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ネヴュラ・プライベートライン

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2009年8月 3日 (月)

彼女はオトコマエ

あの休止告知から早や三週間弱。皆さま、ご無沙汰しておりました。
今日、名古屋もようやく梅雨明けを迎えまして。
本格的な夏の訪れと同時に「ネヴュラ」の再開ができるというのも
うれしいものですね
オタクイーン、充電を終え、ただいま帰ってまいりました
水分を摂りすぎて、ちょっとリバウンドしましたが


休止中は皆さまから、ご心配や励ましのコメント、メールなどたくさん頂いて
本当にありがとうございました。
正直、こんなに気にかけて頂いているとは思いもよらず
ちょっと物騒なことを休止告知に書いちゃったものですから
気を遣っていただいて、コメント欄より直接メールなどが多かったのですが
中には電話で、グチをお聞き頂いたお仲間も

もちろん、常連のお仲間の励ましは何より嬉しかったのですが
意外だったのは、以前ちょっとだけコメント頂いた
懐かしい方々のご訪問が、予想以上に多かったことでした。

いやー「ネヴュラ」はあまりにおバカな独り言ばっかりなので
皆さんにはとっくに呆れられ、お相手頂けないと思ってました


これは本当に予期せぬ出来事でした。
まるでお盆に、
学生時代の同級生から久々の便りが来た気分
皆さん、陰ながら応援下さっていたんですね。ありがたいことです。

もちろんこれを機に、またおつき合い頂ければ
こんなに嬉しいことはありません。
ともあれ。戻ってきた夏の太陽と共に、「ネヴュラ」再発進です



さて。再開一回目の今日はどうしようかと迷いましたが。
やっぱり、これをお話しなければダメでしょうという事で。

ちょうど応募締め切りを迎え、お仲間のブログでも続々と取り上げられている
このネタ。そう。「宇宙船映像倶楽部」です。


今回の休止の一つの理由だっただけに、ちょっと迷いもありましたが
やっぱり、好きな事を書けないのはブログじゃないと。
加えて休止中、課題制作に悩む部員の皆さんの記事にも、本当に励まされました。
日本のあちこちに、同じテーマに挑んでいる方々が居る。
何と言われようと、それがモチベーションに繋がる事は確かなのです。
ですから私も、堂々と記事にする事を決めました。
笑ってやって下さい。私はやっぱり「夢」を捨てきれません


えーそういうわけで。今回の課題締め切りは今日、8月3日でした。
応募作は今日必着で、「宇宙船」編集部へ送付する決まりなんですね。
昨年4月から始まったこの募集に、まー懲りずに毎回応募している私。
送付の度に記事にしていますので、今回もやっぱり書かなきゃと
送りましたよ昨日。雨が降ったり止んだりの中、昭和郵便局から

Photo_2何しろこの夏は、毎日がぐずつき気味の空もようで
各地で豪雨や土砂災害の被害が頻発していますから、いつもの翌朝10時便も
天候次第でどうなるかわからない。
送付一週間前から確認の電話、涙目でしつこく送付リミットを聞き込みました。
「どーしても3日に届かないとマズいんですけど。届きますよね絶対
その持ち込みリミットである8月2日、夜8時に先駆ける事6時間。
午後2時にようやく完成。まさに駆け込み前日送付、ギリギリですね。
「この時間なら確実に届きますね」なんて局員さんの言葉に
ホッと胸を撫で下ろすノミの心臓の私 もっと早く送ればいいのに。
最後まで試合を捨てたくない悪い癖が、今回も出てしまいました

でもまーこれまでの応募で、今回ほど苦戦した事もなかったですねー
今回はプロット1本と課題4本に加え、部活で出された「部員用課題」も消化。
もうそれだけでクタクタです。

考えてみれば、今回が6回目の募集です。
私は募集の度に、1本ずつヒーロープロットを応募していますから
今回ではや6作目。よくもまあ続くものだなあと

いい加減、ネタも尽きそうなものですが、もっとたくさん応募されている部員さんも
いらっしゃるわけですから、私も甘えてはいられません。

でも私の凝り固まった頭なんか、タカが知れてます。
さすがに発想の泉も涸れ気味で
でも、空回り気味ながらヤル気だけはあるので 
今回は発想の火種が浮かんだら、後は知識を外から摂り入れる事に専念しました。
でもここで、期せずしてネットの盲点に気づく事に


これまで、この手の調べ物はネットで行う事が多かった私。
でもネットって、ある程度絞り込んだ事柄や単語を調べるには便利ですが
その分野そのものの概略をザックリと理解するには、非常に不便なんですね。

そういう時はやっぱり、昔ながらの「●●入門」なんて本が役に立ちます。
ネット検索でいき詰まり、途方に暮れた私は
迷わずBOOK OFFへ走りました。まー入門書ですから。

適当な一冊さえあれば、中古本でも分野そのものの概略は変らないだろうと。
で、案の定ありましたよ。100円本で良いのが

そんなわけで今回のプロットは、その一冊を読み倒した成果です。
でも年には勝てず。やっぱり落ちてますねー。咀嚼力も頭の回転も。
まーその分野にあまり詳しくなるのも発想の妨げになりますから、私程度の理解力でちょうど良いのかもしれませんね。なんて言い訳してみたり

あとは前回の轍を踏まないよう、既存作品とカブってない事を祈るばかりです
でも今回もシンプルですよ。一行で語れちゃうプロットです。
その一行が雨宮部長の琴線に触れるかどうかが、最大のハードルですね



で、今回のメインイベント、「課題」ですが。
「宇宙船」vol.125をご覧の方はご存知でしょうが、今回の課題は「シナリオ」なんですね。

ただシナリオと言っても、与えられた文字数はわずか400字。
その文字数で、主人公が戦いに赴くシーンを描くというオーダーです。
加えてシーンはワンシーンのみ、登場人物は主人公ともう一人のキャラクターという縛りがあります。


これまでお仕事で色々なシナリオを書いてきましたが、私にとってもこういうルールは初めてなので正直、戸惑いました。
まー誌面掲載の都合もあるだろうし。あまりに長いのも選考しづらいだろうという事で、きっとこの形式になったのかなと。
でも考えるに従って、これには二つの思惑が隠されている事に気づいたのです。
まー見当違いかもしれませんが、私はそこを思惑と感じたと


部員の皆さん。この縛りでシナリオに挑んだ時、どんな事を考えましたか?
私の場合まず「このシーンで核になるセリフ・もしくはアクション」を考えました。
と言うのは。400字の中でシチュエーション、主人公と相手との関係
シーンの盛り上がり、ストーリーを表現しようとすると
おそらく見せ場=シーンの核は一箇所しか作れないだろうと計算したからです。

ダミーのやりとりを仮想し、ストップウォッチで計ってみましたが
400字で表現できるシーンの尺は、約1分。

どんなドラマでも、わずか1分間にすべてを凝縮することはできません。
凝縮できるんならそのドラマは、1分間あればいいんですから
要求されるシーンはあくまでドラマの一部、という事を意識する必要があります。
ですからこの「400字」というルールにはまず、
「1分間で表現できるサイズの主張を、いかに上手くまとめあげられるか」
という、一つ目の狙いがあるんですよ。


当然ながら、そこにドラマそのもののテーマを持ってくる事は至難の技です。
だって「主人公が戦いに赴くシーン」なんですから。ラストシーンじゃなくて。
もしここでドラマの大テーマを語っちゃったら、その後のクライマックス、
言わば戦いのシーンは蛇足になっちゃう。
しかも「相手とのやりとり」「1分間」という縛りまであります。
どんなヒーロードラマでも、戦いの前にクライマックスを迎える展開は珍しい部類に入ります。
あったとしてもそれは、設定や筋運びが、ある程度視聴者に認知されている場合に限られるのではないかと。
その「送り手と受け手の共通理解」あっての、アクロバット的作劇なのです。


企画書のみで形になっていない今回の課題作「ホンノバケモノ」の場合
そういう意味で、400字では語れない設定や筋運びが残っているわけです。
まだ誰も、この作品を見た事はないわけで。
ですから今回の「400字シーン」では、ドラマの大テーマまで行かないにしても
「1分間の間に、大テーマまで繋がるセリフやアクションを配する技術」が
要求されるような気がするのです。

でも普通のおしゃべりじゃ意味がないですから、何かしら受け手の心に残るセリフやアクションを入れたいですよね。


ただ1分間しかないですから、あれもこれも入れるわけにはいかない。
こういう時こそ「一点豪華主義」が生きるんです。言いたい事は一つに絞る。

一番見せたいコマを大きくし、周りに小さいコマを配することで大ゴマを際立たせる
マンガのコマ割りに通じるものがあります。

言わば400字、1分間はマンガにすればおよそ見開き2ページ。
出題者・小林雄次氏はそのさじ加減・ドラマの力学を見たいのではないでしょうか。

例えば、小林雄次氏による課題例文では
シオリ★の「言葉には心が宿る、その言葉が観客を幸せにする」というセリフが
このシーンの「核」だと思うんですよ。小林氏はこれを言いたかったんだと。
これがドラマの力学なんですね。

ですから私は、その「シーンの核となるセリフ・アクション」には
徹底的にこだわりました。

まず核のセリフやアクションを考え、シチュエーションや相手役から
そこに至るまでのやりとりまでを決めるという順序です。

ただそこで陥りやすいのは、説明ゼリフが多くなっちゃうという事ですね。
その一言を引き出したいが為に、どうしてもやりとりがわざとらしくなっちゃう。
着地点が決まっていることで、出発点の不自然さが際立っちゃうんです。
「をいをい、ここでその質問はないだろう」みたいな、ぎこちなーい展開に
それを不自然に見せないテクが難しかったですね。私なんか全然ダメで
でも、その核になるセリフは気に入っていますよ。
もちろん、主人公だけに言わせるわけじゃありませんが
「ここではこのセリフがメインなんだ」感は、おそらく伝わったと思います。


でも意外にも、400字が短いとは感じませんでしたね。
最初からセリフを削って削って、研ぎ澄ましてから挑みましたから
逆に、400字が長いくらいでした。
普段のお仕事で、台本は脳内で削ってから書くという癖が染み付いていますから
それが幸いしたのかもしれません。
「一行余っちゃった。削りすぎたかな」なんて苦笑いして、逆に伸ばした事も
むしろ、シオリ★に絡む「もう一人のキャラクター」という縛りに腐心しました。
必ず二人芝居にしなくちゃならない難しさというか。
苦手なんですよ。「相手の立ち位置を創出する」というのが



二つ目に感じた思惑は。実はこっちがメインかもしれませんが。
前述の意味合いとも関係しますが、この「400字シナリオ」は、
実は課題作「ホンノバケモノ」主人公・シオリ★の
「文字によるキャラクターデザイン」じゃないかと思うんですよね。

つまり、課題応募者全ての脳内にある「シオリ★像」みたいなものを
シナリオの形で見てみたいという、小林氏の思惑を感じるんですよ。


考えてみれば、「ホンノバケモノ」主人公・シオリ★のキャラクターイメージは
「宇宙船」誌に掲載されたデザイン画のバリエーションも非常に多いですよね。
かくいう拙作もページの末席に加えて頂きましたが、結局シオリ★のキャラクターって、現在に至るも決定イメージが無いんですよ。
ですからファッションをはじめ、暮らしぶりも話し方も選ぶ言葉も癖すらも
応募者一人一人の中で違うはずなんです。
きっと応募者の皆さんは、そこで自分の「シオリ★像」を決定する必要に迫られたと思います。
そうしなければ、シナリオの中でシオリ★が生きた存在にならないですから。


ちょっと余談ですが。古今東西の「二次創作」作品がそれなりに形になるのは、基となっているオリジナル作品で、すでにキャラクターが確立されているからなんです。
逆に言えば、オリジナル作品でそれだけキャラが出来ているから、二次創作が可能なんですね。


そのキャラクターが決まっていなかったら、作劇の難しさは想像を絶するでしょう。
「ただ何となく、誰が喋っても同じセリフ」じゃ、キャラの個性は出ないんです。
「キャラが生きていない」というのはそういう意味です。

どんな人間にも個性があり、それが魅力になる。
実際この「ネヴュラ」だって、言葉の選び方や文の運びに、私の個性が出ているはずですよね。その是非はともかく
それが見えるか見えないかで、シナリオの魅力はまったく違ってきます。


私は下記の通り、「宇宙船」vol.124に掲載された折
シオリ★のキャラデザインを考える機会があったものですから
私の中で彼女のキャラは、完全に確立されています。

まー実在の人物がモデルだったので 話し方から癖、動きまで
想像には事欠かないというわけで


講評では「雨宮部長のシオリ★像とは異なる」とありますし
部長ご本人にも直接、部活の打ち上げで詳細をお聞きしましたが

まー掲載されたわけだし、私のシオリ★はこの子なんだからと
強気で行きたいと思います

でも何となく、シナリオ例文に見られる「小林雄次版・シオリ★」とは
ちょっとイメージが近いようにも思うんですが・・・気のせいかな?


この子の個性を最も演出できるシチュエーション、相手、セリフ。
今回はその事だけに、心を砕きました。
結果、完成したシナリオは4本。それぞれまったく違うテイストになっていますが
いずれのシナリオにも、このシオリ★のキャラが貫かれていると思います。


で、思ったんですが。
結局私はこのシオリ★に、自分の理想像を投影しているんですよ。
一人で風を切って生きる、前向きな女性。
言動には癖もあるしボケもかますけど、キめる時はキめる「オトコマエ」。
こんな女性になりたいと

だからもう、セリフの決まりっぷりもハンパじゃない。
「カアァッッコイイイイイッッッ」と言わせたいんでしょうね。私は視聴者に。

まー私の実力が伴わないですから、思いと結果はまた別ですが


まーそんなこんなで七転八倒、ラスト1本は送付当日の朝まで粘って
ようやく書き上げたシナリオ4本。
さらに、A42枚にビッシリ書いた部員用課題も加えました。
いやー大変だった。プロット、シナリオ、部員用課題その他もろもろを合計すれば
今回は総応募枚数、実に17枚ですよ
一回目の応募以来の大ボリューム。


Photo_4











で、いつもの「記念撮影」。
バギラとガルバの下にあるのが、今回のNG印刷です。
今回は32枚でしたから、いつもよりは少ないんですが
その分、脳内作業が多かったという事でしょうね。
まーいーか今回も善戦したし。やりきった感はあります。

そのせいで昨日はもう、送付後帰宅とともに爆睡

いやーまたこれで、10月1日の発表まで楽しみな二ヶ月が過ごせそうですね。
どんなに苦しくてもここを経なければ、発表が待ち遠しくならない。
「夢」という名の宝くじは、努力でしか手に入らないんです
結果は例によって、またダメダメかもしれませんが
部員の皆さん、チャレンジャーの皆さん、今回の「戦果」はいかがでしたか?

加えてお仲間の皆さん、読者の皆さん。
ご心配おかけしましたが、これからもこんな調子でお気楽にやっていきますので
どうぞまた、呆れてやって下さいね

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コメント

オタクイーンさん、先ずは復活おめでとうございます!

いろんな意味での「休養」と
英気を養う為の「ロングバケーション」でしたね。
梅雨明けと共に、心機一転頑張って行きましょう~~!

都の商売人様 お久しぶりです
今回は「宇宙船」の課題やプロット考案に忙殺され、「ネヴュラ」休止期間中も大変でした
提出が無事終わった今こそ、本当のバケーションのように感じます
梅雨もやっと明け、夏も本番。
またおバカに頑張りますので、よろしくお付き合い下さいませ

MIYUKIさま、おかえりなさい!
コメント遅くなってしまってごめんなさい。

お元気そうなMIYUKIさんの様子、とっても嬉しい!
お帰りを待ってました。

まずは課題の提出、お疲れさまです。
シナリオって難しそうですね。
なかなか誰にでも書けるというものじゃないって、
あらためて感じます。

発想をまとめてプロットを作るのを含めて、
文章で創作活動できるって本当にすごい・・。
いつもですがそう思います。
資料集めとか事前準備もやっぱり必要ですよね。

でも、自分のプロットがいつか作品になったり、
がんばって完成させた台本で役者さんが
お芝居してくれるのを想像するとワクワクしますね。
そのシーンを思い浮かべながら・・。

努力を継続すれば良い結果が来るって、私信じてます。
だから今回もきっと。

梅雨もあけて、ますます暑くなります。
お体ご自愛下さいませ。
良い夏になります様に。

ひかり

hikari様 ご心配おかけしました。
今回の休止は期間限定でしたので、まあ気ままに構えていたんですが
予想以上に皆さんに励ましを頂き、かえって恐縮してしまいました

記事では偉そうな事を書いていますが、シナリオに関しては私もまだまだ勉強中です
ただ失敗の数だけは多いですから、その経験を通じて
シナリオと一般文章の根本的な違いを知る事ができました。
まー知ったというだけで、操るとなるとまるっきりダメダメですが

プロットに関しても、以前先輩から
「たとえ単語一つでも、いい加減に書いてクライアントにツッこまれたら、お前が説明しなきゃならないんだぞ」と指導を受け
一言一句にこだわるようになりました。
ですから専門分野に関しては、完全に把握した上でなければ企画書に書けないんです。
恥をかくのは自分ですからね。分からない事を素直に分からないと言える勇気も
そこから学んだと思います。

プロットやシナリオが実際に作品化された時って、意外と「自分の想像との差」を
楽しむようなスタンスになりますね。
「ああ、監督はあのセリフをこう解釈したのか」なんて新しい発見があったり。
これが大勢で作り上げる映像作品の醍醐味かもしれませんね

今回の応募も大変でしたが、産みの苦しみは努力の裏返しです。
また10月1日の結果発表が楽しみになりました。
まー毎度、大した結果にはなりませんが、挑戦し続けることが大事かなと。

梅雨明けとはいえ、今年のお天気は不安定ですね。
hikariさんも、体調維持には気をつけて、実り多い夏をお過ごし下さい

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