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2009年4月23日 (木)

知られざる侵略’71

前回に続いて、またまた昭和の香り漂うアイテムの登場です
とはいえ「ネヴュラ」では、それしかやってないんですが


Photo
出たっ!昭和40年代の怪獣少年少女のバイブル「世界の怪獣」シリーズ!
今年1月、シカルナ・工房から復刊された新品ですっ

復刊当時、目ざとい怪獣ファンの間で話題になった本書ですが、初版発行部数はかなり少なかったようで。
そんな事とはつゆ知らず。私がこの復刊を知った頃には、あわれ初版は見事品切れになっていたのでした

で、待つ事三ヶ月。
最刷の告知に小躍りした私はすかさず発注、無事入手を果たしたのでした
とはいえ奥付を見ると初版になってるけど、まーいーか
というわけでずいぶん遅い紹介ですが、なにとぞお許し下さい


このシリーズ、オリジナルの発売当時は私、持ってなかったんですよ。
後年、色々な文献で名著、名作の誉れを聞く度に、もう読みたくて読みたくて仕方がなかったんです。
「写真で見る」世界の怪獣って?秘蔵写真のオンパレード?
見たこともない大怪獣の勇姿が目白押し?
でもこの頃の大図解シリーズだから、そんな予想は良い意味で裏切ってもらえるし


発行年代ははっきりしませんが、続刊「新・世界の怪獣」の著者前書きに
1971年7月とあります。という事は、初刊の発売はもう少し前という事で。
「宇宙猿人ゴリ」の放送が’71年1月からですから、これは怪獣ブーム第一期から第二期への橋渡し的役割を果たした、貴重なシリーズだったのでしょう。

なるほどー。私を含む当時の子ども達はブラウン管以外にも
こういう図解書籍で、日々の怪獣飢餓を満たしていたんですねー。
まさに寝ても醒めても怪獣漬け。リッパなオタクになるわけです

で、この二冊ですが、実は今日の夕方届いたばっかりなので
まだちょっとしか読んでいないんですよ。

でももう、ページをほんの少しめくるだけで、もうそれはスゴイスゴイ
これはいけません。ちょっとやそっとのレビュー記事では
とても満足できない内容。記事一回ではもったいない。
こういうのをネタの宝庫って言うんですね

で、レビューはまた改めてなんて終わっちゃったら
いつも以上に、読者の皆さんも怒り出しちゃうでしょうから
今日はちょっとだけ、中身をお見せしましょう。

まずはコレ!「新・世界の怪獣」冒頭のカラー口絵から。

Photo_2
都市を蹂躙する宇宙からの大怪獣、バグンの勇姿!
なんとこの一枚、南村喬之画伯によるものなんですよ

それにしても、このパチテイスト
羽根の生えた、一つ目の青いゴモラかギララか?

「逃げまどう人たちをかたっぱしからふみつぶし焼き殺した。
いったい地球はどうなるのだろうか!?」
と投げ出されたストーリーに心は凍りつきます。ああ東京SOS

いいわあこのデザイン
著者・中岡俊哉さんのセンスは尋常じゃありませんね。
私たち昭和の子供の脳内では、こういうヤツらが毎日のように
都市破壊を繰り返していました。

そりゃーリッパなオタクに以下同文

で、こういうのを見ちゃうと、当然ながら「宇宙怪獣バグン」の内部図解も
見たくなるというもの。
当時のこの手の本が、そんなおいしいネタを見逃すはずがありません。
さあご覧下さい。コレが「バグン」の内部図解ですっ

Img 
いやーやっぱり宇宙怪獣。強そうですねー
後頭部に伸びる突起は蛮刀だったのかー。
目は「バグン・アイー」ってカッコいいネーミングなのに、歯は「バグン・バイト」とか言わないのね
「光線貯蔵器」「エネルギーぶくろ」あたりのセンスは、大伴昌司先生の影響でしょうか
で、なんと言ってもラブリーな六本指!
一つ目に羽根がつくと、なんとなくバクラーのテイストも感じたりして。
あ、だからピープロ大好きな私の琴線に触れるのかな



実はこの「バグン」、この二冊に登場する怪獣の中では、まだ比較的普通の方なんです。
両書を読み進めばそこは、興奮と感動と脱力が万華鏡のように広がる
めくるめく中岡ワールド。

「路地裏の香山滋」とでも命名したいほどの魔境が広がっているのです


というわけで、ちょっと読みかじった程度の私には、まだこれくらいのご紹介しかできません。
日を置いて、この驚異の魔著の中身を徐々に紐解いていく事としましょう。
さて次は「ミイラ怪獣イガール」かな。「ヤドロ対サボラ」も惹かれるし。
「宇宙獣人「アプタ」対「ベグ」「怪獣星ダッパ」とかも・・・

タイトルだけで、あの時代に思いを馳せられる幸せ

これでしばらくは、退屈しませんね
あまりのインパクトに「宇宙船」応募プロットの内容に影響しないかと
それだけが心配ですが

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コメント

MIYUKIさま、こんにちは!!
口絵の怪獣バグンすごい迫力です!
解剖図の解説も面白くて、歯は特に解説無しなんですね。w

画家の先生の描く怪獣は、イラストレーションと言うよりは、
やはり絵画作品的な感じがしますよー。
楽しい本の紹介ありがとうございます。(^^)

「世界の怪獣」は現役時代に買いました。バイブル的な本でしたね。第1話の「マリの針怪獣」ってハリネズミじゃないんかい!とか突っ込みどころ満載でしたが、この本でマリ共和国という国の存在を知ったんですから、わたし的には有益な本でした。
「新・世界の怪獣」の方が内容的にはトンでますね。パチモン好きには堪らないです。

hikari様 いいでしょコレ
口絵の一枚だけで、もう当時の雰囲気ですよね。
おっしゃる通り、南村氏や梶田達二氏など当時の挿絵絵師は
それぞれ独自の世界観を持っていました。
たとえ空想の怪獣であっても、実在するかのように描くこの力量。
怪獣に感じる怖さやカッコよさのイメージは、テレビや映画の画面に加えて
こうした作品から植え付けられていたんでしょうね。
もちろん例の「内部図解」も、空想の存在に多大なリアリティーを与えてくれました。
さすがに今の時代、一冊まるごとオリジナル怪獣というこういう本は出せないでしょうが これも子ども文化の一翼を担った貴重な歴史資料なんでしょうね。
これでまた当面は、大はしゃぎできそうです

雀坊。様 「世界の怪獣」をリアルタイム体験とは
なんて羨ましい。私も「マリの針怪物」に興奮してみたかった
おっしゃる通り、ハリネズミっぽいですが
でも確かに、この本にはマニアックな地名が多く出てきますね。
ニアサランドとかマナオスとか
きっと著者の中岡氏も、秘境を感じさせる舞台設定に悩まれたことでしょう。
あー全部実話でしたね。ごめんなさい
一巻目は世界各地の秘境譚ですが、「新」はほとんどテレビ怪獣のノリですね
やっぱり当時の怪獣番組の影響もあったんでしょうね。
タイトル後に内部図解が入る構成も楽しいです
って、コレも実話ですか。うーむ世の中、まだまだ謎は多い。
いやー久しぶりに、お宝感一杯の二冊です。愛を込めて熟読しようと思います。
「ムー」編集部なんかにはきっと、この二冊の当時物を大切に保存している人が居るんでしょうね。一度お話がしてみたいです

ウルトラマン~セブンを見ていた頃には、怪獣関係の本を山ほど買ってました。

キネマ旬報の「表紙に、海外SF映画の宇宙人が載っている図鑑」
怪獣解剖図鑑
「ゴジラは王様」や「殴りこみバルタン連合軍」のソノシートの付いていたやつ。
怪獣のお面を切り抜いて、顔に付けられる本。
紙製の立体模型風のもの。
表紙でセブンとイカルス星人?が組み合っている写真画像の本。

誌名も忘れ、重複しているものもあると思いますが、
当時は食い入るように見てました!

それがある日、気が付いてみると、一冊もない!
そう……親に捨てられていたと言う「アレ」です。

怪獣モノ以外にも、当時のアニメは必ずといっていいほどソノシートが出てましたが(「狼少年ケン」や「エイトマン・サラマンダー作戦」「ハッスルパンチ」「忍者部隊月光」「鉄人28号」「スーパージェッター」等々)、針の付いた部分を手で持って乗せるレコードプレーヤーで、何度も何度も聞いてましたが……こちらも、いつに間にか消えうせていました。

曲自体は、今もCDの懐かしのアニメ全集等で聞けますが、
何と言うか「雰囲気」が違いますね~~!


現在のように、単に「音楽」として聴くだけではなく、

あの頃は、ソノシートブックを読み、
ソノシートを聞き、
放映されていたアニメに想いを馳せ、
漠然とした「雰囲気」自体を、目一杯楽しんでいたような気がします。

都の商売人様 多感な子ども時代にビデオが無かったや私たちの世代は
怪獣図鑑やソノシートのドラマが、作品世界に浸れる唯一のメディアでしたね
なぜか私はプラモデルに関心が高かったものですから(どういう女子なんだか
それほど怪獣図鑑は買わなかったのですが、ソノシートは沢山持っていました
とにかく音の世界から、ドラマを追体験したかったのかもしれません。

>怪獣解剖図鑑
「ゴジラは王様」や「殴りこみバルタン連合軍」のソノシートの付いていたやつ。

コレは近年、ソノシート部分をCD化して、復刻発売されました。
私もすかさず購入し テレビより渋い声のバルタントークを楽しんでいます

私はソノシートは主に実写物(ウルトラマン、バンパイヤ、マイティジャック、赤影、
レインボーマン、アイアンキング等々)を多く持っていましたが、親の大掃除攻撃をかいくぐり 今も手元にあります。
ただ惜しい事にプレーヤーが無いので(商売人さんと同じく、針の付いた部分を手で持って乗せるタイプでした)聴くことが出来ないのが残念です。
ソノシートならではの設定無視、荒唐無稽なオリジナルドラマが聴ける楽しさは
今の子供達には分からないかもしれませんね。

>漠然とした「雰囲気」自体を、目一杯楽しんでいたような

まさにおっしゃる通りですね。
当然の事ながら、ソノシートブックは静止画による絵物語なので、その動かない絵を、ソノシートの音で脳内補完していたような気がします。
子どもの頭の中で創造される潤沢なイメージは、きっとどんな映像作品も叶わない素晴らしいものだったのでしょう。
そんな頭の訓練が子ども時代に出来たからこそ、今も私たちは創造に喜びを感じられるんでしょうね

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