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2009年5月26日 (火)

魔界都市新宿④

「あっ、しまった。」
5月16日。新宿、午後11時30分。
ホテルに帰り携帯を開いた私は、同じ人物から届いた何通かの着信履歴と
一通の留守電を確認しました。
「怒ってるかなー彼
なにしろ明日の件ですから、深夜でもしょうがない。
心で平謝りして、私は彼の電話番号を押しました・・・



さてさて。また日が空いちゃいましたが、前回・5月16日の続きです。
前回ラストで『宇宙船映像倶楽部』第一回部活後、打ち上げ一次会に続いて
有志11
人で向かった二次会の直前で、お話は終わっていました。
二次会会場となった居酒屋さんでも、新ヒーローやリスペクトした番組の
会話で盛り上がったのは間違いないのですが
実際のところ、そこで私が感じた事は
「一口に宇宙船映像倶楽部の部員と言っても、年齢や目的など、
本当に多種多様な方々の集まりなんだなあ」という事でした。

あの場に居た方なら、同じ思いを持たれたことと思います。


何しろ部員全員の年齢差は、最年長と最年少で30年近くの開きがあるわけ
ですから、生きてきた時代背景もリスペクトする作品も、まったく違って当然。

DVDなどで過去の映像ソフトが容易に見られる現在にあっても、第一話から最終話までがあらかじめ揃った作品を「骨董価値」的に後追い鑑賞するのと、常に時代の空気とともに毎話を「新作」としてリアルタイム鑑賞するのとでは、作品の感じ方はまったく違ってきます。
また、感性が最もむき出しになっていた子ども時代に、今も続くウルトラやライダーの「オリジナル」・・・後年、シリーズ第一弾と呼ばれる作品に出会ってしまった衝撃は本当に大きなものです。
どんなにシリーズが続いても、その「オリジナルの衝撃」を超える事は
不可能である事を、人生を経れば経るほど確実な真理として
思い知ってきました。

しかし、今も多くのファンを魅了し、新作が作られ続けている
「戦隊シリーズ」に於いては
私は第一弾『秘密戦隊ゴレンジャー』第一話のリアルタイム鑑賞時、
すでにそのあまりの子どもへの媚びぶりに、ついて行けない感に
打ちひしがれてしまいました。

「ヒーローがご、五色!それに何の意味が???」
当時子どもだった私でも、そんな印象を非常に強く感じたのです。
ですから戦隊については、後年のどんな新作にも興味がありません。
『ゴレンジャー』で、すでに私の戦隊へのイメージは決定付けられました。
「戦隊は私の前で扉を閉ざしてしまった」感覚は、今も根強く残っています。
今も時々、チャンネルサーフィンの途中で新作が目に止まる事は
ありますが、我慢して30分を追いかけた末
「どんなに新作が作られても、
やっぱり戦隊は戦隊だなあ」という印象のみが
残るばかりで


ただこれは「ネヴュラ」でもよくお話する「良い悪いと好き嫌いは別」
という事なんですね。

戦隊だって、今も新作が作られ続けているという事は
それだけ多くのファンがシリーズを愛しつづけている証であるわけで
その意味で「良い」作品である事は間違いないんです。

だから新作についてあれこれ言う気はまったくありません。
要は「私とは別の世界に存在する作品」なんですね。戦隊は。

基本的に「5人のヒーローが色分けされ、踊りながら戦う」という世界観が
前提となっている時点で、拒否反応を示してしまう私は
どんなに新作が作り続けられても、ストーリーを追う以前に
「その設定・演出に、合理的な解釈が見つからない感」
が付きまとうのでした

しかも昔から言われている「一人の敵役に5人がかりは卑怯」的な
解釈までもが付きまとって、どうしてもストーリーに入っていけません。

「それを言っちゃおしまいだよ。それが戦隊なんだから」と言われれば
「それ」だから見る気になれないとしか言いようがないのです。

要は私にとって、その基本設定のハードルがものすごく高い、という事
なんでしょうね。どうしても越えられない壁と言うか

「だったらウルトラだってライダーだって、子ども番組のお約束の中で
成り立ってる作品でしょ。戦隊だけそんな風に受け取るのはおかしいよ。」
というご意見だって当然ありますよね。そりゃそうです。

おっしゃる通り。理論武装の為の理論武装は嫌いですから、正直に謝ります。
ごめんなさいね 私だってこの好みが説明できないんです。
なぜウルトラとライダーが認められて、戦隊だけが口に合わないのか。

ですからもうこれは「好き嫌い」であって
作品の「良い悪い」「優劣」じゃないんですよ。要は嗜好の問題なんですね。

「トマトは好きだけどアスパラは嫌い」と言うのと、同レベルのお話なんです
別にトマトとアスパラに、食べ物として優劣があるわけじゃないですもんね。
ただ「食べず嫌い」なわけじゃありません。どんなに新作を見ても
戦隊である以上、私にとってそれは「アスパラ」なんです

読者の中にも部員の皆さんの中にも、きっと戦隊ヒーローに魅入られて
特撮ファンになられた方も多いでしょう。
私はけっして、そういう方々を否定しているわけではありません。

なにとぞその点は、誤解なさらぬよう

例えば私は『スペクトルマン』が大好きですが
「ストーリーや世界観が肌に合わない」とか「あのマスクのセンスはちょっと」
なんて方が苦手、なんて事はまったくありませんから
それだって作品の優劣ではなく好み。誰も口出しは出来ません。
むしろそういう方は大歓迎。逆にお話を聞いてみたいくらいなんですよ。
そこで語られる意見にこそ、盲目的に心酔しているファンが決して気づかない、新鮮な視点や優れた解析があるものと信じているんです

・・・まあ、あの場にいらっしゃた方はきっと、私とは逆の意味で
世代間・嗜好のギャップに驚かれたのではないでしょうか。

でもそれでも、皆さん同じ特撮ファンである事は変わりありません。
「戦隊の存在しない特撮世界」に生きる、世にも珍しいファンが
ここに居る事も、どうかお許し下さい


でも思うのは。世代間の嗜好や考え方の違い、もっと言えば
住む地域差や社会経験の差までが部員間にあるからこそ
「宇宙船映像倶楽部」は奥深いという事なんですよね。

同世代の学生が集う学校のクラブ活動との最も大きな違いは
この点にあります。
一つの課題に対して、好むと好まざるに関わらず非常に多面的な
見方ができる。
これは新時代のヒーロー創出に際し、大きな戦力となるような気がします。
意見が違うという事は、逆に良い事なんですよ。
逆に私も、様々な世代の新鮮なお話が聞け、貴重な一時が過ごせました


その他にも、思うところは数多くありましたが
これもある意味、露出不可の範囲に当たりますので
今回は伏せておきましょう。
またいずれ、お話できればいいですね


そんな思いが交錯しながらも、部活の定期的開催は部員の誰もが望む事で。
最後はお互いにエールを贈りながら、今後の再会を誓いました。
ここはちょっと感動しましたね。時ならぬ雨が降り出した深夜の新宿駅で
一人ずつ散り散りに帰っていく部員を見送る誰もが
この奇跡のような一夜に感謝し、今後の活動への思いを
新たにしたように思います。


ここで、部活に参加された部員の皆さんに、改めてお礼を申し上げます。

私の外見をご覧になれば、「ネヴュラ」の口上が偽りではなかった事が
お分かり頂けたと思います。

あの身なりの通り、私は日々、理解なき人々の好奇や軽蔑の目に
さらされながら人生を歩む、オタクの中でも特殊な部類の存在です。
そんな私に対し偏見を持たず、部員の皆さんは
極めて普通に接して下さいました。
その何気ないご配慮が、どれほど感謝に耐えるものだったか。
もうそれだけで、今回の上京は本当に実り多いものとなりました。
本当にありがとうございました。今後も皆さんの足を引っ張らないよう
部員として努力してゆく所存ですので、どうかよろしくお願い致します(礼)



さて。後ろ髪を引かれる思いで部員の皆さんと別れ、ホテルへと戻った私。
そこでやっと冒頭の場面となります。ちょっと引っ張りすぎですね

実はお電話下さった方は、今回の上京のもう一つの大イベントに
お越し頂ける超重要ゲストにして、特撮ブログ界きってのビッグネーム
なんです。

そんな方に何度もお電話頂いて、すっかり恐縮してしまいました。
恐る恐る返信し、快いお返事を頂けて、ほっと胸を撫で下ろす私。
X時間は明日17日、午後5時・アルタ前。
懇意にしているお仲間方と、初めてお会いできる記念すべき機会です。



部活の余韻に浸り、心地よい眠りから醒めた5月17日、日曜日。
窓に打ちつけていた昨夜からの雨も、いつしか風の音に変わりました。
連泊の為、ベッドメイキングを断れば一日中部屋を出なくてもOKです。
外出の時間を迷うこんな日には、こういう配慮はうれしいですね。
とはいえ、約束の夕方5時までじっとしているのもつまらないし。
風は強いですが雨も止み、なんとなく外出の虫が騒ぎ出しました。
ウォーキングの癖かもしれませんね。これは

朝10時に遅いシャワーを浴び、体をスッキリさせて外出準備。
途中、たまたま点けていたお昼1時45分からの
フジテレビ「ザ・ノンフィクション」で、「浅草三茶祭」に挑む地元の三家族の
様子に見入ってしまいました。
やっぱりキー局はドキュメンタリーも上手いなーと感服。

期せずして職業病的な一面もありましたが

そんなこんなで、なんとか準備もできました。
今日の「戦闘服」は、昨年7月・ウルトラ検定に着て行った黒のワンピース。
でも今回はお相手がお相手ですから、ちょっとヒネリを加えました。

「胸に輝く、マークは流星。」
そうです。ずいぶん前に入手した科学特捜隊・流星マークのタイピンを
ブローチ風に胸元にあしらったのでした


マークの取り付け位置を微調整すること数分。
ようやく納得が行き、部屋を後にしたのが午後2時45分。
待ち合わせ時間にはまだまだ間がありますが
私には待ち合わせの前、ちょっと覗いてみたい所がありました。
ここは新宿。何でもある街です。私のような方ばかりが集まるお店も


「どうも~。」
さも通い慣れたような顔をして、件のお店のドアを開けた私。
そのドアの奥で、私を出迎えてくれたのは・・・



オタクでおバカな新宿の日々はまだ、つづく

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コメント

ども、きよプーです。
前半の話、私で言えば「日常恋愛アニメ」(こういうジャンル分けでいいんでしょうか?)ですかね。
「2次元の相手しか愛せない」とかよく聞きますが、確かに否定はしませんが、よく分かりません…
このキャラ可愛いなとか、居たら素敵だろうなとか思わないではないですが、それ以上にはなりません。
それも「ドラマ」として見た場合「それって実写でもいいじゃん」「アニメにする必要ってどこにあるの?」って思うのです。
制作上の制約等あるからかも知れませんが、絵にする必要性を感じないのです。
ですが言われてある通り、それも好みなんですね。
多分同じストーリー、キャラ設定等でアニメと実写をしても、アニメしか観ないという方も多くおられるのでしょう。
こればかりはその人の感性ですから否定してもしょうがない。
私は好みではないというだけです。
『ひぐらしの~』とか作品自体は面白いと思うんですが…

「特撮」に関してはMIYUKIさんと違って、私は『月光仮面』から『ディケイド』まで殆ど全ての作品に対して抵抗ありません。
チャックが見えていようが、色取り々々であろうが、何で生計立てているのか分からなかろうが「その世界で実際に存在している」限りそういう存在だと捉えます。
設定的に足りない所は勝手に頭の中で補うのです。
まさに「脳内世界」またの名を「妄想」と言うのでしょうか?笑

あ、それとあの時お会いした部員さんのほとんどがMIYUKIさんに対して偏見を持って無かったと思いますよ(笑)
(言い方が失礼に聞こえたら申し訳ないですが)皆が皆、特撮好きですから、例え(例えですよ)あの場に本物のバルタンが現れようと、ノーマンが現れようと普通に話してたと思います。
(ちゃんとコミュニケーション出来るかとか、どんな風に鉛筆握るかとか、脳みそ食べられないかなとか気にはなるでしょうが笑)
逆に志が異なる外見紳士淑女がいる方が倦厭していた事でしょう。
取り敢えず私は全く普通というか、部長はさておき一番お会いしたい方でもありました。
事実お会いして、好感持てましたしもっとお話したい位でした。
本当にまた近々お会いできればと思います。
その時は心ゆくまでお付き合いくだされば光栄です!

きよプー様 返事が遅れ申し訳ありませんでした。
色々とたてこんでおりまして

「日常恋愛アニメ」は私も苦手ですね
昔から思っているんですが、そもそもアニメーションが「日常生活」のみを描くストーリーとなった時点で、私は拒否反応を示してしまいます。私にとってアニメーションは、日常生活からの飛躍度が高いほど、感動を覚えるメディアなのです。
これはその手の恋愛アニメがお好きな方からは物凄い反対を受けそうですが 
きよプーさんと同じく私も「そのテーマはアニメで作る意味を感じない」手合いです。

絵画作品という意味合いではなく、描かれたキャラクターに恋愛感情を持つ
という意味で「絵に惚れる」という経験が無い私は、おそらく今のアニメファンとは
別の次元に生きているのでしょう。
先日、私のような者ばかりが集まる酒場へ出向いた時、ゴスロリ+メイド風の
いでたちをした男性と出会いましたが、「彼女」もその手の「二次元のキャラクターと自分を同化」するタイプでした。
これもまあ時代の流れ。感性の差は大きいですが、個人の自由ですから自己責任で生きて欲しいと思います

>設定的に足りない所は勝手に頭の中で補うのです。

おそらく私は、その補正力が足りないのでしょうね
まー体に合わない物は仕方がないし、野菜と違って必ず摂らないといけないものでもないので ここは好みと諦めて、戦隊には近づかないようにします。
いつか「ヒーローが5色に色分けされている合理的な理由」が納得できたら
再見してみようと思います

部活の場では、部長を含め全員が初めて私のいでたちをご覧になったわけですから、皆さんそれなりに抵抗もあるかなとは思っていたのです。
ただ皆さんに、不快な思いをさせる事だけは避けるようにしたつもりです。努力は足りませんでしたが
でも部活当日以外にも、街で道を聞こうがバスに乗ろうが周りからまったく嫌な顔をされないので、これは本当にありがたい事でした。
やっぱり、私のような者が市民権を得つつあるのでしょうか。
珍しくなくなったという事なんでしょうね。

そんな皆さんのお心遣いに驕ることなく、自分と向き合って生きて行こうと思います。きよプーさんのご配慮にも感謝致します。本当にありがとうございました。
またお会いできる機会には、心ゆくまでお話したいですね

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