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2009年1月10日 (土)

山頂はまだ遠く

さて。今回ほど、書き出しを難しいと感じたお話もありませんが
まだ、その結果をご存知ない方もいらっしゃいますし。
自分としては、ほぼ予想通りだったのですが。

記事書き出しの前に調べた所、このカテゴリーにはものすごくアクセス数が伸びていましたから、やっぱり皆さんもご興味がおありなんでしょうね。
そのご期待にお応えしない訳にも行きませんし。
うーん難しい。でもまあ、発売された限りは結果解禁という事で。
未読の方はごめんなさい。

やってきました発売日。『宇宙船映像倶楽部』第三回応募プロット発表です。

ネットで今回の表紙は知っていましたから、書店で見つけた時も迷わず購入。
雨交じりの空、濡らさないよう気をつけていたんですが、まさか自分の頬が涙に濡れるとは なーんて


「ネヴュラ」上で部員の方々とのやりとりが増えてきた事もあり、今回はいろいろ興味もあったので、いきなり最初から「倶楽部」ページを探しました。
お仕事で局へ向かう途中、さるファッションビルの休憩コーナーで。
お仕事までは間があり、確認には丁度良い空き時間だったんです。


たまたま最初、「倶楽部」後半のページを開いちゃった私。
いつものように課題作「ホンノバケモノ」デザイン案、モンスターデザイン案の応募作が何点か掲載されていました。
これはいつもの事なので、あープロット案の掲載作は前のページかな、と思ってみてみると・・・

いつも意見交換をさせて頂いているお仲間の作品がデカデカと。

「おおっ。これがあの『スネ夫くん』なのね
(限定情報でごめんなさいね。ご本人からは事前にイラストの雰囲気だけは伺っていたので)なんて感慨に浸り、自主制作で作品を作っちゃった方の内容などを見ながら、ふむふむやっぱり実力ある方は頭角を表すものだねえなんて思っていると・・・


あらっ?プロット案の掲載作は?
ページのノンブル、乱丁、落丁など無い事、いつもの4ページコーナーである事を確認した私は、愕然となりました。
「ありゃー。今回、プロット案は一本も掲載されてないわー。」
そうです。今回、応募されたヒーロー作品プロットは、入選作ゼロだったのです。
いわゆる「該当作品なし」という事ですね。応募者全員ボツという訳で
当然ながら拙応募作も、影も形もありませんでした



隅っこに小さく記された部長の総括を見てみれば。
なるほど。『「コレ!!」という物がなかった』わけですね。


まーそういう事もあるでしょう。
世間にあまたある文壇の新人賞にだって、よくある事ですもんね。
うーんやっぱり宇宙船映像倶楽部、単なる投稿コーナーじゃないなーと。
良作がなければあっさりこうなるわけで。
そのハードルの高さを、改めて思い知りました。
いやーそもそも私なんて、前二回の掲載が奇跡だったんですよ。
『三度目は正直』という事でしょうか


掲載された皆さんの作品は素晴らしく、尊敬の念を新たにするばかりです。
まさに、部長から期待されるにふさわしい方々ですよね。
素直に拍手を贈りたいと思います。掲載、おめでとうございました


以前お話した通り、今回の拙応募作がボツとなるであろう事は、ある程度予想していました。理由はまず何より、私の実力不足である事は間違いありません。
それに加え今回は『間が悪かった』。言い訳になっちゃうのでこれ以上はご勘弁下さい。
まさか、あんな巡り会わせがあるとは(以下自粛)
まーどんな理由があろうともボツはボツ。
部員の籍が抜けるわけじゃなし、部長も『「アッ」と驚く企画はいつでも大歓迎』とおっしゃっていますから、今後、まだまだ精進したいと思っております

それにしても、倶楽部の活動はますます現実化の様相を呈してきましたね。
特定の課題プロットを軸に、デザイン、造形スタッフの発掘に意欲的な様子がよくわかります。おそらく今後、何本かの課題プロットごとに、具体的なスタッフ編成やプレゼンの動きが活発になっていくのでしょう。
その為にはまだまだ、倶楽部として局やスポンサーにセールスできる「企画」が足りません。デザインや発想の力、つまりパート毎のエキスパートである「選手」はいくら揃っても、彼らが実力を発揮できる「ゲームフィールド」たる企画がなければ、試合は始められないのです。
ここでしょうね。この倶楽部の根幹が何より必要。
この現況について、部長のお考えもお聞きしたいものです。
そこが何より、私たち部員の努力にかかっている事も身に染みているんですが


ともあれ今後、光る企画が集まらなければ、倶楽部は現在の課題作を中心に進んでいくでしょう。
部員としては個々のプロットやデザイン考案に加え、既存の課題作への提言がますます不可欠になってきます。


何かこのお話自体が、部活の発言みたいになってきちゃいましたね
これ実は、本業の番組企画会議でよく出るお話なんですよ。
「プレゼンする企画が絞りこまれたら、部員全員で案を持ち寄るんだ」みたいな訓示が、よく部長から出るものなんです。
「部員一丸とならなきゃ、通るものも通らないぞ」みたいな


今回は課題として、「ホンノバケモノ」主人公、『シオリ★』のデザイン案が募集されましたから、きっと雨宮部長も、そのあたりの「案を持ち寄る」という部分を重要視しているのでしょう。倶楽部としては何より、実現化の可能性が高い作品を優先させるのは当たり前ですし。

で、さらに気になったのが、ページに記された「部活動」の一言。
他にも本文中、「次回は必ず部活をすべく、今編集部と相談しているので、決まり次第、部員のミンナには連絡が行くと思う」なんて記述がありました。
さすがに部長も部活の事を気にかけられていたようで
まあこの予告の通り、近日中には何かの動きがあるのでしょう。

ぜひ期待したいですが、毎度、注意を引くのは部長の『部活』という表記です。
前号もそうですが、部長はいつも、決して『会』とはおっしゃっていません。
「部会」ではなく『部活』『部活動』
「活動」という意味に非常にこだわっていらっしゃるような気がするのです。
それには、どんな意味が込められているのしょうか?
実は私も、部員の方々から頂くコメントの返事には、いつも「部活」という言葉を使ってきました。


個人的に「会議」と「活動」は違うと思っているので、このあたりの含みも大変気になるところですね。やっぱり部活というからには、何かの活動があるのでしょう。
顔合わせというだけではない、具体的な何か。
そういう積極性が好きで、この企画に参加しているんですが


という訳で、個人的には今回、残念な結果になっちゃいましたが、逆に部活や再応募へのモチベーションが上がったような気もします。
「高く険しい山ほど、征服の意欲が湧く」というところでしょうか。
今回は足元の岩が崩れて、10mほど転落しちゃいましたが。
部員の籍がある以上、まだロープは切れていないと


ともあれ、次回締め切りは2月6日。また苦しい登山が始まります。
近日予定の部活も楽しみ。息切れしないで、自分のペースでついて行こうと。
このワクワク感がたまらないんですよね。
きっと同じでしょ?部員の皆さんも。

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宇宙船映像倶楽部」カテゴリの記事

コメント

おつかれさまです。
結果ならびに(多少曖昧ではありますが)今後の予定がアナウンスされましたね。

拙作へのお祝いコメントもありがとうございました。スネ夫(笑)を見ていただけただけでもうれしかったです。
しっかしあのラフスケッチが存外な評価を頂いてちょっと驚きでした。前回もそうですが『参考程度に』と添えたモノが目に留まるのはある種複雑ですね(苦笑)。

部活についてはもう待つしかなさそうですね。部長が本気であること、しかしながら部長自身もお忙しいこと、そして目標は果てなく遠いこと・・・腰を据えておつきあいしていく覚悟を新たにしました(笑)。

次回募集については見た目のデザインというよりも主役のキャラクターを掘り下げていくこと、あの作品世界での人間の立ち位置や世界観、文化風俗を想像し設計せよということかもしれませんね。単なる衣装や小物デザインだけでなく。
かねていくつか腹案を練っていた課題ではあるのでつめていきたいと思います。
あわせて今回掲載していただいたキャラクターのブラッシュアップもしたいです。

ではでは。

 こんにちわ!
 『宇宙船』買って来ました。
 今回はデザインが課題だったということで、みなさんの絵の上手さにびっくりしました。前回分や前々回分を見た時も思ったのですが『プロやん!』といった感想です(笑)
 特に、僕と同じ17歳の方のデザインには、同い年にこんなレベルの高い人がいるんだと衝撃を受けました。
 僕は絵は描けないので、課題ではありませんが『企画案』を提出しようと思います。企画案も作るのは初めてなので、まず書き方から調べないといけないのですが・・・(笑)
こんな時に限って連続で模試ですが頑張ります!
いつか僕もみなさんのように雑誌に載せて貰えたらいいなぁ(笑)

「宇宙船」買ってきました。気になるのはやっぱり宇宙船映像倶楽部…。が、プロットでの掲載はなし!!今回送ったプロットは今までの中で一番いいもんだと思ったんですが。でも、載るもんが載ったからまあよしとします。でも、何だかんだでヘコみます。あーあ

MUGI様 掲載、おめでとうございます
「スネ夫」すばらしいですね。以前、コメント頂いた時の想像とはまったく違いました。
非常にアグレッシブなイメージのキャラじゃないですか
このキャラを魅力的に動かすには、設定や世界観など、かなりの作りこみが必要になりますが、それだけの魅力を持ったキャラという事で、今後の展開が楽しみです

さて。倶楽部もいよいよ、ある方向に向かって動き出しそうですね。部活の日程、内容が非常に気になりますが、とりあえずは課題も含めた応募作の作成が優先されますね。
なにしろ例によって、締め切りまで一ヶ月も無いし
このスパンで企画を考えるリズムを、私もようやく掴めてきました

でもここまでパート毎のスタッフを真剣に募集しているという事は、部長も本気なんでしょうね。ますます身を引き締め、頑張らねばと思います。
記事中にも書きましたが、「高く険しい山ほど、征服の意欲が湧く」タイプなので
お互い、頑張っていきましょう

アラ様 「宇宙船」購入されましたか
掲載された皆さんの発想力、デザイン力は凄いですよね。
画力の無い私には羨ましい限りです。
でもアラさん、企画案応募に参加されるとの事ですね。これは私も本当に嬉しいです。
提出期限までの一ヶ月弱、これでまた思いを共にするお仲間が増えました。
過去の応募時も含め、一緒に悩むお仲間が沢山いらっしゃるという事は、発想の壁に当たった時にも非常に励みになるんですよ。
何か分からない事がありましたら、何なりとご相談下さい。
今回ボツになった私ですので 大した力にはなれないと思いますが、一緒に頑張って行きましょう。でも、模試には支障をきたさないようにして下さいね

「宇宙船」誌面でお会いできる日を、今から楽しみにしています 

OKAZAKI様 作品掲載、おめでとうございます
既にあんな本格作品を作られていたとは。感服しました。
机上の発想は出来ても、実作品にこぎつける事はなかなか出来ませんから、その偉業は大きく評価されてしかるべきと思いますよ

プロット掲載無しはショックでしたね。私も愕然となりましたが、まあそういう事もあります。
それだけ選者側も真剣という事が分かっただけでも、大きな収穫でした。
お金の動くビジネスに繋がる事ですから、雑誌の投稿感覚とは意識が違うんですね。
次回の応募には、全精力を投入しようと思います。
OKAZAKIさんも頑張って下さい。部活でお会いできた時、笑顔が交わせるように

掲載されていたアレは学生時に作ったもんで、反省点の多いモンでした。でも、アレこそ今の自分自身の作品に対する在り方や方向性の原点であり、核になっているモンだと思います。(正確には違いますが一応要となったモンには違いないので)

それはいいといして今度応募する企画!これが問題!大問題!!これまでのようなもんを出していてはダメだということ!そして何がダメなのかわかるものののその改善策がいまいちわからないぞ!!ということ!それが問題!大問題!!

そしてもう一つ問題なのが一昨日からインフルエンザにかかってしまったということ!!!

ボツや却下やリテイクは物書き絵描きの常ですからねー。
さすがにオタクイーンさん、タフですね。感服します。

私も今でこそずいぶん図太くなりましたが、若かりし頃はなかなかふっきれず過剰に落ち込んだり狼狽えた覚えがありますね。

今は色々な苦労も迷うこともふくめすべてのことが自分を向上させる糧だと思えるし、目標を見失うことは無い自信が少しはできたかな・・・と思っています。

スネ夫くんについてはとにかくヒーローは『見上げるまばゆい存在』であってほしいと思いからデザインを進めたものでした。このキャラクターではおっしゃるようなアグレッシブさ、強さと共に神秘性やある種のナイーブさも表現したいと思っています。

ではでは。

OKAZAKI様 まずはインフルエンザ、大変ですね。心配しています。
以前、記事に書きましたが、私は昨年に予防接種を受けたため、まだ感染はプロックされているようです。
とにかくすぐ病院へ行き、迅速に治療して下さいね。
なんといっても健康が第一ですから。。
せっかくのお仲間、競う相手が病気では、私も企画考案へのモチベーションが下がっちゃうというものです

掲載作は学生時代に作られたんですね。
私にも昔、プロはだしの自主特撮作品に参加した仲間が居ましたが、やっぱり勇志が集まって作られる作品にはパワーがありますよね。
きっと部長も、そのパワーを評価されたのだと思いますよ。
プロアマ問わず、やはり作品には勢いが必要。
その情熱を、今回の応募作にも活かして下さいね。

「大問題」は私も同じです。前号の拙掲載作にも、小林勇次氏より的を得たご指摘がありました。自分の企画の根幹に関わる指摘はアイデンティティーを揺さぶられて不安にもなりますが、自作の穴が分かる事は本当に貴重です。
実質、あと三週間ちょっと。今回もお互い、頑張りましょう

MUGI様 ボツやリテイクの意味が分かるかどうか、耐えられるかは、業界経験の有無が大きなポイントですよね。
そこで脱落する程度のモチベーションなら、これからやっていく事は出来ないわけです。
何しろ、今後は本当のプロの世界、もっともっと厳しい現場が待っているわけですから。

だから今、部長の翼の中に守られている内はまだ幸せなんですよ。
企画を局へ持ち込んで、担当者にボロクソに言われた時のヘコみ具合に較べれば、一度のボツなど可愛いものです

自信を支えるのは、やはり場数という事になるのでしょうが、それを含めて、今私たち部員はしごかれているわけで。
それを分からなきゃいけないですよね。むしろ楽しまなきゃ

スネ夫くんの動向、楽しみですね。
確かに部長がおっしゃる通り、企画創作欲を刺激するデザインと思います。
応募者の中から、デザインに会わせた企画や世界観が提示されるかもしれません。
そういう動きが期待できるところが、宇宙船映像倶楽部の良いところですね

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