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2008年7月 3日 (木)

ほんの少しだけ前へ

えー。足が地に着かない状況から、やっと目がさめまして
『宇宙船映像倶楽部』入選を知ってから、はや2日。
お祝いコメントを下さったお仲間の皆様、本当にありがとうございました。



その顛末は、こちらをご覧下さい。
7月1日(火)「奇跡の『入部』」

http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2008/07/post_dbaa.html

でも興奮から醒めて、はたと気づきまして。
実際に『宇宙船』をご覧になった方はお分かりと思いますが、別に私の作品は『採用』された訳じゃないんですよね。
「こんな応募作品もあった」的な位置づけで。今さらですが
という事は。別に拙作をネタにして作品化という流れはあり得ないわけで。
『選ばれたものの、その他大勢』という事なんですよ
いやー小心者ゆえ、掲載のサプライズに舞い上がってしまって、肝心の「作品化」という部分には全然気が行ってませんでした。いつもながらおバカな私

しかも。入選の段階で、拙作の著作権は宇宙船編集部に帰属するので、ここで勝手に作品の内容をお話する訳にもいかず。
これも募集の段階で明記されていた事なので、まったく異論はございません。
私が悪うございました

そんな事情もあり、前回のお話で予告した「この話題の詳細」」については、考えてみますと何もお話できないことに気がつきました。
企画発想の経緯などをお話すればとも思ったのですが、どうしても内容に触れてしまう為、やっぱり中途半端な語り口にならざるをえないと。
奥歯に物が挟まったような言い回しになるのは目に見えていますし。
私には、そんなお話を上手にできる才能はありません。
ですから心苦しいですが、前回の予告は撤回させてください。
今さらながら本当にごめんなさい

その代わりと言ってはなんですが、出来の悪い拙作などさっぱり忘れて
特撮界の歴史に残るであろう、今回の募集結果への思いをつらつらとお話してみようと思います。



今回の結果発表では、色々、新しい収穫がありました。
中でも大きかった事は、ほんの一部ながら、誌面にて私以外の入選者、入選までもう一歩の方々の作品を拝見できた事です。

やっぱり「新しい特撮ヒーロー」というオーダーは、特撮ジャンルに心酔する人々の琴線に触れるものなんですね。また、応募者のヒーロー感、理想のヒーロー像が如実に反映されると思いました。


掲載作品一つ一つについて語るのは避けますが、言えるのは全てに於いて『個性的』であった事ですね。一つとして同傾向の作品が無い。
確かに、総括文で雨宮部長ご本人も『既存の物といかに違うネタで勝負してきたかという点で選んだ』とおっしゃっていますから、それもむべなるかなという所で。

やはり私にも好みがありますから、中には賛同できないデザインや受けつけにくいプロットなどもありました。
ただ、以前から私もさんざんお話して来ましたが、袋小路に入った感もある現在の特撮ヒーローのイメージを打破する新企画には、それくらいの個性が必要なのです。

それは私もよく理解できます。
正直、「好みは分かれるだろうけど凄い!この発想は無かった!!さすが!!!」と、素直にその発想に敬服できる作品も多くあった事は事実ですし。

そりゃーそれらの作品に比べれば、拙作なんてまだまだ先入感の塊、既存作品からまったく脱却できていない愚作です

実現に向けて動き出した吉永巧様の『ホンノバケモノ』と並行して、今回もプロット案とキャラクターデザインについては募集されるそうですから、まだまだ雨宮部長は眠れる傑作の発掘を目指しているのでしょう。
これも大変すばらしい事ですね。

こうした募集を通じて、沢山の発想や作品が切磋琢磨することにより、せめぎあう才能が露となって名作に結実するわけですから。


ただ唯一、危惧される点があるとすれば。
今回の入選作が一つのテストパターン、「合格傾向作品化」してしまわないかという事です。要は、『宇宙船映像倶楽部はこの手の作品を好む』という、ある意味での『傾向と対策』が出来てしまう事への危惧ですね。
確かにプレゼンの基本である書式や見せ方、自作を分かりやすくアピールする手腕などは、今後も受け継がれていってもらいたいとは思います。
ただ作品の内容まで傾向化してしまう事は、自らが首を絞める結果になるのかも。
発想の偏り、しいては貧困化に繋がるように思うのです。
そうなっちゃうと、今回のような発想のバラエティーは生まれて来ない。
ここが難しい所ですね。
まーこんな事は、雨宮部長はじめ編集部の皆さんも充分にお考えでしょうから、おバカな私の杞憂に過ぎないとは思います。

これまで見たことのない特撮ヒーローの誕生。
それは読者の皆さんと同じく、私も切望する大きな願いなのです。
新発想を実現化させる一助となるかもしれないこうした雑誌企画が、新たな才能を開花させる大きなムーブメントとなる事を期待したいものです。



さてさて。私の下らない感想はこれくらいにして。
実はちょっと、予期せぬ出来事がありまして。
前回の拙記事に、件の宇宙船映像倶楽部の部員さんからコメントを頂きました。
数行のコメントでしたが、入選に浮かれてないで次回募集も挑戦すべきという趣旨の、ありがたい激が込められておりました。

いやーその通り。前述の通り、今回の拙作はあくまで「その他大勢」ですから。
採用されなければ何も始まらないわけです。激を入れられるのもごもっとも。

ようやく目が覚めました。部員さん、ありがとうございました



そんなわけで、ここでまた発表を。
『宇宙船映像倶楽部』第二回プロット募集、私は挑戦します
こういうのは考えて考えて、出して出して出し尽くすもの。
そんな人生の一時があってもいいんじゃないかと



「まーた。オタクイーン、前回の企画案で頭カラッポって言ってたぢゃないの」
皆さん、きっとそう思われる事でしょう。
でも。企画提出後考えてみますと、前回盛り込めなかった事って結構あるんですよ。あーすればよかった、こーすればよかったなんて部分も、出してみて初めて気がつくものなんですよね。
それに固執するかどうかはまた別問題ですが、愚作ながら企画を考え通す事によって、確実に私の中に一つのスキルが生まれたような気がします。
今回の再度挑戦は、そのスキルを試すまたとない機会でもあるのです。
自分の発想にこだわる。こだわった企画を貫き通す。
これが大事。お仕事だって同じですよね

(偉そうになんて思われないよう。自分に言い聞かせているんです。)


今回の応募締め切りは7月31日(木)。
今日の段階で、すでに締め切りまで一ヶ月を切っています。
時間がありません。


でも企画作成の現場では、こういうのはよくある事。
「一晩で企画書をデッチ上げろ!」なんて命令も、日常茶飯事です。
もちろん応募作品の採用基準は、今回入選の事実などまったく関係ありませんから、私も一読者の立ち位置で事に挑みます。
むしろその方が好都合。モチベーションも上がりますし
次に選ばれるかどうかは企画次第、まだ誰にも分からない。
いいですねーこういうの。まさに至福の一時。充実の夏になりそうです


で。ここからはちょっとした呼びかけ、私の我儘な思いなんですが。
「ネヴュラ」をご覧の読者の方々、おつき合い頂くお仲間の方々。
皆さんも一度、今回の募集に応募されてはいかがですか?


いや、「ネヴュラ」で応募作を取りまとめるとか、皆さんの発想を私が企画化するとか、別にそういう大それた事じゃないんです。
第一そんな実力、私にはありませんし
皆さん個々で、『宇宙船映像倶楽部』へヒーロー企画を送られてはと思いまして。


これまでにも私の呼びかけに応じて下さり、貴重なご意見を下さった皆さんの熱い思いを、「ネヴュラ」のごとき場末の拙ブログにくすぶらせておくのは勿体無いような気がするんですよ。
私ごときの発想でも何とか引っかかったんですから、皆さんならきっと、もっと凄い発想が浮かぶんじゃないかと思います。決してお世辞ではありません。
それに何よりもお仲間同士が頑張っている事で、お互いのモチベーションアップに繋がるような気もします。
入選作をお仲間が総ナメなんて事だって、決して夢じゃありませんし


それよりもなによりも。
皆さんと一緒に、新時代のヒーローを作り出したいんですよ


『宇宙船映像倶楽部』って、要はそういう事なんじゃないかと思います。
現状に不満を覚えているなら、自分で考えてみる。

新ヒーローの創出がいかに難しいか。それを痛感する事だって重要なんです。
そういう経験を経れば、今のヒーローを見る目だって変わってくるてしょう。
「つまらない」「自分の見たい物と違う」なんて文句だけ言っているより、その方がはるかに建設的と思いませんか?
名ヒーローを作り出した先人たちも、その苦しみに耐えてきたんですから



私は今回の応募で、これまでのファンの立場から、ほんの少しだけ前へ出られたような気がします。発想・企画のモチベーションという意味で。
でも、企画は形にならなければただの紙くず。
思いを形にするべく、次の挑戦でもう少し前へ。
おバカな私ゆえ歩幅は狭いですが、それでも前進したいです。
何よりそれが、明日の新ヒーローに繋がると信じていますから


無知ゆえ、またまた勝手な事ばかり申し上げました。
なにとぞご立腹なさらぬよう

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宇宙船映像倶楽部」カテゴリの記事

コメント

がんばっておられるようですね。
創作脳というのは、同じ捻出のルーティンを続けると
鍛えられてスキルがUPする方向性もあるようですから
企画、連続して頑張ってみられるのは良いことかもしれませんです。
えっと……以前お願いしておりましたうちの企画ですけど
この状況ですと、諦めた方がよろしいでしょうか?

市川大河様 性懲りもなく連投を決めてしまいました。
市川さんにはご迷惑をおかけし、申し訳ありません。
ただ同時進行で「例の企画」も鋭意考案中です。実は、前回の「映像倶楽部」企画提出後、少しずつ発想は形になっているんですよ。

あまりにも「映像倶楽部」関連の記事が多く、ご心配されていると思いますが、決してそんな不義理は致しません。
どうぞよろしくお願い致します。

そんな酷評したつもりはなかったんですが、ごめんなさい。僕は選ばれたことに関してはいちを自信にもなりましたし、またとないチャンスでもあるだろうからしめしめと思ってます。
ただあまりにいい企画が集まらないとなるとこの部活??の存続の危機となるといけないので他を寄せ付けない企画をガンガン応募してきましょう!独占じゃーー!!

「記載されてたものも正直レベルが高いとは思えない」というのは入選した作品全体に対してのコメントです(自分のを含め)。そんな中での入選でまわりも持ち上げるなと思い、「浮かれてないで」とコメントしました。

オタクイーンさん、、、「宇宙船映像倶楽部」入部おめでとうございます!!!!
いやー昨日記事を読んで書き込みも忘れて「宇宙船」購入に書店に走りました~~
なんだか不思議な感じですねーー
いつも読ませていただいているブログ主さんの心労・苦悩を少しばかり知りえている者としてはバーチャルと現実がリンクしたような不思議なそれでいて、ホッとする感覚でした。
本当に素晴らしい成果でした~~
「バイオブースト」の詳細が公開されるのを楽しみにしていたのですが。。。残念ですね~
第二回プロット募集にも応募されるとの事!!
少し勇気を頂いたような気がしました。。。。応募できるがどうか分かりませんが、頑張ります!!

今週末、、「ランボー」に続き、「インディ」を観賞して、ちっぽけな英気を養うつもりです。

宇宙船映像倶楽部部員様 こちらこそ、勝手な勘違いで申し訳ありませんでした。
また、拙記事の表現でお気を悪くされたならお詫び致します。

おっしゃる通り確かに今回の入選は、私も自信に繋がりました。
と同時に、次回挑戦へのモチベーションアップにも。
実は現在、次回作のプロット考案に頭がフル回転しているんですよ

この倶楽部の存続は、特撮ファンたちの熱い思いがどこまで集まるかという部分にかかっています。
そういう意味では、私たち部員が牽引車になる事が何よりも重要なのかもしれません。
お互い、頑張っていきましょう

大和少年様 お祝いコメントありがとうございました
まー入選とはいえあくまで一部員に過ぎませんし、作品も採用された訳ではないので、大した事はありません。
本誌をご購入までして頂いて、かえって心苦しいくらいです

私も大和少年さんと同じで、なんだか不思議な気分です。
これまで、リアルの知り合いと案を練った経験は何度もありましたが、ネットのお仲間のご意見を咀嚼し、作品に反映させた事は初めてだったので、正直、皆さんにどうご報告していいか分からなくて。
作品内容は一切口外できないし

「バイオ・ブースト」は本当に入魂の一作でしたよ。
提出後、しばらくは虚脱状態になるくらいでした。
頭のCPUが焼けついちゃったようで
ここだけのお話ですが、今回の企画書は総17ページだったものですから、ファイルし封筒に入れ、糊付けした後、乱丁、落丁など無かったか心配になりまして。
一度気になると、もう気持ち悪くて仕方が無い。
郵便局の前まで行ったのに自宅へ引き返し、封筒の封を切って再確認したんです。
おかげでその封筒はボツ。再度新品を使うハメになりまして
小心者の私ゆえ、こんなおバカばっかりやってます。
今はいい思い出ですが

鼻息荒く再度挑戦に挑みますが、また新たな気持ちで事に臨めればと思っています。
慣れと先入観が、新企画には最大の敵でしょうから。
大和少年さんも、よろしければご応募下さい。
考える事、参加する事も、この倶楽部の大きな意義なのです。

「ランボー」「インディ」とも、夏にふさわしい超大作ですね。
両作品とも鑑賞しましたが、好みはともかく出来は素晴らしいものでした。
どうぞお楽しみ頂き、うっとうしい梅雨を吹き飛ばして下さい

MIYUKIさま、こんばんは!
遅くなってしまってごめんなさい。
「宇宙船映像倶楽部」ご入選おめでとうございます!!
明日本屋さんに行ってみます。嬉しいです。
第二回の公募もぜひ、がんばってくださいね!
応援しております。

P.S. 先程インディを夜の回で観てきました。
月末から昨日までお仕事に追われていたので、ず〜っと我慢して、
今日やっと観てきました!すごく楽しかったです。
賛否両論の結末に関しても、わたし大好きでしたよ。
一作目の好きな人には嬉しい作品ですね。

今日はお仕事も一段落して、インディも観れて、
そしてMIYUKIさんの宇宙船倶楽部のお知らせ、
嬉しいことがいっぱいで、とっても良い一日でした。(*^-^)

hikari様 お祝いコメントありがとうございました
お仕事、お忙しいようですね。急な猛暑で体調も崩れがちでしょうから、くれぐれもお気をつけ下さい。

「宇宙船」本誌をご覧頂けばお分かりと思いますが、今回の入賞はあくまで「その他大勢」。別に作品が採用された訳ではないので、次回挑戦を決めた次第です。
あい変らずのおバカですが。

インディ、楽しまれたようで良かったです。例の結末は、他のお仲間の間でもおおむね好評のようで。私も一作目は好きなので、今作は大歓迎でした

採用とはいきませんでしたが、今回の入賞は私に自信と勇気を与えてくれました。
再挑戦ではまた下らない事であれこれ悩むと思いますが、呆れず相談に乗ってやって下さいね

はじめましてMIYUKI様。MUGIと申します。
中年にさしかかろうという歳ですがなにを血迷ったか職を辞して絵描きの道に踏み込んだ者です。

こちらには『宇宙船映像倶楽部』関連を検索して訪れました。過去ログはまだまだ読み切れていませんが、たいへん面白く読ませていただきました。当方、絵を描けてもお話を作る、企画を作るのは門外漢で勉強になります。特撮や映画それからハムスターなどMIYUKI様の趣味に勝手に親近感を覚えています。

そうそう『宇宙船映像倶楽部』を検索したのは私も今回キャラクターデザインで応募したためです。私自身の結果は『あと一歩』まではありがたいことにたどり着けたので、次回挑戦への参考にいろいろ下調べをしている段階なのです。

最初から長くなってしまいましたが、よろしければちょくちょく遊びにこさせていただいてもよろしいでしょうか?件の企画(私自身はキャラデザインで応募の予定ですが)でもご助言やご相談したいと思っております。それでは失礼いたします。

作品サイト:http://mugi-kuro.com
よろしければご覧になってください。

すみません。さきほどの投稿、いろいろマズい文章になっていますね。
なにより入部のお祝いの言葉を欠かしてしまっております。
なんだかすごく不躾な物言い・・・
いまさらですが、おめでとうございます!

それから最後の方の「ご助言やご相談したいと思っております。』は『ご助言いただいたりご相談させていただきたいと思います」です。すみません。では

MUGI様 はじめまして。ようこそいらっしゃいました。
お祝いコメントありがとうございます。
「宇宙船映像倶楽部」に応募されたんですね。さっそく誌面を拝見しました。
MUGIさんの作品は今回惜しかったですが、誌面に掲載されたという意味ではお仲間ですね 
どうぞよろしくお願い致します。

MUGIさんと同じく、私も以前は絵やデザインの道を目指していました。
同じ名古屋在住という事でご存知でしょうが、私は東京デザイナー学院・名古屋校の出身です
実際、広告代理店で、数年間デザイン業務に携わった事もあるんですよ

ご覧になってお分かりと思いますが、「ネヴュラ」はヒーローや怪獣、映画やハムスターなどが好きな、私の日々の思いをつらつら書き留めるおバカなブログです。
読者の皆さんには呆れられながらも、いつも温かく見守って頂いています。
もしご共感いただけたら、これほど嬉しい事はありません。

ご案内頂き、貴サイトも拝見しました。
個性的な作品を多く制作されているんですね。昔、その道を目指した私などは、MUGIさんの個性にただただ感服するばかりです。
「宇宙船」誌でも「あと一歩」と評価された訳ですから、MUGIさんの実力はすでに実証済み。
私もプロット案での次回挑戦を予定していますから、キャラデザインでの挑戦を目指すMUGIさんは同好の士。心強いお仲間です。
お互い頑張りたいですね

こんなブログですが、またいつでもお越し下さい。
こうして才能ある方々とお知り合いになれる事こそ、宇宙船映像倶楽部の大きな意義ですね。私など大したお力にもなれませんが、もしご相談等ありましたら、何なりとお知らせ下さい。有意義なおつき合いを楽しみにしています

丁寧なお返事、ありがとうございます。

作品も見ていただけたようでとてもうれしく思います。まだまだ駆け出したばかり、しかたないとは思いつつ仕事に結びつく成果が出せずやきもきする日を過ごしています。そういう状況なので良いものであれ厳しいものであれ意見を頂けるのはとても嬉しいです。
個性的・・・というのは表現としての絵としては良いことなのでしょうが商品としてのデザインではなかなか評価してもらえないのが悩みかな〜。

なにはともあれ以後よろしくお願いいたします。お言葉に甘えていろいろお話させてもらいますね。
宇宙船映像倶楽部のデザインは基本コンセプトがようやく決まったので具体的なデザインに入っていこうと思います。今回はテーマが決まっているのでやりやすい一面と、審査がよりシビアになる(比較しやすい)ことも予想されるので中々緊張感があります・・・。

はじめましてオタクイーン様。一法師と申します。
「宇宙船映像倶楽部」で検索してこちらのことを知り、投稿させていただきました。

遅くなりましたが、入選おめでとうございます。
自分は落選組ですが「宇宙船」誌面で絶賛されていた、オタクイーン様の想いのこもった企画書、ぜひ拝見したかったです。

「倶楽部」関連の過去ログから拝読しているのですが、5月10日の記事は何回も読み返しています。自分の企画書になにが足りなかったのか、よくわかりました。

まだたくさんの過去ログが未読ですが、楽しみに拝読したいと思います。

「倶楽部」活動がんばってください(お仕事も)。

MUGI様 確かに作品の個性や自分の主張が実績に結びつかない時は辛いですよね
実際私もそういう経験は多々あります。
結局、自分の中での折り合いのつけ方なんでしょうね。
自分の個性を活かしながらも、どこまで相手の意向を取り入れられるか。そこが趣味とプロの境界なのかもしれません。
まー私も、そんな偉そうなことは言えませんが

宇宙船映像倶楽部、作品送付のタイムラグを考えると、次回の締め切りまであと実質2週間程度ですね。
もー焦っちゃって大変で
MUGIさんは方向性を決められたようなので、大変羨ましいです。
私の場合、あえて前作と違う発想を要求される作品企画ゆえ、またまた振り出しに戻る感覚が強くて。
頭の中は毎日、前作との戦い。まさかこんな事になろうとは
今は、自分が最大のライバルです

一法師様 はじめまして。ようこそいらっしゃいました。
こんな場末のブログですみません

お祝いコメントありがとうございます。
一法師さんも応募されたとの事。今回は残念でしたね。
私も発表までは絶望の淵に居ましたから、お気持ちはよく分かります
お互い同じく苦労を経験したのですから、立場は一緒ですよ。

私の入選作は、最近のヒーロー作品に比べかなり古いタイプのヒーローを描いています。古いオタクゆえ、どうしてもそこへのこだわりが強くなってしまって。
雨宮部長には、そのあまりのアナクロさが新鮮に映ったのかもしれませんね

過去ログは今読むと、思い入れの強さや追い詰められ感がにじみ出ていてお恥ずかしい限りです。
特に5月10日は偉そうな事ばっかり書いてすみません
あまり参考になさらぬよう

次回募集には挑戦されるのでしょうか?
挑戦されるのでしたら、また同じ立場のお仲間ですね。
私も一読者の立場から、再度自分を試してみたいと思います。
自分が夢見たヒーローが形になるかもしれない。
そんな機会って、めったに無いと思うからです。

一法師さんも、もう一度自分に問いかけてみませんか?
私達ヒーローファンの力が作品に結実されるなんて、素晴らしいじゃありませんか

励ましのお言葉、ありがとうございます。
こんなおバカなブログですが、またいつでもお越し下さい。
これからもヒーローについて、楽しいお話が出来ればいいですね

お返事ありがとうございます。

オタクイーンさんの入選作が古いタイプのヒーローものということですが、オタクイーンさんと世代が近いとおもわれる自分の企画も、古いタイプだと思います。やっぱり自分も古いオタクですから。
雨宮監督もおっしゃってましたが、やっぱり自分は世代的に既存の作品の呪縛が強すぎるみたいです。

ただ自分が今回大事だと考えていたことは、偉大な先人の創ったフォーマットをルーティンワークでやるのではなく、対立図式や主人公の能力などを、現代的・科学的に解釈し直すということです。わかりやすく言うと「ガンダム」です。

「ガンダム」はロボットアニメの革新とか言われますが、よく見ればけっこうフツーのロボットものだと思います。
ですが「ガンダム」を創ったスタッフはロボットもののお約束を、お約束で終わらせなかったから、あのような作品を生み出すことができたのだと思います。

特撮ヒーローものでも同じことができないものか、と考えて企画したのですが、設定をしっかり煮詰めて企画書に反映させることができませんでした。要勉強です。

次回募集に応募しないのか、ということですが。
「宇宙船映像倶楽部」側のオーダーが「斬新なもの」ということで、それはつまり既存の作品より「進化」したものということだと思うのですが、それより自分は従来の作品(70年代くらいの)の「深化」したものが観たいと言う気持ちが強いので、方向性が違うかなと。

一回目の応募のときからわかってはいたんですが。
オーダーに応えてないっていうことは(応える力がない)。
なので今回はパス、ですかね。すみません、せっかく励ましてくださったのに。

オタクイーンさんは晴れて「部員」になったのにさらに挑戦なさるとは、ほんとに頭がさがります。今度は詳しい企画の中身がわかるとうれしいのですが。

今回の企画はいい勉強になりました。実は以前から別の映画の企画を持っていて、アプローチしているのですが成果はまったくありません。ですが今回の教訓を生かして、また取り組んでいきたいと思います。

長々と自分の話しばかりしてすみませんでした。
ひとりでやっているので、こんなお話をする機会が今までまったくありませんでした。ですのでついうれしくて。

またお邪魔させていただけたら、と思います。
ありがとうございました。

一法師様 丁寧なご返答、ありがとうございました。

やっぱり70年代、浴びるようにヒーロー作品を見た私たちの世代って、その世界観の呪縛から逃れられない所もありますね

そもそも、あの頃の作品に影響を受けたからこそ、今の私たちがあるわけですもんね。
言わば出発点。呪縛が強いのも当たり前という事で。
私も同じです。なかなかそこから脱却できません。
おまけに頭が足りないもので 

一法師さんのおっしゃる「ガンダム」の例は非常によく分かります。
確かにあの作品はロボットアニメに新風を吹き込んだ意欲作でしたが、その根幹はそれまでの作品とさほど変わらないものでしたね。
私たちがガンダムのどこに新しさを感じたのか。
それまでの作品とどう差別化を図ったのか。
私などにはその部分こそ、今私たちが対峙している「新ヒーローの創出」に繋がるような気もします。

勝手な思いで恐縮ですが、「宇宙船映像倶楽部」のオーダーは一見、既存作品の「進化」に見えてその実、「深化」でもあり「真化」でもあると思います。
どんなに新機軸を取り入れた作品も、どこかそれまでの作品をパッケージングし直した物、既存作品の捉え直し的な側面を持つものです。
それは今回の入選作、採用作品にも言えることです。
拙作なんて、雨宮部長にも絶対「今までにもあったじゃんこんなの」なんて言われていると思いますよ。
あー才能が欲しい

人間が考えつく物語のパターンは既に出尽くしたと言われています。
そのパターンをどうパッケージングするか。どう見せるかという部分が「新しさ」なのかもしれません。
ですから大きな意味で、一法師さんの方向性は決して今回の募集意図から逸れてはいないと思いますよ。
私の勝手な意見なので、お気を悪くされたらお詫びします。
本当に申し訳ありません

最近の作品をリスペクトする若い方々に比べ、私達70年代特撮ファンの強みは「基礎を知っている」という部分ですね。
確かにそちらに引っ張られる弱みもありますが、最初からバリエーションを見せられている今の世代よりも、より濃縮されたオリジナルテイストがDNAに組み込まれているわけです。

最近の作品は私には、ドラマよりギミックやディテールに力を入れた「バランスの悪い作品」に見えてしまいます。
それが時代の流れと言われればそれまでですが、やはり人を惹きつけるのは生きた人間のドラマではないかと。
そこにこだわれる世代こそ、基礎を知る私達70年代ファンじゃないかと思うのです

私を突き動かす力の根源は、どうやらそのあたりにありそうですね。
人間不変のテーマをどう特撮作品に組み込むか。
そのメッセージが人の心を打つ限り、決して設定遊びには終わらないと思います

私は本当に恵まれていて、このブログを通じて多くの素晴らしい方とお付き合いさせて頂いています。
ヒーローについて悩んだ事やちょっとした疑問なども、お仲間が親身になってコメント下さいます。
あまりに無知な発言に、お小言を頂く事もありますが

ですから一法師さんとお知り合いになれたのも何かのご縁。
こうしてお互い、ヒーローについて熱く語れる事こそが何より貴重な時間、素晴らしい繋がりになると思います。
一法師さんも決して一人じゃありませんよ。
もうすでに大事なお仲間です。
いつでもコメント下さい。長文、ご相談も大歓迎です。
他のお仲間も長文の方が多いので

私もこうして、皆さんと一緒にあーでもない、こーでもないとおしゃべりするのが楽しいんですよ。
これからも、どうぞよろしくお願い致します

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