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2008年10月18日 (土)

平成町昭和通り

「明日はよろしくお願いします。」
ベテラン女性スタッフへの挨拶もそこそこに、会場を後にした私。

明日の両親の法要に備え、今日は会場での打ち合わせでした。
とはいえ、勝手に押しかけて、持ち込む花の大きさや、活ける花瓶の手配をお願いしていただけなのですが。
毎度の事ながら、分からない事は直接聞かないと落ち着かない性分でcoldsweats01

会場を訪れた理由は、もう一つありました。
集まる親族に出すお茶菓子も会場に手配せず、持ち込みにしたのです。
会場近くで、そのお茶菓子を探す為でした。


経費削減の為、昨年もお茶菓子を会場に持ち込んだのですが、ちょっとした遊び心で、全員分の種類だけ違う物を用意し、「好きなの取って。早い者勝ちだよ」なんてやったら、これが思いのほか好評で。
ウチの親族は気が若いんですねhappy01
で、今年もこの作戦を考えたのでした。

昨年ともさらに違う物をと、今年は都心に近い法要会場から出発、思い当たるところをミニバイクで走り回っていたのですが・・・
ある街角で、視線の隅に怪しい空間が。


Photoそれは一見、普通の雑居ビル街。
飾り気のないビジネスビルの間に

違和感を放つ謎の看板。
(例によって、写真はすべて
クリックで大きくなります)




Photo_2これですわcoldsweats01
研究所っていうからには、何かを研究しているのでしょう。
秘密結社のアジトみたいですがshock
やっぱり本部は東京に?
そちらにお住まいの方、情報あればお知らせ下さいhappy01


中で何が行われているのか分からない、不穏な空気にたじろいだ私。
ちょっと女子には入りづらいcoldsweats01
こんな看板を見かけるという事は。
やがて気がつきました。いつの間にかこんな所へ来てたのねと。

Photo_3そうです。ここは名古屋でも有名な秘境、大須のアーケード街。
私はお茶菓子を探しながら、いつの間にかここへ迷い込んでいたのでした。


全国的にも有名な大須観音を中心とするこの一帯は、歴史の名残を残す商店街に加え、パソコンショップなどの電気街、さらにオタクショップも軒を連ねる異空間。
東京で言う浅草と秋葉原を足して、神戸・三宮の香りをちょっとふりかけ、八丁みそであえたような雰囲気ですconfident
まー規模は全然違いますがcoldsweats01


いつも、この大須のアキバテイストをお目当てに、オタクショップを巡る私。
せっかくここまで来たんだからと、いつものお店を「調査」したまでは良かったのですが、今日は別の目的が。そうです。お茶菓子を買わなきゃならないのです。

とはいえ、独自の文化で有名な名古屋にあって、さらにディープなスポットとして有名な大須。
秋の晴天に導かれた買い物客や、日本文化のモノ珍しさに目を丸くする外国人観光客でごった返すアーケードの中は、ネイティブの名古屋人である私にも理解しがたいモノがあります。
ちょっと街角を覗いただけでも・・・


Photo_4いきなり現れる大怪獣happy02
見ればお店には、焼そば、お好み焼って書いてある。

オタクショップしか行かないので、他のお店は全然知らなくて。
それにしても、焼そばと怪獣の関係は?

Photo_6怪獣のハリボテも凄まじいですが、「一匹80円」の左、店内で微笑む女性の写真は、なんと若い頃の大原麗子さんですよcoldsweats01
「新天地」の表記といい、ここはいつの時代なんでしょうかshock


Photo_7ブティックの前で
美女とベイダー卿が愛を語る町、大須。

「おーほ。おーほ。」の呼吸音も
いつもより荒いような。
マスクの下では、鼻の下が伸びっぱなしになっている事でしょうheart04






Photo_8通りの喧騒からちょっと離れた角地に、突然現れた大きな目玉。
周りには一反もめんの華麗な舞いが。
まるで悪夢の竜宮城shock
「鬼太郎商店」
って書いてあります。
まさか、こんなお店まであったとは
Photo_9happy01
まー確かに現在オンエア中、映画もヒットした作品ですから、こういうお店があっても不思議じゃないんですが、それにしても息の長い人気ですね。
「おばけは死なない」そうですから、これからも繁盛するでしょう。
何か買っておけばよかったんですが、私本人がおばけだからなーcoldsweats01


こうなったら、もう後戻りはできない。
目玉おやじの視線を気にしながら、さらに奥へと進む私。
そんな私の目の前に・・・


Photo_11不意に姿を見せたのは、なんと地底怪獣バラゴン!
隣には大きなサイクロンと、最近ご無沙汰のQちゃんぢゃありませんかhappy01

こりゃまたずいぶんな取り合わせcoldsweats01
かなりディープなオタクショップかと身構えましたが・・・Photo_17

なんとこれが、普通のおもちゃ屋さんでしたhappy01
この看板、まるで「東映まんがまつり」上映中の映画館のようmovie
店内には、およそオタクとは程遠いいでたちのおばあちゃんが一人、退屈そうな猫のように座っています。


こんなお店が突然現れるあたりが、大須の怖ろしい所ですねーshock
「だるまや」という店名も素晴らしい。両どなりのお店も、いい味出してます。
昭和の商店街みたいで、思わずうれし涙がweep

(写真の天地が切れていますが、これ以上後に引けず、画面に収まりきらなかったんです。ご勘弁をcoldsweats01

すっかり童心に帰って、店頭を見渡す私。
でもさすがに並ぶ品々は、最近のものばかりですね。当たり前ですがhappy01
そんな中、目を引いたのが・・・Photo_19

ご存知、のだめカンタービレのマングースボトル。
うわーかわいい。こうやって並んでいると、音楽隊みたいでさらにかわいいhappy01


半額という値段に加え、妹がこのドラマのファンだった事を思い出した私。
ちょうど明日、法事で会う事だし。一つ買っていってやろうhappy01

おばあちゃんとの話のきっかけ作りにもいいだろうと、中の一つを持ってレジに向かった私。
「このお店、いつ頃から営業されてるんですか?」
「大正からやってるんですよ。」
「えーっ!そんなに前から?」

「店頭の看板は40年前から。」
「えーっ!そりゃスゴイ!」


その時、私は瞬時に計算。待てよ。ライダーの放送が○○年だから・・・
アレ?でもまーいーか。おばあちゃんは予知能力者だったってことで。

いいんですよ大須なんだから、多少の事はhappy01happy01happy01


懐かしいあの看板は、今でも全国の観光客が写真を撮っていくそうです。
このお店は、隠れた名所だったんですねcamera
昔の円谷プロ本社みたいなものかな。

おばあちゃんの顔も、ちょっと自慢げhappy01


普段歩かないエリアの魅力に憑り付かれ、もはやお茶菓子探しは後回しcoldsweats01
さらに奥へ進む私の視界の前が、一気に開けました。

Photo_15そこは大須の中心地、大須観音。
期せずして今日は、秋の骨董市が開かれていたのでした。

そーかー。どおりで人も多いと思った。全然気がつきませんでしたcoldsweats01


骨董の価値など全然分からない私は、それまでこういった青空市には興味がありませんでした。
でも、天気の良さと雑多な雰囲気につい惹かれ、冷やかしながら歩いていると、これが実に面白くてhappy01


と言うのも、行われていたのは、骨董市というよりも「泥棒市」のような感じ。
要は、古道具のフリーマーケットですね。

たぶん目利きの方が見れば、有名作家の掘り出し物もあるんでしょうが、売り物のほとんどは旧家の物置からひっぱり出してきたような家財道具、古い雑誌やおもちゃなど。
昔の看板や写真なんかもありました。
その雑多な雰囲気は、昔の映画で見た昭和20年代の露店のよう。


で、また、売ってる人が面白い。
その品揃えから見て売り手はたぶん所有者、お年寄りばかりなんですが、脈のあるお客に品物一つ一つの歴史を語ってくれるわけです。
「この写真はおやじが昔、戦争中にな・・・」みたいな。
しかもずっと見ていると、相手によって言う事が違うhappy01happy01happy01
たぶんこの人、売るのは二の次で、昔話が好きなんだろうなーと。


そうかと思えば、お仲間とひなたぼっこ、世間話に興じる方々や、連れてきた二匹の犬とじゃれてるおじいさん、飲み食いに夢中のおばさんなども居て。
全員、売り物そっちのけでしたhappy01

で、そういう雰囲気をもの珍しそうに眺め、ひたすら写真に収める海外客。
要はここは、「買い物ごっこ」の場なんですね。


そういう事なら、私もオタクグッズの掘り出し物をと目を光らせていると、ある露店になんとヤマカツ製のソフビ、キングギトラがhappy02
しかもぞんざいに放り出してある。

ひょっとしてこれ、とんでもなく安く買えるかも。
はやる心を抑え、気の無いそぶりで尋ねる私。「これ、いくらですか?」
尋ねる私をじっと睨む売り手のおじさん。ここが勝負どころ。
ミリオネアのごとく流れる沈黙の時間。私を品定めするおじさんの目。
この客は価値を分かってるのか、分かってないのか?


「・・・3,000円だよ。」
見透かされたcrying 完敗ですweep やっぱり商売は商売ですねーhappy01
ホントは証拠の現物写真だけでも、と思ったんですが、写真は100円とか言われそうで諦めましたhappy01


いやーでも、こんな体験、久しぶりにしました。
きっとそこからが値切りタイム、面白くなったんでしょうが、
そこまでして欲しい物でもなく。



Photo_16気がつけば、アーケードをくぐってから二時間半が経っていました。
こんなに時間を忘れるなんて、私にしては珍しい事で。それだけ楽しかったんですね。
結局、今日の戦利品はこの「のだめマングースボトル」のみ。
目的のお茶菓子も、自宅近くで買っちゃったしcoldsweats01
何だったんでしょうかいったいsweat01




でも、普段通いつめている地元の違う表情を、改めて発見できたようで、ちょっと得した気分です。
パソコン街と骨董市、オタクショップと昔のおもちゃ屋さんが
混在する町、大須。
平成と昭和のはざまを行き来する楽しさが、そこにはあるのです。


よーしこれで明日、法要に招いたご高齢のご住職にも、昔話ができるぞpunch
あの売り手のおじさんの話と、だるまやのおばあちゃんの話をすれば・・・

一人ではしゃぐ私の手元で、
連れ帰ったのだめマングースが、クスッと笑ったような気がしましたhappy01

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コメント

MIYUKIさま、こんにちは!
大須、素敵な街ですね!!
この街のことは初めて知ったのですが、
ディープでサブカルっぽい雰囲気が大好きな
わたしはもう夢中です!
みどり色の怪獣とか凄いですー。
(お店の写真に「味噌」の字が見えますが、
味噌味のたこやきもあるのですか?)
ベイダー卿、Qちゃんも。

それぞれのお店、看板の絵に味がありますね。
楽しい・・。
のだめのマングース、かわいい〜。
たくさん並んでる写真最高です。w

大須いつか訪れてみたいと思います。(*^-^)

hikari様 今回は久しぶりに、街の楽しさを再発見しましたhappy01
大須は比較的よく訪れるんですが、歩く通りも行くお店も決まった所ばかりだったので、それ以外の場所はめったに通らなかったのです。
それにしても、これほど面白い街だったとはhappy01happy01happy01

ご指摘の味噌味、私も経験がありません。
いったいどんなものなのか、今度ぜひ試してみようと思います。
緑の怪獣なんて、軽く2メートルはありますよ。
どういう発想でこんなものを。奥の看板の怪獣もhappy01

お店ごとの遊び心が、訪れる人の心を高揚させるんでしょうね。
加えて、昔から変わらないものが、今になっていい味を出しているという。
まったく不思議な、魅力溢れる街です。

のだめマングースは、手元で見ても本当に可愛いです。
妹にあげたくなくなっちゃうくらいでhappy01
もう一個、だるまやで買ってこようかな。
あのおばあちゃんにも会いたいし。

hikariさんも、名古屋にいらっしゃる機会があったら、ぜひ大須へ行ってみて下さい。
きっと楽しめると思いますよhappy01

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