湖畔のリアルガメラ
昨日に続き不安定な空が、つかのまの晴れ間を見せた池の岩陰に
昭和の大怪獣・ガメラあらわる!
お仲間の怪獣殿下・たまさんから頂いた出物情報により
あわてて向かったオタクショップで捕獲したビッグソフビ。
どうやらセガのプライズらしく、調べたら発売は2003年で
商品名まで昭和ガメラ
先日、近所のショップに並んでいたのをロックオンした矢先
急に消えたので、ああタッチの差で売れちゃったと諦めていましたが
どうやら系列店のコチラに、転売されていたようですね。
しかも価格も前より下がって1,780円とお手ごろ。願ったり叶ったりです
シャープな平成ガメラも好きですが、このズングリ体型も捨てがたい味わい
全身のバランスやポージングから見て、モチーフは初代ガメラっぽいかなと。
全高27cmとはいえ、ガメラ特有の首をすくめた前傾姿勢ゆえ
体のボリュームははるかに大きく感じます。
隣のペットボトルはサイズ比較用ですが、中途半端な330mlサイズなので
ちょっと分かりにくくてすみません。コレしか手元になかったもので
人生初の劇場鑑賞映画が『ガメラ対大魔獣ジャイガー』だった私にとって
飛行ガメラを横から捉えた有名なロビーカードを思わせる、このサイドビューには
格別の思いがありますねー。
頭部のボリュームに対し胴体前後の厚みが無く、意外に脚が細いという
昭和ガメラ特有の体型は
このソフビにもしっかり再現されていて、嬉しい限り
前述の前傾ポーズも、ここまで傾斜角度が大きいことがお分かり頂けるかと。
昭和・平成ガメラのデザインを較べる上で、最も大きな違いが
この甲羅の表面ディテールですよね。
鎖かたびらを思わせる平成版に比べ、瓦を並べたようなこの甲羅のウロコは
各々のエッジの鋭さと相まって、昭和ガメラの凶暴性を主張する
強烈な意匠となっています。
私は甲羅に関しては、平成版よりコッチの方が好きかな。
昭和ギャオスの超音波メスさえ通じない、ガメラ最大の防御兵装ですもんね
見よ!この凶暴そのものの正面カット!
顔つきが怖いわー目つきが悪いわー咬まれたら痛そうだわー
口の中や舌もちゃんと作ってあるから、よけいに大迫力。
なんか局にも居たなーこういう顔の人。そうだベテランのメイクさんだ
たびたび雲隠れしていた太陽が顔を出した瞬間、幸運にも押さえた逆光カット
今朝8時過ぎの撮影ですが、私と同じく池の撮影に訪れた素人カメラマン氏に
「難しいでしょう、そういう狙いは」なんて、ちょっとからかわれちゃいました
でもカッコイイ!やっぱり怪獣は見上げてナンボですね
ずいぶん前に入手した、タイトー製のプライズ大魔神と並んで
東京のガメラ、京都の大魔神が相打つ、東西大映スター揃い踏みの図。
両者ともリアルソフビなので、独自の緊張感が走りますが
その空気をユルめる、手前のケイブンシャガメラ大全集は
昭和47年発売の初版をリアルタイムで買ったものです。
どーもコレは子どもの頃から捨てられなくて、現在に至るも愛読書。
編集部による、巻末の作品解説文が熱い!
やっぱりガメラは良いですねー。
昭和ガメラの各作品は、平成版とは一味違って
理屈より面白さを優先した制作姿勢、子どもの夢を詰め込んだ魅力があります。
見た目がどんなにコワモテでも、ゴジラには無い親近感をガメラに覚えてしまうのは
当時の制作陣の、子どもに対する優しいまなざしが
その造形に息づいているからかもしれませんね
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» ガメラ:12年5月第五週のフィギュア関連情報 [ガメラ医師のBlog]
本日三本目の更新です。一本目「釣りガメラ 12/05 」はこちら。
二本目「等身大ガメラだらけ 12/05 」にはこちらから。
先月28日更新の「 第4週のフィギュア情報(その2) 」に続きまして、
今週拝見した、ガメラ関連の各種フィギュアについての情報を、まとめてご紹介して...... [続きを読む]
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おおっ!こちらをゲットされたのですね
ガメラ復活の折りには色々なヤツが出ましたが
あの時期、全般的にプライズの方が出来が良くて楽しかったですね
ミルクホールのご主人曰く
「ゲーセンに卸すよりも普通に売るってのを目論んでプライズ品は作ってるんだよ」
なるほどと思いました
自然光がイイ感じですね
ガメラは山あいが似合いますからねえ
オイラもジャイガーあたりがリアルタイムですね
覚えておられるでしょうか?
鳴海文化劇場と言う映画館
普段はポルノ御用達ですが子供プログラムも時折
新聞に割引券入り広告を折り込んで、怪獣総進撃上映を勝ち取った記憶があります
電車の窓から見えるんですよね
ジグラの大きなポスターも覚えております
シバタ劇場も閉館直前は子供プログラム専門館となり、通年色々と上映していました
平成ゴジラ全作シバタ劇場で見ましたよ
「ガメラ・大魔神」
竹内博さんの入魂の本ですね
身開きでギャオスのUPのコマ焼き写真
超音波メスの鋭さが伝わって来ますよね
次は是非とも赤い火星怪獣で入梅に爽やかな日記を~~~
最初の半額になってますよ
投稿: 怪獣殿下・たま | 2012年5月29日 (火) 20時21分
怪獣殿下・たま様
いやー頂いた情報も有り難かったですが、ついでに迎えた逸品を
先におひろめしちゃったわがままを、どうぞお許し下さい
ガメラ復活時、ビッグサイズのソフビで目立ったのは平成ガメラばかりだったので
このサイズで昭和ガメラが出ていた事を知ったのは、ごく最近でした。
おっしゃる通りホントに出来が良くて
プライズアイテムが近年物に落ち着いた今からは考えられない
商品企画ですよね
>ゲーセンに卸すよりも普通に売るってのを目論んで
ごもっともですねー。リスクを冒して高額をつぎ込む景品よりも
多少割高でも確実に手に入るショップの方が
好事家にとってはありがたいですもんね。
そうした需要をいち早くキャッチした、プライズメーカーの戦略は
非常に正しかったと、今も感じますよ。
記事ラスト写真のビッグ大魔神も、ショップの新品買いですから
昨日は午後からお天気が崩れましたが、撮影時の午前8時はまだ陽があったので
初夏の自然光が効果的に使え、ガメラの魅力を引き出せました。
大魔神との2ショットなんか、ベースの地面がフラットに開けているので
まるでセットをあつらえたような雰囲気に見えちゃいますが
>鳴海文化
子どもの頃、最大の遊び場でした


ジャイガーは笠寺のコダマ劇場、キンゴジは今池の国際劇場で観ましたが
ジグラは鳴海文化でしたねー。
あの劇場は二番館だったのか、別会社の作品を数本寄せ集めて上映し
子どもにはたまらない番組企画ばかりでした。
ジグラの同時上映なんか東宝の『血を吸う眼』で、幼馴染と観に行った私は
岸田森さんの顔が怖くて観られず、ひたすら下を向いていました
そんなヘタレな私を勇気づけようと、幼馴染が館内一杯に響く大声で
「さあ皆さんでガメラ音頭を踊りましょう!」と叫び
他のお客さんから大ブーイングを食らったのも、懐かしい思い出です
前述の通り私の子ども時代は、怪獣映画に関しては
鳴海、笠寺、今池あたりが主なホームグラウンドだったので
残念ながら、シバタ劇場に足を運んだ事は無いのですが
リアルの仲間はよく通っていて、なかなか味のある劇場だったと聞いています。
そういう個性的な小屋は、最近はもうありませんね。
シネマスコーレの木俣支配人に、またがんばってもらわないと
家庭用ビデオが夢物語だった昭和47年、フィルム焼き抜き写真で構成された
「ガメラ・大魔神」のフォトストーリーは、劇場の迫力を手軽に味わえる
貴重なアイテムでした。
おっしゃるところの見開きギャオスも、食い入るように見つめたものです
>赤い火星怪獣
ショップで見かけた時、あまりの値崩れに私もビックリし
財布のヒモが緩みかけましたが
隣のガメラさんと比べ、今回はガメラに軍配が上がりました。
実はあのサイズのナメちゃんは、桜井”由利ちゃん”浩子さんに直筆サインを戴いた
イベント限定カラーの品を持っているのです。
でも梅雨も近い事だし、あの価格ならもう一個あっても良いしなあと
今は嬉しい悩み中。
別件で散財がなければ、ぜひ欲しい所ですが
購入の是非は、来月の節約状況次第といったところです
投稿: MIYUKI | 2012年5月30日 (水) 05時12分
ガメラーガメラー
強いぞガメラ 強いぞガメラ 強いぞガメラー♪
火、水、木、金♪
火、水、木、金♪(土日と月曜はダメよ(そうじゃなくって(笑
火星か金星何処かの星に~♪
すみません、ツイ歌ってしまいました(笑
しかし良く出来てますね~
お写真で見る限りガメラといい大魔神といい
造形、色合いともに、かな~りリアルに感じます^^
投稿: トッポジージョ | 2012年6月 1日 (金) 21時26分
トッポジージョ様 私も初ガメラ体験は昭和なので

♪強いぞガメラ~は愛唱歌です
いいですよね昭和ガメラ。私にとってこの新着ソフビは最近のヒットで
おっしゃる通り、リーズナブルなプライズとは思えないリアルテイスト。
よく出来ている上に大きいので、非常に迫力があります。
これでやっと、タイトーのリアル大魔神と肩を並べられるリアルガメラが手に入ったと
喜んでおります
でもあまりに大物なので、パソコン周りに置くと存在感が強すぎて
画面よりもガメラと目が合ってしまうのが、嬉しい誤算ではあります
投稿: MIYUKI | 2012年6月 1日 (金) 23時00分
オタクイーンさま、最近ご無沙汰で申し訳ございません、
ぼちぼち更新続行中、ガメラ医師でございます。
セガプライズの昭和ガメラ、実にリアルな出来具合で
これが自然の風景の中に立つと、えも言われぬ風格すら
感じられるから不思議です、これが本物の迫力なんでしょうか。
投稿: ガメラ医師 | 2012年6月 1日 (金) 23時39分
ガメラ医師様 お久しぶりです

こちらも最近ガメラネタが少なく、申し訳なく思っておりますが
今回入手のセガプライズは、そのリアルなフォルムもさることながら

なにより驚くのはそのサイズで。
ガメラも30cmの大きさになると、横幅も尋常ではないので
こうも迫力があるものかと、改めて感服しております。
そのサイズゆえおっしゃる通り、自然光や岩肌との相性が良く
撮影していても妙な笑みがこぼれるほど
共演の大魔神ともども、森のオゾンをいっぱいに浴びて
ガメラも喜んでいるようでした
投稿: MIYUKI | 2012年6月 3日 (日) 05時30分