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2007年7月13日 (金)

姿なき挑戦者

「お金ないからなー。」
お店でNTT担当者の説明を聞き、ため息をつきながら閉じた案内パンフ。

私は今、部屋にはケーブルテレビしか引いていないので、光回線でより豊富なチャンネル数のスカパーに変えようと思ったのですが。
予想以上に予算が必要で。貧乏な私には一考の必要が(涙)。
まー私の貧乏話はともかく。

Photo_1021 その「スカパー!光」今月の案内パンフはご覧の通り、「ウルトラセブン生誕40周年特集」と題して、CS各局で放送される特別編成の番組を特集しています。
「そーかー。セブンも今年で40年か。私も年をとるわけだよ。」
考えてみれば、「ネヴュラ」でさんざんお話している「Q」「マン」が41周年ですから、二作品の翌年制作されたセブンが40周年なのは当たり前で。
だったら今月7日の7時に特番組めばよかったのに。満田さんも画策してたんじゃないかとは思いますが。
放送枠が取れなかったんでしょうねー(笑)。

この手の情報に敏感な「ネヴュラ」読者の方々は既にご存知と思いますが。
今ネットではウルトラシリーズ最新作「ウルトラセブンX」なる番組の情報が飛び交っていますね。
私が見たのはその新キャラクター「セブンX」の頭部マスク(なんとボカシがかかっていてまったくフォルムがわかりませんが)と、いわゆる「撮影スケジュール表」。

キャスティングボードまでありましたからまあ信用できるんですが、ボカした頭部マスクとスタッフ間にしか流通しない撮影スケジュールをわざわざ流出させるあたり、円谷の戦略にしてはお粗末な気がしたりして。詳しい事は私にも分かりません。

まーそんな新作情報さえ流れるほど今年は「セブン」にとって特別な年ですね。「メビウス」で「マン」世界も一区切りつきましたから、円谷としてはもう一つの鉱脈と言えるセブン世界を広げる意味で絶好の機会なのかもしれません。

「ネヴュラ」読者の方々はうすうす感じていらっしゃると思います。「このブログでは「Q」「マン」についてはお腹いっぱい語るのに、「セブン」に関してはほとんど語られないねえ。」なんて。そうですよね。確かにバランスが悪いですね。
それもそのはず、私は「Q」「マン」と比べて、「セブン」への興味・愛情が極端に薄いからなのです。
別に嫌いじゃないんですが、例えば「Q」「マン」「セブン」の内二つを取れ、と言われたら、言い始めの「ふた」ぐらいで「Q」「マン」を取るくらいの興味バランスなんですね。これは好き嫌いのお話なので、番組の出来不出来とはまったく関係ありません。
セブンファンの皆さん、誤解なさらないよう。


私には二歳年下の従弟が居るのですが、不思議なものでウルトラ原体験をまったく同じ時期に(場合によっては一緒に番組を見ていたり)しているにも関わらず、私は「マン派」彼は「セブン派」なんですよ。
好きなウルトラメカも「ビートル派」「ホーク派」とはっきり分かれるんです。ですからこれは好みの問題としか思えない。「お互いの琴線の張り位置」が違うとしか考えられないんです。
ですから私も、数年前から無理にセブンを好きになる事をやめました。かつてLD-BOXを買い全話を再見、内容もほぼ把握しているにも関わらず「語る気にならない」という事が、人それぞれの嗜好の差を表していて面白いですね。

Photo_1026 とはいえ「ウルトラシリーズの最高傑作」とまで言われ、テレビスペシャルやオリジナルビデオ、さらに今回、新作まで制作されるほどの「セブン」ですから、その内容も時の重みに耐えうる素晴らしさだった事は間違いありません。
先日、メトロン星人やエレキングが「ウルトラセブン大賞」で選ばれた時も、最大公約数的な選ばれ方ながら納得したものです。でもそれぞれの出演作品の感触はと言うと・・・(笑)。
このあたりの「好み」についてのお話は、またいずれお話しする事としましょう。

さて。「セブン」と言えば、その番組立ち上げまでにさまざまな紆余曲折があった事は有名ですね。
「セブン」一番初期の企画書「ウルトラ警備隊」は、ウルトラヒーローが登場しないという意味で前番組「キャプテンウルトラ」を受け継いだ印象がありますが、これは「ネヴュラ」でお話した「マン」企画の萌芽「科学特捜隊」に極めて近い発想と言えます。しかしながらやはり「マン」で作り上げたヒーローの存在感は捨てがたかったのでしょう。
ただ、円谷スタッフは単純に「マン」の続編という方向にはシフトしませんでした。

次に作られた「ウルトラアイ」と言う企画では、主人公「諸星弾」(漢字表記なんですよね)は地球人の母とR星人の父の間に生まれたハーフという設定でM78星雲のMの字も出てきません。
「セブン」に登場したカプセル怪獣の設定はありましたが、このカプセル怪獣が「Q」「マン」に登場した怪獣というのが面白いところですね。企画書によると、その例としてレッドキング・アントラー・ペギラなどが予定されていたようですが、これはどちらかと言うと「怪獣のスピン・オフ」とでも言うような意味合いで、「マン」との世界観、いわゆる「ウルトラヒーロー」という設定の継承とは若干違うような気もします。

この企画では前述の「ウルトラ警備隊」も継承されていて、これは「セブン」で映像化されたイメージとほぼ同じ。おそらく「マン」に於ける科学特捜隊の拡大版という設定は、スタッフもイメージが掴みやすかったんでしょうね。
そして主人公・諸星弾は少年として設定され、このウルトラ警備隊メンバーが弟のように可愛がっていると表記されています。「マン」に於けるホシノ少年のようなポジションでしょうか。この弾少年がR星人レッドマンへの変身能力を有し、宇宙からの侵略者と戦うという図式は、「セブン」とほぼ同じと考えられます。

ただ「主人公が少年。しかも地球人とR星人とのハーフ」という、「マン」とはあきらかに異なる設定が、「セブン」の前身にあったという事は非常に興味深いです。やはり当時の円谷プロ文芸部は、「マン」との差別化を考えていたのでしょう。
この「ウルトラアイ」が叩き台になり「セブン」が生まれた事を考えるにつけ、スタッフの「常に前進しようとする意欲」がいかに強かったかが分かりますね。
局の意向など現実的な事情が無ければ、「キャプテンウルトラ」の後続作品は「ウルトラアイ」になっていたかもしれないのですから。


「マン」の傍系作品とはいえ、実際映像化された「セブン」はかなり「マン」との世界観の差を感じさせますが、その企画時、これだけの新機軸を盛り込もうとしたスタッフの意気込みがあったからこそ、「セブン」は単純なヒーロー交代劇とは一線を画するドラマ世界が生まれたのだと思います。
単純に「金城哲夫・市川森一のイデオロギーの差」だけで片付けられない差別化が、この二作品の間にはあるような気も。
(私なんかが偉そうに言える事でもないんですが(笑)。


Photo_1023 番組タイトル「ウルトラセブン」が、同時期に企画されていた原始人コメディー「ウルトラ・セブン」からのいただき、と言うのもファンの間で有名なお話ですが、この二作品にはまったく関連性が無い事も現在ではよく知られています。
まーこの企画、実写版「ドカチン」か「はじめ人間ギャートルズ」みたいなものですから、未来SFと言える「ウルトラセブン」とはまるで正反対の世界を描く作品だったんですね。(見てみたい気もしますが)。

さて。私が「セブン」について語れるのはこの程度です。勉強不足ですみません。こんなもんですよ私なんて(笑)。
さて。ここからは水を得た魚の気持ちですが(笑)、「セブン」放送開始の1967年、ひそかに進んでいた特撮テレビ企画があった事は皆さんご存知でしょうか。
まーご存知ですよね。もったいぶらずにお話しましょう。

私が「スペクトルマン」を始めとするピープロ作品に心酔している事は「ネヴュラ」でもお話しましたね。ピープロと言えば「ウルトラマン」と同時期に「マグマ大使」を制作、第一次怪獣ブームの口火を切った事でも知られています。
パイロット版のマグマの顔が井出らっきょに似ている事も(笑)。


Photo_1024 この「マグマ大使」の次のヒーロー作品としてピープロが意欲を見せていたのが、写真の作品「豹(ジャガー)マン」。パイロット版制作のみで「幻の作品」となった事でも有名です。
このパイロット版が私は大好きで。


特撮ファンの皆さんは「オタクイーンものすごく偏ってない?セブンがダメで白装束の黄金豹がいいなんて」と思われるでしょう。
ごめんなさい。もうこれは好みとしか言いようが無いんですよ。
設定などは割愛しますが、まあ後に「快傑ライオン丸」で登場する敵役「マントル帝国」と戦う伝説のヒーローってところでしょうか。もう私は大好き。
監督も「月光仮面」などを手掛けたベテラン・船床定男ですから、番組が実現すればきっと冒険活劇の香り高い、興奮度抜群の作品となった事でしょう。
怪獣マンドラー(後に「宇宙猿人ゴリ」に登場するゼロン)と戦う豹(ジャガー)マンの姿に、かつての「ウルトラマン」に近い興奮を感じてしまうのでした。


このパイロット版の制作が、「セブン」放送開始前後の1967年秋というのが大変興味深いところで。つまり、「ウルトラマン」「マグマ大使」で第一次怪獣ブームを起こした円谷プロ、ピープロは、ここへ来て別々の方向を目指したという事なんですよ。
そのターニングポイントとなった時期がこの67年秋。
今から40年前という訳です。


Photo_1025 結局「豹(ジャガー)マン」の企画は局には通らず、その直後ピープロは新たに「豹(ひょう)マン」という企画にブラッシュアップ。これもパイロット版が制作され、現在も私たちの目を楽しませてくれますが、この「豹(ひょう)マン」も良いですよねー。
あの「バンパイヤ」を彷彿とさせる変身シーンや、豹マンのどこか暗いヒーロー像がたまりません。

後に「鉄人タイガーセブン」あたりで具現化する数々の設定も「影を持つヒーロー」の魅力を増幅させていました。


「ウルトラマン」というヒーローを誕生させ、傍系の路線を押し進めた円谷プロ。「マグマ大使」から「豹マン」へと企画の転身を図ったピープロ。
オリジナルと原作物という出目の違いはあるにせよ、この二社の採った道には非常に興味深いものがあります。
こうして別々の道を歩いたこの二社が1971年「宇宙猿人ゴリ」「帰ってきたウルトラマン」で第二次怪獣ブームの口火を切ったというのも、何か因縁めいた偶然を感じて面白いのですが。


個人的には私は、円谷よりピープロの方法論、発想に心惹かれます。ピープロの作品にはほとんど「シリーズ物」がない。
常に新しい作品、前作を財産とせず「超えるもの」として捉える姿勢に共感するものがあるのです。

「メビウス」にて一応の区切りを見せた言わば「ウルトラ・サーガ」にも、今回の新作「セブンX」にもさほど興味が湧かないのは、私の中に「前作の設定をなぞっていては絶対にオリジナルを超えられない」という確固たる信念があるからです。
1967年、その企画がたとえ傍系路線に帰結したとはいえ、あれだけの高視聴率を獲得した「マン」の設定を一度リセットしようとした「セブン」当時の円谷スタッフの意欲を忘れて欲しくないと。

ただ、ここにはもう一つ大きな現実が横たわる事も忘れてはならないでしょう。
「傍系路線を採った円谷は生き残り、オリジナルで勝負したピープロは番組を実現出来なかった」という事も。
この事実を見れば、ピープロはビジネスとしてあきらかに失敗を演じています。でも私は思います。
「それでも挑戦し続けるべき」。


Photo_1027 ピープロ社長・うしおそうじこと鷺巣富雄氏無き現在、円谷とともに進む特撮プロダクションは数少ないですが、鷺巣氏のフロンティアスピリットを受け継ぐクリエイターがいつ現れないとも限りません。
「セブンX」に対抗し、特撮界に颯爽と登場する「挑戦者」の登場は、私のような者にとって今や待ちわびた期待の星。
決して「セブン」を否定するわけではありません。
強力なオリジナリティーを持ちシリーズ人気に頼らない新作が見たいだけなのです。


「セブンX」を脅かす「姿なき挑戦者」の登場。
これが今の特撮界には必要と思うのですが、皆さん、どう思われますか?

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コメント

こんばんわ。
制作側として一番の理想は
(数字が)安全なシリーズもので
新しいものに挑戦する事なのでしょうが、
(初期の必殺がその見本と僕は思います)
まぁシリーズである以上、
最低でも越えられないボーダーラインがあるワケで、
かと言って、その枠に縛られていると新しい作品が生まれない。
常に別物を制作していたピープロが
シリーズ物(ライオン丸)をやったら失敗して、
脱・怪獣(怪奇大作戦・マイティジャック)を目指した
円谷プロが結局、怪獣に帰ってしまいました。
でも、ライオン丸も怪奇大作戦も
後年、(出来はともかく)リメイクされる程の
作品であった事も確かなのです。
ですから、「挑戦」は決して無駄ではないのでしょう。

こんにちは、こちらの特撮関係はあまり詳しくないのですが、つい最近までウルトラセブンが、東京MXテレビ(?)だと思いますが、放送してました。久しぶりに毎週見て、最終回まで観ました。ナレーターが社会派っぽいところとか、画面が全体的に暗いのって特徴なんでしょうか。
またウルトラ警備隊が結構がんばっているというか、強いような印象を受けました。

ジャリゴン様 コメントありがとうございました。
そうですね。おっしゃる通りシリーズ作品と新路線にはそれぞれ一長一短があります。これは局サイドの思惑(編成上の番組バランス)や、時代の半歩先を読むプロデュースサイドの先見性なども絡み、一プロダクションの思いだけでは動けない場合がほとんどですから、それを企画者だけのせいにするのも酷なお話かもしれませんね。
と共に、やはり視聴者が望むものをと考えれば、様々な実験的な試みがあろうとも結局は安定路線、「あれがウケたから」という発想に落ち着いてしまうのも仕方がない事なのでしょうね。

ただ思うのは、「ライオン丸」や「怪奇大作戦」のリメイクのように、かつての番組タイトルたけに頼る姿勢に対しては疑問を感じざるを得ないんですよ。確かに、かつてそれぞれのオリジナルが作られた背景には「挑戦」の心意気があったでしょうし、シリーズ化や新機軸の不振から敗退を余儀なくされた過去もあるかもしれません。
でも今になって「昔ああいう番組があったから、タイトルを同じくすれば注目されるだろう」という程度の企画意図でリメイクする姿勢は、オリジナルに対してひどく腰が引けていると思っちゃうんですよね。
同じテレビ屋としては「あなたよくそんな恥ずかしい事、臆面もなくやるよね」と言いたい程なのです。それがたとえ円谷や元ピープロ関係者自身の企画持込みだとしても。
確かにオリジナル企画時の挑戦は無駄ではなかったでしょう。
でもその偉業はリメイクという形ではなく、そのスピリットを受け継いだ新たな発想で活かしてもらいたかったなー、なんて(笑)。

たぶん、私のこんな意見は現状に即していない、かなり辛辣な物だと思います。実際、私の周りでも嬉々としてこの手のリメイク企画を練っている仲間が居ますから。
でも私はプロとして他人の栄光にすがりたいとは思わない。
「パート2やリメイクが時代を切り開いてきたためしはない」と心に言い聞かせて、今日もオリジナルの道を模索しています(笑)。

のん様 実はこちらの地方でも「セブン」は再放送しています。それも真夜中、ほとんど朝に近い時間の放送ですからほとんど見られません(笑)。
「セブン」鑑賞はほとんど昔入手したLDでまかなっています。

「セブン」に関してはやはりどなたも、のんさんと同じ印象を持たれるようですね。ハートウォームで寓話的名な「マン」に対してクールで社会派の「セブン」といったような。
ウルトラ警備隊という地球規模の防衛組織も、ドラマにリアリティーを与えていたと思います。
「セブン」はウルトラシリーズにあって最高傑作の評判も高い一作です。好みはともかく、私もその点は納得できます。
「ボトムズ」とはまた違う意味で、後世に残したい作品です(笑)。

 私も『ウルトラマン』派のはしくれです。そしてピープロ作品はあまり馴染みがありませんが、宣弘社の『アイアンキング』『レッドバロン』が大好きです。

 現在はウルトラも超星神もシリーズが終わり、『リュウケンドー』も終了して、特撮ヒーローものはライダーと戦隊の東映作品だけになってしまいました。(『パンシャーヌ』という番組が放映されていたそうですが、よく知りません(^^ゞ)
 その東映作品でも、「宇宙刑事」や「キカイダー」の復活を望む声はあっても制作に踏み切れないようで‥‥。それほどまでに視聴率の数字を取ることが大切なのでしょうネ。
 「仮面ライダー」は『龍騎』でいくところまでいってしまい、どんなバリエーションでもあり得る状況になったので、新しいヒーローの設定をつくらなくても、全て「仮面ライダー」のブランド名の下に制作できるようになってしまいました。

 私たちの世代は、「チャンネルを回せば必ずどこかの局でヒーロー番組が放映されている」という、あの狂乱の'70年代を過ごしてきました。もうほとんどのヒーローのパターンは出尽くし、新しいものを制作しても「○○に似ている」という認識になってしまうのでしょう。
 しかし、どんなパターンでも、今の世代の子どもたちにとっては新鮮なもののハズです。過去の番組で採り上げられたパターンであっても、現在の技術による映像化、新たなアイディアによるストーリーが紡げれば、それは魅力のある番組になるハズだと思います。しかし、視聴率が取れるかわからない新作ヒーローよりは、安定したブランドの「ライダー」「戦隊」「ウルトラ」を制作する傾向になってしまうのでしょう。これには、スポンサーの意向が強過ぎる影響が出てしまっているように感じられます。

 私は個人的には、空想科学を使って生身の人間が事件を解決する『怪奇大作戦』『10-4 10-10』『マイティジャック』のような路線が復活するとおもしろいと考えています。『ガッチャマン』の実写化がハリウッドで企画されているそうですが、この路線もおもしろそうです。『サンダーバード』の実写映画もそれなりに楽しめました。

自由人大佐様 コメントありがとうございました。
私も「アイアンキング」「レッドバロン」は大好きです。宣弘社は個性的な作品が多く、今見ても斬新さに溢れていますね。
今回の記事ではピープロを引き合いに出していますが、前述の宣弘社をはじめ、第二次怪獣ブームに花開いた数々の独立プロダクションが持ちえたオリジナリティーは、決して円谷や東映に劣っていなかったと思います。
確かにそれらの作品が、当時の「時代の仇花」であった事も否めませんが、特撮番組があれだけ百花繚乱の時代だったからこそ生まれえた「可能性の祭典」であった事も確かなのです。

私は個人的に「龍騎」が大好きなんですよ。あの「全員ライダー」という斬新な設定を最後まで使い切ったスタッフの力量、そして衝撃の「最終話前話ラスト」!崩壊すれすれの幕切れ前であれだけの展開を見せた事に私は感動を禁じえませんでした。
ウルトラ・ライダー・戦隊というブランドをある意味「利用」し、オリジナルの世界を紡いで行こうとするスタッフの先鋭的な姿勢は、今や円谷より東映の方が勝っているような気がします。おっしゃる通り、今や平成ライダーは一作一作がまったく別作品、もはやライダーと言えない地平にまで到達しようとしていますから。
オリジナルブランドで勝負する事が危険な今、この東映の採ったライダー路線こそが、かつてのフロンティアスピリットを最も継承しているのかもしれません。
「ライダーだから」という殺し文句でスポンサーの意向をさりげなく取り込み、オリジナル性を発揮しようとする東映スタッフの試みから、私は目が離せません。(新作毎に好みが分かれるとはいえ(笑)。

私も個人的に「怪奇」や「10-4-10-10」「MJ」などは大好きです。
しかし現実的に、最近「怪奇」「10-4」の路線って結構多くないかなーなんて思いもあったりして。
「MJ」系巨大戦艦物もアニメでは多いし・・・
難しいものですねオリジナルって。きっとそれを成功させる重要な要因は同じタイトルのリメイクというストレートなアプローチではなく、一捻りした「パッケージング」だと思うのですが(笑)。

毎度楽しく閲覧させていただいております。
白装束の黄金豹はいいですね。
この画像の豹マンが掲載されている本はなんというやつですか?

ピプスキ様 はじめまして。ようこそいらっしゃいました。
多忙につき返事が遅れ、大変申し訳ありませんでしたcoldsweats01
下らないブログながらいつもご覧頂いているようで、感謝しておりますhappy01

お訊ねの件ですが記事中、白装束の豹(ジャガー)マンと
豹柄の豹(ひょう)マンが掲載された書籍は、同じムック本で
朝日ソノラマから昭和55年に発売された、ファンタスティックコレクションNo.17
「ピー・プロ特撮映像の世界」というものです。
ピープロ好きの私は、この本をリアルタイムで購入しましたが
昨年、「電人ザボーガー」が新作劇場版として公開された際
ピープロ作品関連のムック本もいくらか発売されたので
ひょっとしてそちらにも、豹マン関係の資料が
いくらか掲載されているかもしれませんね。
不勉強ながら未入手ゆえ、確実な情報と言えないのが申し訳ありませんがcoldsweats01

おバカな記事ばかりですが、お時間あればまた覗いてやって下さい。
よろしくお願い致しますhappy01

あー!そうか!
最初、その最近ザボーガー関連のムックかな〜と思って早速書店へ行ったのですが、豹マンの枠がすげえ薄い内容だったので何の本かしら?と気になってて、しかもなんかこのレイアウト見たことある作りだけど、今風じゃないなと思ったら、そのシリーズですか、なるほど! これは盲点でした。ありがとうございます。
ちょっと、友達に持ってるか訊いてみます。
また見に来ますね〜!

ピプスキ様 古いムックで恐縮でしたが
お役に立てて何よりですhappy01
当時、朝日ソノラマのファンコレは、徳間のロマンアルバムと並んで
作品ごとに珍しい写真やディープなデータを得られる、貴重な資料本でしたよね。
ピープロ関係なんか当時から不遇でしたから、このムックは唯一無二の一冊で
私も待ち望んで購入したものでした。

近年のムックブームを考えると、まさに厭世の感もありますが
作品の知名度と記事の密度が反比例するという意味では
当時の編集方針の方が、より気概に溢れていたかもしれません。
今では珍本の部類ですが、お友達が所有されていると良いですねhappy01

力を抜いた気ままなプログですが、またお気軽にお寄り下さい。
お待ちしていますhappy01

結局、友達持ってなかった(無くした!)のでまんだらけでずっと探してたら、昨日すんなり見つかりました。3000円ほどしましたが、買って損はない面白すぎる内容でとても満足です。53ページのギル太子3ショットはキモすぎて笑える。
教えていただきまして誠にありがとうございます〜♪

ピプスキ様 返事が遅れ失礼しましたcoldsweats01
ついに入手されたんですね。おめでとうございますhappy01
多少のプレミアが付いていても、3,000は安いですね。
この一冊はピープロファンにとっても納得の行くものなので
良い買い物をされたと思います。

>53ページのギル太子3ショット

当時、造形プロ同士のオーディションで敵役のマスクを選んでいたなんて
番組の進め方にも実に力が入っていたんですね。
パイロット版の制作といい、こういうところにピープロの特徴というか
作品の売り込み方、制作方針の丁寧ぶりがうかがえて
なにやら嬉しい限りです。
予算の厳しい現状では、こういう売り込み方も贅沢と言えるのでしょうがcoldsweats01

重複されたコメントは現在、非公開とさせて頂いていますが
ご希望あれば再公開も可能ですので、お気軽にご用命下さいませhappy01

あ、すみません。非公開でよいですよcoldsweats01

しかしおっしゃる通りです。
この本と「スペクトルマンvsライオン丸」(太田出版)があればたいがい大丈夫ですね。これらの内容が濃すぎて近年出版された映画秘宝のムックがしょぼく見えたのでしょうね〜‥納得です。
あとはピープロのパイロットフィルムを集めたDVDとか出ませんかね?

ピプスキ様 ではお言葉に甘え、非公開ということでhappy01

「スペクトルマンVSライオン丸」も、番組制作当時の貴重な証言が多く
なかなか読み応えがありますよね。
スペクトルマン好きの私にとっては、前述の一冊に加え
「ピー・プロ70’sヒーロー列伝① スペクトルマン」(ソニーマガジンズ)が
今もページを開きたくなる愛読書です。
やっぱりうしおそうじ氏、成川哲夫氏など、制作者や出演者自身の回顧文は
後々に研究者が入り込めない聖域のような、貴重さがありますよねhappy01

>ピープロのパイロットフィルムを集めたDVD

出たら是非欲しいですよねーheart04
私も「クラブ君の冒険」や「シルバージャガー」なんかは未見のユルいファンなのでcoldsweats01
機会あれば万難を排しても、拝見したいものですlovely

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