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2007年6月29日 (金)

デジタル時代のハト時計

血と硝煙に包まれた、怒涛の「ボトムズ」特集も一段落。
今日からいつものデザインに戻ります。

あっちのデザインも大好きなんですが、特別な時しか使いません(笑)。


さて。今日のサブタイをご覧になって「おおー」と思われた方。
ご覧になりましたね(笑)。
今日から全国超拡大ロードショー「ダイ・ハード4.0」。
観て来ましたよ。さっそく私も(喜)。


Photo_963 まず、この一言を申し上げれば作品の印象をお分かり頂けると思います。
私、連続で2回観ました。入れ替えのドサクサに紛れて(笑)。
1回目は最前列で。スクリーンに包まれる感覚で。
2回目はかなり後ろ、スクリーン全体が見通せる位置で。

その理由は二つ。
一つ目はカット割りの早さゆえ、アップではちょっと画面上で起こっている事が理解できない部分があった為。
二つ目は。もちろん面白かった為。

これは・・・私の中では「007カジノロワイヤル」の100倍凄い!「傑作」と言うよりも「力作」という呼び名が似合う、超大作でした。

もちろん公開初日ですから、ストーリーをお話するなんて訳にはいきませんね。
ですから今日の「ネヴュラ」は、この「4.0」を観て改めて感じた「ダイ・ハードシリーズの魅力」についてつたないお話をさせて頂きます。
ただ最小限、ネタの香りは漂わせますのでカンの鋭い方はご注意下さい。今日のお話はちょっと熱いかもしれません(笑)。

以前、「ダイ・ハードシリーズ」の条件、魅力についてお話した事がありましたね。あの時私は「ダイ・ハードシリーズの最大の魅力は、限定空間で展開される頭脳的アクション」みたいな事を偉そうに言っていたと思います。
おバカでした。私は。
今日「4.0」を観て、「そう来たか」と思ったことが三つありました。
その中に、今までのシリーズにもあった「ダイ・ハード」の魅力が隠されていたのです。そういう意味で、今回の「4.0」は「シリーズの引き出しを全部見せた」(あえて集大成的とは言いません)作品であると言えましょう。

今まで「ダイ・ハード」と言えば「限定空間」というイメージが付きまとっていました。一作目では超高層ビル。二作目は空港。三作目はニューヨークそのもの(と言う触れ込みでしたが、これはニューヨーク市民をやった事のない私には少々分かり辛く(笑)、結果的に現地の市民以外には実感が湧きにくい作品となってしまいましたね。)
これがシリーズの大きな売り。主人公ジョン・マクレーンがその空間の中でいかに機知に富んだ活躍を見せるかが観客の興味を集めていました。

ところがこの「限定空間」という舞台設定はもはやあまりバリエーションが無い。
要は後続作品によって使い尽くされてしまったのです。


「どーするの、今回」という私の心配は、今日の「4.0」で杞憂に終わりました。
それが一つ目の「そう来たか」。
なるほど。その手があったか。確かに、考えてみれば簡単な事じゃないの。相変わらず私は頭が足りないなー。なんて。
でも言いません(笑)。


Photo_965 でも少なくとも、今未見の方々がTVスポットや番組告知でご覧になっているハイライトシーン、あの車が飛んでくるカットは「前座」と言っていいでしょう。
そしてあの「ヘリ爆破」カット・・・
あれがまさかあんな事になっているとは。
マクレーンの銃に「弾切れ」はないんでしょうか(笑)。

毎回超人的な活躍を見せるブルース”マクレーン”ウィリスですが、「ダイ・ハード」って、それが見た事もない新しいシーンなのに、なぜか「これはダイ・ハードだ!」て直感できますよね。
普通のアクションムービーとどこか違う。その理由が分かったような気がしました。
要は「ちょっと荒唐無稽」なんですよね。007シリーズ等とは違った意味での「口あんぐり」アクションではないかと思うのです。
それが「ダイ・ハード」の「ダイ・ハード」たる所。今回、それを痛感しました。

そういう意味で、今回の「4.0」こそ本当の「ダイ・ハード」と言えるのかもしれません。
今回のマクレーンと互角に戦えるのは、おそらくT-800シリーズかケンシロウくらいでしょう。
(たぶん本郷ライダーでは勝てません(笑)。


さて。そこまでマクレーンが強くなってしまうとお話はどんどんあらぬ方向へ、リアリティーのかけらも感じられない地平へ向かって行きそうなものですが、それに歯止めをかける大きな要因が「ダイ・ハード」にはあります。
皆さんもよくご存知と思いますが、私はこの「4.0」を観て、その要因の重要さをシリーズ中最も感じました。
「マクレーンの人間臭さ」です。

Photo_968 これは事前情報として大々的に発表されていますからここでお話してもいいと思いますが、今回のお話は大規模なサイバー・テロに立ち向かうマクレーンの姿を描いています。
サイバー・テロ。こうしてパソコンのキーを打っていながらそんな言葉にはとんと実感が湧かない私ですが、なんとなくコンピュータのハッキングとかでサーバーを機能停止にするとか(知ってる単語全部使ってますが)なんて、およそ肉体アクションとはかけ離れた世界を想像されるんじゃないかと思うんですよ。
ところが「4.0」はここを無理なくクリアーしている。シリーズ中最大のアクションが展開します。ところがそんなアクションにつぐアクションがありながらも、マクレーンはシリーズ中一番「人間」を感じさせるんですよ。これは本当です。
正直、一作目よりも人間臭い。
でもシリーズ中一番の「ヒーロー」なんです。

何故なのか。それが二つ目の「そう来たか」。

前作から12年。スキンヘッドになって精悍さを増したマクレーン。52才となった彼は本来なら前作のちょっと疲れた雰囲気が増しているんじゃ、なんて思いがありました。実際今作での初登場シーンも中途半端なトラックアップ・カットだったんです。
でもストーリーが進むうちに私の両目はハートマークに(喜)。

渋いんですよ。ふてぶてしくなって「男の色気」がもう、凄い。
で、ちょっと昔の活躍に触れられて「ヒーローと呼ばれた自分」について語ったりするんですが、これがまた・・・
これは実際劇場でご覧下さい。マクレーンの本音が語られる、隠れた名シーンだと思います。


「なんだオタクイーン、マクレーンが好みなだけじゃんか」なんて思われた貴方。違うんですよ。「二つ目のそう来たか」は。
今回彼は、今までのどの作品にも無かった理由で戦います。それも非常に人間的な理由で。確かに最初はいつもの「巻き込まれ」ですが、後半彼は「鬼」と化します。
このハードな「鬼」っぷりがまた最高で(喜)。


Photo_967 さてさて。「ダイ・ハード」シリーズの大きな魅力に「相棒の存在」がありますよね。孤立無援で戦うマクレーンをサポートしてくれる頼もしい「戦友」。一作目、二作目は、マクレーンと同じ立場の警察関係者や警備部などある意味プロフェッショナルが味方についてくれました。三作目の相棒はマクレーンと一緒に市内を飛び回る役どころだけに、オールラウンドプレイヤー的な存在が相棒になっていました。
正直な所、私はこの三作目の相棒・ゼウス(サミュエル・L・ジャクソン)がちょっと「ダイ・ハード」的じゃないな、と思っていたんです。
彼は頭も切れ、何でも出来ちゃう。これではマクレーンの危機が盛り上がらないなーと思ったんですね。
今回の「4.0」についてもその点は気になっていたんです。
ところが。
ここが三つ目の「そう来たか」。

今回のサブタイトル、実は劇中である人物がマクレーンに放ったセリフなんですよ。そのセリフの通り、彼はまさに「デジタル時代のハト時計」。サイバーなんて言葉から最も遠い世界の、私と同じアナログ人間なんです。ですから今回、そんな電脳プロ集団(この言葉もかなり古いですが)にまともに立ち向かうのは無理。
ハンス・グルーバーの時代じゃないんです。パソコンをエレベーターシャフトから落とせば済む訳にはいかないと。

ここですばらしい相棒登場です。これも見事な設定でしたねー。この設定が秀逸なのは、相棒と関わる事でマクレーンの「アナログ性」と「父性」を両方表現できるようにした事。
私はこの設定一つで、「ダイ・ハードも初作から19年経ったんだなー」なんて感慨がわきました。

究極のアナログ野郎にして人間臭く、男の色気いっぱい。
そしてシリーズ最大のアクションを繰り広げるマクレーン。
実は今日、劇場では「4.0」上映前に「ダイ・ハード」一作目から三作目までの予告篇を連続上映、なんて粋な事をしてくれたんですが、私はそれを観てから「4.0」を鑑賞して、「あーやっぱり男は年とともに魅力が増すのねー」なんて思っちゃって。


Photo_966 そして言うまでもないですが今作を監督したレン・ワイズマン。彼はただ者じゃありません。
上映時間2時間15分・2回の鑑賞に耐えられたのは彼の演出手腕に負う所が大きいのです。その評価、個人的には「ダイ・ハード3」よりも上。
ただ一つだけ苦言を言わせて頂ければ。
一作目、二作目ごろまであった「頭脳プレー」の香りが少し薄くなっちゃったかなー、なんて所はあります。でも「3」のように無理矢理頭を使わせるよりは、「4.0」の素直なストーリーの方が好感が持てました。


以上、私が注目した三つの「そう来たか」。例によってさっぱりお分かりにならないと思います。正直、私のレビューって役に立たない事の方が多くないですか?
第一これじゃレビューにすらなってないし。単なる思い入れですから。
でもきっと何よりもこの舞い上がりぶりが、今回の「4.0」の傑作ぶりを表現しているのかもしれませんね。


期待していた「イピ・カイ・エー」も出ましたよ。やっぱりこれがないと「ダイ・ハード」を観たって気になりません。どこで出たか。それは劇場でお確かめ下さい。
ちょっと地味ですが、しかし決して予想を裏切らない、マクレーンの「男気」をご堪能頂けます(笑)。

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コメント

私も今日、観て参りました。
というワケで、TBも付けさせて頂きます。
面白かったですね、「DIE HARD 4.0」。不安が杞憂に済んで良かったです(笑)
やはりマクレーンには「弾切れ」はありませんね。
あ、「弾切れ」というフレーズがあまりにも言い得て妙なので、つい拙ブログでも流用させて頂きました。
平にご容赦下さい。
しかし、アレを「弾」に使うとはなぁ(笑)

メルシー伯様 コメント&TBありがとうございました。
映画に感動するとつい出てしまう私の悪い癖で、鑑賞以来私の中では「ダイ・ハード4.0」のハイライトシーンがずっと反芻されっぱなしです。なにしろ二回観ているものですからその記憶もかなりはっきりしていて(笑)。
「弾」のシーンは言わずもがなですが、私などはマクレーン様が「デジタル世界のジェダイ」ことワーロックに「お前んちで殴り殺してやろうか」と凄むところなんかがもう・・・
「カッコイイ!これがオヤジの魅力!」と感動に打ち震えています。
ブルース・ウィリス、いまだ衰えずですね。
あのテンションなら私はシリーズに期待大ですね。でもマクレーン役はずっとブルースで続いて欲しいと思います。やはり「ダイ・ハード」は、荒唐無稽さと彼の肉体アクションの絶妙なパランスの上に成り立っていると思いますから(笑)。

MIYUKI様、こんばんは!
私も今日、日曜日の最後の回を観てきました!!
一般的なアクション映画数本分以上のボリュームに感じる程、アクションの見せ場たっぷりのすごい映画と思いました。たくさんの皆さんに観てほしい映画ですね。
今日は「もうお腹いっぱい〜」っていう感じで(もちろん、良い意味です)、大満足です。今夜は興奮で眠れないかもしれません。

hikari様 ご覧になりましたか。
hikariさんが以前コメントでおっしゃっていたように、レン・ワイズマン監督は素晴らしい作品を作ってくれましたね。hikariさんの読みはさすがです(笑)。
今回のマクレーン様もまさに私の理想の男性。「一筋縄ではいかないアナログおやじ」でした。
男性にはいつもこういう頑固さ、自分のルールみたいなものをきちんと通してもらいたいと思っています。
大仕掛けなアクションも大満足。素直なストーリーにも好感が持てました。この路線でシリーズが続いてもらいたいものです。
ちなみに私の憧れはマイを演じたマギーQ。彼女みたいに強い女性は素敵ですね。でもああはいかないのが現実。私もちょっと鍛えなおそうかなと(笑)。

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