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2008年12月17日 (水)

インフル2ショット

昨日の夕方。怪我の治療に、いつもの病院へ行った時の事です。
平日という事もあって、待合室の患者さんもさほど多くはなかったんですが、
その中に謎の男性二人連れが。


一人はマスクをかけた、三十代とおぼしきちょっとふくよかな黒人さん。
熱があるのか、長イスに腰掛ける姿も辛そうです。
隣に座るお連れさんは、二十代らしき痩せ型のお兄さん。
逆立った髪に派手なサングラスと、どう見ても堅気のご商売には見えませんhappy01
彼も辛そうなのか、時々ため息などをついています。


その二人の前を、たまたま看護師さんが通りかかりました。
「あの・・・」その時突然、看護師さんにお兄さんが話しかけたのです。
「インフルエンザの検査を受けたんですが、待ち時間はどれくらいでしょうか?」


いやーこの年末に来て、街では新型インフルエンザの話題でもちきりですね。
マスコミもこぞってあおるものだから、不安も余計に高まっちゃって。

実際、今年のウィルスはなかなか手強いようで、周りにもその予備軍は沢山居ます。ところが私など、病気に関してはド素人なものですから、風邪とインフルエンザの違いがわからない。
周りの仕事仲間もやっぱり同じで、熱が出たら検査、くしゃみが出たら検査なんて戦々恐々としています。


どうやら彼らもそのクチのようで。急に熱が38度5分とか出ちゃったらしく、あわてて病院へ駆け込んだ様子。
二人とも震えていたのはそのせいだったんですね。
「うーん。もうすぐですよ。ごめんなさいねお待たせしちゃって。」
丁寧に答える看護師さんに、不安いっぱいのお兄さんはさらなる質問を。
「今年のインフルエンザって、どんな症状なんですか?」
そりゃー気になりますよね。風邪かどうかの瀬戸際なんですから。
「いやーウィルスはA型とB型があって、症状は細かく違うんですよ・・・」
なんて、説明する看護師さんも少々不案内な様子。
しかしお兄さん、攻撃の手を緩めない。
「発病率はどれくらいですか?」


この質問を聞いた時、私はちょっとこの二人に興味を持ちました。
いくら検査結果が気になるとはいえ、インフルエンザに関して興味を持ちすぎる。
突っ込んだ質問をしすぎるような気がしたのです。

この突っ込み方は・・・ 自分が納得する為だけじゃなく、今ネタとして持っておきたい為の興味、取材的姿勢なんですね。
そう。私と同じ、マスコミ屋の匂いを感じたのでしたhappy01


名前を呼ばれ、私が診察室の前、通称「中待ち」で待機していると、検査結果が出たのか、彼らは私より早く診察室に入りました。
怪我の治療も内科検診も同じ先生が診る個人病院の事、中待ちで座っていても、自然に診察室での会話は漏れ聞こえてきます。
何しろ足の怪我以外は健康そのもの。彼らの会話に気を惹かれてしまっても致し方ありません。そんな無粋な私をお許し下さいcoldsweats01


「うわちゃー。やっぱりインフルエンザでしたねー。」
やや芝居がかった先生の告知に、驚きを隠せないお二人。
カーテン越しにも、動揺の様子が見て取れます。
「えーっ、やっぱりですか。熱がかなり出て辛いんですけど、すぐ下げる事は出来ませんかねー?」
「いやー最近はね。インフルエンザは熱を急に下げると良くないって言われてて、緩やかに治していくのがいいみたいなんですよ。
まー解熱薬を5日分出しておきますから。」

そんな先生の言葉を噛み砕いて、隣の黒人さんに説明するお兄さん。
やっぱり優しいところもあるんだ。いい人じゃないですかhappy01
でも私の興味はインフルエンザよりも、二人の職業に注がれるばかりでcoldsweats01
そんな私の切なる願いが通じたのか、にわかに診察は感染経路のお話に。


「どこで貰っちゃったと思います?ウィルスを。」
その先生の質問に、待ってましたと答えたお兄さん。
「ええ。私、CLUBでDJやってましてね。
毎日、400人から500人のお客さんを前に仕事してるんですよ。」

それを聞いた先生、納得のご様子で深く頷きました。
同じタイミングで中待ちの私が頷いたのは、言うまでもありませんhappy01
なるほどー。その風体、黒人さんとのペアも頷ける。
しつこい取材根性もそのせいだったのねと。


「あー、人がたくさん集まる場所だからねー。そりゃ貰っちゃうわ。」
「早めに熱を下げたいんですよ先生。でなきゃ仕事にならないし。」
「薬の解熱作用は個人で違うので、飲んだ翌日にすぐ下がっちゃう人もいれば、数日引っ張る場合もあるね。それは何とも言えない。」
「そうですかー。困っちゃうなー。」


お二人はよっぽど辛かったと見えて、とにかく解熱薬の効果を何度も確認、肩を落として帰っていきました。いやー他人事じゃありませんねー。
DJはノリが全てのような職業ですから、熱や鼻づまり、咳なんて大敵でしょう。
高熱がきたす支障はどんなお仕事でも同じですが、こと声やアドリブ性を要求される職業は、ごまかしが効きません。

時々、鼻声でニュースを読むアナウンサーをラジオで耳にしますが、全国的に「私は風邪でーす」って発表しているようなものですからねー。
可哀想と言えばこれほど可哀想な職業もないわけで。
日頃の不摂生を人前に晒すという。coldsweats01


まあとにかく、彼らは高熱のまま、今日もDJブースで本番に臨むわけです。
まったく楽なお仕事はありませんね。同情を禁じえません。
と同時に、そういう患者さんが来る病院って、健康者のインフル感染率もめちゃくちゃ高いことに今さら気づく私。
病気の渦中に飛び込んでいってるわけですもんねー。
これは本当に気をつけないと。予防方法なんてあるんでしょうか?

明日、仲良くなった看護師さんに聞いてみよっと。


帰りの会計窓口で、たまたま件の二人の後に並んだ私。
口を押えながら、なるべく近づかないようにしましたが。
なんと彼らは検査と薬の総額が、一万七千円を超えていました。
うわーお金もかかるなーインフルエンザ。
彼らには二重のショックだったでしょうcrying


帰りに、ミニバイクを飛ばしながら考えたんですが。
彼らもやはり私と同じ、日頃のエピソードをネタとしてお仕事に活かすご職業。
看護師さんへの質問も、すべてDJトークの仕込みでしょう。
という事は、彼は今日もCLUBで、インフルエンザをネタに軽快なトークを炸裂させるのでしょうか?


まさか、スクラッチに合わせてラップするとか。
「♪俺はインフル!熱でブルブル!頭グルグル!飲んだタミフル!
Let’s go!」みたいなhappy01

「Let’s go!は古いでしょ」って言われそうですがcoldsweats01

まーそれは悪いジョークとしても、彼らはきっと自宅待機、集中治療を余儀なくされるでしょう。なにしろインフルエンザの保菌者。
職場のCLUBだって、菌をばらまくような事はできないでしょうしweep

不況、リストラなど社会不安も深刻化する歳末ですが、せめて体調だけは保って、健やかに新年を迎えたいものです。
皆さんもご自愛下さいねhappy01

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コメント

>病気の渦中に飛び込んでいってるわけですもんねー。

 『キイハンター』のOPナレーションを思い浮かべました(^o^)

 私は仕事柄、こっち向きに咳をする子どもたちを相手に、喉を枯らして大声を張り上げていますので、インフルエンザの恐怖は身近なんです~~(´・ω・`) 今年は既にインフルエンザ患者が3人出ていますし。ただ、「出校停止」という措置があるので、大流行にならずに済んでいます。

 それにしても、昔から思っているんですが、病院の待合室で自分の順番を待っていられる人って、元気ですよネ。私はそこにいるだけでドンドン気分が悪くなっていきます。家では動けずに布団に寝ていたのですから、イスに座ってなんかいられません。やっと自分の番になった時には、もう瀕死の重症患者の気分(^^ゞ

 DJお二人の診察料と薬代が高額なのは、保険証が無いからかもしれませんネ。

 病院は病人(とケガ人も)が集まるところなので、病院で感染する確率は高いでしょうネ。予防接種を受けたということですが、これからもケガの治療に通われるでしょうから、どうぞお気をつけくださいませ。

自由人大佐様 お気遣いありがとうございます。
確かに「渦中に飛び込む彼ら」なのでhappy01 怪我を治しに行って病気をもらってくるような事にはなりたくないなとcoldsweats01

教育現場にとって、風邪や流行病の脅威は大きいでしょうね。
ただでさえ菌に抵抗力の少ない子供さんの事、しかも密な接触の多い場だけに、予防の徹底が何よりも必要ですし。
もうインフルエンザの患者さんが三人も出ているんですかeye
迅速な発見、確実な対応が求められますね。
大佐さんもお気をつけ下さい。

確かに、待合室の患者さんって、元気な方は元気ですねhappy01
ほぼ毎日、同じ時刻に通院していると、デイリー仲間の患者さんの顔ぶれも大体分かってくるんですがhappy01 例えばお年寄りの患者さんの場合、どうも待合室でお仲間の患者さんと世間話をする事が健康法、みたいな方が多いんですよhappy01
病院へ集まる事が元気の証、みたいなt-shirt
だから「○○さん、今日は来ないね。」「ええ。病気で」みたいな笑い話が出来ちゃうんでしょうねhappy01

おっしゃる通り、DJのお二人は実費払いのようでした。
保険証の無い状況では、病気一つにも多額の出費を余儀なくされてしまいますね。
この大不況の最中、家計への影響も大きいでしょう。
彼らはまさに、病気さえ出来ない状況なのですね。
事情も色々あるでしょうが、そこは同情を禁じえません。

おそらく、怪我の治療は来年も続くでしょうが、まあ気長にいこうと思います。
こればかりは焦りは禁物。じっくり取り組む事が何よりの近道でしょうからhappy01

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