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2009年2月17日 (火)

心の盲腸

エアチェックをはじめとして、せっせと録画に励んだDVD-Rの枚数が、
ついに500枚を超えてしまいまして。新品ディスクの在庫も切れちゃいました。

で、あわてて補充したのがコレ。


Photo

貧乏ゆえ、一枚あたりの単価を極力安く上げる為に、
DVD本体はスピンドルで、ケースは一枚ごとの100個パックを愛用しています。
一枚ずつの個別ケースは確かに場所も取りますが、
昔のVHSテープに較べれば収納スペースは雲泥の差ですね。
録画済み以外にも集めたセルソフトなんかがありますから、
その合計はDVDだけで、おそらく700枚以上はあるでしょう。
加えて録画デッキのハードディスクにも、録りだめた番組がひしめいています。
まー読者の皆さんのコレクションに較べれば、私なんて少ない方でしょうけどcoldsweats01

でも考えてみますと。この在庫を全部見たわけじゃないんですね。
まー五割がたは見ているんですが、残りはとりあえず録画しておいて、
いずれ機会を見つけて鑑賞しようという目論見なわけです。
ところがこの甘い考えが命取りcoldsweats01


現状では、作品の録画ペースが鑑賞ペースを上回っているので、
いつまで経っても過去の録画作品が見られない。「順番が回ってこない」んですね。

次々とリリースされる新作映画なんかは早く見たいし、
やっと手に入れたレア作品もやっぱり見たいし。
そうなると、過去の「とりあえず録画」作品はどうしても後回しになっちゃう。
「録画してあるんだからいつでも見られる」と思うと安心しちゃって、
優先順位がいつも下の方に追いやられてしまいます。
で、結局、何年経っても「持っているのに見ていない」作品が残ることに。

以前、局の編集マンと同じような会話をした事があるんですが、
結局「持っていても見ない作品って、持っていないのと同じ」なんですよね。
見ないんですから。

しかも面白い事に、よく見る作品って偏ってますよね。
見ない作品は一回もプレーヤートレイに乗らないのに、なぜか同じ作品ばかりをリピート再生しているパターンが多い。私だけかな?coldsweats01


確かに私は鑑賞作品に偏食傾向があるのでhappy01 しつこいほど同じ作品ばっかり見る癖があります。子供と同じで、何度見ても飽きないものは飽きない。
あまりに何度も見るので、つい、作品の表層よりも「描かなかった部分」にまで思いを馳せ、勝手な解析まで行ってしまうのかもしれません。
作品に対する私の視点が他の方と違っているとしたら、その理由はひょっとして、
そういう私のしつこい鑑賞姿勢にあるのでしょうね。


昔は’73年版『日本沈没』のセリフを一言一句、全部覚えていたものですが、
最近はそんな「セリフを暗記したくなるほどの作品」にはなかなか出会えませんcoldsweats01
まー思い入れが強すぎて、つい作品の真意を逸脱してしまうきらいもありますがcoldsweats01

ドラマに限らず、最近は名監督や映像に携わった先人たちの言葉、生き方を語るドキュメントや対談番組に非常に惹かれるところがあります。
一時間のドキュメント番組で、一言でも琴線に触れる名言があれば、
それは私にとって名番組となるわけです。
ただ「深イイ話」みたいに、名言ばかりを無理やり切り貼りして「判定」するような番組は、ちょっと苦手ですがcoldsweats01

逆に思い入れのない作品は、たとえ流行っていても見事に知識がありませんcoldsweats01
「たぶん見ておかないと、話について行けないだろうなー」と思って「押さえで見ておいて」も、見終わった瞬間に忘れてしまう。むしろ、忘れようと努力している感覚です。
これは決して、作品そのものに原因があるわけではありません。
ましてやつまらなかったと感じた理由を、作品に転嫁するわけでもありません。
「作品を見分ける修行が、自分に足りなかった」という敗北感が苦痛なんです。
「この年になって、流行だけで作品を選ぶ愚かさ」を恥じてしまうんですね。
「流行を楽しめるのは気が若い証拠」という言葉は、私には「自分のスタイルを確立していない証拠」と聞こえてしまうのです。「ガンコなだけ」とも言えますがcoldsweats01

いつもながらお話が脱線しました。ごめんなさいねcoldsweats01
でも、集めたDVDの中で「よく見る作品」だけをピックアップしたら、
きっと自分という物が浮き彫りになるんでしょうね。

逆に「とりあえず録画したけど、ずっと見ない作品」は、言い方はおかしいですが、
『心の盲腸』みたいなものかもしれません。
「持っていても必要ない物」という意味で。


ここまでお話して、ちょっと考えてみましたが。
例えば私が好きな、プラモデルのコレクション。
昔の台紙付き駄菓子屋プラモから、おもちゃ屋さんで売られていた古のプラモまで、まー数だけはありますが、あれもウチには「飾ってあるだけで組み立てない」「いつか作ろうと思っている」クチの物です。
アレも『心の盲腸』ではないのかとconfident
たぶん他人から見れば「オタクイーンは何やってんの?作らない物をあんなに集めて」って事になるんでしょうね。

うーむ確かにそうです。一言も反論できませんcoldsweats01


で、思い当たりました。
きっと自分の中であのプラモデルは、すでにアイテム本来の意味ではなくなっているんでしょうね。一個一個の中身よりも、棚にディスプレイされた景観を絵画的に鑑賞しているんですよ。私の中で自室の景観は「昭和40年代のおもちゃ屋さん」という立体アート作品なんです。
そういう意味なら、プラモデル一個一個を作らない理由も腑に落ちます。
おもちゃ屋さんに売られているプラモデルが、未組立なのは当たり前ですし。
棚から一個ずつ取り出して中身を眺め「買うた、やめた音頭」まで楽しめる、
リアルな参加型アート作品なんでしょうね。

しかもその気になれば、本当に作る事も出来ちゃう。
その「自由」を楽しんでいるのかもしれません。


ですからきっと、私の中で「プラモを作らない事」は『心の盲腸』にはなっていないんだと思います。
でも、「録画しただけで見ない作品」は『盲腸』感が強い。

いつまでも取り去らない盲腸みたいに、どこか心の隅に鈍痛が残ります。
これはきっと、私の職業に関係があるんでしょうね。
過去の有名映像作品を知り尽くしたいという、テレビ屋ならではの感覚。
これが理由の無いあせりとなって、心の鈍痛を生み出しているんでしょう。

変なお話ですが、いつか自分の手持ち映像を『制覇』したいものです。
体の盲腸は切らなければ治りませんが、心の盲腸は切らずに治す。
せっかく録りだめたDVDですから、やっぱり見なければもったいないなあとhappy01


でもきっと、また新作が手に入ったら、そっちを優先させちゃうんだろうなー。
なかなか盲腸は、治りそうにありません。
こうやって中途半端に過ごすのも、リアルなオタクライフなんでしょうね。
「新作=良作」では無い事も、骨身に染みているんですが。
俗人の煩悩にまみれながら過ごす、ヘタレまくりな毎日ですcoldsweats01

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コメント

いつごろからか、読書や模型の世界でも
買うだけで完結してしまう「積読」のようなパターンが
よく語られることになりましたねぇ。
かくいう自分も、映像ではそういうのはないものの
数年前に大量処分するまでは、プラモデルは在庫が数千ありました(笑)

>台詞が全部言える映画
自分の場合は千葉真一版『戦国自衛隊』の
挿入歌フルコーラス熱唱付と
『宇宙刑事シャリバン』最終回が
全台詞・アクション付で再現できたんですが……。
今じゃ無理ですね(笑)

市川大河様 私も「積読」は何冊かありますがcoldsweats01
「未組立」とはちょっと意味合いが違うような気がします。
これは微妙な違いですが、「作れない」と「作らない」の差のような。
きっと私は、パーツ状態のプラモデルに惹かれるんでしょうね。あい変らずのおバカですhappy01
市川さんは何千個とお持ちだったんですかeye そりゃすごいhappy02
収納スペースだって大変だったんじゃ?happy01

『戦国自衛隊』『シャリバン最終回』共に、好きな方にはたまらない名作でしたね。
作品への集中度、記憶能力は、ビデオ登場によって確実に退化したような気がします。
(うーん老化を認めたくないだけだったりしてcoldsweats01

 こんばんは!
 映画を観るのが好きなだけでなく、集めるのも大好きなので、まだ見ぬ強豪がDVDの棚に2000本以上貯まっています。
 いつでも観れるからいいやとばかりに録画し続けてはいますが、おっしゃるように観たDVDよりも、貯めこんでいるDVDのほうが年々増え続けています。
 いまでは365日、一日も欠かさずに、一本ずつ貯めこみDVDを鑑賞し続けても、ゆうに5年近くかかるまでになっています。
 たとえば、なにかブログの更新記事を書くときの参考のために、新作リメイク(例として『地球の静止する日』)をツタヤや劇場で鑑賞し、そのあとか前にオリジナルを再鑑賞したりするなどで、まるで自宅が資料室のような有様になってきています…。
 がんばって見ていきますよ!!!

 ではまた!

用心棒様 まだ見ぬ強豪が2000本とは!
いやーお見それしましたhappy02 私は基本的に、未見作品を集めるのは億劫なんですよ。
「いつか見よう」の「いつか」っていつなの?って考えるタイプなので。

職業柄、頭の中にいつも参考映像を収納していなければ意味が無いのでhappy01 どうしてもそうなってしまうんですよね。
あくまで姿勢の違いなので、誤解なさらぬよう。
私も少ない在庫を細々と見ていますが、作品の当たり外れが大きいとやっぱりモチベーションが下がりますね。

最近はこらえ性がなくなって、始めの10分で後の見当がついてしまいます。
ストーリーではなくて映像の作り方ですね。そのレベルは10分見れば分かりますから。
そこで鑑賞をリタイアする場合もままありますね。
用心棒さんには怒られちゃうかもしれませんがcoldsweats01

>自宅が資料室のような有様
それはそれでアリですね。過去に見た作品を資料として持っておくのは必要と思います。
比較対照の為に作品が手元にあるのは、研究姿勢としては正しいあり方、そうしなければ感想記事は書けませんから。
そういう意味では私の部屋も資料室気味ですが、鑑賞作品が偏っちゃうのが悩みの種で。
もうヒッチ作品なんて、何度見た事かcoldsweats01

 ソフトの数が700枚とか2000枚とか、私の想像を絶する世界です。CDを300枚持っているとかで威張っている場合ではないですネ(^^ゞ

 私も気が付けば、いつも『ウルトラマン』のvol.5がプレーヤーに入っています。こればっかりを何度見たかわかりません。テレスドンが好きな私ですが、vol.5に収録されている「無限へのパスポート」「遊星から来た兄弟」「悪魔はふたたび」「噴煙突破せよ」に登場する怪獣、そしてストーリー、特撮の魅力は突出していると感じています。
 他の特撮作品でも、『G2』『ラドン』の視聴頻度が高いです。一般映画では『スターウォーズ 帝国の逆襲』『アポロ13』『フィールド・オブ・ドリームス』『キング・オブ・コメディー』『12モンキーズ』『ダイ・ハード』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『LOVE LETTER』などはヘビー・ローテーションで見ています。たくさんDVDを買いまくっても、結局よく見ているものは限られていますネェ‥‥。

 先日、私も『アンバランス』をレンタルして見ていることを書きましたが、これはダビングはしませんでした。おそらく何度も見ることは無いし、私の収集の基準である「懐かしいもの」に該当しないんです。

 本の「ツン読」も多いです。昨年から始めた「星新一ショートショート」の収集によって加速されました。でも、こちらは息子たちが読んでいるので、辛うじてムダにはなっていないか‥‥。
プラモは1つだけ、「ホンダビート」のキットが組み立てずに仕舞ってあります。息子たちが成長して、プラモ製作の邪魔をしなくなったら作ろうと思っていたものです。そろそろ出してきてもイイ時期かな(^o^)

自由人大佐様 いやー私の手持ちソフトなんか中途半端に数があるだけで、内容が伴わないものですから大した事はありません。「天才バカボン」全話とかcoldsweats01
未見の作品も多いですし。まだまだ勉強の毎日ですhappy01
CDが300枚というのもすごいですね。大佐さんの事ですから、またマニアックなアイテムばっかりなんでしょうねcd

>私も気が付けば、いつも『ウルトラマン』のvol.5がプレーヤーに入っています。
考えてみますと、私も「マン」の最多鑑賞ソフトは、vol.5のような気がします。
不思議ですね。中でも「噴煙突破せよ」は何度見たことか。
おかげで「バード・フライ」「そこにお弁当があるからよ」は口グセになってしまいました。
大佐さんと同じく、私も娯楽篇が好きなんですよね。
メッセージ性が強いいわゆる「名作」はどうも苦手なようですcoldsweats01

『G2』『ラドン』がお好きという所も通ですね。確かに両作品とも名作です。
私も平成ガメラでは『2』を最も見ているかもしれません。
なんとなーく見たくなっちゃうんですよね。水野美紀さんの「観望会は中止です」というちょっと噛み気味のセリフがいいんですよ。よく真似しますhappy01

ずいぶん昔に記事にしましたが、私は食事時に『電送人間』を見るのが好きかな。
また’73年版『日本沈没』は別格ですね。
アレだけはもう、セリフをどれだけ覚えているかを確認する意味でも見ます。
東宝マークのバックで低く響くオープニング曲のドラムに「またこの世界に浸れるなあ」と感慨を新たにしたりしてmovie

私も『12モンキーズ』『ダイ・ハード』あたりは大佐さんと同じですね。「めまい」や「裏窓」「フレンジー」などヒッチコックの諸作もヘビーローテーションかもしれません。
また雨の日に「ブレードランナー」とか、深夜に部屋を真っ暗にして「エイリアン2」などなど、シチュエーション別に作品をチョイスする傾向があります。
なぜか、同じシチュエーションだと同じ作品を見たくなっちゃうんですよねhappy01
雪の日には「夜叉」とかhappy01

「アンバランス」は今も見ていますよ。コレは私は保存版かな。反芻して見ることで新発見が出来る作品と思っているので、細々と再見しています。
「ツン読」は私もありますね。BOOK-OFFで時々、文庫半額セールがあるんですよ。
その時大量に購入して、あとでゆっくり読むスタイルです。
でも文庫本の場合、シチュエーションを選ばず読めるので、未見DVDほどのストレスは感じませんね。私も星新一は好きなので、久しぶりに読んでみようかと思っています。
お話一本あたりの所要時間も短いしclock

「ホンダビート」は、大佐さんが昔乗っていらした車ですね。愛車のプラモを作るっていいですよね。私の愛車・ダイハツミラは、プラモが出ていないので悲しいです。
その代わり、スバル360ばっかり集めてますがhappy01


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