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2007年5月10日 (木)

知りすぎていた男

Photo_776 最初になぜこのバラゴンがあるかと言うと。
サブタイで期待された方には申し訳ありませんというエクスキューズで(笑)。
あの映画のお話ではありません(平謝り)。


お仕事の帰りに寄ったいつものオタクショップ。
そこにあったのは可愛いサイズのマルサンバラゴン。

右のオレンジがそうです。左の物は大きさ比較用で23センチぐらいですから、二周りくらい小さいサイズ、17.5センチくらいでしょうか。

毎度の事ながらこういうのを見ると目尻が緩んでしまう私。「可愛いなー」とばかりに手にすれば、価格はなんとワンコインじゃないですか。(正確にはプラス消費税ですが)
アドレナリンが活性化するのが分かります。いわゆる「暴走状態」。他に見つけたソフビもろともレジへ一直線。これで今夜の食事は冷蔵庫のあり合せに決定です(涙)。

「毎度毎度、そんな下らない買い物記事でお茶を濁すつもりか!」とのお怒りもごもっとも。
今日は買った品物のお話ではありません。
今日の舞台は売り場の奥、レジです。


「これ、お願いします。」
いつものようにレジに品物を出し、店員さんにお金を差し出した私。私はこの時、いつも店員さんに質問する事にしています。

こういうオタクショップの商品はそのほとんどが中古品なので、コンディションは自分で確かめ納得して購入する必要があります。まあそれはお客さんの責任という訳で。別にお店とトラブルになった事もなく、気持ちいい買い物をしています。
私の質問は、商品の知識に関する事なのです。

こののバラゴンは、1966年当時発売されたオリジナルをミニチュア化して最近発売された物。もちろん発売元はマルサンです。
でもこれ、なぜミニチュア化したのか私、分からなくて。

私は店員さんに聞きました。「これ、オリジナルより小さいですよね。」
「ええ。リサイズしてるみたいですね。オリジナルではないと思いますよ。」
店員さんはまだ入店後間もない様子。おぼつかない知識で一生懸命説明してくれます。
私はその後の質問を飲み込みました。
多分彼に聞いても分からないだろーなーと思ったのです。


正直言いますと、このマルサンのミニチュアソフビ、数年前には雑誌などで結構派手に採り上げられていたのでおおよその背景は分かっていたんですが、一応本職の方に尋ねるのもいいかな、と思っての質問でした。
でも彼の得意分野はその方面ではなかった様子。
無理もないですよね。きっと4月入店でしょうから。
私は彼から商品の袋を受け取ると、いそいそと家路についたのでした。今後の店員さんの精進に期待しましょう。

その彼はともかく、「オタクショップ」と私が勝手に呼んでいるアンティック・トイショップは、店員さんの商品知識が大きな売り物になります。
この手のお店の店員さんはまず間違いなく怪獣やヒーロー、おもちゃ好きが高じた方ばかり。訪れるお客さんもアイテムの知識では負けていません。
店員さんとの、おもちゃにまつわる会話を目的にお店通いをするお客さんも多いのです。
ここが普通のおもちゃ屋さんとの大きな違い。
考えてみれば、マニアやコレクターの皆さんにとって、共通の話題を持つ店員さんは得がたい仲間でしょうから。


そんな事情もあり、この手のお店でちょっとキャリアの長い店員さんは、お客さんからの質問を手ぐすね引いて待っているものなのです。
そんな「スタンバイ状態」の店員さんが、お客さんから一つでも質問されたとしたら・・・
もうそれは「水を得た魚」。もともとのオタク気質が炸裂する際限ないトークが展開されるのでした(笑)。


私も以前、そういう「オタクトーク」を味わった事があります。
もともと質問好きですから自分から望むきらいもありますが。

Photo_777 例えば「ネヴュラ」でよく登場するこの「ブルマァク復刻・ゼンマイキングギドラ。」
これ、本当はキット状態で売っているんですが、私はこれを完成品で手に入れたのです。

それはいつもの、お仕事の帰り道でした。
ショーウィンドーに並ぶこの完成品を見た私は、レジに佇む店員さんに声をかけたのでした。
「これ、なんで完成品なんでしょうか?」


「あー、これはですね。」獲物を捉えたクモのように、満面の笑みを浮かべ話し出す店員さん。
開けてはいけないパンドラの函だったのでしょうか(笑)。
「キット製作が好きなマニアの方が居ましてねー。その方は特に、ソフビの彩色の再現にこだわってらっしゃるんですよ。このギドラなんか下地色、コバゾールの地色からして再現してましてね。ほらここの所・・・」


長い。詳しい(笑)。彼の説明はとどまる所を知りません。おまけにこのギドラはウィンドーの下段にあったものですから、彼の説明はしゃがみこんだ体勢で。
困りました。何故か?
私はその時、膝上25センチのスカート姿だったのです(笑)。
彼の隣にしゃがんだ私はスカートの裾が気になっちゃって(汗)。でも彼の注意は私の足よりも、ギドラの彩色に全て注がれていたのでした(笑)。
それはそれでちょっと失礼じゃないのよと(涙)。


彼の熱いトークに負け、このギドラちゃんはウチの住民になりましたが、もう説明の後半なんか聞いちゃいない(笑)。
「そんなに力説するくらい良い物なんだ」という認識しかなく。


Photo_778 このバンダイ「エンタープライズNCC-1701」の時はちょっと変わったシチュエーションでした。このシリーズは今までのスタートレック・キットの中でもずば抜けて精密なディテールが売り物でしたよね。このキット、発売当初は結構な品薄で、どこの売り場でもすぐになくなってしまう状態でした。
私は幸いにも普通のおもちゃ屋さんでこのキットを手に入れられました。その時は別にドラマは無かったんです。
面白かったのは翌日でした。


キット入手翌日、私はいつも行きつけの「濃い」お店へ出かけました。そこは国内キャラクター中心のマニアショップで、スタートレック関連などあまり扱っていないのですが、その日に限ってなぜかレジの横に「これみよがしに」このキットの完成品が鎮座していたのでした。
よくよく見ればレジに立つのはいつもの店長さんじゃない。
あれ?どうしちゃったの?昨日入手したキットの完成品にも心を引かれ、私はレジの彼に尋ねました。
「店長さんは?」


「あー私、彼の知り合いで。彼は今仕入れに行ってるんで、留守番してるんですよ。」
「このエンタープライズ、すごくいい出来ですね。」
私のこの一言がフェーザー砲の引き金に(笑)。
「分かっていただけましたか!昨日一日で組み上げたんですよ。」突如変わる彼の口調。それから30分、私の耳は私の体を離れて、キット製作の苦労話に付き合わされる事に(笑)。


でもお互いオタクですから(笑)、こういうお話って楽しいんですよ。やっぱりみんな苦労するところは同じだなと。シャドウ入れやウェザリングの必殺技なんかも教えてもらえたりして。
それはそれで充実した時間なんですよね。


結局トークだけでおなか一杯で。何も買わずに帰って来ちゃったんですが、何故か充実感があるんですよ。やっぱり、今のおもちゃ屋さんや模型屋さんに欠けているのはこういう所なんでしょうね。コミュニケーションの重要性を再認識しました。
同じ商品を売っているお店なら「分かってくれる店員さん」の居るお店で買いたいですもん。「濃い」トークというのもたまには良いものです。同好の方々とのお話で、自分の知識レベルも分かりますし。私なんかまだまだだなーと。

最近はヤフオクにハマっている私ですが、今日の「バラゴン」の一件で、久しぶりに「知りすぎていた男」たちの姿を思い出しました。
最近、リアルで濃いトークをしてないなー。
「ネヴュラ」のお仲間の濃いコメントが、私の唯一の救いかもしれません。
スカートの裾も気にしなくていいし(笑)。

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