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2008年8月の記事

2008年8月31日 (日)

過ぎ去った未来

今日で8月も終わり。この夏もいろいろありましたhappy01
貧乏性ゆえ、月初めはものすごく出費を控える為に、月末へ向かうにつれて生活費に余裕ができる私。
家計簿とにらめっこしながら、今月は倹約したからあとこれくらいオタクグッズに使えるなとほくそ笑む事も多く。
オタク系の散財がなければ、いい奥さんになれるんですがcoldsweats01

そんな8月末。倹約の賜物、月末オタク豪遊の逸品はこちら。
先日、Amazonへ注文しておいた夢の一冊。

Photo 既に皆さんのブログなどでご紹介されているこちら、
「昭和の未来科学模型 ロボット篇」です。外箱付きの豪華仕様happy01
1960年代から70年代にかけ、おもちゃ屋さんの店頭を賑わした子供の憧れ
ロボットプラモデルの箱絵、作例に加え、広告などの資料も網羅した写真集。


発売されて間もない一冊なんですが、私はこの本を書店で見かけたことがありません。怖ろしく発行部数が少なかったのか、私の行動範囲が狭いのか。
しかもこの手の高額本は立ち読みされてボロボロになる場合が多いですから、美本を捕獲する難しさったらありゃしません。その店頭在庫すら見かけない。
ことごとく徒労に終わり、焦りまくった私はやがてネット通販にたどり着いたのですが、在庫残数が一冊という表示を見てさらにビックリ。
悩む間もなく速攻で注文。いいんですよ残数表示がウソでも。
小心者の背中を押してくれたわけですからcoldsweats01

さて。60~70年代に子供時代を過ごされた方々には懐かしい、可動ロボットプラモデル。
今はすっかりプロポーション重視のディスプレイモデルが主流、と言うより可動プラモそのものが絶滅状態ですが、当時はとにかく、プラモは動いてナンボの世界でした。
プロポーションよりもまず歩く事。目が光る事、手首がミサイルになる事などなど、どうギミックを仕込むかが模型メーカーの課題だったのです。

この一冊には、当時のメーカーの熱意が生み出した数々の名作ロボットプラモ(意地でもキットとは呼びませんhappy01)が紹介されています。
今日はちょっと、その貴重なラインナップの一部をご覧頂きましょう。
多分に好みが入ってますがcoldsweats01


Photo_2 有名どころではやっぱりこのあたり。
メジャー中のメジャー、鉄腕アトムやビッグXなどは一流メーカー、今井科学から発売されていましたねー。

いずれも当時の最新技術、モーターライズ。
この二つは1964年の発売のようで。
私も当時、この初版には縁がありませんでした。ですからまったく記憶もなくcoldsweats01



Photo_3今井科学と言えば鉄人28号。1963年の発売です。
電動歩行ロボットプラモの元祖ですね。

この鉄人の翌年に、マルサン商店からも電動歩行ゴジラのプラモが発売されました。
両プラモの爆発的ヒットにより、日本のキャラクタープラモは可動主義一直線に突き進んでいったというhappy01
その黎明期に遅れた私などは、続く絶頂期に可動プラモの洗礼をモロに受けた訳ですね。


でも私の場合、同じ電動ロボットでも、あまりメジャーなものには食指が動かなかったんです。どちらかと言えばメーカーオリジナルのロボットばかりに目が向いてしまって。
たぶんそれは、私の妄想癖のせいでしょう。
どんなアイテムでも勝手に自分だけのストーリーを作ってしまう私は、既に設定やドラマの流れが出来上がっているキャラクターが苦手だったんですね。

一から自分で考えたかったんですよ。遊びと言えど。
その為、設定やストーリーの呪縛から解き放たれたメーカーオリジナルが好みだったんでしょう。


Photo_4 1960年代の可動ロボットプラモ界で傑作の名を欲しいままにし、今もそのポテンシャルは瞠目に値する伝説の一作・コグレのサイボーグ。
後年、文献などでこのアイテムの存在を知った時、その洗練されたプロポーション、膝折り歩行のスムーズさなどに驚愕したものです。
鉄人にすこし遅れての発売だったようですから、もちろん私は初版を知らなかったクチ。第一、間に合ったって作れませんよ。年端もいかない子供に電動ロボットなんて。今見てもカッコいいデザインですよねーhappy01
しかも、今回初めて知ったメッキ版・コントラストサイボーグの美しさといったら。
左ページ下段のランナー状態で無塗装組みなんてできたら、シルバーボディーと抜群のフォルムにクラクラしそうですhappy01


このサイボーグ、後年バンダイに金型が買い取られ、別の名前で商品化されていますね。その時買っておけばよかったなーと。
だってこんなにカッコいいなんて思わなかったんだもんcoldsweats01
現在に至るも、現物にお目にかかった事はなく。いつか拝見したいものですhappy01

Photo_5 で、なんと言っても私の思い出に残る「一機」はこれ。
今井科学が1963年に発売したオリジナルロボット・サンダーボーイ。

ところがこのロボット、私が入手したのは後年、1970年すぎ。

Photo_6
こちらのパッケージのものでした。
(この写真は、別の書籍より拝借)
コグレのサイボーグと同じく、これも金型がバンダイに買い取られ、サイボーグと同じシリーズのロボットとして売られていたんですね。
まさか、これがもともと今井のアイテムだったなんて。うーん一生勉強weep
いやー私なんて、最近までその事実を全く知りませんでした。近年、倒産を前にしたイマイから「ベビーサンダー」の名前でこのミニチュア版が発売された時も首をヒネっていましたから。


なぜ、この「アタックボーイ」を憶えているかと言うと。
私、これを入手していながら、ついに完成させることが出来なかったんです。
それはものすごく単純な理由で。


このプラモ、胴体パーツが左右割りなんですが、なんと左右のパーツにズレがあったんですよ。およそ1.5mmも。左右を合わせるとモールドに大きな段差が出来るんです。いわばキカイダー・ヘッド状態ですねhappy01
その為、どうしても組みあがらない。
このプラモはゼンマイ動力だったんですが、ゼンマイの固定基部も大きくズレていた為、まともに接着したらフロントホイールの可動に支障をきたしちゃう。
いたいけな子供は悩みましたよ。で、結局どうしようもなく。

泣く泣く諦め、パーツ状態で忘却の彼方にcrying

でもこれ、デザインが私の好みにピッタリだったんですよ。ですからもし今、このプラモが入手できたら、是非あの時の雪辱戦にトライしたいですね。
皆さんにも、設計的・技術的アクシデントで一敗地にまみれたプラモの一つや二つはおありじゃないかと。私の場合、これがその代表格なのですhappy01


Photo_7これはご存知「マッシ」と叫ぶロボとは別人の
マルイ製・キングロボ。

これも作った記憶がありますねー。
こういうオリジナル(と言い張る)デザインのプラモは映像作品とのリンク展開がない為、比較的販売期間が長かったんですよ。
おもちゃ屋さんの棚の隅に 何年もひっそりと佇むレギュラーメンバー。
回転が速い正式版権の花形キャラプラモの影で、静かに自己を主張する姿がなんともいじらしい逸品なのでした。

でもいつお店を覗いても残っているプラモって、なんとなく愛着が湧きますよね。

でこれがまた、子供が喜びそうな成型色なんですよ。
子供って、なんでこういう濃い水色系に弱いんでしょう。私だけかな?coldsweats01


マルイのキングロボと来ればもう一つ、どうしても忘れられない逸品があります。
キングロボと同じシリーズなんですが、こっちは知る人ぞ知る一体で。

Photo_8これですよこれ!
このお方、スーパーロボと申します。

ジロン・アモスと見まごうばかりの丸顔。
昭和のロボットっぽいアンテナ。
一点の曇りもなさそうな眼差し。
フライデー風の手もたまりませんhappy01

モノクロ写真ですみません。この本にはモノクロでしか載ってなくてcoldsweats01
成型色は忘れもしません。目が覚めるようなメタリックグリーンでした。
これも前述のアタックボーイと同じく、痛恨の一作。

このスーパーロボ、イマイやコグレの高額ロボと違ってゼンマイ歩行なんです。
当時、やっと手に入れた喜びでアドレナリンが活性化、製作モチベーションも最高潮となった私は、購入後帰宅するが早いかすぐに組み立てに入りました。


ところが、今と同じくおバカな私。ゼンマイと動力シャフトを止める小さなゴムチューブをちゃんと固定せずに、パーツを接着してしまったのです。
接着も全て終わり充分に乾かした後で、おもむろに可動テストを行った私。
でも今ひとつ足の動きが悪い。シャフトが空回りしているみたいなんです。

「あっ!ボディーの中でゴムチューブが外れてるのかも!」振ってみれば、カラカラとゴムチューブの遊ぶ悲しい音が。


Photo_9この時は泣きました。あわてて胴体パーツをはがしチューブを固定、胴体を再接着。
(写真の組立図は当時の本物。自前なので書籍には載っていません)
おかげで胴体部分の接着線は、セメダインがはみ出した無残な姿にcoldsweats01
でも自業自得ですからねーweep


もし機会があれば、この時のリベンジもやってみたいですね。
でも今、未組み立てのスーパーロボが手に入ったとしたら、もったいなくて作れないかもしれません。つくづく、失敗の代償は高くついたものだと。
当時の自分を笑い、パーツを愛でる程度が関の山かもhappy01

記憶は修正できませんからねーcoldsweats01


Photo_1060年代、子供の夢を形にした未来模型。
私もその未来を堪能した一人ですが、それらプラモにまつわるエピソードは痛いものばかりでcoldsweats01
とはいえ、こんな楽しい思い出を反芻できるのもこの一冊のおかげです。
この、どこか間の抜けた毎日を思い出せるところがいいんですよ。
間抜けは今も同じですがhappy01


他にもこの一冊には、私が知らなかったマイナーなロボットプラモがたくさん紹介されています。
ページをめくるたびに「過ぎ去った未来」が手を振ってくれるようです。
マジンガーやガンダム以前の、夢と希望に溢れたロボット世界。
それはあの時代を生きた子供たちだけに与えられた、すばらしい体験だったのかもしれませんね。

また一つ、お宝が増えましたhappy01

2008年8月30日 (土)

黄身の名は

先日からの豪雨は今日も降りやまず。昼間から暗い空。
土曜日なのに、外出は控えていますrain

Photoコタもすやすや。
ちっとも遊んでくれません。
あんまり気持ちよく寝てるので・・・



Photo_2 ちょっといたずらsmile
横にたまごを置いてみました。もちろん本物。高級品の桜色たまごhappy01

「あっ!コタ、たまご産んぢゃった!」って絵にしようと思ったんですが、
「どっちがたまご?」っていう絵ですね。これはhappy01

そんなこんなで、ガサゴソやってたら・・・

Photo_3
んもー。せっかくねてたのに。
あっ起こしちゃった?
いいじゃない。遊んでよ。

えーっ?なにやって?
いいものがあるのよ。これこれ。

Photo_4 なにこれ?まるいけど。かいじゅう?
そーか。あんたはたまごをしらないんだねえ。おいしいんだよこれ。

そんな返事を知ってか知らずか、必死に殻をかじるコタ。
割っちゃうんじゃないかと心配で。今度、ゆでていっしょに食べようねhappy01


もちろん後日、このたまごはしっかりいただきます。
食べ物を粗末にはできませんhappy01
本格的ゆでたまごを、コタはまだ知りません。
たぶん口にしたら、目を白黒させる事でしょうhappy01

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2008年8月27日 (水)

チキンなお昼

Photo買ってきましたチキンラーメン。
限定復刻パッケージ。

この8月25日で誕生50周年だそうで。
こんなパッケージも出るというもの。

中身は今の味でも、昔のデザインとなると
つい手が出てしまう私。
このパッケージの為に、わざわざ5個パックを購入coldsweats01

ちなみに、日清焼そばも復刻パッケージで発売されていました。

Photo_2 個包装もこの通り。この初代パッケージ、なんで中身が見えるかと言うと。
50年前の発売当時、こんな袋入りの乾麺はなかったそうで、
チキンラーメンがどんなものか、消費者の誰も想像できなかったそうです。

「ひょっとして、なんか得体の知れないものが入ってるかも」
そんな消費者の不安を打ち消す為、わざと中身の見えるデザインにしたとか。

いやー今では考えられない事ですねー。
このパッケージに賭けた企画スタッフの苦労が偲ばれます。
ちなみに、右のごはんふりかけは5個パックのおまけhappy01


Photo_3そりゃーせっかく買ったんですから
今日のお昼はこれで決まり。

発売当時の味じゃないにしても
雰囲気だけは味わいたいとhappy01
ひよこちゃん土なべにセットして
おもむろに玉子を落とせば、
ダブルタマゴポケットが白身もキャッチ!



Photo_4お湯を注ぎ、フタをして2分のガマン。
うーん。大まんじみたいな形ですねhappy01
そんなところへ・・・
おいしそうなにおいにつられてコタ登場。

「おねえちゃん、なにつくってるの?」

「なんでもないよ。あっち行ってなさいcoldsweats01



先日、ペットショップで聞いたんですが、
チキンラーメンはハムスターにはカロリーが高すぎるそうで。
与えないほうがいいとの事なので、今回は泣く泣くおあずけ。

「でもおねえちゃん、あついおゆをいれたのに、なべしきがないよ。」
「きゃーっshock 忘れてたよ!」(本当に忘れてましたweep
もーパニック状態。こういうアクシデントに弱いチキンな私。
すっかり取り乱して、あたふたやってたら。
Photo_5 ちょっと伸びちゃいましたcoldsweats01
まーこれはこれで。どんなに伸びても味が変わらないのが
チキンラーメンの良いところ。

やっぱりいつもの味は安心しますねー。
きっと一生、食べ続ける事でしょう。

でも、このチキンな性格はなんとかしないと。
ホントに小心者なんですよ。私coldsweats01

2008年8月26日 (火)

まぼろしの笑顔

ちょっと皆さんの記憶力テストを。
お手持ちの映像ソフトを見ずに、記憶だけでお考え下さい。


「ウルトラマン」第一話「ウルトラ作戦第一号」の一幕。
赤い球体の中で、ハヤタがウルトラマンに話しかけられる歴史的なシーンです。
ハヤタに謝罪し、「君と一心同体になるのだ。そして、地球の平和の為に働きたい」と申し出るウルトラマン。
その後、横になリ目を閉じたハヤタにベーターカプセルを与えます。
「困った時にこれを使うのだ。そうすると」
マンの語りに問い返すハヤタ。「そうするとどうなる?」
この時、カメラは目を閉じ横になるハヤタのバストショットを捉えています。


問題は次のセリフです。
「ハッハッハッハッハッ。心配することはない。」
こう笑うウルトラマンですが、この時カメラはカットバックし、ウルトラマンの顔を捉えていたでしょうか?
貴方の記憶に、笑うウルトラマンの表情は刻み付けられていたでしょうか?


懸命な読者の皆さんですからきっと正解も多いと思いますが、実は私、実際の画面と記憶が全く違っていまして。あい変らずのボンヤリですねcoldsweats01
皆さんもソフトをご覧下さい。実際にはウルトラマンの笑いは声だけで、画面は前述のハヤタ隊員のバストショットで引っ張っているんです。
つまり「笑い声を聞くハヤタ」という演出なんですね。
一瞬たりとも、ウルトラマンの笑い顔は映っていません。

でも、このカットを確認するまで、私はマンの笑顔が確かに脳裏にありました。
実際には無い映像なのに記憶に残る。これは私だけでしょうか?
何故私は、不気味に笑う宇宙人の顔が印象に残ったのでしょうか?



さて。性懲りも無く、今回もちょっと分かりにくいお話です。ごめんなさいねcoldsweats01
「ネヴュラ」は日記という側面もあるので、どうしても日々の思いが出てしまいまして。

実は今、先日来お仲間からお話を頂いているオリジナルストーリーのシナリオ腹案を練っておりまして。
職業柄、私の場合は脳内で映像を想像し、それを文字に落とし込んでいくという手法が身についているゆえ、先日の「怪獣ゴッコ」のような事までやっちゃう訳なんですが。
シナリオは小説ではなく、登場人物の感情の暗示である為、どんなシナリオもセリフと共に「どういう表情や動きをさせれば、この人物の感情を明確に表せるか」に技巧をこらしているわけです。
とかく名ゼリフなどが記憶に残りやすいドラマですが、例えば「無言」や「リアクションのタイミング」だって、非常に重要な要素なんですよ。


今回、シノプシスと呼ばれる大まかなあらすじを作ってみて、まだまだ作劇力の無さを思い知った私ですが、新たな発見もありました。
「怪獣の仕草にも理由がなければ、作品のテーマを語りきれない」という事。
怪獣の動きにしたって、語りたいテーマから逆算されなければならないと思うわけです。「作品世界観の構築」という意味で。


例えばあらすじ上「格闘する二怪獣」という一節があったとしましょう。ところがこの二怪獣、戦う理由は何か?動物本能?天敵だから?因縁があったから?
その理由によって、戦い方はまるで変わってしまうんですね。

ただ組み合って殴り合ってるだけじゃ「ウルトラファイト」になっちゃうんですよ。

暴れる怪獣にしたって、何故その場所を襲うのか理由がなければおかしい訳です。ネロンガは電気を狙って発電所を狙う訳だし、ガマクジラは真珠を食べたいから真珠の輸送車を狙うわけで。

「怪獣が暴れるのに理由なんてない。ただ迫力があればいいんだ」という理屈が、怪獣ストーリーの粗製乱造を生み、堕落させた一因かもしれません。
以前の「宇宙船」企画もそうでしたが、ヒーローや敵役が戦うにはそれなりの理由が必要なわけです。その理由いかんでは、必殺技による敵の殲滅で勝敗を決めない方がテーマをよりはっきり主張できる。
「ウルトラマン」の場合なら、ウーやメフィラス星人の回がそうでしたね。


物語というのはあくまでまず「テーマ」が先にあって、そこから「ストーリー」が導き出されていくものです。
登場人物のセリフ、動き、表情は、すべてこのテーマの為に存在するもので、展開されるドラマ中、一秒たりともテーマに背くことは許されません。
名作と呼ばれるドラマには必ず明確なテーマがあり、そのテーマを骨太に、分かりやすく提示する内容ゆえ、時代を超え人々の記憶に残るのです。

捨石的なギャグやキャラクターの個性ばかりを前面に出したドラマがあっという間に色あせ、時の流れに押し流されていくのはその為です。
「テーマ」より「時代の空気」を大事にしているからです。
流行語や人気スポットが跋扈する1980年代のトレンディ・ドラマなんて、今見たら恐怖さえ覚えるほどでshock

とはいえ今回、私が取り組んでいるお話は、まだまだ舌足らずな所ばかりの駄作です。まー理屈じゃ分かっていても、才能の無さゆえうまく書けないのが実情で。
作劇って本当に、作者の経験が出ますよね。何か自分を切り売りしているような所があります。人生観や物の見方が、悲しいほど
露呈してしまうんですよ。
頭で考えた、想像上の人物像は決してリアルには描けない。
自分の経験や出会った人間の生の感触が、生きたドラマを生むわけです。

よく「この登場人物にはモデルが居て」なんて裏話をシナリオライターさんがされますが、それもむべなるかなと思います。一つのキャラクターを生み出すって総生半可な事じゃない。人間はそんなに薄っぺらいものじゃないからです。


さて。ちょっとお話がそれましたねhappy01
なぜ冒頭に、笑うウルトラマンの件を話題にしたのか。
実はこれ、前述のお話とも大きく関係するんです。
おそらく当時の円谷プロスタッフ間ではこの「ウルトラマンが笑う」という表現に、ちょっと論議があったんじゃないかと思うんですよ。
論議というのは大げさかもしれませんね。物理的、心情的な演出技法で葛藤があったというべきでしょうか。

『物理的』とは、ラテックス成形のウルトラマンの口がうまく動かなかった。ウルトラマンの表情がうまく出せなかったという事。当時の技術的な問題ですね。
『心情的』とは、笑うウルトラマンの顔を映像として見せていいものかという事。

(「謎の恐竜基地」の笑いとはまた別ですよ。第一話でマンはハヤタと「会話」している訳ですから。怪獣相手とは違います。)
で、監督、円谷一氏が下したであろう結論は。
「ここはハヤタの顔にして、視聴者にはマンの笑い顔を想像させよう」というものでした。


結果的に、この演出は成功したと思います。
「未知との遭遇」(1977年アメリカ スティーブン・スピルバーグ監督)で、後年、宇宙船内などの映像を追加した「特別編」が公開された時、私の周りのファンは「宇宙人の具体的な姿は見たくなかった。どんなにすぐれた特撮映像も、脳内で膨らんだ想像を上回ることは出来ないもん」と漏らしていました。
あくまで個人の感覚、万人に共通するものではありませんが。
円谷一監督は、この轍を踏まなかったわけです。
ここからは想像ですが、おそらく「マン」第一話、笑うウルトラマンの映像は撮影されていたんじゃないかと思います。
私が監督なら絶対、保険として撮影しておきますhappy01
で、編集段階で落としたと。
ここなんですよ。円谷プロスタッフの優れた所は。


冒頭のお話で、脳内でマンの笑い顔を「捏造」happy01されていた方もいらっしゃったんじゃないでしょうか。
でも実際の映像では、あのカットはハヤタの顔で処理されている。
想像させた方が効果が大きいからです。
あそこがハヤタでなく、ラテックス成形の口をぎこちなく動かすマンの笑顔のアップだったら、私たちが受けるウルトラマンのイメージは少なからず変わっていたのではないでしょうか。
CGの発達した現在でも、視聴者が脳内で再生させたマンの笑顔を上回る事は出来ないでしょう。
アルフレッド・ヒッチコック、小津安二郎等、古今東西、名監督と呼ばれる才人がこぞって使う演出「大事な所は見せずして想像させる」という秀逸な試みは、ウルトラマンでも行われていた訳です。



演出とは、それほどまでにデリケートな判断を必要とされるものなんですね。
確かにこういう判断は、ある程度映像が繋がってみないと出来ませんが、映像の流れを想定するという事は、シナリオ段階でも必要なんじゃないかと思います。
「このセリフは話す人のバストショット」「セリフの途中で聞く人の表情」みたいな、ある程度のカット割りを予想する事で、感情の動きが表現できる。そういうカットの繋がりがシーンとなり、それがまとまってシークエンスとなるわけで。
人間に迫る怪獣のサイズだって、襲われる人がどんな感情を抱いているかで変わってくるはずです。
足元のアップなのかバストショットなのか顔のアップなのか。
サイズのみならず、パン・ズームなどのカメラワークも重要でしょう。
心象映像として、実際より大きなサイズに見える事だってありえますし。


極めてプロ的な発想、しかもディレクションに携わる私独自の考え方なので、決して正論というわけではありません。
「カット割りは監督の範疇でしょ」なんて声も当然と思いますしcoldsweats01

でも私の場合、それが映像の設計図であるシナリオのような気がします。
「読んだだけで映像が浮かんでくる」という感覚を監督に与える事が、最も優れたシナリオのあり方と思うクチなので。

もちろん予算や現場の事情なども大きいですから、思いが100%実現できる訳ではありません。
でも「どーやるのよこんなト書き」なんて監督が首をヒネるような、小説風のあいまいな表現は避けたいと。書く方だって明確なビジョン、いや「こんなカットなのよ」なんて勝算を持たなければ、あまりに無責任すぎますしね。
そこまで映像を考えて、それを文字の形に変換する事。私にとってはそれがシナリオなんです。上手く変換できるとは決して言えませんが。
繰り返しますが、あくまで私だけの考えなので誤解なさらぬようcoldsweats01coldsweats01coldsweats01


昭和ガメラ映画の脚本を担当した高橋二三氏も、過去のインタビューでこのような趣旨のお話をされています。
『当時の大映のガメラスタッフは優れていた。自分もシナリオを書くとき、ある程度は特撮の手法も考える。でも私がどんな無茶を書こうと、現場スタッフは一度も「これは出来ませんから書き直して下さい」と泣きを入れに来た事は無い。それ程、創造力に長けたスタッフだった。』
それだけ、高橋氏は明確なイメージを持ってガメラのシナリオを執筆されていたという事なのでしょう。そしてその思いに、湯浅監督以下スタッフも応えたと。
監督とシナリオライターはお互いせめぎ合う関係でありながらその実、同じクリエイターである事に変わりは無いと思います。

そりゃー現場は大変だったでしょうがhappy01


でもまー立派な事を言いながら、私なんて所詮、ウンウン唸ってこんな程度?みたいなモノしか出来ません。まだまだ書き込みが足らないようです。
でも、そういうレベルを目指すと目指さないとじゃ出来も違ってくると。
たぶん無茶苦茶書いて、お仲間にもご迷惑をかけまくりと思います。
でも私の方でも、それなりに腹案を持ちながら無茶をお願いするという謙虚な姿勢で臨んでいるとcoldsweats01 そこは貫きたいんですよ。
そんな産みの楽しみに浸る日々はまさに至福。お仲間に心から感謝したいと思っていますhappy01happy01happy01


シノプシスとはいえ、もうそれは自分が考えたストーリー。
子供みたいなものですから。
どんな親御さんでも、子供を誤解して欲しくはないですもんねhappy01

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2008年8月24日 (日)

戦えスダトラマン

前回の予告通り。今日は先日、8月21日に届いたお宝をご紹介しましょう。
これは前回ご紹介した『ULTRA M.S号』とは別ルートで入手。

たまたま同じ日に届いたものです。いやーお大尽遊び。
この日はさながら学校帰りの駄菓子屋気分。
大人買いにもホドがあると言うものでcoldsweats01

Photo いかがでしょーか!
これが今回捕獲したお宝『宇宙怪獣バッジ』台紙付24枚完品ですhappy01

前回と同じように、隣にハガキを置いてみました。
一枚のサイズは、ほぼハガキ大という事がお分かりと思います。

昭和40年代の駄菓子屋さんには、こういう紙玩具も多く売られていましたねー。
プラモデルを買うほどお小遣いがない日は、こうしたブロマイド風おもちゃで気を紛らわしていました。でもまあこれはこれで、放課後の楽しい友ではありましたがhappy01
(決して一人遊びが好きだったわけじゃなく。友達と見せ合ってワイワイやっていたという意味ですがhappy01

Photo_2 ラインナップされた絵柄は6種類。
シート状態だと見えないので、今回は豪気にも開封しちゃいましたhappy01
オタクイーンご乱心!台紙からビニール袋を引きちぎる感覚が懐かしいhappy01
でもいいですねーこの絵のタッチ。いったいどなたの作なんでしょうか。
このカラーテイスト、リアルな画風が、当時の空気を饒舌に物語ります。

Photo_3 グループ分けすると大きく二つになります。
一つ目は言わずと知れたウルトラシリーズ。しかも初期二作品から三枚。

ウルトラマン、スカイドン、海物三怪獣ボスタング・スダール・ゲスラの揃いぶみ。
ウルトラマンは当然としても、スカイドン以下は極めてシブい方たちですねー。

どの絵も非常にフレームの収まりが良く、充分に鑑賞に耐えうる作品です。
ウルトラマンのボディーのツヤなんて、エアブラシを使ってないのにこの再現度。
このクォリティーを見て育ってるから、アニメイラストなんかにはどうしても違和感を覚えちゃうんですよねーcoldsweats01

Photo_4 こっちはさらにマニアックで。キャプテンウルトラの宇宙三怪獣。
左がシャモラー、右上ジャイアン、右下がアメゴンというラインナップです。

これもそれぞれ、本当にうまく描けていますね。
当時の怪獣図鑑の表紙やソノシート、少年週刊誌の口絵なんて、みんなこういう画風でしたもんね。
とはいえ小松崎画ともまた違う。これは怪獣を描きなれている人の技ですよpen
これらの絵の作者についてご存知の方は、ぜひご一報下さいhappy01


でも不思議ですね。見たところ、どこにも版権シールは無いようだし。
その割に、描かれた怪獣のデザイン考証は正確という。
正規品なのかパチモンなのかよくわからない品なんですね。コレ。
まー私はそこにこだわりは無いですから、どちらでもいいんですがhappy01

このラインナップを見る限り、この『宇宙怪獣パッジ』という商品は、「ウルトラマン」以降「キャプテンウルトラ」時期・1967年ごろの発売という事が推測できるのですが・・・
もしそうだとすると、なんとこれは41年も前の品という事に。
よく未開封で残ってたなーと。紙物なのに。改めて感慨も湧いてきたりして。
それを躊躇なく開封しちゃう豪気さの理由は、また後でhappy01

Up このイラスト、よく見ると表面には合わせ目のようなラインが走っています。
紙も妙に分厚いし。この商品に隠された秘密とはshock

Photo_5 いやーこれ、実はパズルなんですよ。予想通りとは思いますがhappy01
子供向けにパーツも大きく、すぐ完成できる作りになっています。
しかもこの質感は、昔の月刊漫画雑誌の付録のテイストにも似ていて。
いやー本当に懐かしいhappy01

この手のものは、今でもよく売られていますよね。
でもさすがにこの絵柄は無いでしょう。哀れウルトラマンもバラバラにcoldsweats02
41年前のおもちゃを開封して遊ぶなんて、何と贅沢な午後でしょうか。

子供時代なら今の時期、たまった夏休みの宿題で大変な状態なのにshock
で、お察しの通り、このパズルの分割線はすべてのイラスト共通なので、
一枚のパーツを別のパズルと取り替えれば・・・

Photo_6 こんな事もできちゃうhappy01
海の怪獣に合わせてタコ状に変身した、我らのヒーロースダトラマンannoy
ボスタング、ゲスラの総攻撃を受け、危うしスダトラマン!
必殺のスペシウム・ブラックインクを放て!

・・・コタの視線が突き刺さるようcrying

本気で怒ってる方がいらっしゃるでしょうから、このへんでやめときますcoldsweats01
でも今回の最大の喜びは、この貴重なお宝を開封、直接遊べた事でしょうね。
なぜ、こんな贅沢が出来たのか。それは・・・

Photo_7 実は今回、こんなに手に入っちゃったんですhappy01happy01happy01 全部で10シート。
こんなにあれば、1シートくらい遊び倒しても全然大丈夫という訳です。
ネットオークションでの入手なんですが、かなりのデッドストックが発見されたみたいで。これだけ買ってもビックリするほどの安値でした。
おそらく私、当時の定価で買ってますよ。
しかもまだまだ在庫があるらしく、今も売りに出されています。
まーつまり、それほど珍しい品じゃないという事なんでしょうね。
でも、レア度と思い入れはまた別。
私はこの絵柄と懐かしさに惚れたんですから。

コンピューターゲーム系など、最近の遊びには本当にうとい私。
この手の他愛も無いおもちゃが大好きです。
見ているだけでも笑みがこぼれてきますねーhappy01
でも、こんな品が簡単に入手できちゃうのがネットのおかげというのも、何だか不思議な気分です。
要はネットも、使い方次第なんでしょうね。
デジタルを駆使してアナログを追い求める。

禅問答みたいですが、ささやかな楽しみを求めて、今日も検索に走りますhappy01

ただ昔のおもちゃは高いので、よい子は真似しないでねhappy01

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2008年8月22日 (金)

ウルトラなお宝

それは偶然か必然か?
お仕事に向かうべく部屋を出た直後。
マンション前の道路に停まる、赤いゆうパックの配送車。

気の良さそうなおじさんスタッフの手には、なんとなくそれらしい小包が。
オタクのカンが教える、待ちに待った逸品。
「それ、ひょっとして?」無粋ながら彼に尋ねる私。カンは当たっていました。
おかげでお仕事には遅刻しそうになりましたがcoldsweats01

という訳で。昨日、ついに届いた驚愕のアイテム。
お仕事を終え、帰宅するが早いか梱包を開いた私。
それを眼前にした途端、心は一気に昭和40年代へ。
もうこれはお宝と言うかなんと言うか。反則ですよこんなの。
まー勿体ぶるのもなんですから、さっそくおひろめという事で。

Photo どーですかこれ!
パチモンプラモ、『ULTRA M.S号』台紙付きほぼコンプリートという代物。

昭和40年代、駄菓子屋さんで多く売られていた箱なしプラモの生き残り。
当然、当時物です。いやービックリ!こんなものがまだ残っていたなんて。
これそのものを作った記憶はありませんが、この手のプラモは本当によく買いました。

先日のサブタイ『あなたの予測は、完全に裏切られる』の意味がお分かりでしょうか?
もともと謎が多く、現在も研究は困難を極める駄菓子屋アイテムですから、こんなものを予測しろという方が無理というもの。いやー失礼しました。
逆に先日の記事からこれを当てられたら、かえって引いちゃうくらいでcoldsweats01
でも、版権取得済の正式アイテムよりも、現存率、市場出現率はこの手の物の方が低いでしょうから、ある意味奇跡の出会いと言えますねhappy01
欲しがる人が居るかどうかという問題もありますがhappy01

Photo_2 この台紙・タグのパチぶりも凄まじく当時のテイストhappy01
どこかで見たような戦闘機がそろい踏みで、怪獣に魅入られた子供の心を鷲掴みにします。『ULTRA』と来てこの絵ですから、見せられた子供が何のためらいもなく握り締めた10円玉を差し出してしまう絶対の効果があるのです。
しかしこの『M.S号』とは何の略なんでしょうか?
「モンスター・シュート号」?「まるっきり・そのまんま号」?

謎が謎を呼ぶこのネーミング。
日本広しと言えど、その意味を知る識者は少ないでしょうhappy01

Photo_3中央の『M.S1』はちゃんとM.Sシリーズを主張しているのに。
右側の一機にはナンバリングも無く。
左端・3号に至っては『S』の字が消されている始末。

うーむ複雑な事情があったのでしょうか。
と言うより、そもそもこんなに似せて良いんでしょうかという問題の方が重要happy01

まー当時は大らかでしたからねー。
現在では考えられない版権意識だったでしょうし。

Photo_5 で、これが件の3号。
右のCDと比較すれば、サイズがお分かり頂けると思います。
まーいわゆる食玩サイズですね。

本来、24個付きで完品なんですが、今回入手の物は4個売れちゃってcoldsweats01
20個付きでした。いやーそれでもレア度はまったく変わりなく。

Photo_6 実に当時の雰囲気ですねーhappy01
マルサンやブルマァクの正規品に少しもひけをとらないこのフォルム。
青空モデリングに最適な、簡素なパーツ割りも高ポイントですし。

資料が無いので分かりませんが、たぶん定価は20円くらいでしょう。
毎日10円のお小遣いを一日我慢、二日目に20円出して買う!
これが駄菓子屋プラモの正しい買い方なんですhappy01

使うのを一日我慢するから、買うときのテンションも上がるというもので。
当時の私はそれほどプラモ好きだったんです。うーん女子なのにcoldsweats01

Photo_7よくよく見れば、正規品より若干見劣りもしますがcoldsweats01
そこは脳内補正。お安い品ですし。
第一、子供の遊びにはこれで充分だったんですよ。
今みたいにDVDを見ながら「ここのディテールが甘い」なんてツッこみを入れるような時代じゃないですから。

怪獣ゴッコするにも、一週間はこの新型機が主役でしたねー。
手持ちの怪獣はこの3号に手も足も出ないという。
飽きた頃に撃墜される運命なんですがcoldsweats01

Photo_8この手のキットにありがちなカラーバリエーションも楽しいですね。これはご覧の三色。
色によって人気に偏りがあったりするんですよね。私はやっぱり青かな。
茶色を選ぶ子供はちょっと渋い趣味ですねhappy01

Photo_9 こっちも素晴らしい謎の戦闘機。いや、救助機と言うべきでしょうか。
なにしろ、台紙に描かれていないので設定が分からない。
まー予想は付きますが。でもそうなると凄いですよ。
ウル●ラ警備隊と国際●助隊・夢のコラボという快挙happy01
大変な事になってますね。パチモンプラモの世界はeyeeyeeye

ナンバリングがないのに、何故か2号と言いきれてしまう所がなんともcoldsweats01
ちなみにこれは24個付きの完品。
いやー24個もあるとものすごく贅沢な気分になりますねhappy01
チョコレートパフェの上にアイスを三段重ね・ポッキーを20本刺したような賑やかさというか。何言ってるんでしょうか私はcoldsweats01

Photo_10 これも今井科学のミニトップに迫る抜群のフォルム、ディテール。
当時の駄玩具には正規品をそのままコピー、縮小したようなものが多かったですから、これもそういう部類に入るのでしょう。
今などミニトップの2号は目の飛び出るような値が付くのに、これは本当に可愛い価格でしたよ。貧乏人の私には嬉しいお買い物で。

Photo_11この角度から見れば、その素晴らしいフォルムは一目瞭然。これがパチなんて信じられませんが、よーく見るとオリジナルには無い星型のディテールなんかが刻印されているんですよねー。ある意味貴重なアイテムです。

Photo_12こう見ると何かの佃煮みたいですがhappy01
これもカラーバリエーションは三色。
ゴールドの2号なんてものすごく新鮮に見えますねー。
青色もそれなりに珍しいんですが、このメタリックブルーって、当時のプラモの成型色としては結構ポピュラーなものだったので、パッと見ても違和感が無いんですよね。言ってみれば、懐かしい色なんでしょうね。

Photo_13 時々ネットで検索するんですが、有名模型メーカーの正規品に比べ、この手のパチモンの知名度、研究資料って極端に少ないんですね。
しかも、こういうものを集めて楽しまれている方もさほど多くはないようで。
ましてやプログで一人喜んでいるおバカなんて、私くらいのものかもweep
ちょっと寂しい思いもしていますcrying
まー、私が知らないだけなんでしょうけどhappy01
いやーここまで来ると、ぜひM.S1号も見たくなりますが。
あるんだろーなーどこかに。未だ発掘されない完品がhappy01

以前、ご紹介した高藤の電撃シリーズ・ロボットも加え、今、オタク部屋は昭和テイストに溢れていますhappy01
超プレミア付きの高額アイテムより、私の部屋にはこういう身近なおもちゃがよく似合うようです。私は潜在的に、部屋を下世話に飾り立てたいんでしょうねー。
ですからこれらのお宝は、コレクションとしてよりインテリアとしての機能が大きいですね。

ただこうなってくると、かえって食玩や出来の良いフィギュアが浮いて見えたりして。うーんオタクグッズのバランスも考えないとcoldsweats01


ま、ともかく、今回も納得のお買い物が出来ました。
そしてさらに。実は昨日届いたお宝は、これだけじゃなかったんです。

レア度は分かりませんが、懐かし度では今回にひけをとらないでしょう。
おひろめはまた次回。引っぱりますねーcoldsweats01
『ネヴュラ駄菓子屋計画』はとどまるところを知りませんhappy01

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2008年8月21日 (木)

謎のほほえみ

前回のお話で予告したお宝ですが。
本日、無事に届きましたhappy01
さっそくおひろめを、と思ったのですが、諸事情ありまして。
今日はお話する時間がありませんweep

(小ネタで引っぱるなーとご立腹なさらぬよう。ちょっと立て込んでましてcoldsweats01
お宝のタグの一部を公開しますので、今回はこれでご勘弁下さい。
ごめんなさい。詳細はまた次回という事でsweat01

Photo
○に満と書かれた、謎のメーカー。
それはあのカリスマブランド、マルンへのオマージュなのか!
マグマ大使風のロケット、覆面レーサーが駆るレーシングカー!
昭和の空気を閉じ込めた数々のイラスト!


Photo_3


ミステリアスな笑みに彩られた
美女の胸に去来するものは?

今、蘇る時代の証人。
40年の時を越え
子供文化の仇花が再び開花する。

次回「恋するネヴュラ」
決して期待しないで下さいhappy01

2008年8月19日 (火)

あなたの予測は、完全に裏切られる

またしても散財。今どきめったにお目にかかれない、希少で貴重なお宝に。
近日到着の予定です。
まー私の趣味ですから、きっとまた呆れられると思いますがcoldsweats01


たぶん、手に取った私は号泣することでしょう。
今まで生き残ったあなたを誉めてあげたいとhappy01

あの懐かしい子供時代。
帰るが早いか部屋にランドセルを置いて、夢中で通った駄菓子屋さんの店先が
まざまざと蘇ります。
おひろめはおそらく次回の「ネヴュラ」で。無事届けばですがcoldsweats01

Photo
唯一のヒントがこの写真。
これを見て現物を予測できた方は、筋金入りのおもちゃマニアでしょうねーhappy01
まー、期待せずにお待ち下さいcoldsweats01coldsweats01coldsweats01

2008年8月18日 (月)

深夜の怪獣ゴッコ

いやー毎度の事ながら。今回も苦戦しましたcoldsweats01
ここ数日お伝えしている「謎の企画」ですが、昨夜遅く、やっと一応の着地。
取り急ぎチェック頂くため、慌ててメールしました。

とはいえ、あくまで骨組みが出来上がった程度で。
まだまだやる事は山のようにありますが。

懇意にして頂いているお仲間からありがたいご依頼を頂きながら、忙しさにかまけて先延ばしになってしまった今企画。
他のメンバーの方々共々、本当にご迷惑ばっかりかけちゃってcoldsweats01
とはいえ今回は「宇宙船」の企画とは違い、まさに童心に帰れる体験でした。
なんと言っても「怪獣ゴッコ」気分を満喫できたところが素晴らしい。

こんなに子供心になれたのは、いったい何十年ぶりでしょうhappy01

おおよそご推測いただけると思いますが、今回の企画は「さる有名設定を使って、怪獣登場ストーリーをまるまる一本作り出す」という依頼でした。
しかもそれなりにルールもあって。

そのルールは非常にオタクリエイター魂を刺激するものでした。
こういうのは仕切る方のセンス、采配の能力が出来を大きく左右します。
そういう意味では今回の依頼内容、ルールの規定はまことに的を得たもので。
もー本当に、ご依頼下さったお仲間の掌で遊ばせてもらった感じです。

とにかく実戦あるのみと無い頭をヒネった私ですが、やっぱりストーリーとなると見たいシーンの羅列だけでは成立しない。
具体的なテーマを骨組みに、お話という衣裳を着せていかなければなりません。となれば、作品一本分の時系列を考えに入れ、テーマと矛盾しないよう慎重にお話を進めていく必要があります。
実は私、これが大の苦手でcoldsweats01

「あれ?このセリフって確かにカッコイイけど、ここでこのキャラが喋る事って適切かな?感情のベクトルが視聴者の意に沿ってるかな?」なんて壁が鬼のように立ちはだかるわけですよcrying
名場面の効果って、それまでの地味なストーリーの積み重ねから出来るものなんですよね。
名ゼリフだけ並べてみたって、決してストーリーにはならない訳です。
見せ場に至るまでにいかに下地を作っておくか。見る者の感情をいかにそこまで誘導しておくか。そこが勝負なんですよね。
名脚本家はその才能が長けている訳で。

私はこれが昔から下手。要は素人っぽいんですよ。考えがcoldsweats01
自分で書いたセリフに惚れちゃうという。惚れすぎるあまりそのセリフ単体で成立すると思ってしまう。そこまでの感情の誘導が出来ないんです。
これが大きな落とし穴なんですよねweep

ですからストーリー進行がギクシャクしてしまう。説明セリフと見せ場だけのようなお話になっちゃうんです。一時期の少年ジャンプ作品のような感じですねcoldsweats01
まー才能も無いですから、これは仕方がないと諦めてますが。
ただどうしても避けられない問題があります。それが「カット間の時間経過」。

簡単に言えば。例えば怪獣同士が正面で向き合ったとして、次のカットでいきなり目の前の怪獣が背後に立っているなんて事はあり得ない訳です。
ダダでない限りhappy01

(他の超能力怪獣の名前を出さないように。ダダは一例ですからhappy01

「当たり前じゃん」なんておっしゃると思いますが、これ、登場人物などを含めたカメラ割りで考えてみると、本当にこんがらがっちゃうものなんですよ。
「○○ザウルスのバストショット」「悲鳴を上げる××子アップ」「迫る戦闘機ロングパン」なんて脳内上映していく内に、「この怪獣はどっちを向いてるんだっけ」なんて事になってくるんですよね。
離れた場所での出来事をカットバックなんて事になったらさらにオオゴト。
「ここはこっちから●キロも離れてるんだから、離れた二人が出会うためにはこれだけのドラマ量が必要な筈」という風に考えなきゃならないんですよ。
時間経過を頭に入れ、「今、ドラマ上のどの時点を考えてるのか」という事を常に意識していないと、ものすごくおかしなお話になっちゃうんですね。
要は、作劇にはちょっとした「数学的センス」が要求されるんですよ。
私、数学の成績は悪かったからなーcryingcryingcrying


それを分かりやすく把握する方法は無いかと頭をヒネった私。
そこで思いついたのは、昔ながらの実に単純な方法でした。
「なーんだ。怪獣ゴッコすりゃいいじゃんhappy01
そりゃそうですよね。実際に登場怪獣を想定したソフビやフィギュアを場面設定と同じ位置に置いてみる。ドラマ進行に沿って動かしてみる。
まー戦略シュミレーションですね。戦争映画などでよく見るアレです。
これがまた楽しい楽しい。しかもよく分かるhappy01
自分が今作っているドラマの全体像が、鳥瞰できるからです。
「立体ハコ書き」とでも言えば良いんでしょうかhappy01


「あっheart04ここでコイツをこうしちゃおーっと」
「うーんこうなると、相手は当然こう来るよね」
「こうすると人間が置き去りになっちゃうから、ちょっと絡みを作って」
「そーか。こーすればこのカットがカッコよく繋がるのか」
深夜、両手に怪獣を持ちながら、こんな事を口走る大のオトナもかなり怖いshock
決して人には見せられない光景ですcoldsweats01


いやーもっと早くやれば良かったhappy01
しかも。これは思った以上に面白いんですよね。改めて思いました。
折角の高額怪獣ソフビを、買った状態で袋のまま棚行きにするよりは、この方がはるかに楽しいですね。確かにおもちゃの楽しみは人それぞれですが、私にとってやっぱり怪獣は持ってこそ華。ぶつけてこそ生きるものです。
手足の角度を変えるだけで、ドラマが生まれてくるものなんですね。
期せずして試したこのゴッコ遊びで、本当に新鮮な感動に浸れました。
思えば子供の頃は、毎日こうやって怪獣映画を監督していたんですね。
昔より発想力が劣ったと感じるのは、こうして怪獣に「触れる」機会が減ったせいかもしれません。


決して多くはない怪獣コレクションですが、ますます愛着が湧いてくるようです。
と同時に、企画依頼という形でこんな素敵な感動を与えてくれたお仲間に感謝したいです。
こんな事が無ければ、怪獣ゴッコなんて思いつかなかったと思いますしhappy01


まーそう言っていながらも、私のストーリーは大した事ありません。
目指したクォリティーの半分も実現していないと思います。
舌足らずな上、設定は穴だらけ。苦手分野も克服されていませんしcrying
直しの依頼ならまだまし。ボツ宣告が来やしないかと気が気じゃありませんcoldsweats01
でもそうして、自分の実力を知ることも大事ですよね。
そうする事で目標までの距離を測れる訳で。

Photo

またまたチンプンカンプンなお話でごめんなさいcoldsweats01
実現化が本当に楽しみな、今回の企画。
まだまだ道のりは遠いですが、大きなやりがいも感じます。
嬉しいんですよ。物を作るという事がhappy01

でも。手の遅さだけは何とかしないと。締め切りを落とさないだけで精一杯でcrying

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2008年8月15日 (金)

早朝ブレイク

前回お知らせした楽しい企画で、深夜まで頭をヒネっています。
熱帯夜も続き眠れませんが、お盆休みにはちょうど良い頭の体操で。
お話を頂いたお仲間に、かえって感謝したいくらいですhappy01

Photo

今朝も早くからちょっとブレイク。冷たいもので頭を覚まそうと。
緑茶といっしょに並べたのは、マイブームのグリコ・アイスの実。
企画資料は脇に置いて、一休みしようと思ったのに
応援団長のコタにアイスを狙われる始末coldsweats02
気が抜けないったらありゃしない。冷たい食感にビックリしていましたがhappy01


いよいよ大詰め。この一瞬に生きがいを感じる私は根っからの妄想好きです。
関係者の皆さん。ホントに楽しんでいますので、お気など使われぬようhappy01
逆にご迷惑をおかけし、恐縮している次第ですcoldsweats01
遊んでないで早くやれって?失礼しましたcoldsweats01coldsweats01coldsweats01

2008年8月13日 (水)

●●●を倒せ!

今日のタイトル、記事内容は、極めて特定の方々だけにお察し頂けます。
ほとんどの方にはチンプンカンプンでしょうが、お許し下さいcoldsweats01

現在、懇意にして頂いているお仲間の依頼にて、さる怪獣と思考格闘中。
締め切り真近なのになかなか手強く、いっこうに倒れてくれません。

その強さがたまらない魅力でもあります。
随分前からの長期考案企画なんですが、いよいよ大づめという訳で。
すでに私の頭はカラータイマー点滅中。ワクワクしながら物語を紡いでいます。

考えれば考えるほど、盛り込みたいアイデアが泉のように湧き出して大変。
もはや交通整理で手一杯。
「M5」を脳内BGMに、気分は昭和41年10月happy01
(まるで暗号のような文ですね。でも今はこれが精一杯coldsweats01
でも。このネタを思いついた時、最初に心に描いた映像は変わっていません。
今まで見たことも無い、あの場面。
あの場面を成立させる為、お盆休みは返上となりそうです。

寝ても醒めてもあの角、あのくちばしが目の前にチラついて。
コタを相手にカット割りまで考える始末。
もう楽しくて仕方がありませんhappy01

一つの事に集中すると他に手が回らない悪癖により、記事の停滞など皆さんにはご迷惑をおかけしておりますが、どうやら今回もそんな運びとなりそうです。
全ては手の遅い私の責任。ホントにごめんなさい。
という訳でここ数日は更新が滞るかもしれませんが、なにとぞお許し下さい。

この格闘の結果は、いずれお話する機会もあると思います。
例によって私の事ですから、お仲間にご迷惑をおかけするだけですがcoldsweats01
その時には、今日の記事をちょっと思い出して下さいねhappy01

2008年8月12日 (火)

アスターとホオズキ

「これ、お墓参り用でおかしくないですよね?」
そんなおバカな言葉とともに私が差し出す花束を、けげんな顔で受け取る店員さん。
それもそのはず、その時手にした花束には、菊とともに鮮やかなアスターがあしらわれていたのです。

「ええ・・・。まあ、これにホオズキでもちょっと加えればお盆らしいですけどね。」
店員さんの返事にちょっとためらった私。なぜかその時、ある予感がありました。
お盆に、亡き者がこの世に帰る時の提灯に見立てる供花、ホオズキ。
でも今日はホオズキは要らないと。
なんでしょうね。虫の知らせみたいなものがあったんです。
まさか、それが現実になるとは。

今週はお盆休みという事で、帰省やお墓参りをされている方も多いと思います。
私も先日、妙な夢を見たせいか、何となく両親が眠るお墓へ足が向いてしまいまして。

先日の夢はこんな感じでした。
7月12日(土)「キャビンは郷愁を乗せて」
http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2008/07/post_2ec7.html

Photo_5冒頭の一幕は今朝、近所のお花屋さんでのやりとり。
赤が好きだった母の為に、あえて真紅のアスターを選んだ私。
お盆の花としてはちょっと派手ですが、これくらいの方が母も喜ぶだろうと。まー父は照れるかもしれませんがhappy01

そんな訳で、妙な確信に導かれながら向かった霊園。
お盆という事で、午前中から多くの方がご先祖のお参りにいらっしゃっていました。

この年で独り身の私。正直、たった一人で両親の元へ行くのは寂しいものがあります。本当なら家族と一緒に、はしゃぐ子供をあやしながらのお墓参りなんて夢見る事もありました。
でも体は男性、心は女性というアンバランスな存在ゆえそれも叶わず。
当然、子供を産む事も出来ませんし。
自分で選んだ人生とはいえ、こういう節目を経るたびに心に吹く風の冷たさは、猛暑日の日差しよりもなお強く染み入るものなのです。

たった一人の肉親である妹も今は嫁ぎ、年に一二回会う程度の間柄。決して不仲ではありませんが、他家の者にそうそう連絡を取る用事もありませんし。
そういう意味でも、両親の他界をいやがおうにも感じるお盆は、私にとってやや辛い時期でもあります。孤独を感じてしまうからです。

実家からほど近い場所に位置するこの墓地には、父の他界後、よく母と訪れました。
必ず毎月、ここへ通うことを望んだ母でしたが、なぜか墓前でかしわ手を打つというおバカぶりで(爆笑)。
父を偲んでいるのかなんだかわからない光景が懐かしくもあります。
そんな母が父と同じ場所に眠りについて、早や一年と九ヶ月。早いものです。
母の手を引きよく歩いた細い参道も、一人となるとなぜか道幅の広さが感じられて。

Photo_3備え付けの桶に水を汲み、ひしゃくを携えて向かう墓前。
ややうつむき加減に歩く私でしたが、視線の端に鮮やかなオレンジ色が差しました。
それが我が家の墓前から放たれていた事を認めた私。
「あれ?先客?」意外な事態にちょっと高揚感もあり、私の足は弾みました。
たどり着いた墓前にあったのは、鮮やかなホオズキをあしらった大きな花束。冒頭に覚えた虫の知らせはこれだったのか。
花の鮮度から、活けられたのはおそらく昨日くらいでしょう。


両親は地方出身者で、マスコミに携わる私などとは真逆の堅実な性格でした。
団地住まいでしたから近隣とは交流もありましたが、いずれも両親とは年の近い方々ばかり。時を同じく他界され、お仲間も減る一方だったように記憶しています。
この暑い最中、わざわざ交通の便も悪いこの霊園へ、両親を見舞ってくれるとは。
墓前の花束に鮮やかな紅いアスターを加えながら、私はそのホオズキの主に思いを馳せていました。
私がある一点に目を留めたのは、その直後でした。
それは親族にしか分からない、ある可愛い証拠。
「そうか。妹一家が来てくれたのね。」

昔から無駄に元気な私に比べ、病気がちで両親の心配と愛情を一身に集めていた妹。
そんな妹でしたから、何よりも人並みの平凡な幸せを望んでいました。
良縁に恵まれ嫁いだ折には、頑固な父も男泣きし、幸せを願ったものです。
そんな妹も結婚後は体調も回復、奮闘しながら男の子三人を育てています。
旦那さんを含めた五人家族は、毎日が戦争のようだとか。

そんな妹でしたから、両親への思いもひとしおだったのでしょう。
お墓へ足を運ぶのも、私以上にまめだったようです。ただ慶弔事には決定的に無知なところがありましたから、その影には義理の弟、出来た旦那さんの働きも大きかったと思いますが。

期せずして墓前を鮮やかに彩った、アスターとホオズキ。
その光景を見ながら、私はある感慨に浸っていました。
この花のセレクトにも、兄妹の(ホントはここは「姉妹の」と言いたいんですが)生きざまが出ているんだなと。

新しさと華やかさを目指し、アスターを選んだ私。
平凡と伝統を重んじ、ホオズキを選んだ妹。
共に眠る両親には、自分達の子供が歩む道がどう見えているのかな、なんて思いもあったりして。
なにしろ正反対の二人ですから。過激に生きる私なんぞ、両親からは危なっかしくて見ていられないでしょうね(笑)。

と同時に、まだ一緒に両親を偲んでくれる親族が居ることが嬉しくもありました。
嫁いだとはいえ、やはり妹も血族の一員。
悪い姉です。そんな事は分かりきっているはずなのに。
妹に怒られちゃいそうですね(笑)。


残された者たちの捧げた色とりどりの花が咲き誇るお盆の墓地は、いつもとはちょっと違った雰囲気が漂います。
活けられた花の一輪一輪に込められた思いが、亡き者の眠りを癒してくれるのかもしれません。
とはいえ。この猛暑にバテているだろうと、桶二杯分の水をお墓にかけた私に、両親もあきれ果てているかもしれませんが(笑)。

帰宅後、妹に電話をかけた私。お墓参りに来てくれた事にお礼を言いました。
「えーっ?なんで私ってわかったの?」
驚く妹に、私は得意げに言いました。
「お墓に残った線香の本数。燃えかすが同じ長さの線香が五本残ってたじゃん。
しかも新しい。つまりこれは同時に五人来たって事だよね。
五人家族なんてウチの周りでは・・・」
「あ、そーかそーか。そーだよねー。」

この夏は子供をポケモンの映画に連れて行くという妹。しっかりお母さんしてます。
元気そうで安心しました。これからもホオズキのように、堅実な幸せを保っていって欲しいと思います。
リスキーに生きる私の分まで(笑)。

その後の調べで、あの紅い花「アスター」の花言葉が「思い出」「追憶」である事を知った私。お盆の花にはピッタリじゃないのと。
これから毎年、お盆の墓前にはアスターと決めました。
その鮮烈な色は、私の生き方とも重なるような気がするからです。


Photo_4まーそんな出来事に比べ、お盆の雰囲気ゼロの我が家。
せっかくだからとお供えのおまんじゅうを、コタと一緒に食べました。
いきなりかぶりつくコタでしたが、虫歯を心配してアンコを取り去っちゃったのが不満のようで。
うしろのアンコ付きを恨めしそうに見てました。
これはおねえちゃんの分。また太るけど(涙)。

2008年8月10日 (日)

漆黒の爆音

昨日の「バットマン」つながりですが。
ウチで持っている最大サイズのバットマングッズを思い出しまして。

例によって大したものじゃありませんが、これです。

Photoネヴュラ座の前に鎮座するのは、1989年公開の「バットマン」(ティム・バートン監督)で登場したバットマンの愛車、ご存知バットモービル。
実測値ですが、全長140cm・全幅55cm・全高39cm。
バックのテレビモニターの横幅は約100cm。手前のCDのサイズからも、このモデルの大きさがお分かり頂けるのでは。
正直、置き場所に困っていますcoldsweats01

Photo_2ご覧の通り。
これは子供さんが乗る「足こぎおもちゃ」。

パフパフ付きの大きなハンドル、キコキコ足こぎ用のペダルもちゃんと付いています。
なんでこんなものがあるのかと言うと。



実はこの一台、海外で入手したものなんです。
「バットマン」公開後の1990年。プライベートで旅行したシンガポールのトイザらスで見かけ、一目惚れ。

同行の現地ガイドさんを口説き落とし、通訳を頼んで無事ゲット。
その時、お店には、店頭展示用の他には在庫が一個だけで。
もちろん、その箱入り在庫を頂きました。

箱の大きさも半端ではなく。
無理に頼んで観光バスで輸送したので、バスの通路は箱で塞がってしまい。

ものすごく迷惑をかけましたcoldsweats01

空港でも一揉めありまして。
その箱のサイズゆえ「荷物」じゃなくて「貨物」扱いになるので、日本国内への輸送料金も段違いに跳ね上がるという非常事態にshock
でもそこは私も必死。またもやガイドさんを拝み倒して、何とか荷物扱いにしてもらいました。
ガイドさんがどんな手を使ったのかは聞きませんでしたがcoldsweats01

そこまで無理を言ってもこのバットモービル、どうしても欲しかったんです。
それは当時、私がバートン版バットマンに心を奪われていたからでもありますが、それ以上に、地元の名古屋でこの一台を見かけたことが無かったからでした。

Photo_3「ひょっとしてこの一台、一期一会かも!」
海外で出会ったお宝など、見逃したらもう一生再会できない。

おまけに当時、トイザらスそのものが日本に進出する直前。
少なくとも地元・名古屋にはありませんでした。
ですからそもそも、ザらスそのものが珍しい。

海外店のラインナップがそのまま国内で揃うとは思えなかったし。
ですから今日はご紹介しませんが、この一台の他にも鬼のように買い込みました。ケナー社のダークナイト・コレクションとかhappy01

その一件からほどなくして、地元にオープンしたザらスの店頭には、このモービルの姿はありませんでした。
やはり輸入されなかったグッズもあったんでしょうね。

公開期間のみで商品を売りさばかねばならない映画グッズ産業の難しさ。
ともあれその後、この一台が国内玩具店の店頭を飾っている光景を見かける事はなく。
そういう意味で、あのシンガポールでの決断は正しかったのでしょう。
あるいは、東京などの大手輸入店などには入荷していたかもしれませんね。
今ならネットショップなどで簡単に入手もできますし。
しかし時は18年前。まだワープロ全盛の時代です。
この辺が地方都市の悲しいところですねcoldsweats01weepcrying


Photo_4 まーでも、やっぱりこの大きさ、存在感はすごいですね。
時々乗って、バットマン気分に浸る事もあるんですよ。あーおバカhappy01
’89年版以降の劇場板バットモービルの中では、このデザインが一番のお気に入りだし。

でもこれ、黒いでしょ。埃がすごく目立つんですよね。
と言ってビニールなどで隠すのは、この優美なフォルムに失礼だし。
だからいつも拭いてあげないと、真っ白になっちゃって。

これほど手間のかかるお宝もありませんね。
まーコレクションというのはそういうものなのかも。
手間をかければかけるほど、愛情が深まっていくのでしょう。

フォルムは違えど、これもバットマンの歴史の一ページ。
埃を払いながら、新作「ダークナイト」の余韻に浸っていますhappy01

2008年8月 9日 (土)

正義の限界

Photoこのチラシを見た時から気になっていたんです。「これは一筋縄では行かないな」と。
なにしろ監督はクリストファー・ノーラン。
前作「バットマンビギンズ」で、その才気は折り紙つきでした。そして迎えた公開初日。

まるで毒気に導かれるように、当然のごとく鑑賞した第一回上映。
これはもう、私の中で生涯忘れられない作品となるでしょう。

「ダークナイト」。


Photo_2結論から申し上げますと。
まずこの作品、正統派ヒーロー映画を期待される方には向きません。
もちろんバットマン映画ですから、そういう健全なヒーローを期待されていない方の方が多いと思いますが、それらの方の予想も大きく裏切ります。
まったく考えられない結末が、長尺2時間30分あまりの果てに待っているのです。
しかし作品の完成度はずば抜けたものがあり。
シリーズ最高傑作の声もダテじゃありませんhappy01

もうこれは既に、ヒーローストーリーの枠を超えてしまっている。
人間の倫理観、善悪の狭間で揺れ動く儚い心理にメスを入れる、ある種の寓話と化しているのです。


例によって今回も、「ネヴュラ」では作品のネタバレを一切行わない姿勢です。
ほとんどが私の印象のみで展開します。あくまで個人の主観ですからその点はご了承下さい。

今回の「ダークナイト」、私は早くからバットマンの宿敵「ジョーカー」の登場を知っていましたから、予想は自然とある方向を向いていました。
「ティム・バートン版との差別化は?」
皆さんもご存知の通り、バットマン対ジョーカーのストーリーラインはかつて「バットマン」(1989年 ティム・バートン監督)により実践されています。当時の「バットマン」人気は物凄く、この作品をリアルタイムで劇場鑑賞した私は、独特の金属質の味わい、どこか主軸から外れたバートンの演出に心酔していました。
そのバートンの嗜好は続篇「バットマン・リターンズ」(1992年)でさらにエスカレート、彼の手によりゴッサム・シティーは、心と体を病んだフリークスが闊歩する魔都と化したのです。
その後、ロビン・バットガールなど仲間を増やし、あまつさえシュワちゃんまで巻き込んで正統派ヒーローへの道を模索するバットマンでしたが、バートン版のダークな魅力を上回る世界を築く事は出来なかったように思います。

Photo_3そのバット・ワールドに一石を投じたのが、今回「ダークナイト」を手掛けたクリストファー・ノーラン監督。
彼が持つ独特の哲学は、バットマンをして「謎の蝙蝠男」から「コスプレに身を包んだ非合法自警団」へ変貌させました。
前作「バットマンビギンズ」ではその誕生が描かれ、それまでの作品に無かったリアルな敵役、おふざけを一切廃したアクションなどでバット・ムービーの新時代を開いたのです。
「ビギンズ」が公開された2005年夏。私はこの作品と同時期に「スター・ウォーズエピソード3 シスの復讐」(ジョージ・ルーカス監督)「宇宙戦争」(スティーブン・スピルバーグ監督)を劇場鑑賞しましたが、「ビギンズ」のあまりの面白さに、ルーカス・スピルバーグ老いたりとの感を強く覚えた記憶があります。


そのノーラン監督が、バートンと同じキャラをどう使いこなすのか。
私のダーク・ヒーロー観を一新した前作の雰囲気が、どう進化しているのか。
この一種ミーハー的な興味をまるであざ笑うかのように、「ダークナイト」は極めて辛口のノワール作品としてその姿を現したのでした。

(表現がものすごく大げさになってますねcoldsweats01それくらいの衝撃度だったのです。)

さて。多くの謎や二転三転する内容の為、特に今回のストーリーはお話できませんが、作品の味わい、印象だけを考えてみますと。
主役バットマンをはじめ悪役ジョーカーや配下に至るまで、キャラクターにフリーキーな愛情を感じるバートン版に対し、ノーラン版は冷徹なまでにキャラを突き放した視点が印象に残ります。
監督の資質で言えば、テリー・ギリアムとスタンリー・キューブリックの差に近いような。


Photo_4バートン版バットマンは、バットマンやジョーカーが居る世界を意識してドラマの舞台、ゴッサム・シティーが存在していました。
ほの暗い路地裏から、いつ悪趣味な道化師や蝙蝠男が姿を現しても不思議ではない世界観が築かれていたのです。
しかしノーラン版のゴッサム・シティーはフリーキーな存在を許さない。


バットマンやジョーカーは異端者としての烙印を押され、どんなに正義感に燃えようが警察の追及から逃れられない。
そこにはヒーローや敵役への特別視はありません。
確かにゴードン警部補は協力者ではありますが、警察内部では彼の協力姿勢を快く思っていない。ゴードン氏もリスクを背負っている訳で。

ノーラン版では、都市はあくまで市民の良識によって支えられる「リアルな生活の場」。ヒーローやフリークスなど居てはならない世界なのです。


市民生活がリアルに描かれるから、バットマン等「異端者」同士の戦いは当然、リアルな描写を逃れられない。
そのアクションはさながら刑事ドラマ並みのリアリズムを見せ、ズボンの中から超ロングバレルの拳銃を取り出すようなブラックジョークも無ければ、バットウィングが月影の前にバットマークを描くようなお遊びも成立しない。
肉体のきしみ、怪我の痛みが極めて観客に伝わりやすい描写が貫かれているのです。


社会から追われ、闇の世界に生きる異端者たちの世界は、ノーラン版の前作「バットマンビギンズ」でも充分に描かれ、そこが私の琴線に触れたのですが、今回の新作「ダークナイト」を見て、実はノーラン、前作はかなり手加減していたように感じました。
改めて唖然とした私。
「今回はそんな所まで踏み込むの?これじゃヒーロードラマから逸脱してるじゃん。」

Photo_5とはいえ。冷徹、手加減と言い切ってしまっては、あまりにもノーラン・タッチの一面的な見方にすぎません。
なぜ前作「バットマンビギンズ」を手加減と思ってしまったのか。
頭の無い私は自分の守備範囲でしか物事を語れませんので、なにとぞご勘弁いただきたいのですがcoldsweats01

ノーラン版の二作「バットマンビギンズ」と「ダークナイト」のテイストの違いを乱暴に言えば、「ガメラ 大怪獣空中決戦」(1995年)と「ガメラ3 邪神覚醒」(1999年)の関係に近いような気がします。
皆さんよくご存知の平成ガメラシリーズ。共に大映・金子修介監督の作品ですが、昭和ガメラや東宝怪獣映画の雰囲気を色濃く残し、ある種愚直なまでに「怪獣映画のお約束」を守り抜いた「大怪獣空中決戦」に対し、「邪神覚醒」では怪獣災害のリアリティーを重視し、あえてお約束を一切廃した制作姿勢が話題になりましたね。
「邪神覚醒」公開当時も、「ここまでやっていいのか?」「いや。リアルに怪獣を描けばこうなる」などの意見が飛び交いオタク界では賛否両論。私も積極的に議論に参加しました。
今回、「ダークナイト」鑑賞後の私も、この時と同じ感覚に見舞われたのです。
「ヒーロードラマとしては成立していない。でもバットムービーとしては魅力的。」
この相反する気持ち、お分かり頂けるでしょうか?


Photo_6私と同じく「ダークナイト」を既にご覧になった方、どんな印象を持たれましたか?
このお話って、全てのヒーロードラマ、特に和製ヒーローの崇拝者にはたまらなく辛い内容じゃありませんか?
「正義を遂行する事ってここまで痛みを伴うものなのか?こんな辛い犠牲を払わなければならないのか?」って思いませんでした?
「こんなお話見たくなかった。ここまで主人公を追い詰めなくても。虐げなくても。彼はヒーローなんだから」と思いませんでした?

私も熱心な和製ヒーロー崇拝者ですから、ヒーローは全ての人々の賞賛を受け、仲間の援護に全幅の信頼を置いて、正義の名の下に制裁を遂行する事が正道と思っているわけです。なのに・・・
これじゃ「鉄人タイガーセブン」じゃないのと。(これ以上は伏せますがcoldsweats01


これがノーランの視点。一般社会に現れたコスプレ蝙蝠自警団をまともに描けばこうなると。コミック版は未見なので語れませんが、映像作品でバットマンという『人間』をここまでリアルに描いた作品は無かったと思います。
前作「ビギンズ」では、まだバットマンはヒーローでした。復讐心と正義の間で揺れながらも、ラストバトルのヒーローぶりには充分カタルシスを感じる事が出来たのです。
「ダークナイト」にはそれがありません。確かに新兵器・バットポッドのアクションなどは出色の出来ですが、登場人物たちが抱える深い心の闇、力や正義感だけではどうにもならない葛藤がそれらを上回っているのです。
私たちの現代社会にも通じる「正義の限界」みたいなものが。


その葛藤を象徴する存在が、「主役」ヒース・レジャー演じる「ジョーカー」。
おそらくノーラン監督はこのキャラクターに、人間誰しも持つ「心の闇」を凝縮させたのでしょう。
ジャック・ネイピアという前身を持ち、バットマンとの戦いにより悪の道化師へと変貌を遂げるバートン版のジョーカーに対し、今作「ダークナイト」のジョーカーは全てが謎の男です。
指紋もDNAも記録がなく、自らが語る素性も真偽の程は不明。その出目が分からない不気味さは、バートン版ジョーカーのフリーキーな恐ろしさとは一線を画しています。
ノーランはあえてこの男の素性を謎にする事で、彼を「人間ならざる者=悪そのもの」という、つかみどころの無い存在に押し上げる事に成功したのです。


Photo_7劇中で彼が語る哲学、行動原理の前には、バットマンならずとも全てのヒーローが立ち尽くすしかありません。
まさに彼は「悪の切り札」。

要は『倫理のリミッターが外れてしまっている』とでも言えば良いんでしょうか。
その原理を持ち出されては、おざなりの正義では対抗のしようがないのです。

そしてジョーカーを追い詰めながら、彼の言葉から耳を逸らせないバットマン。
彼の前に佇むその男は、果たして倒すべき敵なのか。
それとも、真実の語り部なのか。
正義のアイデンティティーをゆるがすその存在は、危険な悪の香りを充満させながら、今夜もゴッサム・シティーの闇を暗躍するのです。


まるでジョーカー賞賛のようなお話になっちゃいましたねcoldsweats01
すべてのヒーロードラマの定石に、悪が魅力的なほど主人公が引き立つというものがあります。ですから今作も・・・
と言いたい所ですが、残念ながら今作はその定石までも無視。
今作のバットマンは、悪への対抗手段を恐怖や力に求めたその哲学を、粉々に撃ち砕かれてしまいます。『悪とは、そんなレベルで語れるほど浅いものじゃない』という事を思い知らされるのです。
それでも戦い続けるしかないバットマン。いや、ブルース・ウェイン。
そんな一人の男の孤独な生きざまに、私などはたまらない魅力を感じます。
やっぱり男は傷の一つも持ってなきゃhappy01


ともあれ。冒頭に感じた「一筋縄では行かない」という印象の上の上を行く問題作として、「ダークナイト」は私の中に大きな位置を占めました。
おそらく今作は、これから作られる全てのヒーロードラマの前に、避けて通れぬ強力なアンチテーゼとして立ち塞がる事でしょう。
良くも悪くも、それがヒーローの一つの切り口でもあるのですから。


この作品は、ファミリー・ムービーやデート・ムービーでもありません。
お子さんや彼氏・彼女とのご鑑賞はちょっとおすすめ出来ないかも。

ご覧いただくのはいっこうに構いませんが、鑑賞後、お相手との会話が弾まなくなる可能性大です。
ヒーローに憧れが強ければ強いほど、その無力感に愕然となるでしょう。
真夏に極上の寂寥感、孤独感を覚えたい貴方にこそ、おすすめしたい一作です。



最後に。鑑賞後、私は劇場グッズを買い込みに売店へ向かったのですが、これがパンフ以外に魅力的なグッズが無い。
確かに今作の作風から言って、盛大にヒーローグッズを売る事も出来ませんし。
泣く泣くパンフだけで退散しました。期待しただけにちょっと寂しい。
まー作品の満足感だけで、おなかは一杯ですがhappy01happy01happy01

2008年8月 6日 (水)

口が裂けるほど笑わせて

Photo_2
待ちに待ったバットサマー。新作「ダークナイト」公開まであと4日。
前作「バットマン・ビギンズ」のあまりの面白さにひっくり返った私は
続投のクリストファー・ノーラン監督に期待大ですhappy01

主演のクリスチャン・ベールも、歴代バットマンでは最も好みのタイプlovely

たぶんまた、初日鑑賞に臨むでしょうpunch
劇場グッズ予算も立てておかなきゃmoneybagmoneybagmoneybag
たぶんまた買いまくり。この夏の散財はシャレになりませんcrying

2008年8月 5日 (火)

青い海に映える影

待ちに待った逸品がようやく到着。実際は今月1日に届いていたのですが。
諸事情により、紹介がちょっと遅れてしまいました。
6月の頭に予約後、ほぼ2ヶ月待ち。時々お店のサイトを覗いてはため息をつき。
予約だけでSOLDOUTが出たときは、本当に届くのか心配も募るばかり。
ですから実際に手にした時の喜びは例えようもなくhappy01

Photo_8これです。
フューチャーモデルズのEX合金
「マイティジャック 万能戦艦マイティ号」。

まさかこのアイテムの合金モデルが
発売されるとは!
コナミのミニモデルが出た時も驚きましたが、
今回はそれ以上の衝撃。
アオシマのメーサー車と並び、私の中では
超一級のお宝ですhappy01happy01happy01


Photo_2 もったいぶらずにさっそく現物をご覧頂きましょう。
全長約30cmの大迫力。写真がヘタで申し訳ありませんがcoldsweats01
精密なディテール、ダイキャストモデル独特の質感、艶、カラーリング、どれをとっても私が夢見た憧れのMJモデルです。ややオーバースケール気味の筋彫りも良いアクセントとして好感度アップ。私は気になりませんでした。
本当はピブリダー、コンクルーダー、エキゾスカウト、ハイドロジェット、シプリーのミニモデルも付属しているんですが、まだ触ってもいませんcoldsweats01
それよりも何よりも、このマイティ号を愛でているだけでおなか一杯。
他のアイテムまで手が回らないというhappy01

もはや「ネヴュラ」読者の方々には説明の必要もない特撮テレビドラマ「マイティジャック」の主役にして万能戦艦、マイティ号。
全長235m・全幅150m・全高41m・重量2万8000t。
全高がウルトラマンより1mも上!かなりの大きさですねhappy01


成田亨氏デザインのメカニックは数々あれど、私のベスト1はこのマイティ号を置いて他にはありません。
私の中ではウルトラホークよりはるかに上ランクなんです。
「マイティジャック」という作品の魅力の大部分は、このマイティ号に代表される成田メカの攻防戦に寄る所が大きいと思います。
今見ても、それらメカニック戦の迫力はちょっと比べるものが無いほど。
「海底軍艦」(1963年東宝 本多猪四郎監督)の流れをくむ企画という定説は間違いないでしょうが、このスマートな成田デザインの巨大戦艦バトルは、無骨な「海底軍艦」とはまた違った魅力に溢れています。

あまりにこのアイテムに興奮してしまった私。
作品への私見は別の機会として、今日はこの合金マイティ号をじっくりご覧頂きたいと思いますhappy01

作品の露出が少ない為、その優美なデザインに比して、ウルトラメカに比べモデル化、商品化の機会が極端に少ない不遇なメカ、マイティ号。
それだけに今回の合金化はラッキーの一言。

おそらく今後、これを超えるアイテムは現れないだろうなんて気さえしてきます。
コナミのミニモデルだって、さほど再版されなかったような記憶が。
同じコナミのアイテム「謎の円盤UFO」はバージョン変えで再版されたのに。

Photo_3 非常に斬新にして「巨大戦艦」としての説得力を持つこのフォルム。
どこを取っても魅力に溢れていますが、なんといっても私が魅了されるのは、艦首前面からの仰角パースですねー。な、なんてかっこいいお姿lovely
この仰角を意識したデザインは「スター・ウォーズ」を10年先取りしたなんてよく言われましたね。
またこの角度が「宇宙戦艦ヤマト」にも影響を与えたなんて説もあったりして。
でもそれら名作に比べ、マイティ号の知名度はあまりにも低すぎる。
このマイナーぶりも、私のオタク魂を激しく刺激する一要素なんですがhappy01

Photo_4 艦橋部分のディテールも、ご覧の通り見事に再現されています。
実際の撮影用モデルは全て木製で、大きいものは3メートルサイズ、小さいものは10cm程度まで様々なものが作られたそうです。このディテールを木で再現するのはさぞ大変だったでしょうねー。
成田デザインに共通する、船体と艦橋の一体感も素晴らしいと思います。
何というか「壮麗さ」「優美さ」を感じるんですよね。

実際の戦艦が持つ無骨なディテールを一度咀嚼して、成田氏のフィルターを通して再構築したような個性と言うか。
怪獣に対しても嫌悪感を覚えるデザインを嫌った成田氏ですが、そのポリシーはメカデザインにも貫かれているようです。
そのフォルムに共通する清潔感は、東宝超兵器とは一線を画すものがありますね。このテイストが、1960年代の円谷作品中に流れる不思議な未来感の一端を担っているような気もします。

Photo_5 艦首と並んで大好きな、後方仰角。
イメージソング「MJの歌」中の「銀翼 風を切り」という歌詞にふさわしい、素晴らしいデザインの意匠ですね。

まさにこの水平尾翼こそ、マイティ号をマイティ号たらしめる最大の特徴。
この翼がなかったら、マイティ号は普通の戦艦に近いフォルムとなってしまいます。この「戦艦に翼を着ける」という発想はどこから来たものでしょうか。
番組が製作された1968年までに、実際の軍事世界で翼を持った戦艦が計画されていたのでしょうか?私には記憶がありません。
とすれば、やはりこの発想は成田氏のオリジナルという事になります。
大きさも角度も絶妙のこの翼。成田氏はこれまでの戦艦のイメージを、この翼で軽々と飛び越えて見せたのです。

写真でお分かりの通り、このモデルもその特徴を余す所なく再現していますね。たぶんこの水平尾翼、見栄えの良い微妙な角度と思うんですよ。
で、マイティ号と来ればあのシーン、と言われる程の発進シークエンスを盛り上げるファクターが、この翼にあるのです。
もうその先はお話するまでもないでしょう。どんなCGも叶わないあの迫力。
先日「パーフェクト・ストーム」をDVD鑑賞しましたが、あれをもってしても私の中ではマイティ号の発進シーンに叶わない。本物の迫力があるからです。
特に私は、この尾翼に波がかぶるカットが大好きなんですよ。
さらに、たたみかけるようなメインノズルの噴射!
ちょっとこもり気味の噴射音も絶妙!

撮影スピード20倍を誇る超高速度カメラ・モニター600によって捉えられた波しぶきはさながら水の芸術ですね。美しささえ覚えます。
あーちょっと興奮してしまいました。MJの魅力の全てが集約されたシーンなのでもー大変coldsweats01

「マイティジャック」は、巨額の予算を投入しながらその設定を活かしきれなかった作品。そんな後年の評価も、確かに頷けるものがあります。
しかしながらその評価の影に埋もれ忘れ去られてしまうには、このメカニックデザインはあまりに惜しい。
いつかこの設定、デザインを再構築した素晴らしい作品が生まれる事を願います。実際、樋口真嗣監督や庵野秀明監督も、MJに強いリスペクトを表明している事ですしhappy01

Photo_6 ちなみにこれが、以前発売されたコナミ製ミニモデルとのサイズ比較。
合金版はかなりの大きさである事がわかります。
いずれもオリジナルデザインの再現度は素晴らしいの一言。
ここまで見事な完成品が出ちゃうと、昔集めたイマイのプラモデルを作るモチベーションもほぼゼロにweep

Photo_7 今日のラストは、そんなイマイのキットを含めたウチのMJコレクションで。
再版キットやレコード、懐かしのLD程度で、大した物はありません。
でもこれだけ揃うと感慨もひとしおですね。
その決定版が、今回入手のEX合金である事は間違いないでしょう。

まさに夏にふさわしいコレクション。
遠い南のサンゴ礁、朝日が波に光る頃。
はるかに望む入道雲の彼方、私は銀翼の幻を見るのですhappy01

<追記>
文中の「マイティ号の撮影用モデルは全て木製」という記述について、
実際に現物プロップをご覧になった読者の方から
「2隻がブリキ製、1隻が木製」というご指摘がありました。
この場をお借りして訂正し、改めてご指摘に感謝致します。
ありがとうございましたhappy01

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2008年8月 4日 (月)

『知識欲』と『創造欲』

前回の「ウルトラ検定3級」、皆さん、問題をご覧になっていかがでしたか?
試された方もいらっしゃると思います。

まー本番から5日。あちこちで問題も漏洩happy01していたと思いますので、「遅いよオタクイーン」なんて笑われた方も多いかもしれませんねcoldsweats01

さて。今日となっては遠い昔ですが、検定当日の様子をちょっとお話しましょう。
本番を受検した私ですが。この3級問題、全問回答まで15分かかりました。
これは受検された方にしか分からないと思いますが、本番中、聞こえてくるのはまず、周りの受検者の声にならない唸り声happy01
まるで地鳴りのような低~い「う~ん」「ふ~っ」というシンキング・ボイスが私を取り囲んでいたのです。「変身」の野村浩三さんのうなり声より怖かったですねーshock

そしてさらにはっきり聞こえてきたのが、問題用紙をめくる音。
今回の検定、問題用紙の紙質が厚い関係で、ページをめくる音がかなり大きく響くんです。答えを迷っている様子が、ページの端をつまむ指の震えにまで表れるんですね。
ですから受検者の問題処理スピードを読むのに、このペーパーノイズは大きなデータとなったわけです。

ただその点、私はさほど焦りを感じませんでした。
おそらく私の回答ペースは、周りの受検者に遅れをとっていなかったと思います。
早けりゃいいってものでもありませんが、さほどストレスを感じずに進むことが出来るのは精神的余裕に繋がりますからね。

実際、Q1からQ35、「ウルトラマン」くらいまでの問題は、一部を除き快調なペースでした。たぶん一問につき二秒間も考えてないと思います。
おそらく、試された読者の皆さんも同じだったのではないでしょうか。
私もこの辺までは余裕の回答。「信号で『進め』の色は?」「日本の通貨の単位は?」くらいのレベルじゃんと。まーこの甘さが後で墓穴を掘るんですがcoldsweats01


で、この後がかなり不安でした。私は「セブン」「新マン」には暗く、おまけにまったくテキストも読んでいないという「丸腰状態」。
対策など何も行っていなかったのです。
ところが問題を解き進むうち、不思議な感覚に見舞われました。
「あれ?この感覚。これは昔、小学館の学習雑誌に掲載されていた『怪獣クイズ』の感覚じゃないの?」


1960~70年代に小学生時代を過ごされた方々はお分かりと思います。
当時、「小学一年生」から「六年生」あたりまでの月刊学習雑誌には、毎号のようにウルトラ関係の記事が連載されていました。
と同時に「きみはどこまで怪獣博士かな?」的なものしりクイズが、大なり小なりいつも掲載されていたのです。


ビデオなど記録メディアがない頃でしたから、私たちが怪獣に触れられる機会はそんな雑誌やソノシート程度。先を競って特集記事を読み漁り、周りの友達とクイズを解きあっていた私。自分達でクイズを作っていたことさえあります。
そんな怪獣漬けの毎日を送っていた子供達にとって、今回の検定の問題のほとんどは「よく出るネタ」。本編すべてを覚えていなくても、ある程度は知識として記憶に刻みこまれているのですhappy01


「あれっ?分かる。解ける。」これはうれしい誤算でした。本編の記憶ではなく、なんと「雑誌記事やクイズとして解いた記憶」がこんなところで役に立つとはhappy01
しかも皆さんもご存知の通り、感性がむき出しになっていた頃の知識って驚くほど正確ですよね。焼き付けられる強さが違うというか。それは義務として覚えた事じゃなく、興味として積極的に覚えたものだからでしょう。
もう忘れたくても忘れられないhappy01


たとえばQ43「宇宙人と連れてきた怪獣の組み合わせ」なんて、当時の学習誌でよくあった記事ですよね。
「セブンの敵は宇宙人で、悪い怪獣を連れてくるんだ」的な特集記事を読んだ記憶がまざまざと蘇ります。
さらに「宇宙人って、必ず怪獣の名前を連呼するよねー」なんて「声の記憶」が加われば鬼に金棒happy01 間違えようがありません。


確かにQ54「ウルトラセブン作品で一番多く監督を務めたのは誰?」など、子供の興味範囲外の問題もありますが、それらは1970年代末から80年代にかけ、ウルトラ作品再評価の波と共に巷に溢れた研究本、ファンコレなどから得た知識の賜物。
確かにこれは子供の頃の記憶ではありませんが、これだって今ほど研究データが出回るはるか昔の出来事。初めて知る作品の舞台裏に我を忘れて記事を読みふけったものです。
私達を魅了したウルトラ世界の裏に、幾多の天才たちの偉業があった事を知った興奮と感動が、記憶となって残っていたのでしょう。


「子供の頃」と「オタク覚醒期」の違いこそあれ、自分が刺激を受けた情報は、忘れたと思っていても折に触れ引き出されるという事を痛感しました。
義務で覚えた「知識」じゃなく、思い入れや興味と一体になった「記憶」だから強いですよーhappy01
私がペースを乱さず、全問を15分で解き終わった理由がお分かり頂けるでしょうか?

本番翌日。公式HPで発表された解答、解説を元に、自己採点をしてみました。
で、結局、全80問中、正解は75問。なんと5問も間違えてしまいましたweep
「大した事ないじゃん。大きな事言って」なんて皆さんの失笑が嵐のようにcrying
そーなんですよ。知識なき思い入れの結果なんてこんなもんですcoldsweats01
問題は落とした問題の中身です。「これだけはあってはならない間違い」がちょっとあって。個人的には納得いかないんですよねhappy01


私が間違えた問題は、次の5問です。
(問題文は単体で表記する為、オリジナル文を改変、補足を加えてあります)


Q3  光の国は地球から何光年離れていますか?
    正解③300万光年
    →私はカンで、②30万光年にしちゃいましたweep

Q19 円谷一監督と並び、ウルトラマンの最多本数を演出した監督名は?
    正解②野長瀬三摩地(監督)
    →なんと①飯島敏宏監督を選んでしまいcrying

Q46 ウルトラセブン第19話に登場した宮部博士の奥さんは?
    正解①グレイス
    →これは皆目見当がつかず。当てずっぽうで③のエミリーを。
      実写版「黄金バット」の高見エミリーちゃんが可愛くて好きなのでhappy01

Q74 怪獣に憑依されたことがある女性隊員は?
    正解④丘ユリ子
    →まったくわかりませんでした。だって女性隊員には興味ないもんhappy01
      宇宙人っぽい字面という事で、①のアマガイコノミにcoldsweats01


Q79 『ウルトラQ』~『帰ってきたウルトラマン』までの4つのシリーズすべてに
    出演している俳優は誰?

    正解③小林昭二さん
    →「新マン」が分からないんですよ。
      おまけに私、出演者への思い入れがほとんどないので見当もつかず。
      で、 以前ちょっとお仕事で繋がりがあった②渡辺文雄さんを。


・・・とまあ、こんな感じです。これが過去の記憶の弱い所ですね。
Q3はおそらく、「マン」放送中には決まっていなかった後付設定っぽいし。
(もし「マン」本編中に語られていたら、完全に私の見落としですがcoldsweats01 どこかで言ってましたっけ?)
新マンがアウェイの世界、および出演者や役名への興味がゼロという私の弱点が、Q46、Q74、Q79に出ています。
ですからこの4問は、間違えても悔いはありません。興味が無いんですから。


問題はQ19ですね。これはかなり痛いミスでした。
私にとって、こういうのは間違えちゃいけない知識なんですよ。

だって広い意味で同業者でしょ。失礼ですよ。監督作品を知らないなんて。
もし何かの間違いでお会いする機会があったら、「あの作品、見ました」なんてご挨拶も出来ない。これは非常にまずい事なんですよねcoldsweats01

私が同じ立場になったら、勘違いされて違うエピソードの感想を言われても返答に困ると思いますし。これだけはちょっと、反省の必要を感じましたcoldsweats01
確かに同じ事は出演者にも言えますが、同業ではない分興味も薄くてcoldsweats01


まーそんなこんなで、改めて自分に「ウルトラにおバカでしょう」と言いたくなるような惨たんたる結果でしたが、自分の弱点が浮き彫りになったという点では満足でした。
子供時代の自分が、どの時点でウルトラに見切りをつけたのかも分かりましたし。
それは問題を追ううちに伸びるシンキングタイムの時間に、よく表れていました。

結局「マン」リアルタイムデータまでは、劇中のファクターを日用品の名前レベルで分かるのに、「セブン」「新マン」に進むにつれ、私の中で専門知識度が増すという事なんですね。
いかに学習雑誌から得た知識であっても、知識の重要度に差が出るという事なのかもしれません。それは作品への興味の強さに比例している訳です。


と同時に、もう一つ思ったことが。
自分の中での『知識欲』と『創造欲』の割合についてですね。


と言うのは。今回の検定結果、ウルトラファンとしては確かにヒドいものでしたが、本番後一週間を経てもまだ「今度は弱点を克服して満点を」とか「さらに勉強して2級に挑戦」などという意欲がまったく湧かないんですよ。
一度はあの緊張感を味わっておくのも悪くありませんが、まーこんなもんでしょう程度の満足感なんですよね。(Q19を除いてはweep

「知識を競う事」への情熱があまり続かないと言うか。こう言っちゃうと負け惜しみみたいですが、最初からお祭り感覚、高成績を狙っていなかったですしhappy01
もともと記憶のみが頼り、改めて勉強も皆無の受検姿勢でしたしねー。
きっと読者の皆さんの方が、成績は私より良かったのでは?happy01


そういう意味で私は、作品のこまかいデータを覚えることに情熱を燃やす『知識欲』が無いのかもしれません。覚える才能が無いという方が正しいでしょうがcrying
ですからこの手の「知識のみ」の検定は弱いですねー。昔からそうです。
知識通の方には、私には無い才能に感服いたします。
これはまた、データを基に作品研究に励む『探求欲』とも違いますしね。
むしろ知識は、他のアプローチへの入口となる要素なのかもしれません。

作品へのアプローチの仕方はそれこそ星の数ほどありますし。
いずれも等価値である事に変わりはありません。


むしろ私はヒーロー作品に限らず、新たな設定とストーリーを持つ作品を作り出そうとする『創作欲』に情熱を燃やすところがありますね。無い頭を絞ってhappy01
光の国が地球から300万光年離れているという知識を覚えるより、その星の条件化で進化する生物の形態、能力を想像する方向へ発想が向くという。
その性癖は「ネヴュラ」でもたびたびお話し、皆さんに呆れられている通りです。
それは私のお仕事に関係しているところもありますが。昔から妄想癖が強い私にはピッタリのお仕事なのかもしれませんhappy01

そんな私が、ウルトラシリーズなど過去の名作をリスペクトする理由は、作品の優れた点をどう新作に活かすかという部分にあるような気がします。
時代の移り変わりと共にオリジナルがコピーされ、原像がぼやけていったヒーロー本来の魅力、素晴らしさを、初代「マン」に見ているのかも。

これもアプローチの一つの切り口。ウルトラシリーズはそんな切り口に値する作品という事です。
「進む道を迷ったら出発点に戻れ」。
過去の賢人の教えは、こんな所にも生きているんですねhappy01

と言って、ウルトラマンが好きだから新たなウルトラマンを作りたいとは決して思わないんですね。あくまであれは他人の偉業。
設定遊びは好きですし、いくらでも出来ますが、新シリーズを作るくらいなら自分は別の道を歩みたいと。それは私に宿った「ピープロ魂」ゆえかもしれませんhappy01


今回のウルトラ検定は、そんな私の『創作欲』を満足させてはくれませんでしたが、作品への情熱を計る一つの指針にはなったと思います。
この検定がレギュラー化して、新たなムーブメントが起きるといいですね。



ただ間違いなく、私のベクトルはウルトラ検定とは別の方向を向いています。
私が向く方向はいつもまだ見ぬ未来。X星人みたいですがhappy01
その『未来へのヒント』が、初代マンには潜んでいるような気が。
そう信じて毎度おバカな私見を綴る私を、また笑ってやって下さいhappy01 
  
 

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2008年8月 1日 (金)

バーチャル3級

・・・エアコンが効いてない。
いや。さっきからスタッフがしきりにスイッチを押しているのに、故障の様子。

最高気温35度。この部屋、本当に暑い。
たとえフルパワーで効かせても、この熱気は静められないでしょうが。
私の周りを取り囲むのは、タオルを首にかけた中年男性がほとんど。
メタボ率70%というところ。
チラホラと小学生や20代とおぼしき若者、女性の姿も見えます。
本番前、10時20分。廊下を息せき切って走る足音の主は荒々しく教室の引き戸を開けると、間に合った安堵のため息とともに、座り主を待っていた空席に腰を下ろしました。
たまらず、ドライバーでエアコンのスイッチ板を開くスタッフ。
応急処置OKのサインに教室の誰もが胸を撫で下ろしたのと同時に、スピーカーからアナウンスが流れてきました。


「ウルトラ検定、受験のご案内です・・・」

お待たせしました(待ってないって?)
既に色々な方々のブログでご報告されている、先月27日の「ウルトラ検定」。
「ネヴュラ」でもかねがねお話してきましたが、私も受験しました。
諸事情あって記事としては随分遅れましたが、今さらながら当日の模様などお話してみようと思います。

本番から5日も経ってますから、気持ちもちょっとクールダウン出来たしhappy01

お話は冒頭の場面より少しさかのぼります。
Photo_21当日朝。この日の為に一ヶ月間頑張って絞った体をおニューのシャツワンピで包み、意気揚々と出かけた会場。
この日も朝から気温はグングン上がっていたのですが、前日の7月26日より暑さは若干抑え気味だった様子で、ミニバイクには気持ち良い風が当たります。

これは幸先良いなーと会場へ無事到着。10時30分の本番に合わせ、余裕を見て10時に到着したんですが、意外にも受験者はほとんど集まっていません。
ちょっと早すぎましたcoldsweats01

でもさすが、この時間に早乗りしている方々は気合が違います。
例の「公式テキスト」と首っ引き。最後のチェックに余念が無いようです。
うーん。ウルトラ検定ってこれほど真剣なものだったのねー。
物見うさんに初心者用の3級だけを受ける不良受験者にとって、その真摯な姿勢には頭が下がります。と同時に、ちょっと引け目も感じたりして。
公式テキスト、買ってから一度開いただけで、後は放ったらかしだったんです。
一夜漬けもなーんにもしていません。前夜、寝る前にマニキュアを塗ったら、乾くまで何も触れなくなっちゃって。諦めて爆睡happy01


それにしてもこの教室、暑い。その理由が冒頭のお話という訳で。
やがて続々と受験者が集まってきました。多くは私と同年代の「ウルトラ第一世代」でしたが、前述の通り女性や若者、小学生のお子さんもいらっしゃいます。
お子さんに同伴された親御さんが廊下で待つ風景も、この検定ならではですね。


でも面白かったのはこの検定、名古屋会場ではグループ受験のメンバーがあまり見受けられなかった事で。皆さんひたすら孤独に勉強、仲間の存在なんか目もくれず、みたいな雰囲気がありありと。お互いに問題の出し合いっこみたいな光景もあるかと思ったんですが、いやー真剣ですねー皆さん。
遊びで来てるのは私くらいなのかなー。肩身が狭い。肩幅は広いですがhappy01

Photo_23さて。無事エアコンも直り、いよいよ本番。
検定前のアナウンスも本格的で、けっこう身も引き締まります。「不正行為や試験官の指示に従わない場合は直ちに退場」なんて、聞けば本当の入学試験みたいですが、ウルトラ検定で不正行為ってどーやるの?そもそも、そこまでして点を取ろうとする人の気持ちがすごいなとhappy01



問題が配られました。結構ちゃんとした印刷物です。
単色のコピー用紙に問題文だけ、なんてレベルと思っていた私は、改めてこの検定にイベント性を感じて驚喜。やっぱりお祭りですよこれはhappy01happy01happy01


前述の通り、私が受けたのは初心者用の3級。
そもそも私、ウルトラに関してはさほど知識を持ち合わせていません。
いつも識者の方々には呆れられる無知ぶりで。

ですから別に、今回も大した成績を期待していなかったんです。
「あー3級だったらこんな問題が出るんだー」みたいな感じで、検定の雰囲気を楽しむのが目的でした。


さて。他の受験者の皆さんもブログなどで紹介されていますが、ここで「ネヴュラ」でもウルトラ検定3級・全80問をご覧頂きましょう。ちょっと遅いですがcoldsweats01

写真は試験問題を直接撮影したもの。
あい変らず下手で、古い写真みたいになっちゃってますがcoldsweats01
暗くて読みにくいので、雰囲気だけでもお楽しみ頂ければと。
ちなみにクリックで大きくなります。
「読めないよー」と思われるのもごもっとも。無理しないで下さいね。
試験時間は70分。記憶力と視力に自信ある方はお試し下さいhappy01
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Photo_9  Photo_10 Photo_11 Photo_12 Photo_13 Photo_14 Photo_16 Photo_17  Photo_18 Photo_19 Photo_26

はい。お疲れさまでしたhappy01 いかがでしたか?

ちなみに正解と解説は、こちらのサイトでご覧になれます。
ウルトラ検定公式HP http://ultra-kentei.jp
 
挑戦された方は、一度自己採点してみて下さい。

さて。こんな写真状態にも関わらず挑戦された方はお疲れでしょうから、今回はここまでにしましょう。
ちなみに私の結果や本番終了後の思いは、また次回に。

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