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2009年1月18日 (日)

鋼鉄の王道

「ネヴュラ」誌上にて毎回、確実にアクセス数を減らすマイナーネタの代表格
『装甲騎兵ボトムズ』。

この目の背けられ方が快感だったりするのも、ボトムズファンの性ゆえでしょうか。
好きなものは仕方がありません。今日も全篇ボトムズまみれで展開しますpunch


ここ数日の盛り上がりでお分かりの通り、今日は例の『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ劇場版』鑑賞日。
しかも今回は、ボトムズ原作者にして総監督・高橋良輔氏と、主人公キリコ役の郷田ほづみ氏の舞台挨拶という超ビッグなおまけ付き。
苦労して予約席を手に入れた甲斐がありました。


でもいざ劇場に着いてみれば、「今回のボトムズ、席が残り少なくなっております」なんて場内アナウンスが。
指定券の売り出しは5日前ですよ。監督と主演の舞台挨拶付きですよ。
当日まで空席ありなんて。どんだけマイナーなのよボトムズはとwobbly

ロビーはものすごい人なのに。みんな『感染列島』観に来てるのかな。
感染力ではボトムズの方が上なのに。いや、常習性と言うべきかもcoldsweats01
上映3分前になってやっと流れた「ボトムズ、完売しました」のアナウンスに胸を撫で下ろす私。この気持ち、ボトムズファンならお分かりですよねhappy01


で、肝心の作品ですが。
これはもうファンの予想通り、見事なまでにOVAの再編集版でした。

ただ、それだけの解説では皆さんわけがわからないと思うので、ちょっとお話をしますと。要はこれ、巧妙な演出がなされていまして。
BGMの選曲・位置が、OVAとはまったく違うんですね。


最近の作品ですから、OVAリリースの段階でセリフやナレーションのオリジナルトラックは保存されているでしょう。わざわざそれを新録する必要はありませんし。
BGMの差し替えも、さほど一大事ではありません。
でもそれをやるのとやらないのとでは、作品の印象がまるで違ってきます。
今回の劇場版では、OVA版の劇中でついに流れる事が無かった主題歌、柳ジョージ氏の『鉄のララバイ』『バイバイブラザー』ボーカル版が、非常に効果的に使われています。
この選曲一つで、画面が伝えたかった事が明確になり、ストーリーをより味わう事が出来るわけですね。
しかも、要所要所にこの劇場版用に新録音したBGMが登場、見慣れた場面に新しいフレーバーを与えてくれます。
そしてっ!これは予想されたものの、やはり目にすれば強インパクト確実の新オープニング、新エンディング。どちらも甲乙つけがたい出来ですが、オールドファンはエンディングに感涙する方もいらっしゃるかも。
まー予告篇などでご覧になっているでしょうからお話しますが、やはりTETSU新録の『炎のさだめ』が流れるスクリーンは、オリジナルを知る者にとっても感慨深いものがありますね。しかもラストカットにあの・・・
(気を持たせるわけじゃなくて、極力ネタバレを避ける配慮です。ご勘弁をhappy01


肝心の編集はと言えば、まあ可もなく不可もなく。いやOVAを見た段階で「ここは残る。ここは残らない」と大方のファンが予想した通りに物語は進みます。
劇場版ガンダム第一作で、「再会、母よ・・・」があれほど重要視されていたとは、と嘆いたファンの方、今回はそんな落胆はありません。
でも改めて再編集され、観直してみると、この『ペールゼン・ファイルズ』という作品が、いかに骨太の芯に貫かれていたかがよく分かります。
製作体制が一定しているOVAとはいえ、この統一感は素晴らしいの一言。

仮にこの劇場版を単体の作品として観ても、これがブツ切れのOVAを基にしているとはとても思えません。画質、キャラデザインの統一も見事。
谷口キリコを期待された方には物足りないかもしれませんがhappy01


でも元々、新ヱヴァ劇場版のようなパラレル展開など考えられないボトムズ世界ですから、末枝の小細工など必要ないのかもしれませんね。
劇場版用○○ドッグとか新キャラ××を必要としないのが、ボトムズのボトムズたる所以。そんな事、ファンも期待していませんし。
派手なATの戦闘の影で、裏テーマが「じりっじりっ」と進むあのリズムに思いを募らせ、キリコのモノローグに寂寥感を味わうのが、ボトムズの正しい鑑賞法なのですから。


・・・と、ここまでお話して、今日はちょっとお時間がなくなりました。
鑑賞後のお楽しみ、舞台挨拶の模様はまた次回。
ごめんなさいね。ちょっとバタバタしていまして。
期せずして、今日のボトムズ鑑賞のしわ寄せがあちこちにcoldsweats01
では、お約束の次回予告で締めましょう。
銀河万丈氏の声で音読下さいsmile


荘重なる演出、絢爛たる作画。
武をうたい、戦火を説いて26年。
甘口動画界にあって漢を描き続ける大御所が
新たなる異能を語る。
恋するネヴュラ、次回『不器用な男』。
万来の客席から、二人に熱い視線が突き刺さる。

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コメント

オタクィーンさまこんばんは。(^○^)/
またまたボトムズネタありがとうございます。
しかも!・・・「鋼鉄の王道」から 「不器用な男」が続きになって、予告つきですな(/ ̄ー ̄)
なればコメントも次回をメインにして今回は・・・毎回最後のキリコの独り言風にしてみました。

“俺の運命を狂わせた、あの忌ま忌ましいDVD版ペールゼンファイルズは、その日終結した。だが、それは何の意味もない。あれ(劇場版予告)を見たときから、俺自身の戦いが始まっていたのだ。果てのない戦いが”

のん様 諸事情により返事が遅れてしまいました。ごめんなさいcoldsweats01
『ペールゼン・ファイルズ劇場版』は、私のボトムズ遍歴の中でもかなり上位に食い込む体験でした。
のんさんが背中を押して下さらなかったら、ひょっとして私は鑑賞もせず、あの舞台挨拶も見られなかったでしょう。本当に感謝しますhappy01

さて。私の受けた印象は。
のんさんに習って、私も次回記事のコメントにお返事差し上げる事としましょうhappy01

劇場に向かったオタクイーンを待っていたのは、また地獄だった。
編集の後に住みついた謎と暴力。25年の歴史が生み出した異能の作。
才能と画力、最新技術とセンスをコンクリートミキサーにかけてぶちまけた、これはクリエイター魂の意地。
次回『銀幕』。キリコが飲むモナドのコーヒーは、コク深いhappy01

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