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2008年3月25日 (火)

怪奇大作戦【嗤う毒蜘蛛】①

はじめに

23日、茨城県土浦市で起こった連続殺傷事件、またそれに先駆け、19日、同犯人の被害に遭われた方々、関係者の方々に、心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます。
事件後の報道で凶行の詳細が明らかになるにつれ、犯人の異常性と残虐性には慄然とせざるをえません。
今後、このような犯罪が二度と起こる事がないよう祈るばかりです。

また、今回より発表します記事は、決して同事件より材を採ったものでない事を付け加えさせて頂きます。


今回よりのストーリーは稚拙この上なく荒唐無稽、戯言の域を出ませんが、公共性を持つブログという媒体に於いて、記事のモラルは全て管理者・運営者に任されます。
たとえ稚拙な創作であっても、そこには責任ある主張が必要と考えます。

そういう意味で、これはまさしく私の主張です。
 



さてさて。今日からのお話は、先日3月17日の記事でご紹介した「朝の一件」から思いついた架空のストーリーです。
まだ未見の方は、お手数ですがそちらからご覧頂ければ、顛末がご理解いただけます。


3月17日『時の挑戦者』
http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2008/03/post_a85e.html


今回はいつものように、記事冒頭のクライマックス紹介を行いません。
元々「怪奇大作戦」はミステリー・謎解きの要素を若干含んでいるので、ネタバレはなるべく避けたいからです。そうでなくても、吹けば飛ぶような屁理屈をこねてますしcrying

Photo_3注意事項を一つ。
今回のお話は現代が舞台です。「怪奇大作戦」は1968年の作品ですが、事件の発端となる腕時計が現代の物ですから、無理にオリジナルに合わせる事はやめました。


しかしながら、登場人物は全てオリジナルキャスト。
「セカンドファイル版」ではありません。
やっぱり牧さんは岸田森先生じゃなきゃhappy01


こういうお話をでっち上げる場合、いつも私は下書きを何度も書いて、推敲を重ねながら記事アップに臨むのですが、下書きをそのままコピーする訳ではないので、記事作成の段階で細かい変更を行う場合も多いです。
でも今回は、準備稿の数も今までで一番多かったですねー。
自分でも何やってるんだか分からなくなってきましたからweep

結局、ストーリーを作る事って、自分の不得意分野を見極める行為なんですね。
分からない分野にぶつかると、パタッとキーボードが止まっちゃって。
今回はその連続だったんです。
ネットで色々調べながら頑張ったんですが、専門分野についてはツッこまれる事必至。「これはないでしょう」と思われる点も多いでしょうが、どうか広い心で。

なお、このストーリーはあくまでフィクション。
実際の事件、人物、会社、団体などを特定するものではありません。
写真もあくまでイメージです。ストーリーとは関係無い事をお断りしておきます。共にご了承下さい。

しかも科学的根拠は皆無ですので、本気でお怒りにならないよう。
まーいつも以上のおバカとお許し下さい。


3月17日。朝のマンション前で見つけた一本のメンズ腕時計。
そこから妄想したデッチ上げドラマは、こんな感じになりました。




春の声も聞こえる3月中旬。一雨ごとに暖かさも増す季節。
3月16日の夜も、春の嵐にふさわしい雨でした。
夕方から降り出した雨は春雷と共に激しさを増し、会社帰りの人たちも、アフター5を控えて帰宅の途についていました。


23時6分。ある地方都市。電車から降りる人もまばらな私鉄駅。
一人のOLが改札を抜け、足早に駅から降り立ちました。
しのつく豪雨と雷鳴に、顔をしかめながら家路を急ぐ彼女。


差す傘も飛ばされそうな風に辟易しながら歩く彼女は、自宅近くの工事現場にたどり着きます。
道を挟んで向かい合うように立つ「安全第一」と「ご迷惑をおかけします」の看板。
彼女がその看板に差し掛かった時、不意に彼女の携帯電話が鳴ります。
雨の為電話が取り出せない彼女でしたが、何とか立ち止まり、看板前で電話を開きます。しかし、ディスプレイには番号など何も表記されていません。
怪訝な顔の彼女。


雷鳴と共に光る稲妻。
その時突然、一本の稲妻が、看板に吸い寄せられるように舞い降りました。
稲妻は地を這うように彼女の立つ看板の元へ。帯電し、発光する看板。
直後、稲妻は細かい糸のように分かれ、二枚の看板の間を往復し始めます。

その姿は、まるで蜘蛛の巣のよう。
彼女は糸状の稲妻に捕えられ、悲鳴と共に火傷を負っていきます。
蜘蛛に摑まった蝶のように。
空に舞う花柄の傘。


タイトル【嗤う毒蜘蛛】

Photo_2さて。私の文章が稚拙な為、このオープニングの惨劇が理解できない方も多いと思います。
要は、左の写真に近い状況だったわけですね。
写真は自宅近くの工事現場。ご覧のように工事区域が遮蔽板でガードされています。
工事の音などが道路に漏れないようにする為らしいですが、本文では、この遮蔽板が看板サイズに縮小したと思って頂ければ良いと思います。
この、道を挟んだ左右の板の間に人間が立ち、板が稲妻を反射させ、稲妻は二枚の板の間を水平に往復。要は、『落雷が水平に起こった』訳です。
被害者の彼女は、その落雷に「絡みつかれて」惨状に見舞われたのです。



Photo_4 翌日。前夜の雨など嘘のように晴れ上がった3月17日。朝8時8分。
マンションから出勤するS.R.I.所員、野村。
彼は、何かが道に落ちているのを発見します。
一本の、紳士用腕時計。



Photo_5丁度、自分の腕時計が壊れていた事もあり、彼は興味を惹かれて覗き込みます。
彼はそこに、不審な点を見つけました。
日付が今日の二日後、3月19日になっているのです。
(ここは私の改変。
写真の腕時計は17日のままです。お間違えなく)


「これも壊れてるのか。」ちょっと諦め顔の野村。
そんな気分を打ち破るように、鳴り響く携帯電話。
「何してる!事件だ!すぐ来い!」的矢所長の怒鳴り声です。
慌てて腕時計をポケットにねじ込み、駆け出す野村。



Photo_6朝9時4分。昨夜の事件現場。
町田警部ら、
捜査班の物々しい検分が行われています。
的矢所長以下、牧・三沢らS.R.I.メンバーの姿も。
どうやら被害者は、落雷のショックで感電したらしい事が分かりました。現在は重態の模様。
一命を取り留めた事が、何よりの幸いでした。
しかし現場が語る事実は、それだけではなかったのです。
焼け爛れた二枚の金属製看板。そして近所に住む目撃者の証言。


「まるで、看板から光の糸が伸びて、彼女を縛り付けているようでした。」

「町やん、それで我々を呼んだのかね。」
尋ねる的矢所長に答える町田警部。「どう思うね?S.R.I.としては?」
怪訝な顔の二人。そんな二人を尻目に、看板の表面を削り取る牧。

これは事故なのでしょうか?それとも・・・

Photo_8 ここで考えたのは、S.R.I.の立ち位置でした。
SCIENCE-RESEARCH-INSTITUT.「科学捜査研究所」と呼称されるこの組織は、警視庁の嘱託を受ける半官半民の研究所という設定。
ただこの設定は、ドラマの流れによって若干、拡大解釈されているようです。過去のエピソードや研究書などからも、S.R.I.独自の臨機応変な捜査が実を結ぶパターンの事例が確認されています。

要はdanger警視庁からの依頼
   danger一般市民からの依頼
   dangerSRIの自発的な行動

・・・などを契機に事件の解決にあたる、という、ややグローバルな活動が認められているようですね。「特命鑑識課」的な位置づけなのでしょう。


劇中、何度も「S.R.I.は警察じゃないんだ」というセリフが繰り返されますが、その設定がドラマの進行を縛り付けてはいないという事なんでしょうね。
ここは好みの別れる所ですが、私はそれほど気にしてはいません。
どうぞお許し下さいhappy01



Photo_9午前10時57分。SRI本部。
牧の解析により、看板には特殊な塗料が塗られていた事が分かります。
帯電能力を高める、水銀製の特殊塗料。

この塗料を使った、向かい合う二枚の板の間に高圧電流を流す事により、高温を発生させる事が出来るらしいのです。


これは電極板と呼ばれ、元々、北海道の湿地性土壌を乾燥させる為に開発された技術です。その技術は一般にも公開されていますから、誰でも作る事は可能。

電極板を稼動させる高圧電流は落雷によって得たと言えますが、もし意図的に、看板に水銀製塗料を塗ったとすれば、これは殺人を目的とした犯罪では?
牧の結論はそこに落ち着きました。
被害者の裏を取るべく飛び出す町田警部。



電極板。この「ありそうでなさそうな技術」の元ネタは、特撮ファンならすぐにピンと来るでしょう。そう。アレです。
アレを人間サイズに縮小すれば、丁度看板くらいの大きさになりませんか?
ただ今回のミソは、この電極板の動力源と、稼動スイッチとなる「あるキッカケ」です。ここはかなりの力技なので、決してお怒りにならないようcoldsweats01



Photo_1012時32分。昼食後の牧たち。
野村は、今朝拾った腕時計の事を思い出します。
悪戯心で「新品を買った」と自慢、メンバーに見せびらかす野村。
(いかにも彼ならやりそうですねhappy01
「お洒落な時計ね。ノンちゃんにしてはセンスいいじゃない。」
コーヒーを持ってきたさおりは時計を取り上げ、しげしげと観察。
ほどなく笑って放り出します。
「ノンちゃん、値切ったでしょ?これ、逆回転よ。ほら。」


Photo_11覗き込むメンバー。なんと、時計の針が逆方向に回っているのです。
つまり、時間が戻って行くのでした。

「なんだよこれ!」呆れる的矢・三沢。
野村は頭をかきながら、拾った事を話します。

「すみません。すぐ警察へ届けます。」
「町田警部に見つからなくて良かったな。まあ届けるにしても、修理しておけば落とし主も喜ぶだろう。見せてみろ。」野村から腕時計を受け取る牧。
しかし、時計を分解した牧の表情は、徐々に真剣に変わって行きました。



科学捜査をメインとする「怪奇」としては、ちょっと無理がありますがcoldsweats01
まあ、牧さんは、こういう機械いじりも好きだろうという拡大解釈で。
お昼休みだし。
そしてこの「逆回転の腕時計」こそが、今回のストーリーに大きく関わってくるのです。



「ノム、こんな物どこで拾ってきたんだ?この時計、改造してあるぞ。」
思わず言い放つ牧。それほど、時計には奇妙な改造が施してありました。

この時計のブランドはSKAGEN。デンマーク製で、スタイリッシュなデザインとリーズナブルな価格が人気を呼んでいます。
オリジナルは極めてシンプルなクォーツ製ですが、この時計にはある機能が追加されているというのです。
「『電波時計』だな。これは。」



ご存知とは思いますが、私の覚書も兼ねて解説しますと。
電波時計とは、誤差が10万年に1秒と言われる「セシウム原子時計」を送信局に設置し、時計の情報をデジタル信号化して送信、その電波を一定時間ごとに受信し、誤差を補正する時計です。
通常のクォーツ時計よりははるかに誤差が少ないのが利点で、正確な時刻情報を必要とする人々には重宝されています。



クォーツ製であるSKAGENに、セシウム原子時計の情報を受信できる手製の受信機が追加されている。しかも通常の受信装置よりはるかに強力、受信環境によっては電波を増幅する程のものなのです。

「電波時計が狂うなんて事、無い筈だがな。誤差は一定時刻ごとに補正される訳だし。日付は明後日の19日。それに逆回転なんて。」不審を口にする牧。
傍らで見ていた三沢がポツリとつぶやきました。
「まさかとは思うが。」


Photo_12以前三沢は、あるテレビ局のアナウンス室で、備えつけの電波時計を見たことがあると言うのです。
生放送などで正確なリアルタイム情報を要求されるアナウンサーにとって、電波時計は必要不可欠なもの。
その時は偶然にも、時計のメンテナンスの為に電源コードを抜いたそうです。
しかしメンテ後、電源を入れると、止まっていた時計はハイスピードでリアルタイムに戻ったのです。


「確かに電波を受信してるんだから、戻るのは当たり前なんだが。
これは乱暴な仮説だが、この時計は
電波を受信して、リアルタイムに戻ろうとしているんじゃないか?」
「先輩、何言ってるんですか。逆回転って事は、過去がリアルタイムって事ですよ。この時計で言えば18日に向かって。そんな事あるわけ無いですよ。」
脇で見ていた野村の言葉を、ゆっくり反芻する牧。
『電波時計・・・ 逆回転・・・ 』



さてさて。ここまでで全篇の約三分の一。やっぱり理詰めで進む「怪奇」は、どうしても会話や解説が必要になりますね。なおさら、舌足らずな私の文章ではcrying
今日はここまでという事にしましょう。続きは次回という事で。
あまりお付き合い頂くのも心苦しいですし。

恐怖の人体落雷現象。逆回転する腕時計。
そしてS.R.I.の前に現れる、驚愕の真実とは?

もちろん、ストーリーはラストまで完成しています。
この後、この恐怖の事件の全貌も明らかに。
要は、今日の部分をしっかり描いておかないと、後が理解できない訳です。
もっと私の話術が長けていれば、こんなご迷惑をおかけしないんですがsweat01

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