ミゼット春日和
今日はお天気が良かったので、新着おもちゃのブリキミゼットを持ち出して
春間近の陽気の下、あれこれ撮って遊んできました
まずは定番の全景ショットから。
こんな風に撮ると、なんだか本物みたいに見えますが
軽オート三輪の代名詞、ダイハツミゼットの誕生は1957年。
コレは最初期の、オープンキャビンタイプです。
249CC・10馬力のエンジンで、当時まだ狭かった日本各地の路地裏を
疲れ知らずで走り回った働き者でした。最高時速は60キロも出たそうです
当時のキャッチフレーズは『街のヘリコプター』だったようですが
独特のバタバタというエンジン音を、ヘリのプロペラ音になぞらえたのか
他にいわれがあったのかは、当時生まれていなかった私には分かりません
西郷輝彦さん主演の『どてらい男』でも、”バタ公”なんて呼ばれていましたね。
余談ながら、好きだったなー山下猛造。通称モーやん
オープニングの「よーし!やったるわーい!」に、どれほど勇気づけられた事か
角ばった車体上部や、ツートンの色合いから受ける印象もあって
正面から見るとなんとなく、市電みたいな雰囲気ですね
いいわあこののどかなフォルム
前輪もヘッドライトも一個なので、車とバイクの合いの子みたいですが
バイクっぽい雰囲気も当たり前。
シートにまたがる一人乗りキャビンはバーハンドルで、エンジン始動もキック式。
ギアは三段まであったそうですから、なかなか本格的な作りだったんですね。
このバイクテイストなら、ミゼットを駆る仮面ライダーがあってもいいのに。
おおカッコイイ!仮面ライダーミゼット!
ゆけ本郷猛!下町の裏路地を60キロで駆け抜けながら
ショッカー怪人を右へ左へなぎ倒し
スロットルを全開すれば、ベルトの風車ダイナモが急速回転・・・
あらっ?でもこのキャビンじゃ、ベルトには風圧がかからないから
いつまで経っても変身できないか(基本的企画倒れ
)
このバーハンドルタイプの人気を受け、翌1958年に発売されたのが
モデルチェンジ型の丸ハンドル、二人乗りの密閉キャビンタイプ。
ご存知『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズのトレードマークとして
有名になったアレですね。
私はどちらのタイプも大好き。ついでにスバル360も大好き
要はただの、古くて丸っこい国産車好きなんですよ
でもコレは素晴らしい。車体に輝く自家用マーク!
立花レーシングのエンブレムにも負けないカッコよさ
そしてその下にはこのおもちゃの製造元、大阪ブリキ玩具資料室のマークがっ
キャビンはバイク風ながら、うしろから見るとまるっきりトラック
この幌の中に野菜や魚、お米などいろいろな荷物を積んで
町中を愛嬌タップリに走っていたわけですね。
もっとも以前、お仕事で行った中国では
ミゼットがタクシーとして使われていて、ちょっと中を覗いてみたら
幌の中に置かれた椅子にはお客さんが座り、つり革にぶら下がってました
そんなつり革も、急カーブじゃまるで役に立たず
猛スピードでコーナリングなんかした日には、椅子ごとお客さんが
荷台から思いっきり、道路へ転げ落ちてくるというワイルドぶり
その直後、何事もなかったかのようにムックリ起き上がるお客さんを見て
おおーターミネーターみたいと驚いた瞬間も、一度や二度ではなく
箱もしっかりレトロテイストで、ぬかりはありません。
このブリキミゼット、前述の通り
かのブリキ製・復刻版鉄人28号などでおもちゃファンを喜ばせた
大阪ブリキ玩具資料室の品なんですが
箱の表記から推測すると、発売は22年も昔の1990年だったみたいですねー。
かなり古いですが、実車の発売が55年前ですからまだ新しいか
ちなみに説明書によれば
”昭和30年代の製作方法を忠実に再現復刻したもの”とありますが
それが「当時実在したブリキおもちゃの復刻」を意味するのか
「当時の製作方法のみを再現し、レトロテイストながら設計は新作」なのかは
その方面の知識にうといので、まったく分かりません
まーどっちでもいいんですけどね。よく出来てますし
サイズは全長約220mm×全幅約100mm×全高約120mm。
実車はそれぞれ2,540mm×1,200mm×1,500mmですから
ブリキ版の縮尺は、約11.5分の一といったところでしょうか。
例によって、ネットオークションでの入手ですが
中古品ながら、落札相場の約半額だった事に加え
送料は出品者負担だったので、良い買い物ができたと喜んでいます
しかも出品者さんの応対が驚くほど迅速で、コレが届いたのは振込み翌日のお昼前!
こうなっちゃうともう、リアルの買い物とレスポンスは変わりませんね。
改めて、出品者さんに感謝です
さてホントはこの後、先日チラッとお見せした
チーム怪獣横丁のミゼット絡み写真も4~5枚撮ったんですが
このまま続けると長くなりすぎるので、今日はここでひと区切り。
その顛末は、次回へ回すこととしましょう。
それにしても絵になるわーミゼット。怪獣との共演にも不自然さがないし。
なんなんでしょうかこの可愛さは。もっと早く手に入れれば良かった
« ちょっっっとしたお知らせ(笑) | トップページ | 熱い子守歌 »
「怪獣おもちゃ」カテゴリの記事
- 一峰トルマンの謎 ※追記アリ(2018.04.22)
- 究極スペシウムポーズ(2018.04.14)
- 葉桜分光仮面(2018.04.04)
- ヨクニトルマン比較セヨ(2018.03.29)
- 春分南村展(2018.03.21)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/104767/44555400
この記事へのトラックバック一覧です: ミゼット春日和:
コメント