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2007年11月18日 (日)

もう一つの過去

Photoこのカンゲキ、このヨロコビ。
ついにやりました。
永年探し続けたマルサン電動ブリキ製「世紀の大怪獣ゴジラ現る!!
」を、私はついに手に入れたのであります。
有線リモコン、目を爛々と光らせて白い煙を吐き、雄叫びを上げながら歩くという凄い性能。
嗚呼、考えただけでも身震いします。


Photo_21966年の発売時、なんと1,100円という超高額商品。
ヤフオクでもめったに見かけず、たとえ見かけてもその落札価格は無可動で10万円は軽く超えるほどの逸品。これまではこんな文献をため息とともに眺めるのが精一杯。文字通りマニア垂涎のキラーアイテムでした。それが今、眼前に。
この素晴らしさ、皆さんにどうお伝えすればよいのでしょうか。私の貧困なボキャブラリーでは何万語を尽くしても語り足りないこの存在感。
全高30センチもありましょうか。その大迫力には圧倒されるばかり。


Photo_3どうです、この巨大な・・・
おねえちゃん、そういうおおげさなものいいはどうなの?ぶろぐてきに。
(あんたは出てきちゃ駄目でしょ。
こういう大事な時に。)



Photo_4・・・こんなミニコントはともかく(今日の記事は構成的に失敗(涙)、これは皆さんお察しの通り、昨日手に入れたTOYS CLUB製ミニフィギュア「KITAHARA WORLD TOY COLLECTION」、通称・北原コレクションの一つ。
決してコタに「ヘリプロン結晶G」を与えた訳ではなく(笑)。


Photo_15先日、地元の家電ショップでこれを見つけたときは驚きましたねー。なにしろ最近はこういうミニフィギュアのリリースアイテム選択もかなりディープなものがある上、基本的な生産個数が少ないですから、まず発売されている事実を知った段階で売り切れている事も多いのです。それがなんと、家電ショップに普通に売っていたんですから。
思わず店員さんに発売時期を尋ねたところ、おとといの金曜日に入荷、新製品かどうかも分からないとの返事。
「あまり見かけない商品の上、この1ケースしか入らなかったんですよ。」八割方こちらの購買予定を見越したそんなくすぐりに負け(涙)、即ゲットしてしまいました。
まー、ここでブリキゴジラを見逃しては寝覚めも悪い。
北原さんもずるいと言うか何と言うか(笑)。

帰宅後、ネットでリリース情報を調べてみました。どうやらこれは発売直後のようでしたが、どこのショップも品薄の様子。このシリーズは以前から知っていましたが、今回のラインナップはヤフオクにも出品されていません。やっぱり目ざといファンのコレクションに収まっているのでしょうか?私のような田舎のオタクには窺い知れない世界です。わずか5センチ程度のフィギュアとはいえそこはゴジラ、人気度が違うんでしょうね。

そんな訳で幸運にも手に入れられたこのミニフィギュア。もともとユルユルソフビやブリキのロボットなどかわいい系の造形が好きな私は、こういうアイテムにも目がありません。
以前からこの北原コレクションにも惹かれるものがあったのですが、いずれも購入時期を逃してしまい悔しい思いをしていたのです。

ですから今回の入手はこの上ない感激。ブラインドボックス仕様には一抹の不安もあったのですが幸運にもダブリは皆無で、シークレットを除く全10種を無事揃える事ができました。「1BOXで全ての商品は揃いません」というパッケージの注釈は体に悪いですね(笑)。

さすがあの北原照久氏のコレクション。以前のラインナップにも瞠目しましたが、今回の10点も小粒ながらいい味のアイテムが選択されていますね。
いずれも1940~60年代に生産された物のミニチュア化ばかりです。
今回は「ネヴュラ」には珍しく、解説書を見ながら一つずつご紹介していくことにしましょう。同じアイテムの色違いは並べてあります。
山下達郎のアルバムをBGMにご覧下さい(笑)。


Photo_6まずはこれ。「スリンキー ドッグ」と呼ばれるワンちゃんのおもちゃ。
1950年代の日本製です。

実物はブリキ製で胴体はバネ、手前の紐を引くと胴体のバネが伸びて下半身が後からついて来るそうです。
胴体がバネだったら、結構壊れやすかったんじゃないかなーなんていらない心配をしたりして(笑)。

これ、CGアニメ映画のモデルになったそうですが、私は件の映画を知らないのでこのワンちゃんが活躍する場面を観ていません。
きっと可愛いんでしょうねー。


Photo_7子供のような顔の「トランク・ポーター」は1940年代の作。
なんとオリジナルはセルロイド製だそうです。

背中には、なんでも鑑定団で有名になった占領下の日本「Occupied Japan」の表示があります。
トランク下の車輪で前進、車輪のゼンマイが足と連結、歩いているように見えるそうです。
でも、1940年代の日本で「ポーター」なんて言ったって、ちょっとピンと来なかったんじゃないかと思いますねー。
空港のポーターをイメージしているので海外の空港には居たんでしょうが、当時、海外旅行が出来た人なんて超ブルジョア(セレブとは言いません)ですよねー。


Photo_8鮮やかな原色に彩られたラジコンカーは当時の子供たちの憧れ。
1950年代のものだそうです。
これも日本製だそうですが、とてもそうは見えませんね。主に海外輸出用だったようです。高かったんでしょうねー。
だいたい当時、手元でコントロールする物っていうのは現物とコントローラーを太いコードで繋ぐ「リモコン」が出始めた頃。私が生まれた年に買った扇風機もそうでした。「コードが繋がってないのに動く」という概念が無かったんですね。
ですから私など、そんな高価なラジコンを買ってもらう事など夢のまた夢。妹の服の背中に母の長い物差しを挿してアンテナに見立て「イモート・コントロール」なんて遊びをやってました。これがまた言う事を聞かない妹で(笑)。


Photo_9前述のラジコンに比べればまだ庶民感覚があるのがこの「ファンシー トレイン」。
某機関車トー○スに似ていますが、これも1950年代のマルサン製だそうです。
単一電池二本で動くブリキのおもちゃ、と言えば、まだ何となく手触りを思い出せますね。汽笛を鳴らし、顔を赤く光らせて腕を振りながら進むそうです。
当時、こうして機械を擬人化したものは多かったんでしょうか?私が与えられたブリキのおもちゃはほとんどキャラクターものばかりでしたから、こういうオリジナルにはとんと記憶や思い入れはありません。
(今の子供たちにもウケそうなデザインですよね。なんてまとめたいですけど、いつの時代の子供も古さは敏感に嗅ぎ分けるので、そこはちょっと疑問という事で(笑)。


Photo_10何と言っても私たちの世代に馴染みが深いテイストのおもちゃは、この「ロボタンクZ」。
1950年代から60年代のものだそうです。

ロボットと戦車が合体した電動可動で、しばらく前進すると止まり、内臓のソノシートが回って音が出るというスーパー・ハイテクメカ(笑)。胴体のライトを点滅させながら機銃を掃射までするそうで、こんなロボットを友達が持っていたら、もう日東やアオシマの怪獣プラモじゃ歯がとても立たなかったでしょうね。
仲間内の最終兵器的存在として君臨したであろう事は間違いなし。何を熱く語ってるんでしょうか(笑)。
でも面白い事に、このロボタンクも生産年代によって部品の材質が違うそうで。腕がブリキ製からプラスチック製に変わった他、細部も少しずつ異なるんだそうです。
思えばこの頃、おもちゃの材質のみならず生活用具のあらゆる部分にプラスチックが進出してきたんですね。
そんな時代の転換期まで感じさせてしまう逸品です。


Photo_11最後はこれ。1950年代のブリキ製「レーダー ロボット」。これ、私だけの感覚かもしれませんが、かえってレトロ・フューチャー的な新しさを感じてしまうんですよ。
その無表情な顔立ち、シックな色使い。日本製という事ですが、どこかヨーロッパ系アート作品の香りを感じます。
コントロール・ボックスがロボットの顔型なのもいいですね。このボックスとロボット本体で一つのアートと言うか。
子供のおもちゃと言うよりもオブジェ的な、大人の感性に訴える何かがあります。
最近、このおもちゃの正確な復刻版が発売されていまして、私はひそかに狙っているんですが、それは決して懐古的な感覚からじゃないんですね。
幼少期、こんなおもちゃを目にした事のない私にとって、このロボットは懐かしさの反面「新しいもの」に映るんですよ(笑)。


Photo_12・・・とまあ、全長5センチ程度のおもちゃについて下らないお話をして来ましたが、こうして集めてみると独特の存在感がありますね。今、目の前にあるんですが、その空間だけは怪獣ソフビなどとはまた違った雰囲気です。
正直なところこれらは全部、私の年代では間に合わなかったものばかり。
一度もこれらで遊んだ事はありません。
まー年代以上に金銭的な事情も大きかったと思いますが(笑)。

でもこれらを見ていると、なんとなく「遊んだような気になってくる」というのが不思議なんですね。子供時代、実際に私が手にしたのはもっと安い、フリクション走行の自動車や手回しローターのヘリコプターだったはずなんです。でもこれらも懐かしい。なぜなんでしょうか。


実はそれが、このおもちゃ達の大きなアピールポイントなのかもしれません。別に今、これらを見ても、「今、これで遊びたい」とは思いませんよね。でも大人になった今でもこんなミニチュアを欲しくなるのはきっと、これらを通して「子供の頃これで遊んだ頃」という「もう一つの過去」を頭の中で作りたいという意識があるからと思うんですよ。
それは決して、実際の過去を否定するものではありません。あの輝いていた子供時代は誰の心にもある宝物でしょう。でも「きっと子供の頃、これで遊んだらまた楽しかっただろうな」という甘い夢を見る事だって、決して罪にはならないですしね。


そんな大人たちに「もう一つの過去」を運んでくれるミニフィギュア。
どんな最新技術を使っても実現できない素敵なギミックを、これらはわずか5センチのボディの中に秘めているのかもしれませんね。


最後に、何か気の効いた文句の一つも唸ろうかと思いましたが、頭の無い私には何も浮かびません。
まーとりあえず、一番勢いがあった頃のゴジラのブリキ玩具を腕白だった子供時代の自分と重ね、デジャブーの世界に遊ぶといったような感覚でしょうか。上手くいえなくて歯がゆいですね。
腕白だった昔の自分。今は違う意味で「おてんば」でもありますが(笑)。

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