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2008年5月14日 (水)

四川大地震・救援への願い

12日、中国・四川省で発生した大地震の被災状況が、続々と伝えられていますね。
読者の方々の中に被災者の関係者等がいらっしゃいましたら、そのご心痛、本当にお察しいたします。
当初ははっきりと把握できなかった地震の規模、被災者の数も、その全貌が明らかになるにつれ、未曾有の大災害であったことが分かってきました。

13日夜の情報で、死者一万二千人以上、生き埋めとなった人が二万三千人以上。
負傷者に関しては約三万人に上っているそうです。
まさに、先日ミャンマーで起きたサイクロンに続く、大きな自然災害。
救助や報道活動が進むにつれ、徐々に拡大する被災状況に慄然とします。
おざなりで申し訳ありませんが、この状況を知った私は、あまりの被災規模に驚きと悲しみを隠せませんでした。少々、気分も悪くなりました。

新聞からの受け売りで恐縮ですが、今回の地震のエネルギーはあの阪神大震災の約30倍だそうです。正直、ちょっと想像できません。
しかも震源地であり、最も被害が大きかった地区は、内陸、山間、チベット民族地区という典型的な貧困地区との事。また建物倒壊の被害が多発した原因は、鉄筋が足りない建築構造ゆえと、耐震工学の専門家は解析しています。

これは記事にはふさわしくないと思い、今までお話しませんでしたが。
以前、件の阪神大震災が起った数日後、パニックも覚めやらない現地へ、被災取材で向かった経験があります。
その時感じた事は、「道路地図がまったく役に立たない」という事でした。
車が地図どおりに走れない。巨大な建築物が倒壊した為、ほとんどの道路が瓦礫などで分断され、通行不能となっていたからです。
しかも情報伝達機能がダウンした現地では、道路情報入手など不可能。
実際に道路へ入ってみなければ、通れるかどうか分からない状況が続きました。
余震の続く街中を、コンパスを頼りに目的地の「方角」のみを確認、通れる道路を探して回り道の連続、ガソリンの残量を気にしながら不安な取材を続けました。

普段暮らしている街が様変わりしてしまう。
二次災害により、見慣れた建物さえ凶器と化してしまう。
自分が立っている場所の下に、生き埋めになっている人が居るかもしれない。
地の底から湧き上がる様な悲しみの波長がいわれも無い冷気となって、終始私は震えていました。被災者に何の手も差し伸べられない無力な自分に、腹も立ちました。
他にも現場では、今ここでお話できないような数々の出来事がありました。
あの取材以来、私の人生観は確実に変わったように思います。
いずれ気持ちの折り合いがついた頃、お話する機会もあるかもしれませんが。

この不安感、絶望感。私など取材に訪れた者にさえこの恐怖は襲ってきました。
ましてや現地にお住まいの方々、救助の手を待つ人々の不安はその比ではなかったでしょう。

取材した程度で被災者のご心痛を慮る事など恐れ多いですが、その不安の一端は暗い記憶となって、今も私の中でくすぶっています。
阪神大震災でさえその状況だったのです。大きくスケールも上回る今回の地震の被害は、推して余りある事と思います。

近くて遠い国、中国の事情ゆえ、いたずらに現況を比べる事はできませんが、命の重さに差はないはず。学校が倒壊し、多くの子供たちが生き埋めになっている現況などを見るにつけ、悲しみと共に何もしてあげられない自分がもどかしくなります。
また、こんな言い方しか出来ない自分が情けなくもあります。

テレビで続々と報道される各地の被災映像にも、驚愕と共に大きな悲しみを覚えます。
人間は、ほんの数キロに満たない地球の薄皮の上で生涯を過ごしている。
その足元にちょっと自然の営みが起っただけで、私たちはいとも簡単に命を脅かされるのですね。

こういう時こそ、政治的思惑や国家間の確執を越えた、全世界挙げての早急な支援活動を期待したいものです。
暴論かもしれませんが、この災害への対策によって、大げさながら人類のモラルが試されようとしているのでしょう。日本政府の迅速な対応を、切に願います。

あの神戸で感じた悲しみを、出来ればもう味わいたくない。
一刻も早く、被災者の安堵の表情を見たいものです。

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