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2011年12月 7日 (水)

ぶらぶらウルトラアート

地上波のお仕事をしていながら
作る方はともかく、見たい番組はめっきり減ってしまったここ最近。
昨夜も地上波は見限り、BS・CSチャンネルをウロウロしていたら
思わぬ収穫がありまして。
午後8時~8時54分までBS日テレで放送中の
『ぶらぶら美術・博物館』。


山田五郎さん、おぎやはぎのお二人、相沢紗世さんらレギュラー陣が
全国各地の美術館を、タイトル通り”ぶらぶら”巡り

著名な芸術作品を、肩肘はらないやりとりで分かりやすく解説してくれる
良質な番組として、折りに触れ見ています。

で、昨夜もチャンネルサーフィンの途中に、チラリと覗いてみたら・・・

偶然にもこの回は
レギュラー陣が茨城県近代美術館を訪れ
ここで11月3日から来年の1月15日まで開催されている

「ウルトラマン・アート! 時代と創造-ウルトラマン&ウルトラセブン展」を
紹介する、楽しい一時間でした。

ゲストもこの種の番組には欠かせない、満田かずほ監督と
桜井”フジ隊員”浩子さん。
知識はなくてもウルトラ好きの私はビックリ、コリャ見なきゃと画面にクギ付けeye


ちなみに、当日の番組内容はコチラ。

http://www.bs4.jp/guide/entame/burabura_art/onair/48/index.html



なにしろ全くノーマークだったもので、録画予約もしておらず
あわててHDDレコーダーをスタンバイしたものの
残念ながら録画開始が遅れてしまい、アタマ5分をスッパリ録れずに涙weep
ともあれ、録り逃したのは出演者のOPトーク程度だったようなので
内容把握に大きな影響は無いかなと、ホッと胸を撫で下ろしました。

このウルトラマン・アート展は
ウルトラシリーズ生誕45周年記念事業の一環として
2010年の北海道を皮切りに、来年の長崎県まで
全国6箇所の美術館で移動開催しているイベント。

主にウルトラQ・ウルトラマン・ウルトラセブンをメインに
ウルトラヒーローや怪獣、周辺造形物の”アート性”にスポットを当てた
大人のウルトライベントですね。
各地で開催中ですから、出かけられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。


イベントスケジュールは、円谷プロの公式ホームページでもご覧になれます。

http://m-78.jp/45th/art.php


これまでも、この手のウルトライベント関連番組は多く制作されてきましたが
ビギナーも目の肥えたファンも楽しめ、充実した番組を作る上で
最も重要なファクターは、なんといっても司会者側。
ゲストに絡む側のセレクトですよね。

ただ展示物にスゴーイ懐かし~い好きだった~を連発するだけじゃなくて
ウルトラ関係の知識をある程度備え、ファンが知りたいツボを外さないスタンス。
満田さんや桜井さんらゲストから、おいしい話を引き出す腕が必要です。
と言って、タモリ倶楽部レベルのコテコテトークにも陥らず
一般視聴者を置き去りにしないよう、専門知識を上手に翻訳できるクレバーぶり。


その点、第一期ウルトラ直撃世代の上
サブカルチャーにも造詣の深い山田五郎さんが、メインキャストだった事は
番組にとって幸運だったと思います。

おそらく深い知識と原体験がありながら、それを必要以上に前面に出さず
押さえどころはしっかり心得ていますから
ファンとしても、安心して番組についていけました。

『ウルトラマンのかけ声は決して”シュワッチ”じゃない。』
『(現存する着ぐるみの)ゴモラの頭部は、ボディのボリュームに比べかなり小さい。』
『ビートルのネーミングのいわれは、カブトムシっぽいボディラインじゃなくて
垂直離着陸機という意味のVTOL。』


番組内で山田さんが繰り出すこれらのウンチクは、私さえ知ってる事ながら
このレベルを最低ラインとして進めるさじ加減が、心地良かったわけです。


意外にセブンファン、しかもメトロン星人好きの小木さんも
その思い入れをイジる矢作さんも

とてつもなくマニアックにならず
適度なボケを挟みながら進行するあたりは、さすがの腕と思います。

『ウルトラセブンって、ブーツインしてるからオシャレだよね』
なんて、ユルく攻めておきながら
第8話「狙われた街」のエンディングに関して
『(制作側が視聴者に)媚びてない』なんて、真面目に言い放つあたり
ファンとビギナー双方に付かず離れずの橋渡し役として
うまく機能していたと思います。


加えて
『ウルトラマンって、(地球に)何しに来てるんですか?』なんて質問や
当時のアラシ隊員の写真に『(この人)徳光さん?』なんてボケをかまし
ファンの思い入れを粉々に撃ち砕く
相沢紗世さんのビギナー目線ぶりも、微笑ましくてイイ感じhappy02


番組テーマはウルトラ作品のアートワークですから
当然、話題の中心は展示物となるわけですが
いかに画面上で、出演者が展示物の素晴らしさに驚嘆しようと
実際に美術館を訪れ、見学する際の臨場感にはかなわないわけです。
となれば、視聴者の興味を最も惹くのはやっぱり
ウルトラ関係者が語る、知られざる当時話ですよね。

まー私なんか無知ですから、濃いファン諸氏には当たり前の知識でしょうが
満田氏や桜井氏の口からは、改めて目からウロコの裏話が
いくつか披露され、楽しいひと時となりましたhappy01



中でも初耳だったのは、満田氏によって語られた以下の三証言。
(内容を分かりやすくする為、多少要約してあることはご了承下さい)



<満田監督ウルトラ裏話その1>
『ウルトラマンの地球での活動限界が”3分”という時間設定は
ウルトラマン全話を通じ、ナレーション等では一切明記されていない。』




確かにウルトラマンには、地球上では活動時間に制限があり
エネルギーの限界が近づくとカラータイマーが点滅する、という設定はありますし
それは劇中でもナレーションされていますが
その時間が”3分”とは、番組中では一度も言ってませんよという事なんです。
なるほどー。言われてみれば確かにその通り。

本編上で一切説明していない”3分”という時間設定が
なぜこれほどまでに、世間に浸透したのか?
満田氏によれば、その”3分”という数字は
本放送当時にウルトラマンを紹介した雑誌やパンフレットなどに載っていて
それが広まったものだろうという事なんです。


となると当時、当の番組スタッフに関して言えば
ウルトラマンのタイムリミットを、はっきり決めていなかったということ?
おおーそうだったのか知らなかったcoldsweats01
当時の雑誌の特集で、怪獣の腕力を
ジャイアント馬場さんの人数で紹介したようなアバウトなノリshock
(ちょっと違いますがcoldsweats01
そんな言わば、雑誌など周辺メディアの不可抗力が
公式設定となったわけですから、聞いてみないと分からないものですね
happy01
あの秀逸な設定が、番組スタッフの関知しないところで生まれていたとは。
名番組には、どんな偶然もプラスに働くという事でしょうかflair



<満田監督ウルトラ裏話その2>
『当時、ウルトラマンのカラータイマーを発光させる電源は
当初は有線式のACだったものの
(おそらくアクションの自由度を上げる為)
割合早い時期に、電池式になった。
しかしながら発光時、かなりの高電圧が必要だった為
単一電池を12本ほど直列させ
ウルトラマンの背中に背負わせて撮影していた。』




うーむコレもビックリhappy02
カラータイマーの電源がACだったというのは、私も知っていましたが
割と即座に電池式に変更、しかも市販の乾電池とは驚きでした。
さらに単一が12本となると、電池ボックスもそれなりに重いですよね。

確かにカラータイマーは、ウルトラマンの正面についていますから
タイマーの発光が見える間、背中を向けることはないわけです。
あの背中には、単一電池12本のボックスが背負われていたわけですね。
逆にバックショットなら、カラータイマーは映りませんから
点灯させる必要は無く、電池ボックスを外しても大丈夫なわけです。
タイマー発光のままウルトラマンが振り向くカットなどでは
きっとその時だけ、有線のAC電源に切り替えたのでしょう。

そんなボックスを背負って、格闘シーンをこなした古谷敏さんのご苦労たるや
さぞや大変だったでしょうねー。改めて感服致します。

でもそういうご苦労はもう、古谷さんご自身の著書に書いてあるんでしょうねー。
いやー不勉強でスミマセンcoldsweats01
苦労とはいつの時代にも、カメラに映らない所にあるものなんですよねhappy01



<満田監督ウルトラ裏話その3>
ウルトラセブン第14・15話『ウルトラ警備隊西へ』に登場した
ペダン星人の侵略ロボット「キングジョー」の語源について。
コレは有名なお話で
金城哲夫さんのお名前”キンジョー”をもじったネーミングと覚えていたのですが
実際の命名経緯は、もうちょっと複雑だったんですねcoldsweats01


要約すればこんなお話。
『以前、金城氏のご尊父が海外旅行した際、発音の関係からか
外国の方からご尊父は
「キンジョー」ではなく
「キンジョー」と呼ばれていたそうで
その逸話を聞いた金城氏は
「キングジョー」を怪獣名のアイデアとしてストック。
その名前が、この宇宙ロボットに命名された』と。




なるほどー。金城氏ご本人じゃなく、お父さんの海外での呼び名だったとは。

こういうのも聞かなきゃ分かりませんねー。
ついでに満田氏、ウルトラマン80の登場怪獣『ザルドン』のネーミングは
昼食で食べたざるうどんから来ているなんて、カミングアウトしてましたがcoldsweats01
80の頃になると、私は既にウルトラ視聴者をリタイアしてましたから
よく分かりませんが
いつの時代も怪獣のネーミングには、作り手の遊び心が表れますよね。
まーこんな話題も、ファンには周知の事実なんでしょうけどhappy01



他にも、44年の時を越えて蘇る
満田氏のホーク1号発進シーン”生フォース・ゲート・オープン”斉唱再現
会場限定グッズのショップに鎮座する、巨大カネゴンソフビを欲しがる小木さんらに
「けっこう売れるんですよコレ」なんて、商売人の顔をチラリと見せる桜井さんなど
円谷テイスト爆発の名場面が続出。
このショップリポートに私の目がもっとも血走ったのは、言うまでもありませんeye

あれほどの限定グッズの山を見せられちゃうと、行きたくなりますねえ茨城。
特にあの巨大カネゴンheart04
アレを貯金箱にしたらおそろしく貯まりそうなんて、夢のない妄想もしたりしてmoneybag
そもそも私、展示物への興味が全く無いあたりが思いっきり失礼ですがcoldsweats01
まーああいうのは、高嶺の花と見上げている内が一番楽しいですから
良い目の保養と割り切って、つつましく暮らす事とします。



この昨夜の番組に関して、特撮関係のブログをいくつか覗いてみたんですが
レビューや感想記事を書かれている方はそれほど多くなくて
ちょっと寂しい思いをしておりますsad

やっぱり特番ではなくレギュラー枠、しかもBSの番組ですから
事前告知の弱さか、ご覧になった方は少なかったのかもしれませんね。
私もたまたま出会わなければ、見られなかった回ですし。
コレだから侮れないんですよBSはshock

来年はセブン生誕45周年ですから、年末から来年にかけても
レギュラー番組でウルトラ特集が組まれたり、特番などが期待できそうですね。
私も目を光らせ耳を澄ませて、情報を追うことにしましょう。
今回のお話で採り上げた番組も、再放送があればいいですね。
なにしろ私も、アタマ5分を見逃していますから
happy01

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コメント

オイラにしては大奮発で福井の展示会は行きましたよ
渡邊氏のお誘いではありましたが桜井さんのトークショーも楽しんで来ましたね
古谷さん応援団の面々が知らない間に福井に集結しちゃってました

画録は一見の価値アリですよ

怪獣殿下・たま様 福井の展示会はお誘い頂いたのに
予算やスケジュールの都合で、ご一緒できずにすみませんでした。
今回記事の番組で、茨城版の展示物の一部を拝見できましたが
会場限定グッズの充実ぶりも含め、福井には無理してでも行けばよかったと
ちょっと悔やんでおりますcoldsweats01

おっしゃる通り確かに、画録も一見の価値がありそうですね。
ああ買ってきてもらえばよかったcrying

MIYUKIさん、はじめまして。
いつも楽しいブログをどうもありがとうございます。
こちらは最近見つけさせて頂いたのですが、ずーっと遡って一生懸命読みました!
それほど興味深くて楽しい文章です。
ぶらぶらアート、私も見ました。
(ウルトラマン!アート展にも行きましたよ!素晴らしくて、どこかに常設すべきと思いました)
ぶらぶらアートで一番印象に残ったのが、山田さんの一言。
「紗世ちゃんがね、そうやってヘラヘラ笑ってられるのも、ウルトラマンが地球を守ってくれてるおかげなんだよ?(真顔)」でした。
そんなこと言われた相沢紗世さんの戸惑ったお顔、美貌の女性だからこそ、すごくおかしかったです。

それではこれからもよろしければ応援&愛読させていただきたいと思います。
がんばってくださいませ!

emi様 はじめまして。 こんなおバカなブログにようこそhappy01
いつもお気楽に思いつきを書いてるもので、内容が薄くて恐縮ですcoldsweats01

アート展に行かれたんですね。こういう期間限定の展覧会は鑑賞経験も貴重なので
羨ましい限りです。
私は記事に上げた番組でしか、展示内容を追体験できませんでしたが
その充実ぶりには目を見張りましたlovely

>山田さんの一言

頂いたコメントを機に、DVD保存した番組を久々に再見しましたが
やっぱり楽しいやりとりですねhappy01
リアルタイム視聴者であった山田さんの絶妙な舵取りに対し
後年のファンという立場でリアクションを見せる、おぎやはぎのお二人と
世の一般女性代表のスタンスを崩さない相沢さんのコンビネーション。
各々が各々の役割を守り、逸脱しない作りが
この番組の一つの魅力と思います。
出演者全員が知りすぎていても素人すぎても面白くないんですよね。
こういうレポート番組はhappy01

下らない日記ながら、応援いただけるのは何よりの喜びです。
これからも力を抜いてユル~く続けていきますので、また覗いてやって下さいhappy01happy01happy01

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