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2008年3月の記事

2008年3月30日 (日)

乗船許可願います

いよいよ明後日ですね。
「ネヴュラ」読者の方には、この一言でピンと来た方も多いと思います。
古の特撮作品をこよなく愛する拙ブログで「明後日4月1日」と言えば、もうあれしかありません。

朝日ソノラマ亡き後、ホビージャパン社から復刊する「ビジュアルSF世代の雑誌」。そう。『宇宙船』の発売日です。

きっとお仲間を含め様々なブログで、このニュースは大きく採り上げられる事でしょう。
何しろ私のように、1980年代に最も多感な時期を過ごした特撮ファンにとって、この『宇宙船』という言葉は特別な意味を持つものですから。

この誌名を聞いて万感の思いを持つ者の一人として、今日は古いオタクの昔話などをお話してみようと思います。
何しろ創刊時に生まれた方が現在は28歳にもなろうという古い雑誌です。
四半世紀以上前のお話ですから、若い方は決してご無理なさらぬようhappy01

「宇宙船」創刊前夜の1970年代後半。怪獣やヒーローなど、イメージの奔流とも呼べる特撮映像に魅入られた私達特撮ファンは、その喉の渇きにあえいでいました。
当時は「仮面ライダー」に代表された第二次ヒーローブームも沈静化し、ゴジラ映画も「メカゴジラの逆襲」を最後に一時の休止期間を迎えるという、特撮冬の時代を迎えていました。
一日に何本もヒーロー番組が放送され、全国どこかで怪獣と防衛チーム、ヒーローの攻防が繰り広げられていた日々を過ごした私たちは、潮の引くように去ったブームの残照に思いを馳せ、祭りの後の寂しさを覚えていたのです。


私の周りでも、当時やっと普及し出した家庭用ビデオのある家に仲間が集まり、テレビ撮りのSF映画などを固唾を呑んで見守っていたものです。
リアルタイムの新作が望めなかった当時は、そんな経験が何よりも贅沢に思えたものでした。
情報入手の遅れで、平日の正午に突然放送された「宇宙水爆戦」のタイマー録画を忘れ、その後一週間は友人から口をきいてもらえなかった事も懐かしい思い出です。
(本当なんですよ。なにしろ当時はその手の作品のビデオソフトなんて国内販売はされていなくて、字幕無し、目が飛び出るほど高い海外ソフトが唯一だったんですから)


ちなみに当時、東宝ビデオから「東宝名作選集」として一般映画と同時に発売された『ゴジラ』(1954年版)のビデオソフトは、なんと5万円もしました。
VHSソフトが5万円ですよ!しかも一部カット版で。

無料で放送される地上波の映画がいかに貴重だったかがお分かりと思います。そんな時代でした。

枯渇する特撮作品、ヒーロー番組の息吹再び。私達ファンはかつての名作を研究・分析し、クリエイターの思いやスピリットを発掘する作業に傾倒しました。
丁度この頃、十代後半の間で吹き荒れた「機動戦士ガンダム」ブーム(ガンプラブームはもう少し後ですが、ファン間では既に本放送時に話題騒然、私も第2話以降、布教活動に回っていましたcoldsweats01)も追い風となり、アニメーション作品の復権と並んで特撮作品にも再びスポットが当たったのです。


後に「第三次特撮ブーム」と呼ばれるこの時期に、「ソノシート」などで昔からアニメ・特撮作品の製作ルートと太いパイプを持つ朝日ソノラマが気勢を吐いたのは、むしろ時代の要求と言えたのかもしれません。

Photo1979年6月。当時、アニメ専門誌「OUT」「アニメック」などで小さく採り上げられる特撮作品の記事で乾きを癒していた私は(こうやって書くと本当にオタクですねcoldsweats01)地元の小さな書店である本を見つけました。
少し前から「月刊 マンガ少年」などを購読していた私は、朝日ソノラマから「その手」の匂いを感じてはいましたがhappy01この本を手にした時の驚きは忘れられません。
後年、かの『宇宙船』の前身としてファンの語り草となる伝説の一冊、『月刊マンガ少年別冊 すばらしき特撮映像の世界』です。
私はこの一冊を、リアルタイムで入手したのでした。


なにしろ『特撮』という単語をタイトルにした書籍など当時は皆無。今でこそその単語は一般の方々にも知られていますが、70年代後半の時期はファン間での一種の隠語、最近の例で言えば「SFX」「VFX」などの単語の流行り始めのような雰囲気だったのです。その『特撮』という単語を堂々と、しかもタイトルに。
もうその気概だけで私の目はlovely
「クロックアップ」以上の早さでレジへ向かったのは言うまでもありませんhappy01

中身もタイトルに恥じない、素晴らしいものでした。
当時、ファンタスティックコレクションなどで特撮作品研究本の口火を切ったソノラマだけあって、その内容も、単なる作品レビューなどに留まらない「癖のある」記事ばかり。

確かにかつての作品の名場面など、いわゆる客寄せ的なカラー記事もあるにはあるのですが、それよりも編集陣が目指したものはむしろ、「かつての作品をどう思ったのか」「なぜ我々は魅了されたのか」という「魅入られた立場からの主張」だったのではないかと思います。
写真は「怪獣マリンコング」(これを共通の話題とするのも無理があるかもcoldsweats01)のシナリオ採録ですが、これだって「テレビ怪獣演出の萌芽」的な研究姿勢から出てきたものではないかと思うのです。


ほとんどの作品がDVD化され、苦労なくそれらを再見出来てしまう現在、この試みは非常に徒労のようにも見えます。
しかし
クリエイターにとって作品の設計図であるシナリオを読んでみる事、このシナリオ表現をどう映像化したのかを考えてみる事は非常に重要。
クリエイターの辿った道を追体験する事で「創造」の「想像」を喚起させるような意味合いを感じるのです。

よくある「セリフの言い回しが」「このシーンは予算の関係で」的な重箱隅突きではない、「伏線」「人物配置」「見せ場の作り方」などなど、「面白い作品はどう生まれるのか」という部分への探求姿勢。
当時の私は、この姿勢に非常に共感を覚えました。


実際この方式は、今も時々購読する研究誌「シナリオ」「ドラマ」と同じですもんね。これを特撮作品でやってしまう所に、非常な新しさを感じたのです。
同時期に発売された『円谷英二の映像世界』(実業之日本社刊)で実相寺昭雄監督が行った、「ゴジラ」(1954年版)に於ける【ゴジラ上陸シーン、本編と特撮カットのカット割り採録】に通じるものがあるような気がします。


さらに私は、この本で「作品へのアプローチの仕方」「視点」というものを学んだような気がします。
「そうか。ウルトラマンは夢をくれたんだ。」という視点。「良かった、悪かった」じゃなくて、「どう良かったのか」「どこに魅力を感じたのか」という視点を、その一文は私に与えてくれたのでした。


まーおバカな私ですからそういう一言にも感動しちゃったんですが、実際のところこの一冊は、そこかしこに「同じ作品でも、切り口によって様々な顔を見せる」「切り口の見つけ方にライターの個性が出る」という事を教えてくれたような気がします。
要は、それまで映画業界で連綿と行われてきた「映画評論」の手法を特撮作品に導入したという事なんですね。
子供向けと言われてきたそれらの作品には、これまでその視点は無かったんです。特撮評論業界に於ける双葉十三郎氏や植草甚一氏の発掘。
この本が果たした役割はそんな所にあるのでしょう。

さて。前段が随分と長くなっちゃいましたが、この『すばらしき特撮映像』のヒットが『宇宙船』創刊の原動力となった事は、後年様々な文献でも語られていますね。
事実、翌年の1980年1月に発売された創刊号には、その編集方針が色濃く移植されていました。
この創刊号、私はまたしてもリアルタイムで入手しているんですが、この表紙を書店で見かけた時、正直「熱さ」を禁じえませんでした。

描かれているロボットのフォルム。イラストのタッチ。色使い。
このイラストは今をときめく開田裕治氏によるものですが、当時名も売れていなかったであろう開田氏はまさに一怪獣ファン。さらに思い切り趣味に走ったその構成も気持ちよく、あらゆる意味で、この本はライターや編集者も含め、私たちの一つ上の怪獣世代による総力戦だった訳です。


で、これも後年、編集者やライターの間で語られる事ですが、結局この創刊号って「商業誌的ファンジン」のスタンスですよね。
確かに未開拓分野ゆえノウハウもなく、読者との間合いも掴めない創刊号ですから、掲載記事も試行錯誤、手探り状態のまま進む訳です。
そこでソノラマは大博打を打ったと。


記事の蓄積が無い分、それまでファンジンなど個人で書かれてきた特撮作品への熱い思いをそのまま載せてしまうという英断。
あまつさえ、それらファンジン代表者の座談会まで企画してしまう。この試みは、当時のアニメ誌にもなかったんじゃないかと思うんですが。

(「OUT」誌での「ガンダムSF是非討論」などはちょっとそれっぽかったですが、なにしろ相手がプロの高千穂遥じゃ・・・)


つまりこの「ファンジン全面展開」は「深夜番組がゴールデン枠に進出した」ような物なんですねhappy01
それら識者の息吹に大変な刺激を受けました。
普段、自分の仲間内で語り合っているような私見、解析、思いがどんどん飛び出すわけですから。
「そうそう。そうなのよねー。やっぱりみんな、あの場面ではそう思ってたんだ。」
そこで語られた作品への共通認識、同じ思いに、感慨深かった方も多かったのでは?

さらに参加者全員から当たり前のように語られる意見、さらに独自の視点で展開する作品論に、私は目からウロコが落ちっぱなし。

今で言う「一人ロフト・プラスワン状態」crying


実際「ネヴュラ」での私の語り口や視点は、この『宇宙船』から学んだものが多いんですよ。まーあの才気溢れる評論の数々には、私など足元も及びませんがsweat01

実はこれが、私の感じる『宇宙船』の真骨頂だったんです。
しかし、創刊初期にあったこの「意見を交わす」というスタンスも、号を重ねるごとに段々薄まっていきましたね。

それは仕方がない事なのかもしれません。
丁度この頃から爆発的に普及したホームビデオ、さらに需要によって生まれた低価格のレンタルビデオ店。『宇宙船』の歴史は、日本の映像ソフト普及の歴史でもあるからです。

その津波のようなソフトリリースに追われ、ジャンル作品を幅広く扱う誌面は自然と新作ソフト情報に割かれ、やがてはビデオ・フィギュアカタログかと揶揄される程となってしまいました。


「あの、思いを語り合う場を提供する気骨はどこに?」
そんな思いを抱いてしまうのは、決して私だけではなかったと思います。

「『宇宙船』の役割は終わった。」特撮作品、キャラクターフィギュアなどに特化した雑誌が次々と創刊される中、そんな声も多く聞かれました。
一応、全号はコンプリートしたものの、今世紀に入ってからの刊行時は、私も「読む」と言うより「買ってすぐ本棚行き」なんて事が多かったような気がします。
誌面に魅力を感じなくなっていたんですね。
別にカタログなんて見たくないと。


2005年7月号での休刊時。「惜しまれつつ」と世間では言われますが、果たして実際はどうだったんでしょうか?
時代の要求とはいえ急速に進んだカタログ化の末、ネット情報のフットワークに足をすくわれてしまった。
こんなイメージが、私にはどうしても付きまとってしまうのです。
ただ、ネット普及以前に宇宙船が果たした情報発信の役割、これも否定できません。新作ソフトリリースの報に小躍りした事だって十回や二十回じゃないですから(多いですねhappy01


私にとって『宇宙船』は、時代という磁気嵐に飲み込まれた果敢な映像宇宙の開拓者なのかもしれません。
ただ私は思います。
ドック入りし、再度の出航に挑む意義はどこにあるんでしょうか?


ネット社会の一般化によって、今や出版業界は非常に厳しい状況と言われます。情報フットワークでネットに負けたソノラマ版『宇宙船』に対し、HJ版『宇宙船』にはどんな武器が搭載されているのか。私にはそこが非常に気になります。
その創刊時、大きな武器となっていた「意見を交わす場」というスタンスも、今はネットが担っています。正直、このブログのように、誰もが自分で雑誌を刊行しているような状況が当たり前。いや、そのレスポンスの速さ、動画までアップできる環境は、むしろ放送局と言っても良いでしょう。
もうあの頃の技は通じないような気がします。


この現況に雑誌という媒体で勝負を挑むとすれば、そこにはかなり周到な、また思い切った戦略が必要な筈なのです。
その『秘密兵器』とは何か?編集部の勝算は?

また情報誌になっちゃうのかなー。新作ソフトのカタログなのかなー。
創刊時からのお付き合いだからこそ、今回の再出航は気になる事ばかりです。


でも、私はちょっと期待もしています。
80年、送り手と読者の関係を変えた『宇宙船』の名を冠するからには、きっと凄い、掟破りの新機軸を用意しているであろう事を。

そんな期待を胸に、私は再度『宇宙船』に乗船しようと思います。
クルーは新しくなっていても、きっとフロンティアスピリットだけは受け継がれている。そう信じたいですから。

明後日。興奮と共に誌面記事をアップできる事を楽しみにしていますhappy01

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2008年3月29日 (土)

その艶にヤラれる

「マイナーチェンジに近いですね。」
お店スタッフのセールストークに安心する私。
何しろここ数年このジャンルには、まったくうといもので。
で、結局決めちゃいました。

Photo_2それがこの、艶めいた箱の中に。
種明かしをすれば、これはソニーのウォークマン。

ここ数日、デジタルオーディオ・プレーヤーの購入を考えていまして。
お店を回って、あれこれ迷っていたんです。と言うのも。
暖かくなると再発するウォーキング癖の為なんです。

名古屋の桜も満開。今日あたりは各地でお花見も盛んに行われるこの春。
ロケーションも抜群、桜を愛でながら歩くなんて最高じゃありませんか。
で、はたと思いつきました。
「そーかー。去年まで使ってたMDプレーヤー、調子悪かったなー。」

通勤などにミニバイクを使う私は、安全を考えて移動中に音楽を聴きません。
その為、携帯オーディオはウォーキングの時くらいしか出番が無いのです。
時代遅れの上、機械に弱い私。
昨年秋までは、古~いタイプのMDプレーヤーを使っていました。
ところが、いつもながらのものぐさで、冬の間はウォーキングもお休み。
件のMDプレーヤーは、調子の悪いまま放ったらかしになっていたのです。

Photo_5何しろこのプレーヤー、テンションを下げる事この上ありません。
せっかく起動させ「今日もがんばって行こう!」と歩き出しても、一曲目に入れた『TAKE ME HIGHER』のサビ、「♪Wanna take You,ba」で突然止まっちゃうんですから。
あの盛り上がるサビの頭でweep


その度に足がつんのめっちゃう私は、以前にもこのプレーヤーを修理に出したんですが、直った当初は調子が良くても、ほどなく出る同じ症状に諦めかけていたんです。
「うーむこれは、私のウォーキングを邪魔してダイエットを阻止、太らせようとする、怪獣メタボザウルスの恐るべき陰謀ねannoy」と邪知した私は、今年のウォーキングにはプレーヤーを買い換えようと画策していたのでした。


そんな訳で、青空に桜も映えるここ数日は、ウォーキングの開始に合わせて近所の家電店に出没、機種と価格の調査に余念が無かったのでした。

まーそれにしても、iPod出現後、ここ数年(十数年?)のデジタルプレーヤーの進化は凄まじいですねー。
前述の通り、この分野の認識がMDで止まっていたトリロバイトな私は、売り場に並ぶ小さなプレーヤーを眺めながら「何これ。ライターぢゃないの」なんて驚いていました。
皆さんの「オタクイーン、それはさすがに古すぎるよ」なんて嘲笑のスタンディング・オベーションが嵐のように聞こえますcrying

店員さんにも「あのーこのプレーヤーって、こんな小さいボディーのどこに音楽が2000曲も入るんですか?」なんて、顔から火が出そうな質問をしたりしてhappy02
わかんないんですよ。カセットテープから始まってMDへと至る私の携帯オーディオ遍歴の中で、ライターの大きさに2000曲入る概念が。
(あ、ここで読むのをやめた方、もうちょっとお付き合い下さいcoldsweats01
聞かなきゃわかんないですからねー。何事もhappy01
はらわたが煮えくり返りながらもしっかり教えてくれる店員さんにも感謝しましたが。うーんトリロバイトもここまで来ると。
なんでパソコンを操れるのかわかんないぞ私coldsweats01


そんなこんなでビックリしながらも、ここ数日は、色々なメーカーや機種を見比べ、購入計画に暗躍していました。
そんな中で決まったのが、冒頭の箱に入ったモデルです。

皆さんもご存知の通り、最近のデジタルプレーヤーって、音楽だけを聴くためのシンプルなスタイルと、ビデオ再生やワンセグなど多機能を搭載したスタイルに二極化されてますよね。(店員さんからの受け売りですけど)
で、私は最初から「映像機能は要らない」と決めてました。
何しろウォーキングに使うだけですし、最近の地上波は自宅のテレビでも見ないし。携帯電話の買い替えの時にでも、それらの機能を持つモデルにと思っているのです。
ですからデジタルオーディオは、なるべくシンプルなものをと。


で、「携帯電話で曲が聴けるモデル」という選択肢もあったんですが、今の携帯ってオーディオの機能の過渡期みたいで、収納できる曲数が500曲程度なんだそうですね。
そこで考えました。別にいつも携帯で音楽を聴くわけじゃなし。やっぱりデジタルオーディオの大容量は魅力だし。使わないときは置いておけばいいし。
まーライフスタイルに合わせたと言えばカッコイイですが、単にモノグサなだけですねhappy01。そんな理由で、なるべく安く、小さく、軽くを目指した訳です。

Photo_3さすがに最近は各社、それらのモデルも充実していて、細かい機能をいちいち比べるのも苦労しちゃうんですが、こういう細かい事って、買う前にあれこれ考えても仕方がない事が骨身に染みていますので(絶対使うと思っていた機能があまり意味なかったりする事も多くてcoldsweats01)どうしても最後は「好き嫌い」が選定基準になっちゃいます。
この辺り、私の「女」が出ちゃいますねー。わがままな直感と言うか。
でもそういう意味では「気に入る物がなければ買わない」という部分も徹底してますが。「一枚のスカートを探して一日歩く」という女性の気持ちはよく分かります。


Photo_4そんな訳で、なんとなく私の好みに合ったモデルがSONYのウォークマン。
価格、大きさ、重さ、使い勝手等申し分なかったんですが、唯一苦手だったのが「カラフルすぎるカラーリング」と「スクエアすぎるスタイリング」だったんですねー。
満足度で言えば40%という所。

(ごめんなさいね。これは好みなので。いい悪いじゃないですからsweat01
ここだけがどうしても妥協できないと。
きっと買っても、目にする度に「う~ん・・・」と思っちゃう。
これじゃー愛着も湧かないというものです。


「でも他に無ければ、このモデルが第一候補かな」なんて割り切れない気持ちのまま、お店を色々回りました。
一度気になると、納得するまで探しちゃう性格なので。
で、あるお店で、一期前のモデルが在庫処分価格で売られているのを発見。
どちらかと言えばそのモデルの方が、私はお気に入り。
現行モデルよりシンプルな形、カラーリングなんですね。

ご存知の方もいらっしゃると思います。満足度70%。
「これで決定!」私も最初はそう思いました。ところが。


欲しい容量に合った色が無かったんですよ。
私が欲しいのは最大容量の4GB。でも旧モデル・処分価格の為、欲しい色が在庫されていなかったという。まーよくある事ですよね。
「このお店のチェーン店ならあるかも。」で、またまた私は巡礼の旅に。

三軒目にしてようやく見つかったそれは在庫も一個、探した苦労も手伝って満足度も90%。売り場には、他にもソレを狙っている人が居てまさに早い者勝ち。
購入は先を争う状態でした。思わず手を伸ばす私。
オリンピックのゴール判定スローVTRのように、一秒が何時間にも感じたその一瞬。(盛り上げすぎですねcoldsweats01

しかしそこで視線の隅に、キラリと輝く一条の光が。


型遅れのモデルが色々置いてあったその在庫処分コーナーには、私が手を伸ばしたモデルの他にも、見た事のないモデルが沢山ありました。
私は件のモデルしか眼中になかったんですが、コーナーをよくよく見渡してみれば、そこにはさらに好みの、よりお気に入りモデルがあったじゃありませんか。
「あらーおしゃれ。これは良い。」
それはまさに、私の好みが形になって置かれているようなものでした。
満足度120%。スピンターンした私の手は思わずその箱へhappy01


Photo_6
これがその「満足度120%」。最後の一個でした。
(写真のピンボケは腕のせいです。コメンナサイ。)
「あれ、これって随分前のモデルじゃないの?またまたー。古いの買って」
そう思われた方も多いでしょうね。失笑の津波が押し寄せますweep
確かにこれは2006年の秋モデル。なんと一年半前の物でしたcoldsweats01


実際のところ、性能などちょっと気になりますよね。そこまで前のモデルだと。
それで店員さんに聞いてみました。現行モデルとの差とか色々。
で、言われたのが冒頭のセリフ。

「結局、今のデジタルオーディオは、このモデルの時点で性能が頭打ちで、その後はiPodの影響などを受けて映像機能の追加に特化しているんですね。
ですからビデオやワンセグ機能が必要ないのであれば、オーディオ機能はこの当時から進化していません。
現行モデルは、ボディーのマイナーチェンジに近いですね。」


たとえセールストークであっても、その説明には一安心。性能が同じであれば、そりゃーデザインではこのモデルが最もお気に入りですから。
たとえ一年半前の物であっても。
在庫処分で破格の安さだし。それでもさらに引いて貰いましたがhappy01


Photo_7
いやーそれにしてもこのモデルは、じっと見ていても艶が美しいですねー。
手持ちのアクセサリーと並べてみてもまるで違和感がありません。

思わず写真の一つも撮ってみたくなるというもので。
この大きさでオーディオ機器という所がまた良いんですよねー。
電撃フリントの万能ライターみたいに見えませんか?
情事の際も決して気を許さない、凄腕の女スパイの秘密兵器、みたいなrouge


Photo_8
実はこのモデル、私は昨日の購入後、こうやって遊んだ後はまだ起動させていないんですよ。ソフトもインストール前ですし。

Photo_9
何しろ形がいいですね。ほどなく曲線のあしらわれたフォルムが。
それに何と言っても、このメタリックな艶の美しさ。

これがカラフルな現行モデルに変わっちゃうんですから不思議ですねー。
まー今は現行モデルが時流ですし、現行モデルを見てからこっちを選ぶ私の方が、時代遅れの旧オタクなんでしょうがcoldsweats01


こんな小物一つで小躍りしている私ですが、これからの季節、このウォークマンでウォーキングもますます楽しくなりそうです。
写真はルージュやイヤリングなどをあしらっていますが、ウォーキング時は色気など皆無です。サウナスーツで目も三角dash
この影の努力が夏のドレス姿に実を結ぶ事を信じて、今日も頑張りますrun

2008年3月27日 (木)

再度 記事自粛のお知らせ

先日来お送りしています「怪奇大作戦【嗤う毒蜘蛛】」の続篇発表につきまして、
本日、再度の自粛をさせて頂きます。

23日、茨城県土浦市で起こった連続殺傷事件に続き、25日にもJR岡山駅でのホーム突き落とし事件など、相次いで痛ましい出来事が起こりました。
この二件が偶然によるものか、何らかの心理的連鎖性を持つものかは分かりませんが、いずれも世間に大きなショックを与えた出来事です。

他にも、私の地元・名古屋を含め全国各地で、心無い者による無差別的な殺傷事件が多発している事は、皆さんもご存知と思います。

こうした事件が続発し、報道等を通じて誰もが「人命」について考えさせられるこの時期、フィクションとはいえ人の命が奪われるストーリーを発表し続ける事は、私にとって非常に心苦しいものがあります。

【嗤う毒蜘蛛】は、次回に予定されていた第三回から大きな展開を見せます。
そこでは犯罪者の「心の闇」を映し出す数々の台詞、主張が描かれます。
執筆者として、それらは「犯罪の正当化を許さない」というテーマを逆説的に受け止めて頂く為の描写と考えていますが、たとえそれが犯罪者固有の独りよがりな理屈であっても、私の稚拙な文章表現では誤解を与えかねません。
また関係者のご心痛を配慮し、今の社会性を考慮すれば、それらの描写が不適切である事も否定できません。
それらの要因を熟考し、今の時期に続篇を発表する事を断念致しました。

このストーリーは、第一回発表時前に大まかな流れを完成させています。
確かに後篇二回を残していますから、今後の展開を変更する事も可能ですが、それではストーリーのテーマが揺らいでしまいます。
やはり改変は避けたいという思いを拭えきれません。
たとえ稚拙な表現、つまらないストーリーであっても、そこには執筆者の確固たる主張、意地があるのです。

結論として今回の続篇は、前述の各事件が収束を迎え、社会混乱が一段落するまで、発表の機会を待ちたいと思います。残念ながら時期は未定です。
私の主張にブレはなくとも、時勢による受け取られ方に配慮する事は、公共性あるブログの運営者に課せられた義務でもあるからです。

今回のストーリーをご覧頂いている奇特な読者の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、なにとぞご理解の上、ご了承下さい。

Photo
写真は今日、お昼前のものです。名古屋の桜も満開となりました。
出会いや別れを含め、新たな生活を迎える季節の始まり。
華やかに桜化粧された街並を歩きながらも、心は痛ましい事件に沈みがちです。

ここ数年、人が命を散らすという事に特に敏感となりました。
満開の桜にも、その散り際に思いを馳せてしまうのは、私が年をとった証拠かもしれませんね。


ちなみに「ネヴュラ」は、これからもまだまだ続きます。
あい変らずのおバカですので、また遊んでやって下さいhappy01

2008年3月26日 (水)

ギャラリー怪奇

おバカな妄想記事が続き、あまり退屈されるのも申し訳ないので。
今日はちょっと一休み。手持ちの「怪奇大作戦」グッズをご覧下さい。
Photo_12 貧乏なので、それほど珍しい物は持ってませんsweat01
ビデオソフト普及前、唯一の原版資料だったLPレコードが懐かしいhappy01
Photo_13 全話分のエピソードは、こうしてバラのLDを集めました。
以前にもご紹介しましたねhappy01
Photo_14 LDのライナーノートには、こんな当時の資料も。
ここには放送当時の宣伝資料
「S.R.I.会員手帳」が紹介されています。
Photo_15 スポンサーだったタケダ薬品によって作られたこの手帳、当時の子供たちにはお宝だったでしょうね。

中身は世界各国で起こった怪事件の報告記事が掲載されていたそうで。
まー、当時よくあった「世界の怪奇と謎事典」風な内容でした。
Photo_18
採録された内容の一部。
ちなみに、資料ナンバー0023は私の事じゃありませんhappy01
(どの写真も、クリックすると大きくなります。)

掲載されている「事件」は確かに不思議な現象ですが、怪奇現象を科学犯罪に位置付ける「怪奇大作戦」とはちょっと趣を異にする内容もあったりして。

「つののあるヘビ」
「円ばんにさらわれた男」
「消しゴム人間」
「ガマの妖力」
「のろいの衣裳」
ちょっとタイトルを挙げただけでもこのラインナップ。
個人的には、ものすごくそそられる内容ですがhappy01


当時「怪奇大作戦」のテーマが、マスコミにどう受け取られていたかがよくわかります。「怪奇」は決して「Xファイル」じゃないんですよね。happy01



おつきあい頂いている【嗤う毒蜘蛛】の続きはまた次回。
いよいよ犯人との対決です。
謎を追えS.R.I.。怪奇をあばけ牧史郎!

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怪奇大作戦【嗤う毒蜘蛛】②

さて今回は、前々回記事『怪奇大作戦【嗤う毒蜘蛛】①』の続きです。

完全な連続ストーリーなので、前々回を未見の方は、まずそちらをご覧頂く事をおすすめします。

怪奇大作戦【嗤う毒蜘蛛】①
http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2008/03/post_db97.html


通常のクォーツ腕時計に仕掛けられた、電波時計用の受信装置。
さらに時計は逆回転していました。
人体落雷現象を解析するS.R.I.の前に立ちはだかる、新たな謎・・・

Photo14時6分。落雷事件の捜査に奔走する町田警部以下捜査班でしたが、事件の手がかりはいっこうに掴めません。
どう考えても、被害者が看板の前に立つ時刻と、自然現象である落雷のタイミングを合わせた計画的犯行を立証できないのです。
しかし解析を進めるS.R.I.チームの努力により、どうやら携帯電話が関係している事が明らかになって来ます。


現在、NTTDoKoMoやauなどが扱う携帯電話の一部機種では、時刻情報が電波送信されています。事件発生時刻、被害者の携帯電話には受信機録がありましたが、送信者は不明。
つまりこの時、看板の前で偶然に時刻情報電波を受信した事が、事件と何らかの関連性を持つと思われました。
事実、被害者の携帯電話は、電波受信部分から発火していたのです・・・



この「電波送信システム」って、全ての携帯会社が行っている訳じゃないんですね。まー最近は新機種も続々と開発され、ワンセグ機能など電波受信の方法も複雑化していますから、このストーリー設定も長くは持たないと思います。
既に古い設定かもsweat01
いずれにせよ、時刻情報を電波時計形式で送受信している機種が被害に遭ったという事です。大昔の機種を使っている私なんかには縁のない世界ですがcoldsweats01



16時21分。町田警部の依頼により、警視庁と協力態勢を組むS.R.I.は事件現場の検証を進めます。
やはり、電極板と電波の間には関連がありました。


Photo_4向かい合った二枚の電極板の間で電波を受けると、それは増幅され、通常の携帯電話のように呼び出し音が鳴る事が判明したのです。
しかも事件当夜は雷雨。極めて電気を通しやすい状況にありました。
もし、受信した電波が電極板に影響し、微力な落雷を増幅させたとしたら・・・
目撃された「光の糸」も納得できます。

しかし、依然として疑問が残ります。
落雷はあくまで偶発的なもの。これは事故か。はたまた事件なのか?



18時14分。捜査班の努力により、一人の男が捜査線上に浮かび上がります。
彼の名は土屋。28歳。日雇い的に工事現場を点々とするフリーター。
今風に言えばニートでしょうか。

土屋の素性を調べる町田警部。
土屋は昨年まで、電子工学分野の権威・中村研究所で、電波と電流の相互作用について研究を行う新進気鋭の研究員でした。
しかし昨年、彼は研究室から姿を消します。同僚の村上が、新開発の超電導物質について華々しい発表を行った直後でした。
この研究が学会に認められ、村上は一躍、時の人となりました。
村上の名声に土屋は引け目を感じ、学会から身を引いたのでは。
それが大方の見方でした。



Photo_521時9分。恐れていた第二の被害者が出ました。まったく別の工事現場で。
被害者は30代のサラリーマン。彼の場合は国産の電波腕時計(現在はカシオ製、シチズン製の腕時計が電波時計方式を採用)が引き金でした。
しかし現場は快晴。事件は落雷によるものではありませんでした。


なんと「光の糸」の原因は、看板に繋がれた工事用の電源ケーブルでした。
やはり何物かが看板に帯電物質を塗り、うまく偽装したケーブルで工事現場の電源を引き込んでいたのです。

「やられた!この帯電物質は、工事現場の電源でも充分に電波を増幅できるんだ!」くやしがる三沢。


昨日までこの工事現場に出入りしていた、土屋への容疑はますます濃厚に。
おそらく土屋は、第一の落雷事件からデータを分析、この仕掛けを実行に移したのでは。第一の事件はデータ収集用の実験だったのです。
事件の早期解決を焦る捜査班は早々に土屋を任意同行させ、事情聴取に挑みます。



「もっと早くいらっしゃると思ったのですが。」
意外にも、土屋の態度は堂々としたものでした。

余裕たっぷりの話し出す土屋。縁なし眼鏡の奥から冷たい眼差しを送る、聡明なその顔立ち。

Photo_2「確かに私が、電導物質と電波の関係について研究していたのは確かです。しかしその事と今回の事件には、まるで関係が無い。
百歩譲って、私が看板にその塗料とやらを塗ったとしても、被害者と私には何のつながりもないじゃありませんか。」

ほぞを噛む町田警部。確かに関連はもとより、事件当時、彼には完璧なアリバイさえあるのでした。
土屋の被害者のを結びつけるものは、今の所「電波」の二文字だけだったのです。
事件と事故の境界さえ曖昧なまま進む事情聴取。
のらりくらりとかわす土屋に、追求の矛先はどうしても鈍ってしまいます。
「土屋は何かを握っている。」町田警部のカンがそう教えていました。


「日本の警察は、状況証拠だけでは何も出来ない筈だ。家宅捜索でも何でもやって下さい。私は逃げも隠れもしませんよ。」
町田警部をあざ笑う土屋。しかし何故か町田には、彼の警察への挑戦的態度、異常な「証拠」への執着に、ある種の違和感があったのでした。
土屋の動向を町田警部から受け、不眠不休で解明に臨むS.R.I.。



Photo_5「怪奇大作戦」の大きな魅力の一つに、犯人側とS.R.I.、警察側の攻防がありますね。
もともと常識では理解できない超常的な犯罪ですから、通常の捜査ではどうしても追いつかない。
逆に犯人側とすれば、そこが法を超える快感となる訳です。
その快感の支えとなる超常現象を科学的な解析で追う存在が、我らのS.R.Iという訳ですが、今回は犯人にも予測できなかった現象が起こります。
そこを大胆な仮説と、科学捜査で突き詰めていくS.R.I.の姿。
ウルトラシリーズには見られないカタルシスが、そこにはあるような気もしますhappy01



Photo_7日付が変わりました。3月18日、午前17分。
憑りつかれたように牧が叫びます。

「そうだ!電波時計だ!ノム、腕時計をもう一度見せてくれ!」
慌てて時計を取り出す野村。

「見ろ。やはり時計は逆回転している。
これはリアルタイムに戻ろうとしてるんだ。
論理的じゃないかもしれないが。


『元々、この時計は数時間先に存在する物で、何らかの原因で過去へ飛ばされた。つまり俺達の時間軸へだ。しかし文字盤の表示は、飛ばされた時刻よりさらに未来の時刻で、飛ばされた時刻を目指して戻って』
いるんだ。
電波を受信している以上、そう捉えるのが自然だ。」



ちょっとここで解説を。簡単な例でお話します。
この時計本体が、
「午前時」に何らかの超常的原因で一時間前、「午前時」の世界に飛ばされたとします。しかしその時、文字盤の時刻表示だけが逆に一時間後、「午前時」
になっちゃったと。
つまり、時計本体と時刻表示がちぐはぐになった状態なんですね。
時計が飛ばされた時間軸は午前7時から未来、午前8時に進む方向で、文字盤の時刻は午前9時から、同じく一時間かけて逆回転し過去へ、つまり午前8時に戻っている訳です。
存在と表示が真逆の関係。あり得ない事ですがhappy01

過去からの方向と未来からの方向。この二点が交差する午前が、時計の飛ばされた時刻となる訳です。ややこしいお話でごめんなさいcoldsweats01


Photo_8「牧さん、この時計が過去へ飛ばされたですって。タイムマシンみたいに?」
「正確に動いている以上、そう考えるしかない。
いいかノム。
俺達は今、時間の流れに沿って未来へ進んでいる。この腕時計の時刻表示は、それと同じ速度で未来から逆行してるんだ。」
「じゃあこの時計は一体、いつの物なんです?」



「今進んでいる俺達の時間と、この時刻表示が戻る時間の交点。
時計が飛ばされたのは、おそらくその時刻だろう。
その瞬間に、何かが起こるのかもしれん。」



興奮を隠し切れない牧。
こういう時の牧さんって、ある種犯罪者と同化してますね。
ここが「怪奇」ならではの味でもあります。
プロファイラーは犯罪者と同化して考える。
既に40年前の番組で、それが行われていたとは。
「何か」と聞いて事件を連想した野村は、慌てて牧に尋ねます。



Photo_11「何かって・・・今起きている電極板事件と、何か関連が?」
「わからん。しかし土屋は否定しながらも、第三、第四の事件にも含みを持たせている。」
「この時計は【未来に起こった事件の証拠】だって言うんですか?」
「可能性の問題だ。例えば、これから起きるかもしれない事件の瞬間、電波の作用で、この時計だけが時間軸を越え、過去に飛ばされたとしたら・・・。今、何時だ?」

「夜中の一時ちょっと過ぎです。」
「お前が拾ってからほぼ17時間。この時計の針は3時過ぎをさしている。
正確に、17時間戻っているんだ。」

「でも拾ったのはマンション前ですよ。」
「場所は関係ない。もし、電波の作用で飛ばされたとすれば、時間軸の壁が弱い所を抜ける可能性だってあり得る。
今までにも、消失した物質が離れた時代に現れたらしい事例はあるが、その場所に因果関係は無いんだ。」


俺達の時間とこの時計の時間の交点は約7時間後。朝8時頃だ。
その鍵は、おそらく土屋が握っている。」


Photo_6二人の会話は、的矢所長によって遮られました。
「牧君。君の意見は仮説に過ぎない。それを確かめるには土屋に尋ねるしかないんじゃないか?行って来い。町やんには俺から話しておくから。」
「ありがとうございます所長。ノム、行くぞ!」
颯爽と飛び出す牧、野村。


しかし二人を待っていたのは、土屋の自信に満ちた「嗤い」でした・・・。



さてさて。ここまでで全体の約半分。
①のラストで全体の三分の一なんて言っちゃいましたが、進めていく内にだんだん膨らんじゃいまして。三部構成の予定が四部になっちゃいましたcoldsweats01
まー「起承転結」で行けば、「起承」までが終わった感じでしょうか。
毎度の無計画が出ちゃいました。ごめんなさいweep

また長くなっちゃったので、続きは次回以降にしましょう。

ひょっとして心和むネタが拾えたら、CM代わりに差し込むかもしれません。
春ですしhappy01気長にお待ち下さい。



ここからが今回、最も頭を悩ませた部分です。
オリジナル版「怪奇大作戦」で、第一話「壁ぬけ男」などを演出された飯島敏宏監督は、その演出テイストについて「江戸川乱歩の世界を目指した」と語っています。怪人二十面相的な、少年の心を捉える映像作り。
私もそれに習って、乱歩の世界観をちょっとだけ採り入れました。
ただそれは子供向けではなく、大人向け作品からの引用。

さすが大乱歩。個人的にこの発想は、非常に興味深いものです。
乱歩ファンの方には怒られるかもしれませんがcoldsweats01



警視庁に向かった牧と対峙する土屋は、一体何を語るのか?
逆回転する腕時計。牧の仮説は正しいのか?
そしてやってくる「時の交点」。
謎と恐怖に彩られたストーリーの結末は?
・・・なーんて。盛り上げすぎですね。
話百分の一でお考え下さいcoldsweats01


このストーリーはフィクションです。
   
実際の人物、会社、団体などを特定するものではありません。
   また、実際の事件より材を採ったものでもありません。

  写真と本文は関係ありません。

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2008年3月25日 (火)

桜ブレイク

ちょっと予定を変更しまして。

お仕事中、桜がとても綺麗だったので、つい撮影してしまいました。
陰惨なストーリーの合間に、美しい映像をお楽しみ下さい。
何のヒネリもない、ただの風景ですが(笑)。

ここは、名古屋市民なら誰もが知ってる桜の名所。
今日25日、正午の映像です。五分咲きといった所でしょうか。
満開も待ち遠しいここ数日。
早くも週末は賑わいそうです(笑)。


【嗤う毒蜘蛛】の続きはまた次回。間違いなく期待はずれです(涙)。

怪奇大作戦【嗤う毒蜘蛛】①

はじめに

23日、茨城県土浦市で起こった連続殺傷事件、またそれに先駆け、19日、同犯人の被害に遭われた方々、関係者の方々に、心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます。
事件後の報道で凶行の詳細が明らかになるにつれ、犯人の異常性と残虐性には慄然とせざるをえません。
今後、このような犯罪が二度と起こる事がないよう祈るばかりです。

また、今回より発表します記事は、決して同事件より材を採ったものでない事を付け加えさせて頂きます。


今回よりのストーリーは稚拙この上なく荒唐無稽、戯言の域を出ませんが、公共性を持つブログという媒体に於いて、記事のモラルは全て管理者・運営者に任されます。
たとえ稚拙な創作であっても、そこには責任ある主張が必要と考えます。

そういう意味で、これはまさしく私の主張です。
 



さてさて。今日からのお話は、先日3月17日の記事でご紹介した「朝の一件」から思いついた架空のストーリーです。
まだ未見の方は、お手数ですがそちらからご覧頂ければ、顛末がご理解いただけます。


3月17日『時の挑戦者』
http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2008/03/post_a85e.html


今回はいつものように、記事冒頭のクライマックス紹介を行いません。
元々「怪奇大作戦」はミステリー・謎解きの要素を若干含んでいるので、ネタバレはなるべく避けたいからです。そうでなくても、吹けば飛ぶような屁理屈をこねてますしcrying

Photo_3注意事項を一つ。
今回のお話は現代が舞台です。「怪奇大作戦」は1968年の作品ですが、事件の発端となる腕時計が現代の物ですから、無理にオリジナルに合わせる事はやめました。


しかしながら、登場人物は全てオリジナルキャスト。
「セカンドファイル版」ではありません。
やっぱり牧さんは岸田森先生じゃなきゃhappy01


こういうお話をでっち上げる場合、いつも私は下書きを何度も書いて、推敲を重ねながら記事アップに臨むのですが、下書きをそのままコピーする訳ではないので、記事作成の段階で細かい変更を行う場合も多いです。
でも今回は、準備稿の数も今までで一番多かったですねー。
自分でも何やってるんだか分からなくなってきましたからweep

結局、ストーリーを作る事って、自分の不得意分野を見極める行為なんですね。
分からない分野にぶつかると、パタッとキーボードが止まっちゃって。
今回はその連続だったんです。
ネットで色々調べながら頑張ったんですが、専門分野についてはツッこまれる事必至。「これはないでしょう」と思われる点も多いでしょうが、どうか広い心で。

なお、このストーリーはあくまでフィクション。
実際の事件、人物、会社、団体などを特定するものではありません。
写真もあくまでイメージです。ストーリーとは関係無い事をお断りしておきます。共にご了承下さい。

しかも科学的根拠は皆無ですので、本気でお怒りにならないよう。
まーいつも以上のおバカとお許し下さい。


3月17日。朝のマンション前で見つけた一本のメンズ腕時計。
そこから妄想したデッチ上げドラマは、こんな感じになりました。




春の声も聞こえる3月中旬。一雨ごとに暖かさも増す季節。
3月16日の夜も、春の嵐にふさわしい雨でした。
夕方から降り出した雨は春雷と共に激しさを増し、会社帰りの人たちも、アフター5を控えて帰宅の途についていました。


23時6分。ある地方都市。電車から降りる人もまばらな私鉄駅。
一人のOLが改札を抜け、足早に駅から降り立ちました。
しのつく豪雨と雷鳴に、顔をしかめながら家路を急ぐ彼女。


差す傘も飛ばされそうな風に辟易しながら歩く彼女は、自宅近くの工事現場にたどり着きます。
道を挟んで向かい合うように立つ「安全第一」と「ご迷惑をおかけします」の看板。
彼女がその看板に差し掛かった時、不意に彼女の携帯電話が鳴ります。
雨の為電話が取り出せない彼女でしたが、何とか立ち止まり、看板前で電話を開きます。しかし、ディスプレイには番号など何も表記されていません。
怪訝な顔の彼女。


雷鳴と共に光る稲妻。
その時突然、一本の稲妻が、看板に吸い寄せられるように舞い降りました。
稲妻は地を這うように彼女の立つ看板の元へ。帯電し、発光する看板。
直後、稲妻は細かい糸のように分かれ、二枚の看板の間を往復し始めます。

その姿は、まるで蜘蛛の巣のよう。
彼女は糸状の稲妻に捕えられ、悲鳴と共に火傷を負っていきます。
蜘蛛に摑まった蝶のように。
空に舞う花柄の傘。


タイトル【嗤う毒蜘蛛】

Photo_2さて。私の文章が稚拙な為、このオープニングの惨劇が理解できない方も多いと思います。
要は、左の写真に近い状況だったわけですね。
写真は自宅近くの工事現場。ご覧のように工事区域が遮蔽板でガードされています。
工事の音などが道路に漏れないようにする為らしいですが、本文では、この遮蔽板が看板サイズに縮小したと思って頂ければ良いと思います。
この、道を挟んだ左右の板の間に人間が立ち、板が稲妻を反射させ、稲妻は二枚の板の間を水平に往復。要は、『落雷が水平に起こった』訳です。
被害者の彼女は、その落雷に「絡みつかれて」惨状に見舞われたのです。



Photo_4 翌日。前夜の雨など嘘のように晴れ上がった3月17日。朝8時8分。
マンションから出勤するS.R.I.所員、野村。
彼は、何かが道に落ちているのを発見します。
一本の、紳士用腕時計。



Photo_5丁度、自分の腕時計が壊れていた事もあり、彼は興味を惹かれて覗き込みます。
彼はそこに、不審な点を見つけました。
日付が今日の二日後、3月19日になっているのです。
(ここは私の改変。
写真の腕時計は17日のままです。お間違えなく)


「これも壊れてるのか。」ちょっと諦め顔の野村。
そんな気分を打ち破るように、鳴り響く携帯電話。
「何してる!事件だ!すぐ来い!」的矢所長の怒鳴り声です。
慌てて腕時計をポケットにねじ込み、駆け出す野村。



Photo_6朝9時4分。昨夜の事件現場。
町田警部ら、
捜査班の物々しい検分が行われています。
的矢所長以下、牧・三沢らS.R.I.メンバーの姿も。
どうやら被害者は、落雷のショックで感電したらしい事が分かりました。現在は重態の模様。
一命を取り留めた事が、何よりの幸いでした。
しかし現場が語る事実は、それだけではなかったのです。
焼け爛れた二枚の金属製看板。そして近所に住む目撃者の証言。


「まるで、看板から光の糸が伸びて、彼女を縛り付けているようでした。」

「町やん、それで我々を呼んだのかね。」
尋ねる的矢所長に答える町田警部。「どう思うね?S.R.I.としては?」
怪訝な顔の二人。そんな二人を尻目に、看板の表面を削り取る牧。

これは事故なのでしょうか?それとも・・・

Photo_8 ここで考えたのは、S.R.I.の立ち位置でした。
SCIENCE-RESEARCH-INSTITUT.「科学捜査研究所」と呼称されるこの組織は、警視庁の嘱託を受ける半官半民の研究所という設定。
ただこの設定は、ドラマの流れによって若干、拡大解釈されているようです。過去のエピソードや研究書などからも、S.R.I.独自の臨機応変な捜査が実を結ぶパターンの事例が確認されています。

要はdanger警視庁からの依頼
   danger一般市民からの依頼
   dangerSRIの自発的な行動

・・・などを契機に事件の解決にあたる、という、ややグローバルな活動が認められているようですね。「特命鑑識課」的な位置づけなのでしょう。


劇中、何度も「S.R.I.は警察じゃないんだ」というセリフが繰り返されますが、その設定がドラマの進行を縛り付けてはいないという事なんでしょうね。
ここは好みの別れる所ですが、私はそれほど気にしてはいません。
どうぞお許し下さいhappy01



Photo_9午前10時57分。SRI本部。
牧の解析により、看板には特殊な塗料が塗られていた事が分かります。
帯電能力を高める、水銀製の特殊塗料。

この塗料を使った、向かい合う二枚の板の間に高圧電流を流す事により、高温を発生させる事が出来るらしいのです。


これは電極板と呼ばれ、元々、北海道の湿地性土壌を乾燥させる為に開発された技術です。その技術は一般にも公開されていますから、誰でも作る事は可能。

電極板を稼動させる高圧電流は落雷によって得たと言えますが、もし意図的に、看板に水銀製塗料を塗ったとすれば、これは殺人を目的とした犯罪では?
牧の結論はそこに落ち着きました。
被害者の裏を取るべく飛び出す町田警部。



電極板。この「ありそうでなさそうな技術」の元ネタは、特撮ファンならすぐにピンと来るでしょう。そう。アレです。
アレを人間サイズに縮小すれば、丁度看板くらいの大きさになりませんか?
ただ今回のミソは、この電極板の動力源と、稼動スイッチとなる「あるキッカケ」です。ここはかなりの力技なので、決してお怒りにならないようcoldsweats01



Photo_1012時32分。昼食後の牧たち。
野村は、今朝拾った腕時計の事を思い出します。
悪戯心で「新品を買った」と自慢、メンバーに見せびらかす野村。
(いかにも彼ならやりそうですねhappy01
「お洒落な時計ね。ノンちゃんにしてはセンスいいじゃない。」
コーヒーを持ってきたさおりは時計を取り上げ、しげしげと観察。
ほどなく笑って放り出します。
「ノンちゃん、値切ったでしょ?これ、逆回転よ。ほら。」


Photo_11覗き込むメンバー。なんと、時計の針が逆方向に回っているのです。
つまり、時間が戻って行くのでした。

「なんだよこれ!」呆れる的矢・三沢。
野村は頭をかきながら、拾った事を話します。

「すみません。すぐ警察へ届けます。」
「町田警部に見つからなくて良かったな。まあ届けるにしても、修理しておけば落とし主も喜ぶだろう。見せてみろ。」野村から腕時計を受け取る牧。
しかし、時計を分解した牧の表情は、徐々に真剣に変わって行きました。



科学捜査をメインとする「怪奇」としては、ちょっと無理がありますがcoldsweats01
まあ、牧さんは、こういう機械いじりも好きだろうという拡大解釈で。
お昼休みだし。
そしてこの「逆回転の腕時計」こそが、今回のストーリーに大きく関わってくるのです。



「ノム、こんな物どこで拾ってきたんだ?この時計、改造してあるぞ。」
思わず言い放つ牧。それほど、時計には奇妙な改造が施してありました。

この時計のブランドはSKAGEN。デンマーク製で、スタイリッシュなデザインとリーズナブルな価格が人気を呼んでいます。
オリジナルは極めてシンプルなクォーツ製ですが、この時計にはある機能が追加されているというのです。
「『電波時計』だな。これは。」



ご存知とは思いますが、私の覚書も兼ねて解説しますと。
電波時計とは、誤差が10万年に1秒と言われる「セシウム原子時計」を送信局に設置し、時計の情報をデジタル信号化して送信、その電波を一定時間ごとに受信し、誤差を補正する時計です。
通常のクォーツ時計よりははるかに誤差が少ないのが利点で、正確な時刻情報を必要とする人々には重宝されています。



クォーツ製であるSKAGENに、セシウム原子時計の情報を受信できる手製の受信機が追加されている。しかも通常の受信装置よりはるかに強力、受信環境によっては電波を増幅する程のものなのです。

「電波時計が狂うなんて事、無い筈だがな。誤差は一定時刻ごとに補正される訳だし。日付は明後日の19日。それに逆回転なんて。」不審を口にする牧。
傍らで見ていた三沢がポツリとつぶやきました。
「まさかとは思うが。」


Photo_12以前三沢は、あるテレビ局のアナウンス室で、備えつけの電波時計を見たことがあると言うのです。
生放送などで正確なリアルタイム情報を要求されるアナウンサーにとって、電波時計は必要不可欠なもの。
その時は偶然にも、時計のメンテナンスの為に電源コードを抜いたそうです。
しかしメンテ後、電源を入れると、止まっていた時計はハイスピードでリアルタイムに戻ったのです。


「確かに電波を受信してるんだから、戻るのは当たり前なんだが。
これは乱暴な仮説だが、この時計は
電波を受信して、リアルタイムに戻ろうとしているんじゃないか?」
「先輩、何言ってるんですか。逆回転って事は、過去がリアルタイムって事ですよ。この時計で言えば18日に向かって。そんな事あるわけ無いですよ。」
脇で見ていた野村の言葉を、ゆっくり反芻する牧。
『電波時計・・・ 逆回転・・・ 』



さてさて。ここまでで全篇の約三分の一。やっぱり理詰めで進む「怪奇」は、どうしても会話や解説が必要になりますね。なおさら、舌足らずな私の文章ではcrying
今日はここまでという事にしましょう。続きは次回という事で。
あまりお付き合い頂くのも心苦しいですし。

恐怖の人体落雷現象。逆回転する腕時計。
そしてS.R.I.の前に現れる、驚愕の真実とは?

もちろん、ストーリーはラストまで完成しています。
この後、この恐怖の事件の全貌も明らかに。
要は、今日の部分をしっかり描いておかないと、後が理解できない訳です。
もっと私の話術が長けていれば、こんなご迷惑をおかけしないんですがsweat01

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2008年3月23日 (日)

記事自粛のお知らせ

本日は前回の予告に続き、「怪奇大作戦・嗤う毒蜘蛛」ストーリー記事をアップする予定でしたが、本日23日、茨城県土浦市で起こった連続殺傷事件の被害者・関係者の心情に配慮、また社会的モラルを考慮し、ストーリー内容と照らし合わせ、本日のアップを自粛する事と致します。

なお、予定の記事は完成済みですが、明後日25日、午前0時1分にアップする予定です。なにとぞご理解、ご了承の程お願い致します。

2008年3月21日 (金)

次怪予告

Photo
闇夜を切り裂き、人体に絡みつく光の網!
それは社会の奥底に潜む、狡猾な毒蜘蛛の巣か?

路上に残る、一本の腕時計が意味するものは?
時間と空間の狭間で奔走するS.R.I.をあざ笑うかのように、蜘蛛はうそぶく。
謎の言葉「プロバビリティー」

【怪奇大作戦・嗤う毒蜘蛛】。「ネヴュラ座」にて次回公開。
決して期待しないで下さいcoldsweats01

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2008年3月20日 (木)

仕掛けて仕損じばっかり

今日の朝食はハードボイルド。

『♪荒野の果てに』をBGMに、梅安を意識して仕掛人を再現。
決して「秀」と言わないところが、旧必殺ファンの意地です(笑)。

器用にプリッツを咥える一瞬は、まさに凄腕の仕事師。
でもコタちゃん、自分の武器を折っちゃダメぢゃないの。
それじゃ左内さんも呆れるわ(笑)。

2008年3月19日 (水)

そのビルの陰には

「・・・降るなー。」
お昼前。丁度、お仕事で家を出る時間に限って、空の機嫌も悪くなり。

その後、しっかり降りました。今夜もずっと降り続きそうな春の雨。
まー、そこそこ暖かかったので、まだ助かったですがhappy01

その雨にもめげず、レインコートを羽織ってミニバイクで走っていると、
こんな看板が。

Photo 『不発弾』bomb
こんな単語が目に入ってくると、けっこうビックリしますね。
小心者の私など「えええっ!?」なんて、もう一度文字を確認したりしてcoldsweats01


帰宅後、ネットでこの一件について調べてみると。
どうやら件の不発弾は、この近くのマンション建設現場で見つかったそうです。
不発弾などの危険物については、市や県警、自衛隊などで作られる合同対策本部が対処するようですね。その処理作業が22日という訳です。
処理当日は、発見場所の半径300メートルにお住まいの1837世帯、2948人を避難対象区域に指定、6箇所の避難場所を設定したそうです。
やはり物が物だけに、対策も物々しいものがありますね。

この付近は名古屋でもかなり都心部に近いところです。
先日、9日に行われた名古屋国際女子マラソンのコースからすぐ近く。
危なかったですね。不発弾がいつ発見されたかは分かりませんが、マラソン本番中にこの不発弾が誤爆なんて事だって有り得なくはなかったですし。
そうなったら大惨事。付近にお住まいの方々はもとより、大事な日本のアスリートにも被害が及ぶ所でした。

ともあれ、都心の真ん中での不発弾処理。
被害が及ぶ前に発見されただけでも幸いでした。
何とか無事に、処理作業も進んでほしいものです。
処理担当の方々も、きっと決死の覚悟で事に臨まれる事でしょう。
その姿には、本当に頭が下がります。



さて。ちょっと不謹慎なお話ですが。
先日の「落ちていた腕時計」から広がる妄想ストーリーが頭から離れない私は、こんな看板を見ただけでもあらぬ妄想を抱いてしまいまして。
関係者の皆さんには本当に申し訳ない事ですがcoldsweats01

いや。今日の場合、妄想というよりも「連想」でしょうか。

普段見慣れた街の一角に突然据えられた「不発弾処理」という看板。
確かに有り得ない事ではないですが、いざ自分の街で起きてしまうと、ちょっとIFの世界が現実化したような、不思議な感覚に捉われてしまいます。
例によって私だけかもしれませんが、実はこの看板を目にした時、私の脳裏をよぎったのは『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995年大映 金子修介監督)の名場面、福岡ドームのシーンでした。


「怪鳥」ギャオスをおびき寄せ、筋肉を弛緩させ捕獲する作戦の舞台に使われた、あの福岡ドーム。
作戦当日。自衛隊の管轄下に入ったドーム周辺は、厳重な警備態勢が敷かれます。「あるとですよ!」大迫警部の叫びに続いて始まる作戦シーンの2カット目、ドーム前に佇む隊員の傍らに立つ看板が、頭に浮かんだのです。
「緊急により これより先立入禁止」「緊急により車両進入 駐車禁止」
そんな言葉が日常性を破壊する、緊張感溢れる看板。

「緊急」という曖昧な表現に潜む「事態がまだ正確に把握されていない」「作戦の成功が保証されていない」感覚。
これがまた、気分を盛り上げるんですよね。
なにやら分からないけど大変な事が起こっている感覚が。

この点は、冒頭の「不発弾」とは少し違いますが、それでもデリケートな処理技術を必要とする意味で、同種の緊張感を喚起させます。
繰り返しますが、私はあくまで不発弾処理の安全を祈る立場ですのでhappy01


考えてみますと、こういう「怪獣出現的な緊張感を覚える事柄」って、結構ありますよね。

テレビで遭遇する、番組の進行を遮る「緊急ニュース速報」の字幕。
パトカー、救急車のサイレン音。
ヘリコプターの飛行音。私だけかもしれませんが、セスナの飛行音じゃないんですよね。ヘリの音には「緊急報道」「自衛隊の偵察機」「作戦指揮機」的な印象を覚えるせいでしょうか。
普段有り得ない、街中の大きな音にも振り返ったりしますよね。
微振動なども伴えば余計リアルな感覚に。

都心部ではあまり遭遇しませんが、幹線道路などを走るオリーブドラブの自衛隊トラック群にも「怪獣感」を覚えます。
まーそれを入れれば、当然、戦闘機の飛行訓練もアリですが。
ただ飛行訓練の場合って、わりと一機、二機で飛びませんか?
やはり怪獣掃討の場合には編隊飛行で臨んでもらいたいと。

で、昔友人が語っていた事なんですが、「子供が予告なく、学校から早く帰って来る」と言うのも、ちょっと尋常でない感覚を覚えます。
言うまでもなく、これは「世界大戦争」(1961年東宝 松林宗恵監督)あたりから想起した感覚でしょう。決してあって欲しくない事ですが。


・・とまあ、ここまでお話してきて気がつきました。
これらの「怪獣感」って、実は「怪獣そのものの怖さ」じゃないですよね。
確かに、実在しない(とは言い切れませんが)怪獣を目撃するなんて事、めったにあるわけじゃないですから、その実在感、非日常感は、現実の出来事から想像するしかないんですが。
でも何故か、前述のような出来事を身近で体験すると「怪獣」を感じてしまう。むしろ怪獣そのものの姿が見えない為に、余計怖ろしさを覚えてしまうんですね。

それは決して、それまで体験した多くの怪獣映画によって刷り込まれた感覚だけではないと思います。
むしろ「相手が分からないから怖い」という感覚が人間の根底にあって、そこからフィードバックされたものが怪獣の演出なんじゃないか、とも思えちゃって。


事実、名作と呼ばれる怪獣映画は、怪獣出現までの演出も優れたものが多いですよね。じらしてじらして観客の想像を最大限に膨らませ、満を持して登場というパターンは、かの初作「ゴジラ」(1954年東宝 本多猪四郎監督)から脈々と受け継がれていますし。
あの作品、もしゴジラがオープニングからあの巨躯を白昼の下に晒していたら、あれだけの迫力は得られなかったと思うのです。
発光する海面に始まり、沈没する船や消えていく家畜、島民のリアクション、そうした断片的な描写からゴジラの存在を丹念にシュミレーションしていくドラマ構造があったからこそ、あの「稜線登場シーン」はショッキングだったと。


そういう意味で、怪獣映画に於ける怪獣そのものは「出オチ」であるとも言えましょう。いざ出現してしまったら後は破壊するしかない。
その出現までにどこまで観客の想像を喚起させられるか。そこが怪獣演出の大きな鍵なのかもしれません。
さらに、出現後もその生態、破壊力、弱点、攻略法などを小出しにしていく事。
つまり掃討までに「謎」を残しておく事も、恐怖感を持続させる重要なテクニックと言えましょう。
その演出の一端が、冒頭の看板などから得られるような「恐怖のディテーリング」「非日常感」じゃないかと。

(これは映画の場合です。テレビ怪獣の場合は尺の関係もあり、若干端折った演出になるのもやむを得ませんね。それでも「ウルトラQ」などはかなり頑張っていましたが。)

よく言われる「建物の向こうからチラチラ覗く怪獣のフォルムが怖い」というビジュアル感覚も、この点に通じるものがありますね。
広大なセットをリングのように見立て、怪獣の全身が見渡せた平成ゴジラに比べ、常に怪獣のフォルムが建物で遮られていた平成ガメラの画面設計により迫力を感じるのは、この効果による所も大きいと思います。
感覚的、視覚的共に、人間が恐怖を感じるのは「見えない」「分からない」存在なんですね。


確かに「ゴジラVSデストロイア」(1995年東宝 大河原孝夫監督)で描写された「メルトダウン」等のシュミレーションも怖いですが、それは「対処不可」の怖さであって、未知の存在への恐怖とは別物と思います。
あれは「日本沈没」の怖さと同種のものですよね。
怖さ以上に「達観」「諦め」の感覚が強いと思いますし。

「不発弾」と聞くだけで、私などはまだ見ぬ爆弾の姿、危険度などを勝手に想像、コタと一緒に部屋で震えていますから。あれが「安全、安心が保証されている爆弾で、避難の心配も無い」のであれば何の恐怖もないんですが、そこが保証されない点が恐怖を喚起させるわけです。
結局「見えない・分からない物が埋まっているから怖い」んですよね。
通常の爆弾であれば「爆発する」という心構えも出来、解除の方法も分かりますが、『不発弾』となると、対処法いかんで物凄く危険な存在になると思うんですよ。ちょうど「恐怖の報酬」の古いニトロのように。
その段階で、不発弾は既に「未知の存在」なのかも。

つくづく、慎重な処理を行ってもらいたいものです。



もし、あなたの街に怪獣が現れたら。
「緊急のため通行止」の看板が、突如立てられたら。
その先のビルの陰には、どんな姿が潜んでいるのか。
それが分からないから怖い、と思いませんかtyphoon
とごまで逃げればいいのか。いや、避難した方がいいのかさえ分からない、未知の存在の恐怖shock


そんな事を考えながら走っていたら、こんな物を見かけまして。
もう私の頭には、これが怪獣の卵にしか見えません。

Photo_2 でも今見ると、巨大なパチンコ玉にしか見えませんね。
名古屋がいくらパチンコの本場でも、これは無いでしょうとhappy01



例の「落ちていた腕時計」のストーリーは、現在鋭意考案中。
まー例によって大したものじゃありません。
近日アップ予定ですので、期待しないでお待ち下さいcoldsweats01

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2008年3月18日 (火)

ネヴュラ名作劇場『ああ無情』

妄想の途中ですが。

今朝も向かった公園で、感動超大作をモノにしてしまったのでアップします。

長いです。3分近くあります。じっくりご覧下さい。
いつも以上にピンボケ・動きの乱れ等も多いですが、感動を断ち切らないためにあえてノーカットにしました。

今日はヘタな解説などしません。
濃厚な前半に辟易された方、後半の展開にご注目。
朝の公園にも、こんなに切ないドラマが展開していたんですね(笑)。

老婆心ながら、ハンカチのご用意をおすすめします。
見終わったあなたは、きっと彼を応援したくなるはず(笑)。

*お知らせ
ココログでは、今日3月18日(火)午後7時30分から明日19日(水)午前11時
まで、システムメンテナンスを行います。
メンテナンス中はコメント、トラックバックの受付ができません。
なにとぞご理解の上、ご協力をお願い致します。

2008年3月17日 (月)

時の挑戦者

不思議な出来事もあるもので。

お仕事のスケジュールを一週間前倒しした為、今週は自由な時間の多い
私。
昨日に続いて今日もまた、ウォーキングに出かけた朝8時8分。


Photo 気合い充分でマンションを出た私の前に、こんなものが。

Photo_2 メンズの腕時計です。決して私が置いたんじゃありません。本当の事ですよ。
第一、腕時計はレディースしか持ってないですからrouge
この状態で落ちてました。1ミリたりとも動かしてませんhappy01


Photo_3 冒頭、出発時間の表記が正確だったのはこの為です。
日付、時刻も狂いなし。もちろんちゃんと動いています。
手持ちのストップウォッチと照らし合わせ、確認しました。

ブランドの知識などまったくない私は、この時計が高級品なのかどうかもわかりません。どうやらスウェーデンのメーカーらしいですが。
danger後にブランド国名はデンマークと判明。追記をご参照下さい。)

ともあれ、このまま道に置いておく事も出来ません。
落とした人が探しに来るかもしれないので、近くの縁石に移しておきましたcoldsweats01

それにしても不思議ですねー。
結構ちゃんとした作りの腕時計だけを落とす人が居るとは。
重さもそれなりにありますから、腕から外れれば気もつきそうなものですが。
きっと落とし主は慌てているでしょう。他人事ながらちょっと心配sad



さて。ここからが本題です。
朝の歩道に落ちていた、一本の現役腕時計。
周りには落とし主の手がかりはおろか、事件や事故の形跡は何もありませんでした。一枚目の写真の通りだったのです。


考えてみれば、これはある意味ミステリー。

毎度の事で申し訳ありませんが、皆さんなら、この状況からどんなストーリーを想像しますか?

実は私、この後出かけたウォーキングの間、ずっとその事を考えていました。毎度の妄想癖がたたり、一度気になると、それが頭から離れなくなっちゃうのです。

ただ私の場合、事件や事故などマイナスの発想に走るよりも、「この出来事を発展させ、どう面白い架空ストーリーを作るか」という事に腐心する傾向が強くて。
まー読者の皆さんなら、私のそんな性癖はご存知かもしれませんねcoldsweats01


で、おバカながら一つのストーリーをでっち上げました。
これは別に、推理小説のようなガチガチの理論構築ではなく、どちらかと言えばSFミステリー、『怪奇大作戦』あたりに近い世界観のものです。

これを思いついてちょっと面白くなっちゃったんですが、そのおバカ話をご披露する前に、ちょっと皆さんにもお考え頂ければと思いまして。

提示されるデータは前述の通り。「落ちていた腕時計」ただそれだけです。
この設定から、どこまで発想を広げられるか。

まーいつもながらの「頭の体操」ですね。

ただオリジナルストーリーを作る訳ですから、多少の設定の追加・変更もアリと思います。発見者や発見現場の状況、周りの人物設定も考える必要があるでしょう。そこが腕の見せ所でもありますしhappy01

私の場合、もう「怪奇大作戦」そのままの設定となりました。
「怪奇」の一篇として考えた訳ですね。ですから登場人物はSRIの面々。

ただ頭の無い私ですから、とてもシナリオまではできません。
あくまでシノプシス程度。「怪奇」お得意の科学考証もいいかげんですweep
まるっきり成立しないかもしれませんがcrying
いつぞやの「虹の卵」○○風味みたいな感じ、あれよりもつまらないお話になるんじゃないかと思いますcoldsweats01

何やってるんでしょうねー。いつも思います。
こんな事やってるおバカは私ぐらいだろーなー、なんて。
でもまー、発想力の鍛錬としては最適。「どうせ誰かがうっかり落としたんでしょ」と思ったら、そこが創造力の限界、発想が終わっちゃいますからhappy01

どうぞ皆さん、お仕事などでお忙しいとは思いますが、お時間あればちょっとお考え下さい。お遊びとでも思って軽いお気持ちで。
こういう頭の体操って、テレビ業界の現場では結構ポピュラーなんですよ。


私のおバカストーリーは、また次回以降にお話しましょう。
最後に。冒頭の事実に私が加えた改変を、一つだけお知らせすれば。
これはヒントになっちゃうかなcoldsweats01


私のストーリーでは、腕時計の日付は今日の二日後になっていますhappy01


danger
追記
記事アップ後、お仲間の自由人大佐様から、文字盤のブランド国名表記についてご指摘がありました。
それに従いウェブで調べた所、この時計のブランド名が「スカーゲン」、国名はデンマークである事が分かりました。
本文中では「スウェーデン」と表記していたので、「デンマーク」と訂正させていただきます。並びに、ご指摘頂いた自由人大佐様に感謝致します。
毎度のおバカですみません。記事に上げる前に調べておくべきでした。
ご迷惑をおかけしましたcoldsweats01こういう所がヌけてるんですよー。私はcrying


お知らせ
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2008年3月16日 (日)

深夜のガレロン

ご存知、スペクトルマンNG怪獣の「ガレロン」です。昨年4月に作ったアオシマ・ゼンマイキット。動力キットは時々動かして、メンテナンスをしてあげないと心配なんですよね。で、折角動画が使えるんですから、今夜は動くガレロンの勇姿をご覧頂きましょう。1983年の再版とはいえ、パーツ構成は本放送時・71年のそれです。37年前のプラモの雰囲気をご堪能下さい。

ダーク系彩色の為、細部が分かりにくくてごめんなさい。決して三つ首竜の特撮シーンを意識した訳ではなく(笑)。以前の記事に鮮明な写真が載せてありますので、興味ある方はそちらをご覧下さい。
2007年4月2日【G×G】http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2007/04/post_e853.html

早朝レギオン

今朝7時45分。今年初のウォーキングで出かけたいつもの公園。中心部の池では、こちらのAfracさんをはじめおなじみの皆さんが迎えてくれました。でもこんなにいたっけ?みるみる増えるその数はまさにレギオン。「我々は大勢であるがゆえに」うーんマルコ第五章状態。「やはり小さいレギオンにも羽根がある」的なカットもあったりして(笑)。

2008年3月15日 (土)

風の中のスバル

「鼻が利く日」というのがあります。
今日もそんな予感があって。

なんとなく人々で賑わう市内中心部へ出かけたくなり、吸い寄せられるように足が向いちゃったんですね。「あのお店」へ。

Photo そのお店とはこちら、トミカショップ。
たまーにしか覗かないのに、今日はどうしても行きたくなりまして。

不思議な事です。で、案の定。カンが当たりまして。




Photo_15このコーナー。いやーいい物めっhappy01

大好きなスバル360。
それも限定版、カスタムモデルのパトカーです。

東京店リニューアル記念だそうで。
トミカショップ限定とありますから余計に貴重。



Photo_16案内によると、トミカショップって国内で三店舗しかないそうなので、これはラッキー以外の何物でもありません。

普段、ネットで新製品情報などを全然調べていない私にとって、こんな出会いはまさに偶然の出来事なのでした。発売は一週間前ですがcoldsweats01



「カンで新作をゲット」なんて効率悪いことこの上ないですが、これも私の性癖、あい変らずのグータラ癖はどうにもならずcoldsweats01

他にもいくつかのお店を回って、あー大漁大漁happy01
あい変らず、安いものばかり拾い集める貧乏ショッピングですが、それはそれで満足感も大きいものです。こんなもんですよ。貧乏女の休日なんてweep
お天気に恵まれたのも気分上々の理由の一つでしたfuji

Photo_4帰るのももどかしく封を開けてみれば、ご覧のとおりの可愛い一台が。
いつも思うんですよ。
スバル360って、最近の軽四よりはるかに可愛いフォルムだなあとheart04


私にとってこのてんとう虫は、生涯に一度は乗りたい車のナンバーワンなのです。ちなみに二位はルノーサンク・ターボですが。
「ネバーセイ・ネバーアゲイン」仕様のrvcar


Photo_5前述の通りこのパトカーは、車体後部をリ・モデルしたカスタムバージョン。
代表的な猫背のhappy01クーペ・モデルとは違い、後部の車内面積が大幅にアップしています。

このタイプ、乗っている人が近所に居まして。
もちろん最近のお話です。
地元の交差点などでよく見るんですよ。もう可愛い可愛い。「タランタンタンタン」って独特の排気音で元気に走っています。
色も当時のベージュっぽいキャメルで。その一台の周りだけは昭和の空気ですね。
あまりの懐かしさに、周りの車も微笑んでいるような雰囲気さえあったりしてhappy01

Photo_6でもカスタムタイプは後年になって知ったモデルでした。
で、やっぱり馴染み深いのはこの「トリプルファイター・デビラーカーモデル」ですね。

遡ればウルトラセブンのスチールでよくお目にかかる、あのタイプです。てんとう虫とダン隊員とのミスマッチがなんとも和やかな雰囲気でしたhappy01

別にカラーリングも「つや消し黒」や「スカイブルー」ではなく、写真のようなベージュ系が記憶にあります。

小学生の頃、同級生と真剣に相談したんですよ。
「あのスバル、何万円するんだろう?」(「万円」って所が子供ですねhappy01
「何年働けば買えるんだろう?」なんておバカすぎる会話coldsweats01

それくらい欲しかったんです。
あのスーパーカー・ブームの頃だって、フェラーリBBとランボルギーニ・カウンタックの最高速が2km差、なんて騒いでいるクラスメートを尻目に、スバルの事ばっかり考えてましたからhappy01
「スバルだって水平対向十二気筒を乗せれば、ポルシェ930ターボなんて軽く抜いちゃうよ」なんて神をも恐れぬ暴言もhappy01
発進直後に空中分解するなんて考えもせずimpact


そんな憧れを持ったのも、父が乗っていた車がスバルじゃなかったせいでしょう。
我が家はそれほど裕福でもなかったのでcoldsweats01父は社用車のトヨタパブリカを自家用に使っていました。その後、自家用にスズキ・フロンテを購入しましたが、これまたエンジンがかからないひどい中古でcrying


冬の寒い朝、父の通勤時には、家族全員で後から押し、やっと発進できた苦い思い出もあります。今考えればパッテリーの不調程度の原因だった筈なんですが、何故か毎日毎日押しがけでweep
まだ暗い早朝5時半。父の乗るフロンテを母と私と妹三人でよいしょ、よいしょと数十メートル。車の重みが手からフワリとなくなる感触がエンジン起動のサインなんですが、走り去る運転席の窓から、父が手を振って挨拶するんですよ。
それを見送る私達三人。ああ昭和happy01happy01happy01

今は懐かしい思い出ですが、きっと近所の人は、仲のいい家族だと思っていた事でしょう。あー恥ずかしい。これがスバルならちゃんと走ったのかもとcoldsweats01
まーそんなおバカ話はともかくhappy01


Photo_7お話をスバルに戻しましょう。
1958年誕生のスバル360。
これは国産初の大衆車として歴史に残る一台だそうで。車の歴史などはまるで無知な私ですが、ことこの車に関しては色々な逸話を聞きます。


中でも特に心に残ったのはNHK「プロジェクトX-挑戦者たち- 日本初のマイカー・てんとう虫町をゆく」でしょうか。

まさにNHKでなければ出来なかったあの超名作番組(業界内では有名なお話ですね。スポンサーの絡みを考える必要が無いという意味であれほど羨ましい番組もありませんでしたhappy01)で採り上げられたこの車の開発秘話は、もう私の涙腺を刺激しっぱなし。
テレビ番組、しかもドキュメント風演出のスタイルで、あれほど涙なしには見られないエピソードも珍しいですcrying
まー涙もろい私のことですからあまり信用されるのも恐縮ですが、他の回はともかく、このエピソードだけは今でも時々見ます。まるで名作映画を見るように。
しかも自分の番組に、このテイストを随分採り入れたりしてmovie
カット頭からナレーションCUEまでの「間」とかhappy01

まーその内容を私のつたない話術でご説明するのも番組に対して失礼。
もう全篇が感動の連続ですが、私が心を打たれたのは「偉業とは逆境の中から生まれる」という教訓ですね。
確かに「X」は、どんなエピソードも「逆境からの偉業」がテーマですが、スバルの場合は車という身近な存在だけに、特にその思いがダイレクトに伝わりました。


Photo_12この一台、現在なら「可愛らしさを目指して開発」なんて邪知されそうですが、実はまったく違う目的で作られたものだったんですね。
この事実に、私は本当に衝撃を受けました。

開発した富士自動車工業のメンバーは、そもそも戦後、国産初の乗用車を目指して1500CCの車を試作していたそうじゃありませんかsign03

航空機開発のノウハウ、高い技術力を持ちながら、メインバンクから融資を断られ量産は頓挫、国産車第一号の栄冠はトヨタ・クラウンに奪われてしまいます。
「スクーター会社と合併、スクーターのラインでなら車を作れる」という現実を突きつけられるスタッフ。ここで屈しないところが凄いんですよね。
「作れる」と言われているだけで「作れ」とは言われない。
そこで車への夢を諦めないところが。いやー尊敬のまなざしeye


確かに航空機開発の自負、1500CC開発の技術を捨てられないという意地はあったでしょう。でもスクーターラインで360CCの車を作ってやろうという発想転換はなかなか出来ないと思いまして。
考えてみれば古今東西、万物は小型化の方が難しい訳です。
1500CCは可能でも、その1/4の排気量の車が作れるとは考えない筈で。


初の国産車・クラウンの価格は101万円。発売された1955年当時、この価格は庶民の5年分の年収だったそうです。新築の住宅より高かったとか。
一般人にとってまだまだ自動車は夢のまた夢。
チーフ・百瀬晋六氏以下プロジェクトチームは、このクラウンとは逆の発想、大衆車第一号を目指した訳です。この発想の転換も凄い。
百瀬氏はなぜ、この発想に至ったんでしょうか。
これが極めて人間らしい、共感できる理由なんですよね。


当時、百瀬チーフの家にも車が無く、自転車が主な移動手段だったそうです。
しかもその購入は「月賦」で。(口が裂けてもローンとは言いませんhappy01
高額なクラウンは購入など不可能。でも車があればどんなに便利か。


庶民でも手が届き、家族が乗れる車が作りたい。

それだけなんだそうです。シンプルにして最も説得力のある理由。
自分が欲しいから。これ以上に強く、素直な理由も無いですねー。
私も一緒ですから。番組は「自分が見たい」という理由で作ってますhappy01


新車開発に賭ける百瀬氏の情熱は大変なものだったそうで。
ほとんど会社に泊まりっきりで、めったに帰宅しなかったそうです。
ほぼ一日中開発、研究に勤しむ彼についたあだ名が「エンドレス百瀬」。


Photo_11そんな百瀬氏の元に集ったスタッフにも、車に賭けるそれぞれの思いがあったそうで。
開発途中の苦労話は多く語られましたが、中でも私が最も驚いたのはあのボディーラインの誕生理由でした。前述の「可愛らしさ」とはまったく別で。


フォルクスワーゲンを模したようなあの丸っこいラインって、なんと「ボディー剛性を高める為」にデザインされたんですねeye

なにしろ排気量360CC。車体重量は350kgに抑えなければ走らない。
ボディーチーフ・室田公三氏は、ボディー素材に最も軽い0.6mmの鉄板を考えたんですが、これが曲げるとグニャグニャだったそうなんですよ。薄すぎてsad


そこで考え出されたのが、鉄板の曲面加工。要は卵の殻の理屈ですね。
その処理でボディー剛性は飛躍的に高まったそうです。

いやーあの可愛い形にそんな苦労があったとは。つくづく「虚飾を取り払ったフォルムこそ最も美しい」なんて高尚な言葉を思い出したりして。
あのフォルムの魅力は「機能美」によるものだったんですねheart04


「スバルクッション」と賞賛された「ねじり棒ばね」にも感動しましたね。
従来のサスペンション機構では場所を取りすぎ、軽四輪のサイズ規格からはみ出してしまう。その為に編み出されたのが「一本の棒」というサス。
このばねも実用化までには大変なご苦労があったそうです。
現在では「トーションバー」と呼ばれるこのサスにも、血の滲むような努力があったんですね。技術的な事など理解できず恥ずかしい私ですが、新たな試みにつきまとう生みの苦しみはよくわかります。


その足回り担当、小口芳門氏の思いも心を打ちました。
当時、小口氏は奥様がご病気で、入退院を繰り返していたそうです。
めったに外出できない体調で。そんな奥様を見て、小口氏は思ったそうです。


自分が作った車に女房を乗せて、外の景色を見せてやりたい。
なんて優しい人。ウルウルしました。私crying


そんなスタッフの努力により、スバル360は、大衆車第一号として歴史に名を残す名車となりました。
その名声の理由は、決して45万円という低価格だけではなかったのです。


なーんて。私が調べたような語り口になっちゃいましたね。ごめんなさいcoldsweats01
それだけこの番組は、語りたくなる魅力に満ちていた訳です。

番組の最後、共に苦労した開発スタッフがスバルに乗せた思いは、数々のエピソードによって雄弁に語られました。

開発チーフ、「エンドレス百瀬」氏は、スバルにご家族を乗せてドライブへ。
彼はそのご家族の為に、スバルを開発したのです。
寡黙な百瀬氏も、その日だけは喜びを隠さなかったとか。


Photo_14そして「ねじり棒ばね」の小口氏。
彼はなんとこのスバル360で、退院する奥様を迎えに行ったそうなんです。
まさに「スバルに乗った王子様」heart04

この一幕を見た時、私はもう号泣しました。
嘘じゃありませんよ。
自分の作った車で女房を迎えに行く。
究極の男気、最大の優しさ。

こんなご主人を持った奥様は世界一の幸せ者です。
もー羨ましくってしょうがないheart01


Photo_13単に可愛いと思うだけのスバル360にも、こんな感動秘話がたくさんあったんですね。番組をそのまま受け取るのもいけませんが、登場したスタッフご本人の言葉や涙に嘘は無いと信じたいです。
いやーまだまだ自分は不勉強でcoldsweats01

「プロジェクトX」は何年も前に放送されましたから、ご覧になった方も多いでしょう。未見の方はお時間あるときにでもご覧頂ければ。
DVDでも発売・レンタルされていますのでcd


日常に溢れるどんな物にも、きっとこんな開発秘話があるんですよね。
読者の皆さんの中にも自動車設計に携わる方がいらっしゃると思います。
きっと日々の業務の中で、同じような生みの苦しみをご経験されているんでしょうね。無知な私など、そのご努力にひたすら感服するばかりです。
その部分を知らずにあれこれツッこむのは簡単ですが、それが恥ずべき行為である事も肝に銘じておきたいと思います。
「分かってないという事が分かってない」のは、何にも増して非礼と思いますから。それは何より私に言える事でcoldsweats01


Photo_10スバル360に関してはまだまだ語りたい事がありますが、今日はこんな所にしましょう。
この名車に思いを馳せながらトミカを見ていて、ちょっと昔の味に触れてみたくなりました。
で、いい所にこの「復刻版金ちゃん焼そば」がflair
年代は全然違いますが、ちょっとレトロなお食事という事で。


中島みゆきを知らないコタも、この味にはご満悦のようですhappy01

めざせエビちゃん

今日は朝から春の陽気。この時間、いつもは寝ているコタも、暖かさに誘われてシェイプアップに挑戦中。私も「グリーンマン・マーチ」で応援してあげました。ちゃんと間奏中は下に降りているあたりが賢い。 夏までには、エビちゃん並みのくびれを手に入れるそうです(爆笑)。

2008年3月14日 (金)

物憂い雨の午後

コタちゃん聞いてよ。さっきラジオでやってたけど、ガンダムってパソコンの電源が入れられないんだって。なんでかわかる?ほら、ガンダムって「機動戦士」じゃない。機動戦士・・・起動戦士・・・起動せんしなんちゃって。ウケるウケる!おなか痛い!・・・却下?

朝の一撃

私だけかもしれませんが。
朝、起きる時。お仕事に出かける時。
要は「気合を入れる時」に、必ずCDをかけるんです。
テレビ、ラジオを消してまで。


ここ数日はすっかり春の陽気で、布団からも出やすくなりましたよね。
ですから余計、目覚めの一曲が気持ちいいんです。
寒さに震えながら着替える必要もないですから、朝のテンションも上がりやすいというhappy01
で、考えてみたんですが。
起きぬけや出かける時の一曲は、結構アップテンポのものが多いんですよ。
いや、スローテンポの曲は皆無と言ってもいいですhappy01


なぜこんな事を思い出したかと言いますと。
この習慣は昔、実家に住んでいた頃からあったものなんです。
私には妹が居るんですが、毎朝、起き抜けに大音響でアップテンポの曲をかけていると、よく「朝からそんなにテンポの速い曲かけるなんて、信じられない」なんて言われまして。
「朝なんだから、目覚めはもっとゆったり、爽やかに目覚めたいよ」って言うんですね。


まー考えてみればそれも一理ありますね。小鳥のさえずりをBGMに、夢の余韻を脳裏で反芻しながら目覚める朝というのも。それはそれで気持ちいいと思います。
でも何故か、私はアップテンポの曲で、脳に一撃、喝を入れないと起きた気がしないんですよ。これは性分なのかもしれません。
両親はじめ、他の家族は誰もやりませんでしたがfuji

通勤方法にも同じことが言えまして。
基本的に、私は職場やロケ現場への移動はミニバイクがほとんどです。
それは駐車場の事を考えずに済む、という利点もありますが、何よりもミニバイクで「顔に風を感じる事」が最大の理由です。

朝の冷たい風を顔に浴びることで、頭も体もシャキっとするんですねhappy01
「オタクイーンは顔に風圧を受けると、お仕事モードに変身するのだ」
なんてナレーションがピッタリ来るでしょうかrun


そういう事を考えると、私は朝型と言えるかもしれません。
朝からスーパーハイテンション、フルパワーモードが好きなんです。
ただ夜は弱いですが。日付が変わると途端に失速しますcoldsweats01

本来、女子なら「低血圧で、朝は貧血気味~」なんて言うのが可愛いんですが(男性読者の皆さん、いかがですか?)私の場合、なにしろシャーシーは男性のそれですから、とにかく朝からパワフルで。まったく可愛げのない生活を送っておりますcoldsweats01

ちょっとお話がそれましたね。で、いつも朝に聴く曲なんですが。
皆さんは起きぬけや出勤時、聴きたい曲なんてありますでしょうか?
前述の通り、私はとにかくアップテンポ、いきなり脳幹に一撃を与えるような曲ばっかりで。しかもご存知のオタクですからその手の曲がほとんどなんですhappy01
まー特撮作品やアニメーションの主題歌やBGMはまさにそんなナンバーの宝庫ですから、選曲も苦労はしないんですがcd

古くは東宝映画「宇宙大戦争」「怪獣大戦争」などで同じモチーフが使われた、通称「伊福部マーチ」などを朝5時から鳴らし、家族のひんしゅくを買った過去もありましたcoldsweats01
で、年とともにそういう癖も抜け、昔、妹に言われた「スローテンポの曲でゆるやかな目覚め」となるかと思ったんですが、不思議にもそこだけは確固たるライフスタイルとなってしまいcoldsweats01
今朝も松本梨香「Alive A life」で目を覚ます始末でfuji


以前、カラオケのレパートリーのお話をしたことがありましたが、こういう「朝の一撃」って、どうもそのレパートリーと重なるところがありますね。
なんとなく「目覚めに一節唸りたくなる曲」が好みのようです。
まー今は一人暮らし、コタはケージごとうるさくない所に運んだ上での一曲ですから、結構思いっきり鳴らす事も出来ますしslate


ここ数日、お仲間のブログなどで「好きな曲」などのお話が聞けたものですから、自分でも「朝、聴きたい曲」なんてちょっと考えてみました。
まー年だけは重ねていますから、そのほとんどは体験済みの曲ばっかりなんですが、特に朝にハマった名調子の内から、一部を思い出してみました。
まー好きな順に挙げてますから、年代などは若干前後するかもしれません。
お許し下さいcoldsweats01


よく聴く曲はまず「スペクトルマン ゴーゴー」(『宇宙猿人ゴリ』OP)happy01
あの独特のイントロを聴くだけで、心はもう「お仕事モードに変身願います!」なんて感じになりますhappy01
なにしろ歌詞は半分くらいが「ゴーゴー」ばっかりですからhappy01テンションも上がるというものですね。


「マイティジャックの歌」(『マイテイジャック』OP)も好きですねー。
あの壮大なイントロが流れれば、心は既に大海原。超ハイスピードカメラ・モニター600で捉えられたMJ号発進シーンが脳裏に浮かび・・・
私は特に、後の水平尾翼が水面を切るカットが大好きなんですよ。
波がいい芝居してるんですよねー。あのカットは・・・
こんな事考えてると遅刻しそうになったりしてhappy01


「ミラーマンの歌」(『ミラーマン』OP)も、朝の雰囲気にピッタリ。
なにしろ「♪朝焼けの光の中に 立つ影は」ですしnotes
声の雰囲気も透明感がありますよね。
「ミラーマン」という番組によく合う、清々しい曲です。

第一小節のラスト「ミラーマ~ン」の部分って、原曲がコーラスですから一人で歌うと「ミラーマ~ンミラーマ~ン」と二回歌わなきゃいけないんですよね。
「今だ!キックを使え!目だ!」のセリフも、きちっと叫ばなきゃ歌った事にはならないんですよhappy01


「戦え!電人ザボーガー」(『電人ザボーガー』OP)もいいですね。
菊池俊輔作曲の曲って、イントロに独自の高揚感があるんですよね。この「ザボーガー」もボーカル部分に気持ちよく誘ってくれる点でまさに菊地節。
なにしろミニバイクに乗る前にこの曲を聴く訳ですから、その後の高揚感は推して知るべしなんて事でhappy01


ザボーガーはED曲「俺の兄弟電人ザボーガー」も大好きな一曲ですね。
皆さんも同じかもしれませんが、あの曲って、その日の自分の体調、特に肺活量を測るのに絶好じゃありませんか?
3番の最後の歌詞「♪電人電人ザボ~~~ガ~~~~~~」の部分。
高揚感抜群のメロディーに乗せて、高らかに子門真人が歌い上げるあの一節を今日の自分はどこまで歌えるか。これでその日の体調が分かるという。

「あーっ一小節もたなかった!」なんて悔しい日は無理しないでおこうとかhappy01


菊池節と言えば外せないのが「レッツゴー!!ライダーキック」(『仮面ライダー』OP)ですね。もちろん私もこの曲は大好きheart01
あまりにも有名すぎて、ちょっと飽きも来そうなものですが、忘れた頃に聴きたくなる一曲なんですよねー。あのインパクト抜群のイントロが流れれば、私の心の風車ダイナモはフル回転impact。両目も真っ赤に発光するというものですflair
なんて女子なんでしょうか。心なしかいつものミニバイクがサイクロンに見えたりして。上半身をかがめて乗るのは言うまでもないでしょうdash


菊池節からはもう一曲、「アイアンキング」(『アイアンキング』OP)もテンションアップに最適。
この曲は私にとって「洗練された曲」というイメージがあります。確かにライダーもザボーガーも名曲ですが、この曲には、そのどちらとも違う「抑えたヒーロー性」があるような気がするんです。それでいてテンポ、アレンジも抜群。
この印象は、やはり「アイアンキング」というドラマの持つスマートでハンサムなスタイルから来るものでしょうね。


で、前日徹夜などして疲れた頭に効く強力なカンフル注射、ユンケル的一曲と言えば、何を置いてもこれでしょう。
「闘え!ドラゴン」(『闘え!ドラゴン』OP)。
御大、倉田保昭主演のアクションドラマですが、この主題歌の魅力は、菊池、子門の名コンビに加わったある大きなファクターにあります。それは曲中に炸裂する、倉田大先生の怪鳥音(と、言っていいんでしょうか?)
あれを拝聴するだけで徹夜の疲れも吹き飛び、一日を頑張ろうという気合も湧いてくるというものです。いやー素晴らしい怪鳥音。
この声なくして、今の私は無かったでしょうhappy01

それほどまでにこの曲は力が入ります。私もよほどの事がない限り、朝一番にこの曲を聴きません。
危ないロケなど、ここ一番の勝負時に聴く「とっておきの一曲」ですhappy01



・・・とまあ、ここまでは昔から聴いていた曲。ほんの一部に過ぎませんが。
ここ数年の起きぬけスタンダードナンバーと言えば。

前述の「Alive A life」(『仮面ライダー龍騎』OP)
「Justiφ’s」(『仮面ライダー555』OP)
「NEXT LEVEL」(『仮面ライダーカブト』OP)
「TAKE ME HIGHER」(『ウルトラマンティガ』OP)
「神話」(『ガメラ 大怪獣空中決戦』ED)
「REASON」(『宇宙の騎士テッカマンブレード』OP)
「FIRE WARS』(『マジンカイザー』OP)
「炎のさだめ」(『装甲騎兵ボトムズ』OP)
「鉄のララバイ」(『装甲騎兵ボトムズ ペールゼンファイルズ』OP)
等々。いずれもハイテンポの曲ばっかりです。
一応、ボーカル付きばかりを挙げてみましたが、もちろん演奏のみの映画・番組主題曲だってある訳で。


『サンダーバード』『謎の円盤UFO』『プリズナーNO.6』『スパイ大作戦』『特捜班CI☆5』などの海外ドラマ、『非情のライセンス』『大追跡』『大都会PARTⅢ』『大激闘』『華麗なる刑事』などの国内アクション作品などは、今聴いても鳥肌が立つほど好きです。
これもほんの一部ですが。
これらを耳にしている時の私は、きっと目が三角になっていることでしょうhappy01


ダラダラと話すのもよくありませんから、今日はあくまで「主題歌」「主題曲」のみに絞りましたが、もちろんBGMにも思い入れタップリで。
さらにこれに映画が加わると・・・
まーキリがないので、今回はこれくらいにしておきましょうhappy01
もちろんこれは今日、ちょっと思い出しただけですから、記憶漏れも多いと思います。
その辺は、おいおい補完していく事としましょう。
そういう所がブログの利点ですねhappy01

「オタクイーン、いつも好き好きって言ってるアレが無いじゃないの?」なんて声も聞こえてきそうですね。
そう。BGMが劇中で重要な意味を持つ作品。『必殺シリーズ』です。
ごめんなさい。必殺については思い入れが強すぎて、私の中では別格になっちゃってるんですよ。ですからこれも、また別の機会にお話できればと思います。

でもこれらはあくまで「朝の一曲」。時間帯やシチュエーションが変わると、また聴きたい曲も違ってくるんですよね。
深夜なら「悪魔くん」OPとか。「恐怖の町」(『怪奇大作戦OP)とかhappy01


さて。今は丁度、日付が変わったばかりです。
今日も元気に出かける為に、眠い頭を覚ます「朝の一撃」にはこだわりたいと思います。やっぱり、こんな事やってるのは私だけかな?
皆さんはいかがですか?

「こんな名曲があるよ!」なんて情報があれば、是非教えて下さい。

いや。でも私が知る限り、「闘え!ドラゴン」に対抗できるインパクト・ソングは、「グリーンマン・マーチ」ぐらいかなhappy01
怪鳥音VS軍艦マーチ。いやーすごい取り合わせですねーhappy01

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2008年3月13日 (木)

ネヴュラ洋画劇場『ダイ・ハード』

ブルース・ウィリスを気取ってエアダクトを進む謎の影(笑)。 本人も悦に入っています。まー狭い所好きですから。 「西海岸だぜ」とでもつぶやいてるんでしょうか? まさに「イピ・カイ・エー」な一幕ですね(笑)。

悪夢のコラボ

Photo今朝の衝撃bomb
新聞チラシをチェックしていたら。
発見したこの一枚。

この企画、名古屋オリジナルでしょうか?
いくらパチンコの本場でも
これはちょっとhappy01





Photo_2 ヤシマ作戦宇宙へdash
もう「
波動砲」を超えてますね。あの反則技「波導ガン」並みのパワーpunch
イデオン同様、制御不能ですが。暴走はお約束だしsmile

おそらく銀河系最強の破壊力。一撃でガミラスも消滅するでしょうimpact
その勢いは、お仕事に活かしたいものですがhappy01

2008年3月12日 (水)

花粉症気味

「ネヴュラ」初!撮影動画の貼り付けにチャレンジしてみました。 初アップの大役は、何といっても妹分のコタちゃんに。 緊張したのか癖なのか、花粉症気味にプスプス言ってます。 あんまり鼻をこすると、かわいい鼻がすりむけちゃうよ(笑)。

2008年3月11日 (火)

春色のジョーズ

Photoコタちゃん、MGMマークのまね?
今日のおやつはユニバーサルだけど。

えーっ?ゆにばーさるって?




Photo_3ほらほら。澤屋の高級たい焼き。120円もしたんだよ。ジョーズに見えない?
おねえちゃん、もうはるだよ。たいやきはないんじゃない?

Photo_4
そう来ると思ったhappy01
見なさいこれ。なんと春の味覚、桜あんのたい焼きなんだよねーheart04

へー。はじめてみたよ。ぴんくいろのあんなんてhappy02

私もだよ。食べよう食べようhappy01
Photo_5うーん、すぱっくろまんのあじ。
コタちゃん、ジョーズだってば。「オルカ」と間違えてない?
それじゃ東宝東和もビックリだよ(呆)。

桜もちを思わせるさっぱり風味でした。いよいよ春も本番ですねhappy01

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2008年3月10日 (月)

二人の太一郎

昨日から色々なブログで書かれていることですが。
今月3日、声優の広川太一郎氏が亡くなられたそうで。享年68とか。
公表されたのは8日だそうですね。


1960年代から70年代に多感な時期を過ごされた方々にとって、広川氏の存在は特別な意味を持つ事でしょう。ですから今回の訃報も、ある種感慨深いものがあったと思います。かく言う私もまったく同じです。

通常「ネヴュラ」では、この手の訃報を話題にしない方針です。
名声を手にした才人達も、歳を重ねるごとに自らの偉業が逆に重荷となり、活躍当時との実力の差におののきながら晩年を過ごすケースがほとんどだからです。
ですから全盛期の功績をあまりにも讃え続ける事は、彼らにとって勲章ではあっても「昔話」の域を出ない。
「今の自分は、全盛期の自分に劣っている事」を突きつけているように感じてしまうのです。

それは亡くなられた後も同じで、「全盛期は凄かったけど晩年は」的な印象をどうしても拭えません。ですから訃報直後、心の整理がつかない時期は、あまり感傷だけでお話したくないんです。特に記事の内容が感情に左右されやすい私などは。

でも今回の場合は別。
広川氏って、なんと今年5月発売のDVD「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」でナレーションを務めたそうじゃありませんか。
あのハイテンション・コメディーの。

たとえご本人がエリック・アイドルの声を当てられたといっても、生涯現役の意地を通した見事な偉業。
キャリアが尻すぼみになっていないところが凄いと思うんです。
この意地にひとしおの感動を覚えていた時、ご本人のある言葉を思い出しまして。


「アドリブは僕の全体の20%くらいしかないんですよ。」

ストレイカー指令やジェームズ"ロジャー"ボンド、古代守からスノークまで、硬軟取り混ぜた変幻自在の役作りで個性を発揮した広川氏ですが、とりわけ私をはじめ多くの人々が思い出すのは「広川節」と呼ばれたあの独特のセリフ回しですね。
谷啓の「ガチョーン道」と並んで「しちゃったりなんかしたりして道」があったとすれば、師範として誰も到達できない境地に達した、唯一無二の存在なのですhappy01
あのセリフ回しの印象があまりにも強いため、どんな役柄を吹き替えてもどこかに「したりして」を期待してしまったファンは私だけではなかったりしてhappy01
まさに広川氏は「吹き替えで流行語を作ってしまった」という、あり得ない偉業を成し遂げた人物として記憶に残っているのですhappy01


ところが意外にも、後年、私が目にしたのが前述の一言。
この発言、実はある本で見つけたものなんです。


Photo_2英語なんてサッパリわからない私は、以前から洋画や海外ドラマの吹き替えに慣れ親しんでいました。2004年に刊行されたこの本は、まさに私の望む一冊だったのです。
若山弦蔵氏をはじめ、歴代の名ボイスアクターたちが名を連ねるこの本は、彼らが語る「吹替裏話」。
その世界のトップクラスであった広川氏も、当然ながらラインナップに加わっていました。


「とり・みきの」とあるように、この本のスタイルは、漫画家のとり・みき氏と声優諸氏との個別対談がメインです。
前述の「アドリブは僕の全体の20%」発言は、このとり氏の対談中に出たものでした。

対談は、広川氏の名を全国的にしたトニー・カーティスの吹き替え裏話がメインでしたが、映画、テレビと活躍したトニーの芸暦の中で、特に広川氏の実力が発揮された「ダンディ2 華麗な冒険」(1971年イギリス制作・1974年日本放送)についてのお話は、非常に興味深いものがありました。


このドラマ、私も最近CSで初めて鑑賞、そのあまりの吹き替えアドリブぶりに、開いた口が塞がらないほど呆然としましたhappy01happy01
このドラマ、トニー・カーティスがアメリカ出身の資産家に扮し、ロジャー・ムーア扮するイギリス貴族と二人で、毎回様々な事件を解決(?)する痛快アクションドラマ。
貴族然と振舞うムーアとヤンキー丸出しのトニーのコントラストが独特のユーモアを醸し出すドラマ構造ですが、何しろ広川氏のアドリブがすごいすごいbomb

ちょっとセリフを拾っただけでも、


「こんちくしょうったらキツネのあくびだ」
「笑いさんざめてる場合か」
「似たり寄ったりつき当たり」
「全てキュウリだもんなー。キュウリー夫人ゴメンナサイ」
「ありがとうですにじゅうです」
「行けスーパーマン!ねっけつ~」
「それがわからん闇夜のカラス」
「いやいや口がちょっとサルスベリ」
「俺はマッピラきんぴらごぼうだよ」
「ヘタすりゃ命がとっちらかっちゃうだろうこっちは」


などなど、とても全ては書ききれない機関銃のようなアドリブの嵐。
やや韻を踏んでいますから、ラップ的雰囲気もあったりしますがcoldsweats01
言っておきますがイギリスのドラマですよ。しかもコントじゃないんですからhappy01
何しろ5秒に一言のペースで繰り出されるバーバル・アクロバット、これで呆然とするなと言う方が無理ですhappy01
例の「しちゃったりなんかしたりして」も、これらの「いいかげん風アドリブ」の一部と考えていいでしょう。


どう考えても現場のノリで「言っちゃった感」の強いセリフの数々ですが、実は広川氏、それぞれのセリフをきっちり事前に考えていたそうなんですね。
そのアドリブ風言い回しについて彼が語った理由は、私を大きく頷かせるものでした。


Photo_3その理由を要約しますと。
実はあの手の言い回しは「モンティ・パイソン」あたりから始まったそうで。

ご存知の通り、モンティ・パイソンの各メンバーはセリフのスピードが物凄く早い。
それを和訳し、オリジナルと同じスピードで吹き替えると、どうも日本語の方が短くなるみたいなんですね。
でも無言の口パクで放っておく事もできない。
アテレコ日より前に台本を貰っていた広川氏はそれを予想して、セリフが短くなり余った時間を埋める為に「語尾を作る必要があった」そうなんです。

確かに「しちゃったりなんかしたりしたんだけど、本当はそうだったなんて思っちゃったり・・・」なんて、語尾はいくらでも伸ばせますもんね。おんなじ事を繰り返してるだけですからhappy01
前述のセリフも、ほとんどが台本通りのセリフにアドリブ風一言が加えられた形跡があります。それも時間調整の為だったのでしょう。


でも彼は言い放ちます。「アドリブは僕の20%」。

実は。それらのセリフのほとんどは本番前のリハーサルで「こんな事言いますから」とスタッフに事前了解を取り、行っていたそうなのです。
でもそれだけで終わらないのが広川氏。確かに現場の雰囲気、ノリで言っちゃう事もあったそうです。「現場に入ったときのフラッシュ的なアドリブ」「運動神経に近い」とご本人は表現されていますが。
おそらくそれが、「アドリブ20%」のいわれなのでしょう。
あのおふざけは広川氏一流の精緻な計算に加え、天性の才能が生み出した技だったのです。


現在「ダンディ2」はDVDBOXが発売されていますが、未見の方も多いと思います。藤山寛美氏の舞台に通じる、アドリブをアドリブと感じさせない天才的吹き替えは、おそらくこの作品が最高峰。ご覧になって損はありませんhappy01
もちろんその他の作品にも、広川氏の才気は表れていますね。


さてこの本には、とり氏との対談の他にも、とり氏を司会とした広川氏、ささきいさお氏との三者対談、同じくとり・広川・羽佐間道夫氏の別対談も掲載されています。
まーこの本の元ネタが広川氏から始まっているようですから、それも無理ない事ですが。世代人にとって広川氏の存在は、それほどまでに大きいものなんですねhappy01

後半の相手声優さんは、ともに有名な海外ドラマで広川氏と共演された仲。
ささきいさおさんとは前述の「ダンディ2」、羽佐間道夫さんとは「謎の円盤UFO」(1970年イギリス制作・同年日本放送)で共演されています。
対談内容はそれぞれの共演作品の裏話が多く、声質や演技設計などの芸談が少ないのがちょっと物足りませんが、それでもキャストから見た各々の番組の捉え方、当時の声優界の状況などが窺えて楽しい内容となっています。

「ダンディ2」では、後に広川氏が演じる事になるロジャー・ムーアの声をささきいさお氏が担当していた事も面白いですが、「UFO」での人間ドラマ部分に広川氏が感銘を受け、人間エド・ストレイカーの役作りに活かしたというお話も興味深いですね。
現場経験からの印象ですが、確かにキャストというものは自分が扮する役柄のバックポーンを押さえておく必要があります。
「こういう過去があるからこんな言い回しになる」と。

ですから広川氏のアプローチも実に真っ当、ストレイカーのリアリティーはそんな影の努力によって支えられていたのかもしれませんねhappy01


これら対談を通じてとり・みき氏は、広川氏からこんな印象を受けたそうです。
「非常にクールな方。ご自分をも、もうひとつ高いところから冷静に見ている客観的・相対的な視点を常にお持ち。」要約すればこんな印象とか。
おチャラケたアドリブも常に計算。思い切りはじけた部分を演じるのも自分なら、それを冷静に見つめるもう一人の自分も、広川氏の中には存在していたんですね。
演者とディレクター。二人の自分がバランスをとっていたからこそ、広川氏はあれだけの偉業を成し遂げることができたのでしょう。


この対談で、広川氏は声優界の未来について語っています。
若い人には若い人にしか広げられないいい材料がいっぱいあるはず。
ラップとかネット用語とか、そういうものをもっと活かせればいいのにと。


広川氏が昔の演芸からアドリブ的造語を学んだように、今の声優さんたちももっとオリジナリティーを磨いて欲しい。私にはそう受け取れました。
きっと最後まで、広川氏は新しいものを模索していたのでしょう。
それを見つめるもう一人の自分とバランスをとりながら。
そういう意味で、彼はまさしく生涯現役であったのです。

同じ世界の末席に身を置く者として、私が大きくリスペクトするのはその部分。惜しい人材を失ったと。


いやーでも、広川氏のお話に湿っぽさは似合いませんね。
きっと天国でも、アドリブ風おチャラケで飛ばしている事でしょう。
一度は言ってみたかったこんなセリフとか。

「フリーマン、UFOが来ちゃったりなんかしたりして」happy01

2008年3月 9日 (日)

勝利の定義

いやー今日の午後はテレビに釘付け。
お仕事仲間の局アナが大挙出動していた事を抜きにしても、今回のかじりつき方は異例。これまでマラソン中継なんて一度も見たこと無かったのに。
前回のお話の流れで見ちゃいました。「2008名古屋国際女子マラソン」。

初出場の21歳・中村友梨香選手が一位に輝き、実況アナをして「新時代の到来」と言わしめたレースでした。

中継をご覧になった方はもちろん、ニュースなどでもご存知でしょうが、応援していた高橋尚子選手は意外な結果、不調に祟られ27位。
北京出場は絶望的とか。ファンには残念な結果となりました。

「予感はしていても考えたくない展開だったなー。」
正直、中継直後の私はそんな気分でした。

中継枠は本当に無情ですね。なにしろQちゃんのゴールは放送時間に間に合わなかったんですから。実況アナが叫ぶ「ガンバレ!高橋」の声をバックに、必死に走る彼女の姿がラストカット。こんな展開、さすがに予想していませんでしたweep

前回のお話で「どんな結果になろうとも」なんて含みを持たせた事に多少ながらも後ろめたさを感じていましたが、いざその通りの結果になってしまうとうろたえてしまう私。きっと予想を裏切られたかったんでしょう。
まあこれも厳しい現実。どんな世界にも新しい風は吹くものですし。
中村選手も本当に頑張ったと思いますhappy01

その明るい笑顔に元気をもらい、ひそかに応援していたQちゃんの今回の結果に沈んでいた私は、その後の時間をやや失意の中で過ごしました。
自分と重ねるわけじゃないんですが、やっぱりこういう結果は辛いですよね。
そんな私の気持ちが180度変わったのは、夕方のニュースを見た時でした。


今日の大会後、会見席に姿を見せたQちゃんは、予想に反して明るい笑顔でした。
「やっちゃいました」なんて苦笑いする彼女の顔からは、とても北京出場を逃したとは思えない爽やかさまで漂って。まさにいつもの明るいQちゃん。
「なんでこんなに明るいの?」見ているこちらが拍子抜けするほどでgawk
その後彼女の口から出た言葉は、実に意外なものでした。


たぶん、どこにも発表していなかったと思います。少なくとも私は知りませんでした。昨年8月、彼女が右ひざ半月板の手術を行っていた事を。
術後の回復は順調でしたが、今日を目標に定めた調整・練習をまともに始めたのは今年になってから。長距離の練習は問題なかったですが、ダッシュのパワーには不安が残ったままのスタートだったそうです。
本番中、彼女が右ひざに水をかけていたのは、術後のひざの不調ゆえだったのでしょう。誰もが不審に思ったその動きには、深い理由があったんですね。


「まさかここまで遅れるとは思ってなかったですが」
明るく話す彼女を見てその胸中に思いを馳せた私。
顔では笑っていてもきっと辛いだろうなーと。
でもそんな私の気持ちは、その後少しずつ変わっていきました。


「あきらめなければ夢は叶う。優勝して、そのメッセージを伝えたいんです。」
今回の大会に先駆け、彼女はそう語りました。
確かに今日の大会で優勝していれば彼女の思いは現実になっていたでしょう。でもそれが簡単ではない事、残念な結果に終わる事だって、立派なメッセージじゃないかと。

たとえ順位は落ちていっても、沿道で彼女を応援する人々の熱気は少しも衰えていなかったですから。
それはファンの欲目だけでしょうか?


そしてもう一つ。これが今回、最も感じたことですが。
彼女の「優勝」という言葉に込められた、もう一つの意味。
珍しくオタクネタ以外の私見ですが、悪い癖とお許し下さい。


「諦めちゃダメだ。諦めちゃダメだと、何十回も何百回も何千回も繰り返して臨んだ本番」と語るQちゃん。
そんな彼女の目に映るライバルとは。目標とは。優勝とは。
これ、きっと「自分自身」じゃないかと思うんですよhappy01
マラソンという競技は、敵対する相手と向かい合う構図を取りません。
ですから選手はペース配分や自分のタイムを伸ばす事、完走する事を何よりも重要視するような気がします。

そういう意味で、相手は「自分」なのかもしれませんね。


ライバルは「諦めようとする自分。」目標は「過去の自分を超える事。」
Qちゃんにとって「勝利の定義」とは、相手に勝つ事じゃなく自分に勝つ事なのかも。
優勝とはその結果に過ぎません。


「今はこれが、私の実力です。」
今日、会見の席で躊躇無く語るこの言葉には、自分のサイズをしっかり見定めた彼女の勇気、意地が感じられます。
なかなか出来ませんよ。自分の実力を認める事って。

私なんかには絶対真似できないセリフですねcoldsweats01
でもこの一言で、彼女はまた目標を持てたと思うんですよ。


実際彼女は、4年後のロンドン五輪に目標を定めていない。
会見でもそう語っています。
彼女の目標はあくまで「自分」。勝利とは「今の自分に勝つ事」。
多くのマラソン選手と同じく彼女もまた、走る事で自分を高めていく一人なのでしょう。

人生は短距離ではなく長距離。よく言われる言葉ですが、それを体現している彼女たちアスリートには、私たちには見えない境地があるんでしょうね。
今日の成績をもってなお「マラソンを続けて本当に良かった」と語るQちゃん。
自分というライバルがいる限り、彼女はこれからも走り続ける事でしょう。
「これからも走らせて下さいとスタッフにお願いしたんです」と彼女。
その原動力はオリンピックでもライバル選手でもない、他ならぬ自分に勝利する事。私はそんな彼女の姿から、いつも元気を貰っています。


「オタクイーン、目が星になってるよshine
まー確かにこんな私見は美しすぎるお話、実際にはそれほど綺麗じゃない事も分かっています。私だって、いい年しておとぎ話を信じる訳でもなくhappy01
でも今日の彼女の成績を見て「これで高橋も終わりだな」なんて冷静な見方をするより、彼女から学ぶ方がはるかにポジティブじゃーありませんかhappy01
いつもおふざけが過ぎるグータラな私にはいい薬ですhospital

今日の中継を見ていて思い出した映画があります。
「ロッキー・ザ・ファイナル」(2006年アメリカ シルベスター・スタローン監督)。ベタベタですが、私はあの作品にいたく感動した一人でして。
既に過去の人と化した高齢の元ボクサー、ロッキー・バルボアが今だ持つ熱い思い。無名の新人俳優だったスタローンをスターダムにのし上げたこのシリーズは、ことアメリカンドリームという点でスタローンの生きざまがロッキーと重なり、いつも格別の味わいがあります。
今回の「ファイナル」でも、実際に高齢となったスタローンが見せる渾身の試合シーンが彼の俳優人生と二重写しになるんですね。
単なるリングストーリーにはない感動を覚えてしまいます。


私の中で、ロッキーの生きざまはQちゃんと重なるんですよ。
何度ものスランプ、でも決して年齢を言いわけにしない攻めの姿勢。

Photo_2

「誕生日を何度も重ねたって、挑戦をやめる事はない。」
「人生はどんなパンチよりも重くお前を打ちのめす。でもどんなキツいパンチだろうと、どれだけこっぴどくぶちのめされようと、休まず前に進み続けろ。
ひたすら苦痛に耐え前に進むんだ。その先に勝利がある。」

「自分の価値を信じるなら迷わず前に進め。決してパンチを恐れるな。」
「自分を信じて生きろ。でなきゃ人生ではなくなる。」
「人の目にどう映るかなんてどうでもいい事。自分自身が納得できるか。」
「心だけは年をとらない事を証明してみせて。」


他の作品と同じく、「ファイナル」でも前述のように多くの名ゼリフがストーリーを彩ります。荒削りな理想論ではありますが、ボディーブローのように心に響く人生のエールばかりです。
これらは全て「自分に負けない」という事を言っているんですね。
私には耳が痛くて仕方ありませんがcrying
これがQちゃんのイメージと重なるのでしょう。


彼女は今日も、最後まで試合を捨てませんでした。
試合には負けたけど自分には負けていない。
彼女のそんな思いが、ファンにはよく分かります。
ですからどんなにスランプでも応援したくなるのでしょう。
おバカで怠け者の私などは、今も彼女に教えられてばっかりです。
決して偉そうな事なんて言えませんcoldsweats01
View6009019_2
















自分に勝つ事を『勝利の定義』に置く事は、ある意味過酷な生き方です。
でも、あえてそれを人生の目標に課したQちゃんの潔さには敬服します。

人生の教えって、今日のような出来事にも感じるものなんですね。
黙々と走るアスリートは、走りで語る言葉もこんなに雄弁なんでしょうかhappy01

2008年の挑戦

Photo 今日は快晴、マラソン日和fuji
もちろん今日は全国注目の、2008名古屋国際女子マラソンrun
北京オリンピックの最終選考レースです。

市内のあちこちに立つこんな看板も、イベント気分を盛り上げます。
「逆転の名古屋」と言われ、数々の名場面を生み出したこのレースに、また新たな伝説が生まれるのでしょうか?
この記事をご覧になる頃には、既に結果も出ているかもしれませんね。

もちろん私が応援するのは、地元出身の高橋尚子選手。
以前一度、取材でお会いする予定がNGとなり、残念な思いもしましたがcoldsweats01
今年5月で36歳になる彼女は、今日が北京五輪へのラストチャンス。

気合も入っているでしょうpunch

前向きに走り続ける彼女の姿勢は、私に勇気を与えてくれます。
ここ数年、不調も続きましたが、その年齢に負けない走りはまだ健在。
どんな結果になろうとも、頑張って欲しいものです。


ちょっと「ネヴュラ」向きじゃないって?
そんな事ありません。なにしろ相手は「Qちゃん」ですから。
彼女が自分の走りを貫き、「ウルトラQ」なる事を信じていますhappy01

2008年3月 8日 (土)

ラルゲユウスも怖くない!

Photo_2 こんなネタばっかりで心苦しいですがcoldsweats01
名古屋では入手しにくい、これら北海道キャラメル。
たまたま近くで見かけまして。速攻ゲットmoneybag さっそく試食してみました。

珍品を見るとつい手が出ちゃうんですよねーcoldsweats01

左端・北海道旅行の知り合いがよくステッカーを車に貼る「熊出没注意」。
甘~いイチゴミルク味でしたが、熊との関係はいかに?

中央の二つ・バンビキャラメルって、私は全く記憶にないんですが、やっぱり北海道限定のキャラメルだったんでしょうか?
それぞれ味は違うんですが、二つとも大変コクのある風味でしたwink
これがバンビキャラメル独特の味なんでしょうか。初体験の味覚です。

右端・夕張メロンキャラメルは、名古屋でも比較的入手しやすい一品です。
私もお気に入り。口の中でジュワーっと広がるメロン果汁が贅沢ですねー。
貧乏な私はメロンと聞くと高級品をイメージしてしまうので、メロン味を手軽に楽しめるこのキャラメルは、食べる前に若干テンションが上がりますhappy01

四種類を全て味見できる贅沢はめったにありませんが、これらのキャラメルに共通するのは「深い味わい」という事ですね。
いずれも北の名産、バターがふんだんに使われているからでしょう。
私は東宝・円谷特撮ファンゆえ、ご贔屓は森永ミルクキャラメルなんですがheart04
こういうコク深いバター風味のバリエーションもいいですね。

ウルトラQ「鳥を見た」のラストシーン、万城目さんのポケットにこのキャラメルがあったなら、三郎くんも少しは元気が出たろうにt-shirt
二十世紀のお土産として、過去へ帰るラルゲユウスに渡したかったですねhappy01

朝焼けの光の中に

Photo おはようございますfuji
昨夜は爆睡、今朝は目覚めもスッキリですeye
日の出もあざやか、思わず一枚撮っちゃいましたcamera
名古屋は朝の冷え込みも和らぎ、春の訪れを感じます。
土曜日の今日もお仕事の皆さん、頑張って下さい。応援していますpunch

2008年3月 7日 (金)

バタンQ

Photo_2 movieお仕事もやっと一段落。
予定よりスムーズに進んだ事がせめてもの救いです。
けっこうデンジャラスだったものでshock

で、今の私はこんな目つきup
モニターを見続け眼球は充血、さらに眠くて半開き。あくびも出まくりでsad

今日はもう寝ます。根性なくてすみません。また次回お会いしましょう。
(ちなみにサブタイトルは死語だそうです。今は「速攻ベッド」だとかsleepy

智を吸う眼

Photo 昨日からず~っとハードワークmovieでクタクタshock
こんな目upwardrightになってますrain
無い頭を使いすぎて、今は何にも考えられませ~んdown
今日一日乗り切って、ゆっくり寝たいですsleepy
みなさんもお仕事、がんばって下さいねーrun

2008年3月 5日 (水)

妄想ネタ事典

このところ色々ありまして、すっかり写真小ネタでお茶を濁しておりますが。
今回もしっかり写真ネタですsweat01ごめんなさいcoldsweats01

Photo「週刊 歴史のミステリー」。

昨日発売の7号まで、まだ買い漏らしはありません。こんな豪華バインダーまで揃えちゃって。結構な重厚感happy01

こうなるとコンプリートの野望に燃えちゃいます。
毎晩寝る前のちょっとした読書に最適。
目次を眺めるだけで、見る夢のいい元ネタになったりしてsmile

Photo_5 昨日発売の7号にも、おいしいネタがありました。まあよくあるお話で。
「恐竜を模した土偶が発見されるという事は、恐竜と人間は同時代に生きていたのか?」なんて事が簡単に語られているわけですが。

その記事よりも私が気になっちゃうのは、むしろこの土偶の写真で。
「あれ?このポーズ、どっかで見たよsign01

Photo_6 これ、写真の土偶にそっくりじゃないですか?私はこれを思い出したのです。
これこそ誰あろう(お分かりでしょうが)

Photo_7 マルザンの電動ブリキゴジラその人だったのでしたsun
このゴジラ、パッケージの横面に描かれたイラストは四足歩行なんですよ。

その特異なポーズゆえ、記憶に残ったのでしょう。
土偶が発見されたのは1945年のメキシコ北部、推測年代は紀元前2500年だそうです。この電動ゴジラは1966年の発売ですから、パッケージの絵師が土偶の存在を知っていてもおかしくないのですが、国産ゴジラには見られない四足歩行の元ネタが大昔の土偶だったかも、なんて考えるのも面白いですねーhappy01
「となると、USAゴジラは土偶の映像化なの?」なんて妄想も、果てしなく広がっていく訳でflair

まーこんな風にこの「歴史のミステリー」は、絶妙のサジ加減で私の妄想中枢を刺激してくれるのでした。小ネタですみませんがcoldsweats01
この本そのものが仮説で成り立っていますから、ネタ本としては実にいい感じですね。これからも驚愕の仮説が展開されるであろう、続刊の発売が楽しみですhappy01

「古代アトランティスの遺跡発見!巨大な亀の化石が!」
なんて見出しが誌面に躍るのも、そう遠くはないかもhappy02

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快気大作戦

Photo 先日の事故より12日。(顛末は下記にて)

2月23日「不幸のズンドコ」

http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2008/02/post_f8c7.html

愛車ミラジーノも、やっと修理が完了しました。幸いにも無料で。
ご心配をおかけし、申し訳ありませんでしたhappy01


写真は快気祝いに、ディーラー前で一枚。
ナンバー部分の写真補正がヘタですみません。ちょっとはみだしちゃってcoldsweats01


Photo_3 事故で凹んだ後ろフェンダーも、この通り全快happy01(白い線は映りこみです)
よくよく見ると、事故前からあったドアの傷まで治っていましたshine
ドアごと修理したせいでしょう。なんてラッキーなnotes

こちらに過失が無いとはいえ、向こうからやってくる事故は怖いですdanger
相手次第っていうのも理不尽ですねーcoldsweats02

交通マナーを再認識した出来事でした。

ともあれ、やっぱりきれいな車は可愛いです。
これからもコロコロと、元気に走ってねhappy01

2008年3月 4日 (火)

エイトマン

Photoあくまで個人の記録ですが。
予定日が近づいたので
今回は狙っていました。
ついにその瞬間が。



Photo_4 こんなのばっかり。でもなんか立ち会うとドキドキしちゃいますheart02
(ピンボケはモアレ防止の為です。ごめんなさい)
Photo_3 みなさんのおかげだねー。コタちゃん、今夜はお祝いしようcake
いらないよーgawkわたし、なんにもしてないし。
ま~たそういう事を。皆さん、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いしますhappy01

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2008年3月 3日 (月)

ひなーマンの仮面を剥げ!

Photoおねえちゃん、きょうはひなまつりだよ。
そーだねえ。ちゃんと用意してあるよ。






Photo_2ほらほら。ひなあられとわたがし。
うちは貧乏だからね。これで我慢だよ。

えーっ?これだけ?
おひなさまは?





Photo_11ほらー。ちゃんとあるでしょ。おひなさま。

こんなのえじゃんannoy
おにんぎょうがいいよ。


Photo_4
じゃーこれでどう?他じゃ見られないよー。こんなおひなさま。
あっ。あるじゃない。かわいいねーhappy01
Photo_6
と言いながら、あんたの興味は。
そりゃもちろん。
ひなあられなんて いちねんにいっかいだもんheart01




Photo_8でも、どうもこのかおはsign02
あっ、たくさん食べたからもういいでしょ。
おしまいおしまいsweat01




Photo_9
もーいっかいみせてよ。おひなさま。
だめだめ。お嫁に行けなくなっちゃうよ。
でもコタちゃん、モコモコになってるねー。食べすぎだよ。キノコみたい。
コタンゴと呼んであげようhappy01happy01happy01

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2008年3月 2日 (日)

秋の超大作

Photo_4 この間、こんなポストを見かけまして。
ちょっと思い出しました。この子と言えば。
Photo_5 こんな子も居たなー。
Photo_6 今度の相手はこの人。ジャック・ニコルソンを超えられるかどうか?
(これが一番苦しいですねcoldsweats01ダジャレですhappy01
Photo_7
シリーズ最新作「The Dark Knight」movie
日本公開予定は今年の9月だそうで。
前作のファンとしては、クリストファー・ノーラン監督の手腕に期待大ですheart04

2008年3月 1日 (土)

コメント欄の言霊

前回のおバカな呼びかけに、多数の方々からコメント頂きまして。
大変ありがとうございましたhappy01


アクセス数もビックリの伸びで。
正直、こんなに気にかけて頂けるとは思っていなかったもので。
急にお客さんが沢山来ちゃった駄菓子屋のおばちゃんみたいなパニックsweat01

今日は、取り急ぎお礼の記事です。その感想などは今後お話しする機会もあるかと思いますが、とにかくその反応の数に驚いちゃったもので。
しかも皆さん、ご自分のご意見をしっかりお話頂ける所も嬉しいですねー。

コメントをスルーしようと思えば簡単にできちゃうはずなのに、あえて「考えた事ない」「想像しない」とコメント頂ける事が、どれほどありがたい事か。
「呼びかけそのものに対するご意見」も本当に貴重なものなんですよ。

ニュース番組などの経験を持つ私は、ジャーナリズムの法則を重視する傾向があります。
「それが発言者の真摯な思いなら、自分の主義と異なっていても尊重する」
というものです。いい加減な思いは別ですが。
ですから今回も、皆さんの私に対するイメージが聞けて大変有意義でした。
独りよがりの考えでは思いつかない新たな発見も、こういうやりとりの楽しみなのです。今回の場合、主義と異なるご意見は皆無でしたがhappy01

実はこの記事を書いた時、ある思いがありました。

「こんな呼びかけ、今まで誰もやった事無いんじゃないかなー?
ひょっとしてネットのタブーに触れちゃったのかも。
でもやらないよりやって後悔した方がいいか」


みたいな感じで。あい変らず、ぶつかってみないと己のおバカに気づかないタイプなので
coldsweats01

でもやってみて本当に良かったです。
とにかく皆さんに「しょーがないなー」とお相手頂けた事が最高でした。

ユーミン・田島令子さん・米倉涼子さん・IKKOさん・松たか子さん・・・
うーんまさに七色の声ですねー。お世辞でも嬉しいですhappy01
ケージではメロンパンナちゃん・ハム太郎風味が小松菜をかじってるしclub

Photo_3 






またコメント欄に宝物が並びました。
勝手ながら皆さんの声に変換して、今夜も楽しんでいますhappy01
想像したお声が不満だった方、ごめんなさいね。
この場で再度お詫びしますsweat01
でもみんな、私の好みの男性だったりしてheart04

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