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2008年9月22日 (月)

五十音の旅

代わり映えしないネタと下らないお話で、いつも皆さんに呆れられている「ネヴュラ」。中でも最近、特に思うのが、おバカな私の語り口ですcoldsweats01
言い換えれば、ボキャブラリーの貧困さでしょうか。

自ら過去ログを読み返してみると、稚拙な表現に赤面する事しきりでweep
「小学生の作文じゃないんだから、この言い回しは無いでしょう」的な文が目立っちゃってしょうがない。確かにライブ感だけはありますが。

「伝えたい思いを的確に表す言葉が見つからない」なんてジレンマは、文字を綴る上でいつもつきまとうものですが、台本という文章の作成を生業の一つとしている私にとって、語彙の欠如というのはある意味、死活問題なんですね。
あくまで映像化の土台となる台本は、文字の形や配列までが意味を持つ小説とはやや違う意味合いを持ちますが、それでも一つのセリフ、一篇のナレーションに作品のテーマを語らせる事だってある訳です。その一点に作者の主張が集約される。
セリフ一言に一晩を費やす事だってざらですしね。
それでも浮かばない「負けの夜」を過ごした朝は、まぶしい日差しが恨めしくてcoldsweats01

そんな風に、身を切るようにして一文字一文字を商品にしている立場ゆえ、「その思いに、この文章はどこまで近づけたか」という事が実に気になる。
いわば、文章が点数化されちゃうんですね。
「この日は、言いたい事の20%しか文字化できなかった」
「この日は80%くらい出来たかな」みたいな反省も、なんとなく癖となっています。

ちなみに。本業は別として「ネヴュラ」の場合、抱いた思いと記事のシンクロ率平均は、おそらく20%くらいでしょう。本当はもっともっと言いたい事が、両手ですくった水のようにこぼれ落ちてしまいます。
「本当はもっといい表現があるはずなのになー。」
「こう言いたいんじゃないんだけどなー。こんな言葉しか思いつかない」

書き終わる度に襲ってくる、そこはかとない敗北感crying
まーおバカですから、翌日にはケロリとしていますが。
そうでなければ、ブログの更新なんて出来ませんしねhappy01
ブロガーの皆さんは、ブログの執筆感についてどんな感触をお持ちですか?


で。9月も下旬。今日も残暑厳しい名古屋でしたが、読書の秋なんて言葉にかこつけて、今日から手軽な試みを始めてみました。
まー別に大した事じゃありません。
表現を磨く為には、表現を知るに限るという単純な理由で。

出かけたのは自宅近くの『BOOK-OFF』。
コミックスやオタク本に目もくれず、文庫本・105円コーナーに向かった私。

そうです。最もシンプルにして効果的な「秋のむさぼり読み期間」ですhappy01
日記・エッセイ的なスタイルを採っている(と言うよりそれしか出来ない)「ネヴュラ」の参考書としては、やはり軽めのエッセイが最適かなあと。
私は数学的な理論構築が苦手なので、それがよく合っているんですよhappy01


時々こういう「むさぼり読みの虫」がうずく私。
そんな時、このBOOK-OFFは本当に強い味方ですね。
でも、今回はちょっとしたルールを作りました。


以前から、小林信彦さんのコラム本などは愛読していましたが、自分の好きな作家ばかり読んでいると、発想や表現がやや偏ってしまうんじゃないかと思った私。
その偏りをなくす為・・・

ルールその1。あえて読んだことのない作家ばかり選んでみる。
ルールその2。エッセイと言っても、普段読まないテーマ・ジャンルのもの。
         あくまで「軽め」にこだわる。とはいえ有名作家は避ける。
         表現に癖がありすぎ、参考にしにくい場合がある為。
ルールその3。予算の上限は、一回あたり税込み525円。
         つまり一度に五冊まで選ぶ事が出来ます。


「そういう事なら図書館の方がいいんじゃないの?タダだし」というご意見もおありでしょう。
ところが私は、入手した本を返却する行為があまり好きじゃないんですよ。
どんなに好みじゃない本でも、心に残った表現が一言でもあったら手元に置いておきたい主義なんですね。
後で引用する時も便利だし。いわば「読後は字引化」する訳です。
しかも。一冊105円とはいえお金を払う訳ですから、読む気合が違います。
同じ映画でも、無料試写会とお金を払った一般鑑賞とでは観る姿勢が違うとhappy01


ただそうは言っても、105円のコーナーは広いです。
ましてや知らない作家なんて、誰を選んでいいか分からない。
そこで第四のルールが。


ルールその4。作家名が五十音順に並ぶ書棚を適当な所で区切る。
         今回は「あ~こ」まで。つまりあ行とか行の作家ですね。
         その範囲から、目に飛び込んできた数冊を適当にチョイス。


あえて、普段の好みと外してみました。「他流試合」的選定とでも言いましょうか。
まー、どうにもならない作品でも、一回525円ならさほどお財布も傷まないし。
読了ペースはたぶん一日一冊程度でしょうから、一日105円でボキャブラリーが増えると思えば安いものです。その一冊が「当たり」ならなおさらラッキーhappy01

レンタルしてもちょっと観てギブアップ、そのまま返却する「ハズレDVD」もありますから、それよりコストパフォーマンスは高いかもしれませんね。


さて。そんなルールを自分に課し、選んでみたのが下の四冊。
五冊って意外に選べないものなんですよねー。四冊が精一杯でした。

麻生圭子『恋愛パラドックス』
衿野未矢『依存症の女たち』
河合隼雄『こころの処方箋』
岸本葉子『アジア発、東へ西へ』


「えーっ、けっこう偏ってるじゃん。オタクイーンの冒険心もここ止まりか」
「これまで読んでなかったの?こんな著名作を」

なんて感想が聞こえてきそうですがweep
こんなもんですよ私は。オタク本中心の読書経歴が恥ずかしいですcoldsweats01


上の二冊は、女子ならではの嗜好がやや表れているかもしれませんね。
下の二冊は、普段の傾向にちょっと引っぱられたかなcoldsweats01

こういう本がアウェーという事からも、ぶたん私がいかに偏っているかがよくお分かり頂けると思います。
確かに105円本ですから刊行年度は古く、ネタの鮮度も落ちているかもしれません。でも優れた文章、巧みな表現は時を超えます。
まー気軽な勉強として、空いた時間にでも紐解いてみようかと。
で、この四冊を読み終わったら、次は「さ行・た行」の作家から五冊。
これを飽きるまで続けます。
「五十音の旅」というサブタイは、そこからとった訳でhappy01


途中で読み疲れちゃうかもしれませんが、それはそれ、別に強制でもないし。
表現のスキルが、自分の中になんとなく蓄積されていけばいいんですよ。
個人的には、もうちょっとだけ女性らしい、優しい文章が書けるようになるといいんですが。たとえネタがウルトラ世界の考察でもcoldsweats01


眠りの直前。まどろみの時間に、何気なく開く「恋愛パラドックス」のページ。
そんな世界に浸かったら、夢の中にも花びらが舞うのでしょうか。

いや。女性の世界は意外にドロドロ。経験済みですから夢は見ませんhappy01

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

 今までエッセイはほとんど読んでません。だから私も、自分のブログでの表現の限界を感じています(^^ゞ

 それを苦にしないための1つの方策として、接続詞でつながらない段落で、話題をあちこちに飛ばしながら展開していくという文体をとっています。これはネットではよく見られる手法で、このコメントもそうですが、「一行空け」が有効なんですネ。

 自分の昔の体験なんかだと、わりと軽い文体でサクサク書き進められるのですが、歌やガシャポン、番組の感想なんかには判で押したような定型の言葉しか思い浮かばず‥‥。
 難しい言い回しは、誤解を招いたりすることもあるかもしれないので、なるべく使わないようにはしているんですけれど‥‥(←言い訳ではありません(^^ゞ) また、ワープロだと難しい漢字をいとも簡単に変換してしまうので、普段自分が書かないような漢字は書かず、ひらがなが連続して読みにくいような場合には、カタカナを使ったり、修飾語を整理したり、「  」を使ったりして整理しています。

 でも、文体は稚拙でも、話題の切り口なんかはあとで自分で読んでみて「なかなか面白いことを書いたなぁ~」なんて、自分で楽しんでいるものもあります。「この話題を書き残せて良かった」と、自己満足の充足感に浸ることもしばしば。
まぁ、達成率は40~60%というところですか‥‥。その足りない分を、次の記事へのモチベーションとしているのかもしれません。

 私はオタクイーンさんの文体は大好きです。ご自身を低くして、読者の気分を良くしてくれます。見習うところが多いなと、私自身への戒めとさせていただいておりますm(_ _)m
 さらなる精進を目指されている姿勢にも感服いたします。しかし、あまりにも難しい表現が出てきてしまったら、私は意味がわからなくて困ってしまうかも‥‥(^o^)

表現ってそれを言葉にしてしまった時点でそれは表現でなくなってしまう、吐き出されたその言葉は表現しようとしたことの残骸でしかない。でも、その言葉の先にその表現があるから、言葉にしなければならない。表現したいことを表現しようとすることは、ひたすら言葉にし続けねければならないということ。こうした矛盾を孕んだ中に表現というものはあるように思います。思っちゃいます!!、俺!!!

「どんなに好みじゃない本でも、心に残った表現が一言でもあったら手元に置いておきたい主義」「読後は字引化」は同感です。自分自身の所有する本たちは自身の“外部化されたもうひとつの脳”であり、複製技術が出現して以来、人間の感覚・意識は変容し続け、自身の身体は単に肉体的なものとして収まらなくなっているんじゃないのかもしれない、そう思います。
と、何だかかなり飛躍というか、的が外れたような・・・
まあ、とにかくよく本を読んで、よくしゃべり(文章を書くことも含めて)ましょうってことですかね。たまに外に出て―

追記:女性の文章表現では、江國香織が好きです。

MIYUKIさま、こんにちは。
私もMIYUKIさんの文章が大好きですよ。
誠実なお人柄がとてもよく伝わってきますし、
いろいろな話題をいつも楽しく読まさせていただいてます。

私は文章を書くのが苦手なので、いつもすごいなって思ってます。(^^)

こんにちは。
オタクイーンさんの文体は「気持ち」が伝わってくる良い文体だと思いますよ。
私もどちらかというと長文系ですが、私の場合は何となく自分を納得させたくてアレコレ書いている感じですね。
それと、見た目のバランスはちょっと考えますね。
文字の並びと空白のバランスが何故か気になりまして、特に文章が次に行の頭で終わってしまうのは嫌なのです(笑)
あとは、2ch的な表現やネットで流行っているような表現を極力使わない事と、会社の報告書のような書き方をしない事。
まぁ、些細な事ですが、そこらへんに拘りがあります(笑)

自由人大佐様 なるほど。話題をあちこちに飛ばす手法はさすがですね。
その場合、確かに一行空けは非常に有効です。
その手は気がつかなかったなーhappy01
ホントに他人様のブログのどこを見てるのか。目が節穴でしたねcoldsweats01

職業柄私の場合は、記事のテーマを決めたらまず、全体の構成を考えてしまう癖がありまして。こうだからこうだからこう、という骨組みを作ってしまうんですね。
で、お話が骨組みから逸れるたびに修正するという。
その作り方の利点としては、書き始めの段階で結論が決まっている為に、文中のあちこちに伏線を張りやすいというところですね。
クライマックスの一部を冒頭文に持ってこれるのもその為です。
まーその苦労は、出来上がりには少しも反映されていませんがcrying

悪い点もありまして。
書き始めから結論に向かってお話が進むため、書く途中で別の考えを思いついても記事に組み込むことが出来ないんですよ。
やろうとすれば、書き直しになっちゃうんです。これが現在の悩みcoldsweats01
お気楽に書き飛ばしているように見えても、それなりにおバカな頭をヒネっているんですよね。ブログなんですからどんな風に書いてもいいんですが、こればっかりは私のスタイルのようでhappy01

大佐さんのブログは大変読みやすく情報も多いので、昔の出来事や品物を扱った記事なども、自身の記憶を呼び覚ましやすいですね。
言い回しや「」使いのご配慮などもさすがと思います。
真面目で誠実なお人柄が偲ばれますよhappy01
切り口も毎回斬新ですし。毎日お邪魔したくなるだけの魅力に溢れていますよ。
人それぞれスタイルを持っているからこそ、ブログは楽しいんですねhappy01

「ネヴュラ」を始めて二年と四ヶ月。それでも試行錯誤の連続です。ブログにはまだまだビックリするような使い道がありそうなんですが、それがまだ見つからない。
そういう意味で、私は読者やお仲間の皆さんにいつも教えられているんですよ。
ですからへりくだるのも当然なんですhappy01
今回の読書作戦も、別に大したものじゃありません。
まー私の頭ですから、難解な表現なんかはもともと無理。
ちっともレベルアップしない記事を見て、また笑ってやって下さいhappy01

Okazaki様 おっしゃる通り、表現と言葉の順番、立ち位置の矛盾は私も感じています。だから私は言葉にこだわりたいんですね。
表現の手段は人それぞれで、文章をはじめ絵画や映像、造形、音楽など限りがありません。その中で私の場合、自分の内面を最も形にしやすいものが言葉なのかもしれませんね。
まーその言葉さえ、うまく操れているとは決して言えませんがcoldsweats01

<自分自身の所有する本たちは自身の“外部化されたもうひとつの脳”
これは私も同感ですね。このブログもそうなんですが、文章は書き手の脳内が形になった物なので、そのまま著者の脳を俯瞰するような感覚があります。
ただ、脳内と文章のシンクロ率は人によって違うので、読みながらそのあたりを推察してみるのも楽しいですねhappy01
それを「字引化」する事により、自身の脳の外部化が進むという。
今回の読書はそれを目指しているのかもしれませんhappy01

「よく読み、よくしゃべる」のは脳内活動の活性化に繋がりますから、私もそれを心がけ、日々おバカに過ごしていますよhappy01

江國香織さんは『冷静と情熱のあいだ』『東京タワー』の著者ですね。
エッセイを読んだ事はありませんが、一度トライしてみたいと思いますhappy01

hikari様 下らない一人語りにおつきあい頂き、感謝していますhappy01
hikariさんのコメントは、いつも虚飾のない、心からのエールとして受け止めています。時として人は、数万語の美辞麗句よりも、心温まる一言に癒されるがあるんですよね。
私にとって、hikariさんのコメントはそんな存在です。
私も本当はそれを目指しているんですが、人間が出来ていないせいかどうしても虚飾に走ってしまって・・・
こんな調子でまだまだ続くと思いますが、これからもコタ共々よろしくお願い致しますhappy01happy01happy01

メルシー伯様 いやーお恥ずかしいhappy01
私なんて何のとりえもありませんから、気持ちを綴る程度が精一杯なんですよ。
でもその姿勢が伝わったなら、これほど嬉しい事もありませんhappy01

でも今回、何人かの方にコメントを頂いて、ブログの文体、表現へのこだわりも人それぞれという事がよく分かりました。こういう話題も面白いですねーhappy01
メルシー伯さんのブログも毎日拝見しています。
日付が変わる頃はメルシー伯さんと決めていましてhappy01
その情報量や、一日のまとめ的な考察の数々にはいつも感服しますが、何よりも真似できないのは、安定した筆致に加え、一定の文章量を保ち続けていらっしゃるところですね。
これはなかなかできる事ではありません。私も何とかしたいんですが、どうしてもその日の体調や気分が文字数に比例してしまってcoldsweats01

文字と余白のバランスは私も気にしている所でして。
やっぱり人様に読んで頂くものですから、読みやすさや見た目の美しさは注意したくなりますよね。
文章が次に行の頭で終わってしまうのは嫌というのも同じで、記事にアップしてから、次の行の頭に文字が一つ残っていたりすると、無理矢理言葉を削って「食べ残しを片付けたり」します。
やむをえない場合は、逆に文字を増やしたりしてhappy01

私は2chをほとんど読まないので、自身の文体はほぼ自己流です。
台本が本業の為、報告書も書く機会があまりなく。
もっとも私に報告書を書かせたら、伏線や山場が続出するドラマチックなものになっちゃうでしょうがhappy01


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