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2007年7月29日 (日)

媚びないパラボラ

ここ二日ばかり写真をご覧頂いた「66式メーサー殺獣光線車」。ようやくまともにご紹介する事ができます。
「オタクイーン、この名作メカをおちょくりすぎだぞ!」とお怒りの貴方、申し訳ありませんでした(笑)。


Photo_1082このメーサー、今月24日に発売されたばかりの新作アイテム。
私は2ヶ月ほど前、楽天ショップで予約していましたから店頭での買い逃しは心配なかったんですが、なにしろ一度発売が延期になったものですからちょっと待たされ感が大きくて。

でもその分、届いた時の嬉しさもひとしおでしたが(笑)。
バンダイの「超合金魂」に始まり、ここ数年続いている名作メカのリアルディテール商品ラッシュは、ここへ来てついにこのアイテムの発売実現に至りました。

この商品はアオシマ文化教材社のブランド「新世紀合金」の新作。
このブランドは他にも「謎の円盤UFO」などのITC関連、また「宇宙海賊キャプテンハーロック」などのアニメーション関連メカなどがラインナップされ、「大きなおともだち」から熱い注目を集めています。

Photo_1083そのスペックも大したものです。
1/48という大スケールは牽引車・装置車合わせて全長356mmの迫力で見る者を圧倒。大人のファンも納得のハイディテールはどの角度からの鑑賞にも耐えます。
あまつさえLEDライト内蔵により、単三電池二本であの「リレー部・バラボラ部発光」が実現されているのです。

写真では分かりませんが、実際にはリレー部・通称「かま首部分」が下から上に流れるように発光していくんですよ。まさに劇中のギミックをそのまま再現した逸品。
「出来ないのは、光線を発射する事だけです。」というアオシマの気概が伝わって来ます(笑)。

ご存知の方も多いでしょうが、実はこの「メーサー車」は今回、2種類発売されています。
「フランケンシュタインの怪獣サンダ対ガイラ」に登場した66式。そして「地球攻撃命令ゴジラ対ガイガン」に登場した70式。後述の70式は「サンダ対ガイラ」でデビューした66式のミニチュアを流用した言わば「ディテールダウン版」の為、66式に比べて各部が省略されています。ですから私もこの2タイプの発売予告を目にした時は迷わず66式のみを(例によって2個)発注(笑)。まー、こればっかりはしょうがないですね。

それにしてもこのメーサー車、今回の発売は非常に感慨深いものがあります。このアイテムは東宝メカの中でもかなり人気の高い物でありながら、これまであまり3D化に恵まれなかった事でも有名で。
遡ればゼネラルプロダクツのペーパーモデルに始まり、ボークスのキャストキット(3万円もしました!)、海洋堂の1/35ソフビキット、ウェーブの1/78プラキット、そして最近発売のバンダイ「東宝マシンクロニクル」ぐらいのものです。
「結構出てるじゃん」と思われるでしょうが、これらで完成品はバンダイ製のみで、他のアイテムは全て組み立て式。いずれも高度な工作技術を必要とするものばかりで、私はそれらの完成品など見た事がありません。

それでも「いつかは私も腕を上げて」と、全てのアイテムを手に入れてしまうところがメーサー信者の辛い所。私もご他聞に漏れず買い揃えました。
しかしそのパーツ数、完成までのあまりに遠い道のりに恐れをなし、諦めのため息とともに手放してしまいましたが(涙)。

「私の上を何台のメーサーが通り過ぎて行ったことか。」そんなメーサー遍歴を経た末の発売ですから私の喜びもお察しいただけると思います。2日も引っ張る気持ちもお分かりになるかと(笑)。

Photo_1085それにしても、実際のプロップを精密に再現したこのメーサーを見ていると、つくづくその格好良さに惚れ惚れしますね。全長36センチ近い大きさにも圧倒されます。
ラチェットによる砲塔の回転。かま首と連動して常に並行を保つパラボラ部。ディスプレイモデルとして歴代のメーサーでこれを超えるものは無いでしょう。この手のアイテムによくあるランナー付き別パーツの追加工作やステッカーの後貼りもないし。箱から出せば完成品。いやー21世紀の今、こんな一台に出会えるとは。(新世紀合金なんだから当たり前ですが(笑)。
「バンダイがプラキットを出すらしい」などと、これまで色々なデマに流され一喜一憂していた日々が夢のようです。

さて。このメーサーで遊び倒している内に(どんな女子なんでしょうか(笑)毎度のおバカな疑念が浮かんで来まして。
「何故私は、これほどまでにメーサーに惹かれるんだろう?」

メーサーに限らず、これまでも東宝特撮映画には数々のオリジナル兵器が登場し、ファンの間では「東宝自衛隊」なんて名称も定着しています。それら数々の名画を彩ったスーパーメカの中には、まれに突出した人気を博するものがありますよね。
メーサーもその一つです。


確かに人気の理由の一つがそのフォルムの素晴らしさにある事は間違いありません。
東宝超兵器を数多く手掛けた美術スタッフ、井上泰幸によるこのデザインは、特殊生物を攻撃する為に開発されたという設定にリアリティーを与え、もはや怪獣と並ぶほどのキャラクターとして成立しています。この「超兵器のキャラクター性」という部分は「ネヴュラ」でも以前お話しましたね。

確かに以前のお話に書いた思いも強いんですが、実際この大きさのメーサーを目の前にすると、また新たな私見が湧いてきてしまうんですよね。
「うーん。対戦怪獣やドラマの要求に「媚びてないところ」かなー」なんて。


要は「怪獣と並ぶほどキャラが立っているという事は、対戦怪獣とはまったく別の魅力を持っている」という事なんじゃないかと。
これには二つの意味があります。
「対戦怪獣と同じようなフォルム・能力ではない。」
「非常にリメイクされにくい、強烈なオリジナリティー。」


このメーサー車で言えば、「サンダ対ガイラ」で運用される際「L作戦」という作戦行動の要となり、木曽川付近に誘い込んだガイラを高圧電流で牽制、とどめを刺す勇姿が印象的でした。
目標となるガイラはフランケンシュタインの細胞が増殖した姿らしいという以外特に目立った武器や攻撃本能はありません。
しいて言えば食人ぐらいでしょうか。
ですからこのメーサー車は、ガイラ出現とともに開発された訳ではないですよね。


確かに怪獣映画には、怪獣の特徴や弱点を踏まえた上で開発された兵器・作戦も多数登場します。名場面を繰り広げる事も多いですが、不思議とそれらは「急ごしらえ」の印象を免れず、兵器としては不完全ゆえ「キャラとして立っていない」というものがほとんどと思います。ですからメーサーのような「対戦相手を特定せず、純粋に兵器として開発された」ものの方が印象に残りやすいのではないかと。
人類が自力で開発した兵器が未知の特殊生物に立ち向かう。ドラマの都合じゃないリアルな設定がキャラを立たせているような気がするのです。

Photo_1089ただ、メーサーのキャラの立ち方は他の兵器に対して突出しています。その理由も分かるような気がするんですよ。
もし「サンダ対ガイラ」劇中でメーサーがガイラに負けていたらこれほどの人気は出なかったのではないかと。つまり劇中でメーサーはガイラを圧倒しちゃうんですね。
この負け知らずの強さがメーサー人気を決定付けたと思うんです。

しかもあのハードでリアルな世界観のドラマですから怪獣対人類の構図に説得力がある。
後年「ゴジラ対ガイガン」でメーサーは再度出演しますが、まるで印象に残らない「ヤラレメカ」ぶりでした。結局、ゴジラやアンギラスが吹き出しでしゃべるような世界観では、メーサーにリアリティーなど求めようがない訳です。
今見れば「ゴジラ対ガイガン」もそれなりに面白いですが、あの作品ではメーサーは居心地悪そうでしたよね(笑)。

Photo_1086メーサーは後年「ゴジラ×メカゴジラ」(2002年 手塚昌明監督)で「90式」としてリメイクされました。66式と並べれば、デザインを変えながらもメーサーとして成立させる作業がいかに難しいかがお分かりと思います。
確かにメーサーの名は1984年の「ゴジラ」(橋本幸治監督)から復活しましたが、「パラボラが付いていればメーサー」と言わんばかりの扱いでしたよね。

あれでは戦車と同じ。ある評論にありましたが「攻撃が怪獣に対して効いているかどうか分からないのでは、兵器として印象に残らない」という一文はまさに言いえて妙と思います。
皆さん、それらの「やられメーサータンク」にキャラクター性をお感じになりましたか?
私にはあれは「旧作に媚びている」としか映りませんでした。
「メーサーはキャラクターなんだから、ガンダムの戦闘シーンで一瞬宇宙空間を飛ぶ鉄人28号みたいな扱いはちょっと」という印象
です。
メーサーでも倒せないほどゴジラは強い?だったら観客にそれを納得させるだけの演出が必要ですよね。その点「ゴジラ×メカゴジラ」ではそういう部分がきっちりと書き込まれていました。負けるにしても理由が必要なんですよ。

さて。「ゴジラ×メカゴジラ」で思い出すのが、90式メーサーを前座として登場したメカゴジラこと機龍。
私は個人的には機龍の存在理由がどうしても納得できない。

以前にもお話しましたが、この作品で語られた「機龍がゴジラ型をしている理由」は、「このフォルムはロボット工学的に極めて優れており、戦闘の為のフォルムとしては一つの完成形」というものなんですよ(笑)。
こういう理屈を耳にする度に「何故そこまでメカゴジラというキャラに媚びなきゃならないのか」「そこまで媚びるなら平成ガメラ並みの理論武装は出来ないのか」と思ってしまいます。
うまい理由付けが一つあるだけでいいんですよ。でも私がどんなに頭をひねっても、対ゴジラ兵器をゴジラ型にする理由が思い浮かばない。


確かに「メカゴジラかっこいー」と喜ぶ子供は前述の理屈に納得するでしょう。だったらゴジラ映画は永久にそのレベル。
私が納得する新作は望むべくもありません。いくら「メカゴジラには理屈じゃないカッコよさが」と思おうとしても、その「媚びている」という理屈が私の前に大きく立ちふさがるのでした(笑)。

結局、メカゴジラという着地点が先にあるからドラマに無理が来ちゃうんですよね。
それがある限り、釈由美子がいかに機龍の中で叫ぼうと命を賭けて戦おうと「ゴジラ×メカゴジラ」は私には楽しめません。
ただ、映画には作品のターゲットや興行目的など色々な思惑が絡みますから、これはあくまでも私見です(笑)。

でも前作「GMK」はあそこまで納得できたのになー、なんて思いも強かったりして(笑)。

またまたお話がそれましたね。ただ結局「機龍」にしても「メカゴジラ」という縛りを無くし純粋兵器という経緯を与えられれば、66式メーサーと同じ位置につけたと思うんですよね。
その縛りを取り去ってしまったらどんな兵器になったのか。
もっと自由な発想、ひょっとしてメーサーを超えるデザインが出来たかもしれませんね。

Photo_1087私には、ドラマの冒頭で見事な負けぶりを見せた90式メーサーの方が兵器として魅力的に映りました。
66式の存在を史実とし、その発展形として90式にリアリティーを与えている訳ですね。これは明らかに「媚び」の姿勢ですが、その理由付けもギリギリ納得できます。

どうせ旧作に媚びなきゃならないならこういうエクスキューズが必要なんですよ。だから90式と同じ作品に登場した機龍が余計浮いて見えてしまう。
たぶん私だけの、いつものおバカな思いでしょうが(笑)。


Photo_1088さて。実は私のウォーキングルート、いつもの公園にもパラボラ兵器があるんですよ。
これも「ネヴュラ」開設当時お話した事があるんですが、今回は久しぶりに再撮影してきました。

以前は「地球防衛軍」のマーカライト・ファープに見立てたんですが、どうでしょうか?メーサーにも似てるでしょ。
ただこのバラボラ、別にメーサーは意識してないと思いますよ。媚びてないから美しい(笑)。

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コメント

 私はあまり東宝怪獣映画を見てこなかったので、メーサーには強い思い入れは無いんですよ(^^ゞ そんな私がコメントしてしまいますがご容赦をm(_ _)m

 東宝の怪獣映画は、「怪獣にリアリティを求めながら、それに対抗する人間側の武器・兵器には夢がある」という印象を受けます。「スーパーX」「メーサー殺獣光線車」なんていう空想の兵器が、その最たるものでしょうか。
 一方、ガメラ(昭和シリーズも含めて)では、「怪獣は夢のある想像の産物なのに対して、人間側はリアルな兵器で闘っている」というイメージを私は持っています。元々怪獣は想像の産物なので、おかしな論理とは思いますが、東宝怪獣は恐竜や現存する生物がモチーフなのに対して、大映の怪獣はウルトラ怪獣並みにキャラクター性が豊かだと感じています。

 ここが私にとって大きな問題でして、怪獣に魅力を感じなかった東宝映画を、あまり熱心に見てこなかったのです(^^ゞ

 そして、『サンダ対ガイラ』を子どもの頃には怖くて見られず、最近まで見る機会に恵まれなかったことに加え、『ゴジラ('84)』の「スーパーX」をおもちゃっぽく感じてしまったことが不幸だったのかもしれません。今見れば、ガイラをメーサーで攻撃しているシーンは大変特撮に工夫されていて魅力溢れる描写ですし、『ゴジラ×メカゴジラ』でのメーサーの登場にもワクワクしました。(特に村田雄浩さんが見上げるシーン!)

 私は平成ガメラでは『3』は嫌いで見ませんが、『ギャオス』と『レギオン』は何度も見てしまいます。「こういう怪獣映画を待っていたんだナァ」と、自分の好みがわかりました。(『レギオン』で自分が気に入ったポイントは、全部書くと長くなってしまうので割愛します(^^ゞ)
 その視点で見ると、『×メカゴジラ』はかなりハマった映画でした。

●台風レポーターの背後の海から姿を現した時のゴジラの巨大感
●メーサー車などのミニチュアのリアルさ
●夜の品川を舞台にした、ゴジラの破壊ぶり
●機龍に電力を供給するために、東京中が一時停電すること
などのポイントにハマりました。
「ゴジラの脅威」と「怪獣の暴れっぷりの快感」、そして「燃える描写」がグイグイと私の心を掴んでくれました。私の個人的には「これぞ、怪獣映画!」という気分で楽しみました。

 おそらく、本文中でオタクイーンさんが
>メーサーでも倒せないほどゴジラは強い?だったら観客にそれを納得させるだけの演出が必要ですよね。
というのは、
●雨の為にメーサーの攻撃力が落ちていること
でしょうか? こんなところに注目されているとは、さすがですネェ。やっぱり私など、足元にも及びません(^^ゞ

 私は「機龍」がゴジラのフォルムを踏襲しているのは、「ゴジラの骨を使っているから」だと納得していました。ゴジラの首の長さ、背骨、尾などの形は、ゴジラそのもののハズだからです。機龍は、「ゴジラの骨を利用したサイボーグ」なんですよネ。
 初代の「メカゴジラ」はゴジラに似せた表皮で覆われ、「ゴジラを悪者に仕立てる」という、ザラブ星人のような作戦に利用されていました。ですから、「姿をゴジラに似せる必要があった」のですよネ。その結果、ゴジラのメカニックな偽者=「メカゴジラ」が誕生したわけです。あの形はよくできていました。
 二代目の『vsメカゴジラ』は見ていないのですが、対ゴジラ用兵器を、なぜあの姿にしなければならないのかは疑問です。

 ええと、とりとめもなくいろいろ書き散らかしてしまいましたが、結局「メーサーのカッコよさには最近気付いた」ということと、私は個人的には「機龍の姿に納得している」ということが書きたかっただけでした(^^ゞ
 長文にて失礼いたしましたm(_ _)m

メーサー砲が発光している画、見せて頂きました。
メーサー砲って牽引されてたんですね。今初めて知りました(^^ゞ

そして、 自由人大佐さんのコメントには、私も納得です。(*^^*)

自由人大佐様 大変力のこもった解析コメントありがとうございました。こういう風に怪獣映画について語り合えるのは本当に楽しい事ですね。この手の論議が大好きな私は、新作が封切られる度に仲間たちと激論を戦わせ、親交を深めてきました。そこではたとえ主張が平行線となってもお互い怪獣への深い愛情を確認でき、より相手に尊敬の念を抱けたものです(笑)。

さて。深夜に貴重なお時間をさいてここまでしっかりしたコメントをお書き頂いた以上、私もそれなりのご返答をしなければなりません。
ちょっと長文となりますがお許し下さい(笑)。

まず東宝・大映の怪獣映画に関する自由人大佐さんのお考え、これは私も同感です。もともとゴジラを基点とする東宝怪獣は、「恐竜が突然変異したもの」という設定が基となっている為に、どうしてもデザインや彩色が恐竜や実在の生物寄りになる傾向がありました。
極彩色の巨蛾・モスラにしても、カラフルな翼の彩色に比べそのデザインはさほど突飛なものではないですもんね。キングギドラの出現でその呪縛が破られるまで、ゴジラ映画の怪獣達は地味目の印象を免れなかったと思います。
その分、超兵器の発想は素晴らしかったですね。今回記事に上げたメーサー車をはじめ、「実在しそうな空想兵器」のオンパレード。
それぞれの兵器が怪獣並みのキャラクター性を誇っている事がその事実を証明しています。

逆に大映怪獣に空想上のデザインが多いのは、そもそも「ガメラ」の出目が恐竜ではなく「カメ」である点でしょう(笑)。
確かにカメは実在の生物ですが、別に怪獣にする程驚異的な存在ではない。それを怪獣に仕立ててしまう大映スタッフの発想の飛躍度は東宝の比ではなかった訳ですね(笑)。怪獣にそれだけの個性を持たせた大映作品にとって、超兵器にキャラクター性を持たせる事はかえって怪獣の魅力を阻害する要因だったのでしょう。

ウルトラ怪獣については、主に「マン」怪獣のデザインを手掛けた成田亨が自身のデザインポリシーを「カオスの象徴」と語っている事からも、そもそも既存の生物として捉えていない点があのバラエティー豊かなラインナップを生んだと考えられます。
ここで見る側の好みが分かれてしまうのは仕方がない事ですね。
どちらかと言うと私は東宝怪獣派です。「怪獣は実在して欲しい」と思っているクチの私は、世界各地の未確認生物にも興味を惹かれてしまうおバカですから(笑)。

ただ怪獣が映画の中で存在感を獲得するにはそれなりの存在理由が必要で、いくらデザインが優れていてもその出目があいまいな作品については、私などもうその時点で「ゴメンナサイ」してしまう悪い癖があります。
そういう意味で、突飛なデザインの怪獣にリアルな設定を与え、作品の平衡をギリギリで保った平成ガメラスタッフの手腕は評価されてしかるべきと思います。
(と言っていながら、私も「3」はイマイチですが(笑)。

今回記事に上げたような「×メカゴジラ」に関する私見、またそれにまつわる様々な論議は、すでに作品公開直後からファンの間で散々行われてきた事ですよね。自由人大佐さんもよくご存知と思います。
私も当時友人と、この「機龍」の存在理由について激論を戦わせていました(笑)。
たしかにおっしゃる通り「×メカゴジラ」は、画面の完成度は凄いものがありますよね。私もそれについては異論はありません。挙げて頂いたポイントもさすが菊地監督率いる東宝特撮チーム。素晴らしいカットの連続です。
ただ個人的には「ちょっとまともすぎるかな」「絵に色気がないな」という不満も残りましたが。
(このあたりの演出については別のお話なので、またの機会にしましょう。)

で、「機龍」が何故ゴジラ型をしているかについてですが。
これ、劇中確かに「ゴジラの骨を使っている」と語られていますね。それはそうなんでしょうが、私はこの点が一番引っかかるんですよ(笑)。
「ゴジラの骨を使っている。」それは「機龍の中にゴジラの骨が組み込まれている」という意味なんでしょうか?まず劇中ではそこが一切語られていない。もしそういう事なら、例えば機龍の断面解析図でも見せてその事を解説する必要があると思うんですね。
さらに不可解なのが「ゴジラの骨を使うと何がどうなるの?」「それによって機龍が強くなる理由は?」という事で。
ゴジラとはいえなにしろ骨ですから。それを組み込めばゴジラに対抗できるという理屈がどうしても分からない。
そこで出された答えが記事にも書いた「戦闘の為のフォルムとして一つの完成形」という言葉なんですが、それだけでは理由としては弱すぎる。

例えば「ゴジラの骨は生体ゴジラに対して特殊な共鳴作用があり、それを人工的に増幅させる事で生体ゴジラに対してのみ対抗しうる戦闘力を獲得できる」などの理由付けがあればまだ納得できるんです。実験データを劇中で示す必要もあるでしょう。
でも、そういった説明が一切されないのでは「はいそうですか」とはならないんです。因果な性格で(笑)。
DNAコンピューターが何らかの関係を持っているのかと思ったんですが、それも機龍の暴走直後、DNAをゴジラの物から変更する事で解決しているし。「あら?じゃー骨とは関係なかったのね」とガッカリしちゃった事も事実です(笑)。

もし前述のような「共鳴作用」ゆえのゴジラ型、という理屈があったなら、個人的にはもっと凄くなったと思います。
例えば、物語のクライマックスで機龍が再び暴走、機龍の中でゴジラの骨が勝手に動き出してしまう。釈由美子の操縦も一切受け付けず、まるで表皮を引き剥がすように機龍の中から現れる「ゴジラの骨!」(ターミネーターのイメージですね)
「ゴジラは骨だけでも生きているのか!」ゴジラを操ろうなどという人類の驕りをあざ笑うかのように、生体ゴジラと共に咆哮する骨ゴジラ。生体ゴジラの顔に骨ゴジラの頭蓋骨がオーバーラップされ、都市は地獄絵図と化す・・・

「VSビオランテ」で描かれたゴジラ細胞の脅威はその骨格にも生きていたという解釈です。なにしろオキシジェン・デストロイヤーでも溶けなかった骨ですからね。普通の生命体を超えた能力もあろうかと。
まあこれほど怖いゴジラ映画は、子供にはNGかもしれませんが(笑)。
思った以上の長文になっちゃったので、「対メカゴジラ」「VSメカゴジラ」についての私見は別の機会に譲りましょう。
この二作品にも書きたい事は山ほどあるのですが(笑)。

でも正直、ここまで長くなるのも自由人大佐さんの熱いコメントがあったからこそです。作品の視点は違えど、お互い熱く語れるのは怪獣への愛を同じくする仲間ゆえの事です。またこんな風にお話したいですね。
勝手をお聞き頂きありがとうございました。酷暑の日々が続きます。ご無理をなさらず、体調にお気をつけお仕事頑張って下さいね(笑)。

ポン太様 いかがでしたか?メーサーの発光状態(笑)。
部屋の明かりを消してメーサーを発光させると、これがまたカッコよくて。「ほらほら、いいでしょー」なんてコタに見せていますが(笑)。
牽引車との二台構成というのがまたリアリティーありますよね。もうベタボレです。毎度単純な私。

自由人大佐さんの大変素晴らしいコメントにお返事を書かせていただきました。舌足らずながら私の思いがそこで語られています。
長文ですが、よろしければご一読下さい(笑)。

やっぱメーサーはカッコ良いですね!
子供の頃って、普通の乗用車なんかよりも、消防車とかキャリアカーとかブルドーザーとかの特殊車両に憧れたものです。
そんな感情を沸々と思い起こさせてくれるのがこのメーサー車。
独特の存在感が何とも言えません。
あ、それと、前日の記事の親子メーサー、笑わせて頂きました(笑)

オタクイーンさんと自由人大佐さんの大変面白い、興味深いお話、とっても面白く読ませて頂きました。
またゴジラ映画、見たくなりました。(*^^*)

メルシー伯様 メーサーは本当にカッコいいですね。
私もこの「新世紀合金」、待ちに待ったアイテムでした。
この大きさのメーサーが欲しかったんですよ。実際ディスプレイしてみると、牽引車やパラボラ部の角度、回転により、この兵器はかなり色々な表情を見せる事がわかりました。しかもご覧頂いた写真の通り、どの角度から見ても様になる。まさにベストデザインと思います。確かに特殊車両の香りも強く感じますね。

「メーサー親子」は、大小色々なサイズのメーサーを眺めていて思いついたお遊びです。ここ数日の猛暑とハードワークで頭がオーバーヒートしていまして。いつも以上におバカになっております。
こんな記事の閲覧で大切なお時間をお使い頂き、申し訳ありませんでした(笑)。

ポン太様 またまたお越しいただきありがとうございました。
怪獣映画に関するこういうやりとりはまさに「ネヴュラ」の真骨頂。
これをやりたくて記事を書いているようなものです。
ポン太さんをはじめ、自由人大佐さんら皆さんのご意見は非常に参考になり、新たな視点を発見する上で大きな助けになります。
私も昔はこんな風に地元の仲間と激論を戦わせたものですが、最近は仲間たちもすっかり大人しくなってしまって・・・
ですから「ネヴュラ」のお仲間は本当に大切なのです。
これからもお互い刺激しあって、作品の新しい魅力を探って行けたらいいですね(笑)。

 ご丁寧なレスをいただき、ありがとうございます。

 たしかに、実際に「ゴジラの骨」が内部に組み込まれているのかは、劇中では語られていませんネ。私が勝手に脳内補完しておりました(^^ゞ それというのも、宅間さん演じる湯原博士の実験室の、トリノバイトのサイボーグ(?)を見せられたからです。「機龍」はこれの応用かな、と。

 ここからは仮定になります。

 ゴジラほどの巨大な兵器を作るとしたら、文字通り「ゴジラの骨」を骨組みにして、そこにロボットとしてのパーツを組み込んでいった方が製作しやすいのではないでしょうか。それだけが理由かも‥‥。

自由人大佐様 ご返事ありがとうございました。
確かに「×メカゴジラ」劇中でのトリロバイトロボットは、「表側はロボット、中はカブトガニの筋肉や内臓を使っている」と語られていますね。機龍はこれの応用という理屈はなんとなく分かります。
でも骨となると・・・
よく分からないので私も調べてみました。「宇宙船」からWikipediaまで(笑)。

やっぱり機龍はゴジラの骨をメインフレームとして製作されたという設定ですね。Wikipediaには「ゴジラの骨を元に限りなく生物に近い構造を得た事も高い機動性の一因と思われる」という記述があります。自由人大佐さんの仮定はほぼ正しかったわけですね。
おみそれしました(笑)。

ただ私などは「それだけの為にゴジラの骨を使ったの?」という疑念も拭いきれず・・・本当に頑固ですみません(涙)。
ゴジラの骨がそこまで堅牢で、メインフレームとする事で高機動性を発揮出来るなら、劇中でその説明をする必要があるのでは。
「ゴジラの骨の堅牢性は現在のテクノロジーを持ってしても再現不可」とか。その骨組成を解析するとか。
私などは「そりゃゴジラだから骨も普通じゃないだろうけど、具体的にそこを説明してくれないとわかんないよー」と思っちゃうタイプなので(笑)。

まあこればかりは、完成作品を前にして何を言っても仕方ありませんね。でも今回も、頂いたコメントから色々な事が勉強でき楽しい時間を過ごせました。本当にありがとうございました。
ガンコな奴と呆れずに、またお付き合い下さいね(笑)。

 わざわざ調べていただいたのですか。恐縮ですm(_ _)m

 オタクイーンさんのこだわり、すごく納得しています。私は「ゴジラ」に関してはほとんど資料を持っていないので、完成作品からしか読み解けないのですが、設定資料などに書いてあっても、完成作品では語られていないのは‥‥ネェ!

 こういう議論は楽しいですネ。どちらかが正しくて、相手を理論武装でねじ伏せるのではなく、それぞれのこだわりのポイントを熱く語り合うというのは、なかなか日常生活では体験し辛くなっています。子どもの頃は、「好きなアイドル」や「好きな怪獣」、「応援している野球チーム」などで熱き論争を繰り広げましたが、大人になるとなかなかそういうことができなくなってしまいました。

 こちらこそ、またお付き合いください。

自由人大佐様 私の方こそ楽しませて頂いて。
最近よく思います。記事を書く側は思い入れや下準備がある分ヤル気も大きいのですが、読まれた方が記事に対してコメントしようと思うまでの気力、モチベーションというのは大変なものがあるんじゃないかと。
しかも私の記事のようなおバカな私見では余計に(笑)。
ですから私にとっては記事に乗って頂き、コメント頂いた時点で既に有難いんですよ。
こういうやりとりを楽しめる関係は本当に貴重と思います。私はいつもこんな勝手しか書けませんが、またご意見ありましたらどんどんお寄せ下さいね。私もまたそちらへお邪魔します。

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