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2007年12月 5日 (水)

三丁目の働き者

Photoお話は先週金曜日まで遡ります。
この写真、どこだと思いますか?
これは私の町にあるミニカー「トミカ」のオリジナルショップ。
以前、お話した事もありましたね。
私は昔からミニカーも好きで、ちょくちょく覗いているのです。店内コーナーの真ん中辺りに、ちょっと気になるものがありまして。

Photo_11これです。実はトミカショップへ出かけた理由はこれ。最近ネットをうろうろしていて、おそまきながらこの商品のニュースを知った事がきっかけでした。
皆さんには説明の必要もありませんね。
今公開中の「ALWAYS 続・三丁目の夕日」に登場する「超兵器ダイハツミゼット・鈴木オート仕様」です。

なんと先月に発売されていたんですね。知らなかったー。
私が「続・三丁目」を鑑賞したのは先週土曜日でしたが、劇場にはこんなの売っていませんでした。やっぱり売れ行きも好調なんでしょうか?
いつもながら本当に情報入手が遅い私。誰か教えてくれればいいのに(笑)。

Photo_3ご覧下さい。このX-ウイング並みのバトルダメージ。この理由と「超兵器」の呼び名の訳は映画をご覧になってのお楽しみ。あえて「続」と謳うパッケージにはちゃんと理由があるのです。
当然ながら、これは映画公開中のみの限定商品っぽいですね。私は「良い物」と「欲しい物」と「限定商品」は別物と考えていますが、これは「良くて欲しくて限定」という珍しいパターン。
思わず手を伸ばしてしまいました。本当は保存用にもう一個欲しかったんですが、お財布の都合で泣く泣く一個買い(涙)。

Photo_4でもこの形、本当に和みますねー。
私の愛車はダイハツ・ミラジーノ(現行型)なんですが、やっぱりその丸っこいフォルムに惚れて入手したクチなので、同じくダイハツのこういう丸い車は大好きなんですよ。
しかも三輪というのがポイント高いですね。

スバル360なんかも大好きなんですが、そういう可愛い車って限定生産でリバイバル販売しないものなんでしょうか?やっぱり道交法とかの絡みでダメなんでしょうかね。絶対売れると思うんですが。
(こういう無責任な事言うとまた怒られちゃいますね。自動車業界の方々、ごめんなさい。)
このミゼット、今回の「続・三丁目」でも大活躍します。鑑賞前日の購入だったので一個買いで済みましたが、鑑賞直後にお店を覗いたら、私は両手にこれを抱えていたでしょう(笑)。

Photo_5このミゼット、初期型の発売は1957年(昭和32年)。写真のバーハンドル型でした。
「ALWAYS」に登場する円ハンドル型は1959年(昭和34年)10月のデビューですから、実は昭和33年が舞台の一作目・また翌年の一年間を追う「続・三丁目」でも、その大半の部分には存在していなかったんですね。
まー映画の嘘ということなんでしょう。

この頃はオートバイに変わり、荷物も沢山運べる軽三輪トラックが脚光を浴び始めた時代で、1960年には各社から発売された軽三輪による大ブーム。
ミゼットはその頂点に立つ人気モデルだったそうです。

私が物心ついた頃はこのブームより数年後でしたが、それでも町のあちこちにこのミゼットがビュンビュン走っていましたね。狭い路地でも余裕で走れるミゼットは、特に私が住んでいた下町で大活躍していました。
主に商店で珍重されていた為か、この車はいつも忙しそうに荷物の配達などに使われていた記憶があります。
当時はまだ国産スポーツカーなど影も形もない頃。ゆったり乗る高級セダンやファミリーカーとは全く違う存在感を、この車は放っていたのです。

当時の日本人の身長がギリギリで収まるコンパクトなキャビンは、現代の大人は窮屈に感じるかもしれませんね。子供だった私には、この車の運転席が物凄く広く見えました。
まー子供って、基本的にどんな車も広く感じるものですが(笑)。
運転する人も工員さんや前掛け(エプロンじゃなくて)をかけた酒屋さんなどがほとんどで。
そんな記憶のせいか、この車は「働き者」というイメージが大変強く残っています。

実は、以前にも「ネヴュラ」でお話しましたが、このミゼット、10年以上前に仕事で行った中国で見かけたことがあります。
その時はこの車、なんとタクシーとして使われていました。荷台を覆う幌の中に電車のつり革のようなものが備え付けられ、お客さんは荷台に座ってつり革を持つ訳です。言わば振動対策ですね。
でもこんな小さい車ですし中国のドライバーは運転がアクロバティック(笑)。

カーブをフルスピードで曲がる為、その度にお客さんが幌から振り飛ばされ、豪快に道路へ転げ落ちる惨劇に。
(これ、本当なんですよ。誰も信じてくれないけど(涙)
でも中国ではそんな事は日常茶飯事なのか、すかさず停まるミゼットタクシーに落とされたお客さんが無言で乗り込む場面を何度も見ました。
うーん中国恐るべし。全国民スタントマン状態。

でもきっと昭和30年代の日本でも、同じ事が起こっていたんでしょうね。
ただ転げ落ちるのが人間じゃなくて荷物だっただけで。
つくづくエネルギッシュな時代だったんだなーと(笑)。

Photo_10以前、ある地方の小さな村に取材に行った時、突然道の向こうから子供の嬌声が聞こえてきまして。ロケを中止して目をこらしていると、荷台に子供を乗せた軽トラックが近づいてきました。普段乗る事もない荷台で風を感じる子供は大はしゃぎ。そんな風に「荷台」には心を躍らせる何かがありますね。
このミゼットも、きっとお店がお休みの日などには荷台に子供を乗せ、家族の楽しいドライブに一役買っていたんでしょう。立派な休日出勤。なんて働き者なんでしょう(笑)。
以前入手したトミカショップ限定ミゼットと並べてみました。
うーんやっぱりラブリー。
「ALWAYS」劇中でも、ミゼットは鈴木オートの日常の足として活躍していましたね。きっと当時は車も贅沢品だったのでしょうが、このミゼットに関しては自転車感覚で乗られていたのかもしれません。
私も一度、ミゼットの荷台に乗ってみたかった(笑)。

Photo_6さて。実はこのミゼットを買った日、私はトミカショップでもう一つの掘り出し物に目が止まりました。
写真は店内のショーケース。この中にはトミカショップだけでしか売られていない限定品もディスプレイされています。前述のごとく、私は限定品という理由で買い物をしないのですが、この時目に止まったアイテムはどうしても欲しくなる逸品で。

Photo_7これです。
ミゼットから遅れること2年。1959年に発売されたマツダの軽三輪トラック、K360です。

「あらーこんなのも出てたのねー」とウィンドーを覗き込んだ私の目に飛び込んで来たのは「ショップオリジナル」の一文。慌てて店内全部を探し回りましたが、この可愛い車の在庫はどこにもない。欲しくなったら我慢できない私はレジに佇む店長さんに尋ねました。
「これ、ありませんか?」

答えは皆さんのご想像通り。「えー。これはもう全国のショップでも店頭在庫を残すだけで。うちではあれが最後の一個なんですよ。」
このK360はトミカショップ限定。名古屋にはトミカショップはここしかないから、あれが名古屋最後の一個になっちゃうわけね。まー3月発売では仕方ないです。私が遅かったんだから。
こういう時私は判断が早いです。「これ下さい(笑)。」
まるで美術品を扱うように、店長さんは白い手袋装着でK360を扱ってくれました。「小さな汚れがありますがよろしいですか?」なんて聞かれでも、これ一個だけなんだから仕方ない。「全然OKです。」
その店長さんの気遣いが嬉しいんですね。

Photo_81960年当時の軽三輪トラックブームの中で、特にこのK360は優れた設計や洗練されたボディデザインが魅力の一台だったそうです。
ただ私はこのK360の実車を見た記憶が無いんですよね。それだけミゼットの人気が高かった事を証明しているんですが、今見るとこのスタイルも本当に可愛いですねー。
ミゼットもいいけど、この車と二台並べてどっちが良いか尋ねられたら、私はこっちを選んじゃうかもしれません。

ミゼットに対してこの車、「鼻がない」ところが好きなんですよね。
好みでしょうけど(笑)。

Photo_9でもきっとこのK360も、ミゼットに負けずに町を駆け回っていたんでしょうね。
何か楽しそうですねー。こういう車が角を曲がってきたら。
以前、日産のPAOのオーナーだった私。今でもsmartや三菱iに可愛さを感じてしまいます。そんな私には、こういうラブリーな車が愛おしくて仕方がないのでした。


「癒されカー」というジャンルは新しい鉱脈かもしれませんね。
写真はちょっと遅れて昭和40年代デビューのベビースターラーメンと一緒に。
すみません。中途半端なレトロ度で(笑)。

きっとまた私は、ショップでこんなミニカーを見つける度に手が伸びてしまうんでしょうね。ただミニカーじゃなく、実車に乗りたいのが本音だったりして。
スピードや高級感に走らず、エコや楽しさを追求する現代の車には、こういうファニーなデザインが似合いそうな気もするのですが。
ミツオカさんあたりなら面白そうなのを出しそうですね。
(また無責任発言。自粛します(涙)。

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コメント

私もダイハツにいた時にはよく聞かされました。ミゼット景気を・・・。
年配の方々はあの頃の景気を夢のように語ってくれました。

私が小三くらいの頃、三輪の車が廃車になって空き地に放置されているのを見たことがあります。
「タイヤ3つしかない変な車~」って思ってたのですが、昔は三輪だったんですよね。
今、考えて見れば貴重な物です。

私も昭和のもの、レトロなもの大好きです。
私が子供の頃は祖父の家の倉庫に「氷で冷やす冷蔵庫」とか「絞り器のついた洗濯機」なんかがまだあったんです。
捨てちゃったけど、取っておけばいい値段になったかしら…。


ポン太様 やっぱり当時、ミゼットの人気は大変なものだったんでしょうね。
実は先日、愛車ミラジーノの車検を行ったんですが、発売3年後にも関わらず修理箇所は一箇所もありませんでした。
ダイハツ車の高性能ぶりに感服した次第です。

ミゼットの高い技術力は、今も現行車に受け継がれているんですね。
愛車は今日も健気にコロコロ走ってくれます(笑)。

しすけ様 そうでしたねー。昔は空き地や藪の中などに結構スクラップ車が置いてありましたね。子供の頃は中に入って運転の真似事などしたものです(笑)。
でも三輪トラックのスクラップとはすごいですね。

私も昔、三輪トラックがカーブを曲がる時、よく転ばないかと心配したクチで。
でもこれが転ばないんですよねー(笑)。
つくづくドライバーのテクニックには感服したものでした。

氷で冷やす冷蔵庫って、私、見たこと無いんですよ。
絞り機の付いた洗濯機はかすかに記憶があるんですが。
「続・三丁目の夕日」にも、絞り機を使ったエピソードが出てきます。
思えば昔は、お洗濯一つ取っても人と人のコミュニケーションがあったんですね。
当時の冷蔵庫や洗濯機、今ならいい値段で売れたかも(笑)。

 おお、サビの具合がイイ感じですネ。まだ映画は観ていませんが、これは欲しい!

>このX-ウイング並みのバトルダメージ。

 いやぁ~、適確な表現に笑いました(^o^) 映画の中での活躍が想像できます。

 私が生まれる前、宮城から上京した父は町工場に就職していました。(ロクちゃんみたい(^o^)) そして製品の納入や部品の調達などで、バーハンドルのミゼットに乗っていたそうです。
 このミゼット、三輪なので安定が悪く、交差点での横転事故もよくあったそうです。私の父も横転事故を起こし、母との結婚直前に、膝の皿を複雑骨折する大ケガをしたそうです。今でも父の膝には金属の皿が入っていて、まるでサイボーグです(笑)。お陰で、新婚旅行は膝の手術のリハビリも兼ねて、宮城の鳴子温泉に1ヶ月も泊まっていたのだとか。

 日産パオはかわいいクルマでしたネ。『ティガ』に登場するジャーナリストの小野田が乗っていました。私も丸っこいクルマは大好きです。以前はホンダのビートに乗っていました。こちらも『ティガ』で浅野忠信さんの愛車として登場しています。(しかも私が乗っていたのと同じ白!)

 現行の道交法でも、排気ガス規制の問題点をクリアすれば、車体自体は乗れるハズです。だから昔のクルマをレストアされて乗っている方がいらっしゃるんですヨ。

 私も実はミニカー好きです。父が結婚後に勤めていた会社は、トミカの金型を作っていました。だから私は社内販売価格で買ってもらった、ものすごい数のトミカを持っていました。今は数台を残して従弟の元へ‥‥。
 私の家から近い日暮里(にっぽり)には、「イケダ」というミニカーショップがあって、よくお世話になっています。最近はトミカではなくて、1/43スケールのものを少しずつ買っています。

自由人大佐様 これ、いいですよね。私もお気に入りの一台です。思えばウェザリングが施されたトミカって、長い歴史の中でもこれが初めてかもしれませんね。
そういう意味でも貴重かも(笑)。

お父様、ミゼットに乗られていたんですか。それは素晴らしいご経験ですね。
事故に遭われたのはお気の毒ですが、実は私の父も若い頃、仕事中にスーパーカブに乗っていて事故に遭い、足に大怪我をした経験があります。
やはり昔は、車やバイクによる事故も日常茶飯事だったのでしょうか。
冬の寒さは古傷にも障るでしょうから、どうぞお父様を気遣ってあげて下さいね。

でもトミカの金型製作会社に勤められていたとは!なんて羨ましい(笑)。
それはそれは沢山のコレクションをお持ちだったんでしょうね。
私も昔はかなり集めましたが、引越しなどの折に随分手放してしまい、今はほんの数台しか手元にはありません(笑)。
自由人大佐さんと同じく、私もトミカのみならず1/43も集めていました。
ダイヤペットなど安いものばかりでしたが(笑)。

パオが「ティガ」で出た時は嬉しかったですよ。あの車は今でも好きです。
ホンダのビートもコンパクトで可愛い車ですね。私も好きな一台でした。
車ってオーナーのキャラクターが出ますよね。私のキャラも、ミラジーノやパオなどどこかのんびりした車に表れているようです。顔も似てたりして(笑)。

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