技術のヘタさをカバーしてくれてcoldsweats01
どこから撮っても2000GT以外に見えないところが、この車の最大の魅力。
今は少なくなりましたね。いつまでも語り継がれるこんな名車が。
思えば人も車も、何もかもがやんちゃでした。45年前のあの頃はhappy01

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「怪獣おもちゃ」カテゴリの記事

コメント

写真撮るの難しいよね
室内で捕ると・・・ボケルボケル~~~
せめて1/24くらいじゃないと撮れませんよ

池沢さとし・・・あらし三匹の頃はまだ運転免許持ってなかったそうですね
どう化けたか知らないですが、一大革命を巻き起こした功績はデカイですね
先日発売されたトヨタ86って車、2000GTのシルエットだけ受け継いでますね
今度のエンジンはヤマハじゃなくてスバルで、同じ車をスバルでも買えます

ピーターソンも良いですが沖田のZ432Rも魅力的ですね

怪獣殿下・たま様
もう私なんて腕の悪さが全てで、何を撮っても出来が中途半端weep
太陽光とバックの自然がなければ、見られたもんじゃありませんcrying
特に小スケールは、ピンボケまで計算に入れないと
ブログにアップできる写真は撮れませんねcamera

でもどちらかと言えばおっしゃる通り、屋内より屋外の方が
ボケ加減は自然な感じになるようです。
こういうのはやっぱり、デジカメの性能うんぬんじゃないんでしょうね。
センスが無いからなあ私は。もう諦めてますがcoldsweats01

トヨタ86は、2000GTのシルエットが意識されてるんですか。
車好きのAD君が欲しがってましたけど、やっぱり名デザインは時代を超えるんですねhappy01

>沖田のZ

深夜の住宅用地で、飛鳥ミノルのミウラとデッドヒートを繰り広げた
パトカー仕様の一台ですね。
沖田のデビューを鮮烈に飾った、名勝負でした。
時速230キロで直角に曲がる、飛鳥の超絶スピンターン!happy02
その後、交通課暴走族取締組織・新選組を経て
沖田が公道グランプリに参加した際に駆ったディーノ246GTは
風吹のロータス・ヨーロッパと並んで、私の大好きなスーパーカーなんですよ。
植●買取に並ぶ1/18を、密かに狙っているんですが・・・

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