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2008年10月の記事

2008年10月31日 (金)

ザ・ハングドン

日付が変わっちゃったので、すでに昨日の事ですが。
気を張って書き込んだ例のプロット案、そして毎度のハードロケで
今夜は身も心もヘロヘロ。

それをポーズで表せば。

Photoまさにコレhappy01
最新入荷の「円谷倉庫」
テレスドンの着ぐるみ、吊られるの図。

これぞ立体怪獣モルグ。こんなものまで出ちゃうとはhappy02

この背中の感じ、まさに私のグロッキーぶりそのもの。
まもなく布団にバタンキューの勢い。

(あえて昭和の表現でhappy01

Photo_2この疲れた表情、かわいそうcoldsweats01
のちにデットンになった事実も頷けます。
すでに遠い過去とはいえ、同情を禁じえませんweep


でもそれよりも何よりも、一番大きな心配は。
こんな情けないテレちゃんをアップして、
お仲間の自由人大佐さんに怒られないかという事でshock


大佐さん、笑ってお許し下さいねcoldsweats01

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2008年10月29日 (水)

三回戦終了

Photoえー。
いつものこの写真で
大体はお察し頂けるかもしれませんがhappy01

ようやく発送しました。
『宇宙船映像倶楽部』三回目応募企画。


この写真は今日、発送時に撮ったもの。
またまたジンクスを信じて、昭和郵便局から出しました。
やっぱり私の頭は昭和で止まっているのでcoldsweats01 この局名がしっくりきますhappy01
毎度、代わり映えしない写真ですみませんweep

昨夜の記事で、発送は真夜中かもなんてお話しましたが、
思ったより早く仕上がりました。

でもいろいろありましたよhappy01
出来上がった案を提出用の紙ファイルに綴じ込んだ後、最終チェック中に英語のスペル間違いに気づき、慌てて差し替えて紙ファイルを一つパーにしちゃったりcrying
まーよくある事なので、さほど慌てず笑ってましたがhappy01

今回も締め切りギリギリ。翌朝10時便『モーニング10』にすがりましたcoldsweats01

Photo_2記念写真その2happy01 NG原稿の束。
こちらもすっかりおなじみですね。
上に乗るのは、今日買ったばかりの新アイテム「円谷倉庫」の皆さんhappy01

数えてみたら、今回は45枚ありました。
昨日のお話通り、今回はプロット案に加えてまったく別案も考え、その総枚数は8枚でしたから、平均すれば約六稿でしょうか。
まーこんなもんでしょうhappy01

前回の雨宮部長の総評に従い、今回は詳しい書き込みをセーブ、意図的に「設定の隙間」を作りました。
その分、脳内を文章化する労力が減ったので、NGも少なくなったのかも。

でもよく考えると、それが隙間じゃなく「穴」のような気がしてきちゃって。
結局、ただの舌足らず企画では!今気がついちゃった!shock
でもまー、出しちゃったものはしょうがありません。
後は黙って結果を待つと。いやー言い訳を探してるなーcoldsweats01coldsweats01coldsweats01


今回は前回、前々回の応募企画とはガラリと内容を変えて挑戦punch
ありそうでなかった線を狙いました。

奇をてらいすぎ、「これ、新しいけど面白い?」と言われるよりは、たとえベタでも面白さ、不変的なテーマを盛り込んだと言えるかもしれません。
そういう意味では今回のプロットは、前二回に比べておとなしいですhappy01


実は今回、プロット案に加え、別案の方にも力が入りました。
それは「映像倶楽部」部員としては、ぜひ行っておきたいものでした。
ぶっちゃけて言えば、これまで入選された他部員さんの作品への追加案と言うか、前向きな提案と言うか。


実はこの提案、前回の募集の時にも送っていました。
私なんぞの下らない案ですから、何の足しにもなりませんがcoldsweats01
キャラクターデザインが募集されているのですから、プロットに追加案を送ってもいいのかなー、くらいの軽い気持ちで。

さらに今回の募集要項は、プロットやデザインに限定されていません。
で、どうしようかと迷っている内に、自作の企画と平行して、他の方の入選作に使えそうなアイデアがまたまた浮かんできちゃったのでしたhappy01 

もーなんでこーなんだかcoldsweats01 で、自作共々、そっちも面白くなっちゃって。
せっかくだから自作とそっち、二本立てでやっちゃおうとhappy01


まーこういうのは発想の断片のようなもの。
単なる文章の羅列で形になっていませんから、今後も日の目を見る事はないでしょう。単なる思いつきにすぎませんしcoldsweats01
かえってご迷惑だったかななんて、改めて恐縮する小心者の私weep
でも「部員からこんな案が出た」「こういう動きがあった」という事が大事なのかもしれません。
雨宮部長もおっしゃっているように、この部活はコンテストでない以上、入選作は誰の企画でも部員全員の課題。
他人の企画だからと放っておく事は、部員として出来ません。
部員同士でアイデアを補完、ブラッシュアップする必要があると思うのです。
「倶楽部」の名称には、そういう意味が込められているはずですからhappy01


ともあれ今回も、応援コメントを下さった皆さん、大変元気づけられました。
また部員仲間の皆さんにも、お忙しい中進行状況を刻々とお伝え頂きhappy01
こちらも非常に励みになりました。本当にありがとうございました。


こういう活動が大きなムーブメントとなり、作品という形で皆さんの前に発表できるといいですね。これからも力足らずながら、頑張りたいと思いますhappy01
今後、とりあえずの目標は、年内予定の部活ですね。
どんな意見が交換されるのか。こちらも楽しみにしていますhappy01


いやーでも、明日のお仕事の前に片付いてよかったー。ホッとしましたhappy01
これも、今の偽らざる気持ちだったりしてhappy01

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2008年10月28日 (火)

今回のクライマックス

今夜もウンウン唸って(こんなのばっかりですが)現時点で七割がた完成。
『宇宙船映像倶楽部』用、特撮ヒーロープロット。
ごめんなさい。またこの限定ネタでcoldsweats01 平にご容赦下さいweep

三ヶ月に一度のヒーロータイムも、さすがに三回目となると大変ですcoldsweats01
もともとおバカな頭の上、過去二回の応募でもう、やりつくしちゃった感が。
でもやってみるとそれなりに、「これはまだ見たことないかな」なんて案にたどり着いちゃったりhappy01

でもあまりに考えすぎると、新しいと思い込んでいた案がオリジナルかどうか分からなくなっちゃうんですよ。

ひょっとしてどこかに似たネタが。
昔見た作品って事を忘れていて、自分の案と思い込んでいるんじゃ。
みたいな不安が、津波のように襲ってきちゃってwave


思わず執筆の手を休め、考え抜いた単語をネットで検索しちゃったり。
で「うわー!カブってる」なんて落ち込んで。これの繰り返しですweep
何も、そこまで自分を追い込まなくてもshockshockshock
締め切り真近のネット利用は、体に悪いですねcoldsweats01

七割がたと言いましたが、ホントはもう出来てるんですよ。プロットは。
まー私ごときの案ですから、毎度しょぼいものですがcoldsweats01
いつも以上に自信がありませんcoldsweats01 今度こそボツでしょうcrying
ともあれ、すでに書き終わったんですが・・・

実は今回、もう一つ別の案を企んでおりまして。
コレは今回の課題には含まれていない、私の勝手な創作です。


実は、そっちの方に力が入ってたりして。
実際、思いついたのはこちらの方が早かったですし。
どうにも間が悪いですがhappy01


でもとりあえず、峠は越えた感があります。
これから書く残り三割は、ちょっと変化球でbaseball
例によって発送リミットは、郵便局に問い合わせたし。
どうやら今回は、真夜中にミニバイクを飛ばす事になりそうですがnight
ああ、昔の企画コンペを思い出しますpunch
まるであの頃に戻ったようhappy01happy01happy01

企画作成の息抜きがブログというのも、不思議なものですね。
ドミノ倒しの準備の息抜きに、マッチ棒でお城を作ってる感覚happy01

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2008年10月27日 (月)

目尻のシワまでクッキリと

久々のゴジラネタですが。
今月25日(土)から、日本映画専門チャンネルHDで
「ゴジラ映画全28作 ハイビジョン完全放送」という企画が始まったそうで。


Nihon_gozi_160_260_4穴の空くほど見たゴジラ映画ですが
ハイビジョンで見られるとなると
また新しい発見もあるかもしれませんね。


でも、女優泣かせの高画質ですからmovie
ゴジラさんも、あまり歓迎してないかなhappy01

とはいえ、このチャンネルと契約していない私。
しかもハイビジョンなんて見られません。
ですから、ここで告知する意味はないんですがcoldsweats01





ところが。先日、ココログのインフォメーションを見ていたら。
この放送企画に合わせて、ブログが開設されたとのニュースがnew

ハイビジョン完全放送 ゴジラブログ

http://hd-godzilla.cocolog-nifty.com/blog/

放送に関する案内以外にも、ゴジラファン・佐野史郎さんからの投稿など
ゴジラ好きには興味深い記事が多くアップされています。
ハイビジョンは見られない私も、このブログなら閲覧OKhappy01

「あなたとゴジラの出会いは?」なんて
トラックバックキャンペーンも開催中。

ミーハーの私は、こういうくすぐりに弱いんですよhappy02
今後突然、ゴジラネタの記事がアップされたら
このキャンペーンにエントリーしたと思って下さいhappy01


このゴジラブログ、いつまで続くかは分かりませんが
つらつら見ながら、久しぶりにゴジラ映画の世界を
思い出してみようと思いますhappy01

ついでの小ネタですが。こんな投票もあったりしてhappy01

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2008年10月26日 (日)

警備員交代

Photo名古屋はくもり、時々雨の日曜日。
お仕事帰りに、たまに通る地元局を
よくよく見ると・・・
Photo_2

あれ?いつも立ってる警備員って、この人だっけ?
確か以前は・・・
Photo_3
この人だったもんねえ。いつ交代したんだろう?

へえー。やっぱり変わるんだ。地球の守りも。でも逆じゃないの順番が。
そーかメビウス、映画の関係で出張かな?

でもこんな大きさじゃ、劇場には入らないし。Photo_5

事情はともかく、先輩のお出ましってわけね。
ま、いーか。個人的にはこの人の方が好きだしhappy01

また時々寄りまーす。しばらくは、地球の守りをよろしくねーhappy01happy01happy01

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2008年10月25日 (土)

脳内第一話

ここ数日のアクセス数ダウン、コメント激減状態に追い打ちをかけるような話題で申し訳ありませんcoldsweats01

『宇宙船映像倶楽部』の応募プロット、なんとなく形になってきましたhappy01
今回も締め切りギリギリ。しかもまだ文章化されていませんがweep


この話題が皆さんの興味をひかない理由は、あまりにも読者層を限定しすぎているからでしょうcoldsweats01coldsweats01 
でも今、一番力を入れている取り組みがコレですからしょうがありません。
皆さま、単細胞な私のいつもの発作と、なにとぞご理解下さいhappy01

さて。今回、改めて思ったのですが。
どうも私には、この『新特撮ヒーロープロット』の発想に一定の手順があるようで。
前回、前々回も、同じような手順を踏んでプロットを作成していました。
まー皆さんにお話するまでもない、単純な手順なんですがcoldsweats01

どうも私は「思いついたプロットを番組という枠に変換し、一本分のシナリオを考えないと気が済まない」タイプなんです。

第一話から最終話まで一本のストーリーを貫く長編ドラマは別として、同一設定で一話完結エピソードを量産するアンソロジードラマのプロットは、番組の大まかな設定や方向性、エピソードのバラエティー性を考慮する必要があります。
ですから企画会議レベルでは、ストーリーなども「こんな感じの案」くらいアバウトに留めたほうが良いものなんです。
言わば初期プロットに「遊び」が必要なんですね。
会議でスタッフのアイデアを取り込み、作品を膨らませる「隙間」と言うか。
そうしなければ、ドラマの世界観に幅が生まれにくくなります。


ちょっとお話は違いますが。
多くのスタッフの頭脳が結集して作られる映像作品では、番組開始後も、撮影現場のアイデアや出演者の人気がストーリーに影響する事が
多いです。
逆に、当初の設定に無理があったり、視聴者に受け入れられない場合、方向性を変える場合もありますね。これがよくご存知の「テコ入れ」です。
そういう意味でテレビシリーズは、ある種「視聴者の動向を計りながら作るライブ感」が特徴でもあります。
作品完成後に修正のきかない映画とは、そこが大きな違いですね。
ですから、最初に何もかも決まっていては、そういう「舵取り」が出来なくなっちゃうんですね。過去のヒーロー番組にも、そういった例は数多くあります。


ですからどんな番組も、第一話の段階では、後々使われなくなる設定が多く散見されます。
テレビ版「日本沈没」で、小野寺俊夫役の村野武範が「何かというと物を蹴飛ばす」という設定を与えられながら、その設定を活かしきれなかったのは有名なお話です。
でもやっぱり、設定をいろいろ試しておく必要がある事に変わりはありません。その設定が、後々どう活きてくるか分からないからです。
逆に言えば初期設定をどう活かすかが、脚本家の腕でもある訳ですがpencil


お話を戻しましょう。
『宇宙船映像倶楽部』で募集されている番組プロットの場合、前回から内容がA4用紙二枚に抑えられました。
その文章量のオーダーからも、雨宮部長が望むものはあくまで「魅力的な素案」「骨組み」であり「完璧なストーリー」ではない事が分かります。
出来上がった世界より、複数の部員がアイデアを加えられる隙間を持たせた素案が求められているわけです。


ところが。前述の通り、どうも私はその「素案」が苦手でcoldsweats01
癖なんでしょうね。オープニングからエンディングまで一度考えて、しかも脳内で再生してみないと気が済まない。
主題歌まで想定し、BGMの入りタイミングやCMチャンスまで考えますhappy01


実はこれは、私が小心者であるがゆえの悪癖なんですよcoldsweats01
昔から、先輩によく言われました。
「その企画と、今までかき集めた収録素材で、○分の番組枠を埋められる自信があるか?」なんて。
企画書を読んだプロデューサーからも、「オーダーされた番組尺は60分だけど、このネタでは30分持たせるのがせいぜいだな。もっとネタを膨らませろ。」なんて怒られて。

つまり考えた設定で、30分なら30分のドラマを成立させられるかどうか。
これが気になって仕方がない訳です。


例えば、巨大化して闘うヒーロー『ビッグマン』を思いついたとしましょう。
主人公が巨大化するというだけで30分のストーリーが持ちこたえられるか?
何か技や特徴がなければ、クライマックスが盛り上がらないのではないか?
30分を成立させるには、何人の登場人物が必要か?
敵の存在理由は?などなど、色々と懸案事項が生まれてくるわけです。
それを最も手っ取り早く鳥瞰する方法が
「一度、脳内で30分のエピソードを作ってみる」という事なんですよ。
「脳内第一話」と言ってもいいかもしれません。俗に言う「パイロット」ですね。

30分という器の中に思いついた材料を入れてみて、足りるかどうかを試す行為とでも言いましょうかclock


これをやると、問題点がものすごくよくわかるんです。
つまり、ストーリーを作っていく上で自分が迷った箇所、うまい展開が思いつかない箇所に、設定の問題点がある訳ですね。


「巨大化する必然性が弱い」なら、敵の存在理由があやふやだからとか。
「クライマックスまでお話を引っ張る見せ場が作りにくい」なら、世界観や登場人物の役割がはっきりしていないからとか。
「物語の着地点が凡庸」なら、あまりにも使い古された展開だから、一度ならヒネり技で何とかできるけど、二度とは使えないとか。

で、「これじゃ設定が足りないから、ドラマのない退屈なお話になっちゃうかな」みたいな展望が見えてくるんですね。
「これは一発ネタだから、スペシャルドラマなら成立するけど、一話完結で何本も作るにはお話のバリエーションが少ない」みたいな事だってあるでしょう。
そこが分かるという事。アイデアだけでは、そこまでは見えないものです。


確かに『映像倶楽部』の募集要項には、スペシャル番組かレギュラーかなんて細かいオーダーはありませんから、どんな風に考えたっていい訳です。
でもやっぱり、そこを決めるのと決めないのでは、企画の密度がまるで違ってくると思うんですよ。

30分レギュラーと60分スペシャルでは、プロットも変わって当然なんです。
ここをしっかりやっておかないと、いざ作品化した時に取り返しがつかない。
確かにそこは、今後の部活で肉付けされていく部分なのでしょうが。


ただ私の場合、アイデアの段階で完成作品が見える事が、モチベーションを保つ上で非常に大きいんですね。
たとえ提出企画には細かい設定を記述していなくても、自分の中で「こんな感じになるといいな」みたいな漠然としたビジョンは持っていたいんですよ。

ですからたとえ妄想でも「この企画は30分。週一で4クール、52本」と仮定したら(大きく出ましたがcoldsweats01)やっぱりその仮定が成立するプロットを作りたいわけです。
逆にその縛りを作らなければ、プロットが思いつかないとも言えますね。
その成立度を試す事が、前述の「脳内第一話」なのかもしれません。


こんな事をやっているのは私だけか、あるいは部員の皆さんにもいらっしゃるかもしれません。でもこれは本当に地味な努力ですね。
手間も時間もかかるし、それは絵画で言うデッサン、下絵のようなもので、決して世には出ないからです。
ただ、これまでの経験から言えば、この作業の有無で、完成企画案の説得力はまったく違ってくるような気がします。


前述の通り、ワンアイデアを部員の皆さんの視点で膨らませていく事が『宇宙船映像倶楽部』の趣旨でしょう。それは非常に良い事です。
事実、どんな番組だって、そうやって作られていく訳ですから。

極端に言えば、原型を留めていなくても、作品が面白くなれば良いわけです。
私だって自分の案にこだわりを持つよりも、それがさらにブラッシュアップされた方が嬉しいですしhappy01
でもその前の段階では、「発案者の思い」みたいなものは、やっぱりあってしかるべきと思うんですね。
たとえ企画の変容により、完成企画にその思いが活かされなくても。


また長くなっちゃいましたね。ごめんなさい。
今回も、その「脳内第一話」を試している私が居ます。
いやー楽しい。どんな凄い特撮もCGもタダ、出演者もよりどりみどりでhappy01happy01
冒頭の「なんとなく形になってきた」という言葉の意味は、これが完成しつつあるという事です。当初の案より、少しずつ面白くなってきました。
まーあい変らず、自己満足の世界ですがhappy01


問題は、脳内で感じたこの面白さを、どこまで文章で再現できるかという所で。頭の無い私には、これが毎度の難題weep
いっそ、脳内の映像をそのままダウンロードできれば苦労ないんですがhappy01
そんなおバカを言っている間に、ウンウン唸って書き上げる事にします。
応募締め切りまで、あと一週間足らずsweat01sweat01sweat01

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2008年10月24日 (金)

野生のバラ

昨夜半から降り出した雨は、正午前の今も窓の外を濡らしています。
先日レンタルしたまま、なんとなく聴きそびれていたCDに目が行きました。

中国琵琶の有名な奏者、シャオ・ロンのアルバム「蘭」です。
なぜか昔からアジア楽器が好きで、今回もなんとなく借りてみました。
以前にも、胡弓のお話などちらりとした事がありましたが。

聴くのは好きなのに楽器演奏などまるっきり出来ず、奏者にもうとい私。
このシャオ・ロンさんの演奏も初めて聴きました。


Photo










http://www.pacificmoon.com/html/j_shao.html

今まで、胡弓と中国琵琶の違いさえ知らなかったんですcoldsweats01
で、聴いてみれば、なるほどまったく違う。
ヴィオラのような雰囲気の胡弓に対し、中国琵琶はさながら琴のようですね。
専門的にはまったく違うのでしょうがcoldsweats01 
識者の方、めちゃくちゃ言ってごめんなさいcrying

その哀愁を帯びた音色は、胡弓とはまた別の美しさがあります。
今日のような雨の日にピッタリ。
コタの寝姿を横目にボーッと外を眺めていると、
昔訪れた、中国の地方都市を思い出します。


Photo_2CDのジャケットに、ちょっと驚きました。
このCD、お香がついているんですよ。

どおりで、借りた時からいい香りがすると思った。
このお香、もちろん炊くのが正しい使い方なんですが、ジャケットに入ったこの状態でも、充分に香ります。



今日は雨で空気が湿っている為、香りの効果がさらに高まるみたいですね。
中国琵琶が雨に合う理由も、何となく分かります。

ちなみに、私は一曲目「♪Wild Rose」がお気に入り。
あでやかさと物悲しさ、ちょっと懐かしい雰囲気がいいんですよ。


Photo_3レンタルゆえ、CDに入ったお香は焚けないので、手持ちのお香で、ちょっと気分を出してみました。
もちろん「Wild Rose」に合わせ
ローズの香り。

写真では煙が見にくいですが、ちゃんと炊いているんですよ。

しぶきを上げる車の音も、今日は絶好のSE。
ちょっと肌寒い、晩秋の雨です。

2008年10月23日 (木)

ウルトラチョビタ

さあ、そろそろやってまいりました『宇宙船映像倶楽部』の脳内陣痛sweat01
今回で既に三回目の挑戦。締め切りは今月末。早いものですねnotes

思い返せば、前二回の締め切り間際、5月アタマと7月の後半にも、同じような事をお話していた記憶がありますがcoldsweats01
なんでしょうか。いつもこの時期に始まる発作のような創作意欲はbomb

この話題、いい加減飽きたよなんて言われそうですねng
まー頭と記事内容が短距離な私のたわごとと、お許し下さいhappy01

例によって、今回もリミット真近sandclock
しかも。今回はこれまでのように、部長からのオーダーが企画案だけに特定されていない。いやーどうしようshock
これはけっこう難関ですpunch

実際のところ、部員諸氏の既入選作にリスペクトした追加案はいくつか浮かんでくるのですが、肝心な自分の新企画が今イチ、煮詰まっていなくて。
夜中から考えて、この早朝6時過ぎに至っても代案は浮かばず・・・coldsweats01

Photoしかもこんな時間に、ちきらーずのソフトクッキーを口にする暴挙まで。
いくらなんでも食欲の秋すぎるでしょうと。

コリャ太るわpig

実はちょっとヘコんでいたんです。
昨日の夕方、近年公開された話題の映画を初めてDVD鑑賞したんですがcd
そのプロットが、応募しようと企んでいた企画にソックリでmovie



うーん私の案が、ハリウッドに先を越されていたとはshock
そう考えると、それなりに誇らしくもあったりしますがcoldsweats01


また練り直しかsweat01
でもまー、知らずに企画がカブるよりは良かったかなと。
あくまで能天気に、プラス思考で行きましょうhappy01
あれこれ言っても、ヒーローを考えるのは楽しいものです。Photo_5
そんなことを考えながら、クッキーの個包装を見ていると・・・
あらっ?まんなかの子に、なんとなく仲間のにおいが。
で、裏の紹介文を見てみれば・・・Photo_6

やっぱりーhappy01happy01happy01
『特撮ヒーローとゲームの知識はスペシャリスト』!

「アニメ」じゃないのがいいですね。『特撮』というところが高ポイント。
彼の名はチョビタ。まさに、今の私の為にあるようなキャラですflair

てことは、彼が作ってるのはひょっとして『ウルトラチョビタ』?
コリャ強い援軍happy01 このクッキーを食べれば元気百倍t-shirt
おバカな私にも、すごいアイデアが降りてくるかもflair
チョビタくんありがとう!さえないなんてとんでもない!
キミの応援が、なによりのモチベーションアップpunch


今月末はお仕事が詰まっているので、前二回よりちょっと差し迫っています。
いつもながら、この追い詰められ感はたまりませんねbomb
しかも私には、チョビタパワーが付いていますnotes
この一枚で、今回も乗りきれそうhappy01


という訳で、例によってちょっと更新がとだえ気味になるかもしれませんが、
またおバカやってるわ、なんて広い心でお許し下さいcoldsweats01coldsweats01coldsweats01

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2008年10月21日 (火)

日本一物騒な秋祭り

Photo今朝の新聞チラシですhappy01
パチンコはやらない私も、この一枚には思わず注目eye
いくら本場・名古屋とはいえ、殺しの祭りはヤバすぎるでしょーとcoldsweats01

行きたいような行きたくないような・・・
利助さんに怒られちゃうかな。
「勝負は怖いと思った時、既に負けてますからね。」Photo_5
愛しの鉄さまも待ってるし。不敵な笑みがまた素敵 lovely
こんなコピーをつけてみましたhappy01

2008年10月20日 (月)

科学者の心意気

昨日の法事で、一年ぶりに顔を合わせた、二歳年下の従弟。
昔からの読者の方々には、「セカンドディールの彼」と言えばお分かりいただけるかもしれませんhappy01


ピンと来ない方はこちらを。

2007年11月5日(月)「秘技・セカンドディール」

http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2007/11/post_2a40.html

2007年11月7日(水)「電光石火作戦」

http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2007/11/post_7614.html

要するに「バロム1の仲」というわけですhappy01
時々お話しますが、彼はさる大学の講師。
情報処理の分野で博士号を持つ、エキスパートです。
この従弟と、久しぶりに面白い会話を交わしまして。
今日はちょっと、そのお話をお聞き下さい。

秋とは思えないほどの夏日に行われた法事は、昨年の寂しさなど微塵も感じないほど明るく進みました。両親の居ない日常に、もう慣れたせいもあるかもしれません。
今年83歳になるご住職も、ますますお元気でhappy01

一通りの法要を済ませた後で、参列者全員で食事を囲みました。
参列者と言っても親族ばかりの、気のおけない席です。
でも、お客様をもてなす役目を持つ喪主の私は、ご住職の前に座り。
子ども時代からウマのあった従弟は、自然と私の隣に席を取りました。

仏の教えを分かりやすく説くご住職に、興味津々の私たち。
そんな話題に興味を持つような歳かと、顔を見合わせ苦笑いも絶えずhappy01
楽しいお話に、退屈もしなかったのですが。

「人間に於いて大事な事」なんて、難しい話題になった時の事です。
不意に、従弟の彼が口を開きました。

「そういえば以前、こんな話を聞いてさあ。」
仕事上、彼は情報社会やネットマナーについて、企業や官公庁、学校などで講演を行う機会が多いのですが、そんな中知り合った同業者と、ある話題で盛り上がったそうです。


それは、歴史の偉業の捉え方についてでした。
これは一例に過ぎませんが、今も残る古代都市の歴史的建造物、特に巨石文化による巨大建築は、技術的には建造に何百年もかかったのではという憶測がなされています。
歴史上、建造計画を国民に命令したのは、時の王様や権力者であった場合が多い。
でも単純に考えれば、建造に何百年もかかるわけですから、建造開始から完成まで王様が生きていられるわけがない。
途中で寿命という事もある訳です。でも現在に残る文献には「完成まで王は生きていた」と記述されている。計算が合わないじゃないのと。


その記述をどう見るか。彼は楽しそうに言いました。
「学者の立場や個人の性格が、そこで出るんだよね。」


例えば、彼のような『科学者』は、こう考えます。
国民は「この建物の着工から完成までの数百年、王様は生きておられた」と信じて、建設に精を出したんだなあと推測するんだと。
信仰心が、人々の心に王様を生かしたのだろうと、悠久に思いを馳せる。
だから歴史はあまり追及しない。建造物そのものを見ようとする訳です。
要は歴史の部分より、どんな偉業が残されたか、現在残る「結果」の部分に興味の重点が置かれると。


ところが、彼が出会った『歴史学者』は、意見が違ったと。
王様が何百年も生きていたなんてあり得ない、この歴史資料はおかしい。
この歴史資料には誤りがあるから、そこに秘められた真実を探求したいという方面に興味が向く。
今残っている建造物、つまり「結果」よりも、そこに至る「歴史」を紐解きたい欲求にかられるそうなんです。


「かくして、科学者と歴史学者の対立が生まれる。」
おどけながらつぶやいた彼は、コップのウーロン茶に口をつけました。


確かに、現実はそれほど単純なものではありませんが、
要は「どんな歴史があろうと、いまそこにある結果が大事」と見るか、
「結果に至る歴史が大事」と見るかなんですね。

一見、相反する見方のように見えますが、実はこれは表裏一体、どちらが欠けても真実にはたどり着けない。
道のりがあって結果があるわけです。


ただその時、私は思いました。口には出しませんでしたが。
でもやっぱり、私は科学者派かな、なんてhappy01

前述の例で行けば、たとえ歴史がどうあろうと、現在その建造物が存在するという事実は変わらないわけで。やはり結果が大事じゃないかと思います。
後年の研究で歴史が覆っても、その建造物が消えるわけじゃないですし。

結果の評価ひとつで、歴史の見方も変わりますよね。

極端な例ですが、人気芸能人が不良だったという過去は「元気があった」と評価され、犯罪を犯した芸能人のそういう過去は「昔から犯罪者の素養があった」と見られるようなものです。

考えてみれば私は、あまり過去の歴史を引きずらないですね。
よく「ネヴュラ」でもお話しますが、たとえ過去を振り返るとしても、そこには未来に生かすヒントを探すという目的があるからです。

「初代ウルトラマンではこういう設定だったのに、ウルトラマンAの客演ではスペシウム光線の色が云々」なんて、そんなこと考えてる時間さえ惜しいhappy01
そんな時間があったら、「そもそも光線技はヒーローに必要なのか?」なんて方に興味が湧きます。


皆さんよくご存知の平成ガメラだって、こういう発想から生まれた筈なんです。
昭和ガメラの歴史に縛られていたら、あれほどの傑作になったかどうか。

しかも、作品内に漂うどこか懐かしい雰囲気は、前述の「過去の研究」の賜物でしょう。
それが「未来に生かすヒントは過去にある」という事なのかもしれません。
常に新しさを模索する事。ことクリエイティブな分野に於いて、この姿勢は何より大事なんでしょうね。


すぐこの分野にお話を持ってくるのが、私の大きな欠点ですねcoldsweats01
それもよく分かっているんですが、「物を考える」という事は常に気を抜かず、それくらいのモチベーションを保ち続けるという事なんです。
データ第一主義の方々には、ちょっと理解されにくいかもしれませんね。
ただ一つ言えるのは「覚える」と「分かる」は別という事。
断片的な知識をただ「覚えて」いるだけでは役に立たない。
それを脳内で組み上げて「分かる」努力をする事。それが大事な気がします。


誤解ないように申し上げておきますが、歴史から何かを考察するという姿勢を、私は決して否定しているわけではありません。
考察しようとする段階で、既に「分かる」に向かっているわけですから。
それを極める事で新しい何かが見つかるという意味で、まさに私の目指す方向でもあるのです。



従弟との話は盛り上がり、「宇宙船映像倶楽部」の話題にまで及びました。
お仲間や私の応募活動に興味を持つ従弟は大喜び。
「おおっ新ヒーロー!ぜひ作ってもらいたいね。もしそのプロジェクトが実を結び、DVDでも発売されたら、50枚くらいは買ってやるよ。」
「えーっそんなに。やっぱり持つべきものは従弟だねー。」
「でもその50枚、大量コピーして売りさばくけどhappy01
「海賊版かいっwobbly 失礼でしょそれじゃ」


悪戯っぽく笑う彼のそんな姿に、私は科学者の心意気を見ました。
ウルトラシリーズのDVDをフルコンプリートしているのに、新ヒーローという言葉に反応する彼。
「新しいウルトラマンを企画してよー」とは決して言わない所がhappy01
どうやら、血は争えないようですね。


気がつけば「宇宙船」次回の企画締め切りまであとわずか。
実はこの時、ご住職から一つのヒントを貰いました。

企画に活かせるかどうかはわかりませんが、ぜひ参考にしようと思います。
ヒーローの真理を和尚さんから教わるとは。オタクの魂百まで。
亡き両親も、草葉の陰で泣いていることでしょうcoldsweats01

2008年10月19日 (日)

午前0時の女

先日からのお話通り、今日は父の七回忌、母の三回忌でした。
去年の一周忌の時のように、また暗いお話になってもなんですから
法要の中身は置いておきましょう。

なかなか面白い話題もありましたが、それはまた後日という事で。
今日はちょっと、変化球で行きたいと思います。

Photo実は昨日、近所のレンタル店でこれを借りまして。
昨日がレンタル解禁日だったんです。

朝一番にお店へ飛び込んだものの、店頭には並んでいなくて。
あわててスタッフに聞きました。
「今日、解禁日ですよね。」
私が早すぎて、お店に出す前でしたcoldsweats01
という訳で、無事レンタル成功cd


このアルバム、これまでのヒットシングルを網羅した三枚組ベストという事で、発売前から話題になりましたよね。
購入された方も多いと思います。
私も欲しかったんですが、オタクグッズの買いすぎでお財布が許さずcrying
泣く泣くレンタルする始末に。まー毎度の事ですがweep

で、今日の法要の移動車中は、すべからく彼女のヒットナンバーがBGMとなっていたのでした。特に最新シングル「幸せのものさし」は鳴らしっぱなしrvcar
「自由と孤独は二つでセット」なんて歌詞が、もう沁みちゃって沁みちゃってhappy01


車内を賑わすおなじみの曲を聴くたびに、昔の記憶がまるで湧き水のように蘇ってきまして。
竹内まりやさんのナンバーは、私にとって特別な思い出とセットなのです。
今日はそんなおバカな過去を、ちょっとお話しましょう。
笑っていただければ幸いですhappy01


以前から時々お話していますが、昔、私のような性癖の者ばかりが集まる飲み屋さんへ、毎週のように遊びに行っていた時期がありました。
いわゆる「女装スナック」というお店ですね。
(ホントはこの言葉、あまり使いたくないんですがcoldsweats01
名古屋でその手のお店と言えば、事情通の方なら大体お察しがつくでしょう。
まー、中でも全国的に有名な「あのお店」に、通っていたとお思い下さいhappy01


昔も今も、その手のお店のメインはカラオケ。
男性が女性の姿を楽しむお店ですから、お客さんも個性的な人ばかり。
そこで歌われるカラオケも、通常じゃ考えられないモノが多くてkaraoke


皆さん女性の姿をしていても声は男性ですから、選曲はなかなか難しい。
でも本人は女性として歌いたいわけです。ですから果敢に、女性ボーカルの曲に挑戦するんですね。

でもこれは、ある種無謀な挑戦でhappy01
その高いキーに、喉から血を吐かんばかりに自爆する場合がほとんど。
そりゃムリですよ。森山周一郎みたいな声の人が、八神純子なんか歌おうとする世界なんですから。勢い、テクノロジーに頼らざるをえないとhappy01
平たく言えばボイスチェンジャー。アニメ声みたいな加工ハイトーンに酔いしれながら、皆さん女性になった自分に浸るわけです。

(うーん。過去の事とはいえ、こう書くとすごく怪しい世界だなー。
気持ち悪いなんて言わないでね。本人は真剣なんですからcoldsweats01


でもそんな中、機械になんて頼りたくない!地声で女声を出すんだ!などと男らしいhappy01決意を持った方も大勢いらっしゃいました。
もう涙ぐましい歌いっぷりで。聴いてる方も、歌の上手さと高いキーのどっちに感動してるのかよくわからない脳内状態だったのでしたpunch


当然ながら、地声が低い方もいらっしゃいますから、そういう方はどうしても諦めが早くなりますね。
一度、フルメイクで真っ赤なドレスを身にまとい、ドスの効いた低音で「唐獅子牡丹」を唸るお客さんを目撃しましたが、こうなってくるともう、ご本人も着地点を見失っているんじゃないかとあらぬ心配までしちゃって。
しかもその方、ものすごく上手かったんですhappy01


まーそんな、女声へのあくなき挑戦が毎晩繰り広げられる店内では、自然と「レディースボーカル曲をオリジナルキーで歌える事」が、一つの目標になります。
ボイスチェンジャーから始まり、次はキーを最大に下げて挑戦、歌う度に一つずつキーを上げてゆき、最終的にはオリジナルキーを目指す。みたいな。
途中、志は半ばにして敗退する同志をある時は励まし、ある時は涙を飲んで見送りながら、一歩一歩マウント・ハイトーンを登るわけですpunchpunch


私が通っていた時期も、お店ではこの挑戦が続いていました。
お店に近づくとドアの向こうから、あくなき挑戦の雄叫びが聞こえてきた事も一度や二度ではなくhappy01

近くにお住まいの方は怖かったでしょうねー。男声の「ラムのラブソング」が流れてくる訳ですから。もちろん微笑み声付きでshockshockshock


私がお店に通い出した理由は、性別の不自由な者が抱える「仲間を探したいけど、どこへ行ったらいいか分からない悩み」の一つの解決策としてでした。
後に、彼らは私とは別の存在、ストレス解消目的だと分かるのですが、とりあえず外見は仲間っぽかったですしhappy01
初来店以降、たくさん出来た仲間とともに、私はいわゆる常連客として顔を知られる存在になりました。ママがちょっとお店を空ける時には、カウンターに立ってチーママの真似事などさせてもらったり。
そんな日々の中でもとりわけ盛り上がったのが、前述のカラオケでした。


私の声を知る方はお分かりかもしれませんが、私は比較的地声が高いので、女性ボーカルの曲もほとんど苦労しなかったんです。
歌そのものは決して上手くないんですがcoldsweats01 とりあえず、声が「それっぽい」らしいんですね。オリジナルキーも、何とか再現できて。
中でも最も得意としたのが、冒頭にお話した竹内まりやさんでした。
(あい変らず、前置きが長くてすみませんcoldsweats01


当初は今井美樹さんのナンバーがメインだったんですが、やがてその曲の良さに惹かれ、まりやナンバーにシフトして行った私。
もうとにかく、片っ端から挑戦しまくりで。
Photo_2これは今回のベストアルバム収録曲なんですが、どれも喉が潰れるまで練習したものばかり。
もう懐かしくて仕方がありません。


『ドリーム・オブ・ユー』『September』『不思議なピーチパイもう一度』『マージービートで唄わせて『色・ホワイトブレンド』『家に帰ろう』『毎日がスペシャル』『今夜はHearty Party』・・・
これらアップテンポの曲は、お店が一つになって盛り上がれるものばかり。

『リンダ』『恋の嵐』『元気を出して』『けんかをやめて』などなどガーリッシュな曲は、ちょっと可愛く歌うのがコツ。

そして。私の最も好きな一群、歌い上げるバラード系には、特別な扱いがなされていました。
『駅』『シングル・アゲイン』『告白』『カムフラージュ』『天使のため息』『真夜中のナイチンゲール』・・・
それらの曲を、私は午前0時より前に歌わないと決めていたのです。
これには理由がありました。


一つは、早い時間には似合わない曲という事。
道ならぬ恋や大人の女性の悲哀を描いた内容だけに、あまり軽く歌いたくなかったのです。

そしてもう一つ。実はこれが最大の理由ですが。
お店の雰囲気が落ち着いて来るんです。

ハイテンポの曲で仲間と盛り上がり、そこそこ会話も弾んで喉を潤したら、時間などあっという間に過ぎてしまいます。
やがて喧騒も収まり、お客さんも一人、二人と帰りの途に。
それまでの騒ぎが嘘のように収まって、カウンター客だけの静かな雰囲気。
会話もちょっと途切れがちになって。


ママも仲間もこの事を知っていて、日付が変わる頃にさりげなく『天使のため息』なんかを入れておいてくれます。
午前0時。大人の時間の始まりを告げる、あのイントロ・・・

うーっ!私にはもったいない演出効果happy01
いつものおバカとは別人のように、しっとりと歌い上げるまりやワールド。
この時の私は、まるで「美女と液体人間」の白川由美もかくやのいい女。
(悪酔いも手伝って、すでに究極の自己陶酔)


まー、一時期はこんな事ばっかりやってました。
うーん書いてみると、改めて自分のおバカぶりに気がつきますねー。
まったくお酒の勢いは怖ろしい。ホントに女の酔っぱらいは始末におえない(すべて自業自得crying


それでも『天使のため息』や『カムフラージュ』『真夜中のナイチンゲール』あたりまでは、まだいい方なんです。内容にほんのちょっと希望がありますから。
歌い上げる分、爽快感もありますし。
でもこれが『駅』『シングル・アゲイン』『告白』ぐらいになると・・・
もーだめ。目で詩を追うだけで声が詰まっちゃって。
反則ですよこんな曲。よく泣かずに歌えますね。巷のOLさんは。

しかもこの時点の私は、お酒も入って感情むき出し。
これらを涙なしで歌える女性は、まだ人生経験が浅いと言えましょうhappy01
まー私にも人並みに、辛い経験があるという事ですねcoldsweats01



まーそんなこんなで、私を「午前0時の女」なんて呼ぶお客さんも居ました。
その呼び名、何となく気に入っていたんです。
日付が変わると共にバラードを歌う女なんて、ちょっとカッコいいじゃないと。

それよりはむしろ、あまりのお子ちゃまぶりに「0時になったら帰りなさい」なんて意味だったのかもしれませんがweep


久しぶりにまりやナンバーを聴きながら、そんな事を思い出しました。
きっと皆さんも、これらの名曲に色々な思い出がある事でしょうね。
ベストアルバムって、それぞれの曲に馴染みがあるだけに、記憶の糸もたぐり易いのかもしれません。
でも私の場合、カラオケの思い出じゃなー。全然色っぽくありませんねhappy01
名曲の名に恥じない素敵な思い出を、頑張って紡いでいこうと決意しました。
さしあたっては『チャンスの前髪』のイメージで前髪をカット・・・
どんな消極的な姿勢なんだかcoldsweats01

2008年10月18日 (土)

平成町昭和通り

「明日はよろしくお願いします。」
ベテラン女性スタッフへの挨拶もそこそこに、会場を後にした私。

明日の両親の法要に備え、今日は会場での打ち合わせでした。
とはいえ、勝手に押しかけて、持ち込む花の大きさや、活ける花瓶の手配をお願いしていただけなのですが。
毎度の事ながら、分からない事は直接聞かないと落ち着かない性分でcoldsweats01

会場を訪れた理由は、もう一つありました。
集まる親族に出すお茶菓子も会場に手配せず、持ち込みにしたのです。
会場近くで、そのお茶菓子を探す為でした。


経費削減の為、昨年もお茶菓子を会場に持ち込んだのですが、ちょっとした遊び心で、全員分の種類だけ違う物を用意し、「好きなの取って。早い者勝ちだよ」なんてやったら、これが思いのほか好評で。
ウチの親族は気が若いんですねhappy01
で、今年もこの作戦を考えたのでした。

昨年ともさらに違う物をと、今年は都心に近い法要会場から出発、思い当たるところをミニバイクで走り回っていたのですが・・・
ある街角で、視線の隅に怪しい空間が。


Photoそれは一見、普通の雑居ビル街。
飾り気のないビジネスビルの間に

違和感を放つ謎の看板。
(例によって、写真はすべて
クリックで大きくなります)




Photo_2これですわcoldsweats01
研究所っていうからには、何かを研究しているのでしょう。
秘密結社のアジトみたいですがshock
やっぱり本部は東京に?
そちらにお住まいの方、情報あればお知らせ下さいhappy01


中で何が行われているのか分からない、不穏な空気にたじろいだ私。
ちょっと女子には入りづらいcoldsweats01
こんな看板を見かけるという事は。
やがて気がつきました。いつの間にかこんな所へ来てたのねと。

Photo_3そうです。ここは名古屋でも有名な秘境、大須のアーケード街。
私はお茶菓子を探しながら、いつの間にかここへ迷い込んでいたのでした。


全国的にも有名な大須観音を中心とするこの一帯は、歴史の名残を残す商店街に加え、パソコンショップなどの電気街、さらにオタクショップも軒を連ねる異空間。
東京で言う浅草と秋葉原を足して、神戸・三宮の香りをちょっとふりかけ、八丁みそであえたような雰囲気ですconfident
まー規模は全然違いますがcoldsweats01


いつも、この大須のアキバテイストをお目当てに、オタクショップを巡る私。
せっかくここまで来たんだからと、いつものお店を「調査」したまでは良かったのですが、今日は別の目的が。そうです。お茶菓子を買わなきゃならないのです。

とはいえ、独自の文化で有名な名古屋にあって、さらにディープなスポットとして有名な大須。
秋の晴天に導かれた買い物客や、日本文化のモノ珍しさに目を丸くする外国人観光客でごった返すアーケードの中は、ネイティブの名古屋人である私にも理解しがたいモノがあります。
ちょっと街角を覗いただけでも・・・


Photo_4いきなり現れる大怪獣happy02
見ればお店には、焼そば、お好み焼って書いてある。

オタクショップしか行かないので、他のお店は全然知らなくて。
それにしても、焼そばと怪獣の関係は?

Photo_6怪獣のハリボテも凄まじいですが、「一匹80円」の左、店内で微笑む女性の写真は、なんと若い頃の大原麗子さんですよcoldsweats01
「新天地」の表記といい、ここはいつの時代なんでしょうかshock


Photo_7ブティックの前で
美女とベイダー卿が愛を語る町、大須。

「おーほ。おーほ。」の呼吸音も
いつもより荒いような。
マスクの下では、鼻の下が伸びっぱなしになっている事でしょうheart04






Photo_8通りの喧騒からちょっと離れた角地に、突然現れた大きな目玉。
周りには一反もめんの華麗な舞いが。
まるで悪夢の竜宮城shock
「鬼太郎商店」
って書いてあります。
まさか、こんなお店まであったとは
Photo_9happy01
まー確かに現在オンエア中、映画もヒットした作品ですから、こういうお店があっても不思議じゃないんですが、それにしても息の長い人気ですね。
「おばけは死なない」そうですから、これからも繁盛するでしょう。
何か買っておけばよかったんですが、私本人がおばけだからなーcoldsweats01


こうなったら、もう後戻りはできない。
目玉おやじの視線を気にしながら、さらに奥へと進む私。
そんな私の目の前に・・・


Photo_11不意に姿を見せたのは、なんと地底怪獣バラゴン!
隣には大きなサイクロンと、最近ご無沙汰のQちゃんぢゃありませんかhappy01

こりゃまたずいぶんな取り合わせcoldsweats01
かなりディープなオタクショップかと身構えましたが・・・Photo_17

なんとこれが、普通のおもちゃ屋さんでしたhappy01
この看板、まるで「東映まんがまつり」上映中の映画館のようmovie
店内には、およそオタクとは程遠いいでたちのおばあちゃんが一人、退屈そうな猫のように座っています。


こんなお店が突然現れるあたりが、大須の怖ろしい所ですねーshock
「だるまや」という店名も素晴らしい。両どなりのお店も、いい味出してます。
昭和の商店街みたいで、思わずうれし涙がweep

(写真の天地が切れていますが、これ以上後に引けず、画面に収まりきらなかったんです。ご勘弁をcoldsweats01

すっかり童心に帰って、店頭を見渡す私。
でもさすがに並ぶ品々は、最近のものばかりですね。当たり前ですがhappy01
そんな中、目を引いたのが・・・Photo_19

ご存知、のだめカンタービレのマングースボトル。
うわーかわいい。こうやって並んでいると、音楽隊みたいでさらにかわいいhappy01


半額という値段に加え、妹がこのドラマのファンだった事を思い出した私。
ちょうど明日、法事で会う事だし。一つ買っていってやろうhappy01

おばあちゃんとの話のきっかけ作りにもいいだろうと、中の一つを持ってレジに向かった私。
「このお店、いつ頃から営業されてるんですか?」
「大正からやってるんですよ。」
「えーっ!そんなに前から?」

「店頭の看板は40年前から。」
「えーっ!そりゃスゴイ!」


その時、私は瞬時に計算。待てよ。ライダーの放送が○○年だから・・・
アレ?でもまーいーか。おばあちゃんは予知能力者だったってことで。

いいんですよ大須なんだから、多少の事はhappy01happy01happy01


懐かしいあの看板は、今でも全国の観光客が写真を撮っていくそうです。
このお店は、隠れた名所だったんですねcamera
昔の円谷プロ本社みたいなものかな。

おばあちゃんの顔も、ちょっと自慢げhappy01


普段歩かないエリアの魅力に憑り付かれ、もはやお茶菓子探しは後回しcoldsweats01
さらに奥へ進む私の視界の前が、一気に開けました。

Photo_15そこは大須の中心地、大須観音。
期せずして今日は、秋の骨董市が開かれていたのでした。

そーかー。どおりで人も多いと思った。全然気がつきませんでしたcoldsweats01


骨董の価値など全然分からない私は、それまでこういった青空市には興味がありませんでした。
でも、天気の良さと雑多な雰囲気につい惹かれ、冷やかしながら歩いていると、これが実に面白くてhappy01


と言うのも、行われていたのは、骨董市というよりも「泥棒市」のような感じ。
要は、古道具のフリーマーケットですね。

たぶん目利きの方が見れば、有名作家の掘り出し物もあるんでしょうが、売り物のほとんどは旧家の物置からひっぱり出してきたような家財道具、古い雑誌やおもちゃなど。
昔の看板や写真なんかもありました。
その雑多な雰囲気は、昔の映画で見た昭和20年代の露店のよう。


で、また、売ってる人が面白い。
その品揃えから見て売り手はたぶん所有者、お年寄りばかりなんですが、脈のあるお客に品物一つ一つの歴史を語ってくれるわけです。
「この写真はおやじが昔、戦争中にな・・・」みたいな。
しかもずっと見ていると、相手によって言う事が違うhappy01happy01happy01
たぶんこの人、売るのは二の次で、昔話が好きなんだろうなーと。


そうかと思えば、お仲間とひなたぼっこ、世間話に興じる方々や、連れてきた二匹の犬とじゃれてるおじいさん、飲み食いに夢中のおばさんなども居て。
全員、売り物そっちのけでしたhappy01

で、そういう雰囲気をもの珍しそうに眺め、ひたすら写真に収める海外客。
要はここは、「買い物ごっこ」の場なんですね。


そういう事なら、私もオタクグッズの掘り出し物をと目を光らせていると、ある露店になんとヤマカツ製のソフビ、キングギトラがhappy02
しかもぞんざいに放り出してある。

ひょっとしてこれ、とんでもなく安く買えるかも。
はやる心を抑え、気の無いそぶりで尋ねる私。「これ、いくらですか?」
尋ねる私をじっと睨む売り手のおじさん。ここが勝負どころ。
ミリオネアのごとく流れる沈黙の時間。私を品定めするおじさんの目。
この客は価値を分かってるのか、分かってないのか?


「・・・3,000円だよ。」
見透かされたcrying 完敗ですweep やっぱり商売は商売ですねーhappy01
ホントは証拠の現物写真だけでも、と思ったんですが、写真は100円とか言われそうで諦めましたhappy01


いやーでも、こんな体験、久しぶりにしました。
きっとそこからが値切りタイム、面白くなったんでしょうが、
そこまでして欲しい物でもなく。



Photo_16気がつけば、アーケードをくぐってから二時間半が経っていました。
こんなに時間を忘れるなんて、私にしては珍しい事で。それだけ楽しかったんですね。
結局、今日の戦利品はこの「のだめマングースボトル」のみ。
目的のお茶菓子も、自宅近くで買っちゃったしcoldsweats01
何だったんでしょうかいったいsweat01




でも、普段通いつめている地元の違う表情を、改めて発見できたようで、ちょっと得した気分です。
パソコン街と骨董市、オタクショップと昔のおもちゃ屋さんが
混在する町、大須。
平成と昭和のはざまを行き来する楽しさが、そこにはあるのです。


よーしこれで明日、法要に招いたご高齢のご住職にも、昔話ができるぞpunch
あの売り手のおじさんの話と、だるまやのおばあちゃんの話をすれば・・・

一人ではしゃぐ私の手元で、
連れ帰ったのだめマングースが、クスッと笑ったような気がしましたhappy01

2008年10月17日 (金)

中秋の公園

ここ数日の夏日で、またしてもウォーキングの虫が騒ぎまして。
毎日、いつもの公園を歩いていますrun


Photo_2これは昨日の写真なんですがcoldsweats01
元気よく祭のハッピを投げる、幼稚園の子ども達。
今週末の運動会に向けた練習だったようですね。

ハッピの下は裸ですよ。昼間はまだ暑いですからねーsun

落ちてくるハッピをカッコよく着られたら、まるで紅三四郎ですねhappy01
昔、何度も試しましたが、成功率0%coldsweats01

Photo_6彼らを静かに見守るのは、石のトーテムポール。
子どもが祈ると動き出すという噂ですhappy01Photo_4
ある意味アルカイック・スマイルhappy01
Photo_10
秋の木陰は、独特の雰囲気がありますね。
空気が澄んで、影がくっきり出て。

影絵で遊ぼうと思ったんですが、何にも思いつかなくてcoldsweats01
こんなポーズですみませんhappy01


よーくごらん下さい。
私の手って、小指が内側に曲がってるんですよhappy01

なぜか両手とも同じ角度でpaper

傾いた小指の女。

「貴方とゆび切りしやすいように、曲がってるのよ」
なーんてつぶやいたら、ちょっと艶っぽいかなkissmark

歩いて汗を流せる日も、今年は残り少なくなりました。
この気持ちいい時間を、心ゆくまで満喫しようと思いますhappy01

2008年10月16日 (木)

感性の宝石箱

先日から始めた「BOOK OFF五十音作戦」が、何となく続いてましてhappy01
開始から今日までで、購入した文庫本は16冊。

(あれ?思ったほど増えてないな。でも読了率は80%だからまーいーかcoldsweats01
一冊105円ですから、いつも気軽に入手できます。
考えてみれば、缶コーヒーより安い買い物なんですね。
そんな安価で、知らない知識から人生の悲哀までを知る事が出来るのですから
改めて、コストパフォーマンスの高さに感心する事もしきりでhappy01

この作戦、当初は自らのボキャブラリー不足を補う目的で始めたのですが、
いざ続けてみると、どうやら自分の脳内を覗くような効果がある事が分かりました。
その何たるかを説明するには、ちょっと別のお話をしなければなりません。

実は、ここ数日で増えた文庫本に加え、かねがね買い散らかした本で、自宅の本棚が溢れておりまして。もう入りきらないんですよcoldsweats01

昔から、本を売ることに抵抗が強かった私は、こと文庫本に関しても、子供の頃に求めたものから大事にとってあります。
度重なる引越しにも耐え、集めた冊数はざっと400冊。

まーそれほど多くはありませんね。
その数倍あるオタク本は計算に入れていませんから、世間で言う「一般書」扱いのものです。
ところが、私の本棚のキャパは約350冊。50冊ほど入りません。
本棚の前に積み上げるのも美しくない。


で、今日は、読まない本から順に50冊程度を、別の部屋に移しました。
同時に、手持ちの本を再度ジャンル分け、本棚に整理しなおした訳です。


部屋と同じく、本棚に並ぶ本にも「持ち主の脳内」が表れますよね。
私の場合昔から、自分の興味ある分野、作家順に本を並べる習慣がついています。今回、本棚を整理してみて、その「興味順」が変わっていることに気がつきました。

これが面白かったhappy01
普段掃除する時も、本の位置は変えませんでしたから、この並び順はかなり前から不変だった事になります。


見てみると、整理前の私の興味順位は
①推理小説
②ショートショート小説
③冒険小説
④SF小説・怪奇小説
⑤通常の小説(いわゆる文芸作と呼ばれるもの)
⑥旅行エッセイ
⑦ライトエッセイ(週刊誌等に掲載される程度の短いもの)
⑧ノンフィクション風おバカ本(UFO・幻の怪獣を見たといった類の)
⑨研究本(人類の起源等、カチカチの研究書)
⑩実用書(企画の立て方、人に読ませる文章の書き方等)


大まかに分けると、こんな順位です。
中でも、推理小説の割合が非常に高いですね。全体の40%ほどでしょうか。
ただ、ほとんどが江戸川乱歩、鮎川哲也という、非常に偏った人選ですがcoldsweats01

それまで、この好みは一生変わらないものだと思っていたんですが、今回の整理で、それが見事に覆されました。
⑦のライトエッセイが一番に来たんです。


で、その後は旅行エッセイ、研究本、実用書、おバカ本と来て、小説の類は最下位にランクダウンしちゃった。
冊数の割合じゃないですよ。あくまで興味の順番です。


冒頭のお話、「自分の脳内を覗くような効果」というのは、まさにコレでした。
今でもフィクションは好きだし、ご存知のようにおバカな妄想ばかりお話している私なのに、この心変わりはどういう事でしょうかsign02


「そりゃーオタクイーン、エッセイがマイブームだからじゃないの?」なんてご意見もおありでしょう。まーそうかもしれません。単純ですからcoldsweats01
この現象、最近の私の読書姿勢を如実に反映しているような気がします。
私はエッセイと「試合」しているんです。


エッセイというのは、日々の生活の中で遭遇した出来事を、作者というフィルターを通して表現したものですよね。
確かに小説も同じプロセスを経るものですが、あくまで創作である小説は、事実の改変率が非常に高い。作品になった段階では、作者の体験がどこに活かされているかが判別しにくいんです。
その点エッセイは、体験のリアリティーが勝負の上、作者が感じた事をどれだけ分かりやすく表現できるかが非常に大事なわけです。
作者自身が、自分の心を正確に見つめる「心察眼」とも言うべき力が必要。
私としてはそこが面白く、かつ競い甲斐があるんですよ。
いったい、どう競うのか。


エッセイの多くは、ブログのように一篇の前にサブタイが付いていますよね。
このサブタイを目にした瞬間が、勝負の始まりです。
例えば「怖いもの」というサブタイがあったとしましょう。
その瞬間、私は読む前にまず「この『怖いもの』というお題を与えられたら、自分ならどういうお話が書けるだろう」と想像するわけですね。
怖い人、怖い体験、怖い映画・・・
一通り考え「うん、これなら」と納得した後、おもむろに中身を読み始める。

自分の「脳内エッセイ」より面白いかどうか。展開に意外性があるか。
膝を打つような知識が盛り込まれているか。琴線に触れるような感動が待っているか・・・


これは以前、ショートショートの小説でも試しましたが、読み始めるまでの「シンキング・タイム」が長くなりすぎてよくありません。読む前に疲れちゃうしcoldsweats01
あくまで「瞬時に思いつくレベル」の方が、モチベーションを保ちやすいようです。

結果はほぼ100%の確率で、私の「完敗」ですcrying 当たり前ですがcoldsweats01
うーんさすが、プロのエッセイストは違う。

特に最近は、阿川佐和子さんの諸作に負けっぱなしwobbly
ライトエッセイって、簡単なようで長編よりかえって難しいですもんね。
誰もが日々経験する生活の点描を、これほど簡潔にまとめ上げ、しかも読ませる手腕と才覚は普通じゃない。


以前、小林信彦さんが自らの著書で、故・藤山寛美さんの演技を
「これほど上手いのに、上質の天ぷらのように腹にもたれない軽さがある。
言わば油が良いのだろう」
と絶賛されていましたが、阿川さんの作品にも、そんな食感を覚えました。

日々の断片を絶妙に料理し、安定した力量で等身大の思いを表現できるその心察眼は、私に最も欠けているものかもしれません。
まったくお見それしましたcoldsweats01


思うんですが。私の場合、知識や文章テクニック、ボキャブラリーを勉強しようとしていたのは、ちょっと間違いだったような気がします。
もっと大事なのは「物事をどういう角度で、どう見るか」なのかもしれません。
阿川さんのエッセイだって、特徴的な表現や目を見張る言い回し、専門分野の知識がちりばめられている訳じゃないんです。でも読ませる。面白い。
普通の文章でも、自分を表現する事は充分できるんですね。


でもそこには、ライトエッセイ共通の魅力「読者に共感を与える目線」に加え、絶妙なプロの技が効いているような気がします。
でなければ、普通のブログと大差なくなってしまう。


ただそのレベルを維持するには、表に出ないご苦労もたくさんあるでしょう。
それをあからさまに見せないところが、さらなる深みにつながる訳で。

そういう所を学びたいんですよねー。「隠している爪」の部分を。
そこを学ぶ為には、また別のアプローチが必要なのでしょうが。
人間、一生勉強ってホントですねhappy01


企画を考える上で、知識の収集は何より大事ですが、この「心察眼」も大きなファクターなのでしょう。
どんな知識も結局、自分というフィルターを通して表現されるものですから。

仕入れた情報や知識に対して、自分がどう思ったのかを見つめる眼。
そして、その反応を的確に文章化できるスキル。
感性のインプットとアウトプット部分が要なのでしょうね。
知識を仕入れる事に躍起になるよりも、もっと自分の感性を磨けと。


ライトエッセイの話題から、またまた脱線してしまいました。
小説の魅力も捨てがたいですが、今は「感性の宝石箱」とも言えるエッセイにハマる私が居ます。
ま、私の事ですから、またコロリと好みが変わるかもしれませんが。
その時はまた、本棚の整理で自分を再発見しようと。


秋とはいえ、今日も名古屋は夏日でした。
この暑いのに、汗だくで文庫本を出し入れする私をお笑い下さいhappy01

2008年10月15日 (水)

私っていたずらなのね

20081015_002今日も夏日。
黄昏時のウォーキングも快調そのもの。

秋の夕日があまりにも綺麗だったので
ちょっと写真で遊んでみましたhappy01Photo_4

どーですかこれhappy01
夕日に輝くいつもの池を見ていたら、思わず頭に「noteさざなみ」のイントロが。

まるであのエンディングを見ているようlovely
パチリと撮った一枚に、クレジットを乗せてみましたhappy01
個人的には、大出俊さんでも良かったんですがhappy01


20081015_005池の周りには、もうすすきが。
すすきとくれば、アレですねーhappy01Photo_5

ま、オリジナルとは違いますが、「note望郷の旅」一番歌詞のイメージで。
これもけっこうお気に入り。
画面を切り取るだけで、なぜか時代劇の雰囲気になる所が不思議ですhappy01


20081015_004_2ときどき見かけるこのネコちゃん。
上の二枚とは別ですが、
特撮でネコとくれば、円谷のアレですね。
となれば、画像処理も大胆に・・・

Photo_3いかがですか?これもオリジナルとは違いますが。
言わば「幻のクレジット」的な一枚です。

聞けば山際監督、円谷との初コンタクト作品は「仮面の墓場」だそうですね。
重厚なネガポジ反転写真に映えるご尊名が、実にカッコイイlovely

勝手にお名前を使わせて頂き、申し訳ありませんでした。
これも作品、キャラクターへの愛情ゆえ。どうぞお許し下さい。

繰り返しますが、これはあくまで写真のお遊び。
オリジナル番組画面ではありませんので、誤解なさらぬよう。
尚、関係者の方で、今記事をご覧になって不都合等おありの場合は、
大変お手数ですがご一報下さい。直ちに削除させて頂きます。

それにしても。うーんあまりに面白くて、またやりたくなってきました。
新しい遊びを覚えた気分です。
次は秋らしく、○○○雲でも撮りに行こうかな。
鉄さまフリークの私としてはhappy01

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2008年10月14日 (火)

カラータイマー派

昔からそうなんですが。
「思いついたときに書く」という事が、ものすごく苦手でsweat01


例えばこの「ネヴュラ」。
いつもおバカなお話で呆れられていると思いますが、この各記事も、頭をヒネってそれなりに考えているわけです。
文章力も無い上、一つのテーマに絞り込んでいるわけではないので、何となく気ままに書いているように見えますが、どんなにつまらない記事、日記風のどうでもいいような内容でも、最低限「記事として成立するかどうか」が念頭にある訳ですね。
一種の職業病なのか「独り言みたいな記事では、せっかく読んで下さる方に申し訳ない」みたいな強迫観念があって。
その思いが記事内容に反映されているかはともかくcoldsweats01
常に「公に発信する文」である事が頭から離れない。
これは、ブロガーの皆さん共通の認識かもしれませんが。

例えばお仕事の企画書。
「来週末までに、これこれこういう趣旨の番組企画を一本作っといてよ。
会議にかけるから」
みたいな振られ方をする事が多いですが、この場合、私は「はいそうですか」とそのまますぐパソコンに向かい、快刀乱麻を断つような画期的企画をモノにする事はまずありません。
大抵は、その「趣旨」の部分を頭の隅に住まわせたまま、毎日を過ごすわけです。

ブログも企画も同じなんですが、どうも私は「締め切りギリギリ・カラータイマー派」なんですね。
ある種、ものぐさとも言えますが、数学的に答えが決まっているジャンルじゃない限り、「作品の出来は、考えた時間の長さに比例する」という考えなんですよ。
ですから「早めにさっさと片付けておく」という事が出来ない。


この「考えた時間」というのは、「脳内でその物事を醗酵させる時間」と言い換える事も出来ます。
テレビに限らず、自身のオリジナリティーをお仕事に活かされている皆さんは同じと思いますが、そういう方ってオン、オフの切り替えが難しいですよね。
「今日の勤務はここまで。後はお仕事の事なんか忘れてプライベートでーす」なんて方は、割合少ないんじゃないかと思います。
常にどこかに「今聞いた話はこの企画に使えるかも」「あの人の言葉は今度の台本のヒントになりそう」なんてアンテナが張られているんじゃないかと。
また、直接結びつかなくても、脳内のどこかで企画の趣旨が「アイドリング状態」になっていて、まったく関係ない刺激が、突如として企画の趣旨と結びつくみたいな事も。
いわゆるこれが「閃き」というものですね。
「きたーっflair」みたいな。


この閃きは、段取りで考えていてはなかなか出てこないんですね。
特に私のようなおバカには。

常に頭のどこかに、企画に対する意識を持っている必要がある。
無意識レベルと言ってもいいかもしれません。
それが「醗酵」し、何らかの刺激が加わった時、突如として閃く訳です。
確かに、知識の蓄積も必要でしょう。でもオリジナルの案とは、それに何らかのプラスアルファーが必要なんですね。
よく「ディレクターは24時間営業」と言われますが、それはこういう「脳内醗酵」を強いられているからかもしれません。
まー私なんかはこの状態が、けっこう性に合っていて楽しいんですがhappy01


別に難しいお話をしたいわけじゃないんですが、お仕事、プライベートを問わず、最近は色々な企画書、創作文などを書く機会が多かったものですから、改めてその事を痛感する次第で。

ですから私の場合、「醗酵時間」が必要。締め切りギリギリまで考えます。
はた目には「なーんにもやってないじゃない。ルーティンの番組作って。ウォーキングやって。ハムスターとおバカやって」と見えるかもしれません。
でも私の「ねずみ色の脳内coldsweats01」では、企画やお題に対するつたない知識や経験、刺激などが着々と醗酵し、一つの形になるのを待っているわけです。


これは人によって違いますよね。創作の姿勢は千差万別。
「長々と考えていても仕方が無い。今思いついたことをすぐ書く事で、瑞々しい感性が形になる」というお考えの方もいらっしゃいます。
言わば「天才型」ですね。これは私など、逆立ちしたって真似できませんweep

で、実際、まるで指先から感性が流れ出たように素晴らしい文を書かれる方もたくさんいらっしゃいますし。これが出来る方が、本当に羨ましい。
まー創作のあり方に正解などありません。
凡人以下の私の場合「発酵型」というわけですcrying


思いついたときにすぐ書けないのには、まだ理由があります。
「もったいない心」が頭をもたげるんですね。


例えば、締め切りよりずっと前に一つの企画を思いついたとしましょう。
けっこう自分では気に入っている。発注者のオーダーにも合っているようだ。
相手を説き伏せる、良い殺し文句も思いついた。これならいけるかも。


でもここで、もう一人の私が声を上げます。
「締め切りまでまだ時間があるじゃない。
今ここでアイデアを締め切っちゃもったいないよ。」

モチベーションも上がっている。最低限の理論武装もできた。
ここで企画書を書くことは可能だけど、せっかくまだ時間があるんだから
もうちょっと材料を集めてみよう。もうちょっと表現を探してみよう。
別の何かが見えてくるかも。


こんな脳内会議が、瞬時にして行われるわけです。

要はアレですね。
盛り上がっている飲み会の途中、自分一人だけが先に帰る事になった時、
自分が帰った後、その場でさらに物凄く面白いことが起きるんじゃないかと
後ろ髪を引かれる思い。

この心理に近いような気がしますhappy01

「あーっ!最後まで居ればよかった」という後悔の念は、
「あーっ!ギリギリまで考えればよかった」という思いに通じるんですねhappy01


だから後悔しないよう、さらに考える。まだまだ考える。
友人や仕事仲間と、全然関係ない会話をしている時も考える。
逆に、関係ない話題の方が効果的ですね。新鮮な刺激があって。
移動中に一考。食事中に一考。ウォーキンク中に一考。入浴中も一考。
コタのおなかをくすぐりながら一考。

コレを締め切りギリギリまで行うと。
思いついた企画と新鮮な刺激が化学反応を起こす瞬間を期待する事も。
意味なく街を歩いたり、初めてのお店に入ったりする事もありますね。


で、もうパソコンに向かわないと間に合わないぐらいの段階、いわば「カラータイマーが鳴り出す段階」になって、ようやく文章化となるわけです。
なんとなく、脳内にマヨネーズのチューブを意識して、中身をギューッと最後の一滴まで搾り出す感覚がありますね。
この段階ではもう、企画の内容はほぼ脳内で出来上がっているんですが、文章にする過程でつじつまが合わない点も多く出てきます。
そりゃそうですよね。そういう事って、書いてみなければ分かりませんから。
でも大丈夫。骨子が決まっていますから、修正もわりあい楽なんですね。
まー頭も無く、
表現力も乏しいですから、出来上がりもしれてますがcrying

ですから私の場合、締め切りまでに与えられた時間をめいっぱい使い、素案を醗酵させる事で、それまでに考えられる最高の案を出したいという欲求が強いのかも。
「やりきった感」が欲しいんですね。

早めに仕上げてしまう事を、手を抜いたように感じてしまうのかもしれません。
時間をかければいいという訳ではありませんが、それが私のスタイルなんでしょう。
それが結果に繋がらないところが、辛い部分でもありますがcrying


最近、「ネヴュラ」でも話題にしている『宇宙船』企画なんかもそうでした。
アレだっていつも、締め切りギリギリの送付でしたもんね。
ただ決して忘れていたわけじゃなく、それなりに考えていたんですよ。
で、与えられた時間を精一杯使わせてもらったと。
他にもこの性癖で、お仲間をはじめ各位にご迷惑をおかけしておりますがcoldsweats01


おそらくこれからも、私の「カラータイマー派」は変わらないかもしれません。
そこはどうか一つ、よろしくお願い致しますhappy01
皆さんの創作姿勢・ペースも、一度お聞きしてみたいような気がしますねhappy01

2008年10月13日 (月)

フクシン君もビックリ

Photo_2コタちゃん、ちょっと見てみて。
えーっ、たべるのにいそがしいんだけど。
しょくよくのあきだもんrestaurant

Photo_3ほら。みたらし。安かったから。おいしそうでしょー。
あーっ、ちょうだいよーheart04
ダメダメ。粘ってのどに詰まらせるといけないから。
その代わり、すごい特撮を見せてあげるよ。市川大河さんの作品を参考に。

ほんとー?みたいみたいhappy01

Photo_4
「ネヴュラ71!変身ねがいます!」
どう?ペロリンガ円盤並みの現物流用特撮camera 球体がちょっと多いけどねcoldsweats01
けっこうお気に入りなんだけど。
あれ、その沈黙は?

Photo_5も、もう、たかのかんとくといちかわかんとくにあまりにもしつれいで、かおむけができません~shock
おねえちゃんもあやまりなさい!
ひえー!両監督さま、すみませんでしたcrying
灰皿でも何でも投げて下さい~sweat01sweat01sweat01

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2008年10月12日 (日)

オタクギフト戦

「あのさ、ちょっと聞きたいんだけど。」
久しぶりに叔母へかけた電話で、突然、私への質問が。
「お茶漬けじゃないよね?」


19日の日曜日に、父の七回忌と母の三回忌を合同で行う予定でして。
法要に集まってもらう親族に、人数や時間の確認電話をしていたのです。
で、母の妹に当たる叔母にも電話をしたところ、冒頭の質問。
要は、頂くお花代にこちらがお返しする引き物の品を、確認してきたと。
「お茶漬けじゃないよね」と言われ、思わず戸惑ってしまった私。

それもそのはず、引き物に手配したのはまさに叔母の言うとおり、お茶漬けや海苔の詰め合わせセットだったのです。
「えっ?いけなかった?」
「うん。実はさー。ウチ、お茶漬けのもらい物がものすごくあってねえ。
またお茶漬けだと余っちゃうから、決まってなければ他の物の方が有難いなと思って。」

「別にいいですよ。今日が発注の締め切りだから、まだ変更は出来るし。」


電話を切って心配になった私は、あわてて引き物を再手配。
何とか間に合いましたhappy01
いやー危なかった。実際の話、こういう事って、品物を選ぶのに本当に苦労しますからねー。あらかじめそういってもらうと有難いもので。
まー、遠縁なんかだと聞くのもはばかられますが、私が生まれた頃から知っている叔母だからこそ気軽に尋ねられたんでしょう。
私もその方が助かります。要らない物を貰っても持て余すだけですし。
しかもこういう物は食べ物がほとんど。
要らないからといって保存のきくものでもないし。

思えば私も、折にふれ慶弔時などにいろんな物を贈り、また貰ってきました。
まー貰う場合、相手も私が一人暮らしである事を知っていますので、さすがに大量の食べ物の詰め合わせなどは不要と気を使ってくれ、日用品など当たり障りのないものを贈ってくれる事が多いですね。これが家族連れ相手なんかだと、また事情も変わってきますが。
今回は私が贈り手ですが、相手は全部家族連れ。単身の私には、正直言って何が必要なのか、何が足りないのかがよく分からないわけです。
それぞれの家族の人数などは分かりますが、各家庭でお茶漬けが余ってるだの、しいたけがきらいだの、海苔が大好きだのと好みまで把握するわけにはいかないと。
ですから本当は、一定の設定金額から品物を選べるシステムに、とも思ったのですが、今回の法要会場にはそのシステムが無いようで。ちょっとツメの甘さを反省coldsweats01

叔母の機転で、今回は事なきを得たわけですが、考えてみると、プレゼントや贈り物って、相手をどこまで知っているかのバロメーターになりますよね。
あまりにも狙ったものだと外した時に痛いし、と言って差しさわりのないものだとつまらないし。このさじ加減が難しい。
皆さんもありませんか?プレゼントや贈り物の当たりハズレって。
贈る場合も贈られる場合も。


これがいわゆる慶弔時なら、まだ品物は限られると思います。
お中元やお歳暮などと似たイメージを連想させ、ある程度決まった品で済むからです。でも、お土産やプレゼントとなるとそうはいかない。
それとなく、贈る相手に欲しい物を聞くという手はありますが、それじゃ包装紙を開けたときのサプライズが期待できない。
こっちは、
その驚きと喜びの入り混じった顔見たさに品を選ぶわけですから。
もらう時だって、あらかじめ包みの中の品が分かっていたら、楽しみは半減してしまいますからね。結末を知ってる推理小説みたいなもので。



最近読んだ本に、「最高のお土産のねだり方」とも言うべき一節がありまして。これ、有名だからご存知かな?「三人の娘」というお話。

遠くへ旅行する事になった父親が、三人の娘に「おみやげは何がいいかな?」と尋ねます。
長女は「私は、大きな青い石の入った首飾りがいいわ。」
次女は「赤と金の糸で織った肩掛けが欲しい。」

三女は何も言い出さないので、不思議に思った父親は彼女に問い直します。

三女はさんざん迷った挙句、ようやく顔を上げ、
「お父様が無事に帰ってきて下さるのが、最高のおみやげです。でも、そんなにおっしゃるのなら、私の為にバラを一輪、持ち帰って下さいな。」



こんなけなげな事を言われたら、お父さんだって三女を最も愛おしく思うに違いありませんね。このお話、私も昔聞いたことがあるので、たぶん普遍的な教訓話なのでしょう。
かわい子ぶるわけではありませんが、私もあまりおみやげをねだるタイプじゃないですね。どちらかと言えば「みやげ話」をたくさん聞かせてくれる相手の方が良いです。
「へーえ」「ふーん」と驚いたり、感心したりする事が好きなのでhappy01


私がプレゼントに無頓着な理由は、もう一つありまして。
それはなんと言っても、私の性癖「オタク」のせいです。
これはコレクターの方々ならよくお分かりと思います。


特撮グッズなどの知識をあまり持たない一般の方々が買ってくるおみやげやグッズって、えてして中途半端なものが多いですよね。
「これはマニアックだと思って買ってきた」「ビックリするよきっと」なんて謳い文句に喜んで開けた包みの中には、ゴジラの可愛い系ぬいぐるみとかhappy01
相手の気持ちは嬉しいけど「このラインじゃないんだけどなー」「ゴジラだから良いってわけじゃないんだけどなー」みたいな、微妙な外し感があって。
こっちとしては「うわーゴジラだ。よくあったねーこんなの」みたいに喜んでみせるんですが、私も近所のザらスで見かけてスルーした品だったりしてhappy01
部屋に置いても、何となく他のグッズから浮いて見える感じが辛かったり。
第一、愛してあげられないそのゴジラ君が可愛そうです。


こういう事の無いように、以前から、私の趣味を知る人たちには「何にも要らないから。気を使わないで」と触れ回っているのです。
普通の人に、マニアの微妙なカンどころを分かってもらうのは無理なお話。
気を使わせるだけ申し訳ないというものです。

そういう物よりむしろ、うまい棒100本とかもらったほうが嬉しいですね。
ここでティファニーのオープンハートとか言わないあたり、女子としてもう一つ伸び悩むところですがcoldsweats01



ところが、これがオタク仲間だとお話は別。
随分前にもお話しましたが、15年前、椎間板ヘルニアを患ったことがありまして。手術の為、三週間ほど入院しました。
時は「ゴジラVSメカゴジラ」(1993年東宝 大河原孝夫監督)の公開時期。
この超大作に合わせ、街にはゴジラ関連グッズが溢れかえっていました。
ちょうどそれらのグッズ発売直前に入院してしまった私にとって、毎年お店を回ってリサーチするグッズのラインナップ情報はまるで入手できず。

一人ベッドの上で、悶々とした日々を過ごしていたのです。
おまけに椎間板ヘルニアの手術ですから、術後10日は仰向けに寝たまま、寝返りも打てない状況で。
そんな中、オタク仲間の友人がお見舞いに来てくれました。


友人は退屈しのぎにと、当時集英社から発売された研究本「ゴジラ映画40年史 ゴジラ・デイズ」を持ってきてくれました。これは結構読み応えのある一冊で、私の入院生活をオタク色に塗り替えてくれましたhappy01
ここまではまあ、普通のお話。
もう一人、当時のお仕事仲間で、しかもオタク度では私の上を行く友人が見舞ってくれた時の事です。
彼も大きな紙袋を下げて来てくれたのですが、私のベッド近くに置いてあった件の「ゴジラ・デイズ」を見るなり「おおーっ」と一言。


その理由を尋ねる私に、彼はこう答えました。
「うん。この本、今シーズン発売されたゴジラ本の中では一番の出来でさ。
君の嗜好を考えると、たぶん仲間の誰かが既に持ってきてると思ったんだ。
俺も一度はこの本を見舞いの品に、と思ったんだけど、本だから『カブると痛い』と思ってさ。他のものにしたんだよ。」

そう言いながら彼が袋から取り出したのは、バンダイの塩ビ製フィギュアセット「ゴジラ最大の決戦セット」でした。
「やっぱり出たかー。今年もこういうの。」なんて驚く私に目を細める彼を、今もよく覚えています。


「ゴジラ・デイズ」の彼と「最大の決戦セット」の彼は面識がありません。
私の研究癖を読み、その時期最高の一冊を選んだ友人の彼も凄いですが、
既にそれが誰かによって贈られる事を読み、「カブらない」品を選んだお仕事仲間も凄い。

私はそれらのグッズの存在を一切知らなかったので、当然の事ながらリクエストも出来ませんし。
プレゼントにまで、オタクセンスの火花が散るわけですねhappy01
まるで「必殺仕置屋稼業」第一話、主水と市松の対決シーンを見るような「プレゼントの戦い」。
この『カブると痛い』事件は、今も私の中で忘れられない思い出です。


これは極端な例ですが、オタクたるもの、仲間内にはやはりそれくらいのセンスを見せたいものですね。
当然、相手の事を熟知していなければ、とてもこんな芸当は出来ないと思います。本当は慶弔時の贈り物にも、それくらいの気遣いは必要なのかもしれません。

その為には、普段から親族一同の嗜好をよく知っておくことですね。
今度の法要の日には、久しぶりに顔を揃える親族となるべく密なコミュニケーションをとって、気の利いた贈り物が出来るようにしたいと思います。
とはいえ、ゴジラ本では嫌がられますがhappy01

2008年10月11日 (土)

揺れるポニーテール

「いつも思うけど、今日はいちだんと」
おとといの木曜日。
ロケ現場に向かう道中で、私の後を歩くカメラマンがつぶやきました。
「似たような二人が歩いてるなー。」


ロケはスポーツと同じようなもの。かなり体力も使うので、この時期、私はいつもTシャツにGパンと決めています。髪も肩より長いので後でまとめ、ポニーテールに。
実は、そんな私のいでたちにそっくりなスタッフが、もう一人居たのです。
カメラアシスタントとして働く、一人の女性。

彼女は背格好も私とほぼ同じ。女性としてはかなり身長があります。
髪の色も長さもほぼ私と同じなので、当然、ポニーテールに。
で、おとといはたまたま、着ているものの色が私とカブったんですね。
二人とも黒のトップスに、濃い目のデニム。
もっとも彼女のトップスは、少し背中の空いたカットソーでしたが。
ですからカメラマンには、私たちの後姿が似て見えたという訳です。

問題はそのルックス。
業界関係者には大変失礼なんですがcoldsweats01 彼女はカメラの後ろで走り回るにはもったい無いほどの超美人なのです。

ちょうど、「ブレードランナー」の頃のショーン・ヤングに「ミニミニ大作戦」の時のシャーリーズ・セロンを足して二で割り、日本人にしたようなお顔立ち。
しかもスラリと伸びた長身で、スタイルも抜群。
まるでモデルかタレント、さては女優もかくやの美しさなのでした。

さらにファッションセンスも抜群。AneCamの愛読者。
たぶん、彼女が局の女子アナと並んで歩いたら、人々の目は確実に彼女の方に注がれるでしょう。悔しそうな女子アナの顔が目に浮かびますsmile


まー後姿とはいえ、彼女に似ていると言われた私は飛び上がるほど嬉しかったのですがhappy01 それにしてもこんな美女が、なにゆえカメラアシスタントなどに?
言っちゃ悪いですが、今は死語となった3Kの極地のようなお仕事ですし。
本当に、今、カメラの前に立ち、天気予報なんか喋り出しても、まったく違和感がないほどのルックスなのです。いや、むしろ彼女なら人気が出るでしょう。

彼女と一緒にロケに出るのは、今回が三回目。
仕事ぶりはまあ、それなりにそつなくこなす要領のよさで、判断力、良識なども身についています。聞けば年齢は30歳との事。

信じられない!どう見ても25歳前後のお肌!
やっぱり美しさは年齢を超えるのねとしょんぼりしているヒマもなく、ロケは粛々と進んでいくのでありましたmovie


これも業界の皆さんには失礼なんですが、叩き上げで専門知識を学ぶカメラマンなど技術スタッフって、えてして個性的な方々が多いのです。
女性スタッフにしたってなかなか勇ましい体型、こちらが一言言えば返事が十倍になって帰ってくるような押しの強い方々ばっかりで。
そんな彼女たちの姿を頼もしく思い、また恐れもするのですがcoldsweats01

ところが件のアシスタントの彼女は、そんなアクの強さの変わりに「知性」を感じさせるところがありました。
カメラマンの指示をテキパキをこなす姿には、あの種のすがすがしささえ覚えたものです。私にはあそこまで出来ないなーと。

ですから、普通ならアシスタントに容赦しないカメラマン達スタッフも、あまり彼女を怒鳴らない。そのやさしさはちょっと異常なほどでした。
フン、男なんて美人には優しいのよね、なんてやっかみ気味に思ってもいましたが、彼女の健気な働きぶりを見ていると何故か許せてしまうのでした。
なるほど。彼女の動きには、怒られるような隙がない。
賢い仕事ぶりなんですね。


それもそのはず。実は彼女には、ある事情がありました。
実は彼女、数年前までは、局の報道部の最前線で働く記者だったのです。

事件や事故などのニュースネタを日夜追いかけ、体一つで精力的に取材をこなす女性記者。
局の報道部ですから、ニュースにも出演経験があったでしょう。
「かなり重いものでも抱えて走る自信がありますよ。」
笑う彼女の美しい顔からは、そんな姿はまったく想像できなかったのですが。


ところが、そんな彼女に一大転機が訪れます。
あまりの激務が祟ったのか体調を崩し、一ヶ月ほど入院してしまったのです。
少数精鋭、日々が戦いの報道業界は、彼女が抜けた穴を放っておく余裕などありませんでした。
一ヵ月後。彼女が戻った報道部に、彼女のデスクは無かったのです。


その後、今後の体調不良を心配された彼女が、報道部へ復帰する事は叶いませんでした。とはいえ、退職を示唆されるわけでもなく。
結局は、スケジュール管理などデスクワークをしながら、人手が足りない時にアシスタントとして現場へ赴く。
そんな、中途半端な勤務を余儀なくされていたのです。
社会の今を切り取るべく現場で走り回りたいのに、パソコンの前で書類などを管理する日々。彼女の落胆と悔しさは、いかばかりのものだったでしょう。
数日に一回訪れる撮影現場だけが、彼女の唯一の生き甲斐なのです。


以前、彼女が持ち歩く私の番組台本を見たことがあります。
ちょっと驚いたのは、遠目から見たその台本が真っ赤に染まっていた事。
赤の理由は、台本に彼女が書き込んだ注意事項や準備機材のメモでした。
隙間がないほど赤ペンでビッシリ埋められた台本。

おそらく、報道時代のメモの癖が残っているのでしょう。
そんな所からも、現場に賭ける彼女の意欲が伝わってきます。


しかし、現場としては彼女の扱いに困っていたようです。
事情を知るカメラマンが、ある日私にちょっと漏らした言葉がありました。

「彼女をどう育てたらいいかわからない。」
彼女は今も報道部へ戻り、バリバリ働く夢を捨ててはいないようだ。

でも今、カメラスタッフに出来る事は、彼女に「お手伝い」してもらう事だけ。
カメラマンとして育てるならしごく事も怒鳴る事もできるけど、会社としてはまた体調を崩されたら困るから腫れ物扱い。しかも本人はカメラマン志望じゃないから、我々もお手伝い扱いにせざるをえない。
彼女本人にとっても、こんな中途半端な扱いは良くないんじゃないか。
結局、体のいいたらい回しになっちゃうし。
そうか。彼らが彼女に厳しい指導をしない理由は、そこにあったのか。


その時、私は思いました。現実は残酷なものだなあと。
仕事を続ける上で最も重要なものは健康。
あれほどの美貌を誇っていても、健康に問題があれば望む仕事に就けないものなのか。一度は経験し、その喜びも味わった仕事だけに、途中のリタイヤは余計辛かったことでしょう。


午前中のロケは無事終了、サラリーマンでごった返す局近くのパスタ屋さんで、私たちも昼食時間を迎えました。
私の隣に座った彼女は、そのプロポーションに不釣合いな味噌かつ、あんかけスパゲティー大盛りのサービスランチ。
まだ食べるかというほどモリモリかき込みます。
食後のオレンジジュースを飲み干し、ほっとため息をついた彼女は、さらにコップの水をあっという間に空にしました。
「よく飲むねえ」
感心する私に、彼女はこんな事を話してくれました。


「私が最初に体を壊したのは、高校の頃なんです。」
その長身を生かし、高校時代、バスケットボール部で頑張っていた彼女は、精神論をモットーとする鬼コーチに日夜しごかれていたそうです。
それは熾烈を極めるもので、ある日など、朝から夕方まで一滴の水分補給も許されない練習があったとの事。
「科学的根拠もなく、ただ根性を鍛えるという理由だったようですが。
でも私、その練習で体を壊しました。それからずっと今まで、体の水分が失われる事に恐怖心があるんです。だからつい水分を採ってしまう。」


記者時代の体調不良は別の原因かもしれませんが、彼女にとって「水分を失う」というトラウマは、それほど根強いものだったんですね。
女優並みの美貌と記者の聡明さ、ガッツと人当たりの良さまで合わせ持ち、それ以上何を望むの?と思うほどの彼女の唯一の望みが
ほんの一杯の水だったとは。


仕事を生き甲斐にする女性にとって、30歳は一つの転機です。
それまで積み上げてきたスキルを活かし、さらなるキャリアを目指すのか。
結婚という道を選ぶのか。

適齢期という概念は無くなったと言われていても、体力面・精神面ともに、女性にとってはこの時期が人生の分岐点。
体調を崩さず、やり甲斐ある記者を続けていれば、彼女は迷わずキャリアの道を選んだでしょう。
でも常に健康を心配しながら、限られた範囲で仕事を続けなければならない彼女にとって、今のポジションははたして魅力的なのでしょうか。
傍観者に過ぎない私ですが、それは決して他人事ではありません。
フリーの世界は体だけが資本。ましてや私のように何のとりえもない人間にとって、体調を崩す事はそのまま職を失う事なのです。
私が今の職を失った時。他の仕事で納得できるのかどうか。
生活の糧として職は必要ですが、ことやり甲斐に関しては・・・



紆余曲折ありながらも、何とかスケジュールギリギリでロケも終わりました。
彼女を含め、スタッフの皆さんにお疲れさんを告げ、帰路についた私。
ミニバイクの車上、高速で流れる街並を眺める私の脳裏には、以前、ロケで彼女が見せた表情が浮かんでいました。
局の近くのロケ現場に、たまたま彼女の以前の同僚、報道部の記者たちが通りかかった事があったのです。


昔は同じ職場でありながら、今はカメラアシスタントとして働く彼女と、挨拶を交わす記者たち。その強烈なコントラスト。
忙しく局へ消えていく彼らの後姿を、彼女は手を止めて見つめていました。
そんな彼女を急かす事もできず、ただ待つしかない先輩カメラマン。


憧れと、かすかな希望の輝きの中にほんの一滴、僅かな諦めが滲む彼女の目は、この上もなく美しく、また悲しく見えました。

でも、振り返った彼女の目は、現場に全力投球する果敢な光を湛えて。
「でも自分は今、ここで頑張るしかないかもしれない」
揺れるポニーテールが、彼女の決意を表しているようでした。

私のポニーテールは、彼女のように元気に揺れているでしょうか。
そんな事を思ってしまう、秋の帰り道。
教えられる事は、逆境の中にこそ多いんですね。

2008年10月 8日 (水)

静止する秋

久しぶりにスッキリ晴れた今日。気温もグングン上がるので。
明日のロケに備え、体力作りのウォーキングrun


Photo

夏日とはいえ、季節はもう秋。
池のほとりには一面、セピア色のじゅうたんが。
手前のアヒルさんは、今日もデコイみたいですねsmile

Photo_2

水から上がった彼の
視線の先にあるものは。


Photo_3なんとsign01
枯れ葉が空中で静止しているぢゃありませんかsign03
ビックリして触ったんですがビクともせずsign01
うーん物理法則を無視した怪奇現象shock
そうだSRIを呼ぼう!助けて牧さんbleah
(ホントは、上の枝から伸びた蜘蛛の巣に引っかかって、クルクル回る枯れ葉を撮った一枚。合成みたいですが本物です。失礼しましたcoldsweats01

これもにほんブログ村 テレビブログ 特撮へと言うんでしょうか?

2008年10月 7日 (火)

秋風仕掛針

稀代の名優、緒形拳さんが5日、亡くなられていたそうで。
肝ガンだったそうですね。
葬儀は近親者だけの密葬だったとか。


普段、あまりお悔やみ記事は書かない「ネヴュラ」ですが、時々、どうしても書きたくなる事があります。おそらく、緒形拳さんは「過去の人」ではなかったからでしょう。
亡くなる直前まで精力的にお仕事をされ、周りに心配一つさせなかった配慮には、凄まじいプロ意識を感じます。
謹んで、お悔やみを申し上げます。

読者の皆さんもご存知の通り、私は筋金入りの旧必殺ファンです。
ですから今回の訃報には、本当に驚きました。
でも同時に不謹慎ながら、ある安堵感もありました。
この方は本当に、役者人生を全うしたんじゃないかと。

今日は一日中、ワイドショーなどもこの話題でもちきりでした。
昼間、自宅でお仕事をしながらも、点けたテレビから緒形さんの名前が出る度に手を止め、画面に見入るばかり。
その生い立ちから代表作、最近の様子までがこと細かく解説され、改めて日本演劇界が失った存在の大きさを痛感しました。

それらニュースの中で、訃報に対しお仲間の俳優や作品の関係者が生前の緒形さんを語られたんですが、数々の名誉ある談話の中で、私には二つほど印象に残ったお話がありました。

一つは、番組のメイク担当者のお話でした。
緒形さんは役作りに非常にこだわる方で、メイク担当者とも入念に打ち合わせをする。メイクなんて普通、担当者にお任せするもの。
わざわざ打ち合わせなんて行う役者さんは、本当に珍しいという事です。

そしてもう一つ。氏の代表作の一本「復讐するは我にあり」(1979年松竹 今村昌平監督)原作者・佐木隆三さんは、敬虔なるクリスチャンでありながら詐欺師にして殺人犯という、難しい主人公役を演じきった緒形氏について
「悪人と善人の両極端を演じられた、凄い役者だった」と語りました。


一つ目のメイクさんのお話は、氏の役者魂、芝居に賭ける姿勢を表したものと言えます。まさに現場の視点、現場スタッフにしか言えない貴重な証言と思いました。
そして二つ目。実はこれが今日の本題なんですが。
「悪人と善人の両極端を演じられる役者」という緒形氏の印象は、まさに万人が認めるところではないかと思ったんです。
特に、初期必殺シリーズに心を躍らせた方々にとっては。


訃報に対して、番組コメンテーターの何人かは「緒形氏の演じたキャラクターで一番印象深いのは、必殺仕掛人・藤枝梅安」と語っていました。
面白いことに、この傾向は関西方面へ行くほど顕著なようで、「緒形拳=仕掛人」みたいなイメージは、関東より関西の方が強いような感触を持ちました。
あくまで印象ですが。


仕掛人・藤枝梅安。
ご存知『必殺仕掛人』(1972年~73年 朝日放送)の主人公です。

確かにこの役は、当時NHK大河ドラマなどの印象が強かった緒形氏にとって、一つのターニングポイントになったと思います。
映画産業が斜陽に向かっていたこの時期、ブラウン管でお茶の間の人気を獲得する事は、役者の顔を世間に認知させる効果が大きかったからです。
池波正太郎の原作を基本アイデアとしながらも、稀代の名プロデューサー山内久司氏の手により大幅に設定を変えられた緒形梅安は、深作欣二ら巨匠の手で命を吹き込まれ、たちまち大人気となりました。
個人的には、人気のファクターは山内氏の名指揮によるものと思っていますが、その製作意図を汲み取り、演技に結実させた緒形氏の功績も決して小さくはありません。


そんな私には、前述の佐木氏のコメントによって、緒形氏と梅安が二重映しに見えてしまうのでした。

「仕事人」時代の中村主水が必殺のモノサシになっている方にはなかなか理解されにくいですが、必殺シリーズ初期、特に「仕掛人」当時は、まだまだ彼ら仕事師は「正義の味方」「無敵のヒーロー」ではなかったんですね。
「殺しのトランペット」に乗って悪人の前に颯爽と現れ、華麗な殺し技と粋な捨てゼリフで女性ファンの心までを貫くカッコよさは、まだ無かったんですよ。
確かにカタルシスは感じましたが、その裏でどこか後ろめたい、「悪が悪を裁く」的なダーティーな魅力に溢れた作品だったのです。


当然ながら、主人公だって善人じゃない。
捕まれば獄門晒し首、って時代劇ギャグじゃよく使われますが、「仕掛人」の頃はそんな冗談じゃ済まされない迫真性がありました。
ですからもう必死なんですね。昼間は病を治す鍼医者が、夜は同じ針で人を殺める殺し屋なんですから。捕まった瞬間、もう主人公達は死を覚悟しなきゃならない。
自分の行いが重罪だという事が、骨身に染みているんです。

その「温厚な鍼医者の顔」と「殺しを生業とする修羅の顔」の二面性が、このシリーズの一つの特徴でもある訳ですね。
今も使われる「顔半分に照明、残り半分は影」という必殺シリーズの代表ビジュアルは、「善人を演じる昼の顔と、殺しを行う夜の顔」という二面性を持つ仕事師のアイデンティティーを表しているわけですし。


その「二面性」というドラマの要求を最も早く体現したのが、緒形氏だったような気がするんですよ。
Photo偶然ですが、実は先日から「必殺仕掛人」の劇場版DVDを三本立て続けに見ていまして。これは後の中村主水版「必殺!」とは全く別物で、中身はテレビ版「仕掛人」のテイストを若干原作に近づけたような内容です。
必殺ファンならご存知ですよね。
その三作目にして劇場版仕掛人の最高傑作とされる「必殺仕掛人 春雪仕掛針」(1974年松竹 貞永方久監督)に、こんな場面があります。


あんこう鍋を囲みながら、浪人、小杉十五郎(林与一)に仕掛人のアイデンティティーを追求される梅安。
殺しのターゲットは盗賊の用心棒で腕の立つ武士。
針一本で立ち向かおうとする梅安に、それまでの因縁から、十五郎は加勢を申し出ます。


しかしそれを温かな笑顔で断る梅安。
「私ゃ仕掛人ですよ。あの男を仕留めるのがあたしの仕事なんだ。
それに小杉さんに助けてもらっちゃ、後で金勘定がややこしくなりますからね。」


金などいらんと言う十五郎。
その言葉に梅安はこう反応します。
顔からはにこやかな笑みも消え。
「金をとらないんだったら、なおさら人殺しなんかするもんじゃありませんよ。
人間、誰を殺したって、後で何か重たいものを背負い込むことに
なるんですからねえ。」


相手は罪もない者を十三人も殺した悪人。
斬ったって構わないと豪語する十五郎。
梅安の顔からは完全に笑みが消えます。
そこには地獄を覗いた者だけが持つ、非情な殺し屋の顔が。

「小杉さん。仕掛人は役人じゃない。もっと恨みの深い仕事なんですよ。」



会話はかなり端折りましたが、この間、正味1分10秒。
貞永方久監督によるカットバックのタイミング、スピード、フレーミングもさることながら、向かい合う両者の顔アップだけで押したこの場面で、セリフ一言毎に「鍼医者」から「殺し屋」へ変貌していく緒形梅安の名演技。
確かにテレビ版「仕掛人」とは若干テイストが違いますが、ややヒーロー性の強いテレビ版よりも、この劇場版の方が、梅安というキャラクターの深みが描けていると思います。
劇場版仕掛人の最高傑作と謳われるのもむべなるかなですね。


いつも演出第一主義、俳優は二の次という私が、なぜこの場面に感服するかと言いますと。ここは顔のアップの応酬なのでごまかしがきかない。
俳優に全て任せるしかないんです。
で、監督の気持ちとしては、このアップの応酬を任せられる俳優かどうかが最大の懸案事項な訳です。微妙な感情の変化を表情で表せ、なおかつ観客を魅了できる力量を持つかどうか。そこが重要なんですね。
たとえ狙ったカットでも、俳優が演出の要求に答えられなければ、カット割りを変えなきゃならない。
この緒形氏のアップ演技は、そうそう出来るものではありません。
緒形氏独特の技、緒形氏にしか出せないテイストと言えましょう。


斬新なストーリーやアクション、演出や音楽が話題にされがちな「仕掛人」ですが、実はその成功の影には、緒形拳という稀有な俳優の「二面性を表現できる力量」に負うところが大きいと思うのです。
私が必殺に惹かれるのは、こうした会話劇や言葉の端々から覗く、人間の深みや業、一線を越えてしまった者達が抱える苦悩の部分なんですね。
確かに興味の入口として機能するアクション、殺しのカタルシスも重要ですが、その先に見えてくる「善と悪の葛藤、殺しに手を染めてしまった後悔、あがき」みたいな人間ドラマも、必殺の大きなファクターなんですよ。
これが無かったらただの「青春殺しバラエティー」みたいで、年長者には見るに耐えないものになってしまうような気がして。
そこから先は言いませんが。


その「殺す側のドラマ」を丹念に描写したのが初期必殺であり
その為に必要な「善と悪の二面性」を描き分けられたのが
緒形拳という稀代の名優だった気がするのです。


「悪人と善人の両極端を演じられた、凄い役者だった」
こと二面性という点において、緒形拳はまさに「梅安になるべくしてなった俳優」だったのかもしれません。彼が梅安を演じていなかったら、その後の必殺キャラクターはまったく違う流れになっていたかもしれないのですから。
彼の魅力は他にも多くあり、それは後年「必殺必中仕事屋稼業」で存分に発揮されるのですが、お話がまた長くなるので、今日は梅安の話題だけに留めておきましょう。
「仕事屋」は私も思い入れの強いシリーズ。
いずれじっくりお話する機会もあると思います。


ともあれ、今日は故人のご冥福を、心から祈りたいと思います。
得がたい必殺のオリジンへ、愛と追悼の意を込めて。

2008年10月 6日 (月)

海底軍艦の法則

「ちょっとお話がありまして。」
台本を配っていた私に、突然かけられた局担当者からの声。

あー、ついに私もお払い箱か。思えば長いようで短い担当番組だったなー。
数々の苦労が走馬灯のように・・・
そこであれっと首をヒネった私。
いや、待てよ。もう10月に入ってるし。番組改編の時期は過ぎてるじゃん。
という事は、担当番組が消えるわけじゃないのね。

「実はですね。」
打ち合わせ室に腰を下ろした担当者は、おもむろにこう切り出しました。
「番組のハイビジョン化が決まりまして。」


そうなんです。これまで私の担当番組は、時代遅れの通常制作。
画面のタテヨコ比も4:3の、フツーの作り方だったんです。
それが局の要請で、いよいよ高画質、画面比率16:9のハイビジョンに。
ちょっと専門的な話題でごめんなさい。
今日はそんな、業界がらみのお話です。

3年後のアナログ放送廃止に備え、デジタル対応のテレビを購入されている方は読者の皆さんの中にも多いと思います。
いよいよテレビも高画質時代。より解像度の高いハイビジョンカメラによる番組制作は、局にとっても急務になっているわけですね。
現に普通のテレビでも、画面の上下に黒味のあるハイビジョンサイズの番組は増えています。
「クウガ」の頃は新鮮だったハイビジョン撮影も、今は主流を占めつつありますね。
我が番組も、ついにその仲間入りというわけです。
苦節ウン年、うーん長かったhappy01
自分の子供が出世したみたいで、ちょっと嬉しいです。
当面はアナログハイビジョンとはいえcoldsweats01


何年か前、番組担当のカメラマンとロケ中に話したことがあります。
「ハイビジョンになると、カメラワークはどう変わるの?」
彼は答えました。
「画面の比率が変わるから、これまでのセンスじゃちょっと付いていけないかもしれないなー。4:3が16:9に変わるわけでしょ。
今までどおりに撮ってたら、単純に左右に空きが出ちゃうわけじゃない。
感覚が変わってきちゃうよね。」


確かにその通り。
カメラマンは(当然、ディレクターもですが)演出意図に沿ったカメラワークを心がけているので、画面の比率という物をいつも念頭に置きます。
例えば向かい合って会話する二人の人物を撮影する場合、画面比率が4:3だとどうしても片方の人物しか入らない場合が多いですが、16:9なら両者を一画面に収めることが出来る。
単純な例ですが、いわば映像の力学みたいなものです。
映画のスタンダード画面とビスタサイズの違いですね。
4:3に慣れているカメラマンは、この「16:9の画面の切り取り方」に慣れていない場合があります。もちろん私だって4:3人生でしたので(体型じゃないですよcoldsweats01)慣れるまでには若干の期間が必要でしょう。


通常カメラとハイビジョンカメラの差による影響は、色々な所に出てきます。
前述の「向かい合う二人」の場合、通常の4:3なら一人ずつのカットバックが必要なところですが、16:9のハイビジョンならその必要が無くなります。
つまり、カット割りが変わってくる。
いわゆる「東映仁侠映画風対面会話」が可能になるわけですね。

他にもあります。通常カメラに比べ、ハイビジョンは解像度が格段に上がる為、小さな物をアップ撮影する必要性が減ってくる。
ロングショットでも、画面の中の情報がより確実に伝えられるからです。

その為、ロングからアップへ、またズームインなどのカットワークが不要になる場合も多くなるでしょう。


ここで、女性リポーターが見せる反応は二つ。
「あら。ハイビジョンになると細かい部分までしっかり映るから、お化粧はちゃんとやっておかないと。」これは若いリポーター。
「えーっ!じゃあ絶対にアップなんて撮らないでね。私は遠くの方で、豆粒みたいに映ってればいいから」と焦る年代は・・・もうお分かりですね。
ちなみに私は後者に共感します。一緒に泣きましょうcoldsweats01

これらは非常に単純な例ばかりですが、これだけ考えても、画面比率と解像度がいかに作品の雰囲気に影響するかがお分かりと思います。
一言で言ってしまえば、「映画風カットワークに近くなる」という事です。

独特のダイナミズムも可能だし、またどっしりとした引き絵で引っ張れる場合もあります。
カメラをあちこち振り回すと言うよりは、一画面の中で芝居をさせるような演出が増えてくるでしょう。
ですから映画好きな私などは嬉しい限り。
「おー。これでゴジラ、キングシーサー対メカゴジラの『頭180度回転攻撃カット』も真似できちゃうぞhappy01」なんて一人悦に入っていたのでした。
(実際はシネスコほど横広じゃないので、あのカットの再現は不可能なんですが。まー気持ちの問題ですcoldsweats01


我が番組にまでハイビジョンの波が押し寄せる訳ですから、これからの特撮番組は(やっぱりこっちへ行くかsweat01)これまでの発想を転換する必要がありますね。
例えば、ウルトラマンの変身カット。
あの赤バックで手前に迫るマン変身の緊張感は、4:3の画面比率だからこそ生まれるものなんですね。おそらくあれが16:9だったら、左右に空きが出て赤バックの印象が強くなっちゃう。
マンがバックに負けちゃって、小さく見えるんですね。
これを懸念して最近の新作などでは、手前の拳の大きさやポーズそのものを微調整、違和感が無いよう作られています。

ウルトラセブンの変身カット。
あれなんかセブンのバストショットだけで動きが無いですから、16:9だったら左右の空きが余計目立っちゃう。
画面比率という物はそれほどまでにデリケートなものなんです。


縦の動きに一考が必要な反面、ハイビジョンサイズには横の動きを強調できる利点がありますね。
スペシウム光線のストロークやライダーキックのダイナミズムは、おそらく4:3より16:9の方が強調できるでしょう。
要は「時間と空間の認識度」みたいなものが、格段に上がるんですね。
カットを割らない利点が、ここで活かされるわけです。

「スペシウム光線が怪獣に届くまでに、これだけの秒数がかかるんだ」
「ライダーキックの滞空時間はこんなに長いんだ」みたいな、エモーションを途切れさせない演出が出来るわけです。

「スペシウム発射」でカットを割って「当たる怪獣」を見せるより、一連の流れを見せる方が「空間」を感じやすいですもんね。


この理屈で行くと、ハイビジョン撮影・16:9の画面比率に適しているのは「横長のキャラクター」という事になりますね。
何のことはない「海底軍艦の法則」なんですよ。

東宝映画「海底軍艦」(1963年 本多猪四郎監督)の主役”怪獣”「轟天号」は、横広のシネスコ画面に於ける効果を計算してデザインされたという逸話を、どこかで読んだ記憶があります。
その時私は「なるほど。キャラクターというのは、画面の比率まで考えてデザインされるものなのか」とひどく感激しました。
あくまで記憶なので、確実か?なんて聞かれると困っちゃうのですが、あの轟天号の勇姿を見るにつけ、その説も頷けるなあなんて単純な私は思っちゃうのでした。

(ここで新世紀合金・轟天号の写真なんてお見せできるとカッコイイんですが、残念ながら発売前なので断念。今月末には届く予定ですのでお待ち下さいsweat01

さてそうなると。これからのハイビジョン時代、16:9の画面比率や細部まで映し出すカメラの精度に見合うキャラクターは・・・
海底軍艦の法則に照らし合わせれば、一つのシルエットが浮かんできませんか?そう。ご名答。
日本特撮史に燦然と光り輝く「青い海に映える影」マイティジャックですhappy01

Photo実はこの企画、今の時代だからこそ最高の魅力を引き出せるような気がするんですよ。
この横長・ハイディテールのMJ号が波を切って発進する様を、超高解像度で捉えるハイビジョンカメラなんて、考えただけでもウットリしますねーhappy01
対するQの戦艦、円谷一流のミニチュアワークも、ハイビジョンの高画質ならより引き立つような気も。うーん見たい。いや、観たい。


「オタクイーン、いつもリメイクは嫌いって言ってるじゃない。」
そんな声も聞こえてきそうですね。そうです。私はリメイク否定派ですpunch
それなら、マイティジャックの志を受け継ぐ、新しい企画を目指さなければ。
うーんでも、あの成田デザインを凌駕する万能戦艦を考えるのは至難の技ですね。これはもう完成されちゃってますからねー。
このオリジナリティー、一部の隙も無い流れるようなスタイリングの前には、もうひれ伏すしかありません。

まだまだ私は、先人の偉業には叶いませんねー。精進しなければ。


でも、時代の進化と共に現れたハイビジョンというフォーマットは、私たちクリエイターにとって大きな武器です。
いつかこの横長、高解像度の利点を活かした企画をモノにすべく頑張ろうと思います。実際、テレビの現場でも、まだこのフォーマットは模索中なんですよ。


うーむまた、いつものオタク話になってしまいました。
しょーがないですよね。同じ人間がお話してるんですからcoldsweats01
まーそんなこんなで、さしあたって担当番組のハイビジョン演出を勉強中。
どーしよう。とりあえず「惑星大戦争」を観て・・・(轟天違いcoldsweats01

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2008年10月 5日 (日)

10の為の90

以前から、よくお話している事ですが。
最近、新作の特撮作品をまったく見ていません。
こんな事言っちゃうと、また怒られちゃいそうですがcoldsweats01


特撮ファンとしてあるまじき行為。最低限、押さえておく作品はあるはず。
今朝もそう思い立ち、戦隊もの(もはやタイトルも思い出せない)と「キバ」くらいはと思い、テレビをつけたまではよかったのですが、やはり興味は「サンデーモーニング」に。その後はお仕事の台本作成に忙殺され、はたと気づけば夕方。
ミニ番組ばかりとはいえ、根をつめて台本三本はさすがにキツいですcoldsweats01

で、なぜ見なくなっちゃったかと言うと。
これもまた怒られそうですが、もう何となく分かっちゃうんですよね。展開が。
要は「戦隊」「ライダー」であれば、絶対外せないセオリーみたいなものがあるわけです。その予定調和が楽しめなくなってしまった。
「いや、見てもいないのにそんな事言っちゃダメだよ。新しい展開だってあるんだから」と言われるかもしれません。
確かにその通り。ホントは私もそう思うんですよ。
見ないであれこれ言うのは良くないです。

自分でも不思議なんですよね。なぜ自分が一番嫌いな「見もしないであれこれ言う」という愚行を犯してしまうのか。
一方ではものすごく反省もするんですが。

でもその一方で、妙に納得できる感覚もあったりして。
「ライダーと名乗る以上、変身して戦うわけだよね。
戦隊だって人数が増えるだけで、そこだけは変えられないでしょ。
そこを変えたら、番組の骨格が崩れてしまう。」

たぶん私は、その「変身して戦う」という部分に、すでに飽き始めているのでしょう。そうじゃないヒーローが見たいのかもしれません。


ウルトラシリーズにしたってそうです。
今、劇場公開中の映画には、どうも行く気になれない。

ネットで感想記事などを散見しますが、やっぱり危惧していた「ウルトラ同窓会」のそしりは逃れていないらしいなと。
レギュラーメンバーに加え、懐かしい出演者も顔を出す。
そりゃそうですよ。ウルトラマンが出て怪獣と戦う。だからウルトラシリーズなんですから。そこだけは変えようがない。


念の為申し上げておきますが、作品の出来についてのお話ではありません。
いずれもスタッフ・キャストの皆さんが連綿と続けてきた努力の賜物ですし、これらの作品が現在も続いている事には敬意を払いたいと思います。
良い悪いを言っている訳ではありませんので、どうぞ誤解されませんよう。

しかしながら。
ヒーローファンを自認されている皆さんにお聞きしたいんですが。
正直、そろそろ「ウルトラ・ライダー・戦隊に匹敵するオリジナリティーを持つヒーローが見たい」と思いませんか?
レストランであれば、「今のメニューも充分美味しいけど、新メニューも食べてみたい」という事です。


ちょっとお話は変わりますが。
最近、読書の時間が増えました。
自分のあまりの知識のなさに、少々幻滅を感じたからです。
物事の上っ面だけを見て、分かった気になっていた事を思い知っちゃってweep
で、もう一つ感じました。
「こんな事じゃ、新しい発想なんて出来っこないな。」


先日の記事で、雑誌『宇宙船』の企画募集に何とか通った事をお話しました。
ところが、自分ではあまり満足していません。
企画を考えている時に頭をもたげたもどかしさが、まだ心にあるからです。
「なんでこんなに、自分は物事を知らないんだろう。雑学でもいいから、もっといろんな事を知っていたら、発想の引き出しも増えるのに。」
これは「今までにない物を考える」という時に、誰もの前にそびえ立つ壁なのかもしれません。どういう事かと言いますと。


前回の応募の時も思いましたが、例えば「ネヴュラ」でよく話題にするウルトラマンの場合、「ウルトラマンが製作される前に『ウルトラマン』という作品は無い」わけですよね。
ウルトラマンを知る世界に暮らす私たちには当たり前のようですが、これはものすごく重要な事です。
考えられないですよね。ウルトラマンが存在しなかった頃の世界なんて。
携帯電話が普及した今、「ケイタイの無かった頃なんて考えられなーい」と言ってる女子高生みたいなものでhappy01


「今までにない物を考える」というのは、「ウルトラマンが世に出る前に、ウルトラマンという作品を思いつく」という事なんです。
こんな事、普通の人に出来ますか?これはもう、発明と同じです。


同傾向のヒーロー番組がことごとく淘汰されても、ウルトラマンだけが生き残っているという事実が、そのオリジナリティーを証明しています。
それはライダー、戦隊にしたって同じ。現在まで続くシリーズには、続くだけの理由がある訳ですね。


でもなぜ、それらの作品を生み出したクリエイター達は、その発想に至る事が出来たんでしょうか。
最近、痛感するのは『そのカギは作品以外のところにある』という事です。


お話が下手で申し訳ないんですが、仮に「ウルトラマン」という作品を構成する要素の量を「10」と数値化してみましょう。
いつもの私見ですが、ウルトラマンを作った円谷プロのクリエイター達は、その構成要素の10倍以上、膨大な量のアイデアを出し合ったんじゃないかと。
(「記録にない」なんて言わないでね。データじゃなく、業界経験に基づく推測です)
文献などでよく見られる「ベムラー」や「レッドマン」の企画書が作成される以前に、200も300ものアイデア、アイデア、アイデアの洪水。
骨子を基にアイデアを徐々にブラッシュアップ、要らない設定などの要素が淘汰されていったものが、現在私たちが目にするウルトラマンと思うのです。
(サイコガンの設定なんて、その例の最たるものですよね。)


この過程は、言わば人類の進化みたいなものですね。
不要な遺伝子情報を内包しながらも、形になっているのはほんの一部という。

つまり、10に至るには100や200の発想が必要という事なんですね。
その200、300の発想を生み出すもの。これが「知識」なんですよ。

雑学をはじめ歴史、スポーツ、社会、科学、自然、その他あらゆる知識を持ち寄って、数多くの発想を積み上げていった筈です。


例えば「ウルトラマンが好き」という特撮ファンが居たとしましょう。
彼はウルトラマンにはものすごく詳しい。ウルトラ検定・一級もかくやの知識。
でも彼に「新しいヒーローを考えてみて」と相談しても、彼は「ウルトラマン」の世界以上に発想の幅が広がらないんじゃないかと思います。

「うーん。新しいウルトラマンはねー」のレベルで止まっちゃうような気も。
「10」は完璧ですが、「100」「200」を考えようとする興味、発想の幅を広げようとする興味が無いからです。いわゆる「狭く深く」という姿勢ですね。
広げるのではなく、掘り下げようとする方向へ興味が働く。

決して、良い悪いというお話じゃありません。これも立派な姿勢です。
作品アプローチの方法は人それぞれ。どんな方法にも間違いは無いですから。皆さん誤解なさらぬよう。


ただ新発想には、作品だけに限らず、とにかく広く浅く、様々な知識を聞きかじっておく事。これが必要のような気がします。
たとえシンプルな案でも、それに全然違う要素をプラスする発想。
知識の足し算引き算、掛け算割り算、因数分解や二次関数まで、あらゆる視点が必要でしょう。
だって100考えたって、使えるのは10ですよ。
10しか発想できなかったら、使える案の量もおのずと減るというもの。

私が感じた幻滅、もどかしさの理由が、お分かりになるでしょうか?
中途半端な作品知識だけで、それ以上の事が考えられないジレンマ。


『宇宙船映像倶楽部』部長、雨宮慶太監督は、これを「<特撮ヒーロー>という単語からくる呪縛」と表現されました。
その呪縛から逃れる手は、各作品の世界観を凌駕する知識、さらには特撮界を俯瞰できる広い視野なのかもしれません。
私にはこれが欠けていますねー。リンダ・ブレア並みに頭をヒネっても、出てくるのはどこかで見たアイデアばっかりcrying
要するに、アイデアの基盤となる知識が足りないんですよ。圧倒的にsweat01
ですから今になって、あわてて雑学や興味ある分野の知識を勉強している始末です。ここまで追いつめられないと分からないとは。
つくづく自分のおバカ加減に呆れるばかりでweep


でもこれでなんとなく、企画に対する姿勢が見えてきました。
「使える10の為には100を考えなければならない。でも10の輝きは、淘汰された90によって成り立っている」という事でしょう。
10の為の90は「必要ボツ」なんですよ。10にたどり着く為に淘汰した90は、決して無駄じゃない。
と、言うのは簡単ですが、これを実践するとなると・・・
とにかくまず、作品にこだわらない広い知識ですね。そしてひたすら考える事。それしかないようです。
うーん千里の道も一歩からcoldsweats01
今の私は100考えても、全部ボツでしょうからcrying


でも、飽きた、つまらないと言いながら代案が無いのは、自分を育んでくれた特撮世界にとって失礼。なにより無責任すぎます。
先輩方の偉業には、我々の世代のヒーローで応える事が恩返しと信じます

「ウルトラマン○○」も「仮面ライダー△△」も「××レンジャー」も名乗らない、見た事もないヒーロー。それにどこまで近づけるのでしょうか。


あい変らず、とりとめのないお話で失礼しました。
でも、これこそ先人の辿った道。ひょっとして私は、この境地に喜びを感じているのかもしれませんね。

産みの苦しみまでオマージュするとは。どこまでオタクなんだか。
金城さんも鷺巣さんも、天国で呆れているでしょうねhappy01

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2008年10月 4日 (土)

怪獣大血統

「あらー。しまった。」
ご贔屓のネットショップを覗いてビックリ。
予約したかったオタクグッズに売り切れの表示が。発売前なのにweep

まだまだ日があるからなんて余裕でいた所への、突然の衝撃でした。
見つけた時が買い時という、オタクの法則をすっかり忘れweep
あい変らずのボンヤリ人生でcrying

で、あわてて他のネットショップを検索、何とか予約できました。
あー危なかったsweat01

Photo_2頼んだ品はこれ。インスパイアから今月下旬に発売予定の「スペクトルマン」登場怪獣、三つ首竜です。
大きさは20センチもあるそうでhappy01

過去、三つ首竜の立体化は数えるほどしかなく(いや、どんなアイテムもそうなんですが)しかもリアル造形による大きなサイズは皆無と言ってよかったので、今回のリリースは嬉しい限り。
雑誌や事情通の方々のブログでこの発売を知って以来、予算を組んで狙っていたのですが。ここに意外な伏兵が登場。
なんと今月末に、あの海底軍艦・轟天号の新世紀合金が発売されるというぢゃありませんかeye

Photo_8なにしろウチはコタと二匹coldsweats01の貧乏暮らし。そんな高い買い物を両方する事は出来ませんweep
うーむ困った。腕組みがこんがらがるほど考える私。


でも人気アイテムであればあるほど、発売前のネット予約で既にソールドアウトが当たり前。
ネット情報に目を光らせていなければ、発売の事実さえ知らずにゲットチャンスを逃す事もざらですよねsweat01


今買い逃せば、二度と手にする事は出来ないと焦る毎日。とりあえず轟天号(限定版・汚し塗装)を先に予約し、この三つ首竜は懸案アイテムだったのですが・・・
今日の売り切れ表示に、背中を押されましたcoldsweats01
まだ現物は見ていませんが、届くのが楽しみですねーhappy01happy01happy01

でも高いなー。上記二点で、今月のオタクグッズ散財は既に2万円を超えcrying
借金などもってのほか、いつもニコニコ現金払いの私は、カードも全く使いません。
その為、手持ちの現金が無くなると、すぐ生活に響いてしまうのです。
先月までは毎日食べていたバナナも、朝バナナダイエットの流行で倍以上に値上げ、しかも品薄で買えないしbanana
一丁48円の特売トウフに、花かつおをまぶした冷やっこを主食とする日々が、とうぶん続きそうでweep
ダイエットにはいいけど、バナナも食べられない極貧というのはどーなのとcrying
見れば、コタにさえ哀れみの視線を向けられる始末weep

Photo_3まー愚痴はともかく、三つ首竜とくればもう、スペクトルマン好きの私には必須アイテム。
今もDVDを見ながらの執筆ですが、やっぱりこの独特の雰囲気は、ピープロファンにはたまらないものがあります。
ナイトシーンの暗さも含めて。

(バッテリーライトとレフで何とかなったと思うんですが、現場の事情は現場でしか分かりませんしねhappy01


Photo_4「ネヴュラ」をご覧の皆さんなら、この大怪獣のデータをお話する必要も無いでしょうから割愛しますが、この三つ首竜、やっぱりデザインに非常な魅力を感じますねー。
キングギドラ的三本首の解釈が、東宝とピープロでなぜここまで違うのかとhappy01

金色に輝く神々しい竜を思わせるキングギドラに比べ、三つ首竜のモチーフは明らかにワニですからねー。
いいわーこの合体ディノクロコ。これがピープロテイストですよhappy02


「豹マン」「ライオン丸」「鉄人タイガーセブン」「シルバージャガー」などなど、とにかく動物をそのまんまモチーフにするピープロの発想は、こと怪獣に関しても存分に発揮されていたようです。
まー「ゴリ」からしてお猿さんですしねhappy01

要はピープロって、他社に比べ「キャラ中の動物濃度が高い」んですよ。
ゴキノザウルスやサンダーゲイなんてそのまんまですもんね。バクラーなんかもその系統ですし。ネズバートン、モグネチュードンなんかも・・・
そう考えていくとキリがありません。
交通事故被害者の念が形になった怪獣・
クルマニクラスにしたって、信号機がモチーフなのにちゃんと「動物濃度」がある。目の上のシワとかにhappy01
ビーコンなどと較べて見れば、その差はお分かりになるかもしれません。


Photo_5三つ首竜の造形はウルトラ怪獣も数多く手掛けた故・高山良策氏の作ですが、季刊「宇宙船」vol.14(1983年春号)に掲載された氏の怪獣製作日記によると、氏はこの着ぐるみを、1971年6月19日~7月6日の間で製作しています。
製作期間は単純計算で18日。その間、他の仕事もあったでしょうから、実質製作時間はそれより短かったと推測されます。

氏の代表作、ウルトラ怪獣と比較してみましょう。
高山氏初のウルトラマン怪獣・アントラーの場合、同じく製作日誌(「宇宙船」vol.4 1980年秋号)によれば、着ぐるみの製作期間は1966年(と推測)4月12日~5月1日。単純計算で20日間です。

(「宇宙船」vol.4記事の記述「昭和42年」は誤植でしょうか?「マン」アントラー登場回の製作は昭和41年なので、拙記事では誤植と推測、1966年と表記しました。該当号をお持ちか、事情をご存知の方はご教示下さい)
三つ首竜・アントラー共に、一体20日間前後の製作期間である事が分かりますね。要はかけられる手間は同じという事。
日数だけで推測するのはやや乱暴かもしれませんが、どちらかがお手軽造形という訳ではなさそうです。


同じ造形師の手による怪獣なのに、円谷とピープロではテイストが全く違う。
この雰囲気の差はどこから来るのでしょうか?


Photo_6ここからはいつもの私見ですが、やっぱり円谷側もピープロ側も、互いに相手を意識していたという事なのでしょうね。
そうでなければ、同じ造形師の作品がここまで違いを見せる訳がない。
モグネチュードンとグドンが同時期に作られていたなんて、信じられます?


「いやーオタクイーン、それは今の目で見るからだよ。子供が見たら見分けはつかないんじゃない?」
いや。これは、私が子供の頃に強烈に感じた違いなんですよhappy01


あの当時、1971年頃の怪獣ブームをリアルタイム体験された方ならお分かりと思いますが、当時のスペクトルマンは、言わばフジテレビがTBSのウルトラに対抗して放った話題作で、お昼の主婦向けワイドショーなどでもたびたび取り上げられていたんです。

夏休みか冬休み、あるいは春休み、祝日だったかもしれません。
子ども達に向け、当時のワイドショーが「スタジオに怪獣がやってくる」みたいな企画を放送した日がありました。

私はその特集の事を当日、新聞のテレビ欄で知り、正午を今か今かと待ちわびていました。
お昼ごはんは、母が作ってくれるインスタントラーメン。
飲み物はコップの水に過ぎませんでしたが、子供にとって怪獣とラーメンなんてこれ以上無いほどのゴールデンカップリング。
今のように録画機器などない当時、たった一度の放送を網膜と脳に焼き付けようと、いやがおうにもテンションは上がりますhappy01

で、いよいよ本番。当時、アトラク怪獣と言えば「ウルトラファイト」のイメージが頭にこびりついていた私は、スタジオにも、あの耳の垂れたエレキングや異様にハサミの膨らんだバルタンが現れるものと思っていました。ところが。


ご丁寧にも、スタジオに特設された街のミニチュアセットに現れたのは、なんとスペクトルマン怪獣、サタンキング!
他にも何体か居たと思いますが、はっきりとは覚えていません。(何か今日のお話って、ピープロ怪獣を知る方限定みたいで心苦しいですがcoldsweats01
「見た事もない怪獣だ!でもウルトラ怪獣じゃないな。なんか違うもん。」
私はその時、そう直感したのです。


そりゃ子供ですから、フジの番組にTBSのウルトラ怪獣は出ないなんて大人の事情も、サタンキング登場回が放送前なんて局の事情も分かりません。
でも私のオタクセンサーがビンビン反応するんですよ。
「これは絶対、ウルトラマンと戦う怪獣じゃない」ってhappy01

さんざん街のミニチュアを破壊するサタンキング。ご丁寧に火や煙のエフェクトまで仕掛けてあって。ホリゾントには緑に曇った空まで描かれていました。
当時も今も、ワイドショーは生放送ですから、まさにライブ特撮だったんです。
考えてみれば凄い事ですよねーhappy01


まあそんなスタジオでのドンパチはともかく。
幼い私の心には、ピープロや円谷なんてブランドとは関係なく「怪獣の血統」みたいなものが刻み付けられていたのでした。


子供心にもそんな『血統』を感じさせてしまうあたり、ピープロ・円谷の両社がいかにオリジナリティーを競い合っていたかが窺えますねーhappy01
現在、ピープロは活動を休止(と信じますhappy01)し、本格怪獣番組は円谷の一手市場と化していますが、ピープロテイストを刷り込まれた私などは、キッチュで動物濃度の高いピープロ怪獣の世界をもう一度、なんて思いますねー。
ただそれは「三つ首竜の現代風リファイン」とかそういう方向ではなく、あくまで「スピリットを受け継ぐ」という意味での願望です。

読者の方々だけにそっとお話しますが、例の『宇宙船映像倶楽部』への応募は、私の密かな願い「ピープロテイスト復活計画」の一部でもあるんです。
編集部のスタッフには内緒ですよhappy01happy01happy01


Photo_7いやーまた今回も、三つ首竜のお話から随分脱線してしまいました。
毎度の事ながら呆れるばかりcoldsweats01
やっぱりDVDなんか見ながらだと、思いが強くなっていけませんねー。
久しぶりにピープロテイストのお話が出来て、ちょっと嬉しい土曜日の午後です。
ネットショップでの売り切れも、まんざら不幸じゃなかったみたいですね。
散財は凄いけどweep


こんなに散財が多いと、また働いてお金を貯めなきゃ。
でも考える頭は一つしかないし。
でも口が裂けても言いませんよ。頭が三つ欲しいなんてベタな落ちはhappy01

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2008年10月 1日 (水)

本当の奇跡

性懲りもなく、無謀にも7月末に送付した『宇宙船映像倶楽部』企画。
「新しい特撮ヒーロー番組を考える」という、魅力的な募集でした。
「ネヴュラ」でもお話している通り、私もおバカな頭をヒネって応募。
今日はその結果が分かる日。雑誌『宇宙船』122号の発売日です。

儚いジンクスを信じ、前回入部を果たした号・121号の購入時と同じ書店へ。

ちなみに。前回の『宇宙船』企画掲載については、こちらをご覧下さい。
2008年7月1日(火)「奇跡の『入部』」

http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2008/07/post_dbaa.html

ミニバイクを飛ばす内に、出発時は怪しかった雲行きが晴れ渡っていくのを見ると、気分も少し明るくなって。
自信なかったんです。今回は。
企画完成時、「ネヴュラ」では考え抜いたような口ぶりでお話していましたが、送った後は欠点ばっかり目に付いてしまってweep

実際、表紙を見ても、ページを開く勇気がなく。
いい年してお恥ずかしいですがcoldsweats01
前回、拙企画が掲載されてしまったことが、自分の中でプレッシャーになっているんですね。
一番のライバルは前回の自分という。

贅沢な悩みと言えばその通りですが、これはこれで厳しいものがあります。

世の中、そう上手くは行かないとわかってはいても、そこはそれ場末のおバカ、一縷の望みを抱いてしまうのも人情というもの。
それほど気持ちははやりながらも、いきなり件のページを探さず、さも気にしていませんよなんてそぶりで巻頭ページから読み始めたりする私。
うーん根性無しweep


でも読み進めれば、いやでも行き着いてしまう『映像倶楽部』の見開きページ。
何かの間違いで、この一冊だけ乱丁・落丁してればいいのにweep

最初目に入ったのは、冒頭の挨拶文。
応募総数53通。前回より格段に減っています。
やっぱり「ウルトラ」「ライダー」「戦隊」類似案では通らないという厳しい現実が、応募者に二の足を踏ませたのでしょうか。
現在の特撮ファンにとって、その三作の呪縛がいかに強いかが窺えます。

さらに前回の選考で部員になった方、次点となった方々のほとんどが、今回も応募されている現実を知って小躍り。やっぱりモノ作りは粘りが命。
こうでなくちゃhappy01  で、問題の選考結果は・・・


いやーありがたいことです。今回も何とか掲載して頂きましたhappy01happy01happy01

しかも。前回は次点扱いでしたが、今回は何とか『採用作』の一本として、今後の部活で取り上げる企画案とされる様子です。
(この紹介ページ、ちょっと構成が分かりにくいんですが、そういう事ですよね?購読された方、ご判断下さいcoldsweats01
「この人は本当に特撮好きなのか、もしくはものすごく詳しいのか」という雨宮部長のコメントには笑いましたhappy01
「特撮好き」は当たってますが、「詳しい」ことはまったくなく。
ウルトラセブンの知識も怪しいくらいですからweep

でも一応、採用作という事は、今後、部活で拙作『氣闘士』がヤリ玉に上げられるのでしょうか?まー嬉しいやら怖いやら。そういうのも楽しいでしょうねhappy01

今回も企画の著作権は宇宙船編集部に帰属するので、残念ながら企画内容はお話できません。でも
『氣闘士』というタイトルは考え抜きました。
特に
『氣』の一文字に、今回の思い入れが全て込められています。
でも。オリジナリティを希望という小林雄次氏のコメントはさすが。
今回、一番痛いところを突かれました。私の限界が見えてしまったかもweep


今回は採用者、次点者も含め、全員が入部という事で、新たに10名の方々が部員となりました。総勢17名の大所帯。
未来の日本特撮界を担っちゃうかもしれない頭脳集団です。私を除いてcrying
で、今回、最も感動したのは。


前回の応募作について「ネヴュラ」でお話した拙記事に、同じく前回応募された方々から多くのコメントを頂きました。
これが縁で、ネットのお仲間になれた方も何人かいらっしゃいます。

同じ創作者として、産みの苦しみや思いを語り合えた事で、私も大きな刺激を受けました。
また、皆さん今回も応募されるとの事でしたので、そういう意味でも励みになったのですが、その「映像倶楽部仲間」とも言える方々の多くが、今回は応募作を掲載され、入部されたという事。これが嬉しかったhappy01

「あっ、この方も」「この方も居る」なんて、一人で大喜びしてしまいましてhappy01
自分の作品への批評文よりも、お仲間の作品を眺めてはニヤニヤ。
やっぱりヤル気と力のある人は、黙っていても出てくるなーとpunch


これは本当に嬉しい事で。自分の作品を通じてお互いを語り合えるなんて、大変素晴らしい事じゃありませんか。
ひょっとしたらそれが現実化、番組化する確率だってゼロじゃない。
これを喜ばずして何を喜ぶのでしょうかhappy01


決して舞い上がってる訳でも、浮かれている訳でもありません。
現実化という一つの目標に向かってお仲間と切磋琢磨できる環境になった事が、いかに奇跡的かという事です。いやー嬉しいhappy01happy01happy01


思えば、彼ら部員仲間に限らず「ネヴュラ」にお越しになる皆さんは、本当に尊敬できる方ばかりですね。
一つネタを振れば、必ず濃いご意見や貴重な情報が頂ける。
私はお仲間に恵まれているなーとしみじみ感じます。

こうしたお仲間との交流が、私の無い頭を活性化させ、企画などに結びつく喜びは何物にも代えがたいです。
一人で考え込んでいては、とてもここまでは出来なかったと思いますしhappy01


そんな結果の一つが、年内中に行われるかもしれない「部活」なのでしょう。
まー東京で行われるでしょうから、部員全員は集まれないかもしれませんが、それでも顔を合わせる事で、また新たな発想が生まれる事と思います。

こういうのは勢いとモチベーション。ケンケンガクガクがなければ面白くありません。その先に見えてくる物こそが、『本当の奇跡』なのでしょう。
私は見たいですね。そんなオリジナリティーの結晶をhappy01


さて。今回も課題募集は行われるようです。今回は特にお題はありませんが、それだけに余計、オリジナリティーが問われるはず。応募できるかどうかは未定ですが、出来るだけ前向きに考えてみたいと思っています。

面白くなってきました。まだまだ、お楽しみはこれからですhappy01happy01happy01

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