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2011年6月20日 (月)

三吉くん安らかに

Photo_9

前回の予告でバレバレなのを、シルエットで引っぱりすぎるのもアレなので
天候不良を押しての撮影となりましたがcoldsweats01

ネヴュラ限定、スペクトルマン生誕40周年まつりの第3弾は
コチラ、ベアモデル製の山本三吉くんこと、悲しき天才怪獣ノーマン。
蓄光版のスタンダードサイズ・ソフビです。

今でもよく見かけるので、さほど珍しいものでもありませんがcoldsweats01

かのダニエル・キイスの名作「アルジャーノンに花束を」をイメージソースに
スペクトルマン版『まごころを君に』といった趣で作られた
この第48話・49話
は、ファンの間でも評価が高く
全篇を代表する名エピソードと謳われることが多いですが
このノーマン篇が、スペクトルマンという番組全体のテイストかと言われると
個人的には、ちょっと疑問が残ります。

まー正統派怪獣の迫力と、ヒーロー番組として曇りのないエピソードに心酔する
単純おバカの私なのでcoldsweats01
ウルトラマンでも、一番好きなのはネロンガ篇だったりしますから
スペクトルマンにおいても、このノーマン篇はどちらかと言えば苦手な方でcoldsweats01
そのドラマの圧倒的クオリティー、SFでしか描けないヒューマニズムに反して
ややヒーロー番組の枠を逸脱しちゃったかなあなんて、感触がありますhappy01


そのクライマックス、知能が発達しすぎた末に
望むと望まざるに関わらず、全人類を廃人と化すゲラニウム爆弾を開発し
さらに自らの怪獣化を止める事ができない悲劇の主人公・三吉くんに対して
スペクトルマン=蒲生譲二は、ただ無力でしかありません。

「スペクトルマン、人間として死なしてくれー!」
爆弾を使う前に、消えゆく人間の心を振り絞って
自らの命を絶つことをスペクトルマンに懇願する三吉くん=ノーマンの姿に
リアルタイム派の私は、子ども心になんとも言えない悲しさと
ヒーローたるべきスペクトルマンの、一つの限界を感じたのです。


とはいえ今、大人の目で見てみれば
両腕のスライスに込めたスペクトルマンの苦渋の選択が
昔見た以上の説得力を持って、見る者へ迫ってきます。
確かにこのエピソードもまた、「スペクトルマン」という作品だけが持つ
一つの側面と言えましょう。


でも、脳手術による人間の怪獣化なんてモチーフ
今では地上波放送も、リメイクも困難でしょうねcoldsweats01

つくづく、ハードな番組を見せられていたと思います。
最近の特撮作品に私が物足りなさを感じる理由は、そんな所にもあるのかもhappy01




Photo_4

なぜか草原がよく似合う、おとぼけ顔の三吉くん。
このソフビ、頭がディフォルメサイズじゃないところがまたなんともcoldsweats01


Photo_5

ノーマンの登場は夜ばかりなので、昼間のシチュエーションが
今ひとつ思い浮かばず、申し訳ありませんweep
「そうだ冷蔵庫に生肉があるはず。帰ったら食べよっと。」
そうそう。夜道を歩くOLさんの脳ミソなんて食べちゃだめだよなんて
ノーマンへのツッこみは、つい猟奇テイストになりがちでcoldsweats01


Photo_7

公園の注意看板に愛犬を思い出し、ひとり悲しむ三吉くん。
ボビーは因数分解もできちゃう天才犬だったねーdog
でも社会に出ると、因数分解より人間関係の方がはるかに難しいから
一生懸命覚えても、私にはあまり役に立たなかったな
coldsweats01


Photo_8

40年ぶりの再会を喜ぶ、スペクトル怪獣同期生トリオ。
「なんか俺たち、身体の一部が大きいか多いかのどっちかだな」
「目の大きい俺も老眼で、新聞が読みにくくなったよ」
「俺なんか耳が遠くなっちゃって、隣の首が何を言ってるかわかんないんだぜ」


お互い年をとると、こうした森林浴が楽しくなるねえなんて
梅雨の同窓会は、のどかに過ぎていくのでしたhappy01


前回チラリとお話した当時物ですが。
ストーリー順なら本来、ノーマンの前に持ってくるのが順当なのですが
諸事情あって、第4弾以降となります。

例によって次回とは限りませんので、気長にお待ち下さい。
まーネタがネタだけに、誰も期待してないでしょうけどcoldsweats01

また一つ、新たなお宝がスタンバイされちゃいまして
今年のスペクトルまつりはもう、大盛り上がりhappy02
他の誰もやってない所が、私のおバカな使命感に拍車をかけていますhappy01

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コメント

 数年前に最寄りの美術館で「成田 亨 展」が開催されていて、2回程足を運んだ事があります。その際に初めて、故 成田氏が怪獣デザインを手掛けるにあたってのこだわった事・注意を払った事などをしたためた三カ条とういうか三原則なるものを、知るに至りました。
 今回の貴ブログの写真にUPされた怪獣などは、その三原則からは外れてはいるのですが、あまり嫌悪感や憎悪の念を抱いた事はなく、少なからず愛嬌を感じた事がありました。
 これは、怪獣の作中での出自が、市井の人々がゴリに改造されたという被害者的なものだったという事もあるのでは、という感があります。
 もしノーマンが、マッドサイエンティストが自らの野望のために率先して脳改造を受けたり、ダストマンが、地位拡大を図るために高額の報酬でゴリに怪獣化を依頼した政財界の黒幕だった、などという設定だったら印象はかなり違ってくるでしょうし、スペクトルマンに自らを殺害するよう懇願するといった悲劇性もなかっただろうなと思います。

松田 定幸様 成田亨さんのデザインポリシーは有名ですよね。
あの「三原則」のような縛りを自身に課していたからこそ
異形でありながら美しい、カオスの具現化が可能になったのだと思いますconfident

そこへいくと、我が愛するピープロ怪獣は
優等生に対するやんちゃ坊主のようなものでcoldsweats01
一つ目あり三つ首ありビッグヘッドあり、さながら妖怪の趣なんですが
そうしたパチテイスト爆発のキャラクターだからこそ
子供たちに与えるインパクトも大きかったのでしょうねhappy01

>市井の人々がゴリに改造されたという被害者的なもの

そういう「被害者」さえ、怪獣として相手せざるをえないところに
スペクトルマンという作品が持つ、ヒューマニズムの一端があるような気もします。
ノーマンしかりダストマンしかり、怖ろしいのは
「身体が怪獣化しても、僅かながら人間の意識が残っているところ」ですね。
ですから怪獣となり、人類を襲わざるをえない状況と、それが本意ではない自分の心との
自己矛盾の中で、ひたすら葛藤を迫られるわけです。

おっしゃるように、元の人間が悪人や犯罪者など
社会から糾弾されるべき存在なら、多くのショッカー怪人的な立場となり
退治という行為にも説得力がありますが
そこが善人や罪の無い人々というところに、ノーマン系ゴリ怪獣の恐ろしさがあるんでしょうね。
デザインが奇抜であればあるほど、むしろ彼らに同情の意を抱いてしまう。
まさに悲劇の存在ですね。

ノーマン篇は時代を超え、私たちの心に迫ってくるエピソードですが
現在のドラマコードではいろいろ問題があって、この手のテーマは扱いにくいだけに
子ども番組にさえこういうドラマが散見された時代を、つくづく懐かしく感じる私ですhappy01

MIYUKIさん、お久しぶりです。ご無沙汰してま~す(笑)
ノーマンかわいい顔ですねえ。スペクトル同期生もかわいいユニットで癒されますねえ、
特にこのおメメ。他に気の利いたことばが見つからずいつも「かわいい」しか言えません。

このノーマン篇は見ていませんが、切なさ感じさせるお話ですね。
怪獣って悪ゆえの悲哀を感じさせるシリーズが結構ありますよね。
ヒーロー側の救えない悲しみや苦悩。
共存できないもの同士の運命の悲しさを子どもながらに感じ取っていたんでしょうね。

例のウルトラマンの宿題ですが、
う~んとうなってるうちに、時が過ぎてしまいました。
私は幼い頃からプロレスごっこをして育ってます。
ヒーローを気取っていたわけではありませんが、
自分勝手な正義感で、キックやパンチをかまして泣かした子たち、
ごめんなさい、と懺悔しなければいけない過去があります。
でも、ウルトラマンから蹴り技を教わったわけではないことに
改めて気づかせていただきました。

かたつむり様 お久しぶりですhappy01
梅雨による寒暖の差や湿気で、体調など崩されていませんでしょうか?

ノーマンは顔は可愛いんですが、お話はなかなかハードでcoldsweats01
このソフビは決してデフォルメタイプではなく、画面に登場する怪獣も
これソックリなんですが
この可愛さとお話のあまりのギャップに、幼かった私は大変なショックを受けましたcoldsweats01
「スペクトルマン」という作品には、こういうエピソードが多いんですよ。
今思えば、ヒューマニズム溢れるヒーローなんですがhappy01

とはいえ、同窓生の仲間はデフォルメタイプなので
三人並ぶとなんとなく、トリオ漫才の様相ですね。
真ん中の大目玉が後ろからはたかれると、さらに目が飛び出すボケが売り物みたいなhappy01

ウルトラマンの宿題は、皆さんそれぞれの感想ですから
かたつむりさんにはかたつむりさんなりの、ウルトラマン像があって
良いと思います。
私だってもちろん、子ども時代は怪獣ゴッコが大好きでしたからhappy01
私の場合、相手は怪獣並みに大きく、しかも投げ飛ばせるほど軽くという発想で
よく、布団の下に敷くマットレスを怪獣役にしていました。
マットレスを身体に絡みつかせ、一人で敵の攻撃を演出してみたり。
うーむ子ども時代から、筋金入りのおバカですねーcoldsweats01

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