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2008年8月18日 (月)

深夜の怪獣ゴッコ

いやー毎度の事ながら。今回も苦戦しましたcoldsweats01
ここ数日お伝えしている「謎の企画」ですが、昨夜遅く、やっと一応の着地。
取り急ぎチェック頂くため、慌ててメールしました。

とはいえ、あくまで骨組みが出来上がった程度で。
まだまだやる事は山のようにありますが。

懇意にして頂いているお仲間からありがたいご依頼を頂きながら、忙しさにかまけて先延ばしになってしまった今企画。
他のメンバーの方々共々、本当にご迷惑ばっかりかけちゃってcoldsweats01
とはいえ今回は「宇宙船」の企画とは違い、まさに童心に帰れる体験でした。
なんと言っても「怪獣ゴッコ」気分を満喫できたところが素晴らしい。

こんなに子供心になれたのは、いったい何十年ぶりでしょうhappy01

おおよそご推測いただけると思いますが、今回の企画は「さる有名設定を使って、怪獣登場ストーリーをまるまる一本作り出す」という依頼でした。
しかもそれなりにルールもあって。

そのルールは非常にオタクリエイター魂を刺激するものでした。
こういうのは仕切る方のセンス、采配の能力が出来を大きく左右します。
そういう意味では今回の依頼内容、ルールの規定はまことに的を得たもので。
もー本当に、ご依頼下さったお仲間の掌で遊ばせてもらった感じです。

とにかく実戦あるのみと無い頭をヒネった私ですが、やっぱりストーリーとなると見たいシーンの羅列だけでは成立しない。
具体的なテーマを骨組みに、お話という衣裳を着せていかなければなりません。となれば、作品一本分の時系列を考えに入れ、テーマと矛盾しないよう慎重にお話を進めていく必要があります。
実は私、これが大の苦手でcoldsweats01

「あれ?このセリフって確かにカッコイイけど、ここでこのキャラが喋る事って適切かな?感情のベクトルが視聴者の意に沿ってるかな?」なんて壁が鬼のように立ちはだかるわけですよcrying
名場面の効果って、それまでの地味なストーリーの積み重ねから出来るものなんですよね。
名ゼリフだけ並べてみたって、決してストーリーにはならない訳です。
見せ場に至るまでにいかに下地を作っておくか。見る者の感情をいかにそこまで誘導しておくか。そこが勝負なんですよね。
名脚本家はその才能が長けている訳で。

私はこれが昔から下手。要は素人っぽいんですよ。考えがcoldsweats01
自分で書いたセリフに惚れちゃうという。惚れすぎるあまりそのセリフ単体で成立すると思ってしまう。そこまでの感情の誘導が出来ないんです。
これが大きな落とし穴なんですよねweep

ですからストーリー進行がギクシャクしてしまう。説明セリフと見せ場だけのようなお話になっちゃうんです。一時期の少年ジャンプ作品のような感じですねcoldsweats01
まー才能も無いですから、これは仕方がないと諦めてますが。
ただどうしても避けられない問題があります。それが「カット間の時間経過」。

簡単に言えば。例えば怪獣同士が正面で向き合ったとして、次のカットでいきなり目の前の怪獣が背後に立っているなんて事はあり得ない訳です。
ダダでない限りhappy01

(他の超能力怪獣の名前を出さないように。ダダは一例ですからhappy01

「当たり前じゃん」なんておっしゃると思いますが、これ、登場人物などを含めたカメラ割りで考えてみると、本当にこんがらがっちゃうものなんですよ。
「○○ザウルスのバストショット」「悲鳴を上げる××子アップ」「迫る戦闘機ロングパン」なんて脳内上映していく内に、「この怪獣はどっちを向いてるんだっけ」なんて事になってくるんですよね。
離れた場所での出来事をカットバックなんて事になったらさらにオオゴト。
「ここはこっちから●キロも離れてるんだから、離れた二人が出会うためにはこれだけのドラマ量が必要な筈」という風に考えなきゃならないんですよ。
時間経過を頭に入れ、「今、ドラマ上のどの時点を考えてるのか」という事を常に意識していないと、ものすごくおかしなお話になっちゃうんですね。
要は、作劇にはちょっとした「数学的センス」が要求されるんですよ。
私、数学の成績は悪かったからなーcryingcryingcrying


それを分かりやすく把握する方法は無いかと頭をヒネった私。
そこで思いついたのは、昔ながらの実に単純な方法でした。
「なーんだ。怪獣ゴッコすりゃいいじゃんhappy01
そりゃそうですよね。実際に登場怪獣を想定したソフビやフィギュアを場面設定と同じ位置に置いてみる。ドラマ進行に沿って動かしてみる。
まー戦略シュミレーションですね。戦争映画などでよく見るアレです。
これがまた楽しい楽しい。しかもよく分かるhappy01
自分が今作っているドラマの全体像が、鳥瞰できるからです。
「立体ハコ書き」とでも言えば良いんでしょうかhappy01


「あっheart04ここでコイツをこうしちゃおーっと」
「うーんこうなると、相手は当然こう来るよね」
「こうすると人間が置き去りになっちゃうから、ちょっと絡みを作って」
「そーか。こーすればこのカットがカッコよく繋がるのか」
深夜、両手に怪獣を持ちながら、こんな事を口走る大のオトナもかなり怖いshock
決して人には見せられない光景ですcoldsweats01


いやーもっと早くやれば良かったhappy01
しかも。これは思った以上に面白いんですよね。改めて思いました。
折角の高額怪獣ソフビを、買った状態で袋のまま棚行きにするよりは、この方がはるかに楽しいですね。確かにおもちゃの楽しみは人それぞれですが、私にとってやっぱり怪獣は持ってこそ華。ぶつけてこそ生きるものです。
手足の角度を変えるだけで、ドラマが生まれてくるものなんですね。
期せずして試したこのゴッコ遊びで、本当に新鮮な感動に浸れました。
思えば子供の頃は、毎日こうやって怪獣映画を監督していたんですね。
昔より発想力が劣ったと感じるのは、こうして怪獣に「触れる」機会が減ったせいかもしれません。


決して多くはない怪獣コレクションですが、ますます愛着が湧いてくるようです。
と同時に、企画依頼という形でこんな素敵な感動を与えてくれたお仲間に感謝したいです。
こんな事が無ければ、怪獣ゴッコなんて思いつかなかったと思いますしhappy01


まーそう言っていながらも、私のストーリーは大した事ありません。
目指したクォリティーの半分も実現していないと思います。
舌足らずな上、設定は穴だらけ。苦手分野も克服されていませんしcrying
直しの依頼ならまだまし。ボツ宣告が来やしないかと気が気じゃありませんcoldsweats01
でもそうして、自分の実力を知ることも大事ですよね。
そうする事で目標までの距離を測れる訳で。

Photo

またまたチンプンカンプンなお話でごめんなさいcoldsweats01
実現化が本当に楽しみな、今回の企画。
まだまだ道のりは遠いですが、大きなやりがいも感じます。
嬉しいんですよ。物を作るという事がhappy01

でも。手の遅さだけは何とかしないと。締め切りを落とさないだけで精一杯でcrying

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コメント

 痛たたたた‥‥。私、そこまで練り上げないまま送ってしまいましたヨ(^^ゞ

 当時のどなたかではありませんが、「以下、ウルトラマンと怪獣の格闘。特撮、よろしく。」なんてト書きを書きそうになったくらいで‥‥。そうかぁ、「怪獣ごっこ」かぁ。気がつかなかった‥‥。それでも何とか具体的なト書きは書けたと思っているのですが、もしかしたら甘いかも‥‥。

 私のはテーマも何もあったもんじゃなく、ただただ怪獣には暴れていただいたというものです。
 この企画で面白かったのは、「イデなら、アラシなら、キャップなら、フジくんならこういうセリフを言うだろう」ということを考えていくことでした。既に完結したシリーズですから、人物の設定はお馴染みなもので、セリフを書いていくと声が聞こえてくるんですヨ。キビキビしたキャップや、威勢のいいアラシの声なんかが。ただ、完成作品でどこまで採用されるのかはドキドキですが‥‥。
 きっと「虹の卵」の企画の時は、同じような楽しさをオタクイーンさんも感じられたのではないでしょうか?

 あ、ナレーションの声が石坂浩二さんで聞こえてしまった‥‥。あの話数なら浦野光さんでなければならないのに‥‥。

自由人大佐様 いやーお恥ずかしい話、出来上がったのはまだシノプシス段階なんですよ。本当に手が遅くてcoldsweats01

大佐さんの早い対応には感服いたします。
私はちょっと考えすぎるきらいがありまして、シノプシスなのにセリフのやりとり、カット割りまで想定しちゃうんですね。
こんな事やってるから遅れちゃうんですよ。
自分でも悪い癖だと思いますcrying

おっしゃる通り今回の企画は、既に構築された設定、登場人物を動かすものですから、彼ら一人一人の口調ややりとりの様子が想像しやすいですね。
ただ超有名作品ゆえ、彼らのキャラがあまりにも確立されている為に、そこにエピソードのテーマを落とし込んでいくのがなかなか難しくてcoldsweats01
「このテーマだと、このキャラならこう言う」「この立場ならこう出る」というさじ加減が難しいんですよ。
うーん才能不足。いつもながら自信を無くしてしまいましたweep

でもまあこれも楽しいお祭り。今後の作業も力を抜いて取り組みたいと思いますhappy01
大佐さんの作品も大変楽しみ。こういうお仲間の共宴が、この企画最大の魅力なのかもしれませんねhappy01

ちなみに私のお話、ナレーターは石坂浩二氏を想定しています。
だってもうオープニングからあの名ゼリ・・・
(以下自粛happy01

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