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2008年7月12日 (土)

キャビンは郷愁を乗せて

ちょっとハードワークだったので、先ほどまで寝ていまして。
不思議な夢を見ました。
他人の夢のお話ほど退屈なものもありませんがcoldsweats01
すぐ終わりますのでお許し下さい。

夢の中は真夜中。土砂降りの雨でした。
理由もわからず、地方の山中で一人取り残された私は、とにかく帰宅すべく、雨の中タクシーを探していました。

でも、たった1メートル先さえかすんで見えないほど降りしきる雨。
道でタクシーを拾うのを諦め、当てずっぽうでタクシー乗り場を探しながら、私はウロウロとさまよっておりました。
とそこへ、タクシー灯を輝かせた、小さな車の影が。

雨に負けそうになりながら健気に道を走ってくるのは、小さな三輪トラック。
一台のダイハツミゼットでした。

今どき、ミゼットのタクシーなんて。
後期の密閉キャビン型。「ALWAYS」仕様です。
街頭も無い深夜の道なのに、なぜかツヤツヤのミディアムブルーである事が分かりました。どうやら空車の様子です。
タクシーと出会えた幸運に加え、ミゼットなんて珍しさも手伝って、私はすぐに手を上げました。

思ったよりも広い車内。
後部の荷台は屋根が付いて、客席に改造されていました。

申し訳程度にしつらえられたシートに腰を下ろした私は、安堵感と珍車への好奇心で、まるで子供のようにはしゃいでいました。
郵便局員さんのような制服をまとったドライバーさんに行き先を尋ねられ、なぜか今の住まいではなく、家族と暮らした実家の住所を告げる私。
理由は分かりません。ミゼットがそうさせたのかもしれません。

人なつっこく話上手なドライバーさんのおかげで、車中の時間はあっという間に過ぎていきました。
私は真夜中に乗ったはずなのに、いつの間にか夕方になっているのでした。
雨も止み、きれいな夕日が町をオレンジ色に染め上げています。

夢なので、時間経過がおかしいんですねcoldsweats01

キャビンの窓越しに見る景色はとても美しく、独特の風情がありました。
「そうそう。こんな感じ。子供の頃によく見た夕方の雰囲気だわー。」
「あたしの車に乗るお客さんは、いつもそうやって喜んで下さるんですよ。この窓の角度と大きさが良いらしいんですが、あたしはよくわかりません。」
ゆったり話すドライバーさんの声を心地よく聞く私は、ある事に気がつきました。
私が感じていた懐かしさには、理由があったのです。

いつの間にか。窓越しに見る車外は、あの頃、私が子供時代を過ごした昭和40年代の街並みになっていたのでした。
見慣れたデパート、活気溢れる商店街、賑わう映画館、走り回る子供たち。
ハブリカやスバル、フロンテと並んで車道を我が物顔に走る市電・・・
今はもう無くなってしまった懐かしい風景が、キャビンの窓を通じて広がっていたのです。

夕日に照らされる私の町。そうか。行き先を実家と告げたのは、この風景を見たかったからなのかもしれないなー。
ふと見れば、夕日に照らされるドライバーさんの横顔にも、どこか見覚えがありました。誰なんだろう?でもそこまでは分かりません。
夢なんですから、そんなにうまく割り切れませんねhappy01

テレビ屋の悪い癖で。この夢のラストカットは、夕日に向かって走り去るタクシーを歩道側から捉えた大ロングPANでした。夢のわりには夢のないカットでcoldsweats01

たったこれだけ。印象だけのような夢です。
何のオチもヒネリもありませんが、見たままを正直にお話しました。
やっぱりつまらなかったですね。ごめんなさいcoldsweats01

私はこういう郷愁的な夢をめったに見ません。
ですからこの夢から醒めた時、本当に不思議な感覚に捉われました。

つらつらと考えてみれば。実家のすぐ近くには両親が眠る墓地があります。
お盆まであと一ヶ月。
ひょっとしてこの夢は、両親からのメッセージだったのかもしれませんね。
家族全員で元気に暮らしていたあの頃を、思い出して欲しかったのかも。

今年のお盆参りは、ちょっとお花を奮発してみようかななんて思っていますhappy01

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コメント

暑くなってきましたがお元気ですか?
先月ポ−トメッセ名古屋でノスタルジックカ−ショ−というのがありまして行ってきたました。ハコスカやロ−ドスターなんかに混じって三丁目の夕日にでてきたのと同じミゼットがありました。
でそのとなりに見事に復元された新品のミゼットが!でも日本に5台しかない貴重なものということです。
実際に販売していました。値段を忘れてたしまったのですが軽自動車より高かった覚えがあります。
つい先日も南区で同型ではないですがオ−ト三輪を見かけました。一人乗り用です。
まだあるんだと驚きました。

 私もそんな夢を見てみたいです。ブログでは懐かしいものをいろいろと探しているのに、そういう夢は見たことがないもので‥‥。

 今日、用があって2年ぶりに前の職場の学校に行きました。そこでは9年間働いていたのですが、その間は町にほとんど変化が無かったのに、この2年間では大きく変わっていました。
まず、やたらとたくさんあった歩道橋が全て撤去されていてビックリ! 「交通戦争」と呼ばれていた昭和40~50年代に、町から選出された区議会議員さんだかが交通安全のために架けたものだったらしいのですが、最近のバリアフリーの観点から、歩道が狭くて車いすが通れないと批判の対象になっていたものです。
それから、大通りに面してあった薬屋さんが無くなって、広い庭のお家になっていました。他にも、数件の古いアパートが駐車場になっていたり。あまりの急激な変化に驚きました。

 考えてみると、9年間というのは長いですネ。私が幼稚園の年長から中学生までを過ごした家に住んでいたのは10年です。濃厚な思い出が詰まっている時期とほぼ同じ年数を過ごしていたハズなのに、あっさりした記憶しか無いものなんですネ。私が年をとったからでしょうか。
 現在住んでいるマンションも、既に10年が経ちました。息子たちは濃密な思い出を残しているのかなぁ‥‥。

 私の場合は、記憶の中では美化されてしまっている40年代の町並み。でも、もう一度その中に立ってみたいです。

 その夢の中では、ご両親との再会は叶わなかったのでしょうか。旧盆まではたしかにあと1ヶ月ですが、もう新盆ですので、ご両親から早く会いたいというメッセージなのかもしれませんネ。

しすけ様 先日は公演にお邪魔できず、申し訳ありませんでした。 
ここへ来て、本当に暑い日々が続きますね。
私はとりあえず元気ですがhappy01 しすけさんも体調等、お気をつけ下さい。

まさかミゼットが復元されているとは!
私もポートメッセに行けば良かったとcoldsweats01
でも日本に5台、しかも軽自動車より高い値段では、とても手が出ませんねcrying

でもそれよりビックリは、目撃された南区のオート三輪ですねeye
まだ走っているのは驚異ですが、一人乗り用なんて可愛かったでしょうね。
私はそういう車が大好きで、一度は乗ってみたいと思っています。
そんな願望が、記事で書いた夢に表れたのかもしれませんねhappy01

MIYUKIさま、こんにちは。
先週はお忙しかったんですね、お疲れさまです。
今日が良い休日でありますように・・。

私もよく、つじつまの合わない不思議な夢を見ます。
過去と現在、いろいろな場所がごちゃ混ぜになったような。
一番多いのは、やはり子供の頃に住んでいた家のこと。
今現在の私がなぜか昔の自宅に帰宅して、
随分前に亡くなった父が当たり前の様にそこにいて。
でも不思議なことに、夢の中ではおかしなシチュエーションとは
ぜんぜん思わないんです。目が覚めてから、あれって思ったりして。
夢の世界で懐かしい人や、場所に行けたりすると癒されますね。

自由人大佐様 この夢は、記事に書いた所までで終わってましてhappy01
私の性格を表していますね。本当に無責任な夢です。
両親との再会は果たせませんでしたが、家族全員で暮らしていた頃の懐かしい気分に浸れましたhappy01

私が実家で暮らしていたのは20年ほどでしたが、やはり多感な時期を過ごしていただけあって、数え切れないほどの思い出があります。
父が逝き、追うように母が逝った後、まさか自分が実家を引き払うとは思ってもいませんでした。
以前にも記事に書きましたが、家財道具一切を処分した部屋はがらんとしたもので。
家具などを置いた日焼け跡がくっきりと残った壁などを見るにつけ、実家を失う悲しさを感じたものです。

先日、たまたま実家の近くを通ったんですが、やはり大佐さんと同じように、実家界隈が随分様変わりしていた事に驚きました。
引き払ってたった一年半ですが、時は流れているんですね。
でも不思議な事に、ちょっとした路地裏などには、幼稚園に通っていた頃からまだ変わらない風景が広がっていたりして。
そういう風景に出会うと、まるで自分がタイムスリップしたような不思議な感覚に捉われますhappy01

大佐さんのお子さん達も、独立した後、きっと今のお宅を懐かしく思い出される事でしょう。
記憶は美化されるから良いのかもしれません。
現実は平凡な日々であったとしても、人は記憶を美しく彩る事で、明日への活力を培えるのですからhappy01

もう新盆でしたね。ちょっと早いお盆参りを予定してみましょうかhappy01

hikari様 まー忙しいとはいえ、大した事はありません。
それなりに何とかなっちゃいますからhappy01

おっしゃる通り夢って、後で思い出してみるとつじつまが合いませんよね。
でも見ている時には、まったく不思議に思いません。
私はそういう夢をあまり見ないので、親などが突然登場する夢を見ると、「会いたいのかなあ」なんて思いに捉われます。
hikariさんも、やっぱりお父さまの夢などご覧になるんですね。
優しいhikariさんの事ですから、きっといつもお父さまの事を思いやられているんでしょうね。私なんか本当に親不孝でcoldsweats01

きっと今回の私の夢は、両親からのお小言でしょう。
「暑いから、たまにはお墓に水でもかけに来い」なんてhappy01

オタクィーンさま、こんばんわ。今回の夢の話とってもよかったです。なつかしさが伝わってジーンときました。夢といえば、自分も前におもしろい夢を何日もみたときがあったのですが、起きるとほんの数秒で忘れてしまい、どうしても思い出せませんでした。そこで枕元にメモを用意して、目を覚ましたらすぐメモしました。すると次の日はそこの続きから夢が始まりました。(本当です)
話が変わりますが、オタクィーンさまの夢の中のタクシーの運転手さんも、夢の中では知っている人だったのかもしれませんね・・・メモ作戦でしたらそのひとを思い出せるかも・・・なんちゃって。

追伸:宇宙船買いました♪オタクィーンさまの入選された企画書(一部?)拝見しました。すごいアイデアですね。映像化されちゃたりなんかしちゃったりしてぇもしかして・・・
(広川太一郎風)

のん様 返事が遅れ、申し訳ありませんでしたcoldsweats01
いやー私も、覚えている夢というのはほとんどないんですよ。
ですからこの日の夢は、そうとう印象に残っていたという事になります。
私は朝起きると同時にテレビを点けるので、テレビの映像情報が夢の記憶を消してしまうんでしょうね。
点けなきゃいいのになんて反省する事もありますcoldsweats01

メモ作戦、良いですねーhappy01
私もメモしていたら、ドライバーさんの顔を思い出したかもしれません。
今度試してみます。私も夢の続きが見られるかな?happy01

「宇宙船」誌に掲載された拙企画書は、全体のほんの一部です。
なんとご購入頂いたんですね。ありがとうございます。
おバカな企画でお恥ずかしい限り。次の応募も頑張りますhappy01

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