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2008年6月の記事

2008年6月29日 (日)

D2計画発動

ちょっとご無沙汰しておりましたが、体調不良などでは決してなくhappy01
26日、27日の二日間は超ハードワークでダウン。
昨日、28日は私事で忙しくて。
動きすぎてミニバイクのタイヤがパンクなんておまけまでcoldsweats01

でもそんな中、欠かさず続けていたのが、今年も本格開始のウォーキング。
3月頃から始めていたのですが、ここ数日、暇さえあれば歩いていたのでした。

超ハードワークだった27日も、わざわざ早起きして出かけたりして。
何となく、歩かないと気持ちが悪くて。
こんな梅雨の時期でも、傘を片手に張り切っています。


先日、ネット上でダイエット記録を競い合うサイトをテレビで紹介していまして。
要は、自分で目標体重と目標日程を決めて、その日までの食事や運動の記録を書き込めるサイトなんですね。
体重の増減は自動的にグラフにアップされ、わかりやすく理解できますし。

男女問わず、登録者も多いこのサイト。
データは公開され誰でも見る事が出来ますから、一人で行う孤独なダイエットより、頑張っているライバルたちのデータを見る事でモチベーションを上げる心理効果がある訳です。
言ってみれば、ダイエット日記に特化したブログみたいなものでしょうか。


ちょっとした目標を掲げている私はすぐ登録。
誰でもすぐ登録できちゃうので、非常に簡単。
サイトで設定できるダイエット期間は1ヵ月と3ヶ月なんですが、サイトでは無理なダイエットによる体調不良を配慮して、3ヶ月を勧めています。
ところが、私が決めた目標期間は1ヵ月。
なぜかと言いますと。
私の目標日は7月27日。そうです。以前からお話している『ウルトラ検定』当日を、ダイエット完了のXデーに設定しているのでしたhappy01
しかも何と、目標はマイナス6kg!
いい年して蛯原友里並みのプロポーションを目指すという神をも恐れぬ暴挙にshock
まさに無謀。ダイエットサイト登録日は6月25日ですから、わずか33日で6㎏ダイエットを行おうという無茶な計画なのです。


昨年もちょうど6月、幼馴染との再会を目指して頑張っちゃったことがありましたが、どうも私は梅雨時期から夏にかけて、体を絞る欲求が抑えきれないようですね。
まー確かに肌の露出が増える時期でもあるし、なまった体を鍛えなおすという意味でも、歓迎したい癖ではありますがhappy01

とはいえ、いくらおバカな私だって、まさかウォーキングと食事管理でそこまでの効果が上がるとは思っていません。
読者の皆さんもご存知の通り、私は元々、目標を高く掲げることがモチベーションを上げる最適の方法のようなのです。
明後日発売の「宇宙船」で発表される例の応募企画しかり。
件のウルトラ検定だって同じです。

ですから今回のダイエットも「大きな目標、近づく現況」を目指しています。
企業のスローガンみたいですがhappy01


そんな今回のダイエット、名付けて『D計画』。
もちろんDはダイエットのD。日本沈没フリークの私にはピッタリの名称です。
計画は現状の食生活や運動状況を調べ、改善項目を研究する『D1』。
体内の脂肪を体外へ避難させる『D2』から成り立っています。

既に体脂肪計付きのヘルスメーターで、『D1』は完了。
きっと、小林桂樹氏演じる田所博士が「ミクロの決死圏」よろしく「わだつみ」で私の体内に侵入したなら、こんな会話が繰り広げられていたでしょう。
「コイツは君、体脂肪密度の最大値だ!」
「多いはずです、多量の糖分摂取が!」
「照明弾だ!」

操縦桿を握る小野寺=藤岡弘氏の目も大きく見開かれます。
直後「わだつみ」は巨大な海流に飲み込まれ・・・

「最悪の場合、ウルトラ検定当日、お洒落なワンピースを着られない」
鬼気迫る田所博士のセリフに押し黙る一行crying


「何もせんほうがええ」などとはとても言っていられない私。
現状把握後、直ちに始動する『D2計画』。
渡老人のバックアップなど期待できない私は、とにかく予算をかけずにダイエット作戦を決行しています。
「レタス一枚、ヨーグルト一個、お茶の一滴に至るまで、厳重なカロリー管理下に入るという事をご了承願います。」
丹波哲郎氏=山本総理の号令一下、ダイエットサイト登録後はウォーキング、食事管理と、非常にストイックな生活です。のめり込む性格がここでは幸い。
体調管理にも気を配り、Xデーに備えます。


期せずして、名古屋駅のナナちゃん人形も水着に着替え。
そのスレンダーなプロポーションは、まさに私のあこがれです。
彼女を見るにつけ、D2計画魂はいっそう燃え上がるのでしたhappy01

Photo

2008年6月25日 (水)

今夜もスカル

ここ数日のマイブーム、インディつながりで。こんな本まで買っちゃって。
Photo 世紀のオーパーツ・ハンター、並木紳一郎氏の名が載る一冊ならという事で。
以前もちょっとお話しましたが、昔から私、クリスタル・スカルに関しては興味津々だったんです。
いつかは自作企画に採り上げようと、温めていたネタだったのですが。
この度、スピルバーグに先を越されてしまいましたhappy01
まーこの本も、インディの余波で刊行されたわけですから、まんざらマイナスという事でもないですね。そう思わなきゃやってられませんcrying

Photo_2これが本物のクリスタル・スカル。
クリスタル・スカルと呼ばれるオーパーツは世界中で発見されていますが、写真は一番有名な「ヘッジス・スカル」。
1920
年代、イギリスの有名な探検家フレデリック・A・ミッチェル・ヘッジスにより発見されました。
このスカルの名は、今回のインディ新作でも劇中で
語られています。
作りの精密さ、美しさともに、他のスカルとは一線を画す出来だそうで。
写真も本当に綺麗ですね。
この本も、ヘッジス・スカルの紹介から始まっていますが、まだ読み始めたばかりなので、どんな解析が展開されるかは分かりません。


梅雨の夜、インディの活躍を瞼で反芻しながらこんな一冊を紐解くのも、なかなかオツなものですね。
読了後、つまらないお話をする機会もあるかと思います。
呆れずおつき合い下さいねhappy01

2008年6月24日 (火)

レイダース ザらスの秘宝

Photo_2オタクだけに与えられたカンに導かれ、
今日も覗いた近所のザらス。

なにしろあの超大作が公開中。おもちゃメーカーが放っておくわけがありません。
想った通り、コーナー設置は必至。
ひしめく数々のグッズの中で
私が手中にした秘宝は。

Photo_3 アメリカ製12インチフィギュア『トーキング インディ・ジョーンズ』。
いわゆるGIジョーサイズのアクションフィギュアですね。
日本での発売元はトミーダイレクトです。
新作「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」に合わせ、ザらスのインディ・コーナーにはトミーダイレクト製の12インチとミニサイズフィギュア、さらにミニサイズをトラックなどの乗り物と合わせたアクションセットが並んでいました。

ところがパッケージでお分かりの通り、これは第一作『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』仕様ですね。
冒頭に出てきた「ゴールデンアイドル」がセット。
インディのお顔もまだ若々しいhappy01

でもさすがマニアはめざとい。まだ封切り4日目というのに、既に在庫切れのアイテムも出る始末。
このトーキングインディも人気があるようで、店頭在庫は2個を残すのみでした。他の12インチは結構残ってるのに。
さすが主人公。手に入ってよかったーhappy01

Photo_10トーキングの名の通り、お腹のボタンを押すと、映画本編のインディ・トークが聞けるという楽しい趣向。
確認しただけで12種類のセリフが内蔵されています。
「スネイクス!」「オーッ ラッツ」なんてお茶目なセリフも喋ってくれるんですよhappy01


この手の12インチフィギュア、私はアルフレックス製「念仏の鉄」くらいしか持ってないんですが、こういうギミックが仕込まれているフィギュアも面白いですね。
大人向けディスプレイモデルもいいですが、こんなおもちゃっぽいアイテムも、遊び心が刺激されて楽しいものです。

Photo_5 遊んでいて発見したんですが、これ、お腹のボタンを押すと、ちゃんと口が開くんですよ。
よく出来てますねー。最近のおもちゃは。
喋るというアクションへのこだわりは普通じゃありません。
口を開けたお顔はちょっと間抜けですがhappy01 これがまたラブリーでhappy01happy01



Photo_6パッケージの裏面。
実際にポーズをとらせるとこうなります。

本当は実物で試せば良いんですがもうちょっと箱入りインディを楽しみたいので、 この写真でご勘弁下さい。
他メーカーから発売されているリアルフィギュアには及ばないものの、なかなか味があるでしょ。
この手のおもちゃにしては、服や小道具もよく出来てるしhappy01


これまで、12インチサイズのインディって思ったほどリリースされていない印象があるので、今回の発売は結構貴重かも、なんて考えています。
私が無知なだけかもしれませんがweep


Photo_7 12インチフィギュアのラインナップは、今回のトーキングを除いてご覧の4種類。
実は、一番右の「ムチを揮うアクション・インディ」はたくさんあったんです。
で、コーナーの奥の方に、2個だけトーキングが。

トーキングの方が売れ行き好調だったようですね。
そりゃー上着付き、おしゃべり付きのトーキングがいいなあと。

でもムチタイプも捨てがたいですね。うーんどうしようdespair
でも今日の散財で、今月残りの一週間は極貧の食生活を余儀なくされていますから、これ以上はとてもとても。

来月は大物、MJ号も控えてるし。
オタクにつきまとう永遠の悩みですねcoldsweats01

Photo_8 コーナーにはこんなキャンペーンチラシも置かれていました。
こうやって購買意欲をそそるんですよねー。いつの時代も。
ああっ。アークが欲しい。
でも12インチを4個買わないと、応募できないし。
本当に罪ですよねータカラトミーってweep

Photo_9
「レイダース」公開時に入手した、MPC製のジオラマキットと並べてみれば、気分はすっかりインディファン。
カレン・アレンのマリオンが大好きな私は、彼女のようにインディとペアで秘宝を追う夢に遊ぶのでした。

彼女ほどお酒は強くないですがcoldsweats01

今日はケツカッチン

「押す?」
お仕事の打ち合わせで、スポンサーから出た疑問。

件の担当者はメガネ屋さんのご主人。私がふともらした「押す」が理解できなかった様子でした。
「ああ。ごめんなさい。押す】というのはスケジュールがずれ込んじゃって、時間が遅れていく事なんですよ。
逆に早くなるのは
【巻く】。私たちは『押し巻き何分』なんて言いますね。」
「そうなんだー。知らなかった。」

笑いながらしきりに感心するご主人を前に、私は『押す』『巻く』という言葉が業界用語である事を知ったのでした。

でも皆さん、今、『押す』『巻く』って普通に使ってますよね?
いや、普段、同業者との会話が多い私だけが感じる印象なのかな?
『押し巻き』が一般の方に通用しないとは思わなかったんですよ。
全然悪気は無かったんですがhappy01

最近、テレビなどでタレントがしきりに使う業界用語。
その影響で、その手の言葉もかなり一般化してきたような気がします。
「キュー」「編集でカット」「ワラう」なんて、完全に一般語ですもんね。
これらはすべてマスコミ用語だったんですが、今や誰でも知っている言葉です。
でも皆さん、ご注意下さいね。今やテレビ業界で、前述の言葉を使うスタッフは誰一人居ません。正直、前世紀の用語です。
一般語としても古いですがcoldsweats01
マスコミ関係者がよく使うと思われている「逆さ言葉」なんかも、今や死語。
『ジャーマネとザギンへミーノーに』なんて、口が裂けても言えませんhappy01
(鼠先輩の『ギロッポン』は、あえてアナクロさを演出しているのでお間違えなく)

これらの言葉や、馴れ馴れしく「ちゃん」づけでタレントに近づいてくるプロデューサー、ディレクターという印象は、バブル期の悪癖ですね。
少なくとも私の周りには、そんな軽薄なメンバーは誰一人居ません。
もし皆さんの中にあるマスコミ人の印象がそうだとしたら、それは表向きの顔かもしれませんね。いわゆる「テレビ向き」の顔です。
その軽薄な態度の裏で、したたかに相手の顔色や場の空気を窺う姿勢が、テレビマンに必要な資質なのです。おバカな私は持ち合わせていませんがcoldsweats01

お話を戻しましょう。
考えてみますと、どんな業界にだって特有の用語がありますよね。

皆さんのお仕事にだって、独特の言い回しがあると思います。
そんな中マスコミ用語はちょっと変わっているので、街中でテレビの撮影などに出くわすと、スタッフ間の会話に首をかしげられる事もあるのでは?
まーへそ曲がりが多い上、自分が一番という絶対の自負のまま純粋培養されたようなhappy01スタッフが多いテレビ業界。その言い回しも普通の人には難しいかもしれません。

そんな訳で今日は。
ちょっと面白い『誤解されやすいだろうなーテレビ屋用語・初級編』をお話してみましょう。今回は特に、ロケ現場でよく聞かれる用語を簡単に。
あくまで初級編ですので、ご同業の方は「甘い!」なんてご立腹なさらぬようhappy01

前述の『押し巻き』は、いわゆる生放送、ロケ時の両方に使われます。
生の場合は「今、オンタイムより何分押しです」なんてタイムキーパーさんのセリフが、インカムを通じてスタッフに伝えられるわけですね。
ロケの場合は「うーんあそこのシーンはNG連発で手間取っちゃったなー。スケジュールより二時間押しか。今夜は徹夜かな」なーんて会話が交わされるという。
この押し巻きの状況によって、スタッフ間の空気も大幅に変わります。
押しまくって険悪な空気にならないよう気を使うのも、ディレクターのお仕事coldsweats01


Photoここからはこちらのお二人をモデルに、
色々動いてもらいながらお話しましょう。
なかなか顔を合わせる事のない両巨頭。
ギャラも天文学的数字でしょう。
私が演出できる機会はこんな時くらいですからねhappy01

Photo_2【バミる】

「演者の立ち位置をそこに決めるから
バミっといて
なんて感じで使います。
これは、その位置に目印をつけるという事。

そこに立ったタレントなり俳優なりが、『場を見る』というところから来てます。
スタジオなら、床にビニールテープなどを貼って目印にする事が多いですね。



Photo_3【八百屋】

「ちょっとこの商品、台を八百屋にしてよ。」
これが使用例。
商品カットなどを撮るとき、正面から普通に撮ると、ちょっとカットがわかりにくい事がありますよね。そういう時は、物が乗っている台を『八百屋さんの店先のように、台の奥を持ち上げて傾ける』ことによって見せやすくするわけです。
そこから『八百屋』。



Photo_2【時計で】

これはご存知でしょうね。
『時計回りに動かして』という意味です。
写真では、ガメラさんが時計回りに位置を動かしています。
同じ対象物を撮っていても、カットが変わると微妙に品物の向きが変わっていたりするんですよ。普通の人はほとんど気がつきませんが。
見栄えの良い向きというのは、それほどデリケートなものなのです。



Photo_4【たたく】

三脚を伸ばし、カメラの位置を上げる事です。
つまり上から見下ろすように撮る。上から『たたく』
というところから来ています。
逆に見上げる時は『あおり』。
「ちょっと。たたくからジュラケー持ってきて。」
こう言われたアシスタントは、すかさずカメラマンが乗るバッテリー入りのジュラルミンケースを持ってこないといけません。
このカンが悪いと、今度はアシスタントがカメラマンに『叩かれる』事にhappy01



Photo_5【なめる】

「うーん。奥行きを出したいから、手前になんかなめて絵に表情をつけようか」
私はよく、こういう指示を出します。
『なめる』とは、画面のカメラ前にかなり大きく障害物を置き、その障害物越し、または隙間から奥を撮ること。『越し』とも言います。『○○越しに撮ろうか』なんて具合に。
あくまでメインは奥なんですが、手前の障害物を『なめる』ように撮る事によって画面に奥行きやドラマチックな効果を生む画面構成です。

実相寺昭雄監督など、この画面の名手でしたね。
あの、ちょっと変な印象を生む画面の効果は、『なめ』と『湾曲レンズ』(おそらく魚眼など)、そして照明によってもたらされるものと思います。
現場の事情による所も多いですが。(「ティガ」の『花』とかhappy01



Photo_5【盗む】


以前、局で大量のパソコンが盗まれた事件がありましたが、これはそんなストレートな意味ではなくcoldsweats01
「ストロークが長いので、ここはカットを割って盗みます」

Photo_4この指示、分かりにくいでしょうかhappy01
例えば、手を伸ばして物をつかむというアクションを撮るとしましょう。ところがアクションを全て撮ると、なんとなく時間がかかりすぎて間延びしてしまう。

そのカットだけ、映像のリズムが変わってしまう場合があるんです。
それをどうするか。
まず、人物が手を伸ばしだす所をロングで撮って、次は物をつかむところをアップで撮る。これを編集で繋ぐ事で、手を伸ばす途中の時間を『盗む』わけです。
こういう操作をする事で、映像のリズムやスピードを保とうという事ですね。
写真は静止画なのでちょっと分かりにくいですが、動画では上の写真・両者が寄り始めたところまでを撮り、下の写真・両者が近づいた所を撮って編集で繋げば、近づく間の時間を「盗める」わけです。



Photo【同ポジ】

「この2カット、同ポジで繋ぎたいので、何にも動かさないでね!」なんて指示をしますね。
「ウルトラマン」28話「人間標本5・6」で、宇宙線研究所から逃げ出してきた所員が、ベッドで苦しみながら消Photoえてゆくバストショット・カット。あれが同ポジで撮られています。
あのカットの場合、横たわって苦しんでいる人物を先に撮って、その後カメラ位置を動かさずに人物の居ないベッド
だけを撮る。
その2カットを編集でオーバーラップさせているんですね。

カメラを動かさない。『同じポジション』という意味なんです。

この効果を狙う場合、カット間で少しでも対象物以外のものが動くと、編集した時不自然な雰囲気になってしまうので、撮影には細心の注意が必要です。
写真上のショットを撮ってから、カメラ位置を変えずに写真下のショットを撮り、編集で繋げはあら不思議。矢印のゴジラさんは煙のように消えてしまうというhappy01
私はこの効果が好きで、よく使います。
編集室で「うーんうまく消えた」なんて喜んでいるんですよhappy01



期せずして、カメラワークや編集のノウハウみたいになっちゃいましたね。
おそらく写真などをご職業や趣味にされている方などは、共通する用語も多いかもしれません。
まーあんまりしつこいのも何ですから、今日はこんなところで。
本当は挙げればきりがないんですが、あまりにも局地的なので一般受けはしないと思います。おそらく今日挙げた一連くらいなら、全国区の用語と思いまして。
あえて簡単なものにしました。
皆さんがお勤めの業界にも、他業種には分からない用語が沢山おありなんでしょうね。一度お聞きしたいものです。


さて。今日のサブタイも業界用語の一つですが、意味はお分かりでしょうか?
女子が口にするにはちょっとはしたない言葉ですが、意味は普通です。
響きも可愛いし。ぜひお考え下さいhappy01

2008年6月22日 (日)

まだ現役は譲らんよ

今にも降り出しそうな空の下、あえてのミニバイクで挑んだ昨日、朝8時。
車の駐車料金さえ払えない貧乏な私。駅前の劇場にはいつもこの手ですweep

封切日、初回上映まであと40分。意外にも、お客さんの列はまだ8人。
これほどの話題作なのに。という訳で、さっそく観てきました。
『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』。


Photoこれがその劇場前の様子。
名古屋でも最大級のスクリーン、600席の劇場です。
やっぱり雨だからでしょうか。
ちょっとお客さんの出足も鈍いようですね。
でも。観終った私が劇場を後にする頃には、次回待ちのお客さんが、長蛇の列を作っていましたが。


で。結局、二回観ました。いつもの「入替時トイレ篭城作戦」でhappy01
私にとっては、それだけの価値がある作品でしたよhappy01happy01
単に「面白かった」というだけじゃないんですね。
旧友との再会的な意味合いも含めての「二度観」です。


我らのヒーロー、インディアナ・ジョーンズ。
皆さんはこのキャラクターについて、どんなイメージをお持ちですか?

Photo_2世界を股にかけ、数々の秘宝を追う「冒険家・ときどき教授」。
行く手を遮るライバルや秘宝を狙う邪悪な敵たちと、単身戦う不死身の男。
アクションあり涙あり笑いあり蛇あり。冒険の果てに彼が見る、秘宝に秘められた驚愕の真実は・・・

そんなワクワク・ドキドキのショーウィンドーのような世界の象徴が、あの風変わりな風体に凝縮されているのです。

前作『最後の聖戦』から19年。満を持して製作された今回の新作は、そんな皆さんのご期待を全く裏切りません。


1981年の初作『レイダース 失われたアーク』から連綿と受け継がれるこの大冒険アクションのテイストは、少しも損なわれることなく作品に息づいていました。


Photo_5例によってネタバレを出来るだけ避けたい「ネヴュラ」の方針に沿って、今回も作品の内容をお話しません。
特に今回は、例の「試写会で賛否両論を巻き起こした」問題のラストがありますので(もう皆さんご存知とは思いますが)構えてストーリーは伏せておきましょう。
で、私がこの新作に感じた印象を、またお聞き頂ければと思います。


ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグ。今や世界を代表するエンターテイメント・クリエイターの二人が組んだインディ・ジョーンズシリーズは、前述の初作『レイダース 失われたアーク』公開時、既に大変な話題となっていました。
当時はルーカス・スピルバーグそれぞれ『スター・ウォーズ』『未知との遭遇』が代表作という頃。私のようなオタクにとって、二人のタッグが生み出す新作には大変な期待感があったのです。
そんな私が出会った『レイダース』。これはとんでもない衝撃でした。
あのSFの申し子、ルーカス、スピルバーグが組んだのに、1930年代を舞台にした大活劇じゃないのと。しかもものすごく面白い。
どこから切ってもエモーションに溢れていて、カタルシスのみで組み立てられている奇跡の作品。
私が活劇の面白さに目覚めたのは、まさにこの作品からなのです。

ここで白状すれば、いかにスター・ウォーズと言えど、私の中ではインディに一歩も二歩も譲る位置づけなんですよ。あくまで好みですが。


1981年と言えば、まだ日本にはこの手の冒険活劇がそれほど認知されていなかったように記憶しています。いや、それは当時の若者に限った事だったのかもしれません。
『レイダース』は私たちの前の世代、アメリカ映画全盛期の1950~60年代に青春を過ごした方々にとっては懐かしい作品だったのでしょう。
『スター・ウォーズ』がバック・ロジャースなどパルプ・フィクションに親しんだ昔のスペース・オペラ世代に歓迎されたように。
ご存知の通りインディ・SWとも大ヒットを記録し、その後に作られた亜流作品は文字通り星の数ほどあります。その中には佳作も多くありましたが、やはりオリジナルは強し。
「オリジナルを超える作品は、オリジナルと同じ事をやっていては絶対に出来ない」という永遠のセオリー通り、インディ・SWシリーズは、どんな亜流も叶わない人気を誇っています。

新作『クリスタル・スカルの王国』も、その人気に恥じない出来でした。

Photo_6前作から19年ぶりの新作とあって、各メディアも視聴率確保の為に宣伝戦略を展開しましたが、その中に「なぜ今、インディなのか」というお話がありました。
何かの番組のコーナーだったと思います。
そこでは、先だって公開された「ランボー最後の戦場」などを引き合いに、よくある「ハリウッドは今やネタ切れ」などの論を展開していましたが、もう一つ、面白い見方がありました。
若い頃に『レイダース』を見て、その後、人生の節々をインディの新作と共に過ごした人たちは、インディを『自分達と一緒に成長してきたヒーロー』と感じていると言うんですね。
ですから今回の新作も、自分達の同胞が健在で、まだ活躍している姿を観る為に劇場へ向かうんだと。


Photo_7実は私、この解析にいたく共感しましてhappy01
かなり以前、『サイボーグ危機一発』『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』のテレビシリーズ数年後を描いたテレビスペシャルが放送された時、それを見た「ジェミー」好きの友人が、「彼女の顔を見て、良い年のとり方をしたんだなと安心した」という感想を漏らした事がありまして。
アニメーションと違い、生身の人間が演じる実写作品は、演じる俳優の顔のしわまで克明に映し出します。いかにとり繕うとも、人間が重ねる年輪に抗う事など出来ない訳です。
その俳優と共に年を重ねる事。実際の時の流れに逆らわずに新作を作ったことが、今作の好印象に繋がったのかもしれないなーなんて思ったのです。


確かにインディ・シリーズも、作品の製作順とエピソードの年代順には若干のズレがあります。エピソード年代順で行けば’84年公開の第二作『魔宮の伝説』の時代設定は1935年、’81年の第一作『レイダース』が1936年、’89年の第三作『最後の聖戦』が1938年となるわけです。『魔宮』『レイダース』『聖戦』の順なんですね。
しかしながら、この三作の製作年代は非常に近い為、主演ハリソン・フォードの風体もさほど差が目立ちません。
細かい部分はともかくお話の内容も、どんな順番でも成立しそうなものでした。
ですが、今作の時代設定は1957年。前作『最後の聖戦』からピッタリ19年です。
実際の製作ブランクと同じ時系列で時が流れている訳ですね。
この事実が非常に大きいと思うんですよ。

新作で時代が遡ったりする「SW」のような作品は、当然ながら同じ俳優を配する事が出来ません。アレック・ギネスの若い頃をユアン・マクレガーが演じるのもやむを得ない訳です。こればかりはどうしようもありません。
その演じ方の差を見るのも、また違う楽しみではありますが。

Photo_9 でも、例えば今回、インディの役をハリソン以外の俳優が演じ、時代設定を『最後の聖戦』の二年後、1940年あたりにしたとしたら。
そういう戦略だってあった筈です。

でももしそう作っていたら、あそこまでオリジナリティーを感じられたかどうか。
それほど、この時系列の一致には意味があるんじゃないかと。


おそらくルーカス、スピルバーグは、初作『レイダース』でインディの虜になった映画青年たちに、「貴方達と一緒に年を重ねたインディを観て欲しい」という思いがあったんじゃないかと思うんですよね。
実際、スクリーンで再会するインディも、19年という時の流れを感じさせる皺が顔に刻まれていました。
確かに演じるハリソン・フォードは御年65歳にしては驚異的な若さですが、あれだけのアクションをこなすには無理があります。
趣味の悪い洒落ですが、インディならずとも「老体にムチ打つ」感は否めません。
でも今回も、これまでの作品に全くひけをとらない大アクロバットをこなしちゃう。
ここが凄いんですよね。


以前、「インディはどんな俳優がやっても同じ」とお話しましたが、ここは今回、私は素直にルーカス、スピルバーグに負けを認めます。
ハリソンがあそこまで頑張ったから、私はインディ健在を喜べました。
これが違う俳優だったら、ここまでの感動は無かったと思います。



で、実はここからが肝心なんですが(あい変らず本題が遅いですが)
実はこの「ファンとの同時代性による感動」って、俳優だけに覚える事じゃないんですよ。
私は今回の新作で、監督、スティーブン・スピルバーグにも同じ事を感じました。


ご存知のようにインディ・シリーズは、全作とも御大、スティーブン・スピルバーグが担当しています。古くは『ジョーズ』でその才能に舌を巻いた私にとって、彼は私の永遠の目標、アルフレッド・ヒッチコック監督と並ぶ人生の先駆者でした。
おそらく私達の世代で、スピルバーグの影響を全く受けていない演出家は少ないでしょう。それほどまでに彼の存在は大きく、またリアルタイムで新作に立ち会えるという意味でも同時代性を感じる監督なのです。
そのスピルバーグもまた、インディや私たちと共に年輪を重ねている訳ですね。

Photo_14実は私、今回の新作に関しては、鑑賞前に若干の不安を抱えていました。
『宇宙戦争』(2005年)を劇場鑑賞した後の、何とも言えない割り切れなさが蘇ったからでした。
これは作品の優劣に関する事では無いんですが、その時私が思ったのは「最近のスピルバーグって、娯楽作品にシリアスなテイストを持ち込みすぎる傾向があるなー」という事でした。
映画の歴史を変えたとまで言われた『ジュラシック・パーク』(1993年)、続篇『ロスト・ワールド ジュラシック・パーク』(1997年)も、CGの派手さに比べ演出の切れの悪さが囁かれていましたから、やはり私も「年を重ねるにつれ、スピルバーグもエンターティメント演出の若さを失っていってるのか」なんて寂しくもありました。
時を同じくして、私もそれなりに人生の悲哀を感じるhappy01お年頃になっていましたから、「そりゃやっぱりスピルバーグだって、人生の意義や人間の内面に興味も移ってくるよね。」なんて感じていたのです。
やはり監督だって人間。その年輪は作品に表れてくる物なんですよ。
で、今回の作品を観た私は。


Photo_13スピルバーグは今回の作品を通じて、エンターティメントに対する自身の円熟味を伝えたかったと思うんですよ。
誤解を招くといけませんが、演出テンポが良くないとか、テーマがシリアスすぎて楽しめないとか、そういう事ではまったくありません。
むしろその逆。何となく「ふっ切れた」感覚さえあります。逆に、最近の彼の作品より若返った感もありますね。
それはインディという素材の勢い、パワーゆえかもしれませんが、本当に素晴らしい作品に仕上がっています。
年を経るとともに「フィクションをフィクションとして作れるようになった」とでも言うべきでしょうか。
冒頭のお話の通り私は二回観ましたが、休憩を含む二回分の時間、4時間あまりがこれ程短く感じられたのは久しぶりです。
『魔宮の伝説』封切時、オールナイト上映で一晩中観た時以来の夢心地。
二回観たのも『ダイ・ハード4.0』以来ですからhappy01


今作一回目の鑑賞時、たまたま私の隣に初老のご夫婦が座ったんですが、その奥さんのリアクションが、この作品の印象を雄弁に物語っています。
なにしろこの奥さん、思った事を口にしないと気が済まない性格のようでhappy01
はしゃぐわ笑うわ怖がるわ感動するわ。一瞬も黙る時がないというhappy01
「ギャハハハ」「えーっ、どーなるの」「うわー信じられなーい」の速射砲happy01happy01


私は当初、このご夫婦の隣に座った事を後悔しましたが、途中からこれが気にならなくなってきまして。
と言うより、むしろリアクションがあった方が楽しくなっちゃったんですhappy01
今作は、そうやって大騒ぎしながら楽しめる作品なんですよ。
普通のお客さんが思わず反応しちゃえる出来という事なんですhappy01
なんて素敵な事でしょう。
初老のご夫婦がまるで十代のカップルのようにはしゃげる作品なんて。

まさにこれがスピルバーグ・マジック。こういう生の体験はやはり劇場でなければ味わえません。レンタルDVDでは出来ないんです。
二回目の鑑賞は最前列に席を移し、貸切状態で観たんですが、何となくリアクションのなさが物足りなかったりしてhappy01


開巻直後のアレを含め、もちろん旧作への目配せも数多くありますが、シリーズを観ていなければ分からないような難解な展開ではありません。
予備知識なんかなくても、隣に座った奥さんみたいに充分楽しめます。
そんな小細工無しでも楽しませてあげる。スピルバーグの自信にあふれたセリフが聞こえてきそうです。
これこそがスピルバーグの『円熟ゆえの若さ』なんじゃないかと思いますね。


Photo_12血気にはやった若い頃は、勢いだけで作品を作れる。
今は一歩引いて、もっと広い視野からインディという作品を捉えているような。
そんなスピルバーグの余裕を感じるのです。
それはハリソンの演技も同じ。

「これも私たちの引き出しの一つ」的な余裕。
スクリーンの向こうから「この19年はダテじゃない」というスピルバーグ、ハリソンの微笑が見えてきそうです。
もちろん、ルーカスも同じ思いでしょう。

私もこんな風に、素敵な年のとり方をしたいものです。


この余裕がある限り、まだまだ後発の監督は「インディ」を素晴らしいお手本にする事でしょう。ネタバレを避ける為、細かい解析はここでは行いませんが、スピルバーグはまだまだ新しい事にチャレンジしていますよ。
カット割りはおとなしくなりましたが、CGIに振り回されないカメラワークは彼の独壇場と言えます。アクションとカメラワーク、世界観のバランスは『ジュラシック・パーク』『宇宙戦争』さえ今作に一歩譲る感も。要はスピルバーグは、こういう破天荒なストーリーに合うCGIの使いどころを知っているんでしょうね。

これまでのシリーズと同じく「なんでこの人はここまで観客のツボを心得ているんだろう」という思いに包まれた、幸せな時間を過ごせました。
心地よく「スピルバーグ・パーク」の「インディ・ライド」で遊ばせてもらった感じです。


そしてっ!たぶん、ご覧になった皆さんが最も語りたくなり、未見の皆さんが最も知りたい、賛否両論の「ラストのアレ」ですがhappy01
私はもう全然OKhappy01happy01happy01
アレがインディ。なにを小難しい理屈をこねる必要がありましょうか。
いいんですよインディなんですから。何でもアリでhappy01happy01happy01
アレはもちろん、絶体絶命のピンチをなぜか切り抜けてしまうインディの、驚異の運や生命力の延長線上に位置するもの。もともとそういう世界観なんですから。
アレがNGなら、アークだってサンカラ・ストーンだって聖杯だってNGになっちゃうんじゃないかと。


Photo_15むしろ、私はその後、エンディングの一幕に、スピルバーグの思いを感じました。
もちろんハリソンもルーカスも、あの一幕には万感の思いがあった事でしょう。
あの「○○を手にしたインディ」の演出にも。
あそこはもう、彼らの意地ですね。
まだまだ現役。後輩に○○は渡さない。
俳優としても監督としても。

人生も後半に差し掛かった往年のインディファンには、あのシーンが彼らからのエールに思えてならないのでした。
スピルバーグ、ルーカス、ハリソン共々60代。彼らが頑張ってるんだから。
これほど面白い作品を今も作り続けられる事そのものが、大きなエールであるのは言うまでもありませんが。


Photo_16そんな、ちょっとうれしいエールを貰って、私はいつになくパッピーです。
うっとうしい梅雨ですが、頭には『レイダース・マーチ』が鳴り響いています。
おみやげもこんなに買っちゃいました。
右下のインディ・タオルなんて、使用分と保存分の二枚ゲット。
隣に座った奥さんと同じく、心は十代のオタクですhappy01

2008年6月20日 (金)

飛竜三段落ち

おかげさまで、体力もかなり回復しまして。
ご心配おかけしました。ありがとうございました。

Photo私の不調に喝を入れたもの。
それは昨日届いた、一つの小包。
取扱注意の表記もモノモノしい
この箱の中身は。

分かっていても心ははやるばかり。
丁寧な梱包を開いてみれば・・・

Photo_2 どど、どーですかこれhappy01 すばらしいでしょーhappy01happy01
先日オークションで落とした、『電撃ロボット』プラモデルhappy01
もちろん当時物。駄菓子屋さんの店頭を彩っていた、アレです。
メーカーは「株式会社高藤」。東京の会社のようです。
不勉強で私は知りませんが、ご存知の方、いらっしゃいますか?

CDはサイズ比較用。昔は今井科学の「ミニトップ」、ブルマァクの「ユニパズル」など、こんな台紙付き、ビニール袋売りのプラモデルがよく売られていましたね。
奇跡の完品。懐かしさに目頭が熱くなった方もいらっしゃるのでは?

Photo_3例の特撮ロボットをもじったアレが台紙にあしらわれたこの逸品。
ブーメラン○ッターの突起がひとつ多いような気がしますが、そこが味happy01

いやーいいですねえ。こういう版権サバイバル戦は、当時の駄玩具業界では当たり前でしたね。
このアンダーグラウンド特撮キャラこそ、私達昭和の子供に最も身近な友達でしたねー。

この『電撃ロボット』をマネしたhappy01ピープロ作品の雄『電人ザボーガー』の放送開始は1974年の4月ですが、この台紙の通りモデル化されたのは、後編『電人ザボーガー対恐竜軍団シリーズ』に登場した強化型『ストロングザボーガー』ですから、この商品の発売は『恐竜軍団』放送時、1975年4月以降のようです。

ちょうどこの頃、私はそろそろ駄菓子屋さんを卒業する時期にさしかかっていましたので、さすがにこのプラモを買った記憶はありませんが、それでもやっぱりこの台紙、むき出しのパーツを見ると心が躍りますねー。
下町のプラモ好き子供達にとって、数日に一度、確実に手に入れられるこういう安価なプラモは、経済的に箱付の大物が買えない「プラモ禁断症状」時期のカンフル剤として、大きな役割を果たしてくれたものでした。

たとえ前後割りのモナカプラモであっても、とりあえず「組み立てて遊べる」というプレイバリューは、箱付きプラモに一歩もひけをとらない物だったのでした。
この感覚、当時を知る方々は頷かれるかもしれませんねhappy01
ただこの商品、ちょっと残念なのは、この時期から顕著になってきたスナップフィットが採用されている事で。

やっぱりどんなに小さくても、プラモはセメダイン接着がよかったなーとcoldsweats01
私がこんなにおバカになったのは、当時のセメダインやレベルカラーのシンナーにやられたせいですからcoldsweats01 それくらい、私の中でプラモとセメダインはセットなんです。
こじゃれた無臭の接着剤よりも、強烈な臭いのセメダインが欲しかったと。
まーここまでの完品を前にして、贅沢な悩みですね。
30年以上前の物ですから、たとえセットされていても役には立ちませんしcoldsweats01

Photo_4このプラモ、オークションの出品写真を見た時は気がつかなかったんですが、実際に見てみて驚きまして。
おバカな私は、台紙についている12個が全部同じモデルだと思っていたんです。
ところがなんと。


写真の通り、これ、三種類のモデルが縦に4個ずつ並ぶ、混成売りじゃーありませんか。

いやー分からなかったなー。嬉しい誤算。

貧乏な私ですから落札価格もものすごく安価だったんですが、この価格で三種類の電撃アイテムhappy01を入手できるとは。
こんなプラモで大喜びしているのも、私くらいのものでしょうがcoldsweats01

さてそんな訳で。一種類ずつ、この貴重なプラモを見ていくことにしましょう。
勇気がなくて、開封できない事をお許し下さいcoldsweats01
めったに見られないアイテム。ザボーガー好きの皆さんにはたまりませんねhappy01

Photo_7 ザボーガーの高機動型happy01 オートバイタイプの『マシーンザボーガー風電撃ロボット』です。
ザボーガー最大の特徴であるバイクフォルムを見事に再現したモデル。
下の赤いパーツは『特命秘密刑事』(大門豊と言ってはいけない)なんですよhappy01

タイヤのモールドも細かく作られています。
これ、本当にパチモンなんでしょうか?
当時、ザボーガープラモのライセンスを持っていたアオシマにはこのサイズはありませんでしたが、大サイズのゼンマイキットが出ていました。
このミニキットは、アオシマの大サイズにひけをとらない出来じゃないかと。
むしろプロポーション的には、こっちの方が良いような気がします。
台紙イラストと違って、ブーメ○ンカッターのモールドもオリジナルに忠実でhappy01
こういう所に、小さなメーカーの意地を感じたりしますhappy01

まーこの写真を一目見て『チェンジ!マシーンザボーガー!』と叫んだあなたは、『サボーガー初段』ですね。
次からがちょっと難しくなるんですよsmile



Photo_8 続いてはこちら。番組後半に登場した『ストロングザボーガー』をモチーフにしたらしいモデルです。

同封のカードが素晴らしいパチモンぶりを醸し出していますねーhappy01
番組を未見の方はこのイラストだけ見て、よもやこのロボットがオートバイに変形するとは思えないでしょう。

うーん一流のトリックアート。エッシャーの芸術的香りさえ漂いますhappy01

モデルの出来もアートそのもので。
ちょっと分かりにくいですが、手や足に見られるザボーガー独特のジャバラ風モールド(すみません例えが下手で)もうまく再現されています。
決してサナギマンではありませんhappy01
顔もカッコイイでしょ。原型製作者はタダ者じゃありませんね。


さて。ここでサボーガー好きの皆さんはちょっと疑問を持たれると思います。
「写真右下の四角いパーツって何?」

本家ストロングザボーガーにはこんな大きなパーツは無いし。首をヒネりながらパーツを眺めていたんですが、もう一枚のランナーに車輪がモールドされているところを見ると、どうやらこれは「移動スタンド」みたいなんですね。
要はロボットをこの上に乗せ、コロ走行させるという設計で。
サイバリアンみたいなものでしょうか?(例えが悪いですかweep

これはこのプラモのオリジナル設定。賛否両論でしょうがhappy01
問題は、この移動カーのモチーフが何かという事で。


この写真を見て『マウスカー!』と叫んだあなた。
あなたは『ザボーガー二段』です。
私もそう思いました。ちょっとTVチャンピオンレベルになってきましたがhappy01
さて。いよいよ次が最大の難関。



Photo_9 三体目のモデルですが、これは私も困りましたねー。
なにしろ主人公・ザボーガー側で、ロボット体型のモチーフはもうありません。

皆さん、この写真を見て、何だかお分かりになりますか?
確かに、写真中のカードに描かれたロボットらしい事は推測できるんですが、その元ネタが分からない。別に分からなくてもいいんですがhappy01
後半、恐竜軍団のメカアーミーは爬虫類系が多いので、おそらくこれは番組前半、Σ団のメカアニマルらしいのですが・・・


Photo_10うーんと唸りながら、袋をうら返したところ。
「あらっ?」
このロボット、頭部が別パーツになっているんですね。
で、この頭の形は・・・

識者の方なら、何となくピンと来たんじゃ?

ザボーガー初期のクライマックスを彩った巨大メカアニマル。ライオン丸のゴースン譲り、等身大ヒーローの掟を破るピープロならではのキャラクターと言えば・・・

Photo_11これ。Σ団首領、悪之宮博士が企んだ「地獄のΩ計画」の中枢メカアニマル、『ジャンボメカ』です。
身長120メートル、体重65万トン。
なんと平成ゴジラよりも大きい!happy01

第11話『ジャンボメカ東京破壊作戦!』(1974年6月15日放送)に登場。


そのタイトル通り、東京破壊を目的に、高層ビルの内部で建造されていました。
それまでのエピソード、1話から10話までのΣ団による資材、発明品奪取は、すべてこのロボット建造の為だったという大計画でしたね。

ストーリー、ビジュアルともに、初期ザボーガー最大のインパクトを誇っていました。私にはこの三体目のモチーフが、ジャンボメカに見えちゃって仕方がありません。頭の形、目の位置などなど、他のザボーガーキャラにこのデザインは見当たりませんし。
うーんこんなにマイナーなロボットを。株式会社高藤、
恐るべしhappy01

私はその方面には詳しくありませんが、ひょっとしてパチモンとはいえ、このプラモがジャンボメカ唯一の立体化ではないでしょうか?
いやーでも、当時のアイテム展開はまだまだ未知の世界ですからねー。
アリザイラーとかもソフビ化されてるし。
ひょっとしてこれも立体化されていたかも。ご意見をお待ちしています。
ザボーガーの識者を言ってはばからない方にも、ぜひお会いしたいですが。
きっと話が合うと思いますしhappy01



・・・とここまで書いて記事をアップしたところ、お仲間のジャリゴンさんからさっそくありがた~いご指摘が。

三体目のロボットは、『冒険ロックバット』の『ブレイザー』にも似ているという。
そそそうですねー。coldsweats01
さっそく、手持ちの資料をひっくり返してみましたが。
Photo_13

これが件のブレイザー。
ほっ、ほんとだ。こっちの方が似てますね。
いやー失礼しましたcoldsweats01

『ロックバット』は1975年、ザボーガー対恐竜軍団シリーズと同時期の放送ですから、このモデルにブレイザー似のアイテムがラインナップされていても不思議じゃありません。

まさか作品の垣根を越えていたとは。という事はこの『電撃ロボット』プラモは、ピープロ夢のコラボラインナップという訳ですね。かえって貴重かもhappy01
ジャリゴン様、貴重なご指摘ありがとうございました。
改めて、ネヴュラ識者陣の凄さに感服いたしましたhappy01


ですから三体目は「ブレイザー!」と叫んだ方が正解。
ザボーガーはおろか、『ピープロ三段』のレベルですねhappy01
いやー執筆者が間違えてちゃしょうがないですねー。意外なオチでしたcoldsweats01


・・・と。ここまで書いて
再度記事をアップしたところ、またまたお仲間の雀坊。さんから、さらに鋭いご指摘が。
一体目、二体目とも、当時「ユニパズル」の名でブルマァクから発売されていたザボーガー正規品の、金型流用キットという事なんですよeyeeyeeye
いやー本当に素晴らしい。こんな記事にここまで関心をお持ち下さるなんて。
雀坊。様、本当にありがとうございましたhappy01

ここまできたらひょっとしてと思い、残り一個、謎の三体目をネットで調べたところ、案の定このモデルも元を辿れば「ユニパズル」のブレイザーでした。
全部本物だったとは。どうりで出来が良いと思った。
あのブルマァクの金型品ですから、血統書つきのキットですねーhappy01

何と!記事アップ当日中に、全ての謎が解明されてしまうという快挙happy01
この手のミニプラモの奥深さを再認識するとともに、識者の皆さんに感謝です。
いやーこれがネットの凄い所ですねー。一生、勘違いで過ごすところでしたcoldsweats01


Photo_12そんな訳で、このプラモのおかげですっかり風邪も吹き飛んだ次第です。
素晴らしいオタクパワー happy01
この年になって、まさかこんなアイテムに巡り会えるとは。
趣味の世界は一生ものですねー。


ネットオークションの普及でこんな体験も夢ではなくなりましたが、レア度に比例して価格も半端ではなく。
お財布との相談も真剣です。


まーでも、こういう楽しみが日々の活力の基ですからねー。
ささやかな喜びを求めて、今日も出品リストに目を走らせますhappy01happy01happy01

コタの白い目を気にしながらcoldsweats01

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2008年6月19日 (木)

おだいじに

体調不良と言いつつも、お仕事を休むわけにはいかず。
今日もうんうん唸りながら、朝から自宅で台本執筆。
ぜーんぜん名ゼリフも浮かびませんが、そこはそれ場数の強みで
何とかまとめ上げました。あー疲れたcoldsweats01

ちょっと食欲も湧いてきたので、食材補給にスーパーへGO。
ついでに寄ったいつもの駄菓子屋さんで。

Photo 置き薬風のガムを発見。速攻ゲット。病院には行かないのにweep
どれも風邪には効きませんがcoldsweats01
Photo_2 いつもご覧下さる皆さんにも。ネットのやりすぎにはご用心下さいhappy01

お仕事をがんばったおかげで、ちょっと復活してきました。
全快まではもうちょっと。おバカだけは治りませんがhappy01

2008年6月17日 (火)

体調氷河期

先日来、ご心配をおかけしております。
今週に入りやや回復が見られたものの、梅雨とも思えぬ連日の暑さに
ふたたび体が不調を訴えております。
これも日頃の不摂生ゆえ。すべて自業自得ですね。
おバカは風邪をひかないと油断していたのが間違いで。
今年の夏風邪は、私のような者にも公平なようですcoldsweats01

そんな事情により、また数日、記事更新が滞ると思いますので、
なにとぞご了承下さいませ。

尚、お返事等が遅れ、またご迷惑をおかけしますので、
どうぞお見舞いコメント等、お気遣いなさらぬよう。
皆様もお体にお気をつけ、梅雨を乗り切って下さいねhappy01
Photo

2008年6月15日 (日)

世界のグチヒデ

Photoおねえちゃん。たいくつだよう。
なんかやってよー。

えーっ?お姉ちゃん病み上がりなのに。
しょーがないなー。よーく見ててよhappy01
Photo Photo_2 Photo_5 Photo_3

どう?オモローでしょhappy01
次は8の倍数で・・・
あらっ?すべった?coldsweats01
(近年になく空しい週末)
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命を繋ぐテクノロジー

昨日は体調を崩し、ほとんど一日床におりました。
やや朦朧とした意識の中、点けっ放しになったテレビでは、大変な被害の状況が。
皆さんもすでにご存知と思います。昨日朝8時43分頃に発生した岩手・宮城内陸地震の様子でした。
伝えられている通り、震度6強、マグニチュード7.2という規模は、あの中国・四川大地震に迫るものだそうで。
加えて、震源が8キロと浅かった事も、被害に拍車をかけたようです。
お亡くなりになられた方にはご冥福を、行方不明の方はもとより、被害に遭われた方にはご心痛を本当にお察しいたします。引き続く余震や、梅雨などによる二次災害への不安もおありでしょう。
「ネヴュラ」のお仲間の中にも、被災地域にお住まいの方がいらっしゃるので、画面に甚大な被害の状況が映し出されるにつれ、徐々に心配は増して行きました。

空撮で捉えられた宮城県栗原市の崩落道路や土砂に流される旅館、岩手県一関市・国道342線の陥没した橋などを見る度、大きな地震のつめ跡に慄然とした思いを覚えます。
今回の地震は直下型だそうで、秋田・男鹿半島-宮城・牝鹿半島構造帯の断層によるものという解析がなされています。
過去にもこの構造帯では地震が多発しており、今回も断層に影響をおよぼす「海洋底プレート間のひずみ」の影響が示唆されているそうです。
地下で多くのプレートがひしめき合う日本列島ですから、今回のような大きな地震はどこで起ってもおかしくない訳で、私たちの足元のもろさを再確認したような思いです。
名古屋に住む私など、確実に訪れる東海大地震への不安が、改めて身近なものとして感じられました。
「直下型」「海溝型」等、様々な要因が解析される地震ですが、こと被害に遭うという点に関してはまったく同じ。今回の被災も、決して他人事ではないのです。

不勉強で被災地方を訪れた事のない私ですが、状況を見る限り、今回の地震は山間部を中心とした被害が多い事が分かりました。
と言うより、都市部の被害がまだ報告されていないという事なのでしょうか。
土砂崩れにより赤い泥土を晒す山、寸断される道路などなど、自然の猛威の前に人間がいかに無力なものかを思い知らされますが、特に感じたのは「孤立する人々の不安」でした。

人口密集地である都市部であれば、ビルに閉じ込められるなどの事が無い限り、孤立して救援を待つという形は少ないと思うのですが、人の少ない山間部などでは孤立型が多く見受けられます。また孤立した場合、梅雨である今の時期は土砂災害や雨による体力低下などのマイナス要因も命取りとなります。
要は、遭難と同じような状況となってしまうわけですね。
都市部で暮らす私などは、この孤立無援の状況に非常な恐怖を感じます。
都市部には都市部の二次災害があると思いますが、山間部の場合は余計に「取り残された自分を知らせ、救援を求める手段」のハードルが上がるような気もするのです。

この場合、救援連絡にはどのような方法が有効なのでしょうか?
昨日も被災現場で、焚き火でSOS信号を出していた被災者がいらっしゃいましたが、山中で連絡手段が絶たれてしまった場合、現在もそういう「目で訴える」手段が唯一なのでしょうね。
ただ思うんですが、個人間の連絡ツールがこれだけ発達した現在、最も重要視されるSOS通信の確実な手段が確立されていないのは、ちょっと不安な気もします。

登山など山間部などの屋外で取り残され、不幸にも怪我などで動けなくなった場合、唯一の連絡手段が携帯電話というシチュエーションは最も考えられる事ですが、生存者の安否を確認する為に一時的に携帯電話の利用が増加、回線が繋がりにくくなるという事例もよく聞かれます。
今回の場合、その混雑状況はどのようなものだったのでしょうか?
ネットに於ける災害救助板などの稼動頻度、有効度も知りたい所です。
また、私は携帯メールをほとんど使わないので不勉強ですが、安否確認に携帯メールが使われたケースの方が電話確認よりも有効だったのでしょうか?
ネットで検索しましたが、やはり被災現場では、携帯電話やメールの迅速な稼動がまだまだ実現されていないような感想が多く見受けられました。

テレビ屋の私が言うのもなんですが、そんな場合、例えばワンセグ放送による地上波からの情報提供などは、被災者に対して非常に有効に思います。
それら地上波からの情報を通じて、災害支援センターなどと被災者との双方向通信が可能となれば安否確認や救助確率も上がりますし、被災者の位置をGPSシステムで特定する事も現在では可能です。
今や全国民のほとんどが所持し、最新テクノロジーが凝縮された携帯電話の価値は、むしろこういう時こそ発揮されるような気もします。
今回の地震で、今後そうしたきめ細かい情報伝達インフラの状況が解析、再整備される事により、人命救助へのさらなる一歩が模索される事を祈りたいです。
せっかく普及したテクノロジー。そこに使えないのは本末転倒なのかもしれません。
今や携帯は電話の役割を越えた「端末」なんですから。

また、地上波に携わる者として、改めて災害報道の重要性と責任を感じます。
さらに数年後には普及するであろう地上デジタル放送の双方向性、災害救助の可能性にも大いに期待したいです。
そのインフラが整備された時こそ、地上波の新しい意義が生まれるような気もするのです。

先週日曜日の秋葉原事件をはじめ、自作サイトなどで自らを自虐状態に陥れる暗部も持つ携帯ですが、使い方によってはこれほど強い味方もありません。
テクノロジーは人を傷つけもしますが、人を救いもします。
思えばこうしてパソコンでブログを書くという行為も、人と繋がる重要な営みである訳ですよね。

携帯電話・パソコンともに苦手な私。
今回の独り言は、現状からはるかに遅れた見当違いの思いかもしれません。
被災者を一人でも増やさない為、無知を晒してしまいました。
私が考える事など、専門分野では既に確立されていると思いますが。


今も救助活動に勤しまれている方々には、本当に頭が下がります。
もちろん被災に遭われた方々には、一日も早い平穏が訪れる事を祈ります。

2008年6月11日 (水)

おなかすいちゃったなー

Photo 最近、ここが定位置。器用に座ります。
回し車がときどき回って、コロリと落ちちゃうけど。
その時のビックリ顔がまた、たまらなくラブリーhappy01

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今しばらくの時間を

6月9日(月)の記事『裏切られる願い』をご覧頂いたみなさま。
私のような者のつまらない独り言にお付き合い頂き、本当にありがとうございました。

6月8日、秋葉原で起った連続殺傷事件。
日を追うにつれ、犯人の身勝手な動機、事件に至る経緯、被害者に近しい方々の悲しみなどが続々と報じられています。
それらを知るたびに、今も暗澹たる思いに沈む自分がおります。

実は、9日の記事を書いた後、私はちょっと後悔を覚えていました。
あまりにも自分の思いをさらけ出しすぎ、周りへの配慮を怠ったような気がしたのです。
公開を前提とするブログゆえ、それなりにモラルは持っているつもりでしたが、今回だけは感情を抑えることが出来ませんでした。
私の勝手な主張にご気分を害された方がいらっしゃいましたら、心よりお詫びいたします。

そんな私の青臭い意見にも、お仲間からは沢山のご意見が頂けました。
正直、今回の記事に関して、ここまでの反応を頂けるとは思っておりませんでした。
しかも皆さん長文で、それぞれの思いがこもった素晴らしいご意見ばかりでした。
また、大変な励みにもなりました。

本当なら、すぐにご返事差し上げたいところなのですが、お察しの通り、私はこの種の悲しい事件に対して非常に過敏な性格で。
今だに、事件直後の脱力感から脱出できません。
いつも、お一人お一人に精一杯のお返事を心がけておりますゆえ、中途半端なお返しコメントではご意見頂いた方に失礼、また自分に納得が行きません。
出来れば、もう少し心が平穏を取り戻すまでの時間が必要です。

その為、大変勝手ではありますが、前回記事へのご意見に対するお返事は、もう数日のご猶予をお願い致します。
精神的回復と共に、少しずつでもお返事差し上げたいと思っております。
心の弱さに自分でも腹が立ちますが、伸びきった心のゴムはなかなか思い通りに張りを取り戻してはくれず。
犯人に対しては百万語でも言葉を尽くせますが、お仲間の雀坊。様がおっしゃる通り、犯人の糾弾だけでは何も解決しません。
今はしばらく心静かに、平穏を取り戻そうと考えております。

大変申し訳ありません。なにとぞお許し下さいませ。

                                            オタクイーン

2008年6月 9日 (月)

裏切られる願い

曇り空の下、ウォーキングに出たお昼過ぎ。
公園へ向かう道すがら、若い母子連れとすれ違いました。
20代半ばのお母さんは3歳くらいの女の子の手を引き、もう一方の手でベビーカーを押していました。
ベビーカーの赤ちゃんはとても元気なようで。
足をバタつかせて片方の靴下が脱げ、それが道に放り出されてしまったのです。
あらあらと笑い、拾いに向かうお母さん。
そのお母さんよりいち早く、靴下を拾いに走った小さな姿が。
その赤ちゃんのお姉さんであろう、3歳ほどの女の子でした。

「あ、ありがとありがと。」
その子の行動はお母さんにも意外だったようで、その驚きが「あ、」の一言に表れていました。すれ違った私はお母さんの表情を見る事ができませんでしたが、お母さんはその子が差し出す靴下を受け取りながら、きっと笑顔を咲かせていたでしょう。
「この子にも、人を思いやる気持ちが芽生えてきたのね。」と。
そんな一瞬の点描に、心が少し温かくなりました。

確かにその子は、お母さんに褒められたいという意識もあったでしょう。
でもそんな意識の中にもほんのひとかけら、お母さんを手伝いたい、人を助けたいという気持ちがあったと思いたいです。
わずか3歳ほどの女の子にも芽生えるその心は、人間が本来持つ「思いやり」の精神に違いないからです。そしてその精神は、誰の中にも備わっているものであろうと。


昨日、東京の秋葉原で起った通り魔事件は日本中を悲しみのどん底に突き落とし、今も続報が報じられています。
この事件を報じないメディアは皆無と言ってよく、皆さんも職場や家庭で、この話題を口にされた事でしょう。

この事件、私は最初の一報を、昨日の臨時ニュースで知りました。
ニュース速報のテロップ以外でこのニュースをライブ放送したのは、おそらくNHKが一番早かったと思います。私は速報の最後の方を見たのですが、通常番組も生放送だったので、ニュース直後に切り替わった通常番組の出演者・藤原紀香さんの表情が、驚きと悲しみに震えていた事を妙に覚えています。

信じられない出来事から一日。犯人の行動や被害者の数が明らかになるにつれて、凶悪な事件の全貌が徐々に解明されてきました。
今日の時点で死者7名、重軽傷者10名。
犯人が2~3日前から犯行を計画していた事。
犯行当日の昨日、出発から犯行直前まで携帯サイトに書き込みをしていた事。
レンタカーのトラックで歩行者天国に突っ込んだのも、サバイバルナイフを振り回したのも、全て予定通りの行動だった事。
さらにナイフでの使用理由は行く手を蹴散らす為ではなく、被害者一人一人を完全に殺害する為だった事。
目撃者の証言によれば、逮捕され連行される時の彼の表情は「薄笑い」だった事。

被害者や事件関係者の方々への配慮を欠いた文章で、大変申し訳ありません。
こんな理不尽な犯行の犠牲者の皆さんへ、心から哀悼の意を表したいと思います。
と同時に。事件への思いがやり場の無い怒りと悲しみとなって、心に重くのしかかります。

以前の記事で、人の命が奪われる事について敏感になっている心情についてお話しました。その矢先の悲劇でした。
この事件により、昨日からあまり食欲も無く、いつもは笑える番組を見てもなぜか気力を失っている自分が居ます。
人間、あまりに悲しいと、心のゴムが伸びきった状態になるんですね。
すやすやと眠るコタのあどけない姿を見て、涙が出てきたりして。

最近、こういう事件が多くなりました。
先日起きた茨城県土浦市の連続殺傷事件をはじめ、「世の中が嫌になった」「人を殺して捕まりたかった」「被害者は誰でも良かった」などと、まるで口を揃えたようにうそぶく犯人達を見る度に、暗澹たる気持ちは晴れる事がありません。
犯罪心理学者のどなたかがおっしゃっていましたが、この種の「被害者を不特定多数に設定する犯罪」が、最近、特に顕著たそうです。

「被害者は誰でもよかった」
こんな動機で、人の命を奪えるものなんでしょうか?

また、ある学者は言います。これは一種の「擬似自殺行為」であると。
世の中が面白くない。死にたいけど一人で死ぬ勇気がない。それで不特定多数の人々を「道連れ」にし、法に裁かれて死にたい。その心理が働くと。
今回の犯人は、職場や自分の境遇に対して悩んでいた節もあるそうです。
トラブルを起こしていた事実もあったとか。
従来のキレやすい正確が災いしたとも。
でもそんな事は理由になりません。職場で悩んでいたなら上司への相談など善処する必要があり、個人的な悩みなら自ら解決に努力すればいいだけの事です。
私も含め、皆さんそうやって、日々を懸命に生きている筈ですよね。

きっと彼はそれを行う勇気さえ無かったのでしょう。問題が自分の側にある事を分かっていたのかもしれません。だから自業自得、どこにもはけ口がなかった。
悪意に包まれた凶行と見られるこの種の犯罪も、その実は犯人の心の弱さ、孤独感が引き起こしたものではないかと言うんですね。


でも私は何があっても、犯人を許さない。
人間には、人の命を奪う行為を償う手段が無いからです。
たとえどんな動機があろうと、一度奪ってしまった命は取り返しがつかない。
刑に服そうが自らが死刑になろうが、奪われた命は戻ってきません。


ただ。実は今回私が思った事は、それだけではなかったんです。
事件を知った直後、渦巻いた胸の内は、説明のつかないほど複雑なものでした。

身勝手な犯人への怒り?それはもちろんです。
被害者に遭った方々への心痛?それも大きなものです。
この手の犯罪が多発する恐怖?それだって無視できないでしょう。
でもそれだけではない。
私が感じたやり場の無い怒りは、それらの言葉だけでは解決できなかったのです。

もやもやした思いと共に、私は昨日からの一夜を過ごしました。
そして出かけたウォーキング。
そこで出会った冒頭の母子に。わずか3歳の女の子に気づかされたのです。
きっとそれは、人間の心の問題だったのでしょう。

以前にも、お仲間とのやりとりの中などで主張させて頂きましたが。
私には、人間の心について「ある願い」があります。
人間には本来、美しさや喜び、他人を思いやる心とか、人の悲しみを分かってあげる心などの価値観が、教えられなくても備わっているんじゃないか。
人それぞれ、その心の呼び名は違っても、それが人間を人間たらしめている重要な精神じゃないかという願いがあるのです。
確かにそれと対比して、人間には闘争本能や悪意などのファクターもあります。
決してそれも否定しません。それらの矛盾を抱えながら生きているのが人間という存在だからです。

その「人の痛みを分かる心」という人間不変の価値観が、今回の事件によって裏切られたような気がするのです。

例えばどんな理由であれ、「この世から消し去ってしまいたい相手」が居て、それを犯行動機にするのであれば、まだ事件の因果関係はあるような気がします。
犯人と被害者には関係があり、そこには「相手の痛み」を凌駕する「怒り」が存在するからです。相手の心が痛もうがどうしようが、そんな事はどうでもいいという程の怒り。
それも犯人の勝手な理屈ですし、決してあってはならない事ですが。

しかし、今回の一件をはじめとする無差別殺人には、その「相手の痛み」を凌駕する怒りの理由が無い。相手との因果関係が無いからです。

ここでもう一度、前述の疑問です。
『被害者は誰でもよかった』
こんな動機で、人間は人の命を奪えるものなんでしょうか?

今の世の中、人間に本来備わっているはずの『人の一生を奪えばその人の存在が消えてしまう。周りの人たちだって心が痛む』という価値観のリミッターは、もう解除されてしまったのでしょうか?
怒りを向ける動機の無い相手を、何の躊躇も無く手にかける。
一生をかけても償えない、命を奪うという行為。
なぜ、こんな事が出来るんでしょうか?

確かに前述のように、人間は矛盾に満ちた存在です。だから悩む。
善悪の狭間で常に試されていると言っていいでしょう。
でも、人間不変の価値観って、そんなに簡単にリミッターが外れるものでしょうか?
これはブログ上の建前ではなく、本気で思う事です。
そんな価値観に対する願いすら、私の幻影に過ぎないのでしょうか?
私が甘すぎるだけなのでしょうか?
ただ、それがもし甘いと言うなら、私はその甘さを死守したいです。
そのリミッターが外れる事は、人間では無くなる事です。それが私の価値観です。
これだけは譲れません。


冒頭の母子連れのお母さんは、今回の犯人と同じ年頃でした。
今回の事件について3歳の娘さんに尋ねられたら、お母さんはどう答えればいいのでしょう?ようやく、人を思いやる心が芽生え始めた娘さんに。
そして、私がお母さんの立場だったら。
皆さんがお母さんの立場だったら。


そう考える度に、心が本当に痛みます。
犯人に対する怒りももちろんですが、私はこの「裏切られる願い」が最も辛いです。
年をとるとともに命という存在の重さが増してゆく私の、青臭い思いかもしれません。
過激な言い回し等、ご気分を害されましたら、お詫び致します。

昨夜、『忘れえぬ想い』(2003年香港 イー・トンシン監督)を観ました。
人への想いについて考えさせられる、いい作品でした。
心がちょっと痛い今の私には、こんな小品がちょうど良いようです。

2008年6月 8日 (日)

お散歩怪獣遊び

前回のお話で、ウルトラマンのお菓子ボックスに張り付いていた怪獣ですが。
実はこれ、新発売の「ウルトラマン リアルマスクマグネットコレクション」。
株式会社プレックスという所から発売されました。

聞きなれない会社ですが、私が無知なだけなんでしょうかcoldsweats01

Photoいやーでも、最近の食玩サイズフィギュアの出来はすごいですねー。
今回のマグネットコレクションは、胸像という着眼点もさることながら、その着ぐるみの再現度はまさにガレージキット並みで。
汚し塗装もいい感じ。
(写真はすべて、クリックで大きくなります。)

Photo_2 マグネットコレクションの名の通り、裏面の強力マグネットで、こんな曲面にもピッタリくっつきます。
これまでこの手のアイテムはディフォルメデザインが多かったので、こういうリアルタイプのマグネットは大変新鮮に感じますねー。
落ち着いた造形、オリジナルに忠実な塗装で好感度もアップ。
今までユルいデザインにお困りだったマニア諸氏も、これなら納得。
オフィスでもさりげなく、コアなウルトラ好きを主張できるという。
ホワイトボードのお供に重宝しそうですねhappy01


そんなわけで、こういうのは使ってナンボの「半生活用品おもちゃ」ですから、私も無い頭を絞って、自宅でこのマグネットの活かしどころを考えてみました。

Photo_3まーこんな感じで。定番の冷蔵庫なんかに。
お気づきですか?このベムラー、上の写真のものに付属のオマケを加えてあるんですよhappy01
やっぱり普通のマグネットとはリアリティーが違いますねーhappy01
スーパーのチラシなんて貼るのが勿体無くなっちゃって。やっぱりこの一枚が似合います。
でもこれなら、冷蔵庫に貼る必要はないんですがcoldsweats01

でもウチって見回してみると、あえてマグネットを使うような所って無いんですよ。
ですからこれも、せいぜい冷蔵庫に貼っておくくらいしか使い道がなくて。
うーんでも、この出来のウルトラマンが特売のチラシの上で睨みをきかす光景も、なんだか所帯じみていやですしねーweep

で、昨日はいつものウォーキングに、このマグネットを連れて行きました。
毎度の公園ですが、マグネットの利点を使ってちょっと遊んでみようかとsmile

Photo_4まずはこれ。出発時には玄関ドアにペタリと。
強力マグネットなのでしっかりくっつきます。
うーんかっこいい。お気に入りのBタイプマスクが玄関をマニアックに演出しますねー。
のぞき穴の上にウルトラマンが居れば、侵略者も退散するかな?
でも、絶対このマグネットを持ってかれちゃうので、撮影後すぐ撤収。意味無いですねhappy01

Photo下に降りるエレベーターの中。
手を挟まないための注意書きステッカーの上には、ハサミ繋がりでもちろんバルタンを。

Photo_2 これはピッタリでしたねーhappy01 まさに適材適所。
大人も子供も、この方が分かりやすいんじゃないかなーhappy01

Photo_3愛車、ミラジーノにペタリと貼れば。
隣のポルシェにも負けない高性能車に。
なにしろあのゴモラですから。
見方によってはこのエンブレム、ジャガーよりもかっこいいんじゃーないですか?happy01happy01happy01




Photo_5 公園入口の照明塔。これは怖い!
この公園では、ダダの放し飼いが行われているの?coldsweats02
標本にされない内に逃げなきゃshockshockshock

Photo_9ゼットン星人さんが困っています。
地球侵略の尖兵がまだ着かないsad
大至急連絡しないと、歴史が変わっちゃいます。地球にとっては幸運ですがhappy01
(この写真を撮ってる時、公園では何組か家族連れが遊んでまして。不思議そうにこっちを見ている子供の視線が痛いcoldsweats01


で、残ったコイン好きの一匹ですが。
「自販機のコイン受け口」ではあまりに芸がないので、今回は。

Photo_7どーですか? コレがホントの「カネのなる木」happy01 
ホントに生えてるみたい。色もキノコみたいに同化してますし。
まさに、自然を相手に怪獣遊び。健全なのか不健全なのかcoldsweats01
日本広しと言えど、このアイテムをこう遊ぶオタクは私ぐらいのものでしょうcoldsweats01
しかも貴重な梅雨の中休みを、こんなおバカに過ごしちゃってcoldsweats01coldsweats01

Photo_8今回は本気で呆れられたと思いますがcoldsweats01
この逸品、見れば見るほど出来が良いです。
シークレットで、ダダのバリエーションなんかもあるそうですが、私にはこれだけあればhappy01



人気次第で、シリーズは続行するんでしょうか。
個人的に欲しいのは、マンのAとC・・・  いや。やっぱりネロンガかなhappy01happy01

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2008年6月 6日 (金)

大超神あらわる!

Photo_2
ラシュモア山かジンメンか。はたまたデビルガ○ダムか。
ネヴュラに降臨。大超神fuji
天を貫くこの迫力。まさにウルトラの守り神。
最近、いろんな意味でウルトラづいてる私には、
願ってもないお守りですhappy01

Photo_3コタもビックリ。
全身を覆う胸像の正体は
次回の「ネヴュラ」にてsign01

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2008年6月 5日 (木)

午前6時にズームイン

今日はお仕事大変でした。明日も朝からハードワーク。
夜更かしはお肌の大敵。目覚まし時計を頼りに、今夜は寝ます。
Photo まだこんなの使ってます。以前、ちょっとだけ関わった番組。
当時の仲間からのプレゼントです。
この目覚ましを見る度に、番組スタッフの心意気を思い出します。
この番組、出社は早朝3時半。
番組タイトルは変わっても、スタッフの苦労は同じです。

タイマーセットは朝6時。
あの頃に比べたら、まだまだ私は甘いですね。
初代司会者、徳光さん直伝の決めポーズで、
気合を入れて頑張りますpunch

2008年6月 4日 (水)

薬局前21時

Photo_2
梅雨だねー。ケロちゃん・・・
そーだねー。サトちゃん・・・

Photo_3
ピンクの彼女は?ケロちゃん。







Photo_4ブルーとデート・・・
お池で・・・






Photo_5

あしたも雨かな・・・ケロちゃん・・・

雨雨降れ降れ・・・サトちゃん・・・

Photo_6うえーんcryingけろちゃんかわいそー。
おねえちゃん、はんかちかしてweep

絆が降りつもる港町

実は。
先日、楽しみにしていた『ランボー 最後の戦場』を観たんですが。
どーも乗れなくてcoldsweats01

作品の位置づけとしては一種の外伝的な感じで。要はランボーは、これまでのエピソード以上に「仕方なく駆り出された感」が強いんですね。
でも当然主人公ですから、作戦に参加する傭兵部隊の猛者たちや敵役にも負けない、圧倒的な強さを見せるんですが。
ですから、ドラマ的には面白くないわけがないんですよ。
でも私は乗れなかったと。
鑑賞直後、もう忘れたかったですから。

これはどうやら、作品の出来とは関係無いようなんです。
私の今の気分が、ああいうバイオレンス・アクションを受け入れられなくなっているんですね。その理由は明白で。

最近、「人の命が奪われる」という事に関して、異常なまでに敏感になっちゃってるんです。
これは別に現実の陰惨な事件の影響とか、そういう事じゃないんですよ。
命の重さについて、
真剣に考える年齢になったという事かもしれません。
R-15指定がなされている通り、今回の『最後の戦場』は、バイオレンスシーンがかなりリアルに描かれています。精緻を極めたCGIが描き出す戦場の様子はまさに迫真のリアリティーを持って、観る者に命のもろさを突きつけるのです。

失われる命、累々と広がる屍の群れに、私は恐怖以上に悲しさを感じました。
確かにエンターティメントではあるものの、死体に虫がたかる様子までをあれほどリアルに見せる必要はなかったんじゃないかと。

ストーリーに入り込む前に、既にディテールの段階で拒否反応を示してしまったのです。娯楽として割り切れないんですね。

おそらく20年前の私ならそうしたディテールをものともせず、その後に待つカタルシスに酔いしれた事でしょう。ところが今回、私は既にその画面にスタッフの「趣味の悪さ」を覚えてしまいました。
スタローンがメガホンを取っていようとも、この悪趣味さは受け入れられない。
そうした刺激に耐えうる心の体力を、私は失いかけているのです。

繰り返しますが、『最後の戦場』はそれなりに良く出来た作品です。
ネットでの評判も上々。ですからこれは、あくまで私のみの印象であることをご了承下さい。まーこれも好みですし。
戦場をリアルに表現しようとすればああなると。オブラートに包まないだけあの表現の方が評価できる、というご意見もごもっとも。決してご立腹なさらないで下さい。
要は作品の優劣以前の問題。好き嫌いですね。
場違いな世界に、私は足を踏み入れてしまった訳です。

命の重さを考える年齢。これは別に、私に限った事じゃないですよね。
私のようなおバカでも、それなりに年を重ねてくると、身近な人と今生の別れなどが増えてきます。その人を愛していればいるほど別れは悲しく、心に大きな穴を空けるのです。
事あるごとにその穴に吹き抜ける風は心を凍えさせ、他人の不幸に対する思いを強くします。いつかは訪れる別れであったとしても、その悲しさは一層の重みを持って心にのしかかるのです。

そんな私はこのところ、ちょっとベタな人間ドラマにハマっていまして。
大した事件も起こらず、人の生き様を丁寧に描く作品を好むようになっています。

中でも特に私の気分にピッタリだったのが、降旗康男監督の諸作品でした。
「ネヴュラ」読者の皆さんなら、特にご説明する必要もないでしょう。
中でも、日本を代表する名優・高倉健さんを主役に据えた1970年代以降の作品を、立て続けに観ているのです。
『冬の華』『駅 STATION』『居酒屋兆治』『夜叉』『あ・うん』などなど・・・
(『鉄道員』は随分昔見ましたが、今回のラインナップには入っていませんcoldsweats01

いやー正直、泣けますcrying
世間的には「健さん映画」として知られる一連の作品ですが(事実、脚本・倉本聰氏が健さんの為に書き下ろした作品もありますが)それを差し引いても、芸達者な役者の力、確かな演出力、入魂のカメラワークで、グイグイドラマ世界に誘ってくれる名作ばかりでした。
今回上げた諸作以外にも降旗作品は何作か見ましたが、やはり倉本脚本の独壇場、北の港を舞台にした作品は、独特の寂寥感が素晴らしいですね。

その中で私は特に、『駅 STATION』(1981年東宝)がお気に入り。
この作品こそ、倉本氏が健さんの為に書き下ろした、健さんオンステージ的「日本の男性の美学」作品なのでしたhappy01
個人的に、私は高倉健さんをあまり知りません。別にタイプでもありませんがcoldsweats01 降旗作品を立て続けに見ると、この俳優がなぜ日本人に愛されるかがよく分かります。
この人、役者としてはさほど上手くはないですよねhappy01
でも、この人には大きな武器があります。『耐える表情が様になる』んですね。
ですからセリフや所作が苦手な所が、かえって魅力に繋がっている。
「男は黙ってなんとやら」という日本人の美意識に、これほど合う人も居ないんじゃないかと。要は、キャラクターとしての強さが圧倒的なんですよ。

そりゃー男性は真似したがるし、女性は惚れるわけです。
男の魅力が凝縮したような存在ですもんねhappy01
まーこんな事は昔から言いつくされていますが。
最近の若いファンには、この大人の渋さがちょっと伝わらないかな、なんて思ったりもしますcoldsweats01

そんな意味で「スター映画」としての側面も持つこの『駅 STATION』ですが、この作品の魅力は、健さんの他に二つの要素が絡み合っているような気がしまして。

その一つは『相手役の実力』。
ご覧になった方はお分かりでしょうが、この作品、全体が三つのパートに分かれていますよね。年代ごとに健さんと関わりを持つ女性たちを通じて、『駅』というタイトルに意味を持たせる構図となっています。
例によってネタバレは一切しませんが、いしだあゆみ、烏丸せつ子、倍賞千恵子の三人が、健さんと様々なドラマを繰り広げる訳です。
中でも最も強い印象を残すのが、倍賞千恵子さん演じる『桐子』。
彼女と健さんが二人きりで演技の火花を散らす『赤提灯・桐子』のシーンはもう、圧巻ですpunch
「これこれ。こういう芝居を見たかったのよ。最近、この手の「耐えるがごとく」の濃厚な芝居って、見られないよねーhappy01

それは雪の降りしきる年の瀬。そこには過去を持つ男女、二人きり。
場末の飲み屋さんの片隅で、傷を探りあうように言葉を交わす男と女。
一言のセリフも本心を語っていないのに、互いの心の内が痛いほど分かる。
これこそが大人の会話ですねー。こんな粋な会話、私には絶対出来ません。

不勉強ながら、倍賞千恵子さんについても全く知識の無かった私。
彼女がこれ程までに幅の広い女優さんとは知りませんでした。
事実彼女は、言葉少なな健さんを圧倒する存在感を発揮するのです。
さらに役者の力量を把握した脚本、演出、その場の空気を閉じ込める撮影技術。事実、あのお店のシーンは、まるで一連をマルチカメラで捉えたような臨場感に溢れています。それはカメラワーク的にありえないのですが、キャスト・スタッフ全てのファクターが欠けても成立しない、プロの仕事がそこにあるのです。
このシーンを味わうだけでも『駅』を見る価値はあるよねー。なんて思ってしまいます。

八代亜紀の『舟唄』が沁みる年頃にしか、分からないシーンでもありますがhappy01


他にも印象的なシーンは山ほどあります。そのほとんどは雪の降りしきる北の港町が舞台。木村大作カメラマンが切り取る極寒の風景は、そこに健さんが立つ事によって一枚の絵画にも等しい美しさを獲得するのです。
寒さと人生の苦さを滲ませたあのお顔が、何とも絵になるんですね。

加えて前述のような、セリフの「言外」に込められた登場人物の思い。
倉本脚本はそのほとんどが、本心とセリフの意味が裏腹です。
逆説的な表現、間と言い回し、抑揚。この作品は最高の舞台と最高の俳優を使って、日本人特有の微妙な心のひだを堪能させてくれるのです。



そして。このドラマのもう一つの魅力は。
これも倉本脚本の特徴である「絆」の描かれ方です。

『駅 STATION』の登場人物は、いやおうなしに「絆」に翻弄されている。
親子。兄弟。夫婦。刑事と犯人。犯人と妹。犯人と恋人。
仕事に絶望した男と絶望的な愛に疲れた女。人間と職。
それらの絆が生み出すものは、必ずしもプラスに働かない。
求め合う結果が悲劇に繋がってしまうのです。
そして。絆に疲れた者同士が、また新たな絆を生んでしまう。



このテーマを最も端的に表すセリフが、ラスト近くの倍賞千恵子の一言でしょう。
ネタバレを避けるため、歯がゆいですがシーンだけお話します。


ある理由で刑事に『つじつま合わんじゃないか』と詰め寄られて。
『合いませんね。
男と女ですからね。』

万感の思いを秘め、頬を伝わる涙。
力なく笑って『煙草一本ちょうだい』とつぶやく彼女の表情は圧巻です。



セリフだけ聞いてその意味をお察しの方は、それなりに人生経験を積まれた方でしょう。
それほどまでにこのドラマは、「絆」の温かさと残酷さを訴えているのです。
桐子の行動の裏に交錯する複雑な思い。そう。『男と女』の間には、世間から見ればつじつまが合わない事だって起きるのです。
恐れでもない。寂しさや願いとも違います。
どうしようもない「絆」としか言いようがない。
このセリフは、私の稚拙な感想では真意が伝わりません。
ぜひ実際ご覧になって、苦い人生の悲哀を味わって下さい。

北の冬には、雪と共に悲しい絆が降り積もります。
その絆は人を温めもし、傷つけもします。
でも。それでも人間は、絆を求めずにはいられない。


ラスト。倉本・降旗両氏は、見る者にちょっとだけ希望を与えてくれます。
それは「光明」と言うよりも、「人生に立ち向かう勇気」。
健さんの顔に笑みは戻りませんが、それが人生ですよね。


まーなにしろ、今回がこの作品の初見でしたから、こんな恥ずかしい感想になってしまいました。読みが浅くてごめんなさいcoldsweats01
でも私としては今の年齢が、この作品を鑑賞するベストタイミングだったと思います。今より若くては、込められたメッセージを読み取れなかったかもしれません。
作品に素直に向き合えず、皮肉めいた印象をお話してしまったかも。
年と共に培われる様々な絆の経験あればこそ、楽しめる作品です。

奇しくも「ランボー」からお話が飛んでしまいました。ごめんなさいね。
公開当時は見向きもしなかった作品。こんな作品が沁みる年になったんですね。
良質な映画を観て、ちょっと泣きたい梅雨の夜ですhappy01

2008年6月 2日 (月)

買い食い気分で

Photo_3やっぱりさむいひは
しんぶんをかぶってねるにかぎるわねー。
とくにこくさいせいじらん。
むしろあついくらいよ。

コタちゃんおはよ。よく寝た?



Photo_4じゃあおやつにしようか。
きょうはこれ。
予告通りのお好み焼きパン。

おねえちゃんって、へんなものばっかりかってくるねーgawk
チャレンジャーと呼んで。
美しきはいらないけどhappy01
Photo_5 レンジで温めてみたんだけど。見てよこの艶shine

ほんとだー。おこのみやきのにおいがするよhappy01
Photo_6

どう?お味は。
うわーこれはだいひっと。
ぱりぱりでもちもちだよ。
うーん。がっこうがえりのあじ。

ねーっsunおねえちゃんが選ぶものに
ハズレはないのよhappy01

Photo_7
おばちゃん、ちぇりおちょうだい。おれんじあじのwine
誰がおばちゃんやねんannoy 駄菓子屋さんぢゃないってばpout

ホントに美味しかったです。ここまでお好み焼きを再現できるとは。
 しかもパンのモッチリ感もあって。
 召し上がる時は、レンジでチンをおすすめします。
 大げさじゃなく、ハマりそうhappy01

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2008年6月 1日 (日)

まるでアブストラクト

Photoまさかこんなものまで。
今日夕方、スーパーで発見。
あまりの小ネタなので、写真も小出しにcoldsweats01








Photo_3

こう書かれていても。
にわかには味が想像できません。
袋を開けたくなる誘惑が
忍び寄ります。












Photo_2思ったよりも高カロリー。
コタとの試食を楽しみに
今夜は寝ますcoldsweats01

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