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2008年11月 7日 (金)

儚い望み

前回の記事では、皆さんにご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
コメント頂いた方々、本当にありがとうございました。
改めて感謝いたします。


事故から四回の夜を経た今朝。当初は気づかなかった胸の打撲をはじめ、全身の痛みは日増しに重くなりますが、運動後の筋肉痛と腹をくくれば慣れも出るもので。
それでも処方された薬が切れれば、痛む足を引きずって診察に行かねばなりません。事故証明作成の為、警察に提出する診断書を頂く必要もあり、体調の安定を見て愛車ミラ・ジーノで病院へ向かいました。
自宅から車で20分。少々運転が不安ではありましたが、独り身の辛さ。誰にも頼る事ができません。

「腫れてるなー。痛むでしょうこれ。」
平静を装う外見とは裏腹に、腫れの増した左足を一瞥した担当医は、思わずそんな言葉を漏らしました。
「見た目ほど痛くないんですよ。右足の1.5倍ぐらいに腫れてますけど。」
「いや、2倍くらいにはなってるよ。かなり痛いはずだよこれは。」
看護師さんの丁寧な処方により、患部の消毒、湿布に続き、膝下を包帯でグルグル巻きにされてしまった私。
「うわー。これじゃーホントに怪我人ですねー。」
「だから最初から怪我してるんだって。」のんきな私に笑みを浮かべた担当医の先生も、さほど心配はしていなかったようです。
「全治二週間という事で、診断書を作っときますから。」


明日も様子を見せに来るように。そんな指示を頂いて、何とか無事に病院を後にできたのですが。
実はその前。診察の待ち時間に、私はある所へ出かけていたのです。
皆さんももうお察しと思います。病院からほど近い、事故現場でした。Photo_2
ご覧の通り、現場は事故発生時のまま。逃走した車の目撃情報を呼びかける看板が立てられていました。
(写真の発色が不自然で申し訳ありません。事故当時、デジカメは懐に忍ばせてあったので、事故の衝撃で故障したのかもしれません。お許し下さい)

傷を負った体ゆえ処理もままならず、不本意ながら愛車Verdeは放置される事に。
地方とはいえ人通りの多い道ですから、バックミラーやナンバープレートなどが盗難にあっていないか心配だったんですが、それは杞憂に終わりました。
それどころか事故発生後、まるで綺麗に保存されていたかのような状況。
この角度で見れば、破損しているなんてまったく思えません。


犯人に繋がる貴重な情報を集める手段がこの看板のみというのも、心細い限りです。正直私も、これまでこの手の看板には注意を払っていませんでした。
道行く人々の関心もその程度なのでしょう。
儚い望みですが、今はそれにすがるしかありません。

Photo_3あと数日はこのまま、レッカー移動が出来ない状況だったので、大事を見てバックミラー、ナンバープレートを取り外しました。
改めて昼間見ると、大きく割れたエンジンカバーに心が痛みます。

でもここで、ちょっと希望も感じた私。
「あれ?このVerde、エンジンカバーとハンドルカバー以外は、さほどダメージも大きくないんじゃ?」


おバカとお笑い下さい。命を救ってくれた愛車を廃棄するには忍びない私は、外装のリニューアルと再整備による復活の希望を抱いてしまったのでした。
よくよく見れば、ガソリンやオイルの漏れも無い様子。
「エンジン、かかるかな?」
4日ぶりに回すセルモーターも調子よく、エンジンはすこぶる元気に、いつもと変わらぬスロットル音を聞かせてくれました。
持ち主の欲目か、その音は私にはこう聞こえました。
「ちょっと打ち身しましたが、中身は元気ですよ!おねえちゃん!」


病院を出た後、そんな希望を胸にSUZUKIのサービスショップに直行。
事情を話す私に、スタッフはこう答えました。
「うーん。確かに旧モデルとはいえ、パーツはまだ取り寄せできるんですが。
でも私たちは外装よりも、むしろフレームのダメージを気にするんですよ。
そこがイってたら、走っていても危ないですから。」

「そりゃそうですねえ。」
とにかく、一度見なければ何とも言えないという答えに納得した私は、Verdeをショップに運ぶ事を決意しました。もちろん、細心の注意は必要ですが。
なんとか愛車を救いたいんです。結果はどうあれ、手は尽くしたいと。
なにしろ彼は、身を挺して私を護ってくれたんですから。
今度は私が、彼を救う番です。


とはいえ楽観はしていません。ダメならダメで仕方ないし。
自分を納得させたいのかもしれませんね。やるだけはやってみたいと。
昔から私は、愛着を持つものにはすべてこんな調子。
選ぶまでは吟味しますが、一度愛着が湧くと見捨てられない。悪い癖です。

ご心配下さったお仲間には怒られちゃいそうですね。
こんな危ない目にあったのに、まだミニバイク生活を続ける気なのかって。

ごめんなさい。これも私のスタイル。
交通の便が悪い場所に居を構える生活環境を考えれば、現実的にミニバイクは手放せないのです。
残念ながらVerdeが復活できなくても、新たな一台を手に入れるでしょう。

またあれだけの事故に遭いながら、あのスロットル音を聞けばアクセルアップの誘惑に勝てない私。恐怖感など露ほどもありません。

今まで何度事故に遭っても、この思いだけは変わりませんでした。

でも何よりも、蘇った愛車の姿を見たい。これが一番の望みです。
儚い望みという事も、よく分かっているんですが。
彼が復活すれば元気百倍。お守りに乗って走ってるようなものですから。

皆さんにさらなるご心配をおかけするようで、申し訳ありません。
安全運転を心がけ、不遇な事故に遭わないよう祈るだけです。

ともあれこんな気分になったのも、精神的に回復した証拠。
卑劣な犯人への思いは変わりませんが、そんなこだわりは時間の無駄です。
もう少しだけ、Verdeに愛を注ぐわがままをお許し下さい。

気分は本郷猛とサイクロンか、大門豊とザボーガーか。
女子の例が無いのが辛い所ですが。
まったく救いようのないおバカですね。私はcoldsweats01

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コメント

 女子とバイクの例えなら、私は「白鳥のジュンとG3号」を真っ先に思い浮かべますヨ。あ、特撮だと「タックルとテントロー」か。間違っても「スミロドーンと牙バイク」ではないですヨ(^o^)/

 エンジンがかかるというのは驚きです! オイルも漏れていないとは。なんとか復活してもらいたいですネ。

 それにしても、真っ先に駆けつけてオタクイーンさんを救助してくれたコンビニのお客さんや、愛車のミラーやナンバープレートにいたずらをしない町の人たち。なんてステキな町なんでしょう! ウチの近所なら、真っ先にシートが切り裂かれているでしょう‥‥^^; 私が住むようになって13年間で、すぐ近所で殺人事件が3件も起きた町ですから‥‥。

MIYUKIさま、こんにちは。
バイクの復活、わたしも願ってます。
わたしはバイクに乗れませんが、愛車ってきっと特別なものですよね。
バイクの壊れた箇所がきれいになり、そしてMIYUKIさんのお怪我が治って、
少しずつ、すべてが元どおりになって欲しいな・・。

今はゆっくりと体を休めて、お大事にしてくださいね。

おお!ブログアップお疲れさまです!お怪我のほうは大丈夫ですか?バイクのことをあれこれご心配なさってますので、気持ちのほうもだいぶ余裕が出て、回復なされているのではないですか?
バイクは生活の上でなくてはならないとのことで、防衛運転でよろしくです!実は私もよそ見運転でトラックにぶつかって、足を骨折して全治3ヶ月になったことがあります。足が使えない不自由さは骨身にしみました。まさしく注意1秒けが1生です。
お怪我のご回復と愛車の復活を願っております。

自由人大佐様 ご心配おかけしました。
今日も通院の折、事故現場に置いてある愛車を見てきましたが、特に悪戯された様子もなくほっとしております。
念の為、再度エンジンをかけてみましたが、元気な様子も変わりなく。
これで少し、復活の希望も湧いてきました。
大佐さんの地元に較べれば、こちらはまだまだ田舎ですし、
危険度も低いのかもなんて、勝手に安心しております。

「スミロドーンと牙バイク」!happy01
最初、ピンと来なかったのですが、ちょっと調べて大爆笑happy01
V3に登場したアレですね。
まさか牙の形をしたバイクとは!あれ、走りにくいでしょうね。
劇中の様子は思い出せませんが、さすがに私も、あれを乗りこなす度胸とテクはありません。
もっともあんなバイクで走っていたら、車の方で避けて通るでしょうけどhappy01

hikari様 ご心配おかけしました。
体調はまだまだすぐれませんが、精神的にはもう復活しました。
あい変らずの単純な性格でcoldsweats01
今日も事故現場に置きっぱなしの愛車を見てきましたが、見れば見るほど愛おしくなっちゃって。できれば何とかしてやりたいなあと、思いはつのるばかり。
名古屋は午後、雨だったので、外で吹きさらしの彼が気になって仕方がありませんでした。やっぱり、情が移っちゃっていけませんねhappy01

元気が戻れば、体は後からついて来ます。
今は前向きに、攻めの姿勢で頑張ろうと。
いつまでもふさぎこんではいられませんから。
hikariさんをはじめ皆さんのコメントが、何よりの励ましです。
これからも、見守ってやって下さいねhappy01

のん様 頂いたコメントのおかげで、気持ちはずいぶん軽くなりました。
ご心配おかけしました。
のんさんも交通事故で大変な目に遭われたんですね。
車やバイクに限らず、交通事故は命に関わる大きなダメージを引き起こしますね。
安全を心がけていても、今回のように相手から突っ込んでくる場合もありますし。
そんな場合は、避けようがないですもんね。
これからはそういう事も、肝に銘じようと思います。

今日は足の腫れもやや引き、回復も順調との診察を受けました。
自分の足とふくよかな看護師さんの足を見比べて、ちょっと胸を撫で下ろしたりして(失礼coldsweats01

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