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2012年1月24日 (火)

リードとパスと下心

前回記事でアップ予告した、『ALWAYS 三丁目の夕日’64』の感想ですが。
古い人間ゆえ脳内CPUも超旧式で、言葉が浮かぶたびにメモっている割には
まとめる作業が遅々として進みませんcoldsweats01
鑑賞当日に勢いで書くには、ちょっと勿体無い作品なんですよね。
感じた思いに最も忠実な、もしくは出来る限り近い表現を探し当てるまでには
今しばらくの熟成、発酵時間がかかりそうです。
奇特にもお待ちの方がいらっしゃったら、気長に覗いてやって下さい。
とはいえ気の効いた感想も語れませんので、忘れた頃にこっそりアップ致しますcoldsweats01



てなわけで今日は作品の内容ではなく、箸休めネタとして
久々に出かけた都心での劇場鑑賞時に、ちょっと感じた事を
つらつらお話したいと思います。
まーMtFの方々には今日のサブタイトルで、内容もお察し頂けるでしょうがcoldsweats01



最近のオネエブームや、同じ事情を持つ著名人らのマスコミ露出により
生物学的には男性ながら性自認は女性という、私たちのような存在への理解も
以前よりはかなり、深まってきたように思います。
一目で男性とバレる容姿を誇るhappy01私でさえ、ここ数年は周りの目が優しくなり
フルドレスアップ、フルメイクで住まいのマンションから外出する際も
隣近所の方々から、抵抗なくご挨拶頂けるようになりましたhappy01


もちろんお仕事時にも
今の時期はレディースセーター、スキニーデニムといういでたちなので
女性服と言えば言えるのですが
むしろそれは、性差関係なく身につける服と言ってよく
ブラウスやスカートなど、女性の象徴たるアイテムではないわけです。

もちろん男女問わず、ウェアの好みは千差万別ですから
本物の女性でも、スカートが苦手な方はいらっしゃるでしょうが
私の場合、仕事服は動きやすさ優先という事情から
どうしてもユニセックス風になりがちなので

(私を問わず、番組制作に関わる女性スタッフは全て同じ発想ですがcoldsweats01
プライベートな外出の機会には、思いっきりお洒落を楽しみたいわけですね。

そんな理由から、昨日の『ALWAYS』鑑賞の際も
先日入手した千鳥格子スーツ・上下同柄バージョンに膝丈ブーツを合わせ
意気揚々と出かけたわけです。


Photo

前売券購入による今回のような鑑賞手段は、ここ数年ではむしろ稀で
予算1,000円で映画を観られる、毎週のレディースデイ利用がほとんどの私。
まー厚顔無恥が服を着て歩いているようなものですからcoldsweats01
男と分かっていても笑顔を絶やさず、女性料金で入れてくれる
チケット売り場の対応にも、もはや不安はありません。


そういう部分は、集客に繋げる為の劇場側の営業努力として
私のような者は感謝しなければなりませんが
言わばそれは無言の黙認、男とバレていないわけではありません。
だからそれを鵜呑みにし、自分は女性に見えるなんて自惚れていると
ヒドいシッペ返しを食うわけで
coldsweats01




MtF諸氏や女装者の方々はご存知でしょうが
異性装の世界には昔から、「リード」「パス」という言葉があります。
一種のスラングですが、意味は読んで字の如し。

例えば、男性が女性の格好をしている場合・・・

リードとは、外見で男性とバレること。
「男である事を読まれる」という意味ですね。
パスとは逆に、男性とバレない外見であること。
「女性として通用する」という意味です。

「昨日、街を歩いていたらリードされた」
「貴女なら女性に見えるから、どこへ行ってもパスできますよ」
など
仲間内の会話では、そんな使われ方をします。
この言葉は逆の立場、女性が男装している場合にも使われますから
まあ異性装全体で適用される、スラングと考えていいでしょう。



骨格や顔立ちなど、男女の間には基本的かつ決定的な違いがありますから
本当にパス出来る人には、特別な素質があると言えますが
悲しいかなどこにでも居る男顔、男性骨格の私には
そんな恵まれた素質は、微塵もありませんweep

せめてもの救いは、生来の白肌と薄い体毛くらいのものですweep


ですから私の場合、全面パスとは言わないまでも
せめて周りに不快感を与えず、リードされる率を1%でも減らす為には
唯一と言える前述の救い、白肌と体毛の薄さを活用するしか
手が無いわけです。

けっして自慢じゃなく、「何にも無いけどあえて言えば」的とりえですから
あらぬ期待をなさらぬようcoldsweats01

無駄とは知りつつも、少しでもパス率アップに努力する涙ぐましさ、いじらしさは
同じ悩みを持つ方なら、きっとお分かりと思いますが
場合によってはその努力が、仇になる事もあるわけで。
いつも思う事ながら、昨日もそんな出来事に遭いました。

女性の皆さんはもとより、MtFや女装子さんなら共感頂けるかもしれません。
パス率アップを目的にパンツを避け、スカート姿で歩く時
男性とすれ違うたびに絡みつく、脚への視線。
私の場合コレが非常に多く、恥ずかしいったらありゃしないcoldsweats01
もっとも顔がヒドいから、視線が脚にしか行かないだけなんでしょうけどweep


でも見る側の男性には、及びもつかないでしょうが
見られる女性側にとっては、その視線に込められた感情が
手に取るように分かることをご存知でしょうかcoldsweats01

いかに一瞬の視線でも、逆に伏し目がちでも避けているように見せていても
いやむしろ、そんな仕草をすればするほど
そこに込められた男性の下心は、実に色濃く相手に伝わるのです。
ちょっとした視線の角度で、どこを見られているかが一目で分かる。
顔か、胸か、それとも脚なのか。


「男性がどんなに平静を装っても、脚への視線はお見通し。」

物心もつかなかったウブな頃、女性が放ったそんな言葉を聞いて
そんなものかなあと思ったものですが
いざ自分が見られる立場に置かれると、言葉の意味が痛いほど分かりました。

「脚を見られるのが嫌なら、スカートなんか穿かなきゃいいじゃん」
「非難や無視、嘲笑されることなく、見てもらえるだけありがたいと思え」

なーんてご意見が、矢のように飛んできそうですねcoldsweats01
確かにそれは、おっしゃる通りかもしれません。
私に残された最後の武器、薄毛の脚に視線が集中すれば
逆に最大の弱点、男顔への注意は逸らす事が出来るわけで。
見られる恥ずかしさもあるものの、それで男性のパス率が上がれば
ある意味、目的には近づいた事になります。

そういう意味では喜ぶべきなんでしょうね。そんな好色な視線にもcoldsweats01


でもその反面、脚なんかに惑わされない女性へのパス率は
依然として低いまま。これが今後の課題ですね。

とはいえ昨年夏、GパンにTシャツでスーパーへ行った際
たまたま取材で訪れていた、地元テレビ局の女子アナに
小学生の子どもが居るお母さんとカン違いされ
インタビューされそうになった事もありましたから
私にとって、リードやパスの基準をどこへ置けばいいのか
図りかねる時もあります。難しいものですよねcoldsweats01


どんなに外見が男そうろうでも、私の性自認は女性なんですから
リード・パスは言わば末節で、問題の本質とはややズレているのでしょうが
人間はやっぱり、見た目で中身を判断される事が多いですから
ある程度まではパスを目指す事も、私のような者には必要なのでしょう。

以前も、行きつけの美容院の女性スタッフと
「やっぱり美脚って、女性の魅力を惹き立てますよね」なんて会話を交わし
ダイエットや細い足首作りの話題で盛り上がりましたから
本物の女性も、外見磨きには努力しているんですよね。
それが女性の業なんですから、私も負けてはいられません。
男性の脚への視線も、顔への注意を逸らす手段と消極的に考えず
唯一の魅力を伸ばす為の自分へのエールと、積極的に捉え
ガンガン浴びて、自信に繋げるべきなのでしょうeye



とはいえ、すでに雪景色となった関東に続き、地元名古屋にも寒波が来るそうで
そんな寒い中、脚を出して歩くのは辛いなーsad
でも、ここでもうひと踏ん張り。
脚の最大の引き締め効果は、視線に晒される事ですから。
美へのあくなき探究心は、生物学的性別のハンデを越えるのです
punch

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