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2008年6月20日 (金)

飛竜三段落ち

おかげさまで、体力もかなり回復しまして。
ご心配おかけしました。ありがとうございました。

Photo私の不調に喝を入れたもの。
それは昨日届いた、一つの小包。
取扱注意の表記もモノモノしい
この箱の中身は。

分かっていても心ははやるばかり。
丁寧な梱包を開いてみれば・・・

Photo_2 どど、どーですかこれhappy01 すばらしいでしょーhappy01happy01
先日オークションで落とした、『電撃ロボット』プラモデルhappy01
もちろん当時物。駄菓子屋さんの店頭を彩っていた、アレです。
メーカーは「株式会社高藤」。東京の会社のようです。
不勉強で私は知りませんが、ご存知の方、いらっしゃいますか?

CDはサイズ比較用。昔は今井科学の「ミニトップ」、ブルマァクの「ユニパズル」など、こんな台紙付き、ビニール袋売りのプラモデルがよく売られていましたね。
奇跡の完品。懐かしさに目頭が熱くなった方もいらっしゃるのでは?

Photo_3例の特撮ロボットをもじったアレが台紙にあしらわれたこの逸品。
ブーメラン○ッターの突起がひとつ多いような気がしますが、そこが味happy01

いやーいいですねえ。こういう版権サバイバル戦は、当時の駄玩具業界では当たり前でしたね。
このアンダーグラウンド特撮キャラこそ、私達昭和の子供に最も身近な友達でしたねー。

この『電撃ロボット』をマネしたhappy01ピープロ作品の雄『電人ザボーガー』の放送開始は1974年の4月ですが、この台紙の通りモデル化されたのは、後編『電人ザボーガー対恐竜軍団シリーズ』に登場した強化型『ストロングザボーガー』ですから、この商品の発売は『恐竜軍団』放送時、1975年4月以降のようです。

ちょうどこの頃、私はそろそろ駄菓子屋さんを卒業する時期にさしかかっていましたので、さすがにこのプラモを買った記憶はありませんが、それでもやっぱりこの台紙、むき出しのパーツを見ると心が躍りますねー。
下町のプラモ好き子供達にとって、数日に一度、確実に手に入れられるこういう安価なプラモは、経済的に箱付の大物が買えない「プラモ禁断症状」時期のカンフル剤として、大きな役割を果たしてくれたものでした。

たとえ前後割りのモナカプラモであっても、とりあえず「組み立てて遊べる」というプレイバリューは、箱付きプラモに一歩もひけをとらない物だったのでした。
この感覚、当時を知る方々は頷かれるかもしれませんねhappy01
ただこの商品、ちょっと残念なのは、この時期から顕著になってきたスナップフィットが採用されている事で。

やっぱりどんなに小さくても、プラモはセメダイン接着がよかったなーとcoldsweats01
私がこんなにおバカになったのは、当時のセメダインやレベルカラーのシンナーにやられたせいですからcoldsweats01 それくらい、私の中でプラモとセメダインはセットなんです。
こじゃれた無臭の接着剤よりも、強烈な臭いのセメダインが欲しかったと。
まーここまでの完品を前にして、贅沢な悩みですね。
30年以上前の物ですから、たとえセットされていても役には立ちませんしcoldsweats01

Photo_4このプラモ、オークションの出品写真を見た時は気がつかなかったんですが、実際に見てみて驚きまして。
おバカな私は、台紙についている12個が全部同じモデルだと思っていたんです。
ところがなんと。


写真の通り、これ、三種類のモデルが縦に4個ずつ並ぶ、混成売りじゃーありませんか。

いやー分からなかったなー。嬉しい誤算。

貧乏な私ですから落札価格もものすごく安価だったんですが、この価格で三種類の電撃アイテムhappy01を入手できるとは。
こんなプラモで大喜びしているのも、私くらいのものでしょうがcoldsweats01

さてそんな訳で。一種類ずつ、この貴重なプラモを見ていくことにしましょう。
勇気がなくて、開封できない事をお許し下さいcoldsweats01
めったに見られないアイテム。ザボーガー好きの皆さんにはたまりませんねhappy01

Photo_7 ザボーガーの高機動型happy01 オートバイタイプの『マシーンザボーガー風電撃ロボット』です。
ザボーガー最大の特徴であるバイクフォルムを見事に再現したモデル。
下の赤いパーツは『特命秘密刑事』(大門豊と言ってはいけない)なんですよhappy01

タイヤのモールドも細かく作られています。
これ、本当にパチモンなんでしょうか?
当時、ザボーガープラモのライセンスを持っていたアオシマにはこのサイズはありませんでしたが、大サイズのゼンマイキットが出ていました。
このミニキットは、アオシマの大サイズにひけをとらない出来じゃないかと。
むしろプロポーション的には、こっちの方が良いような気がします。
台紙イラストと違って、ブーメ○ンカッターのモールドもオリジナルに忠実でhappy01
こういう所に、小さなメーカーの意地を感じたりしますhappy01

まーこの写真を一目見て『チェンジ!マシーンザボーガー!』と叫んだあなたは、『サボーガー初段』ですね。
次からがちょっと難しくなるんですよsmile



Photo_8 続いてはこちら。番組後半に登場した『ストロングザボーガー』をモチーフにしたらしいモデルです。

同封のカードが素晴らしいパチモンぶりを醸し出していますねーhappy01
番組を未見の方はこのイラストだけ見て、よもやこのロボットがオートバイに変形するとは思えないでしょう。

うーん一流のトリックアート。エッシャーの芸術的香りさえ漂いますhappy01

モデルの出来もアートそのもので。
ちょっと分かりにくいですが、手や足に見られるザボーガー独特のジャバラ風モールド(すみません例えが下手で)もうまく再現されています。
決してサナギマンではありませんhappy01
顔もカッコイイでしょ。原型製作者はタダ者じゃありませんね。


さて。ここでサボーガー好きの皆さんはちょっと疑問を持たれると思います。
「写真右下の四角いパーツって何?」

本家ストロングザボーガーにはこんな大きなパーツは無いし。首をヒネりながらパーツを眺めていたんですが、もう一枚のランナーに車輪がモールドされているところを見ると、どうやらこれは「移動スタンド」みたいなんですね。
要はロボットをこの上に乗せ、コロ走行させるという設計で。
サイバリアンみたいなものでしょうか?(例えが悪いですかweep

これはこのプラモのオリジナル設定。賛否両論でしょうがhappy01
問題は、この移動カーのモチーフが何かという事で。


この写真を見て『マウスカー!』と叫んだあなた。
あなたは『ザボーガー二段』です。
私もそう思いました。ちょっとTVチャンピオンレベルになってきましたがhappy01
さて。いよいよ次が最大の難関。



Photo_9 三体目のモデルですが、これは私も困りましたねー。
なにしろ主人公・ザボーガー側で、ロボット体型のモチーフはもうありません。

皆さん、この写真を見て、何だかお分かりになりますか?
確かに、写真中のカードに描かれたロボットらしい事は推測できるんですが、その元ネタが分からない。別に分からなくてもいいんですがhappy01
後半、恐竜軍団のメカアーミーは爬虫類系が多いので、おそらくこれは番組前半、Σ団のメカアニマルらしいのですが・・・


Photo_10うーんと唸りながら、袋をうら返したところ。
「あらっ?」
このロボット、頭部が別パーツになっているんですね。
で、この頭の形は・・・

識者の方なら、何となくピンと来たんじゃ?

ザボーガー初期のクライマックスを彩った巨大メカアニマル。ライオン丸のゴースン譲り、等身大ヒーローの掟を破るピープロならではのキャラクターと言えば・・・

Photo_11これ。Σ団首領、悪之宮博士が企んだ「地獄のΩ計画」の中枢メカアニマル、『ジャンボメカ』です。
身長120メートル、体重65万トン。
なんと平成ゴジラよりも大きい!happy01

第11話『ジャンボメカ東京破壊作戦!』(1974年6月15日放送)に登場。


そのタイトル通り、東京破壊を目的に、高層ビルの内部で建造されていました。
それまでのエピソード、1話から10話までのΣ団による資材、発明品奪取は、すべてこのロボット建造の為だったという大計画でしたね。

ストーリー、ビジュアルともに、初期ザボーガー最大のインパクトを誇っていました。私にはこの三体目のモチーフが、ジャンボメカに見えちゃって仕方がありません。頭の形、目の位置などなど、他のザボーガーキャラにこのデザインは見当たりませんし。
うーんこんなにマイナーなロボットを。株式会社高藤、
恐るべしhappy01

私はその方面には詳しくありませんが、ひょっとしてパチモンとはいえ、このプラモがジャンボメカ唯一の立体化ではないでしょうか?
いやーでも、当時のアイテム展開はまだまだ未知の世界ですからねー。
アリザイラーとかもソフビ化されてるし。
ひょっとしてこれも立体化されていたかも。ご意見をお待ちしています。
ザボーガーの識者を言ってはばからない方にも、ぜひお会いしたいですが。
きっと話が合うと思いますしhappy01



・・・とここまで書いて記事をアップしたところ、お仲間のジャリゴンさんからさっそくありがた~いご指摘が。

三体目のロボットは、『冒険ロックバット』の『ブレイザー』にも似ているという。
そそそうですねー。coldsweats01
さっそく、手持ちの資料をひっくり返してみましたが。
Photo_13

これが件のブレイザー。
ほっ、ほんとだ。こっちの方が似てますね。
いやー失礼しましたcoldsweats01

『ロックバット』は1975年、ザボーガー対恐竜軍団シリーズと同時期の放送ですから、このモデルにブレイザー似のアイテムがラインナップされていても不思議じゃありません。

まさか作品の垣根を越えていたとは。という事はこの『電撃ロボット』プラモは、ピープロ夢のコラボラインナップという訳ですね。かえって貴重かもhappy01
ジャリゴン様、貴重なご指摘ありがとうございました。
改めて、ネヴュラ識者陣の凄さに感服いたしましたhappy01


ですから三体目は「ブレイザー!」と叫んだ方が正解。
ザボーガーはおろか、『ピープロ三段』のレベルですねhappy01
いやー執筆者が間違えてちゃしょうがないですねー。意外なオチでしたcoldsweats01


・・・と。ここまで書いて
再度記事をアップしたところ、またまたお仲間の雀坊。さんから、さらに鋭いご指摘が。
一体目、二体目とも、当時「ユニパズル」の名でブルマァクから発売されていたザボーガー正規品の、金型流用キットという事なんですよeyeeyeeye
いやー本当に素晴らしい。こんな記事にここまで関心をお持ち下さるなんて。
雀坊。様、本当にありがとうございましたhappy01

ここまできたらひょっとしてと思い、残り一個、謎の三体目をネットで調べたところ、案の定このモデルも元を辿れば「ユニパズル」のブレイザーでした。
全部本物だったとは。どうりで出来が良いと思った。
あのブルマァクの金型品ですから、血統書つきのキットですねーhappy01

何と!記事アップ当日中に、全ての謎が解明されてしまうという快挙happy01
この手のミニプラモの奥深さを再認識するとともに、識者の皆さんに感謝です。
いやーこれがネットの凄い所ですねー。一生、勘違いで過ごすところでしたcoldsweats01


Photo_12そんな訳で、このプラモのおかげですっかり風邪も吹き飛んだ次第です。
素晴らしいオタクパワー happy01
この年になって、まさかこんなアイテムに巡り会えるとは。
趣味の世界は一生ものですねー。


ネットオークションの普及でこんな体験も夢ではなくなりましたが、レア度に比例して価格も半端ではなく。
お財布との相談も真剣です。


まーでも、こういう楽しみが日々の活力の基ですからねー。
ささやかな喜びを求めて、今日も出品リストに目を走らせますhappy01happy01happy01

コタの白い目を気にしながらcoldsweats01

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コメント

冒険ロックバットのブレイザーにも似てますね。
確かあのロボットも頭のフードが取れて
「もう一つの顔」があった記憶があるし。

ちゅ~か子供の頃、コレ作ってるな・・・。

ジャリゴン様 ほほほんとですねーcoldsweats01
写真をひっくり返して見ましたが、たしかにブレイザーの方がよく似てますcoldsweats01coldsweats01
いやー盲点でした。ロックバットは私のピープロ守備範囲唯一の穴でしたので、そこまでの発想がなくてcoldsweats01

さすがですねー。感服しました。
リアルタイムで遊ばれた方のご記憶には叶いません。
さっそく、ご指摘部分の記事を追加しました。
お名前も出させて頂きましたので、なにとぞご了承下さい。
鋭いご指摘、ありがとうございましたhappy01

オタクイーンさん、復活されたようで何よりです。この時期、体調を崩しやすいのでご注意下さいね。

さて、これは懐かしい高藤電撃シリーズ。
倒産したブルマァクの「ユニパズル・ミニ電人ザボーガー」の金型を使って再生産したパチモンです。
つうか、元々電人ザボーガーの正規モデルだったわけですから、パチモンというよりはホンモノなんですよ。
他にもキングギドラとかがありました。全てブルマァクの正規品の金型を使っています。

元々の「ユニパズル」も吊るしで駄菓子屋で売られていたものです。
ユニパズルってのは接着剤を使わずに組み立てられるプラモデルの事で、当時マルサンの商標権があったので「プラモデル」という表示が出来ず、「ユニパズル」としていたようです。ユニパズルはその後、分解可能な完成品模型に変化していきます。

電人サボーガーには、このタイプのプラモデルと、分解可能なソフビタイプの完成品模型の2種類があったと思いました。
吊るしの状態は紙袋に入っている形態で、中身は全く同じです。カードは入ってませんでしたけどね。

というワケで、パチモンじゃなくってホンモノのサボーガーですよ!
それにしても台紙つき完品とはレアでしたね。
値段は聞きませんが、相当高かったでしょうねえ。

ブルマァク時代のユニパズルは時々ヤフオクにも単品で出てきます。
ひとつ1500円前後で落札されてますね。

小さい&汚い画像で申し訳ないんですが、当時のパッケージ画像を参考までに。

http://jumbow.main.jp/5en/yuni_zabo.jpg

ところで3体目がジャンボメカなのかブレイザーなのか。
それは謎です。
ユニパズルではマシンザボーガーとストロングザボーガーを確認しているんですが、ジャンボメカは見た事ないからです。
これを探すのも楽しそうですね。新たな目標が出来ましたよ(笑)

雀坊。様 ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
日頃の不摂生がたたり、ちょっと大変でしたが、何とかペースを取り戻しましたcoldsweats01

それにしても、高藤電撃シリーズって、業界内では結構有名なアイテムなんですねhappy01
全然知りませんでした。いやーまだまだ勉強不足で。
貴重な情報、ありがとうございました。
さっそく、ご指摘部分の記事を追加しました。
お名前も出させて頂きましたので、ご了承下さい。

貴記事の写真を拝見させて頂き、ひょっとしてと思ってネットで検索した所、確かにザボーガーの金型は他のメーカーを色々経由しているようですね。
しかも嬉しい誤算。ユニパズルで検索しているうちに、三体目もユニパズルのブレイザーだった事が判明しました。
これも正規品だったとは!

となると、今回は本当に良い買い物でした。
おっしゃるように、正規品ザボーガーの相場価格が一個1,500円前後なら、私は一個当たり約七分の一の価格でこれを入手した事になりますhappy01

まーこういうのは、金型流れのパチモン扱いになると一気に値が下がりますから(マルサンのミニウルトラ怪獣キットはヨーデル製がお買い得みたいにhappy01)これはこれで賢い選択だったのかもしれませんね。
正規品コレクターの方には怒られそうですが、私はどちらかと言えばパチモンに惹かれるタイプですのでhappy01
自分がパチモンのせいかもしれませんがweep

ユニパズルのギドラは昔、作りました。
小さなキットでしたが、なかなか良く出来ていました。
それらギドラやガイガンも、高藤から再版されているんですね。
高藤の商魂にはほとほと感服する次第ですhappy01
このあたりはまだまだ奥が深いですね。

でも、この『電撃ロボット』、正規品という事は、一度は完成品を見たくなるのも人情。
今度は組み立てと完品保存のジレンマに悩む事になりそうです。
なんて贅沢な悩みなんでしょうhappy01
重ね重ね、貴重な情報ありがとうございました。

おおー、ブレイザーでしたか。
ロックバットって全く知らないのでスルーしてたかもしれないです。それにしてもそれを見分けたジャリゴンさんも凄いですね、敬服します。

雀坊。様 そうなんですよ。やっぱりブレイザーでしたhappy01
日本広しと言えど、ブレイザーで盛り上がっているのは私達くらいのものでしょうねhappy01

でもユニパズル・ブレイザー共に、ご指摘下さった雀坊。さん、ジャリゴンさんお二人は凄いですよ。私はお二人に敬服します。
何かとこの手のおもちゃをアップするかと思いますので、また肴にしてやって下さいhappy01

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