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2009年3月18日 (水)

香港オタク奇行

時々、無性に海外へ出かけたくなります。
でも先立つものなど無い貧乏なのでcrying どこへも出かけられません。

いつか時間をやりくりして、近くの国へフラリと出かけたいものですが。
今はこういう本で、しばし異国の香りを味わうのが精一杯。


Photo










宮脇俊三さんの著書は好きで、何冊か読んでいるんですが。
タイトル通り鉄道の旅にこだわった内容は、本文のほとんどが
目的国の鉄道、中でも著者こだわりの路線乗車紀行に割かれています。

乗り物に特別な思いをお持ちになる著者ゆえ
国内各地を走る有名鉄道やローカル線、車やリクシャーなどの描写は
まるで舐めるがごとくで、読み手の私まで客席や寝台に乗っているかのような
感覚を与えてくれます。

まだ半分ほどしか読んでいませんが、インドの国際的名所・タージマハルに
向かう専用列車「タージ・エクスプレス」の存在や
インドの幹線鉄道のゲージが世界一、なんて事も分かりました。
まーちょっと古いデータなので、現在は違うかもしれませんがcoldsweats01

鉄道にはまったく無知な私ですが、ゲージ幅1000ミリの「狭い」列車の描写は
古の市電に近いのかなあなんてトンチンカンな思いにも捉われちゃってcoldsweats01
(素人考えですから、そこをツッこまないようにhappy01


また食事へのこだわりも楽しく、カレー一つとっても様々なバリエーションが
ある事を知りました。
インドでは南へいくほどカレーが辛くなるなんて、初めて知りましたしhappy01
旅行時62歳という著者のお年もあり、若い旅行者やバックパッカーの
サバイバル旅行記などに見られる、冒険譚的雰囲気が薄いところも
ちょっと私好み。
落ち着きと発見を抑えた文章で綴った感じが、安心できるんでしょうね。


この「インド鉄道紀行」は、角川書店発行の雑誌「野生時代」に
連載していたコーナーのようですが、件の雑誌になじみの無い私には
この文庫版の方がしっくりきます。
元来、紀行文には目がない私ですが、こんな列車を乗り継ぐ旅行も楽しいかな
なんて思いに捉われてしまいますねー。いつかインドも訪れてみたいです。


著者の紀行文は他にも「中国火車旅行」を読みました。
読んで字のごとしの中国紀行ですが、やっぱり紀行文は
目的国の「何か」に特化すると、俄然面白くなりますね。

宮脇氏は「移動手段」にこだわる事で、鉄道から国が見えてくるんですね。
単なる名所めぐりとはちょっと違った、それぞれの国の顔が覗けます。



文才に加え、特化した知識など何も無い私には、たとえ海外へ向かっても
切り口があいまいになってしまいますが、それでも「オタクアイ」だけは
常に敏感ゆえ、海外のオタクグッズには特別な嗅覚が働きます。

以前にも一度だけ、買い逃したオタクグッズがありました。
時は十数年前。場所は香港。

中国返還直前、ウォン・カーウァイやジョン・ウーなど
新しいクリエイターの息吹が吹き荒れていた頃でした。


当時、香港旅行のご経験がおありの皆さんはお分かりでしょうが
香港の街並みは今の日本が失ってしまった
「ストレートな生命エネルギー」に満ち溢れていました。
生きる営みが、そのまま商売に現れていると言えばいいんでしょうか。
とにかくエネルギッシュだったんですね。たとえ露店の店先でも。
で、その店先で見かけた雑誌がありました。
表紙には見慣れたヒーローの写真。
その上に印刷されたタイトルは、大きな赤文字で
『超人A』eye


まーお分かりと思います。その雑誌は『ウルトラマンA』の特集号だったのです。
うーんさすが漢字圏。超人Aですかー。少女Aは知ってるけどeye
中国系の雑誌によく見られる薄いペラペラの一冊で
印刷も雑なら、状態も良いとは言えませんでした。
駅売りの新聞のように、店先のラックに丸めて数冊差し込んであった

その珍妙な雑誌は、オタク仲間へのお土産に絶好。何しろ『超人A』ですよhappy01 
そのあまりにストレートなタイトルは、もはや版権やモラルの及ばない世界。
いやー欲しい。何としても10冊は欲しい。ひょっとして他にもあるんだろうか。
『初代超人』とか『第七超人』とか『帰超人』とか『超人太郎』とか。
何だったら『超人Q』なんて勘違い雑誌も出てて欲しいし。
江戸川乱歩の『電人M』みたいだけどhappy02


でも。その時、私はその垂涎の一冊に手を出せなかったのです。
なぜなら。お仕事中だったからweep

プロデューサーやスポンサーを引き連れ
団体で香港の街を接待場所へ移動する途中だったのです。
こういう時って、いかに視線が趣味方面に向こうとも
ひたすらお仕事モードに集中しなければいけないんですよね。
それはお察し頂けるでしょう。
結局、香港の街を散策したのはその一度きりで
私たちはその後すぐに、中国奥地の取材場所へ移動したのでした。
ですから結局、『超人A』とはすれ違いで。まー縁が無かったのねとweep


でもウルトラ関連商品ですから、結構有名なアイテムなんでしょうね。
「ネヴュラ」読者の皆さんなら、お持ちの方もいらっしゃるでしょう。
「そんなメジャーな一冊を持ってないなんて、甘いなオタクイーンは」
なーんて声がこだましますhappy01

でも、その一冊を知っていて入手するのと
海外の雑踏で突然視界に飛び込んでくるのとでは
感動の大きさが違うんですよね。

『おおっ!超人Aと来たか!』みたいな
オタクならではの感動と言いましょうか。

さらにタイトルを見ただけで、タイトル下の写真が何となく
予想できちゃう喜びもあったりして。
チラリと見える頭のトサカで、図版まで分かっちゃったりhappy01


それは冒頭にお話した紀行文で、著者が海外の鉄道に日本のそれとの違いや
類似性、工夫を感じる時と、同じ感覚じゃないかと思うんですよ。
ファンならではの視点と言うか。漫然と旅行する人々との差と言うか。
ひょっとしたら私は、これからの海外旅行の機会には
そうした「オタクアイ」が一つの視点になるのかもしれませんね。

知識はありませんが、匂いを感じるアイテムに鼻が向く感覚はあるようです。
中国の路地裏の露店でガンダムのパチモンゲームを見かけた時も
虫の知らせを感じましたしhappy01


でもそういうのって、つい買いすぎるきらいがあるんですよねー。
以前もシンガポールのトイザらスで、バットマンのフィギュアを
カート山盛り買っちゃったり。まーそういう機会には、分別も必要ということでcoldsweats01


皆さんも海外で、珍しいオタクグッズを入手されたご経験がおありでしょう。
私なんかより、沢山お持ちの方も多いでしょう。
そんなお話も楽しいでしょうね。
見つけた時のショックと一緒になっているところが良いんですよ。
品物そのものより、その思い出の方が貴重なんでしょうね
happy01

うーん私も、『海外オタク紀行』を書いてみたい衝動に駆られてきました。
今度はお仕事じゃなく、大手を振って買い込める環境で。

まーいつになるか分かりませんが、いつかフラリと行ってみたいと思います。
あの『超人A』のリベンジも兼ねてhappy01



Photo_2





海外が無理な私は、ただ日本を歩くだけweep
今日までの累積歩数、242171歩。
人類メタボーまで、あと67sandclock

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