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2009年1月28日 (水)

疾走するM16

コネタマ参加中: あなたを熱くさせたロボットアニメは?

最近「ネヴュラ」のサーバー「ココログ」には、上のような「コネタマ」というサービスが出来まして。
定期的にブログネタが提供され、ココログユーザーが参加、そのネタについて記事を書くとテーマごとにまとめられ、他のブロガーさんが書かれた記事と一緒に紹介されるシステムだそうです。


「ネヴュラ」はおバカな事ばかりお話している恥ずかしいブログなので、こういう統一テーマに参加すると見劣りしちゃうかなあと敬遠していたのですが、今回のようなネタなら何とかなるかなと、いたずら心で参加してみることにしましたhappy01

基本的に私は実写派なのですが、何しろ幼少期からロボットアニメブームの嵐をかいくぐってきましたので、それなりにタイトルも知っていれば、のめりこんだ時期もあります。
とはいえ多くのマニアの方にはまったく太刀打ちできず。何とか作品が鑑賞できたのは『エヴァ新劇場版・序』『天元突破グレンラガン』程度までというていたらくで。
さすがに最近の作品は、まったくと言っていいほど知りませんweep

まーロボットアニメと言えば、ある意味日本のお家芸。
まさしく星の数ほどの作品数があるので、その全貌を鳥瞰しつつもこの一本、と断定できるほどの知識も解析能力も私にはなく。
その一方で、「私の世代はコレでした」的なピンポイントトークでお茶を濁すのもあまり好きじゃないし。
ですから無知ゆえの中途半端なお話になっちゃうことを、先にお詫びしておきますcoldsweats01

ロボットアニメという言葉が一般化する前から、アニメーションは作品中にロボットがよく登場していましたね。
日本初の国産アニメと言われる『鉄腕アトム』にしてからが、すでにロボットを主役としたドラマでした。
この『アトム』放送開始の年、1963年は、他にも『鉄人28号』『エイトマン』がブラウン管に登場、冷たい体躯と電子頭脳、鋼鉄の雄叫びに席巻されていたのです。
かの『ウルトラQ』放送開始が1966年ですから、お茶の間デビューは怪獣よりも、ロボットの方が早かった訳ですね。


後年の研究で、この『アトム』『鉄人』『エイトマン』はそれぞれ、
『身近なお友達ロボット』『巨大ロボット』『ヒューマノイドサイボーグ』の原型、という解析がなされています。

ロボットアニメはその萌芽の段階で、現在も続く三つのパターンをすでに網羅しつくしている、と言うんですね。
それ以降の作品は、すべてこの三作品のバリエーションにすぎないと。


現在の作品を知らない私にとって、この解析は非常に頷けるところがあります。
ドラえもんもガンダムもサイボーグ009も、彼らの子孫だと言われればその通りかも、なんて思ったり。
新機軸と言われた『新世紀エヴァンゲリオン』にしたって、あれは鉄人のパッケージング替えの域を出ていない、と言う訳です。


そりゃそうかなあと思ったりもするのですが、ロボットアニメにしたって、ドラマのディテールやテーマ、作品中のロボットの位置づけによって作風はまったく変わりますから、別にロボットのパターンが従来通りでも良いわけで。
昔、富野悠由季監督がおっしゃったように「恋愛ドラマだって昔から男女の関わりを描いてるけど、それをパターンだって怒る人は居ないでしょ」って事ですよね。
面白ければ良いわけです。素材にどんな味付けをするか。
そこがクリエイターの腕なんですから。


前述の三つのパターン、『アトム』『鉄人』『エイトマン』型の味付け、料理のバリエーションによる新たな作品は、時代と共に多くのエポックを生み出してきました。
お友達ロボット、ヒューマノイドサイボーグに比して、作品の派手さと大仕掛け度で群を抜く製作数の「巨大ロボット」タイプでも、『エヴァ』の前には『ガンダム』あり、さらに遡れば『マジンガーZ』あり。
「ゲッターロボ」を始祖とする合体ロボットは新機軸、という考えも確かにありますが、あれも大きな流れから見れば巨大ロボットの系譜かなあと、私は感じたりします。
最近はその元祖『鉄人28号』も、原作の持つ「巨大ゆえの悪魔性」を意識した新作アニメが製作されましたね。

まーそこに、日本人ならではの『怪獣に通じる、巨大な者への畏怖・憧れ』みたいな意識が働いている事も否定できないでしょう。
でなければ、ここまで日本に巨大怪獣、巨大ヒーロー、巨大ロボットが根付く理由が説明できません。これはそのジャンルの海外作品と較べれば一目瞭然。
例外を除き、ロボット、ヒーローとも海外作品は「等身大」がメインという印象があります。

生粋の日本人である私も、ご他聞にもれずロボットアニメと言えば巨大ロボットを連想します。
そりゃーもう鉄人、マジンガーのメジャーどころからグロイザーX、マシーンブラスター、メカンダーロボなどマイナー系、一連の『土曜5時半サンライズアワー』、富野作品や高橋作品を毎週追いかけた典型的なクチでした。


ええ並びましたとも。ガンダム映画化の一作目、封切初日の劇場に。
日曜午後という異例の放送時刻の『超時空要塞マクロス』第一話を見る為に、朝から興奮していた恥ずかしい過去も否定しませんcoldsweats01

バンダイの電動歩行マジンガーZのプラモ(あの足の大きい奴)なんて、いったい何個作ったことでしょう。
1/144リックドムのキット欲しさに模型店に列を作った思い出が、走馬灯のように脳裏を横切ります。ホビージャパン誌の作例を見ながら、イマイのバルキリーをファイターからバトロイドに改造し(もう口を閉じてもいいですか?coldsweats01



でも、長々とこんな前段をお話しても、「ネヴュラ」読者の皆さんなら、私が結論を『装甲騎兵ボトムズ』に着地させようとしている事は百も承知と思います。

Photo_3まーこれまでもさんざんお話してきた別格の作品ですから、『熱くさせたロボットアニメ』と言えば、まずボトムズが浮かびます。
でもいざ『ボトムズ』について書けと言われると、それは『ウルトラマンの魅力を短く説明しなさい』と設問されているようなもので、一言では不可能なんですよね。

色々な切り口から少しずつ語っていかないと、舌足らずな私の言葉ではとても表現できません。


ところで。この『ロボットアニメ』というテーマについて、無い頭を絞ってつらつらと考えていたんですが、やがて一つの疑問が。


『装甲騎兵ボトムズ』って、ロボットアニメでしょうか?



「なーに言ってんだか。ついにオタクイーンも頭がいっちゃったね。かわいそーに」と思われた方も多いでしょう。そりゃそうですよね。
『究極のリアルロボットアニメ』なる称号を欲しいままにする名作に、今さら何を言うのかと。ごもっともなお話です。先日公開されたばかりの『ペールゼン・ファイルズ劇場版』でも、ボトムズ世界の象徴たるロボット、AT=アーマード・トルーパーの活躍は、硬質のCGIで見事に再現されていました。


Photo_4でも『ボトムズ』をご存知の皆さん、心酔する皆さん。
ATの魅力が従来の『ロボット』の魅力とは違う所にある事は否定できないと思います。

よく「ボトムズ」監督・高橋良輔氏やメカデザイナー・大河原邦男氏が語るように、ボトムズ世界に於けるATは『兵装』の一つに過ぎないわけですよね。


確かにATの先輩格に当たるモビルスーツだって、従来のワンオフ的なヒーローロボット、敵役のやられメカを『軍事兵器』として捉え直してはいました。
でもやっぱり、モビルスーツ同士の戦闘は、双方がモビルスーツに搭乗する事で初めて成立するわけで。
パイロットがニュータイプだろうと何だろうと、生身のノーマルスーツと全高18m・ビームライフル装備のモビルスーツじゃ勝負にならないという事なんですよね。
そういう意味で、モビルスーツ搭乗によるパイロットの物理的サイズ、身体機能の拡大率は、やはりそれまでのスーパーロボットと変わらないわけです。


Photo_6ところが。全高4mのATはその身体サイズ・身体機能の拡大率がモビルスーツに比べ格段に低い。何しろそのサイズは、モビルスーツの四分の一以下ですし。
という事は。AT同士の戦闘の場合、パイロットの腕、能力そのものが戦闘に反映される比率はモビルスーツよりも高いという事になります。
機械の力に頼る割合が少ないんですから。

『ボトムズ』の醍醐味は、その部分にあるような気がするんですよ。




Photo_7一部のカスタムタイプを除いて、ボトムズ世界に存在するATはすべて量産機です。
主人公、キリコ・キュービィーはその量産機を操りながら、卓越したテクニックとある種の機転で、数々の戦いに勝利していきます。
例えば、敵ATに組み敷かれた体勢で頭部バイザーを開き、爆弾を敵ATのボディーに取りつけて爆破するとか。
方向転換用のターンピックを支点にして、回転しながらマシンガンを発射するとか。

『各々の局面に応じて、固定兵装をどれだけ応用できるか』という演出に、ATのサイズは非常に適している、リアリティーがあるという事なんですね。
そのサイズゆえ、モビルスーツはモビルスーツ以外の用途に使えませんが、ATはある時は双眼鏡になり、移動手段になり、回転砲台になる。
フレキシブルな運用ができるサイズなんです。


これをどう使いこなすか。そこにパイロットの腕・才能が試されるわけで、そこを楽しむという点では、私にとってまるで『ゴルゴ13』の狙撃のテクニック、アイデアを楽しむ感覚に近い物があります。
狙撃ターゲットとの位置関係や距離、障害や自然条件に応じて武器をカスタマイズ、奇抜な方法と針の穴をも通すコントロールで、世界最高のスナイパーの名を欲しいままにする男、ゴルゴ13。


キリコにとってのATは、彼の愛銃、アーマライトM16ライフルに近い存在なのかもしれません。
それはまさに、コアレスモーターで高速走行するローラーダッシュ機能を備えた、走るアサルトライフル。
どんな悪条件でも最善の方法を見つけ、相手を確実に仕留めるゴルゴの手腕と同じ物を、私はキリコに感じるのです。



Photo_8そういう意味でやはりATは、ロボットと言うより銃器など『兵装』に近い印象なんですね。他のロボットアニメに無い感覚を覚えるのも、無理はありません。
それはキャラクター的存在とは対極の、銃器と同じ位置づけ。愛着とは無縁のファクターなのですから。




ATを戦車やジープと捉える解析を、よく目にします。
でも最近の新作を見るにつけ、ATには戦車やジープなどとは較べられないほどのプレイバリューの広さ、コストパフォーマンスの高さを感じます。

全体のサイズ、修理・改造が容易な構造、パイロットが取り外し携帯できるほどコンパクトな火器。これらを駆使し、キリコがどう戦うか。
そこにはロボットアニメのカタルシスとは真逆の、新鮮な感動があるのです。


Photo_10ちろん『ボトムズ』には、ストーリーやキャラクターなど多くの魅力がありますが、こと『ロボット』という視点で見た場合、従来のこの種の作品には無い新機軸に溢れていた感覚があります。
その新機軸の多くが、全高わずか4mという秀逸なサイズ発想にあった事は間違いないような気も。

そこには鉄人にもマジンガーにもガンダムにもない、『巨大ロボットの可能性』が潜んでいたのですね。


誰もが考えながら、誰も到達しえなかったロボットアニメの新しい地平を、今もローラーダッシュで軽やかに駆け抜ける『装甲騎兵ボトムズ』。
何やらまた新しい動きがあるようで。今年も目が離せません。


では最後に、その魅力いっぱいのテレビ版オープニングをご覧下さい。



他にも、熱くなったロボットアニメは色々ありますが、他の作品を語るとまた長くなりますから、今回はこんなところにしましょう。

あーまた、手持ちのDVDが見たくなってきた。
たまにはこれかな。『マジンガーZ対暗黒大将軍』(奇跡の封切鑑賞でしたhappy01

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コメント

どもども、オタクイーンさん。

ちなみに、私は幼少期に「鉄腕アトム」「鉄人28号」「エイトマン」「宇宙少年ソラン」「遊星少年パピイ」「レインボー戦隊ロビン」等々の怒涛の嵐を受けまして、

その後、「ウルトラQ」「マグマ大使」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「キャプテンウルトラ」「仮面の忍者赤影」「怪奇大作戦」「妖術武芸帳」へ突入すると言う流れになってます。

ヤマト映画版には行列し、ガンダムの「光る宇宙」を、後輩の下宿で見て圧倒された事もありました(スターウォーズもこの頃)。

我ながら、「バリバリ」のオタクですね!(笑)


……ところで、ジャンルで分けると入ってしまうんでしょうが、果たして「ガンダム」はロボットアニメなのだろうか?(ちょっと違う気が……)

都の商売人様 そうですかhappy01
もう私も、商売人さんとまったく同じ人生を歩んできました。ヤマト劇場版までhappy01
本編開始前に劇場に流れるBGMに、超大作感を覚えたものですhappy01

前番組『ダイターン3』の流れで、ガンダムは最初から見ていますが、なにしろ周りに支持者が少なくてもう、布教活動に大変でした。
まさかこんなビッグタイトルになるとは。今では考えられないですねhappy01

「ガンダムはロボットアニメか?」
いやーこれ、鑑賞時期によって印象が違うような気がします。
最初期から見ていた私にとっては、あれは間違いなくロボットアニメでした。
第1話なんて、ガンダム・ザク共完全に「ロボット」という描かれ方でしたしね。
その後「ニュータイプ」の概念が表面化され出したあたりから、ちょっと別の様相を呈し始めたような気も・・・
まー私の印象ですから、どうぞお気になさらず。
本放送当時、異常なほどにのめりこんではいましたが、その情熱のベクトルは1983年『装甲騎兵ボトムズ』の放送開始によって完全に別方向へ。
ガンダムは一気に過去のものとなってしまったのでしたcoldsweats01
ホントにおバカな私。今でもBGM「颯爽たるシャア」を耳にすれば、心は躍るんですがhappy01

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