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2009年6月の記事

2009年6月30日 (火)

皆既大作戦

時は2009年、6月某日。
S.R.I.牧史郎は、「白昼に太陽が欠けてゆく」という世紀の天体現象を
予見した。


Xデーは真近、7月22日。
奄美大島北部、トカラ列島、屋久島、北硫黄島、硫黄島などは
完全に太陽が消え去り、

名古屋でも午前11時8分をピークに、太陽の80%近くもの面積が
消滅すると言う。

Photo_3
















この現象こそ、まさに『現代の皆既』と信じて疑わない彼の英知とS.R.I.の科学力により、
眼球への負担を軽減させつつも太陽目視が可能な超兵器
『しゃ光ばんB型』が開発された。

Photo_4


これさえあれば、この未曾有の現象を直接見る事ができるのだ。
(でも長く見続けると目に良くないので、よい子は休憩を忘れずにcoldsweats01


『B型』の名称にも関わらず、超A級の極秘事項だったこのしゃ光ばんが
なぜ突如「ネヴュラ」でスクープされたのか?

この裏には今日、市内中心部に威容を構える謎のドーム基地へ潜入し
危機一「発」の死地から生還を果たした

女諜報部員・コードネーム「オタクイーン」の暗躍があったのだったeye

Photo_2






その模様は次々回、お話しましょう。
たぶん次回は、明日発売の『宇宙船』最新号の話題になる予定ですのでcoldsweats01

2009年6月28日 (日)

この夏、初ダウン

「必殺仕事人2009」も最終回を迎え、現在中京地区で再放送されている
「新必殺仕置人」とのあまりのテイストの違いに、唖然とした一昨日の夜。

本当は今回、その話題でとことん私見を書き込もうと思っていたのですが
思いがけない体調不良の為、ちょっと予定を変更させて下さいcoldsweats01

明日からお天気が崩れると聞いた私。
雨に閉ざされる前に、曇りとはいえ今日を有効活用しようと張り切ったのが
間違いの元でした。
ここ数日の中ではやや低い、30度という予想最高気温も
私の慢心に拍車をかけていました。

午後1時45分。いつものように、サウナスーツを含む合計5枚着用の
「フル装備」で、意気揚々とウォーキングに出かけたのは良かったんですが。

ナメてました。湿度の高さをwobbly
ちょっと歩いただけで、スーツの中はもう蒸し風呂状態。

普通、体表を汗が流れれば、その感覚が肌に感じられる筈なんですが
今日はそんな暇もなく、体中から汗が吹き出る感じで
体感が追いつかないsweat01

おまけに、歩き出した時は曇っていたのに
数分後、予想もしなかった晴天に襲われ。
照りつける太陽と梅雨の湿気でもう体調は最悪。目まいまで覚えます。

今まであれほど、気温が最も上がる午後2時~3時は避けていたのに。
こんなに急激に気温が変わるとは。

いつも手放さない、凍らせたペットボトルの生茶も、瞬時に融けてしまいます。
これだけが唯一の命綱。無駄にはできません。
ルートの公園で遊ぶ家族連れも、逃げるように木陰へ駆け込んでいます。
全国的に有名な名古屋の蒸し暑さが、ここへ来て牙を剥きました。
それはまるで、走るスピードより速く暑さが襲い来る感覚。
熱波版「デイ・アフター・トゥモロー」とでも言いましょうかsun


というわけで。それでも根性で一時間半歩き
もう部屋にたどり着いた時は、着ていた5枚を部屋中に脱ぎ捨てて
汗だくのまま倒れこむのが精一杯。立ってられないんですからsad

こんな場合に備えて、ウォーキング時にはいつも汗吸い取り用に
古新聞紙を床に敷いておくのですが
その新聞も、まるで効き目なし。
吹き出る汗の量が、新聞の吸い取り能力を超えてしまっています。
それから45分間、ほぼ記憶がありません。
軽い熱中症を起こしたようです。いやーこの夏初の、生命の危機shock
後で体重を量ったら、1.8㎏落ちてました。すべて汗ですsweat02


荒い息のままバスルームにたどり着き、フラフラで熱いシャワーを浴びて
三時間、死んだように眠りました。
で、今に至るというcoldsweats01
梅雨の晴れ間の日曜日が、こんな事になろうとは。
せっかくのダイエットも、体調を崩しては元も子もありません。
ちょっと反省した夜でした。

元気をつけるため、DVDレンタルしたばっかりの
『野良猫ロック マシン・アニマル』(1970年日活 長谷部安春監督)
見ようっとmovie

梶芽衣子の鋭い瞳に睨まれたら、ヘタってもいられませんからcoldsweats01

2009年6月25日 (木)

幻の昭和

先日BOOK-OFFで、古い文庫本を数冊買ったんですが。
その中に、こんなハガキが挟まっていまして。


Photo









まーよくある、結婚情報サービスの案内ハガキ。ずいぶん昔のものです。

ところが切手の位置、料金受取人払い番号の下をよく見ると・・・


Photo_2
ご覧のとおり。
両方とも同じ年を意味しているんですが
右の一枚には実在しなかった「昭和65年」の表記が!eye

まあこんな印刷がされた事情は、あの時代を生きた方には今さらご説明する必要もないでしょうが。
差出有効期間を数年後に設定する、この手のハガキならではの現象です。

いやー予期せぬお宝。こんな何でもない案内ハガキも、今の目から見ると
立派な時代の証人ですよねー。

この同じ年号の二枚、偶然にも別々の本から発見されたんですが
不思議な因縁ですねhappy01


Photo_3
こちらが裏面。
左の「平成」版と比べ、右の「昭和」版の方が、何となく二人の表情が
芝居がかって見えるのは、気のせいでしょうか。
印刷も人工着色っぽいし(そこまで古くはないでしょうけどcoldsweats01

昭和65年。
幻に終わった年号ですが、こうして印刷物に残っていると
つい、IFの世界に思いを馳せてしまいますね。

ひょっとして今、このハガキを出したら、「昭和84年」から郵便料金不足で
差し戻しが来たりしてshock


平成社会のスピードについていけないおバカな私は
つい、そんな事を妄想してしまうのでしたhappy01

2009年6月24日 (水)

あーら一階の奥さん

午前中の大雨も上がり、晴れ上がった夕方。
梅雨の湿気が残る中、ウォーキングに出かけた道すがら。
マンション一階の吹き抜けをひょいと見上げると。


Photo
先日お話したつばめの巣から顔を出した母親つばめと、目が合っちゃってeye
写真では分かりにくいですが、黒い顔の真ん中にあるオレンジの三角形が
くちばしです。

「あーら一階の奥さん、初めまして。オタクイーンと申します。」
「あらあら、ごあいさつもせずにすみません。」

写真は撮れませんでしたが、この巣にはつばめの赤ちゃんが何羽かいて
いつもこのお母さんが、エサを運んでいるのです。

「お宅は大変ですねー。お子さんがたくさんいらっしゃって。」
「まあたべざかりなもんで。ごめんなさいね。いつもこどもがさわがしくて。」
「いえいえ。元気に育つといいですねえ。お子さんたち。」
「ありがとうございます。これからうぉーきんぐですか?」
「はい。梅雨時は晴れ間が貴重なもので。」

「きをつけていってらっしゃい。」

そんな会話を交わしたような、一瞬の出来事。
いずれここからも、子どもたちは巣立っていくのでしょう。
近所のおばちゃんとして、私の事も覚えていてほしいものです。
いつかベランダに、オレンジのくちばしのつばめが遊びに来ていたら。
きっとそれが、この巣で育った子どもかもしれませんねhappy01

2009年6月23日 (火)

小指の想い出

前回のお話で触れた、私の曲がった小指。
せっかくの機会ですから、ちょっとお見せしましょう。

まー前回の感傷もぶちこわしの、お気楽写真ですがcoldsweats01


Photo
noteあなたが 噛んだ 小指が 痛い

というわけでhappy01 ガメラさんに噛まれているのが、私の右手です。
以前、シルエットでお見せした事もありましたね。
ゴツい手でお恥ずかしいですが、こればっかりは取り替えようもなくweep
ご覧の通り、小指が第一関節から、きれいに内側に曲がっているんですよ。
この角度は左手もまったく同じで、これが私の体の一つの特徴なんです。
で、関節のジョイントは普通の人と同じで、ちゃんと指も折れるという。
うーん不思議です。いったい骨はどうなってるんだろう。
まさにリボルテックもビックリの関節機構。私の特許登録ですhappy01



この指、時々重宝しまして。
スーパーで買い物をした後、品物を入れたレジ袋をこの指にひっかけると
曲がり具合がちょうどいい感じで、絶好のフックになるんですよねhappy01

でもあんまり袋が重すぎると、「痛ててててて」と言い続けながら
歩くハメになりますがcoldsweats01

以前、お店勤めをしていた頃は
この小指を武器に、色っぽく迫ろうとがんばった想い出も。
「私の小指は曲がってるから、指切りの約束も人より固いわよ」なんてkissmark
もっともいざその場になると、そんな度胸も見事に砕け散りましたがcrying

あまり気持ち悪い話題もなんですからcoldsweats01
今日のラストは、この一曲で。
以前、職場で仲の良かった女の子が
自転車で走りながら、この曲を口ずさむのが好き、なんて笑ってました。

私でさえ、リアルタイムギリギリの曲なのに
若い彼女は、どこでこの曲を知ったのでしょう。

そんな思いを馳せる魔力を持った、大人の曲ですね。
こういう歌が似合う歌手は、今は居ませんがrouge

2009年6月22日 (月)

優しさがとる形

「今、待ち合わせ場所にみんな集まってる。」
BGMに「スパイ大作戦」のテーマが流れそうな空気の中、
携帯から聞こえてくるのは、手はずどおりの友人からの連絡。

ミニバイクを停めた駐輪場でそれを聞いた私は、髪を整え歩き出しました。
気分はさながらバーバラ・ベイン。目指すは、2年ぶりに集まる仲間の元。
2年前の集まりでカミングアウトした仲間なので、もう緊張もありません。
でも今回は、その中に一人だけ、今の私の姿を知らない幼なじみが居ます。
彼とだけは、実に20年ぶりの再会。

「俺も2年前にビックリしたんだから、アイツにもその驚きを味あわせたい。」
仲間のそんな要望で、彼には今の私の事を内緒にしてもらいました。

私もその作戦にノリノリ。自然と、足取りも芝居がかってしまいます。
サンダルを鳴らす視界に、懐かしい仲間の顔が入ってきました。
彼らまであと10メートル・・・5メートル・・・
もういいって?競馬の中継じゃないんだからhappy01



えーちょっと思うところありまして、更新が遅れごめんなさい。
今日は前回の予告通り、おととい20日土曜日の夜、
幼なじみとの再会のお話です。

単純に、懐かしい仲間との集まりになるかと思ったのですが
時間を追うにつれ、思いがけない感情が湧いてきました。

その真意を自分の中で結論づけるのに、少し時間がかかってしまいまして。
でもようやく、言葉に出来そうです。
つたないお話ですが、暇つぶしにでもお聞き下さいcoldsweats01

一人だけ私の事情を知らない彼の名前は、O君としておきましょう。
今日の集まりは、幼なじみの男同士6人。
そう聞いていたO君は、集まるメンバーの名前も顔も知らされています。

なのになぜ、まったく見知らぬ女が一人、さも知り合いのような顔をして
他のメンバーと親しそうにしているのか、少しも理解できない様子。

年輪に見合った白髪は目立つものの、私にはO君がすぐわかりました。
私から彼に挨拶しても、不審そうに会釈を返すばかり。
さあ恒例の、不思議な沈黙の時間が始まりました。
彼の頭の中では、高速で記憶のモンタージュが展開しています。
私も周りの仲間も、悪戯っぽい笑いを浮かべているだけsmile


5秒、6秒・・・
「あ!」
このセリフを、これまでいったい何人から聞いた事か。
「早かったねー。意外に気づくのが。」
「その歯並びで分かった。」


「歯並び!」その時、私は思いました。
他人って、自分が自覚していない特徴を覚えているものなんだなあとhappy01

何しろ20年ぶりの再会。メイクとスカートといういでたちの差はともかく
きっと彼の記憶の中の私は、今より30㎏近く太っていて
髪はアフロのような天然パーマ。ビッグサイズのTシャツとGパンに
体を無理やりねじ込んで、噴き出す汗を拭っていたような印象だったはず。
その頃と較べれば、今の私はまったくの別人。
それがまさか「歯並び」でバレるとは!
幼なじみの感覚は鋭いものだなあと、改めて感心しました。


楽しい待ち合わせのサプライズはまた、大成功。
追って合流し、「コイツのビックリした顔が見たかったあ」と悔しがる
メンバーも含め、久しぶりの再会を果たした6人は
いそいそと居酒屋に吸い込まれていくのでしたhappy01


実はこのO君、「ネヴュラ」でも過去のお話に何度か登場しています。
前回もお話した通り、なにしろ彼は私の幼稚園時代、名古屋に引っ越して
最初に出会った、地元で初めての友人だったのですから。
引越し翌日の朝早く、団地1階に構えた私の部屋のベランダの前で
一人たたずんでいた彼を見たのが、今に至る長いつき合いの始まりでした。
その時の彼のセリフは、今でもはっきり覚えています。

「バスに乗り遅れたー。」
そうです。その朝、彼が幼稚園の通園バスに乗り遅れなかったら
この出会いはなかったのですhappy01


O君とは昔から、一緒に色々な思い出を作りました。
彼ら仲間たちとのおバカな日々の1エピソードが、このお話です。


2006年7月26日(水)『「反則」の怪獣』
http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2006/07/post_2fb6.html

子供の頃、モーターライズの怪獣プラモ・マルサンの「バラゴン」に
勇敢にも日東のゼンマイ怪獣プラモ「ワニゴン」で挑んだ友人の武勇伝happy01

何を隠そうこの「ワニゴン」のオーナーが、O君でしたhappy01
まー子どもの頃から、悪知恵が働く友達で。
二足歩行のバラゴンに、ぜったい倒れない四足歩行のワニゴンで対抗する
その発想には、舌を巻いたものですhappy01


こんなお話もしましたね。

2006年9月3日(日)『下町純情シネマ』
http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2006/09/post_a55a.html

地元の小さな映画館に友人たちと通った頃の、昭和の懐かしい記憶の
お話ですが。
この「ギドラ事件」「スクリーンの前にプラモデルを持ち込んで怪獣ゴッコ」
の仲間も、O君でしたhappy01

セキュリティーの行き届いた今の映画館では考えられませんが
当時はこんなおバカが許されていたのです。
まー劇場側もいいかげんでしたが、遊ぶ私たちも私たちという事でcoldsweats01


しかしまあこうやってみると、O君とはめちゃくちゃな事ばっかりしてましたね。
ちょっとここではお話できないような過激な遊び、悪戯を、毎日のように
繰り返していたような気がしますcoldsweats01
そんな他愛ない共犯意識が、彼との絆を強くしていたのでしょう。


その後も中学、高校、社会人と、彼とは事あるごとに思い出を
分かち合ってきました。
私が実家を出、ワンルームマンションで一人暮らしを始めた頃
ほどなくして彼も、同じマンションに引っ越してきたくらいでしたから。

さながら「俺たちの旅」みたいな多感な20代を、共有した仲だったのです。


2年前に再会した仲間たちとはまた違う感慨をO君に感じたのは
そんな特別の縁ゆえかもしれません。
誕生日が一日違いなんて小さな事でも、私は彼に親近感を覚えていました。



「そう。その指。」
乾杯が終わり、仲間内の昔話も進んだ頃、飲めない私が頼んだ
緑茶のグラスを持つ指を目にした彼は、懐かしそうにつぶやきました。

私は生まれつき、両手の小指が、第一関節の所から少し内側に
曲がっているのです。
両手ともまったく同じ角度に加え、生活に支障がないので、普段は自分でも
意識しないほど忘れているのですが
そんな小さな事さえ、彼には私の特徴と映ったんですね。
前述の「歯並び」と同じく、自覚していない程の体の特徴を覚えていてくれると
いう事が、どれほど嬉しいものか。

お互いそれだけ、子ども時代は密な関係を築いていたのでしょう。
そんな幸せな気分の中、気の置けない仲間たちとの宴は進んでいきました。
ところが、いつもの悪い癖なのでしょう。
しばらくして私の中に、妙な感覚が湧いてきたのです。


最初、私の姿に驚いたO君は「昔から、お前は女性的な雰囲気があった」
と、今の生き方に納得してくれたようでした。

でもその後、近況を交わすうちに何となく、彼が私の今の姿や
女性としての生活について、追求をためらっているような空気を
感じてしまったのです。


お互いの記憶を補完し合うがごとく、共通の懐かしい話は泉のごとく
湧き出てくるのに、なぜか今の私の生活にはあまり触れてこない。
あれほど同じ日々を過ごし、隠し立てする事など何もない関係なのに。
正直、他のメンバー以上につき合いの密度が濃かった彼からなら
もっともっと聞きまくられると思っていました。
この姿をネタにいじられすぎて、かんべんしてよと根を上げるのも
楽しいだろうななんて、それなりの覚悟もしていたのです。

でも予想に反して、彼の追求攻撃はジャブ止まり。
あれほど鋭いストレートやアッパーを持っていた彼なのに。

ここで、ツッこみのないボケをかましたお笑い芸人の気持ちを味わうとは。


いや。私のわがままという事は痛感しているのです。
ただ私のような者は、すべからく考えているはずです。
カミングアウトした後の相手の表情、反応を、いかに気にしているか。
私が一人居る事で、場の空気を気まずくしていないか。
せっかくの楽しい一時に、水を差していないか。
幼なじみが集まる席なら、それはなおさらの事です。
そんな不安の一つを、彼の表情から感じてしまったと言ったら
逆に彼ら仲間に失礼である事も、分かっているのですが。


でも私は、その楽しい空気の中に、いわれのない不安を感じてしまった。
それは、こう言い換える事もできます。
私はカミングアウトという名を傘に、生き方を他人に押しつけていないか。
あれほど気の置けない仲だったO君にまで気を遣わせ、会話の矛先を
鈍らせるほど、私は周りに対して、わがままを通しているのだろうか。


ここ一ヶ月余り、部活やオフ会などで、初対面の方にお会いする機会が
多かったせいもあるでしょう。
彼の反応に「生き方を通す」という姿勢への疑問を持ってしまいまして。
もちろんそれによって周りに不快感を与える事は、私の本意ではありません。

もしそうだとしたら、やっぱり自分は罪深いんだろうかとか。
無理してでも昔の姿で、みんなに会った方が良かったのかなとか。


今は大阪に住み、大手飲料メーカーの営業として頑張っているO君。
時々、新発売のビールなどを仲間に送ってくれるO君。
「お前は酒が飲めないから、ジュースを送ってやる」と言ってくれた
彼の優しさは、本当に心に沁みました。

結局その夜は最後まで、私は自分のカミングアウトについて、
彼の真意を確かめることが出来ませんでした。勇気がなかったのです。

こんなに楽しかった夜なのに。またみんなで会おうと約束したのに。


「久しぶりに会えて、嬉しかった。」
宴も終わった別れ際。降り出した雨の中、店の外で傘を差しかけてくれた
彼は、歩きながらそう言ってくれました。

それが彼の本心と、信じたいです。
もちろん、その夜のメンバー全員が、そんな気持ちだったと信じたいです。



・・・とまあ、これ以上無いほど楽しかった宴ゆえ、そんな言われのない
不安にさいなまれてしまったのでしょう。

「幸せすぎて不安になる」とは、こういう事を言うのでしょうか。
部屋に帰り着いてからもそんな思いは引きずられ、そのままズルズルと
翌日まで来てしまいました。嘘を書くことが出来なかったんです。
ただ「楽しかった」と言うだけの記事とは、違う何かを書きたくて

で、今朝。つらつらとO君について考える私の中に、ある記憶が
蘇りました。


2006年6月27日(火)『ガメラ対オタクイーン』
http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2006/06/post_c67a.html

このお話の後半。幼い日、「ガメラ対深海怪獣ジグラ」を観に行った折
同時上映の「呪いの館 血を吸う眼」を怖くて直視できなかった私の為に
客席から劇場一杯に響き渡る大声で「ガメラ音頭を踊りましょう!」と
叫んでくれた彼こそ、他ならぬO君でした。


今回の宴席中、このエピソードも話題に上り、彼は頭を掻いていましたが
思えば彼は遠い昔から、こんな風に優しさを表現してくれていたのでした。

優しさがとる形は人それぞれ。私はすっかり忘れていました。
彼はきっとこの再会でも、その優しさを見せてくれたんだろうと。
不器用で直球じゃないけど、いつまでも心に残る優しさ。
彼の優しさは今回、言葉を選ぶ事だったのでしょう。

いや。何も尋ねなくても、彼には私の心が分かっていたのかもしれません。
やっぱりマニキュアを透明色にしたのは、正解だったようですね。
「遠慮」じゃなくて「優しさ」。あの「ジグラ」の一幕から38年の時を経て
私はまた、彼に甘えてしまったようです。


もちろん他のメンバーにも、感謝感激。
人生も折り返し点を過ぎると、こんな機会が奇跡のように思えます。


パソコンが故障中と嘆いていたO君。
彼には「ネヴュラ」のアドレスを伝えましたから、修理が終わったら
きっとこの記事を読むことでしょう。
ちょっと私信になっちゃいますが、ここで彼だけには伝えておこうと思います。
貴方の「お前、ちょっと痩せすぎじゃない?」というセリフに、一念発起。
リバウンドを目指して、日曜日から食べまくってます。
今日なんかなんと、ゆで卵を四個も食べましたcoldsweats01

次の集まりの時には、もっといい女になってるから
覚悟しといてねheart04

気の利いた詩など、何も思いつきませんが。
今の気分は、まさにこの一曲。

2009年6月19日 (金)

飾らない指先

さて。明日はちょっとしたイベントが。
ほぼ20年ぶりの、幼なじみとの再会が待っています。

ちょうど2年前の今ごろ。学生時代の仲間との集まりがありました。
私の変身ぶりにメンバーは驚きつつも、温かく迎えてくれました。
「ネヴュラ」でも、その模様はお話しましたね。

2007年6月10日(日)『時はコク深い人生の妙味(転の巻)』
http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2007/06/post_d7b9.html

2007年6月10日(日)『時はコク深い人生の妙味(痴の巻)』
http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2007/06/post_b641.html

実は明日も、そのメンバーとの飲み会なんですが
今回は彼ら4人に加えて、2年前に来れなかった友人が一人
新たに参加するのです。

新参加の彼は、私が幼稚園時代に名古屋へ引っ越してきた翌日
初めて友達になった、まさに本当の意味での幼なじみ。

お互いの恥ずかしい過去を、すべて知り尽くしている間柄です。

彼がお仕事の都合で名古屋を離れ、会えなくなってから20年近く。
その間、年賀状程度のやりとりはありましたが
彼は、私の変身を知りません。

意識的に隠していたわけではないのですが、事が事だけに
何となく、伝えそびれてしまったのです。
こういう事は、年賀状なんかで伝えられるものじゃありませんしcoldsweats01

ですから明日の飲み会は、この約20年のお互いの変化を
伝え合うのに絶好の機会。

私も楽しみにしていますhappy01


気の置けない居酒屋の席ですから
別に、気取る事はないのですが
この外見を見せるわけですから、それなりに身だしなみを整えるのが
エチケットかなあなんて、いろいろ考えました。
でもなにしろ相手は、幼稚園からの間柄。
むやみに着飾るのは、かえって他人行儀に思えてしまって。


私はいつも、気合いを入れる席にはマニキュアにこだわります。
派手に彩った指先が自分の視界に入る事で、気持ちが引き締まる為です。

でも今回ばかりは、ピュアな気持ちで臨むために
派手な色は使わないことにしました。


で、さっきコスメショップで
スタッフに相談して手に入れた、この色。
いや、もう色というまでもありませんね。
ただのトップコート。そうです。透明色です。
今回は爪の地色にこれを直接塗って、艶出し効果のみにしました。


Photo

飾らない、ありのままの自分を見てもらうために。
貧乏ゆえ、安物の一本ですが、
きっとこのトップコートは、私の気持ちを代弁してくれるでしょう。

まーお互い、過去を知り尽くしていますからねー。
派手な色で隠したって、ちょっと話せばメッキが剥がれてしまいます。
そんな小細工は、彼には通用しません。

この色に決めて、気分がちょっと楽になりました。
素直な気持ちで、彼に会えそうです。

本番は明日、午後7時半。
その顛末は、また「ネヴュラ」でご報告しましょう。
これだから、人生はまだまだ楽しいですねhappy01happy01happy01

2009年6月18日 (木)

夏の三色

前回に続きなぜか、今回もお子さまグルメシリーズですがhappy01
やっと梅雨らしいお天気が訪れた、今日の名古屋。
今、外は雷とともに、夏を呼ぶ雨が激しく降っていますrain
こんな日にも関わらず、私は部屋でアイスクリーム三昧happy01
最近ハマっているこれをガマンする事が、どーしてもできませんcoldsweats01


Photo_4
昭和40年代に子ども時代を過ごされた方なら涙が出そうな高級アイス
センタンの3色アイス『王将』ですhappy01happy01happy01


小学校時代、夏になれば私はこれを、今で言う豪華ジェラートのような扱いで
楽しんでいました。

でもこれって当時、『王将』なんて名前じゃなかったような気もするんですが。
単なる『三色アイス』みたいな呼び方をしていた記憶があります。


それにしてもこのアイス。
ここ数年、お店で見かけなかったので、すっかり忘れていました。
先日、近所のスーパーでたまたま見つけ
懐かしい記憶が泉のように蘇った瞬間、もう手に取りカゴの中へpunch
6本入りの箱買いなのに二日でたいらげ、今日も三箱も買ってしまいました。

でも考えてみるとこの三色アイス、物心ついた頃にはすでに食べていた記憶がありますから、かなり昔からあったんだろうなとパッケージをよく見たら。


Photo_5








そーですか。誕生は昭和四十二年ですか。
ウルトラセブンと同い年ぢゃーありませんかhappy02

そりゃー幼児期の記憶に刻み込まれるはずです。
この三色というところが、子ども心にはとてつもなく贅沢に思えましたねー。
一色ずつでもおいしいアイスが、何と三つも合体してるわけですからhappy02

何しろ昭和40年代。部屋にエアコンなんてありえない集合団地住まいで
夏は毎日扇風機に顔を近づけて「あ゛~~~」って声の震えを楽しむのが
唯一の娯楽みたいな貧乏でしたから。
時々母親にねだって買ってもらうこの三色アイスが
もう夏休み日記トップニュース並みのトピックスだったのです。
(ビンボー暴露記事みたいで、ちょっとモノ悲しくなってきましたがweep

Photo_6
昭和四十二年のお仲間といっしょに記念撮影。
こうしてそのたたずまいを見るだけで、気分はすでにブルジョア(当時はセレブなんて言葉はなかったので)一直線です。

なにしろ、最初に口に広がるのはチョコレート味!
バニラより明らかに高級感を演出するこの味で、気分はいやがおうにも
高まりますhappy02


そして次はもう、めったに味わえないバナナ味!
今でこそポピュラーなバナナアイスですが
昭和40年代当時、バナナ味なんてほとんどありませんでしたから
今でも私はバナナ味と聞くと若干、脳内に良い粉があふれますhappy01


そしてっ!満を持して登場するいちご味!
チョコ、バナナでいいかげん山の手感覚に浸ったところで
ベーシックなバニラへ行かずさらなる高級感をかもしだすストロベリーに
落とし込む演出の妙!

三つが渾然一体となって、えも言われぬ味のハーモニーを醸し出すのです。
それはもはや、高級風味のジェット・ストリーム・アタック。
この世にこれほどの贅沢があっていいものでしょうかlovely

このコラボはまさに味のアルファー号・ベーター号・ガンマー号。
私はこの三色アイスを、アイス界のウルトラホーク1号と
公言してはばからないのでありますうっっ!

あまりのおいしさに、すでに何を言っているのか分かりませんがhappy02


そんなおバカトークはともかくcoldsweats01
いつも通っているスーパーなのに、本当にコレ、去年まで無かったんですよ。
これほど思い入れが強いアイスですから、あれば間違いなく
見つけているんですが。

それともあまりの売れゆきに、私が見た時はいつも品切れだったとか。
いずれにしても、こうして再会できて何よりです。
でもこれ、あきらかにダイエットの敵ですねー。
以前、アイス食べすぎによる体重オーバーで話題になったバレリーナの
ニュースが脳裏をよぎります。おなかの冷やしすぎも気をつけないとcoldsweats01


でもこれから暑くなる一方だし。
冷凍庫を開ける度に、その奥で怪しく微笑む三色の誘惑と
この夏は戦うことになりそうです。
皆さんもアイスの食べすぎには、お気をつけ下さいねhappy01

2009年6月16日 (火)

三丁目のチロル

このところ、パソコンはフル稼働なのですが
お仕事を除いても、ブログ以外の文章作成に忙殺される事が多くて。

色々と繋がりが増えてくるに従って、個別のやりとりも増えるものですね。
軽く「ネヴュラ」一本分の感想など書くことも。
そんなわけで、今日もすっかりクタクタですsad

お酒が一滴も飲めない私。そんな夜にはコレで疲れを癒します。

Photo






ご存知、三丁目の夕日チロルチョコ。
先日、近所のドラッグストアで見つけ、即ゲット。

ダイエット中もなんのその。チロルだけは別腹の上
謳い文句が「なつかしい昭和の味」とあっては、買わないわけにいきませんhappy02
手に入れられた方も多いでしょうね。一袋100円だしhappy01

Photo_2
ラインナップはこの三種類。
コーヒー牛乳、ラムネ、フルーツポンチなんて、名前を聞くだけで懐かしい品物の数々です。
これがまたホントにおいしいlovely

あまりコク深くないコーヒー牛乳。
人工的な爽やかさのラムネ。
ただ甘~いだけのフルーツポンチ。

最近流行の「本物風味」にあえて背を向けた、当時の味の再現にこだわっているところがいいんですよ。
ラムネとフルーツポンチは、チョコに包まれたお餅のような中身がいい感じで。

コレは当分、ハマりそうな予感が。
うーむこれでリバウンド一直線。早くもスキニーとおさらばかー。

それだけは気をつけながら、この「お手軽昭和の味」を楽しむ事にしますcoldsweats01

ああそれにしても。
先月の東京行きでお小遣いを使い果たして以来、この貧乏続き。
このチロル購入にさえ決断をためらう私。
なにも手持ちの金額まで、昭和の子ども並みにならなくても。
千円札の肖像が、伊藤博文に見えてきましたcryingcryingcrying

2009年6月13日 (土)

奇跡のスキニー

梅雨とはいえピーカンの天気が続き、日中は暑かった昨日。
ウォーキング効果で、手持ちのGパンが全部ブカブカになっちゃいましてcoldsweats01

ついに買っちゃいました。スキニーデニムheart01
まー貧乏ゆえ、し●むらの超リーズナブル品ですがcoldsweats01


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一緒に買ったトップスの黒Tシャツも合わせて。
あえてデニムのタグを残してあるのは、スキニーという事を皆さんにご確認いただく為です。

女子としてはウエストがちょっと恥ずかしいサイズですが、過去、ここまで痩せた事は初めてなので、その記念という意味合いもあります。
「こんなサイズが穿けた頃もあったねえ」という後々の思い出に、なんてcoldsweats01

ウエスト64センチって太ってるのかなあと、このサイトで調べてみたら。


http://homepage3.nifty.com/orangejuice/body5.html

私の身長の階級は男性なら上から三番目。女性としては一番上です。
データによれば、その身長の女性のウエスト測定値は66センチなので
64ならまあそれなりか、なんてホッとしたりしてcoldsweats01

理想は60センチ割りなのでcoldsweats01 もうちょっとがんばらないとrun


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でもなんと言っても嬉しいのは、スリムなスキニーが穿ける事happy01
皆さんご存知でしょうが、ブーツカットやボーイッシュに較べて足回りが極端に狭いシルエットのスキニーは、ウエストより脚の細さが重要なのです。
極端なお話、ウエストが入っても足が入らないなんて事もあるわけでweep
ですから今回の感動は、ウエストよりむしろ足回りのクリアによるもの。
ああやっと私も、触れれば折れそうな細い脚を手に入れたのねとweep
まーあまり不健康な鶏ガラ脚もよくありませんがcoldsweats01


とりあえず女子的には、スキニーにチャレンジできる事は何よりも幸運。
また太っちゃうでしょうからいつまで穿けるかはわかりませんが
今年の夏はスキニーでがんばります。


後はこの脚に似合う、顔が売ってればいいんですがcrying

2009年6月10日 (水)

雨やどり仲間

名古屋も昨日から梅雨rain しばらくはうっとうしい日々が続きます。
今にも降り出しそうな曇り空の下、ウォーキングに出かけた今朝のこと。

Photo







自宅マンションの出入り口をふと見ると。
吹き抜けの裏に、なにやら張り付いています。

Photo_2






「あーこりゃ、つばめの巣だね。」

そーいえば昔から、ウチのマンションには
つばめがよく巣を作っていました。
最近見かけなかったのですが、また来たのねhappy01
ま、居心地がいいんでしょうね。この季節には雨やどりにもなるし。
これまでマンションの住民も、別に巣にいたずらなどせず
つばめの親子を見ながら、和んでいたのです。


でもここで、ハタと気がつきました。
吹き抜けの塗装が、きれいになっているんです。
思い返せばこの間、塗り直していました。
最近、巣を見かけなかったのは、その時に撤去されちゃったからなのか。

ガラにもなく、ちょっと後ろめたくなったりして。
こういう人畜無害の巣まで人間の都合で取り去るのは、いかがなものかと。
マンションの美観か、動物の暮らしか。
うーん難しい問題ですね。やっぱり人間の勝手なんですがthink

でも、同じ事を考えた他の住人さんもいらっしゃったようで。
掲示板には、こんな張り紙がありました。


Photo_3

この掲示板は、
マンション管理会社からの告知などを張る場所なんですが
どうもこの張り紙は、住人のどなたかからの嘆願みたいなんですね。

用紙の隅にいつも明記されている、管理会社の名前がありませんから。

つばめも住民仲間ということなんでしょうか。
美観よりもつばめという「住民」の平穏を。

この粋な心遣いに、少し心が温かくなりました。
田舎の温情かもしれませんが、こういう一幕を見ると、名古屋の片隅に住むのもいいなあなんて思ったりします。
自然と、ウォーキングの足取りも軽くなりrun

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あじさい通りももう満開。
訪れる雨に、いっそうの美しさを見せる事でしょう。

梅雨は苦手ですが、やがて来る夏を心待ちにしながら過ごす事とします。
帰ってきた吹き抜けの「雨やどり仲間」と一緒にhappy01

2009年6月 9日 (火)

魔界都市新宿⑦

たとえば。
『「宇宙猿人ゴリ」は、フジテレビから制作GOのサインが出てから
第一話放送まで、一ヶ月しかなかった』という史実があります。

その状況が、どれほど過酷なものであったか。
現場はどれほどのハードワークを強いられたか。
それを肌で感じられるか感じられないかで、この史実の受け取り方は
まったく変わってしまいます。

それを理解するには「業界現場経験」というスキルが必要かもしれません。
しかしそれが無くても、ある程度の社会経験さえあれば
「30分番組一本に一ヶ月もかけてちゃ長すぎるよ」なんて
「分かっていない事が分かっていない」乱暴な発言は出ないはずです。


きっとそういう発想に至る方は、生番組は別として
「なんで30分番組が30分で出来ないのか」という、根本的な理屈を調べる
努力を怠っているのでしょう。

「今どき、そんな無知な人は居ないでしょう」と思われるでしょうが
今も呆れるほど多いんですよ。この手の質問で制作陣を辟易させる方がcoldsweats01


現場経験のあるなし以上に、その理解度には社会経験に裏打ちされた
節度や、ご本人が生まれ持った人間性が関係するような気がします。

5月17日。この日、新宿で開かれたささやかなオフ会は
そんな大人の節度と遊び心に満ちた、素晴らしいものになりました。
前回のお話でも触れましたが、参加者三人でふらりと入った
居酒屋さんで乾杯の後、ノンストップで展開された会話は実に5時間半。
誤解を恐れずに言えば、その場で交わされたやりとりはある意味
前日の「宇宙船映像倶楽部」部活以上に濃いものだったのです。



さて。そんなわけで、私の新宿での日々も今回が最終回。
ずいぶん引っ張っちゃった上に、更新も間が開いちゃって失礼しましたcoldsweats01
それにはここ数日、熾烈を極めたウォーキングが関係しておりまして。
新宿から帰って以来、リバウンド防止に加え梅雨前の貴重な晴れを
無駄にするまいと、今まで以上に歩きこんでいたのでした。
その結果、新宿出発前よりさらに4㎏ほど落ちまして。
現在、ウォーキング開始後約3ヶ月半で、合計24㎏ダウンとなりましたrun
まーそんな事はどーでもよくhappy01
この最高の夜を書き記しておかなければ寝覚めが悪いですし
痩せるよりそっちが重要だろうとようやく気がつきましてcoldsweats01 
毎度おバカですみませんsweat01


前回のお話どおり、この夜の参加者、市川大河さんと自由人大佐さんは
ブログを通じいつも懇意にして頂いている、東京在住のお仲間です。
今回、部活で上京する事をきっかけに、私の方から市川さんへ
お会いできないかとお願いし、市川さんを通じて自由人さんへも
ご連絡頂いた末、お二人とも快いお返事を下さいました。
お二人は、私の都合に合わせて下さったわけですね。ありがたい事です。


そんな奇跡のようなオフ会。本来ならその内容を逐一お話したい所
なのですが、残念ながら今回も、その顛末は伏せなければなりませんcoldsweats01

と言うのも。この時の内容は、あまりに生々しい他言無用の話題が多く
とても「ネヴュラ」で発表できる性格ではないからです。
要は「ロフト・プラスワンのトークショーの内容は、テレビ放送できない」
というのと、同じ意味合いなんですね。

残念ですがこの夜語られた事は、参加者各々の胸の中に
しまっておく事とします。ごめんなさい本当にhappy01


ですから今回は、そんな会話を通じて感じた
市川大河さん、自由人大佐さんというお仲間の印象や
スタンスについてお話しましょう。


「ブログは書き手の内面世界」とよく言われます。
今回のようなオフ会の場合、お仲間はまず直接対面ではなく
ブログやコメントを通じてお知り合いになる場合が多いので
受け手はまずブログの文面や記事内容、言葉の選び方などから
書き手の人となりや考え方を想像するわけですよね。
その想像が、直接お会いした時に大きく逸れることはまずないと思います。
「文は見かけ以上に人を表す」という事かもしれません。


今回お会いしたお二人も、私が想像した通りの方でした。
お話の内容も、いつも拝読しているブログ記事がそのまま
ご本人の口から語られるようなもの。これが楽しくないわけがありません。

「ブログでは書けない事」の方が多かったような気もしますがhappy01


さて。なぜ今回、冒頭で「宇宙猿人ゴリ」のお話をしたかと言いますと。
これはもちろん、私がスペクトルマン好きだからとか
一ヶ月で作られた第一話のレビューをしたかったからではありませんhappy01
この「オタク趣味的データとして残る史実に対するスタンス」の違いが
お会いしたお二人の個性を、より
明確にするような気がしたのです。

ご存知の方も多いでしょうが、写真特撮によるウルトラシリーズの
エピソード再現と、独自のウルトラ論でファンも多い市川大河さんは
かつては映像作品制作の現場でご活躍後、ライター経験をされていました。
これがどんな意味を持つのか。

つまり氏の評論は
「現場経験に基づいた史実の理解度+ライター経験に基づいた探求能力」
で成り立っているわけです。

これは非常に微妙なバランス感覚なんですね。


たとえば冒頭の例で行けば。市川氏は
「30分の特撮番組の第一話を一ヶ月で作り上げなければならない時
プロデューサーは何日以内に何を準備しなければならないか。
またスタッフ編成やロケ、編集、音楽入れの段取り
そして放送事前の告知から予算管理などなど
山と積まれた懸案事項を実行していく大変さ」を
「過去の業界現場経験」で肌に感じる事が出来るわけです。

それは単なる「単なるデータとしての史実の文面」を超えた現実性を持って
氏に迫ってくるはずです。
後年に残る例の「親子チラシ撒き伝説」だって
それがいかに大変な事であるかが「推測」できるんですね。


で、さらに。
「その一ヶ月間に、ピープロの鷺巣富雄プロデューサーはどんな繋がりで
誰に連絡を取って、誰の口添えでどうスタッフを編成し、第一話を作ったか」
という切り口、探究心を氏に持たせるのが、もう一つの「ライター経験」です。

このどちらが欠けても、「血の通った」評論は書けないんじゃないかと
思います。

いわゆる「取材」と称したロケ現場の見学だけでは絶対に見えてこないもの。
それが「現場経験」にはあるのです。

「作品」を内側から外へ見る監督や脚本家と、外側から内へと見る評論家の
スタンスは、
言わば真逆。
要は市川氏は、その両方の立場を取る事が出来ると言えましょう。

私の場合、現場経験が勝っている為に、内側の立場からは何でも言えますが、「その時、金城哲夫氏はこう思ったのでは」なんて、後年、クリエイター個々の感情にまで思いを馳せる事は出来ないですからcoldsweats01
その「両方の立場」から見えてくる解析が、市川氏のブログに強力な説得力を与えている事は間違いないでしょう。
氏のブログが他の追従を許さない理由はそこにあります。
私が氏に最もリスペクトするポイントは、その「本物を知る者の説得力」なのかもしれません。

事実、オフ会中に氏が語った膨大な量の情報や現場経験に、私は圧倒されました。
俳優さんの小道具一つから作品の路線変更の真相まで、その内容は
マニア誌の文面などを軽く凌駕するものがあったのです。


オフ会中、市川氏の口から出たこんなお話が、妙に心に残っています。
「『俳優は待つのが仕事』なんてよく言うけど、スタッフは俳優が待ってる時間も休みなく働いてるんだから。自分達だって休みたいよ。」
現場経験が無い方の中には
「俳優さんはずっと待ってて大変。待たせるスタッフは何をやってるんだ」と
思われる向きもおありかと思います。
つまりそれが、現場スタッフの大変さを知らない証拠。
お分かりでしょうか。「自分達も待ちたい」なんて言葉は
現場を知らない方からは絶対出てこないんですよ。

もちろん私も、市川さんのご意見に全面賛成。
「待つのが仕事」というセリフがいかに贅沢か、体で知っていますからhappy01



「史実をデータとしてしか捉えられないファンは「分かってない」って事?」
と思われる方もいらっしゃるでしょう。そういう事じゃないんですhappy01

そこからはもう「人間性」のレベルになるんですが。
要は、そういう史実を知った時「俺は業界の裏を知ってるんだ凄いだろう」と
意味も分からずに知ったかぶりを気取らない「節度」の問題なんです。
「第一話を一ヶ月で仕上げたという事は、自分には窺い知れないけど大変な事なんだろう」と考える気持ち。もっと言えば
「自分の仕事にも他人には分からない苦労があるんだから、この史実も
きっとその類なんだろう。楽な仕事はないよね」と
「自分に置き換える事で納得できる」スキル。

それがなければ「本当に理解した」「分かった」事にはならないと思うのです。


実はそっちの方が、現場を肌で感じる私なんかより高度な能力を必要とするように思えます。
そりゃそうですよね。経験が無い事を推測するわけですから。
で、自分のスキルで推測できないと思ったら
「分からないんだから、曲解を避ける意味でも手を触れない」という潔さも
大切。「教えてもらう」という謙虚な姿勢ですね。

この境地に達せられる人は、本当に尊敬に値します。
それが出来るのが、この夜のもうお一人のゲスト、自由人大佐さんです。


ご自分の生きてきた時代を彩った映像作品や音楽、ムーブメントやアイテムを
宝物のごとく大切に捉え、個人の優しい視点で振り返る自由人氏のブログ
「失われた時を求めて」は、読み手にいつも、懐かしさと共に
共感を覚えさせる何かがあります。

私も記事の更新を心待ちにしているファンの一人なんですが
いつも感心するのは「そうそう。そういうのあったよね。」という懐かしネタの
向こうに覗く、自由人氏ご本人の「過去のご自分に対する微笑み」なのです。

「○○デパートによく連れて行ってもらったっけ」
「●●味はあまり好きじゃありませんでした。」なんて
その当時に感じた事を包み隠さず、正直にお話になるスタンスに
非常な潔さを感じるんですね。
変に斜めからではなく、過去を正面から見る潔癖さと言うかhappy01


そのスタンスは、ウルトラなど映像作品の紹介記事にも貫かれています。
自由人氏は映像業界関係者ではない為、分からない事もあって当然ですが
「好き嫌いはある。分からないこともある。でも自分はこう感じた。」という
記事の語り口がいわゆる「評論口調」じゃない為に
非常に口当たりがいいんですよ。

「意味も分からずムック本から引用したような、借り物の知識」が全くない。
それは何より、自由人氏ご本人のゆるぎない「自らの立ち位置の見極め」
によるものだと思います。
要は自由人氏は、ご自分の過去や映像作品すべてに「誠実」なのでしょう。

自分を大きく見せようとして必要以上に知ったかぶりをしたり
知識をひけらかそうとしない氏の節度が、記事に抵抗を感じさせない
大きな理由かもしれません。
その姿勢が多くのファンを獲得している事は、皆さんもよくご存知と思います。


前述の通り、ブログは書き手を映す鏡ですから、その誠実さが
自由人氏の本質である事は当然でしょう。

この「誠実さを貫く」というのは簡単なようで、なかなか難しい事ですよね。
なにしろブログは文字だけなので、その気になればある事ない事
何でも書けちゃうわけです。
「自分は映像作品に関して特別の知識がある」なんて大きく出たって
本人が言うんだからそうなのかなとしか、受け手は理解できないわけで。
まーそういう人に限って、ボロが出る確率も高いですがcoldsweats01

きっと自由人さんは、その愚かさを誰よりもご存知なのでしょう。
ですから、ご自分の立ち位置がしっかりしている。
「分からないという事を恥じない」という立ち位置です。

前述の、社会経験に裏打ちされた「自らの業界との置き換え理解」も含め
その誠実な姿勢こそ、私が自由人氏にリスペクトするところなのです。



実際、今回のオフ会は、業界経験者の市川氏と私による
「業界内あるある話」が主軸だったので、その微妙な肌感覚が分からない
自由人氏には少々、ハードルが高かったのではないかと反省しておりますcoldsweats01
でもそこで自由人さんは、口かど泡を飛ばしてトークを展開する
私たちのそばで、ずっと微笑んでいて下さいました。私たちを包み込むように。
下手に、文献で聞きかじった程度の知識で参戦するような愚行を
一度として犯す事がなかったのです。
マニアが一番陥りやすい「痛い行動」に走らない、その節度。

これは本当に凄い事なんですよ。
業界人にとって一番始末におえない「ニセ通ぶり」が無いところがhappy01

その微笑みはまさに、氏のブログに対する姿勢そのものだったと思います。
ひょっとして今回のオフ会の成功は、その自由人さんのスタンスに
支えられていたのかもしれません。
市川さんと私だけだったらヒートアップしすぎて、収拾がつかなくなっていたかもしれませんから。ね、市川さんcoldsweats01


これはあくまで、私がお二人に持った印象です。
若輩に加え表現力も足りない私の事、これでお二人を語りつくせるわけも
ありませんので、先にお詫びさせて頂きます。無礼等、失礼しました。
なにとぞ誤解、ご立腹などなさらぬよう。



この夜、お二方に頂いた極上の一時は、私にとって大きな宝物となりました。
こんな素晴らしいお仲間とお会いできた事を、私は幸せに思います。
まさに宝石のような瞬間がギュっと詰まった、極上の四日間でした。

メインであった部活も含め、振り返れば、今回の上京は
「ヒーローに対するスタンス」を、様々な角度から教えられた機会だったように
思います。



ヒーローの『創造』を目指す、宇宙船映像倶楽部のメンバー。
ヒーローが作られた背景を
『探求』する、市川大河さん。
ヒーローが生きた時代とご自身の関わりを
『補完』する、自由人大佐さん。


それぞれが意義あるスタンスである事も、今回、改めて確認できました。
そういう意味でこの四日間は、今後の私の活動に大きく影響する事でしょう。
「ネヴュラ」を開設後わずか三年。
これほど見聞が広がった事に驚きを隠せません。
それはとりも直さず、可愛がって下さる読者の皆さんや
ネットを通じてお知り合いになったお仲間のおかげなのです。


それに加え、以前から何度もお話している通り、私の外見に抵抗なく
接して下さった皆様のご配慮にも、感謝を禁じ得ません。

雨宮部長はじめ宇宙船スタッフ、部員の皆さん
市川さんや自由人さんはもちろん
道をお尋ねした一般の方までも、新宿でお会いした全ての方々が
本当に良くして下さいました。
改めて、全ての方々にお礼を申し上げます。



さて。これで5月15日から18日にかけての道中記は終わりです。
下らないお話に長々とおつき合い頂き、ありがとうございました。
まさか自分でも、こんなに長丁場になるとは予想だにしませんでしたがcoldsweats01
次回からはいつもの「ネヴュラ」に戻りますので
またからかってやって下されば幸いです。


さて最後に。まだ私のスタンスをお話していませんでしたね。
前述の三つに当てはめれば、私は一つ目の『創造』に入るのですが
実はこの四日間で、自分の姿勢に最も気づかされた言葉があるのです。

それは今回お話したオフ会で、市川大河氏から出た言葉でした。

それは市川氏プロデュースによる「光の国から子ども達へ」での拙作
「ウルトラマン・リトラを護れ!」についての話題。
私が提出したストーリーのシノプシスを見て、市川氏はこう思ったそうです。



『こう来たか!』


「ああ私がヒーローを創造するのは、この言葉を聞きたいからなんだ」と
体に電気が走ったようでした。

「こう来たか。」すべてのファンからその一言を絞り出したい為に
私はヒーロー創出に挑んでいるのかもしれませんね。
もっとも私をご覧になった方は全員、心にその言葉を持ったと思いますがcoldsweats01

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2009年6月 4日 (木)

魔界都市新宿⑥

「濃い四日間だったなー。」
5月18日月曜日、午後1時36分。中央自動車道・諏訪湖サービスエリア。
新宿に別れを告げ、高速バスで名古屋へ帰る途中に停まった休憩所です。
意外に鼻にツンとこない地元名産・野沢菜のわさびそばを頬張る私は
怒涛のごとく過ぎ去った四日間の幕切れを前に、軽い感傷に浸っていました。
まーお供がわさびそばというのが、今ひとつムードに欠けますがcoldsweats01



さあそんなわけで。またまた随分間が開いてしまいました。
当日から20日近く経っちゃいましたが、今も私の中に強い印象を残す
新宿での四日間。

今回はいよいよ、女ひとり旅もクライマックスにさしかかります。
(「女」って表記に抵抗がある、というご意見には平謝りの姿勢でhappy01
「話があんまり続くんで呆れちゃうよ」なんて方も、もう少しお付き合い下さい。
まーそれだけ、思うところがたくさんあったという事で。
いつものおバカとお許し下さい。

さて。前回の続き。5月17日・日曜日の夕方5時。
多くの人々でにぎわう新宿・アルタ前。
そこで、田舎者の私にお会い下さったお二人とは。
何と!いつも「ネヴュラ」にお越し下さり、いつもお世話になっている
ブログのお仲間だったのでした。


ウルトラシリーズの各エピソードを高次元の写真特撮で再現し
さらに膨大な史実を紐解きながら、独自のウルトラ論を展開するブログ
「光の国から愛をこめて」を運営されている
市川大河さん。


そしてもうお一人、東京と名古屋の違いはあろうとも
私と生きた年代を同じくし、個人というミクロな視点にあえてこだわって
高度経済成長期の「時代」を語る「パーソナル・オールウェイズ」ブログ
「失われた時を求めて」を運営されている
自由人大佐さん。


いつも「ネヴュラ」へお越し下さり、コメントなどやりとりさせて頂くお仲間にして
ブログ界において燦然と光り輝く功績を残されているこのお二人が
場末のヘタレブログを営む私ごときの願いに応じて下さり
こうして、小さなオフ界を開いて下さったのでした。

・・・で、本来は、このお二人との5時間半に渡る
実に濃い、今回の上京で最も煮詰まったやりとりについて語りたい所ですが
まずその前に、お二人との繋がりをご説明しなければ
その場で感じた思いが、お分かりいただけないと思います。
ですからこの夜のお話は二回に分けて、今回はお二人について
お話しましょう。



今回、この顔合わせが実現した背景には
ネット社会のみが成しえた、あるコラボ企画がありました。

今年3月10日。本ブログ「光の国から愛をこめて」の好評を受け
市川さんが新たにスタートさせた新ブログ「光の国の物語」内の一企画
「光の国から子ども達へ」で、自由人大佐さんと私が
僭越ながら、ストーリー考案という形で協力させていただいたのです。

「ネヴュラ」読者の方々はご存知と思いますが
この企画は、単にウルトラ好き「だけではない」ブロガーの皆さんを
市川さん独自の選定基準で選出し、詳細なルールの中、一人一作の割合で
「オリジナルシリーズの一本としてあってもおかしくないであろう、
各ウルトラシリーズのエピソード」をオファー
提示されたストーリーを、市川さん一流の高次元写真特撮で再現するという
言わば「夢のウルトラ企画」でした。

その結果、そうそうたる参加メンバーによる珠玉のストーリーが
多くのウルトラファンを瞠目させたこの春は、今も記憶に新しいと思います。

そんな中、何の間違いか、私のようなおバカがそのこけら落としを
飾らせて頂く事となり
第一作「ウルトラマン第13.5話 リトラを護れ!」で
一筋縄では行かない市川ファンのご機嫌を窺うこととなったのでした。

未見の方は、この素晴らしい写真特撮をぜひ、ご覧下さい。

http://ameblo.jp/ultra-taiga2/entry-10221822626.html


正直今でも、第一作目となる作品をよりによって拙作とはと
新企画の出鼻をくじいちゃったような罪悪感がぬぐえない日々ですがweep
ともあれ、ストーリーの稚拙さに反し、いつもの再現特撮とは異なる
市川カットワークに驚かれた方も多いのではないでしょうか。
フィルムに定着された「絵」をフィギュアで再現する以上のスキル、
言わば「映像理論」を熟知していなければ、静止画の羅列である
「写真ストーリー」を、見る者に理解・納得させることは出来ません。
そこに市川さんの奥深さ、「表現者」としての実力を感じた方も
いらっしゃると思います。



この「光の国から子ども達へ」では、番外編を含め大まかには
ウルトラマン~ウルトラマンタロウまでの各シリーズに於けるエピソード
というスタイルを採っています。
言わば各シリーズは「参加者が語りたいテーマの入れ物」だったわけですが
その中で全参加者中唯一、私と同じ「ウルトラマン」を「入れ物」に
選ばれたのが、自由人大佐さんでした。


「ウルトラマン」という作品世界にリスペクトし、前作「ウルトラQ」との
世界観の融合を目指した拙作の作劇は
言わば「シリーズのタテ糸」を意識した物だったのですが
自由人大佐さんの場合はその逆、「ウルトラマンが放送されていた時代」
である1966年の景観、考証等、むしろ時代という
「シリーズのヨコ糸」にこだわった、素晴らしいものでした。

また、生粋の東京育ちである自由人大佐さんが持つ「東京」という
都市への愛着、ある意味での「知り尽くし感」も、作品から強く感じました。

新宿南口で高架に乗るタイミングを失い、道を尋ねて右往左往する
私なんかにはcoldsweats01 この大佐さんの「知り尽くし感」とは程遠いものがあります。
田舎者の私にはそういう意味で、「ウルトラマン」の主な舞台であった東京を
地元としていた大佐さんには、「土地勘」では一生追いつけないだろうという
憧れも大きいです。


「ウルトラマン」のオリジナルを考える時、私にはどんなに頑張っても
「架空の山」とか「デッチアゲ地方都市」しか発想が追いつかないですからhappy01

自由人大佐さんの素晴らしい作品「ウルトラマン第33.5話 地底より再び」は
上記リンク記事の6作後、4月21日アップの記事にてご覧頂けます。
高度経済成長のシンボルとも言える東京のランドマークの精密な再現と
それラが存分に破壊される一大怪獣絵巻を、ぜひお楽しみ下さい。


※記事リンクのご許可を頂いていないので、失礼ながらご紹介のみに
  留めますが、他意はありませんのでなにとぞご了承下さいcoldsweats01



そんな繋がりゆえ、今回、市川さん、自由人大佐さんとお会いする目的は
言わば「光の国から子ども達へ」打ち上げ会的性格の強いものだったのです。
とはいえ集まっちゃえば、とても公共の場では語れないお話の嵐でしたがhappy01

「ネヴュラ」を始めるまで、私は掲示板や他の方のプログ等へのコメントなど
一切行った事はありませんでした。
ブログ開設が、ネットに於ける他人とのやりとりのデビューだったのです。
そんな私ですから、オフ会なんてものも初めてで。
「コメント欄で熱い思いを交わした方との初対面」というシチュエーションは
人生で初体験だったんですね。お恥ずかしいお話ですがcoldsweats01
でも今回、お二人とお会いして、私は世の中にこんな素敵な繋がりがある事を
初めて知りました。いやー人間、まだまだ勉強ですねhappy01



ウルトラのオリジナルを作るという事は
「作り手がウルトラのどこにリスペクトしているか」という事を具現化する作業に
ほかなりません。

「ストーリーの妙」に惹かれるなら、ストーリーに。
「怪獣のカッコよさ」に惹かれるなら、怪獣に重点を置いた作品になります。
言わば作品とは、作り手の映し鏡とも言えるのです。
もちろん、「マン」から「タロウ」まで各シリーズで異なるテイストを
再現できるかどうかにも、選んだシリーズへの心酔度が表れると言っても
いいでしょう。
今回のラインナップはすべて、そんな作り手の「ウルトラへの思い」が
映し鏡となった素晴らしいものでしたが、市川さん、自由人大佐さんの個性も
全体の采配や作品への取り組み方に、表れていたような気がします。


今回のオフ会に、お二人の個性や信念が色濃く反映されていたのも
当然の事と言えましょう。
「やっぱりあの作品は、あの采配は、この人からじゃなければ生まれない」
そんな思いを強くしたのも、この日の大きな収穫でした。

それは作品の話題のみにとどまらず、言葉の選び方から表情一つまでに
表れるものだったのです。
なんて素晴らしい一時でしょう。まさに東宝ビデオのオーディオコメンタリーに
参加しているかのような感覚happy01
そこで交わされた会話の一言一句が、まだ心に残っています。


さて。予想していながらも、今回も長くなっちゃいましたhappy01
この奇跡のやりとりの顛末は次回・「魔界都市新宿」最終章へとつづくdanger

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