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2009年3月の記事

2009年3月29日 (日)

ティラーナー・ティラーナー

先日、インド紀行の本を読んで以来、ちょっとインドがマイブームになってまして。
BOOK-OFFでも、インド関連の本を漁る日々です。

以前、香港へ行った時にも感じたのですが、どうも私は落ち着いたリゾートや
洗練された都会よりも、雑多でパワフルな所が好きなようです。
とはいえ一度も、カルカッタやデリーの地など踏んだ事はありませんから
頭の中で勝手に、彼の地を思い描いているだけですが。

気分だけでもインドの雑踏を感じようと、チャイを買ってきました。
ここ数日、コーヒーブレイクならぬチャイブレイクがお気に入り。

このドロリとした色合いが、ガンジスの沐浴場を思わせます。


Photo






シナモンの香りと独特のスパイシーな味に、意識は遠い異国の雑踏へ。
抗う事さえ出来ない猛烈な暑さの中、リクシャーのクラクションや街頭の言い争いをBGMに、バクシーシの叫びと共に無遠慮に差し出される多くの手とハエの攻撃が、脳内で展開されるのです。


きっと実際に足を踏み入れれば、想像を絶する世界が待っているでしょうが
一生に一度は、そのカルチャーギャップを体験してみたいものです。
ただ多くの旅人が漏らすように、インドはこの世で最後にして最大の聖地。
訪れるにも、それ相当の覚悟が要るのは間違いありません。
小心者の私の事ですから、一日で尻尾を巻いて帰っちゃうもしれませんがcoldsweats01


それでも、インドに憧れと一種の畏怖を覚えるのは
昔、この作品に触れたからかもしれません。


Photo_2












1998年夏に公開され、巷にインド映画ブームを巻き起こした超大作
『ムトゥ 踊るマハラジャ』。

ブームに押され、私もこの作品を封切で劇場鑑賞しました。
その衝撃は物凄く、私の映画観を根底から覆してしまったほどです。

ご覧の通りレーザーディスクをはじめ、当時発売されていたサントラや
資料本なども買い漁る始末でした。
私のインドブームは、すでにこの頃から始まっていたのです。


この作品については何万語を尽くしても語りきれませんので
今日はご勘弁下さい。
また別の機会に、お話する事もあるでしょう。
ただ。この作品だけは劇場鑑賞を果たした方でないと
その真価はご理解頂けないかもしれません。
この作品だけは、あの劇場の熱気とセットなのです。

上映終了後、観客全員から拍手が湧き上がるなんて
私はこの映画以外に、経験した事がありませんからhappy01


「ネヴュラ」読者の中にも、ご覧になった方がいらっしゃるでしょうね。
いかがでしたか?鑑賞直後から、周りに話したくてウズウズしませんでしたか?
少なくとも私は、布教活動に励みましたhappy01

そんな大傑作『ムトゥ 踊るマハラジャ』の中でもとびきりの名場面が
動画サイトにアップされていましたので、ちょっとご覧下さい。
作中に登場するミュージカルシーンの中でも
最高級の演出とスケールで描かれる名曲『ティラーナー・ティラーナー』。

当時、これを目撃した私は、とんでもないカルチャーショックを受けました。
「私は生きながらにして、早くも極楽浄土に来てしまった」とeye




日本文化とは明らかに異質の脈流を持ち、アメリカやヨーロッパとも違う
インド独特のエンターティメント性は、この一曲からでも充分に感じられます。

いやーこんな作品を本場で観たい。本場インドの観客の中で。
きっと日本で見るより100倍パワフルで、強烈な体験が出来る事でしょう。


チャイのお話から脱線して、いつもとはちょっと違った感じになっちゃいましたcoldsweats01
アジアやインドなどには、想像をはるかに超える超絶作品が
まだまだあるような気がします。
その衝撃を求めるのも、映像屋たる私の性なのかもしれませんね。



Photo_4



『ムトゥ』のヒロイン、ミーナの
プロポーションを目指して
今日もがんばりましたrun

今日までの累積歩数、373142歩。
人類メタボーまで、あと56sandclock

2009年3月28日 (土)

ウルトラコラボ1967

先日、『ウルトラマン・リトラを護れ!』で
ウルトラQ、ウルトラマン世界のコラボを果たした「ネヴュラ」ですがhappy01

それに先駆けること42年!1967年の昔、すでにこのコラボは
行われていたのですhappy02 って、まーそれほど驚く事も無いんですが。
実はこれが、その証拠。


Photo

コレ、某文献で見た資料なんですが。

1960年代後半には、朝日ソノラマやコダマプレスのソノシートブックの他にも
学習雑誌・少年雑誌の付録にこういうソノシートが付いていましたよね。

ウルトラマンとウルトラQの怪獣が豪華共演を果たす、夢のコラボストーリー。
タイトルもビッグに『サウンドレコード・ほえるウルトラQ』というhappy01
ウルトラマン無視のタイトルが素晴らしいと言うか何と言うかcoldsweats01

でも意外にもこの少年ブック、発行日が’67年3月1日なんですよね。
この時点で『ウルトラマン』の放送は既に終盤。
この号の発売が2月の最終週とすれば、おそらく第33話『禁じられた言葉』
(’67年2月26日放送)あたりという事になります。

(ウルトラマンとのリアルタイム連動企画なんて、今考えるとクラクラしますが)
でも写真を見る限り、ソノシートバックの「大画報」ウルトラマンの顔はAタイプ。
タグの写真も、初期撮影会のネロンガ絡みカットです。
不思議ですね。この頃ならCタイプ、いや少なくともBタイプが
ポピュラーになっていてもおかしくないんですが。わざわざAタイプとは。
やっぱり当時、出版社等に最も多く出回っていたウルトラマンの図版は
Aタイプだったのでしょうか。

このあたりはまた、識者のご意見をお聞きしたいものですがhappy01


さて。今回のお話はそこが本題ではなくcoldsweats01
この『ほえるウルトラQ』ってどんなお話だったか、聴きたくありませんか?

私もこの文献で作品の存在を知って以来、かねがね思っていました。
何しろ’67年当時、私は『少年ブック』の読者層よりはるか年下。
上に兄弟も居ませんでしたから、この3月号の発売も
私の及び知らぬところだったのです。
少年雑誌の企画ですから、きっとオリジナルに違いない。

そもそもメーカー品のソノシートじゃなく、月刊誌の付録ですから
販売期間も一ヶ月限定という超レアアイテム。
しかもいわゆる学習雑誌の付録と比べ、少年雑誌の付録は現存率が低く
なかなか耳にする事が出来ないのです。


うーむウルトラQが吠えるとは。しかもウルトラマン放送時の製作ですから
きっとQ怪獣とウルトラマンの豪華コラボに違いない。

ああもうちょっと年上だったなら、コレもリアルタイムで聴けたのにcrying
で、どうしても諦めきれず、事あるごとに探していたのです。

しかし、ネット時代というのは素晴らしいですね。
現物は手に入りませんでしたが、ついに音源だけは発見しましたhappy01happy01happy01
いやー苦節42年crying(知ったのは最近だけど)まさかこんな内容とはhappy02

なんとあの大怪獣、この有名怪獣がくんずほぐれつの大格闘!
富士山麓は阿鼻叫喚、一大バトルロイヤルのリングと化します!
誰だ!地球侵略を企てている者は!
そこに颯爽と現れたヒーローが放つ、新必殺技の威力とは!


テレビでは絶対に実現出来ない、この夢の対決happy01
皆さんも聴きたいでしょ。ではお聴き下さいslate


http://heboimm.hp.infoseek.co.jp/mp3_sono03.mp3


いかがでしたか?
BGMも咆哮音もオリジナル遵守、大迫力のサウンドドラマでしたねーhappy01
まー出演怪獣のラインナップは、お聴きの通りですが・・・coldsweats01
科特隊の出演が無いあたりが、『Q』テイスト炸裂というところでしょうかhappy02

でも最大の関心事は、○○○○マンが放つ「○○○○○○光線」でしょうね。
うーん見たい。シルバーヨードも衝撃的ですがコレも見たいeye

しつこく言うのもヤボですから、これくらいにしておきましょうかhappy01


ビデオなど夢のまた夢だった1967年当時。
この号を買ったお子さん達は、この大激闘ドラマをすり切れるほど聴いて
必殺技の名前を、脳裏に刻み込んだことでしょう。
きっとテレビでも「アレだ!アレを出すんだ!」なんて
必死に彼を応援していたんじゃないでしょうか。
いいなあ。そんな毎日を送る事の出来た方々が羨ましいです。
そこにはテレビのウルトラには無い、もう一つのウルトラが
生き生きと根づいていたんですね。


奇しくもコレは3月号の付録。もう3月も終わりですが
これでしばし、42年前の雑誌世界に思いを馳せて下さい。
ウルトラワールドは決して、映像作品だけではないのですscissors
そんな事を感じてしまった、ちょっと寒い春でしたhappy01



Photo




花冷えの桜の下をひと歩き。
昨日までの累積歩数、343220歩。
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2009年3月26日 (木)

夢のない夢

以前、ちょっと変わった夢のお話をした事がありましたが。
またうとうとしていて、なんと言うか萎えまくりの夢を見ちゃいました。

なんでしょうか一体これはsad

舞台は西欧あたりの田舎町。山間の小さな村にあるミッション系の高校。
なぜか私はそこに通う女子高生happy01なんですが、それは大した要素ではありません。(退かないでねcoldsweats01
シチュエーションは昔、日曜日の午後にテレビ東京系で放送していたような
低予算のパニック映画風で。

その村に、季節はずれの嵐が襲ってくるのです。

夜になってますます強くなった風は、森の大きな木を倒し
村へ続く唯一の道を塞いでしまいます。村から脱出できない私たち。
あまつさえ急な豪雨により、村の中心を流れる小さな川が氾濫。
村全体が、濁流に押し流されそうな予感です。


ただこの手のストーリーの定石通りhappy01 私たちはまだ豪雨を甘く見ています。
緊急避難場所となったその高校に集まり、ちょっとしたイベント気分ではしゃぐ私たちでしたが、自然の猛威はひたひたと忍び寄っていました。

学校には乗馬の授業用にhappy01 馬舎が設営されていました。
氾濫した川の濁流により、馬舎も少しずつ浸水していきます。
3センチ・・・5センチ・・・。まるで巨大な蛇の舌のように
馬舎に流れ込む水は少しずつ、確実に馬たちを飲み込んでいきます。
異変に気づき暴れる馬。しかし水の勢いは衰えません。
やがて透明な雨水は、泥交じりの濁流へと色を変えました。


問題はそのカットです。

カメラは透明な雨水を追いかけながら、馬の足元へパンするのですが
その間に泥交じりの濁流へと色が変わっているのです。なんとワンカットで。

そのカットを見た時、私は思ってしまいました。
夢に「出演」しているはずなのに。

「ああこのカット、水はCGだね。
水の色の変化がこんなに都合よく、カメラの動きと連動するはずないもん。
セットとはいえ水の仕掛けは一回勝負だし、ここまでうまく行くわけないよ。
失敗したらやり直しだけど、水はそこまでコントロールできないし。
自分が監督だったら、ここは安全策を狙ってCGにするなー。
もしこれをリアルに撮ったとしたら、撮影監督はとんでもない天才か強運の持ち主だよね。もしくは文字通り、予算を湯水のように使う豪腕監督か。」


何という事でしょう。私は夢にまで「監督目線」を持ち込んでしまったのでした。
まるで映画を作っているみたいにmovie
「夢に出演している私」を見ている、もう一人の私が居るんですよ。



うわー職業病。夢ぐらいは予算や諸事情を気にしたくないのに。
正直、ちょっとヘコみましたweep

夢にまでこんなリアルな解析をする必要はないですよね。あーまいった。
そのワンカットのおかげで、その後のストーリーはまったくリアリティーがなく。
せっかくのパニック超大作を「体験」するはずが、撮る側に回っているとは。

昔読んだヒッチコックの逸話に
「ヒッチは就寝中に夢を見ながら、それが夢である事を自覚していた」
というものがありましたが、まさにそんな感じでした。

世紀の巨匠、ヒッチ先生になぞらえるとはおこがましいですが
いざそういう夢を見ちゃうと味気ないものですねーcoldsweats01
だって夢でカット割りですよ。撮り順から編集まで考えてるんですから。
これほど夢の無いお話もありません。

まー夢なんですから、浮世の事を考えずに見たいものです。
春眠暁を覚えずとは言いますが、暁が春眠に影響するのも考えものですね。
映像屋稼業に浸かるのも良し悪しという事で。
オチはありませんが、そんな事を思った寝覚めでしたcoldsweats01
つまらないお話でごめんなさい。まーこんな日もあるという事でhappy01

2009年3月25日 (水)

春休み「ネヴュラ」チャンピオンまつり

えー昨日のお話の流れで、
「ネヴュラ」でも子ども映画の上映会をやりたくなりましたhappy01

最近は便利ですね。ブログでも動画が自由に公開できるんですから。
春休みの映画館のような気分で、しばしお楽しみ下さいmovie
というわけで、動画サイトから私が選んだ作品はこちら。


まずは定番、新作映画の予告篇から。
コレは凄いですよ。まさに夢の対決ですhappy01




続いてはメインプログラムの併映アニメ。
心和む小品ですが、出演者がこれまた感涙のオープニングバージョンhappy01




そしてっ!メインはこちら。
あの有名作品をこう料理するか!という素晴らしい素人発想coldsweats01
元ネタが分かれば分かるほど、脱力すること間違いなしweep




・・・まー、本家に較べれば、いろいろご意見もおありでしょうが、
こういうのも好きなんですよ私はhappy01
ちょっと濃いラインナップですが、これで小学校時代の春休みを
思い起こしていただければ・・・
うーん企画倒れだったかなweep
まーいーか。いつもの事だしhappy01



Photo_2



寒の戻りの公園を、二回ウォーキング。
今日までの累積歩数、325546歩。
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2009年3月24日 (火)

感動は割り引かれない

前回のお話でポスターをひっくり返していたら、こんなモノが出てきまして。

Photo
ご存知、1984年の復活『ゴジラ』と1995年の『ガメラ 大怪獣空中決戦』の「割引券」です。しかも大量発掘happy01
まー期せずして、ここで復活G×Gが実現したわけですがhappy01
前売券じゃなく、こうした割引券を10枚単位で持っているところが
オタクの魂百まで的感覚を思い起こさせ、複雑な気持ちだったりしてcoldsweats01
当時の私は、何を目指していたんでしょうかhappy01


でも、こんな紙モノひとつにも、それなりに時の流れは刻まれているもので。
当然ながら、こういう割引券には地元の上映館が印刷されているんですが
ここに印刷されている劇場は今、全て閉館しているんです。
『ガメラ 大怪獣空中決戦』の公開からすでに14年。ここに記された劇場は
すべて単独館ですから、シネコンの台頭によるしわ寄せも大きかったのでしょう。
すべて名古屋の劇場ですが、子ども時代から生粋の名古屋育ちの私には
記された館名一つ一つに、それぞれ思い出があります。
映画を観るという行為が劇場の記憶と重なり合う私にとって
それぞれの劇場の思い出は、そのまま映画の空気にさえ直結するのです。

まー「ネヴュラ」では、これまでもそういう『映画館の思い出』を綴ってきましたから
今日はそういうお話は控えましょうhappy01
その代わり、ちょっと思い出してみたいのが、今回の写真『割引券』の事で。

最近は映画鑑賞もすっかり前売券派、また木曜日のレディースデー派に
なっちゃった私ですが、当然の事ながら子供の頃は、
映画に前売券があるなんて思ってもいませんでした。
私が映画という物を初めて意識したのは、多くの方と同じように
通っていた小学校の校門で配られていた『割引券』だったのです。


その記憶は、通学路の途中に貼られていた劇場のポスターなどと
セットになっていましたね。
「うわー今度は、こんなすごい怪獣映画がやるんだ」
「こんな怪獣見たことないけど、強そうだよねえ。」
(また知ったかぶりの友達がひとしきり講釈などするんですが、
ほとんどは勘違いか捏造だったりしてhappy01

大迫力のポスターと校門で貰った割引券が揃えば
仲間の話題はその新作に一点集中。
しかもポスターの場所は通学路ですから、毎日目に触れるわけで、
そこを通れば必ず話題は「新怪獣」の武器や生態に
特化するばかりという日々でしたhappy01
当時の子どもが怪獣に触れる場所は、決して部屋やお店ばかりでなく
街頭にも溢れていたんですね。「刷り込み」が著しいのも無理はありませんhappy01


私の人生初の劇場映画鑑賞が1970年公開の『ガメラ対大魔獣ジャイガー』
であった事は、「ネヴュラ」でもずいぶん昔にお話しました。


扉のむこうの「身長60メートル」

http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2006/05/60_667c.html

とにかく映画初体験でしたから、劇場の扉の向こうに怪獣が
ホントに居るんじゃないかなんて恐怖に怯えちゃったという
なんとも可愛い原体験だったんですが。
おそらくその時、連れて行ってもらったきっかけも
校門近くで貰った「割引券」だったと思います。


そうだ。今書いていて思い出しました。間違いなく割引券です。
ちなみに「対ジャイガー」の前年、1969年に公開された
『ガメラ対大悪獣ギロン』の時も割引券を手にしたのですが、
なぜかその時は連れて行ってもらえなかった苦い思い出が。
うーん成績が悪かったのかweep
そのリベンジという事で、「ジャイガー」の割引券を親に見せつけ
「今度こそ!」と直訴したような記憶もあります。
あのモチベーションはどこから湧いてきたのかと。


きっと当時の私の脳内は、90%以上が怪獣で占められていたのでしょう。
残りの10%は、プラモデルと食べる事が半々くらいで。
まー当時の私たちにとって、話題の怪獣映画を観られないという事は
それほどの一大事だった訳ですね。
まさに毎日が怪獣まみれ、プラモの海を泳いでいたような感覚さえありますhappy01


まーそれだけ思い入れの強い「割引券」でしたが
それは何となく「新作映画の情報を知る手段」だったような気もしますね。
映画の「名刺」と言うか。今で言うチラシ的役割を担っていた感覚があります。

考えてみれば、子どもが怪獣映画のチラシを手にするなんて事
1960年代から70年代にはほとんどありませんでしたから。
実際、チラシそのものも作られていなかったんじゃないかと思います。
後年の資料本や復刻された宣材にも、チラシというのは見かけませんし。
それだけ情報の少なかった当時、怪獣映画のメインターゲットだった
子どもたちには、雑誌の特集記事に加え、割引券とポスターくらいしか
作品の情報を得る手段が無かったのです。

またその名称の通り、入場料がほんの少し割り引かれる所も
子どもにとっては嬉しい余録でした。
親が同伴ならともかく、子供同士で行く事になれば
入場料をお小遣いでやりくりするのが当然となります。
もうそうなると割引券の有無だけで
鑑賞できるかどうかの明暗は分かれてしまうのです。

なにしろお小遣いに、余裕なんてありませんから。
割引券利用の入場料。そもそもそれだけしか手元には無いわけで。
たとえ10円20円の割引でも、予算編成に大きく響くわけです。
もし割引券が無かったら、その分を欲しかったプラモデルの予算から
切り崩す事となります。ああ悩むsad


「ガメラ対深海怪獣ジグラ」を観に行けば
狙っていた日東のゼンマイ歩行怪獣「ステゴン」を買うことが出来なくなるし。
(新マンのアレじゃなくて、日東オリジナル怪獣プラモの方ですがcoldsweats01
うーんジグラかステゴンか。

割引券が一枚あるかないかで心はさながら人生の命題のように乱れに乱れ
勉強なんか手に付かなくなるのです。

(選択肢が怪獣だけというのも、当時の空気ですがhappy01
割引券への思い入れが強くなるのは、そんな理由からかもしれませんね。

大人になった今でも、割引券を見かけると「束ゲット」してしまうのも
当時誰もが思いついた「割引券複数利用でタダ?」という稚拙な作戦が
心の隅に残っているからかもしれません。まー子どもの知恵、尋ねても必ず
モギリのお姉さんに怒られましたから、笑ってお許し下さいhappy01


物心つき、前売券を求めるようになってからは、割引券の必要もなくなりましたが
それでもあの「校門前で配られる割引券」によって新作映画の公開
また夏休みや冬休み、春休みの訪れを知る感覚は、忘れられないのでした。

と同時に、「鑑賞の是非に大きく影響する」通知表も。
何しろ当時、怪獣映画の公開時期は、子どもの長期休暇と連動していましたから
どこの家でも、怪獣映画鑑賞の実現は通知表の結果と直結していましたよね。


お小遣いのやりくりと共に、ちょっとした焦りを割引券に感じるのは
そんな記憶も加わっているからかもしれません。
あっ、今気がついちゃった。という事は。
劇場鑑賞した怪獣映画の本数が、当時の成績のパロメーターという事?
しまった!じゃー私の60~70年代・怪獣映画鑑賞本数はヒミツという事にcoldsweats01coldsweats01


割引券の写真から、また恥ずかしい過去のお話となってしまいました。
でもそんな事を思い出せるのも、怪獣映画最盛期を経験出来た証でしょうね。
新作冬の時代の今、あの時代が懐かしいですhappy01


Photo_2




怪獣映画のポスターの代わりに
桜がチラホラ咲く公園をひと歩き。
今日までの累積歩数、310944歩。
人類メタボーまで、あと61sandclock

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2009年3月23日 (月)

B2ノスタルジー

昨日の雨も上がり、気持ちよく晴れた今朝。
4月も近いので、部屋の模様替えなんぞしようと思いまして。

久しぶりに、細々と集めたポスターを貼ってみようかと。
で、部屋の奥から出してきました。ポスターBOX。


Photo_2







まー私なんて中途半端なオタクですからcoldsweats01
別にポスター収集の趣味もあったわけじゃなく。
映画の前売り券やLPレコードの特典に付いていたものが、なんとなく集まっちゃった感じでしょうか。
ですからご覧の通り、それほど量も無いんですよね。
珍しい物もありませんし。

ただ、若干変わった物があるとすれば。
知り合いにCDショップのスタッフが居る関係で、CDやいにしえのレーザーディスクの
発売告知ポスターが、いくらか手に入った程度でしょうか。
お店に貼られている告知ポスターって、思ったよりも入手しにくいですよね。
さらに、購入特典ポスターよりもデザインや写真の図版が良い物もあったりするので
以外に「名作」も多いんですよ。
ただそういうポスターは非売品なので、正規のルートでは手に入れにくい。
発売メーカーやお店のスタッフと懇意になるくらいしか、入手方法は無いわけです。

幸いにも私の場合、以前一年ほどショップで店員経験があったものですから
その時の先輩や仲間と懇意になりまして、彼らも私のオタク趣味を覚えていてくれたと。
ショップを辞めた後も、その付き合いが続いていたんです。
丁度その後にLDブームが起こり、私もお財布をはたいて購入に走ったものですから
その時に先輩方から「メーカーから沢山送ってきたからあげるよ」みたいな感じで
LD一枚につきポスターを5枚、10枚と貰っていたんです。
ただ余った告知ポスターですから、同じ物ばっかりなんて事も多かったですがcoldsweats01
東宝怪獣映画の復刻ポスターなんて、かなりの数ダブってますhappy01

とはいえ今考えれば、同じポスターが何枚もあるというのも便利ですね。
貼る物以外にもトレード用、保存用などに使えるし。
貰い物ですから、散財の痛手もありません。
しかもDVD全盛の今、LDの告知ポスターはかえって貴重品みたいに見えちゃって。
何しろ今じゃ、絶対に手に入りませんから。特に告知ポスターは。
(中古市場やネットオークションは知りませんよ。でも告知ポスターなんて
需要あるんでしょうか?私にはよく分かりませんhappy01

まーそんなわけで。二束三文ながらも、枚数だけはあるLDの告知ポスター。
他にはCDのポスターもありますが。
時々取り出しては、壁に貼って喜んでいます。
発売当時の雰囲気も思い出せて、映画のポスターとはまた違った良さがあるんですよ。
昔のテレビ番組のポスターなんて、そういうソフト関係しかお目にかかれませんし。
まー貴重かどうかはともかく、ポスターはポスターという事でhappy01

で、今日は、そんな元手いらずのいいかげんなコレクションから
お気に入りの数点をご紹介しようと思います。

一部を除き店内貼りのB2サイズ、しかも現在は販売終了の商品ばっかり
ですので、その点はご了承下さいcoldsweats01


まずはコレ、現在名古屋地区で絶賛再放送中の『必殺仕置人』

Photo_3





















必殺シリーズの局制作ポスターはこれまで、ポスター全集などの書籍
またLPレコードの特典など露出が多い為、比較的入手しやすいんですが
こういうLD告知ポスターはあまり見かけません。私だけかな?
告知ポストカードとほとんど同じデザインですが、B2サイズの迫力が見る者を圧倒します。
何と言っても、シリーズ最強の三人をモノクロ写真で配置した渋さが素敵lovely



仕置人と来れば、次は『必殺仕置屋稼業』でしょうか。

Photo_4




















これはB5サイズのチラシですが、主水最盛期の凛々しいお顔が素敵ですね。
もちろんクールフェイスの市松、破戒僧の印玄もいい味です。


1996年に発売されたBGMシリーズも、ファンの話題を独占しましたね。
もちろん、その告知ポスターは入手しました。


Photo_5





















『今世紀最大』の謳い文句が時代を感じさせるこのCD。
二期に渡って発売されましたが、これは第一期のポスター。もちろんB2サイズ。
第二期分も入手しました。このポスターは様々なサイズがありますね。
CDの内容も素晴らしいものでしたが(オリジナル主題歌網羅には狂喜)ジャケットを並べたこのポスターもなかなかのものです。
やっぱり仕事師は、モノクロ半顔照明がよく似合いますhappy01


必殺シリーズに限らず、昔のテレビ番組がB2ポスターになる事は
ちょっとしたイベント性を感じさせます。
例えばこんな作品も。


Photo_6





















ご存知の通り、劇場版が本家本元の『日本沈没』ですが、1974年に放送されたテレビシリーズもファンの心を鷲掴みにした名作でした。
このLD-BOX、貧乏な私は入手できませんでしたが、後にDVD-BOX入手の幸運に恵まれたと思ったら、今やどこのレンタルショップでも見かける始末。
こんな時代が来るなんて、このポスターを仰ぎ見ていた頃は考えもしませんでしたweep
でも良いでしょこのポスター。名場面スチール満載で。

決して劇場版ポスターに劣っていないと思うんですが。タイトル文字も大きいしhappy01


お金がかかってるなーと思ったポスターはコレ。
以前もチラリとお見せしましたが。


Photo_7





















オールイラストの『スペクトルマン』DVD-BOX告知。
これはDVDですが、マスクBOX仕様はもう販売終了なのでご了承をcoldsweats01
スペクトルマン好きの私ですから、このポスターだけは積極的に探しました。
おかげでコレは未使用二枚、加えて数パターンのA4チラシも全て入手heart04
いやーいいですよこのイラスト。渡辺善夫画伯の作画みたいでart


Photo_8







この脅し文句happy01の通り、ボーナスの散財を3月22の発売日まで我慢された方もいらっしゃるでしょうね。

何と言っても56,800円ですから。た、高いweep
まーギャラ制の私はボーナスには縁が無いので、痛手も大きかったですがcrying



しかしながら。これまでご紹介したどんなポスターも
この一枚の前には「日本じゃ二番目」になっちゃうんですよねーhappy01


Photo_9






















不思議でしょうがないんですけど、この一枚、なんで主役のズバットがまったく露出していないんでしょうかhappy01
確かに「さすらいの私立探偵」は真ん中に居座っていますが、変身後の姿が
無視されているのは本当に珍しい。

そういう意味で、非常に不思議な告知ポスターです。
せめて、バーテン左京次ぐらいは配置して欲しかったなと。
できれば彼のご主人、ナチスジャガーも。前後編だしhappy01
まーB2サイズで早川健様に見得を切られたら、どんな疑問も吹き飛びますがhappy01
以前、これを壁に貼っていた時、見る度に吹き出しちゃって外した事があります。

ヒーローってあまりにもカッコ良すぎると、もうギャグの域に達しちゃうんですねhappy01


まーそんなこんなで。元手いらずの告知ポスターでごめんなさいcoldsweats01
最近はネットショッピングばっかりの私。お店にはほとんど出向かないので
告知ポスターもとんとご無沙汰ですが
ネットショップの台頭により、店頭告知も難しい局面に立っていますよね。
今のご時勢、広告費が削られるのはどんな業界も同じだし。
告知ポスターも、昔ほど作られていないのかなーと。

また万が一、DVD発売告知のポスターがあったとしても
それはデザインが異なるでしょうから、これはこれで珍しいわけです。


懐かしのLD告知ポスターは他にもありますが、ご紹介はまた別の機会に。
たまには楽しいものですね。手持ちのポスターを眺めるのも。
偏った自分の収集癖に、我ながら呆れることもありますがcoldsweats01
「トリプルファイターやキカイダーのポスターなんて、どこに貼るのよ」とかhappy01happy01happy01

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2009年3月21日 (土)

小五郎はなぜ降りたのか

いやー久しぶりに、旧作・新作ファン共に黙っちゃいない作品が現れましたねhappy01
昨夜放送の必殺仕事人2009第十話『鬼の末路』。

多くのブロガー諸氏がここぞとばかりにアップされた感想の量を見ても、視聴者に与えたインパクトは大きかった事が窺えます。

旧必殺ファンにとってこのエピソードは「必殺って、もともとこういうお話だったよね。」
いわゆる仕事人ファンには、「えーっ!何なのこのハードな展開は?」みたいに映った事でしょう。

私などは劇中、小五郎(東山紀之)が源太(大倉忠義)に、また中村主水(藤田まこと)が涼次(松岡昌宏)に飛ばす激を聞く度に、これでやっと若手二人の「お遊び仕事」に
ケリがつくかなと喜んでもいたのですがhappy01
まるでお説教しているみたいでしたもんね。
「思い上がってるんじゃねえ!」「俺たちゃなあ、一つの命で繋がってるんだ。」
そうです。ヘマをすれば仲間の手で「ぶった斬られる」。
こんな事、当たり前なんですよね。それが殺しを生業とする者たちのルールです。

以前からお話しているように、本来人を殺めるという事は犯罪であるわけで
その事実は<いかに大江戸ファンタジードラマ「仕事人」であっても
避けては通れないわけです。

そこを再確認させ、仕事師の悲惨な末路を認識させてくれた
脚本・寺田敏雄氏の意地、それを受けた石原興監督のクールな作劇には
久々に溜飲が下がりました。


まー大方の予想通り、当初「2009」はワンクール放送の予定でしたから
当話を含む前後編でラストをハードに締めくくる予定だったのでしょう。
しかし番組延長の措置により軌道修正が難しく、結果的にシリーズ中盤にして
明らかに作風の違う、ハードストーリーの登場となったものと推察できます。
とはいえ、やはりスタッフは甘みタップリの「仕事人」シリーズを
何とかシリーズ初期のハード路線に戻す意欲に満ちていたんですね。
そんな気概が窺えただけでも、旧作ファンにとっては嬉しい出来事でした。


さて。今回も例によって、ご覧の方以外は放ったらかしの乱暴な感想ですがcoldsweats01
まずこのエピソードのみに関して言えば、傑作である事は間違いないでしょう。
いやー私が悪うございました。良い物は良いと素直に言いたいです。

実際、開始当初から「2009」を色メガネで見ていた私は
リアルタイム鑑賞もする気にならず、昨夜の録画を今朝見たくらいですから。
で、ひっくり返ったとcoldsweats01
これだけは最初にお断りしておきます。
重箱の隅つつきのようなアンフェアはしたくありませんので。


ただ、冒頭で褒めちぎっておきながら、やや消化不良がある感も禁じ得ません。
それは、ほんの一部に分かりにくい点があるというだけで他はパーフェクト。
近年まれに見る名作であった証でもあるわけです。



で、私が消化不良と感じた点ですが。
それは今日のサブタイトルに全て表れています。
『小五郎はなぜ降りたのか』。
まーここでストーリーを事細かにお話しするのもヤボですから
それはこちらのHPからあらすじををご覧頂くとして。


必殺仕事人2009 公式ホームページ
http://hissatsu2009.asahi.co.jp/

今回のお話は、身勝手な不安や甘えが「黒頭巾」という形を取り
江戸を恐怖に陥れる無差別殺人鬼・小山内儀助(荒川良々)を中心に
その事実を知り彼をかばおうとする母親・セツ(池上季実子)
そして使用人の乙部松右衛門(平泉成)、留吉(大富士)らが巻き起こす
極めて小規模な「お家騒動」。

セツは儀助をかばう為、乙部・留吉と共謀し、儀助の知らぬ所で今一人の使用人
喜平(内山信二)を黒頭巾に仕立て、極秘裏に殺害します。
乙部らによる喜平殺害の様子をセツが見ていた事、その後に
乙部へ礼金を渡した事から、セツがこの一件を主導していた事は明白ですよね。
結局その企みも、頭巾の裏に記されていた「たそがれを・・・」という詠を
小五郎に嗅ぎつけられた事から、仕事の線に向かっていくのですが。

ストーリーはその後、小山内家の乗っ取りを画策する乙部の反逆
喜平殺害を知った儀助のやりきれない怒りへと展開します。
「黒頭巾は、まだ、生きてる。」
セツとの絶縁宣言とも言える、儀助の心中が表れた暗く重いセリフです。
儀助を止められない事を悟ったセツは失意の中、自らの息子を仕事人に殺害依頼。
同時に、乙部と留吉もターゲットになります。

Photo
さて場面はこの後、仕事人アジトでの作戦会議となります。
なぜかここで、小五郎は仕事を降りてしまうのです。
これが私には、非常に大きな意味を持つように感じられます。
正確にはこの思いは、直後の仕事シーンを見てから感じた事なのですが。


まー源太のミスなどは「あってしかるべき事」ですし、その後の「つづく!」も
別に何という事は無いんですよ。いわゆる後引きテクの一つですし。
中村御大の殺しに至っては「お互いにこれ以上立ち回りが出来ない」
ご老体お二人の演技ですから仕方無いでしょう。
問題は、涼次の殺しです。
確かにあの場面、儀助の前にセツが飛び出した事による
「顔に似合わず情にはもろい」涼次のためらいは理解できます。
で、その直後に「何故か居合わせた」小五郎の手により
セツが一刀両断された事実も理解できます。


ただ一つひっかかるのは、この小五郎の殺しが「仕事」ではない事で。
何故なら。彼は仕事料を受け取っていない。「降りて」いるからです。

この場合、いかに涼次が情にもろくても
小五郎はセツを涼次本人に殺らせるべきでした。
いかに頼み人でも、顔を見られれば殺すしかない。これも仕事のルールです。
そういう事情なら、小五郎はあそこで手を出すべきじゃない。
涼次にセツを殺らせて、その上で涼次を「ぶった斬る」のが
仕事師のあり方ではないかと。
何しろ小五郎は、頼み料を受け取っていないんですから。
彼は頼み人にも殺しの的にも手を出せない。
逆に手を出してしまったら、もう只の「人殺し」に成り下がってしまうのです。


ここでさらに引っかかるのは儀助の母親・セツの立ち位置です。
息子を護りたいとはいえ、彼女は使用人を身代わりに殺しているわけです。
儀助を護る手段を誤ったという意味で、一番の加害者は彼女じゃないかと。
いかに頼み人とはいえ、彼女が断罪されないのは作劇上、おかしいですよね。


例えば、あのクライマックスで彼女が儀助の前に飛び出さなかったら。
彼女はその後も、のうのうと生きながらえてしまうのではと。
自分の手で息子を手にかけた罪悪感を一生背負うとしても
彼女の罪は倫理的に認められないと思うんですよね。
何らかの形でしっかりとした決着がつかなければ、視聴者には
割り切れなさが残るんじゃないかと思います。

そのドラマの重要要素である「決着」が、「顔を見られた事による偶然」
なんかで良かったのかどうか。
そこがどうにも、消化不良なんですよ。


さて。ここで再び今回のサブタイ「小五郎はなぜ降りたのか」について
考えてみたいと思うんですが。
前述の涼次の殺しの後、セツを手にかけた小五郎は、涼次のセツに対する
「頼み人だぞ」のセリフに
「俺は頼まれてねえ」と答えています。
このセリフが、非常に重要と考えるんですよ。


確かに小五郎は、アジトで涼次に「情に負けたか」と揶揄されているし
源太にも「てめえも嫌なら、降りてもいいんだぜ」と口走っているところから
ややセツに肩入れしている部分もあったでしょう。
出来の悪い息子でも、殺しを依頼する母親の気持ちを思いやる心。
だから、仕事としては受けたくない。それは感情の流れとしてあったでしょう。


ただ、こうも考えられるんですね。
小五郎は頭巾の裏に貼られた例の「たそがれを・・・」の詠により
喜平の身代わり殺しを知った段階で、事件のからくり
セツの画策を悟ってしまったんじゃないかと。

母親の辛い気持ちはよく分かる。でもその母親は頼み人となった。
だからその母親から仕事としては請けられないが、母親を許す事はできない。
だから仕事人である事を捨てて、自分の意思でセツを手にかけたと。
そういう意味で小五郎は、あえて「頼まれない道」を選んだわけです。

つまり涼次の殺しの現場に小五郎が居合わせたのは偶然ではなく
セツを狙った上の必然だったと。そんな風に思うんですよ。

あのセツの罪は、トラマの中でそれほど大きな意味を持つものと思います。


「顔を見られた偶然」などではなく、重要なキャラクターが
仕事人である事を捨ててまで許せない怒りを持つだけの意味。
情に流されるゆえ、仕事を超え「人殺し」の道に片足を突っ込む修羅の道へ。
そうとでも考えなければ、とてもあのストーリーは着地できません。

それこそ「子ども騙し」になってしまう。


ただその解釈は、同時に主水、お菊らメンバーの無能さも証明してしまいます。
そんな事情も知らず、あまりにも単純に仕事を受けてしまうお菊。
悪行にセツが加担していたかどうかも察知できず
「母親が実の息子を・・・」という同情のみで動く中村主水。
正直「ヤキが回った」と言われても仕方無いでしょう。
涼次、現太に至っては、まだ本当の意味での仕事師にもなっていません。
で、実際、ラストに至っても絶体絶命。
こんなメンバーに加え、報酬を取らず情で動く小五郎は
もはや腕はあっても、プロではありません。


一つだけ穿った見方をすれば、今話ラストの主題歌バックで
通りの葬列越しに「目の会話」を交わした、主水と小五郎の描写に
ひょっとして主水は、セツ殺しの必然性を分かっていたんじゃないか
という邪知もできますが、あの描写だけでは何とも言えませんし。

ただ主水がそれを知っていたら、あの後小五郎を斬っていたでしょうしね。
小五郎はもう仕事人ではなく、情で人を斬る人殺しですから。
少なくとも私の知る「必殺」なら、そういう展開になっていたと思いますが。


実はですね。そういう「最低チーム」の仕事稼業も、全然アリと思うんですよ。
例えば次回以後、「助け人」後半のチーム崩壊劇のような
ハードな展開も期待できるし。
そういうのって、ルーティンストーリーにはない緊迫感があるんですよね。
例えば今話ラスト、源太絶体絶命の危機を、中村主水が命を捨てて護るとか。
それを眼前にした小五郎が、改めて仕事師の業を思い知るとか。

少なくとも今回のセツ殺しで、小五郎は仕事師の道を外れてしまいましたから
今後の展開に、何らかの影響は出てくるでしょうね。

次回、それが何事もなくリセットされてしまったら
今度こそ私は「2009」を見限らなければなりませんが。



ただいずれにしてもこのエピソードは
旧作ファンにもそこまでの解析をさせるレベルに達していたという事です。
過激な表現が抑えられた現在のテレビシーンで
これほどまでに旧必殺の香りを醸し出せるとは。本当にすごい事だと思います。
改めて、スタッフの底力を思い知ったような次第です。


次回は4月10日だそうですが、個人的にはそれくらいが丁度いいですね。
あそこまで見事な引きを見せてしまうと、どんなに素晴らしい後編を作っても
ファンの期待を超える事は難しいです。ほぼ不可能に近いでしょう。

ですから、後編を妄想する時間は長い方がいい。
その妄想を凌駕する後編をもし見られたら。それは嬉しい誤算です。
今作をご覧になった方、脳内で「架空後編」を考えるのも楽しいかもしれません。
腕に覚えのある方、是非一度お考え下さい。この機会は貴重ですよ。
必殺で前後編なんて、めったに無い事ですからhappy01

2009年3月20日 (金)

雨の冥王星

ここ最近、記事のアップが一日おきになっていますが。
その理由はすべて、例のウォーキングにあります。

暖かくなってきたので、一日二回にペースアップ。
腹筋も始めていますので、もう体がクタクタで。
とても毎日の記事作成が追いつきませんweep

さっきもひと歩きしてきましたが、途中で雨が降ってきちゃって。
トレーニングウェアの衿元に収納されたフードを被って
何とか頭を濡らさずに済みましたがrain

それでも食事制限により、夕食はトマト一個だけ。
この状態で一時間半のウォーキングは、かなり辛いです。
雨にまで祟られると、私ってなにやってるんだろうなんて自問自答しちゃって。
うーんまさに力石状態。いつ暴れだしてもおかしくないというcoldsweats01

それは大げさですが、そのモチベーションは
いつも持ち歩いている例の『宇宙戦艦ヤマト』遊歩計にかなり助けられています。

正直、先月23日の開始から、すでに累積歩行距離114.47km。
体重も、一気に8㎏ダウンしました。

それにしても、暖冬とはいえ真冬の2月から始めて、ここまで効果があるとは。
まだ一ヶ月経っていませんから。いかに不摂生だったかが身に染みました。
まー放っておけばリバウンドしちゃうので、体重だけは信用していませんが。
健康的なダイエットは、何より規則正しい食事と運動ですもんね。
決して無理せず、頑張ろうと思っています。
 

この遊歩計、パソコンのHPに歩数を打ち込む事で
ヤマトのイスカンダルへの旅を追体験できるんですが
現在の私の到達地点は、冥王星宙域。
ガミラスの冥王星基地を殲滅し、遊星爆弾の驚異から地球を救った所ですpunch

まーそう考えれば、雨の中スブ濡れで歩いた甲斐があるというもの。
太陽系離脱も近いので、皆さんと交信が取れなくなるかも・・・
そこまでリアルでもないですがhappy01

ペースも掴めてきたので、この調子で夏まで行ければと思います。
この記事が、自分の首を絞めたりしてcoldsweats01
まーその時はその時。プレッシャーをかけすぎては長続きしませんからhappy01


景気づけに、こんなプロモをご覧下さい。
「さらば」「2」バージョンのようですが、カッコいいのでhappy01



Photo_2





日付が変わっちゃったので。
昨日までの累積歩数、260159歩。
人類メタボーまで、あと65sandclock

2009年3月18日 (水)

香港オタク奇行

時々、無性に海外へ出かけたくなります。
でも先立つものなど無い貧乏なのでcrying どこへも出かけられません。

いつか時間をやりくりして、近くの国へフラリと出かけたいものですが。
今はこういう本で、しばし異国の香りを味わうのが精一杯。


Photo










宮脇俊三さんの著書は好きで、何冊か読んでいるんですが。
タイトル通り鉄道の旅にこだわった内容は、本文のほとんどが
目的国の鉄道、中でも著者こだわりの路線乗車紀行に割かれています。

乗り物に特別な思いをお持ちになる著者ゆえ
国内各地を走る有名鉄道やローカル線、車やリクシャーなどの描写は
まるで舐めるがごとくで、読み手の私まで客席や寝台に乗っているかのような
感覚を与えてくれます。

まだ半分ほどしか読んでいませんが、インドの国際的名所・タージマハルに
向かう専用列車「タージ・エクスプレス」の存在や
インドの幹線鉄道のゲージが世界一、なんて事も分かりました。
まーちょっと古いデータなので、現在は違うかもしれませんがcoldsweats01

鉄道にはまったく無知な私ですが、ゲージ幅1000ミリの「狭い」列車の描写は
古の市電に近いのかなあなんてトンチンカンな思いにも捉われちゃってcoldsweats01
(素人考えですから、そこをツッこまないようにhappy01


また食事へのこだわりも楽しく、カレー一つとっても様々なバリエーションが
ある事を知りました。
インドでは南へいくほどカレーが辛くなるなんて、初めて知りましたしhappy01
旅行時62歳という著者のお年もあり、若い旅行者やバックパッカーの
サバイバル旅行記などに見られる、冒険譚的雰囲気が薄いところも
ちょっと私好み。
落ち着きと発見を抑えた文章で綴った感じが、安心できるんでしょうね。


この「インド鉄道紀行」は、角川書店発行の雑誌「野生時代」に
連載していたコーナーのようですが、件の雑誌になじみの無い私には
この文庫版の方がしっくりきます。
元来、紀行文には目がない私ですが、こんな列車を乗り継ぐ旅行も楽しいかな
なんて思いに捉われてしまいますねー。いつかインドも訪れてみたいです。


著者の紀行文は他にも「中国火車旅行」を読みました。
読んで字のごとしの中国紀行ですが、やっぱり紀行文は
目的国の「何か」に特化すると、俄然面白くなりますね。

宮脇氏は「移動手段」にこだわる事で、鉄道から国が見えてくるんですね。
単なる名所めぐりとはちょっと違った、それぞれの国の顔が覗けます。



文才に加え、特化した知識など何も無い私には、たとえ海外へ向かっても
切り口があいまいになってしまいますが、それでも「オタクアイ」だけは
常に敏感ゆえ、海外のオタクグッズには特別な嗅覚が働きます。

以前にも一度だけ、買い逃したオタクグッズがありました。
時は十数年前。場所は香港。

中国返還直前、ウォン・カーウァイやジョン・ウーなど
新しいクリエイターの息吹が吹き荒れていた頃でした。


当時、香港旅行のご経験がおありの皆さんはお分かりでしょうが
香港の街並みは今の日本が失ってしまった
「ストレートな生命エネルギー」に満ち溢れていました。
生きる営みが、そのまま商売に現れていると言えばいいんでしょうか。
とにかくエネルギッシュだったんですね。たとえ露店の店先でも。
で、その店先で見かけた雑誌がありました。
表紙には見慣れたヒーローの写真。
その上に印刷されたタイトルは、大きな赤文字で
『超人A』eye


まーお分かりと思います。その雑誌は『ウルトラマンA』の特集号だったのです。
うーんさすが漢字圏。超人Aですかー。少女Aは知ってるけどeye
中国系の雑誌によく見られる薄いペラペラの一冊で
印刷も雑なら、状態も良いとは言えませんでした。
駅売りの新聞のように、店先のラックに丸めて数冊差し込んであった

その珍妙な雑誌は、オタク仲間へのお土産に絶好。何しろ『超人A』ですよhappy01 
そのあまりにストレートなタイトルは、もはや版権やモラルの及ばない世界。
いやー欲しい。何としても10冊は欲しい。ひょっとして他にもあるんだろうか。
『初代超人』とか『第七超人』とか『帰超人』とか『超人太郎』とか。
何だったら『超人Q』なんて勘違い雑誌も出てて欲しいし。
江戸川乱歩の『電人M』みたいだけどhappy02


でも。その時、私はその垂涎の一冊に手を出せなかったのです。
なぜなら。お仕事中だったからweep

プロデューサーやスポンサーを引き連れ
団体で香港の街を接待場所へ移動する途中だったのです。
こういう時って、いかに視線が趣味方面に向こうとも
ひたすらお仕事モードに集中しなければいけないんですよね。
それはお察し頂けるでしょう。
結局、香港の街を散策したのはその一度きりで
私たちはその後すぐに、中国奥地の取材場所へ移動したのでした。
ですから結局、『超人A』とはすれ違いで。まー縁が無かったのねとweep


でもウルトラ関連商品ですから、結構有名なアイテムなんでしょうね。
「ネヴュラ」読者の皆さんなら、お持ちの方もいらっしゃるでしょう。
「そんなメジャーな一冊を持ってないなんて、甘いなオタクイーンは」
なーんて声がこだましますhappy01

でも、その一冊を知っていて入手するのと
海外の雑踏で突然視界に飛び込んでくるのとでは
感動の大きさが違うんですよね。

『おおっ!超人Aと来たか!』みたいな
オタクならではの感動と言いましょうか。

さらにタイトルを見ただけで、タイトル下の写真が何となく
予想できちゃう喜びもあったりして。
チラリと見える頭のトサカで、図版まで分かっちゃったりhappy01


それは冒頭にお話した紀行文で、著者が海外の鉄道に日本のそれとの違いや
類似性、工夫を感じる時と、同じ感覚じゃないかと思うんですよ。
ファンならではの視点と言うか。漫然と旅行する人々との差と言うか。
ひょっとしたら私は、これからの海外旅行の機会には
そうした「オタクアイ」が一つの視点になるのかもしれませんね。

知識はありませんが、匂いを感じるアイテムに鼻が向く感覚はあるようです。
中国の路地裏の露店でガンダムのパチモンゲームを見かけた時も
虫の知らせを感じましたしhappy01


でもそういうのって、つい買いすぎるきらいがあるんですよねー。
以前もシンガポールのトイザらスで、バットマンのフィギュアを
カート山盛り買っちゃったり。まーそういう機会には、分別も必要ということでcoldsweats01


皆さんも海外で、珍しいオタクグッズを入手されたご経験がおありでしょう。
私なんかより、沢山お持ちの方も多いでしょう。
そんなお話も楽しいでしょうね。
見つけた時のショックと一緒になっているところが良いんですよ。
品物そのものより、その思い出の方が貴重なんでしょうね
happy01

うーん私も、『海外オタク紀行』を書いてみたい衝動に駆られてきました。
今度はお仕事じゃなく、大手を振って買い込める環境で。

まーいつになるか分かりませんが、いつかフラリと行ってみたいと思います。
あの『超人A』のリベンジも兼ねてhappy01



Photo_2





海外が無理な私は、ただ日本を歩くだけweep
今日までの累積歩数、242171歩。
人類メタボーまで、あと67sandclock

2009年3月16日 (月)

光る心臓

すっかり春めいた公園を、今朝も8時からウォーキング。
その道すがら、首から下げたMP3プレーヤーから
ふいに流れた『大魔王シャザーン』のテーマ曲。

noteで~てこいシャザーン、だいま~おうシャザーン」
その懐かしいアップテンポの曲調に、心なしか足取りも軽くなりましたhappy01


で、その時考えました。
「シャザーンって、呼び出す時に主人公の男の子、女の子がつけた
指輪を合わせるんだっけ。」
そーですよね。歌詞にも「note指輪と~指輪を~あ~わ~せ~ろゴーゴー」ってあるし。
「という事はコレ、ウルトラタッチの原型ってわけかな。」
指輪合体による変身が斬新だった『ウルトラマンA』は放送が1972年。
『大魔王シャザーン』の放送は1968年ですから、円谷スタッフが
そのアイデアを採り入れたとしても不思議じゃありません。
まーシャザーンに限らず、指輪を合わせる事による変身や魔王召還なんて
昔から多い例なのかもしれませんが。無知な私が知らないだけでcoldsweats01
ともあれその時の「シャザーン」主題歌は
ウルトラヒーローの変身方法について考えるきっかけとなりました。

ここ数日の陽気で、木々の緑も彩りを増しています。
私たち人間の寿命や力なんて、自然の生命力の前には儚いものだなー
なんて思いもありましたが、そんな中、一つのおバカな私見が浮かびました。
ウルトラマン変身アイテムの、オリジナル性についてでした。

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以前からお話している通り、私なんてウルトラシリーズは
「Q」「マン」「ティガ」くらいしか語れないものですから、
私見もその三作に偏ってしまいます。
中でもやっぱり、ウルトラマンの変身と言えば初代の「ベーターカプセル」。
本放送経験者にとって、幼い頃、懐中電灯をかざしてあの変身ポーズをとる事が
ウルトラマンごっこの定番演出でしたhappy01

今だにペンライトを好むのは、間違いなくその影響でしょうsweat01


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ちなみに後年「空の贈り物」本放送翌日に大流行したと伝えられるスプーン変身ごっこですが、少なくとも私の周りで行った子どもは居ませんでした。
みんな真似したというあの逸話はちょっと、当時の空気とは違うような気も。
どちらかと言えば「あんなの違うよ」派が多かったような気がします。
もちろん私も、その一人でしたがhappy01happy01happy01
まーそれはともかく。

「ウルトラマン」放送当時の資料によると、あのベーターカプセルには
太陽光に含まれるベーター線が凝縮されているそうです。
それを解放させた光「フラッシュビーム」を浴びる事で
ウルトラマンは地球上での姿・ハヤタ隊員から
一定時間、元の姿を取り戻すことが出来るわけですね。

子供の頃、その設定を知った私は「よくわかんないけどカッコいいなー」
と感激した思い出があります。
ベーター線という言葉の響きが、とんでもなくハイブリットに感じられたんですね。
後に『宇宙猿人ゴリ』でのセリフ「テレポートXレイ』にも驚きましたがeye
「ベーターだよベーター。テレポートだよこれからは」なんて
わけのわかんない事を口走ったりしてました。あー恥ずかしいcoldsweats01
そういう科学用語に弱い、おバカな子どもだったんですcoldsweats01


そんな事を考えながらウォーキングしていたんですが
一つの疑問が湧きまして。
そのベーターカプセルによる変身って、元ネタはあるのかなあなんて。
冒頭のお話通り、「指輪合体」などはシャザーン→Aみたいな流れが
なんとなく見えるんですけど、つたない私の知識を紐解いても
スティック状のアイテムを掲げて変身、というパターンは思いつかない。


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ウルトラマンの遠い先祖と言える『スーパーマン』だって
メガネを外しスーツを脱ぐのが「変身」ですもんね。
その姿に較べたら、フラッシュビームの光に包まれて巨大化する
ウルトラマンの方が、変身ビジュアルは圧倒的に鮮烈です。
もちろん他のウルトラヒーローも、変身のカッコよさでは海外作品に
一歩先んじているような気もするのですがhappy01
もちろんそれは仮面ライダーの変身ポーズにも言える事ですが
それはまた別の機会にお話しましょう。


Photo_6







だからちょっと分からないんですよね。
ベーターカプセルのイメージソースは何だったのか。
少なくとも海外作品では、あんな変身アイテムは見たことがありません。

とすると、国内作品でしょうか。
月光仮面?少年ジェット?まぼろし探偵?忍者武隊月光?ナショナルキッド?
果ては遊星王子から豹の眼、ピロンの秘密まで。
そういう少年活劇のどこにも、似たアイテムは登場しないような気が。
円谷繋がりの東宝怪獣映画にも、それに近い形の物はありません。
あるいは手塚治虫原作の「ビッグX」あたりかも。アニメは1964年からですし。
ただそれも決定的じゃありません。うーん難しい所ですね。
このあたりは今後の研究課題として、実に面白いと思うのですがhappy01


同時に、もう一つ考えた事がありました。
春の日差しを一杯に浴びながら、汗を流したせいでしょうか。

「ベーターカプセルとカラータイマーの関係性」についてです。

「ティガ」など平成作品で顕著になったウルトラマンという存在の解釈に
「光」というキーワードがあります。
『ウルトラマンの本質は形を持たない「光」だけど、地球人の目には
銀色の巨人の形に見えるんだ』というアレです。

私はこの説が非常に好きで、今も全てのウルトラヒーローにこの解釈を
当てはめています。
「そーだよねー。ウルトラマンはそれくらい飛びぬけた存在じゃないと」なんてhappy01

ウルトラ族だとか趣味は読書なんて所帯じみた設定は、「光」という本質を持つ
超エネルギー体というSF的解釈の前には塵と消えるような気もするのですがhappy01
で、その解釈を元に考えて行くと、ベーターカプセルからカラータイマーにかけて
一つの線が見えてくるんですね。
「こうであって欲しい」「こうならいいな」なんて、偏った私見に過ぎませんがhappy01


つまり。ウルトラマンの本質が「光」であるなら、M78星雲より太陽光が少ない
地球に於いては3分間しか体力を維持できないだろうし
太陽エネルギーを凝縮するカプセルが変身アイテムであるのも納得できるなと。
このあたりは比較的メジャーな、公式設定の説ですよね。

で、もっと考えを広げると。実はベーターカプセルに凝縮されている「光」こそ
ウルトラマンの本体であり、変身時に解放されたその本体は、別の形になって
地球上でのウルトラマンの形態を保っているんじゃないか
なんて思いが暴走しちゃうんですよ。

その「別の形」とは。そうです。それこそ『カラータイマー』。
つまりカラータイマーこそウルトラマンの本体、M78星雲の生命体であり、
それはただの「ピンチ警告システム」じゃないとflair


Photo_7






そう考えれば、ベーターカプセルが光る理由も
カラータイマーが点滅する理由も理解できます。
光こそウルトラマンの本質ですから、フラッシュビームが地球上では
ありえないほどの光度であってもおかしくないし。
その本体が眼光以外唯一の光点であり体の中心
言わば心臓部のカラータイマーであるのもおかしくないと。
さらに。彼が放つ武器はすべて「光」を媒体にしていますし。


「その時、ハヤタの体はどうなってるの?」という疑問もあるでしょうが
ハヤタの身体的ダメージがウルトラマンに顕著に影響している例が
見られない事から、やはりウルトラマンがハヤタと一心同体であるのは
「変身まで」なんでしょうね。
ウルトラマンがハヤタの姿では超能力を使わないのと同じく
ハヤタもウルトラマン登場時にはマンの体内で眠っているのでしょう。
ここがセブンとの大きな差ですね。
カラータイマーだって、それがウルトラマン本体だからこそ点滅するわけで。
本当にエネルギー切れ、ピンチの警告なわけです。


それを裏付ける(いや「こじつける」かなcoldsweats01)描写も
「ウルトラマン」本編を探せばいくつか散見されますね。


例えば第7話『バラージの青い石』。
このエピソードには幻の町・バラージに、ノアの神としてウルトラマンそっくりの
神像が登場しますが、この神像にはカラータイマーがついていません。
そしてその神像の手にあるのは、アントラーから町を守ると言われる「青い石」。
以前、近い事をお仲間のブログへのコメントに書いた事がありましたが
この石こそ、M78星雲人の本体であるカラータイマーではないかと。
そっくりですもんね。色、形とも。

そう考えれば、神像の胸にカラータイマーが無い理由も理解できます。
石そのものがカラータイマー、光のエネルギーの結晶体ゆえ
アントラーに致命傷を与える事が出来たのでは


Photo_8










また第39話『さらばウルトラマン』。
ウルトラマン最終話となるこのエピソード。宇宙恐竜ゼットンにカラータイマーを
撃ち砕かれるウルトラマンの姿がショッキングでしたが
カラータイマーがただの警告装置なら、なぜ撃ち砕かれた程度で
ウルトラマンは瀕死のダメージを受けたのでしょうか。

眼光は消え倒れ伏し、戦闘不能に陥るまでのダメージを。
これも、本体たるカラータイマーへの直撃から来るものだったと考えれば
カラータイマー=ウルトラマン本体説も頷けるような気がするのですが。


Photo_9









なーんて。頭ガチガチのオタク風解析を語ればこんな風になっちゃうんですがcoldsweats01
「そんなわけないよ」「公式設定に逆らうの?」なんてご意見もおありでしょう。
まーそりゃーそうです。こんなのはファンのお遊び。
そっちの方がウルトラマンらしいかな、なんて勝手な思いですので
決して皆様に逆らうつもりはございません。
決して誤解、ご立腹などなさらぬようcoldsweats01


ただ、ここからが最も言いたかったことで。
先日発表された『リトラを護れ!』にも盛り込んだ事なので
今日以前にも漠然と頭の中にあったのでしょう。
ウルトラマンという作品は「そこまで人間と異質の超生命体が
私たち地球人に思いを寄せる」物語だったんじゃないかと。
光と人間が心を通わせる物語。そんな風に感じるんですよ。

それを象徴したのが、『リトラを護れ!』クライマックスの変身シーンなんです。

『ウルトラマン』第13.5話『リトラを護れ!』監督・オタクィーン

http://ameblo.jp/ultra-taiga2/entry-10221822626.html

この変身シーン、リトラを護りたいジロー君とハヤタ隊員が分割画面で
同じポーズをとっていますよね。


Photo








ここでジロー君が掲げるリトラの羽根と、ハヤタ隊員が掲げるベーターカプセルは
共にリトラを護りたいと願う、地球人とM78星雲人の思いの象徴なんです。

「二人」の願いは、あそこで一致している。
だから意識的に、同じポーズにしているんです。
しかも分割画面で、その思いをより強調しているわけですね。


ただ、ウルトラマンはあそこで、ゴメスと戦うことが目的ではなかった。
あくまでリトラを護るために、変身したのです。
だからゴメスのレーザードリルを避けず、飛び去るリトラの盾になったんですね。
ウルトラマンを、ただ戦うだけの存在にしたくなかったんです。


私が考える「ウルトラマン」の世界は、そんな描写にも表れていると思います。
さらにリトラとの関係に、「バラージの青い石」で見られたような
地球とM78星雲人の過去の交流も匂わせて。

本質は光である超生命体が人間と心を通わせるなんて
素敵なセンス・オブ・ワンダーじゃありませんかhappy01


そんな妄想が可能なのも「ウルトラマン」という作品の懐の広さなのでしょう。
他の作品では、こうはいきませんからねー。
「カラータイマーは予算の都合による特撮尺から来た」「成田亨氏は嫌っていた」
など、当時の事情は色々ありますが、そこを想像力で補う努力をしたいなとhappy01
確かに、平成ウルトラに導入済みの設定ではありますが
M78星雲組に当てはめても、遜色ないと思います。

兄弟設定よりこっちの方が、ウルトラマンの世界が広がるような気も。
光に「兄さん」呼ばわりは似合いませんからhappy01


Photo_10











大魔王シャザーンから、今回もずいぶんお話が転がってしまいましたcoldsweats01
ウルトラマンの潤沢な世界観については、まだまだお話したいことがありますが
今日はこのくらいにしておきましょう。
幼い日、そんな素晴らしい物語を受け取っているから
私は初代ウルトラマンから、離れられないのかもしれませんねhappy01



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「ハイハイサー」と今日もがんばりました。
今日までの累積歩数、212463歩。

人類メタボーまで、あと
69sandclock

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2009年3月14日 (土)

ウルトラマンカモ

夢か幻か!
おとといのウォーキング、いつもの池で遭遇した
驚愕のヒーロー!


Photo












つり目にスリット風の眼球。
口元には笑みまで浮かべた、クールなブラックフェイスの正体は!?


Photo_2
なによー。おしりとらないでよねangry
あ、失礼しましたcoldsweats01


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いこいこ。へんなひといるから。
あら~、ごめんなさいねーcoldsweats01coldsweats01
coldsweats01

Photo_4

この池も、最近はすっかり鳥さんたちの遊び場となっています。
羽を伸ばしてくつろぐ彼らを見るにつけ、春の訪れを感じますねhappy01
まったく。近づいても逃げないんだから。少しは警戒してほしいのにweep
(ホントは今日も行ったんですが、写真を失敗しちゃったので、おとといの分でお許し下さいsweat01


Photo_5





雨上がりの寒い公園を
こごえながらひと歩き。
今日までの累積歩数、182673歩。
人類メタボーまで、あと71sandclock

アレンジ&クリエイト

今日は3月14日。もう春の声も聞かれるようになりました。
年を重ねるごとに、時の流れの体感速度は速まる一方です。
もー毎日があっという間で。早い早いclock

ついこの間、公園の桜を写真に撮ったばっかりと思っていたのに。
あれからもう一年近く経ったなんて、とても信じられません。
ボーっとしてると、時間なんてすぐに過ぎちゃいますねーcoldsweats01

昨年から今年にかけては特に、それは速かったような気がします。
先日来お話している、例の『リトラを護れ!』の依頼が市川大河さんからあったのは
昨年の4月末ですから、今回の作品発表には、ほぼ一年越しの企画が
実を結んだという感慨もあるのです。
それと並んで、昨年から個人的に大きかったのが、これも何度もお話している
『宇宙船映像倶楽部』でした。
奇しくも雑誌『宇宙船』の復刊が昨年4月。そこで募集された新ヒーロー企画への
チャレンジ期間は、ほぼ『リトラ』の考案作業期間と重なっていたわけです。

両企画とも魅力的な上、めったにないチャンスだったので、これを逃す手は
あるまいと受けたのは良いのですが、それからは苦難の日々でした。
まー苦難と言っても好きな事ですから、嬉しい悲鳴だったんですがhappy01


私は一つに集中すると、他の事が見えなくなる不器用な性格なので
同時期に手掛けたその二つを並行してこなす事が出来なくて。

一つを終えたら次の一つという、非常に効率の悪い進め方でした。
正直に言えば、その軋轢は『リトラ』の方に大きくのしかかったと思います。
4月、7月、10月、1月の各発売日に開始される募集から締め切りまでの
ほぼ一ヶ月、合計四回の課題に対して集中しなければならない
『宇宙船』企画の合間を縫って『リトラ』を考え、手配するというスタンス
だったわけです。


勢い、時間配分は『宇宙船』企画に傾いてしまいますから、『リトラ』プロット考案、
台本考案はどうしても後回しになってしまい、市川さんには本当にご迷惑を
かけたと思います。
実際のところ、作品の提出時期は他の参加メンバーに比べ
私が一番遅かったんではないでしょうか。
それを初回作品に選んで下さった市川さんのご努力は、想像にかたくありません。
私は、クラスメートや先生を待たせる「光の国」学級の落ちこぼれだったんですねcoldsweats01
それだけ迷惑をかけてあの内容ですから、もう立ち直れないほどのヘコみようでweep
いやーまだまだ勉強ですね。自分の身の程がよくわかりましたcoldsweats01

それでも『リトラ』発表は私の中で思い出に残る節目となったわけですが
今度は4月にまた新しい節目が待っています。
前述の『宇宙船』新ヒーロー企画の結果発表が、4月1日に迫っているのです。


これまで三回行われた発表の内、結果的に拙企画が掲載されたのは二回。
三回目は提出された企画全てが未掲載ですから、なかなか厳しい選考基準では
あります。
で、今回は前回の雪辱戦たる四回目。その結果が一つの節目なんですね。
確かに企画の採用、不採用に関わらず、倶楽部全体の活動を考えるのが部員たる
私のスタンスですが、『宇宙船』内で何度も告知されている「部活」の案内が
いっこうに届かない現状では、ただ応募企画の結果を待ち望む事くらいしか
出来ないのです。
正直、部活の告知だけで具体的な活動連絡がない状態がこれだけ続くと
部員間のモチベーションも下がる一方、決して良い方向ではないと思うのですが・・・

ひょっとして、連絡が来ていないのは私だけかな?
すでに私抜きで、部活は順調に進んでいるのかしらん。
そんな、あらぬ事まで考えてしまってweep

まーこんな事をここで言っても、仕方がありませんね。
雨宮部長、編集部の英断、今後の動向に期待したいものです。


さて。今回お話したいのはそういう事ではなく。
『リトラ』と『宇宙船』企画のチャレンジ姿勢の違いについてです。

両企画についてご存知の方はなんとなくお分かりと思いますが
この二つの企画、考えるスタンスとしては全く異なるものなんですよね。

その苦労は「ネヴュラ」でも何度もお話していますから、お察し頂けるかも
しれません。そういう意味で、この二つの企画を同時期に考える作業は
私にとって非常に刺激的なものでした。


『リトラを護れ!』の場合、これは完全に「設定遊び」なんですよね。
新しいヒーローの世界観を創造する『宇宙船』企画とは逆で
これはウルトラマンという作品の世界観を『守る』技術が必要です。。

ですからある意味、「ウルトラマン」という作品をどこまで深く咀嚼しているかが
鍵になります。
その作品だけが持つテーマ性や空気、メッセージ性なども
再現しなければならない。

「ウルトラマン」というパズルのピースを組みなおして
別の形を作るようなものです。
そこに作り手の「咀嚼力」が表れるわけで、そこをおろそかにしてしまうと
「これ、どのウルトラマンでも成立するストーリーぢゃん」
なんて印象が残ってしまいます。
実は『リトラ』に関しては、この印象を持たれることが一番怖かったんです。
だったらわざわざ、初代ウルトラマンの世界を選んだ意味がないですもんね。


ですから今回「これは初代ウルトラマンにありそうなエピソードだよねえ」
という感想を引き出すことが、私の一番の目標でした。

しかもそれに、ほんの小さじ一杯分の新解釈を隠し味に加えて。
そのさじ加減は非常に難しく、オリジナリティーと独りよがりの微妙な境目を
狙わなければならない。

新解釈をあまりに主張しすぎると、受け手は拒絶反応を起こしてしまいます。
まーそれであの出来ですから、私の力なんてたかが知れてますがcoldsweats01


なぜそこまで、私が元作品の世界観にこだわるのかと言いますと。
それだけ、その世界観へのリスペクト度が高いという事でしょう。
大好きな作品の良い所を、私などの独りよがりで汚したくないという思いが強い。
そういう意味では『リトラ』に関しては、私はあくまで「アレンジャー」なんですよ。


以前、二次創作はガレージキットを作るようなものなんてお話もしましたが
どんなに優れた二次創作も、それが元作品の設定を借りたものである以上
その賛美は元設定の秀逸さを証明したに過ぎないんです。

もしありがたい事に『リトラ』に面白さを感じて下さったとしたら
もちろん市川大河さんの名特撮も確かな魅力なんですが
やはり大きいのは「ウルトラマン」という元作品の面白さなんですよ。
やっぱり、全ての原形を作った円谷スタッフへの賛美に落ち着くわけです。


逆に言えば、借り物の設定で物語を作る限り、どんな優れた二次創作も
元作品の面白さを超える事は出来ないような気がします。
やっぱり自分だけのオリジナリティー、自分が本当に主張したいテーマを
打ち出すには、借り物の世界観や設定ではダメなんですよね。
コピーはオリジナルを超えられない。これも一つの事実じゃないでしょうか。



私が『宇宙船映像倶楽部』に情熱を燃やす理由は、そんな所にもあるのかも
どこかに後ろめたさが残る借り物設定よりも、自分を100%出せる
オリジナルにこだわりたいと。

ただ一つ、面白い発見もありました。
現在の全てのヒーロー像を否定する所から始まる新ヒーローの発想は
逆に今まで連綿と作り続けられてきたヒーローの世界観
設定を調べ直す所から始まるんですね。
単純に言えば「それらとカブっちゃいけない」わけですからhappy01

そういう「カブらない」という意味で、いかに新ヒーローと言えど
過去作品の影響を受けているわけですが、それは新設定を作り上げる上でのプラスの影響、コピーではありません。

石にかじりついても、真似しようとは思いませんしpunch
ですから『宇宙船』企画に関する限り、私は完全に『クリエイター』の姿勢です。
『リトラ』の時とは真逆のエネルギーが、頭の中で渦巻いているわけです。
(渦巻くだけじゃダメですよね。外に出さないとcoldsweats01


以前もお話しましたが、今回提出したヒーロー企画、キャラクター設定は
これまで提出したどの案よりも、オリジナリティーが強いものです。

ぶっちゃけて言いますと。以前提出した企画は、提出から結果発表までの
どこかで「似た案」が見つかっちゃって、アタフタした経験が多くてweep
部員の皆さんならお分かりかもしれません。
ネットで、テレビで、レンタルDVD店で、提出作に酷似したタイトルやストーリーを目撃した時など、例えようのない焦りが襲ってきませんでしたか?
私なんて過去、そればっかりでしたcoldsweats01


ところがですね。今回だけは、その心配がないんですよhappy01
これは決して自信じゃなくて、こんなおバカな事、誰も発想しないだろうという
開き直りから来るものなんですよね。

万が一カブる案が見つかったら、その発案者は常軌を逸しているとしか
思えません。それほどまでにおバカな企画なんです。
まさに飛び道具。好みもハッキリ分かれると思いますから
採用されるかどうかは、また次元の違うお話ですが。
でも何を見ようと、アタフタすることがなくなりました。
正直、すがすがしいほどの孤高ぶりですhappy01


不思議なんですよね。なぜここまで自分のオリジナリティーが出せたのか。
で、『リトラ』発表後の今、ちょっと考えたんですが。
これ、ひょっとしたら、『リトラ』の反動だったのかもしれないなーとhappy01


楽しい意味で「ウルトラマン」の作品世界に縛られ
アレンジャーとしての時間が続いたせいで
脳内のオリジナリティーに、ある種の圧縮作用が働いたんじゃないかと。
それが新企画へのモチベーションに繋がり
『リトラ』が自分の手を離れたと同時に、一気に爆発したのかもしれません。

才能の無い私の事ですから、ただの勢い企画みたいになっちゃいましたがcoldsweats01
それでも今読み返しても、「なんだこりゃ」と笑うほどの個性派企画が
ものにできたのは、あの時期『リトラ』があったからこそかもしれないなー
なんて感慨も。
どんな企画もストーリーも人間が作るものですから、
そういうメンタル面って影響しますよね。面白いものですhappy01


「アレンジ」と「クリエイト」。この相反する発想の働きは
脳内で絶妙に影響しあっているのかもしれません。

その影響が良い結果を招いた例が、今回の『リトラ』と『宇宙船』企画だとしたら
そんなに嬉しい事もないのですが。
いずれにせよ、宇宙船企画の結果発表は4月1日。
先日の『リトラ』発表といい、この春はいつになく楽しい事が続きます。
作品内容がショボいところが、唯一にして最大のネックですがcrying

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2009年3月12日 (木)

『ゾフィゾフィゾフィ』の呪縛

全てが明るい希望に満ちていた、あの幼い日。
1967年4月9日。
幸運にも「ウルトラマン」本放送の最終回・「さらばウルトラマン」を
「目撃」できた私はそれからの毎日、同じ感動を体験した仲間と
その話題で盛り上がっていました。

お互い、物心もつかない幼児たち。
ホームビデオなど存在しない頃でしたから、頼れるのは鑑賞の記憶だけ。
それでも興奮はさめやらず、大声ではしゃいでいた思い出があります。
「えーウルトラマンしんじゃったよー!」
「ゼットン、つよかったねー。」
幼心にあの最終回は衝撃的で、ただただその感動を伝えるのに
やっきになっていたのですが、その中で一つ、今も忘れられない記憶がありました。
まー子どもでしたから、他愛の無いことなんですが。

「さいしゅうかいにでてきた『ゾフィゾフィゾフィ』って
ウルトラマンとおんなじかおしてたよね。」


当時まだ幼児だった上に兄の居ない私は、少年雑誌などでウルトラマンの最終回が
事前告知されていたなどの知識はありませんでした。
今に至っても、そういう事実があったかどうかは知りませんがcoldsweats01

ただ一つだけ、強烈に覚えていたのは。
最終回、瀕死のウルトラマンに「命を二つ持ってきた」宇宙警備隊員・ゾフィー。
事前にその登場を知らされていなかった私たち幼児は
彼の名前をウルトラマンが発したエコー交じりの呼び名

『ゾフィゾフィゾフィ』としか認識できなかったのです。
そりゃそうですよね。事前情報なしですから。
まー当たり前と言えば当たり前。同い年の友達も誰一人
彼の名前が『ゾフィー』という事を知りませんでした。

今、ビデオ等で確認すれば、ゾフィーは登場時に名を名乗っていますね。
でもそれは一度だけ。子どもにはウルトラマンが彼を呼んだ
「ゾフィゾフィゾフィ」の方が、圧倒的に印象的だったのです。


今は信じられないかもしれませんが、1967年の「ウルトラマン」最終回放映当時
事前情報を持たなかった子ども達は、すべからく彼の事を
『ゾフィゾフィゾフィ』と思い込んでいたのではないでしょうか。
少なくとも、私の周りではそうでしたhappy01

「オープニングの出演者クレジットには表記されていた筈」
というご意見もあるでしょうが、確認してみるとクレジットにはゾフィーの名前は
出ていませんし、登場怪獣欄にもゼットン以外は表記されていません。
ゾフィーの登場はシークレット、今で言うサプライズゲストだったわけです。
まー万が一クレジットされていても、幼児に確認する知恵はありませんしねhappy01


まーそういう事はともかく。今回、ここが一番重要なのですが。
ウルトラマンは彼、『ゾフィゾフィゾフィ』の事を
一度も『兄さん』とは呼んでいません。

ウルトラマンとゾフィーは、この時点ではまだ『兄弟』ではないのです。
そんな設定は、かけらほどもありませんでした。



まー当たり前のお話ですね。「ウルトラ兄弟」という設定が確立するのは
1972年の「ウルトラマンA」まで待たねばなりません。
ウルトラ兄弟。当時の子ども達を狂喜させ、後に第一期ウルトラを愛するファン達から
やり玉に挙げられたこの設定は、私にとっても非常に悩ましいものでした。
ウルトラシリーズ全篇を通じ、今やファミリー化にまで発展し、それを基にしなければ
新作が作れないほど大きなバックボーンとなった設定ですね。

私がなぜ、久々にその設定を思い返す事となったのか。
そのきっかけは、ウルトラ映画最新作『大決戦!超ウルトラ8兄弟』を
観た事でした。


昨年公開され、ウルトラ映画史上最高動員数を記録したこの作品。
ご覧になった方も多いでしょう。
M78星雲出身組と平成組のウルトラマンが世界観をリンクさせるという
ギミックに、期待された方も多かったのではないでしょうか。

中でもタイトル通り、M78星雲組には完全に『ウルトラ兄弟』の設定が
組み込まれ、その通りのストーリーが展開しましたね。

それに先駆けること二年。2006年に公開された『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』は『メビウス』世界をベースにしたストーリーでしたが
今作共に、兄弟の存在が前面に押し出されたものでした。


両作品とも、私はDVD鑑賞したのですが、その印象はまったく同じで。
身も蓋もなく言ってしまえば。
「出演者全員が自分と知り合いの劇団公演を見せられている感じ。」

お分かりでしょうか。私の感覚を。
要はこの二作品、知り合いが出ているから見ないわけにはいかない。
しかも全員が自分との知り合いである手前、酷評もできない。
馴れ合いのメンバーでおざなりのストーリーが展開される、ヌルーい世界。

そういう感じなんですよね。


正直、これを見て批評しようという気持ちには、とてもなれません。
まーもともと、批評なんて上から目線は嫌いな私ですが、それを「感想」という
言葉に置き換えても、何にも思い浮かばないのです。
「これはこういうものでしょ」「私のウルトラとは違うけど」
という、諦めにも似た感覚があるだけで。


なぜ、こういう気持ちになってしまうのでしょうか。
プロデュース的にもディレクション的にも、素晴らしい作品ではあります。
現在の邦画事情でこれを作り上げたご努力には、本当に感服いたします。
しかもハヤタ隊員やフジ隊員、その他歴代ウルトラ作品のオリジナルキャストが
大挙して出演する、ある意味奇跡のようなキャスティング。
怪獣も旧作のイメージを最新技術でリファインしたスマートな造形。
クライマックスは大迫力のCGで、かつてない戦闘シーンが用意されているというのに。
46インチの大画面で観ても、興奮や感動がいっこうに沸いてこないいらだち。
年を重ねた上の感力の衰えというだけでは説明できない居心地の悪さが
続くばかりで、私は漫然と画面を追う事しかできなかったのでした。


「この作品からは何かが抜け落ちている。
昔、夜も眠れないほど興奮したあのウルトラ世界にあった、何かが。」

何なのでしょうねこの感覚。ご覧になった方、どう思われましたか?


「ウルトラ兄弟かな。一番の原因は。」
その考えに至るのに、時間はかかりませんでした。

平成ウルトラ組のドラマはそれなりに良いんですよ。
テーマも彼らのサイズに合った等身大のもので。
「夢を諦めない」「希望を捨てない」というテーマは、ティガから始まる
平成ウルトラに共通するものですから。

でもそんな彼らを励ましバックアップする役どころの『ウルトラ兄弟』が
どうにも受け入れられない。
さながら異なる血液型の血を輸血されるかのような、強烈な違和感が。

これはもう、第一期ウルトラに魅入られた者に一生つきまとう、重い足かせ
なのかもしれません。


『ウルトラマンは「ゾフィゾフィゾフィ」を、兄さんとは決して呼ばなかった。』
幼い心に強烈に刻み込まれたこの事実だけは、変えようがありません。
あの「マン」最終回の一場面が、後年になってこれほどの影響力を持つとは。

彼らは、人間臭く所帯じみた「兄弟」という世界に似つかわしくはない。
そんな枠に収まりきらないほど、ウルトラ世界は潤沢で神秘的なものなのに。
1980年代、ファンが一番の論議の基としたそのジレンマに、私はまたしても
はまり込んでしまったのでした。


以前、お仲間と電話でウルトラ談義をした時、私はこんな事を言いました。
「私にとってウルトラマンは、作品も存在も初代放送時だけ。
新マン以降に客演した初代マンは、私には別人としか解釈できない。」

この思いは今も変わっていません。
後年の公式設定があろうと黒部進さんが人間体を演じようと
本放送で見た「マン」最終回の印象がそれを上回ってしまうのです。
ある種のトラウマと言ってもいいでしょう。
だから、後続作には全然乗れない。ましてやウルトラ世界を身近にこそすれ
神秘性を奪ってしまった「兄弟」の設定を受け入れられる筈も無いわけです。


これは、作品や設定の良し悪しを言っているわけではありません。
兄弟の設定を導入した事で、ウルトラ世界は現在まで続く人気を
獲得したわけですから。
この事実は非常に大きく、ウルトラというビジネスを成功に導いた
最大功績と言えるでしょう。
ですから良し悪しで行けば『良い』に決まっているんです。


でも以前から申し上げているように、『良い悪い』と『好き嫌い』は違うんですね。
兄弟や家族、シルバー族やレッド族なんて小さな世界じゃなく、
『人間程度の知能ではおよそ理解できない思考回路、生命感覚を持つ存在』
であって欲しいんですよ。ウルトラマンは。

赤い玉に乗って宇宙を移動し、何万歳もの寿命を持ち
生命さえも持ち運べる存在。
これほどの超存在が、兄弟や家族なんて枠に収まって良いはずがないと。
バルタン星人やダダと肩を並べられるほどの、神秘性に満ちた宇宙人なのに。


「ウルトラマンは神じゃない。」
劇場作品『メビウス&ウルトラ兄弟』で、ハヤタ氏の口から
こんなセリフが出ました。
確かに、ウルトラマンは神じゃありません。
でも、人間とはまったく別の存在、『宇宙の謎』であって欲しいんですよ。
人知の及ばない、まさしく『ウルトラな存在』に。


そんな私は、決して『ウルトラ兄弟』という設定を受け入れる事はできません。
ましてや勢ぞろいで戦うなんて。ウルトラマンは戦隊じゃないんですから。

おそらくこの感覚は、新マン、A以降の作品に思い入れをお持ちの方には
ご理解頂けないでしょう。今のお子さん達にも。
すでにウルトラマンは単体ではなく、ウルトラ兄弟ありきの存在になっているし。
幼児期に兄弟設定に触れ、ウルトラファンになられた方も多いでしょうし。

それはそれで良いんですよ。兄弟が入口になる事だっておかしくありません。
ですからきっと、私とウルトラ兄弟ファンには住み分けが必要なんでしょうね。
本放送で「ゾフィゾフィゾフィ」を聴いた者と、それ以降の方と。
視点は違いますが、お互い仲良くやっていきましょうhappy01happy01happy01


念のため何度も申し上げますが、それが悪いという事じゃないんですよ。
決して兄弟設定や、作品の出来を否定しているわけではありません。
あくまで個人的な、好みの問題です。

幼児期に受けた印象とは、それほどまでに強いものなのです。
決してご立腹なさらぬよう。


久しぶりに観たウルトラマン新作に、そんな事を考えてしまいました。
まさか、本放送最終回の記憶を思い出すとは。
怖ろしい物ですね記憶って。今まですっかり忘れていました。
あの記憶が、私のウルトラ観を決定づけたという事です。



既に何度も告知させて頂いた『ウルトラマン13.5話 リトラを護れ!』も
このスタンスで作られています。

『ウルトラマン』第13.5話『リトラを護れ!』監督・オタクィーン
http://ameblo.jp/ultra-taiga2/entry-10221822626.html


もし作中で、初代マン初期の空気が再現されていたとすれば
それは、私の中にあるウルトラマン世界が初代のみだからでしょう。
後発の作品は切り離して、と言うより、考えられないんですね。
まーおバカゆえ、頭が回らないのが本音ですがcoldsweats01



最後に、一つお詫び致します。
『リトラを護れ!』について、アップされたプログ『光の国の物語』には
たくさんのコメントが寄せられました。本当に感謝したいと思います。


ただ残念に思ったのは。関係者と一部のお仲間以外
「ネヴュラ」読者の反応がほとんど無かった事でした。
二次創作とはいえオリジナル作品ですから
こういう時こそ、読者の皆さんのご意見が聞きたかったんですが。
それは何よりも、私の力不足が原因でしょう。


「ネヴュラ」読者の手をキーボードに向かわせるだけの力が
拙作に無かった事を反省し、今後はさらに精進したいと思います。
ハイクォリティーの写真特撮を実現して下さった、市川大河さんにも
力不足をお詫びします。本当に申し訳ありませんでした

やはり拙作は、新ブログ一作目には荷が重かったようですweep

『光の国の物語』では、今後もそうそうたるメンバーによる
オリジナルウルトラストーリーが発表されます。

拙作など足元にも及ばない素晴らしい作品ばかりですので、
どうかこれに懲りず、後続作品にも目を向けて下さり
よろしければ感想などコメント頂ければ幸いです。
わがままなお願いで申し訳ありません。なにとぞよろしくお願い致します。



Photo





春を感じさせる陽気に足取りも軽く。
今日までの累積歩数、166135歩。
人類メタボーまで、あと73sandclock

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2009年3月10日 (火)

超コラボ企画②『ウルトラマン・リトラを護れ!』

先日来、お知らせしておりました
ブログ『光の国から愛をこめて』の主催者、市川大河さんとのコラボ企画
『光の国から子ども達へ』のオリジナルウルトラストーリー
『ウルトラマン13.5話 リトラを護れ!』が
ついに公開となりました。

その全ては、下記のアドレスでご覧になれます。


『ウルトラマン』第13.5話『リトラを護れ!』監督・オタクィーン

http://ameblo.jp/ultra-taiga2/entry-10221822626.html


昨年春から一年越しで、メールや電話で密に打ち合わせ
大切に作り上げてきた拙エピソード。
原案からストーリー、台本作成に加え、カット割りも担当させて頂きました。
おバカな私はウルトラと言えば『Q』『マン』しか知らないのでcoldsweats01
その二作品をコラボさせるという、ある種掟破りのプランでした。
そんな私のわがままを聞いて下さり、稚拙な台本を見事に形にして下さった
市川さんには、本当に感謝したいと思います。


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この記事はストーリー以外にも、インターミッションの形で
市川さんと私の間で交わされた「バーチャル企画会議」が綴られています。

やや長いですがそちらをご覧頂けば、この『リトラを護れ!』というシナリオが
どのように映像化されていったか、その際、どんな懸案事項が発生したか
創造者と表現者の間でどんな意見のやりとりがあったかが理解できると思います。


『光の国から子ども達へ』『リトラを護れ!』インターミッション前編

http://ameblo.jp/ultra-taiga2/entry-10221813893.html

『光の国から子ども達へ』『リトラを護れ!』インターミッション中編
http://ameblo.jp/ultra-taiga2/entry-10221809854.html

『光の国から子ども達へ』『リトラを護れ!』インターミッション後編
http://ameblo.jp/ultra-taiga2/entry-10221806778.html


市川さん、私共に映像業界経験者という事もあり、その打ち合わせは
ややプロユース的なところがありましたが
時として意見だけをぶつけ合う現場状況を、バーチャル会議という形で
ワンクッション置いた事で、お互いの意見がスムーズに理解できたと思います。

実際のところ、映像作品はシナリオの読解力に裏打ちされた映像センスが命。
ですから、脚本家と監督のコミュニケーション密度が
作品の完成度に大きく影響するのです。
その点今回は、理想的な形で製作が進んでいったと思います。


Photo_2








またメールのやりとり以外に何度となく行った電話打ち合わせも
お互いの気心や距離感を測る、良い潤滑剤となりました。

文字以上に相手との距離を近づける肉声でのやりとりゆえ
無理なお願いも出来ちゃったりしてmobilephone
何しろ最終的には、完成写真のトリミングまで注文を付けちゃいましたから。
こんなうるさいディレクターで、きっと市川さん、やりにくかっただろうなあとcoldsweats01
こっちは好き勝手にお話をデッチ上げ「マンとゴメス、リトラとビートルのロング」
なんて指示しているだけですから。
言うだけなら簡単ですが、それを絵にする市川さんのご苦労たるや
本当に大変だったと思います。


そういう意味で、『リトラを護れ!』の成功は
すべて市川さんの労によるものと言っていいでしょう。
結局のところ、私は市川さんの手の上で
ウルトラ世界に遊ばせて頂いたという事です。

改めて、ご苦労をおかけした市川さんに感謝すると共に
ブログを通じてお知り合いになれたお仲間と
こんな素晴らしいコラボが出来た事を喜びたいと思います。


Photo_3








企画意図や作品に込めた思いをお話しようとも思いましたが
それは全て、前述のバーチャル企画会議の中で語りつくしてしまったので
ここでお話するのは、むしろ蛇足。
逆に今お話しても、会議文執筆時のモチベーションには及ばないでしょう。
何しろそのやりとりが、本編より面白くなっちゃったくらいですからhappy01
またいずれ完成後の思いのような形で、お話する機会もあると思います。


Photo_4








市川さんの方でも、本ブログ『光の国から愛をこめて』にて
拙ストーリーへの思いを書き記されていますので

そちらも合わせてご覧頂けば、このプロジェクトの概要が
よりお分かり頂けると思います。


『光の国から子ども達へ』オタクィーン氏作『リトラを護れ!』

http://ameblo.jp/ultra-taiga/entry-10221827130.html


ウルトラの星に導かれた者同士が、お互いの思いを形にする素晴らしさ。
こんな営みが、今後も続いていく事を祈ります。
続いて発表される他メンバーの作品は、拙作以上に素晴らしいものばかりです。
どうぞご期待下さい。私も楽しみにしていますhappy01


Photo_5









最後に。バーチャル会議・企画室『ネヴュラ』で相棒を務めてくれた
今は亡き妹分・天国のコタクイーンに、この作品を捧げます。

リトラを護れ!』をご覧になられた方、
ご意見ご感想などありましたら、ぜひコメント下さい。
お待ちしていますhappy01

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2009年3月 9日 (月)

仇敵はQ的

えー。いよいよ公開が明日に迫った『光の国から子ども達へ』とのコラボ企画
写真特撮ストーリー第一回『リトラを護れ!』。

前回のお話で、この創作エピソードはウルトラQ第一話『ゴメスを倒せ!』の
続篇的位置づけと申し上げました。

で、『ゴメスを~』をDVDなどで予習頂ければなんて、お願いをしちゃいまして。
ちょっと気が重かったんです。こんなお願い、あまりに横柄すぎるかな、なんてcoldsweats01
そういうお願いをするなら、映像くらい用意するのが創作側の良心かなとsweat01


その後、動画サイトをウロウロしていましたら、なんと『ゴメスを~』が
まるまる一本、アップされているぢゃありませんかtv


コレは嬉しいhappy02 これを見てもらえれば、明日公開の『リトラを護れ!』も
よりお楽しみ頂けるだろうと、速攻でご紹介movie

最初からこうすればよかったですねーcoldsweats01
まるまる一本ですので26分近くありますが、映像ソフトをお持ちでない方は
こちらでぜひご覧下さいhappy01happy01happy01



いかがでしたか?東海弾丸道路のトンネル工事現場で起こった
古代怪獣同士の壮絶な戦い。
現在まで続くウルトラシリーズは、まさにこの一話から始まった訳です。
その映像クォリティー、濃厚なトラマ作りは、今見てもまったく遜色ありませんlovely
当時の円谷スタッフの見事な仕事ぶりが窺える名編と思います。
またこれをご覧になれば、ゴメス、リトラという怪獣の特徴、出演キャラクターの位置関係がご理解頂けると思います。

『リトラを護れ!』には、『ゴメスを倒せ!』に登場したキャラクターが
何名か再登場します。それは見てのお楽しみ。

いやー立体的な企画だなー。こんな予告が出来るなんてtv
ごめんなさいね。一人でテンション上がりまくりでcoldsweats01



Photo_5














ゴメスって不遇な怪獣で、ゴジラベースの割には露出が少ないんですよね。

リトラも同じで、近年やっと『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』でスポットが当てられました。
まー再登場すれば良いとわけでもありませんが、Qの登場怪獣でもガラモン、ペギラ、カネゴンほどの人気は無かったと記憶しています。
個人的にはかなり好きな怪獣なんですけどねー。ゴメス。
もちろんリトラも、鳥型怪獣の始祖鳥的役割を果たした点で、もっと評価されても良いような気もするんですが。

やっぱり今の怪獣ファンは、モノクロ怪獣には魅力を感じないんでしょうかweep
たとえモノクロ画面でも、私の中では写真のように、極彩色の戦いが展開していたんですがhappy01

そんなカラー版の戦いがようやく実現した『リトラを護れ!』は、
私にとっても本当に夢の一本でした。
しかも、あのウルトラマンとの豪華共演という素晴らしさhappy01



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既に識者の皆さんがご指摘されている通り、『ウルトラQ』と『ウルトラマン』の世界観が非常に近いことは周知の事実です。
ですから「マン」の世界にゴメス、リトラが出現しても違和感は無いんですね。
そういう意味で、私もストーリーのヒネり出しをストレスなく、楽しく出来ました。
考えてみて分かった事ですが、後期のシリーズでは消えてしまった、初代マンならではの温かい作品世界に、ゴメス・リトラは非常に合うんですよ。
逆に、他のQ怪獣では、あの雰囲気が再現できたかどうか。

うーむ。正編をアップした事が、逆に拙作のハードルを上げちゃったかなcoldsweats01
私なんぞの考えるストーリーですから穴だらけ、ツッこみ所満載の駄篇ですが、
あくまでファンのお遊び、つたない二次創作なので、
関係各位にもお許し頂ければと思います。

それを見られる形にまでして下さった、市川大河さんの実力は本当に凄いです。
何度もお話しますが、その写真特撮は一見の価値があります。

ストーリーの稚拙さは置いといてcrying そのウルトラ世界の再現度、素晴らしい特撮に酔いしれて下さいcamera



『リトラを護れ!』は明日3月10日(火)の夜、全国happy01ロードショー。
こちらのサイトでご覧になれます。


『光の国の物語』

http://ameblo.jp/ultra-taiga2/

私も大変、楽しみにしています。
ご覧になられた方、ご感想などありましたら、ぜひコメント下さいませhappy01



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明日のアップを楽しみに、今日もひと歩き。
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2009年3月 7日 (土)

超コラボ企画②告知

「ネヴュラ」をご覧の皆さま、ついにこの日がやってきました。
お仲間のブログにて、拙ブログとのコラボ企画が発表されました。


ウルトラシリーズのエピソードを玩具による写真特撮にて詳細に再現し
またエピソード毎に、鋭い視点で評論を展開する
『光の国から愛をこめて』を運営するお仲間、市川大河さんが
新ブログ『光の国の物語』を立ち上げ、この3月10日(火)に
スタートすることになりました。


本ブログ『光の国から愛をこめて』にて発表されたこの企画の内容は
こちらでご覧下さい。


よもやま話・12 2周年・16万HIT・100記事記念 2大新企画発表

http://ameblo.jp/ultra-taiga/entry-10219220699.html


この『光の国の物語』でスタートする新企画は
ウルトラシリーズで活躍したヒーローを採り上げ
腕に覚えのあるウルトラファンが、思い入れたっぷりに
各シリーズに「あったかもしれない」架空のストーリー一本をまるまる創作。
名匠、市川大河特技監督の手により、怪獣ソフビや玩具などを駆使した
場面再現を特撮写真で行うというもの。
タイトルも
『光の国から子ども達へ』です。
いわゆる「オリジナルウルトラの写真ストーリー」というわけですね。


前述のリンク記事でお分かりの通り、僭越ながら私、オタクイーンが
その初回エピソードを飾らせて頂く事となりました。

そのエピソードも『ウルトラQ』の登場怪獣、ゴメスとリトラが、
『ウルトラマン』の世界に出現するという夢の企画。
まさに、ブログでしか実現できないストーリーです。
ウルトラQ第一話『ゴメスを倒せ!』の続篇的位置づけのこのエピソード。
そのタイトルも
『リトラを護れ!』とさせていただきました。
ストーリー考案、台本化、カット割りまで担当させて頂いた拙ストーリー。
まー間違いなくタイトル負け、見劣りもはなはだしい愚作ですがweep

他の作品は、私など足元にも及ばないそうそうたるメンバーによるもの。
「ネヴュラ」のお仲間、自由人大佐さんやさいとうひとしさんも
拙作以上の素晴らしい作品で企画に参加されています。
発表される8作品は名作揃いですので、どうぞご期待下さい。

私も楽しみにしているんですよhappy01

この企画、製作期間は一年越しで、「ネヴュラ」でも時々お話していました。
企画は発表まで極秘だったので、お話も参加メンバーにしか分からない
内容だったのです。これまで黙っていてごめんなさいsweat01
喉まで出かかっていたんですが、それをぐっと飲み込んでいましたcoldsweats01


いやーどうしよう。第一回目の発表で私なんかの作を採り上げて頂いて
いいのかどうかcoldsweats01
ただストーリーの出来はともかく、それを再現して下さった市川さんの特撮は
まさに必見です。
ホントに『ウルトラマン』にありそうなカットの連続に
不思議な既視感さえ覚える事必至happy02happy02happy02



リンク先の記事にも発表された、『リトラを護れ!』の一場面。
市川さんのご厚意で写真使用を許可頂きましたので、こちらにも掲載しました。

文字ストーリーと連動し、この高クォリティーの写真が、なんと60枚近くも
アップされるんですよcamera


Photo

ウルトラマンの腕にとまる、
原始怪鳥リトラ。これが意味するものは?
このカットが登場するストーリー、『リトラを護れ!』のアップは、3月10日(火)夜。

『光の国の物語』

http://ameblo.jp/ultra-taiga2/
こちらのサイトです。

高クォリティーの特撮に酔いしれ、『ウルトラマン』の世界を追体験頂ければ
これに勝る喜びはありません。

最後に。前述の通り、この『リトラを護れ!』はウルトラQ第一話『ゴメスを倒せ!』の続篇的位置づけです。
3月10日のアップ前にDVD等で『ゴメスを倒せ!』を予習頂けば
このストーリーをよりお楽しみになれるかもしれませんね。

私も見ておこうと思います。ああデスモスチルスの上顎骨happy01

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2009年3月 4日 (水)

必殺仕置人激闘編

昨日からの必殺繋がりで、今日は『仕置人』を再見しました。
DVDなんか買えない貧乏人なので、鑑賞はもっぱらLDでweep


Photoなぜか発売予告のハガキや宣材のペーパーバッグまで発掘されちゃって。
LD絶滅の今見れば、コレも時代の遺産なのかもしれませんが。

何かと忙しかったので、今日は「娯楽篇」でスカッとしたい気分でしたが、そういう時に何故か見たくなるのが第8話『力をかわす露の草』。
まー旧作ファンなら、異論はないところでしょうhappy01

旧仕置人前期エピソード中、その強さ、手強さでは群を抜く「怪物」、雲右衛門VS鉄・錠の息詰まるクライマックスは、今も語り継がれる迫力に満ちています。
二人がかりでやっと倒せる敵なんて、最近はとんと見かけませんから。
一敗地にまみれた二人の雪辱戦である所も良いですね。


加えて、中盤で見せる鉄の超人的「牢破り」も見もの。
殺し技に通じる特技がこういう形で出てくるあたり、前期必殺がいかにドラマと殺しをストーリーに関連付けていたかがよく分かります。

しかも常軌を逸した敵役・おぬいの方の行動にも、悲しいまでの裏事情が潜んでいるという。娯楽篇と思われるエピソードにさえ、こういうドラマがあるんですね。
ラスト、仕置の事実を自害としてもみ消す当主のしたたかさ、「晴れ晴れとした顔」も、大人の事情を感じさせほろ苦い笑いがこみ上げてきます。
そこが再見に耐えるゆえんでしょう。

まさにこれこそ「仕置人激闘編」。ホントに激闘してますからscissors
こういうのを見ちゃうと、旧作擁護派と揶揄されても胸を張って頷ける自信が出てきちゃって。やっぱり面白いです。仕置人はhappy01

未見の方も機会あれば、ご覧になって損はしないと思います。

一本見ちゃうと止まらないのが悪い癖。明日はハードワークなのに。
次はサスペンス篇の第15話『夜がキバむく一つ宿』見ようかなhappy01
(なんかもう、知らない方ほったらかしの日記ですね。ごめんなさいcoldsweats01


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2009年3月 3日 (火)

地獄道迷い道

せっかくの桃の節句なのに、今日の名古屋は小雪交じりだったそうで。
ウチは名古屋のはずれなので、雪までは降りませんでしたが。

それでも冷たい雨の中、「イスカンダルの森」までウォーキングしてきましたrun


そのウォーキング前に、景気づけで先月27日放送の
必殺仕事人2009・第七話『金が仇』を見たんですが。

録画したまま、見ていなかったんですcoldsweats01


まーある意味、安心して見られる直球ストーリーの作品。
あい変らず、セットや照明技術など現場スタッフの力の入れ方は半端じゃありませんね。画面のクォリティーは、ひょっとしてシリーズ最高じゃないでしょうか。
この不況下、あそこまで豪華な画面は奇跡に近いです。

でも、その最高のお膳立ての中で繰り広げられるドラマは、まーあい変らずの雰囲気でhappy01
これは決して、否定しているのではありません。
ドラマがキャラクターの存在感を阻害しない作劇を製作側が意識的に行っている以上、
これも非常に真っ当な作品のあり方なのです。
以前もお話しましたが、そうでなければ、ここまで人気が出るわけがありません。

でもこの『2009』、旧必殺ファンの私から見ると、どうしてもある種の『まったり感』が
拭い去れません。「サビぬきのお寿司」みたいな感覚でしょうか。
口当たり良く、毒がなくなっちゃってるんですね。『仕掛人』~『新・仕置人』あたりまでに
感じた「見終わった後、ボディーブローのように心に響く何か」が無いんですよ。
その要因はもちろん、見る側の私にもあるのでしょう。
年齢を重ねた上の「感力の衰え」は認めざるをえません。
でもそれを抜きにしても、どうも残るものがない。


で、今日『2009・第七話』を見ていて、その「まったり感」の要因として
思い当たる点が三つほどありました。

あくまで「良い悪い」ではなく「感じた事」なので、決して誤解なさらぬよう。



一つ目はカット割りの問題ですが、これはかなり専門的な事なので、
ちょっと説明するのは難しいです。

非常に乱暴に言えば、各シーンが登場人物のフィックス画面で始まる場合が
多いという事ですね。その後のカット運びも、比較的フィックスの切り返しが多い。

この演出は画面に安定感を与えたり、状況を説明する為には最適ですが、
その反面、ストーリーに「コク」がなくなってしまう。
映像的に、ストーリーの起伏を感じづらくなってしまうんですね。
今回で言えば、例えば本編開始16分後、お座敷のシーンは三味線の音バックに
障子越しの人影から始まる、といったような「カット割りの芸」が欲しいわけです。
それをいきなり、お座敷のロングから始まっちゃうと・・・みたいな感覚ですね。
前のカットもフィックスだっただけに、ワンカット挟んで欲しかったなと。



二つ目は「殺しのシーンは仕事人目線が顕著」という事でしょうか。
要はカメラは、最初から各仕事人の側を捉えているんですね。殺しのターゲット側には構えられていない。で、案の定「いつもの殺し」が展開すると。
これは企画意図から来た演出ですから仕方がありませんが、
そういう演出は仕事人のヒーロー性を強調する一方、「今回はどこから仕事師が
姿を現すのか」というサスペンスを削いでしまう欠点があります。
旧シリーズではこの逆で、「悪役目線」が多かったので、予期せぬ所からいきなり現れる仕事師の姿がサプライズ性を非常に高めていたんですね。
「おおっ!今回はこう来るわけね!」みたいなある種のワクワク感が、
えもいわれぬカタルシスを生んでいたわけです。

旧作をご存知の方は「仕置屋」第2話「一筆啓上罠が見えた」の「飛行折鶴殺し」や、「新・仕置人」第2話「情愛無用」の「襖の奥に巳代松」みたいなシーンに
興奮されませんでしたか?
旧作でよく見られたシーンですが、後を振り返った瞬間、昼行灯から殺し屋の表情に変わる中村主水なんかも、サプライズ演出の見本のように感じるんですが。


逆に、殺しのターゲットが強いなんていうのもワクワクしましたよね。
「仕置屋」19話「一筆啓上業苦が見えた」のクライマックスなんて・・・happy02

あれは番外編中の番外編、主水をあれ以上追いつめた敵役も居ないでしょうが。
結局、敵が強くなければ、仕事師たちの強さも表現できないという事ですね。
2009第六話『夫殺し』の西村和彦なんて、そういう役どころだと思ったんですがcoldsweats01



で、三つ目。実は今回、これが一番思った事ですが。
「仕事師たちに『死の匂い』が感じられない」というところですね。


彼らの「仕事」って、人を殺めることですよね。で、『2009』の仕事人たちって、
本当にその重みを感じているのだろうか、なんて思っちゃうわけです。

まーこれも企画意図次第ですから、ここで言っても仕方がないんですがhappy01
必殺シリーズの場合、ターゲットは「悪役」「生かしておいてはならない存在」と
決まっていますから、殺しのシーンにはカタルシスがある訳です。
でもそんな中、折りに触れ仕事師たちを襲う「地獄に片足を突っ込んだ絶望感」
「二度と抜けられない業」みたいな描写って、非常に大事だと考えるんですよ。

私なんかには、必殺シリーズの仕事師たちは、
「罪を背負わなければならない稼業に手を染めざるをえなかった、悲しい者達」
という印象があります。

ヒーローじゃないんですよね。一言で言えば「アウトロー」なわけです。


さらに、彼らを襲うのは「意識」だけではありません。
以前もお話しましたが、彼らは社会的に見れば「殺しの下手人」であるわけで、
捕まれば獄門晒し首、死を免れる事はできません。

仕事師たちには「お上の名の下に合法殺人を行える特権」は無いのです。
ですから殺しに手を染めてしまった以上、彼らは一生、町方の目を窺いながら
隠匿生活を続ける以外、生きる道はないわけです。決して目立たず、ひっそりと。


さらに裏の仕事師同士の抗争だって、決して勃発しないとは限りません。
いつ寝込みを襲われ命を奪われるか。そんな過酷な毎日が待っています。
そういう意味で彼ら仕事師の周りには、常に意識の上で、また社会的にも、
自らを死に導く暗い穴が口を開けているんですね。
周りはすべて『死』と言ってもいいでしょう。


その緊張感、またそれを受け入れる覚悟が、『仕事人2009』のメンバーに
あるかどうか。これが非常に疑問なんですね。

例えば「仕業人」第2話「あんたこの仕業どう思う」で、飄々と殺しを行う
大江戸プレイボーイ、やいとや又右衛門が、殺しの前に表稼業のお灸療治を
無料で施した事がありました。
やいとやはその時、殺しに失敗した際、また捕えられた際の死を覚悟していたと思います。

これが表稼業の最後になるかもしれないから、飛ぶ鳥あとを濁さずの思いで
施しをするわけですね。
それを顔に出さないところが、やいとや自身の決意をさらに強調します。
私はそういう所に、必殺シリーズの奥深さを感じるんですね。
スーパーヒーローではない、アウトローの生きざまを。


こういう奥深さが『2009』から感じられない理由は、ひとえにキャラクター造形の
方向性の違いでしょう。

彼らが生きている「江戸」は、かつて旧作で仕事師たちが壮絶な生きざまを見せた「江戸」とは別の世界なのです。
本当に、同じタイトルでここまで世界観が違うのも珍しい。
それが悪いという訳ではないんですよ。要は「住み分け」という事ですね。


ただ思うのは、「死を覚悟した上での生きざま」があってこそ、
仕事師は仕事師たりえるんじゃないかという事ですね。
必殺の代表的口上『人のお命頂くからは、いずれ私も地獄道』は、
けっして語呂合わせのキャッチフレーズじゃないんですから。

『2009』が目指す『地獄道』とは何なのか。
そもそもそんな道など、『2009』は目指していないのか。
地獄への行き先を迷い、途方にくれるスタッフの姿が目に浮かびます。
まー私の考えが、時流に合わないんでしょうがhappy01



お仲間をはじめ、数多くの皆さんが必殺シリーズの二次創作を楽しんでおられますので、私もお遊びで、一つキャラクターを考えてみました。
もうベタベタの旧作テイストですがhappy01


このキャラクターは、すでに「死を覚悟した生きざま」を選択せざるをえません。
なぜなら。彼の体内には、今も刀の破片が残っているからです。
それは以前、敵に刺された時の刀の切っ先。

江戸時代の医療技術では取り出せないほど体に深く食い込んだ切っ先は、
傷が治ったあとも彼の体に残り、命を蝕んでいました。
刻々と心臓へ向かうたった一片の、しかし鋭利な刃。
見かけは健康に見えても、確実に死の刻は迫っています。
死期を悟った彼は、地獄への道連れを一人でも増やすため、殺しに臨むのです。


ですから彼は、この世への執着がありません。
仕事料はすべて、遊興費に使ってしまいます。
しかし自らが、地獄に片足を踏み入れていることを分かっています。
「外道を地獄に落とすにゃ、俺みたいなのが丁度良い。」
その命が燃え尽きるまで、彼は一人でも多く「道連れ」をあの世へ送ります。
悪人を仕置すればするほど、彼の生は輝くのです。


エピソードを重ねるごとに、彼の容態は悪化の一途を辿ります。
最終回。最後の大物を前に、満身創痍の彼はどんな生きざまを
見せるのでしょうか。


こんなキャラクター、今の仕事人には絶対にありえないでしょうね。
「死」をここまで突きつけられればこそ、人間は生を輝かせる事が出来るような
気がします。たとえフィクションでも、バックボーンは必要なのです。

この設定には、中村主水以下仲間の存在はおろか、殺し技さえ決めていません。
ここまでシビアな設定だと、生半可な技ではバランスが取れないかもしれませんね。
無知な私ですから、こんなキャラクターはとっくに生まれているかもしれませんが。
でも、こういう仕事師を生き生きと描ける世界観が、私の求める必殺です。
近作のファンには、お分かり頂けないかもしれませんがhappy01

新・仕置人の鉄とは違いますよ。あっちは鉛弾ですからbomb



舌足らずな上勝手な私見を、長々と失礼しました。
旧必殺ファンのたわ言と、お笑い下さい。
人間の深層に迫った面白い「必殺」を、いつか見たいものですね。
あ、このキャラクターが活躍するなら、私もパートナーとしてぜひ登場したいな。
「情報屋お託」とか言ってhappy01happy01happy01


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2009年3月 1日 (日)

瞬寒シュワッチ

今日は一日、自宅で台本作成でした。
一歩も外出しなかったので、さながらひきこもりの気分weep

いくらなんでもそれは寂しいと、夜になってからウォーキング。
そのルートの途中に、こんな自販機が。


Photoまーおわかりですね。
最近、ファンの間でちょっと話題の
このアイテム。






Photo_2ご存知、復刻堂のウルトラサイダーです。
いやー皆さんのサイトで取り上げられていましたが、近所じゃなかなか見つからなくて。
やっと見つけてうれしいうれしいhappy01



自販機の見本はご覧の二種ですが、初代マンだけあればいいやと思った私は
迷わず左をチョイス、さっそく購入しました。


Photo_3で、無事ゲットhappy01happy01happy01
やっぱりマンと言えば初代ですよ。このシンプルなデザインこそ私のウルトラhappy01

でもこれ、自販機では二種類しか売られていないんでしょうか。
それとも、見本に限らずランダムに出てくるのかな?
まー初代があればいいけど。


Photo_4うーんでも、全タイプを見せられると欲しくなりますねcoldsweats01
最低でもゾフィーぐらいは。後はティガ、セブン、新マンの順かな。
不思議な事に、自販機に貼ってあったシールには「容器デザインは12種類」ってあるんですよね。
缶に印刷されている6種類の他にあるって事でしょうか?
うーむ謎は深いthink

それはともかくコレ、一本100円だったんですよ。
今どき珍しいですよね。缶サイダーが100円って。
夜のウォーキングは寒かったので、すぐに飲む気分にはなりませんでしたが
きっとドンドン飲み干して、また買っちゃうんだろうなー。

ああ、スターウォーズEP1公開時、ペプシをケース買いした恥ずかしい記憶がcoldsweats01
また今回も、ダークサイドに落ちそうな私ですshock


Photo_5






今日までの累積歩数・69154歩。
人類メタボーまで、あと84sandclock

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