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2007年11月19日 (月)

あえてのG

・・・迷う。
例によって商品棚の前で腕組みをしたまま、身動き一つ取れない私。

「買うた・やめた音頭」は免許皆伝級の私も、今日ばかりは事情が。
「やっぱり買っとこ。」
830円程度の代物でここまで悩む私は、つくづく小心者と思います。

Photo_10これを見て懐かしさがこみ上げる方もいらっしゃるでしょう。
ご覧の通り、「Dr.スランプ アラレちゃん」のイラストパッケージもあでやかなバンダイ製プラキット「ファンタジーライオン」です。

これは同テレビアニメが放送されていた1982年に発売されたものの再版。この夏・四半世紀ぶりに突然発売され、オールドファンの感涙を誘った逸品でした。

当然の事ながら、初版発売当時はDr.スランプブームの真っ只中(アニメは原作の人気を受けて製作されるので、実際にはピークをちょっと過ぎていました)。
このブームを蚊帳の外から眺めていた特撮ファンの私でしたが、定期購読していたホビージャパン誌の’82年10月号にこのキットの改造レビューが掲載されて以来、そのあまりのラブリーさにすっかり虜となってしまいまして。
早々、入手したまでは良かったのですが、なにしろ自分の力量も顧みず改造に挑んでしまった為見事に失敗、キットは志半ばにして未完成のまま、記憶の片隅に追いやられてしまったのでした。
先日、地元のお店でこのパッケージを見た途端、当時の苦い記憶がまざまざと甦ったのは言うまでもありません。
ところが当時の敗退の痛みが邪魔をしてリベンジに踏み切れない(笑)。
さんざん思案した上の購入となったのでした。


先ほど「先日」と言いましたが、実は購入したのは今日、先ほどなんです。
それほど迷っていたという(笑)。繰り返しますが830円(税込)。
でもこういう時って笑える事が重なるもので。これを持ち帰りちょっと昔のキットの整理などをやっていたら、見つかっちゃったじゃありませんか。
例の「苦渋の塊」が(笑)。


Photo_2よせばいいのに二つ並べてみました。やっぱりご他聞に漏れず、どんなキットでも初版と再版では箱のデザインも微妙に違うんですね。左が再版、右が初版です。イラストはほぼ一緒でも、商品ロゴや黒の縁取りなど、細かい所に違いがあります。

Photo_11箱の横などは全然違いますね。上が再版です。まー確かに、今回再版されたラインナップはシリーズのごく一部ですから、初版ほどのシリーズ告知はできない事情もありますね。
「ロビーアラレ」なんてぜひ再版して欲しかったですね。
MGMが許さなかったんでしょうか(笑)。

さて。この「ファンタジーライオン」、実は今日の本題とはあまり関係がありません。
今日、お店を覗いた本来の理由は、件のキット購入ではなかったからです。

今年4月。自室の工作机の整理を機に、数年ぶりにプラモデルを製作しました。「ネヴュラ」でもその様子は数日間に渡ってお話したので、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。その工作机もここ数ヶ月は物置と化していたのですが、秋の衣替えとともにまた片付けを行いまして。ほぼ半年振りに「製作スタンバイ状態」に戻ったのです。
勝手なもので環境が整うと、また何か作ってみたくなるもので。ここ数日間、久しぶりになじみの模型屋さんをあちこち覗いていたのでした。
前回のミニゴジラもその時の拾い物だったのです。


前回、4月の工作では「昔のキットを昔の雰囲気で作る」と言うのが大まかなねらいでした。選んだキットはアオシマ製ゼンマイ怪獣ガレロン。大変楽しい時間を堪能しました。しかし今回は、またちょっと違った時間を味わってみたくなっちゃいまして。
懸命な読者の方はお察しと思います。今回のサブタイの意味はここから来ているのです。
「あえてのG」。今回は「G」のプラキットを素材に考えました。


今回の「G」はゴジラでもガメラでもありません。怪獣ではないのです。
今最もお店で入手しやすい「G」。
そうです。「ネヴュラ」始まって以来の暴挙。ガンプラに挑戦です。
「なーんでオタクイーン、またベタなネタを」と思われた皆さん、ごもっともです。いい年して今更アムロも無いだろうと(笑)。


Photo_4ガンダムのプラキットが発売された1980年。私もご他聞に漏れず、お店の在庫を奪い合ってキットを作り倒した世代です。RX-78だけでも4体、MS-06も何体かはモノにしました。
当時、「ガンダム」という作品のクオリティーが評価され、大きな波がマニア層を直撃していたんですね。そんな波の中誕生したキットもマニアを充分満足させるクオリティーを持っていました。

当時はまだガレージキットが全国シェアを持つ以前。怪獣のキャストキットが一万円以上した時代。要は「あの頃のSFキットは、MPC製のスターウォーズかガンダムくらいしかなかった」という事なんです。ですから私も、作品の好き嫌いはともかくガンダムを追い求めたと。今思えばそんな気もしています。

Photo_6その出来は、今の目で見れば決して満足の行くものではありませんでしたが、とにかく「形」にはなっていた。量産型という劇中の発想が功を奏し、同じキットを複数作る事に意義を見出せたのもガンダムが初めてでした。
とにかく当時、その売れ行きは凄まじいものでした。1/144リックドムなんて店頭に並んでも数秒で売り切れ、私はしばらくその存在さえ確認できないほどでしたから(笑)。

そんな過去がDNAに影響しているのか、今でも私は店頭で新作のガンダムキットを見ると一度は手に取ってしまいます。究極のキットと前評判が立った「マスターグレード」などは商品化第一号のRX-78-2を店頭で見るなり二個ゲット、作る予定も無いのに。まったく悪い癖が付いてしまったものです。

Photo_5もう作らなくなったガンダムキットを甥っ子達に持っていったのもこの春。10個以上減らしたのに、まだ部屋には結構残ってるんですよねこれが。
もう情けないくらいです。

ですがこれらを作る気になれないのは、いつか私の先輩が言っていたある言葉によるもので。

「マスターグレードは作ってる気にならない。作らされてる感じがする。」

私もパーツを見ていてそう思うんですよ。これ、きっと作っていて楽しく感じないんだろーなー、なんて。
これは個人的な感覚なのでお許し下さいね。
「このハイクオリティーキットのどこに文句があるんだ!」とおっしゃるのもごもっとも。へそ曲がりの独り言と笑っていただければ。

そんな私が、何故今ガンプラを作ろうとしているのか。
いやー実は、ちょっと試してみたくなったんですよ。
「ガンプラでどこまで楽しめるか」という事を。
要は私、ガンプラに限らず最近のプラモデルから遠ざかりすぎてちょっと食わず嫌いになっちゃってるのかも、なんて思いまして。

楽しいか楽しくないかはやってみなきゃ分かんないよねえ、なんて。
気がつくのが随分遅いですが。
そんな単純な理由で、今回の素材はバリバリの「ガンプラ」にしようと。


とはいえガンプラブランクも長い私、いきなりマスターグレードみたいな複雑なキットは荷が重過ぎます。でもそれなりの充実感は味わいたい。
で、キット選定にはいくつかの基準を設けてみました。


 あくまで「ガンダム」系MSを作る
  ザク系も好きなんですが、今回はガンダムの「形」にこだわります。
 あまり商品化されていない機種を選ぶ
  しかも完成品が出回っていては全然モチベーションが上がりません。
 スケールは1/144程度、キットの予算は1,000円程度
  お仕事の関係であまり作業時間が取れないので。
  実質作業が二週間程度で収まるようなキットが良いんです。
  予算はそれ以上に深刻な理由(笑)。
 改造はしない。ストレート組み
  今回は一種の「リハビリ工作」なので、難しい事には手は出しません。
  つまり、無改造でも映えるキットを選ぶ事となります。
 キットに付随する設定は無視
  初作と逆シャア、0083程度の知識しか持ち合わせていない私には、
  ○○戦の試作機がどうの、××空域で活躍したなんたら、なんて設定は
  まるでチンプンカンプン。あくまでも形だけで選びます。
  設定は勝手に作っちゃいます。ガンダムである事さえ無視します(笑)。
 「楽しむ」事
  ガンプラである事に縛られない。キットはあくまで素材と割り切ります。
  どんなに発想が飛躍してもOK。今回はむしろそっちに力を入れます。


つまりガンプラを素材にして、ガンダム世界にはこだわらない物を作ろうと。
ガンダムに思い入れの少ない者にしか出来ないお遊びです。
これは私にとっては「ボトムズ」では決して出来ない芸当です。いちいち設定にこだわりすぎちゃってまったく前に進めない。
今回はもっとお気楽にやります。
でもこれは「ガンダム」という作品の出来とはまったく関係ない事ですから、ファンの皆さん、怒らないで下さいね。


Photo_7で、お店の売り場をグルグル回って「形」だけで選んだのがこちら。
「RX-121-1 ガンダムTR-1[ヘイズル改]」なるものです。いやー最近のガンダムは名前も長いですねー(こういう言い方するとまたファンに怒られるんだろうなー(涙)。

このゴツいいでたちが何ともそそります。ボトムズ好きの私はこの手のデザインに無骨さを求めるタイプなので。
ガンダムでなくなるギリギリのラインでシルエットを成立させているデザインセンスがいいですね。映像作品ではなく、雑誌掲載ストーリーのみに登場する機体というのも自由度があって良いです。
まー設定は変えちゃうんだけども(笑)。


Photo_8そんな訳で、今回はこれをまな板に乗せ「あえてのG」を楽しんでみようと思います。ただいつもながら飽きっぽい私、さらにお仕事と「ネヴュラ」更新の合間を縫っての製作となりますので、今年中に完成できれば良い方でしょう。
まーあくまでお遊びですので気長にお待ち下さい。失敗したらその時はその時。笑ってやって下さい。
キット設定のアイデアを下さるのも面白いですね。

またこれを機会に、皆さんも童心に返ってプラモデルに触れてみては?
進行状況をブログでお知らせし合うのもいいですよね。写真も載せられるブログならではの楽しみ。
いやー今はそんな事さえ出来ちゃうんですねー。


Photo_9「あえてのG」「あえてのTB」「あえてのMJ」「あえてのTDF」・・・
「ネヴュラ」のお仲間なら、いろんな「あえて」に挑戦できそうですねー。
これが本当のプラモデルの楽しみかもしれませんね(笑)。

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コメント

オタクィーン様、おじゃまします。
おお!ガンプラ作るんですね♪
楽しんでください♪V(^-^)
暇つぶしに私のガンプラの思い出を聞いてください。
中学くらいのときにガンプラブームが来て、私は1/144にこだわっていて、ザクやジム、リックドム、ボールなど当時入手困難な量産機を他県に買いに行ったり、友人から買い取ったりして数を集めていました。もちろん筆塗りで今と比べると下手だったと思いますが、それらを眺めて、うっとりとガンダムの世界に浸っていたのだと思います。しかし、ある日受験の為に母親にすべて捨てられてしまいました。
それから、十数年ガンプラを忘れていましたが、数年前にコンビニでガンダムの食玩をふと買ってみてからまた集めだしました。私の場合は、プラモでもフィギア(完成品)でもあまりこだわりはなく、ガンダムであれ、ボトムズであれ、量産機があればたくさん集め、また製品化されていなければ、むりやり改造するなどして、その世界に浸りたいという欲求が強いのだと思います。そんな私はプラモの作る過程は面倒と思ってしまうので、なるべく手を抜いて、なるべく効率的に時間をかけず作るようにしてます。とにかく完成品を早く見たいので、塗装もドライヤーで無理に乾かしてすぐに上塗りしてます。(失敗も何度もありました(T_T) 。
だらだらと長くてすみません、要するに「プラモ作る」のって面倒なんです。だから完成するには一晩で一気に効率的に仕上げるか、MGみたいに手ごわい場合は今日は「腕」だけ、今日は「足」だけみたいにテレビでも見ながら片手間でやるのが、自分流です。(でも塗装準備が面倒なので、塗装はいつも一気にやっちゃいます。)
思いついたまま書いてしまいました、なにが言いたいか自分でもわからなくなりました。このへんで失礼します。

のん様 私も貴HPに影響され、ついにガンプラに手を染める事に(笑)。
いやー本当に久しぶりです。
コメント内のガンプラの思い出、楽しく拝読しました。
私のガンプラ暦も似たようなものです。やっぱり完成品の見栄えやコレクション性を考えると1/144が最も手軽ですね。今でも私の中には1/100恐怖症的なものがありまして。大スケールの表面処理やカラーリングの難しさがどうしても製作に二の足を踏ませてしまいます。
とはいえマスターグレード発売日にはいち早くお店を覗くあたり、病こうこうといった感じですが(笑)。

私はのんさんとは逆で、一つのキットにじっくりと時間をかけるタイプなんです。一日二日で仕上げる事はまずありません。元々手が遅いせいもありますが、結局製作途中に「次はどうやってやろうか」と考えるのが楽しいんですね。カラーリングのシュミレーションを行っている時とか、手持ちのホビー誌をひっくり返してあーでもない、こーでもないとやっている時間を楽しむ感じです。
とにかく「キットは素材。市販品と同じに仕上げるなら作る意味が無い派」なんですよ。ですから完成品はどこにもない物、無改造でもカラーリングは必ずオリジナルとは変えます。
まー自己満足の世界なので、それが皆さんに受け入れられるかどうかはまた別の問題ですが(笑)。

ともあれプラモデルの楽しみ方は人それぞれ。のんさんもこれまでのスピード製作で頑張って下さい。
少しは私も見習わないといけませんね。パーツ成形だけで一日かかってちゃ(涙)。

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