キレキレテ2011
今日も秋らしい平和な一日でした。気温も快適、湿度も快適。
そんな名古屋の片隅に!
とつじょ現れたのは、宇宙一有名な割には忍者を名乗るバルタン星人!
このお方はたしか、以前にご紹介したはずですが
よく見れば何かが違う!
ややっ?おなかには怪しげな呪文のごとき「キレキレテ」の文字が!
ひょっとしてアレですか?例の宇宙語でしょうか?
とすれば、書き手はあのお方しかいませんっ
と思って、陽気に挨拶するバルタンさんの後ろを見てみれば
案の定、背中で泣いてる唐獅子サインがっ
そうですコレこそ、おとといのトークショーで頂いた
二瓶"イデ隊員"正也さんのサイン!
前回お見せしたソノシート以外にも、ちゃっかりお願いしたのでした
おなかに書かれたキレキレテも当然、ご本人の筆によるもの。
45年の時を越え、人類と宇宙生物の初コンタクトに用いられた
記念すべき言葉の一節が
それを口にしたイデ隊員ご自身によって、我がソフビに刻まれたのですっ
なんか一人で盛り上がってますが
おとといのイベントで、怪獣殿下・たまさんのお手製プロップ
「たマルス133」を構え、貫禄充分でご満悦のイデ隊員
まーとにかくサービス精神旺盛な方で、ファンのあらゆるお願いに
全身全霊でお答え下さいました。
トークショーでは、バルタンがらみのお話もありまして。
「ウルトラマン」の最初の製作エピソードが
第2話「侵略者を撃て」であったことは有名ですが
二瓶さんがイデ隊員として初めて撮影されたカットは
ラストでベッドから落ち目の回りに黒アザを作る、あのカットだったそうです。
で、次はその直前の、ベッドで寝ているシーンだったとか。
「撮り順が、ドラマの流れと逆だったんだよねえ」なんて
ご本人は爆笑されていましたが、面白いお話ですねえ
現場経験者の立場で考えると、別に順撮りにこだわる必要はないにせよ
目にアザというカットなら当然、アザのメイクが必要で
一秒でも時間の惜しい撮影スケジュールの中での撮り順なら
本来「アザなしのカット」を先に撮影し、その後でアザをメイクして
「アザ有りのカット」をまとめて撮るのがセオリーなんですが
わざわざアザ有りを先に撮り、アザを拭き取って再撮影という手順だったとは。
この時期のフィルム撮影なら、今より感度も低いでしょうから
演者は発色を良くする為、顔には下地にドーランを塗っていたはずで
ドーラン上の描き拭きは、予想以上に大変だったと思います。
女性ならお分かりと思いますが、メイク担当者にすれば
「アザを描いた後に拭き取る」よりも「アザを描き足す」方が
時間も手間もはるかに楽なわけですから。
その手間を押してまでアザ有りを先に撮っていたとは、意外ですね。
あそこはカットの前後で、カメラ位置や照明が変わっていますから
それらのセッティング都合を優先したのでしょう。
それとも、寝ているカットは照明を落としている為、バレないだろうと
アザメイクのままで臨んじゃったのかも?画面上ではちょっと判別できませんが
そんな風に現場には、いろいろなご苦労があったんでしょうね。
そういう貴重な証言が演者の口から聞けただけでも、参加した価値がありました
お話を「キレキレテ」サインの顛末に移しますと。
実は二瓶さんにはまずバルタンの背中にサインを頂き、その後、胸の五分割部分に
それぞれ一文字ずつ「キ・レ・キ・レ・テ」と書いて下さいとお願いしたのです。
二瓶さんは最初、その意味が分からなかったようで
周りを囲む参加者に「おっ宇宙語だ」とウケたところで、やっとご理解いただけ
「あーあ分かった。最初さー、バルタンはハサミ持ってるから
『切れ切れ』って書くのかと思っちゃったよ」と爆笑
胸ではちょっと書きにくいからとおなかに書いてもらったら
今度は端っこに書きすぎてバランスが悪くなっちゃったので
「もう一回書いてあげるよ」と、合計二回の「キレキレテ」になりました
いやーバルタンソフビにキレキレテなんて
こんなお願いをするおバカは、私くらいのものなのかなー
個人的にはイデ隊員とくればもう
「ケロケロ・ケロニア」「つくし誰の子スギナの子」
「くそー今度は暗やみの世界か」「先生がもう帰ってもいいって言ったんだー」
なんて、イカすゼリフのオンパレードだけどなー
加えてキレキレテは、ウルトラマン本放送当時
幼い私が生まれて初めて覚えた「宇宙語」ですから、他のセリフとは別格で
二瓶さんにお会いできると決まった瞬間、迷わず決めてました
いやもう、ものすご~く良い記念です。
だってイデ隊員から私だけへの「トモダーチ」って事でしょ。
それも二回も下さって
では最後にバルタンさんに、このサインの感想をお訊ねしましょう。
いやー発音に問題があるんでしょうか?
45年ぶりにダメ出しをくらったキレキレテに・・・
なーんて 撃沈のイデ隊員でした
いやコレは冗談ながら、トークショーではこんなに表情豊かに
参加者の心を自在に操り、楽しませてくれた二瓶さん。
そのアクターぶりは本当に素晴らしく、まだまだ現役を思わせてくれました。
その様子は今後も、記事でお話しますが
これこそ、映画やテレビが娯楽の主役だった時代の空気ですよね。
久々に、良質な時間を過ごすことができました。
このバルタンは一生の宝として大切にさせて頂きますよ。イデ隊員
さてさてこんなユルーい調子で、トークショー関連日記はまだまだ続きます。
今回に続き、次回のご紹介は古谷さん絡みのアレ
バルタン同様、手持ちの怪獣ソフビです。ちょっと予想してみて下さい。
古谷ファンの皆さんなら、もうお分かりですね
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コメント
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あれあれれ???
ボクァ ダメダナア~の文字の横に何やらまた背後霊が・・・
毎回、それとなく打ち合わせするんですが・・・
今回は二瓶さんの「きしめん暴走」で打ち合わせ出来ずにぶっつけ本番だったのでキレキレテもマルス組み立てもバーベQ味も説明出来ず
バーベQは目立つ場所に置いておいたので気づいて頂けましたがマルスの組み立ては結局自分でしたもんなあ~
二瓶さんの第一声にキレキレテを頂きたかったですね
バルタンの股間がキレキレテ・・・・
痛そうだなあ~~~
投稿: 怪獣殿下・たま | 2011年10月18日 (火) 22時46分
MIYUKI様、
そして怪獣殿下様、
今や背後霊がブームみたいですね。
バルタンちゃんも幸せそうですね。
投稿: てふてふはべる | 2011年10月19日 (水) 21時13分
怪獣殿下・たま様 まーあの場所は背後霊の定位置なので

映り込みを楽しんで頂ければ幸いかと
本場名古屋のきしめんは、二瓶さんのお口に合ったようですね

あの立派な体格なら、さぞたくさんお上がりになった事でしょう。
バーベQあじはギリギリセーフでしたが、確かにマルス組み立ての実演や
開口一番にキレキレテを頂けば、会場は大拍手だったでしょうね。
幻のたま演出をひそかに夢想して、一人で楽しむこととしましょう
>痛そうだなあ~~~
いやーサインが書かれた直後、脳裏によぎった下ネタっぽい予感の正体は

それだったんですねえ
さっそくバルタンを、ヒサヤ大黒堂に連れて行きます
さて毎度のお願いで恐縮ですが、今回もイベント当日の写真は
私の物より、たまさんが撮影された物の方がはるかに出来が良く
またリポート記事も、熱気と勢いに溢れた素晴らしい物なので
拙ブログで貴ブログ当該記事の紹介と、リンクを張らせて頂いてもよろしいでしょうか?
なにかとお忙しいでしょうから、OKであれば特にお返事頂く必要はありません。
問題等ありましたら、またご連絡下さい。
レポート記事が不得手なおバカの切なる願いです。助けると思ってご一考下さい
投稿: MIYUKI | 2011年10月19日 (水) 21時34分
てふてふはべる様 今回はあの窓ガラスがいい位置にあったので

なにかと背後霊が映り込んで、スタッフのひそかな楽しみになっていますね
次回のイベントでは意図的に、怪獣を映り込ませてみるのも面白そうですが
>バルタンちゃんも幸せそうですね。
なにしろ出演者ご本人のサインが頂けるのですから、怪獣たちも至福の喜びでしょう

45年目の「キレキレテ」は、きっとバルタンにも好意的に伝わったと信じております
投稿: MIYUKI | 2011年10月19日 (水) 21時42分