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2007年3月28日 (水)

プラモード準備完了

「お兄ちゃん!プラモまつりだよ!」
顔を紅潮させ、兄弟を呼びに行く小学一年生。
彼の目の前には、山と積まれたガンダムのキット15個が。

いやーもう手も足も出ず。
昨日から今日お昼の3時半まで行われていたココログメンテナンスのおかげで、記事を書きたくてもまったくログインできませんでした。
ココログにはたまにこういう事があるので困ります。
本当は昨日、楽しい出来事があったので皆さんにも是非お伝えしたかったのです。
ですからこれは昨日のお話。ちょっと鮮度は落ちますがよろしければお聞き下さい。

私には4歳下の妹が居ます(彼女は本物の女性です(笑)。
平凡な結婚をし、子供ももう3人。全部男の子で上から小学六年生、三年生、一年生。
今は春休みなので4月になればそれぞれ一級ずつ進級します。

ここ数年あまり濃い付き合いもなかった私と妹一家だったのですが、昨年11月の母の他界により残された親族は私と妹のみとなったため、にわかにお互いの行き来も頻繁になったのでした。
どこのお宅でもそうでしょうが、やはり子連れの家の主役は子供達ですよね。妹一家もこの三人兄弟にいつも振り回され、あわただしい毎日を送っているようです。

以前、妹一家が家に遊びに来たことがありました。
おもちゃ屋じみたオタク部屋を見て3人の子供達も大興奮。
母親である妹から「絶対に触っちゃだめだよ!」と強いお達しがあった3人はけなげにも壁のプラモデルを指をくわえて見ているだけでした。
後日妹の家に遊びに行ったとき、子供部屋にプラモデルが一つも無い事に気づいた私。
やっぱり今の子の遊びはテレビゲームがメインなのね・・・

少しガッカリしながらも一応聞いてみました。
「みんな、プラモデルって作らないの?」
返って来たのは意外な答えでした。
「プラモデルは高いから買えないもん。」

そうかー。なるほどねー。確かにそうかもね。
今、子供達のメインアイテムとして君臨しているテレビゲームのソフトは確かに高額ですが、それはある意味「特別な買い物」なのかもしれませんね。毎月お小遣いで買える代物ではないと。
確かに一本ソフトを買えば飽きるまでプレイできる訳ですからプレイバリューは高いと言えますが。
それに対してプラモデルは作っちゃったらそれで終わり。子供にとってはコストパフォーマンスの低いアイテムなのかもしれません。

しかもプラモデルのブランドとして一番メジャーなガンダムのキットは、おそらく一番低価格でも300円程度。
子供がもらえる月ごとのお小遣いで買うには散財が大きすぎると。
しかもちょっと複雑なキットやプラカラー、周辺の工具などを買い揃えれば大した額になってしまう。そう考えると今、プラモデルって子供には手の届かない遊びになっているんですね。
いやー再発見。今、そんな事になっているとは。

100円ショップで買ったぬいぐるみに埋もれて遊ぶ三兄弟をちょっと不憫に思った私は(笑)、オタク部屋の片隅に眠るもう不要なキットの埃を払い、ささやかな贈り物を企てたのでした。
名づけて「春休みプラモまつり」。(東宝チャンピオンまつりみたいですが)

結局ラインナップされたのは古いガンダムのプラキット15個。
紙袋に詰め込めば結構なボリュームです。ガンダムのネームバリューが今の子の興味をどこまで引くか分かりませんが家にある最新アイテムはこれが限界。
つくづくレトロなコレクションと思います(涙)。

「ごめんねー。気を使わせちゃって。」妹宅に持ち込んだ紙袋を待っていたのは苦笑する妹と満面の笑みの子供二人でした。下の子、真ん中の子です。
「おーっすげえ!」歓喜の声とともに紙袋からキットを取り出す二人。出しても出しても終わらない(笑)。
もう興奮はマックス状態。

「一人5個ずつだからね。」ちょっと甘やかしたかな、と軽い後悔を覚えましたがそれもつかの間。「これ、どれが一番カッコいいの?」という子供達の質問に事細かに答える私が(笑)。

「お兄ちゃん!プラモまつりだよ!」
冒頭のセリフを叫びながら一番上の子を呼びに行く三男。でもここで既にジェネレーションギャップは確立されていたのでした。

子供達三人はこの「箱で売っているプラモデル」というものを作った事がありません。手に取るのも今日が初めて。でも感性の柔軟な下二人は興味を持ち、すぐに手に取ることができる訳です。
ところが一番上の子は4月から中学生。
その年までプラモデルに触れた事がないと、もう興味を示さなくなるんですね。
これはなんとなく分かります。つくづく子供の頃の体験の重要性と、それがその後の人生に与える影響の大きさを感じますね。
私達が子供の頃プラモデルは一種の通過儀礼だっただけに、こういう子供の反応には時の流れを感じます。
でもまあいいじゃないですか。世代間で趣味が違っても(笑)。

ここで面白い事がありました。
15個のガンダムキット三等分の選別を迫られた子供達。選別を放棄した一番上の子を除き後の二人は悩みに悩んでいました。
ここで偉いのが二番目の子。「お前、まず好きなの選べよ」と下の子に優先権を与えるんですね。さすがお兄ちゃん。もう兄貴の自覚があるのです。
「じゃーこれにしーよう!」嬉々としてキットを積み上げる下の子。面白いのはここです。
私は特に意識していなかったのですが、部屋から持ち出したキットはガンダム系8個、それ以外のいわゆる「敵モビルスーツ」が7個。自由に分けさせればいいか、なんてノリで持ってきたのですが、これが見事に色分けされてしまいまして。
一番下の子は5個ともガンダム。二番目の子はガンタム3個に敵2個。結局残った上の子分はすべて敵という色分けに(笑)。これには笑いました。

「この子はヒーロー好きだから」なんて笑う妹を見ながら、やはり子供は成長するにしたがって「カッコイイ系」から「渋い系」に好みが移っていくんだなー、なんて妙に感心したりして。

例によってあっという間に袋を開け、パーツを手でちぎって作り始める子供達。やっぱり子供はこうじゃなくちゃいけません。
「1/144ガンダムGP02」を手に取った一番下の子に笑いかける私。
「こんな難しいの、ホントに作れるのー?」
「出来るやい!」と意気盛んな彼でしたが、設計図を見た途端パタッと手が止まってしまいました。
「ほらーやっぱり。どうしたの?」と尋ねる私に彼は頭をひねりながら一言。「これ、なんで一番じゃないの?」
最初、私は何の事か分からなかったのですが、やりとりする内に彼の悩みが理解できました。

プラモデルって、必ずしもパーツに振られたナンバーの順番で組み立てる訳じゃないですよね。
プラモデル初体験の彼は、パーツに「1」と振ってあればそれを一番に組み立てると思うのが自然。でも設計図は最初の工程が「5と6を組む」とある訳ですよ。だからパーツナンバーと設計図の工程のどちらを優先するのか分からなくなっちゃっていると。

いやー実に新鮮な感動でした。こんな事思いもつかなかった。
確かに生まれて初めてプラモデルを見ればこうなりますよねー。
「ゴメンね。そうか。わかんないよね。こう作るんだよ。」
教える手つきにも力が入る私。そうかー。私も最初はこうだったんだなー。なんて。

でも最近のキットは簡単ですよねー。なにしろ接着剤不要のスナップキットですからパチパチ組んで行けばあっという間に出来ちゃう。
おまけにある程度多色成型ですから彩色しなくてもほぼ設定どおりのカラーリングですし。至れり尽くせりです。
でもそこはどんなに進化してもプラモデル。多少の山や谷はあって欲しいもので。

「あっ折れちゃった。」待ってました(笑)。こういうハプニングがプラモデルの醍醐味なのよ。。
見れば、手首の差込みピンを折ってしまったようです。くっつけようと努力する彼ですがそれは無理。
「ちょっと貸して。」超兵器・タミヤセメントの登場です。
「それでくっつくのー?」不思議そうな彼。
でも次のセリフは想像できました。「臭いー」(笑)。

「しばらく触らないでね。」パーツを箱の隅に置いた私。すると彼はプイとそこを離れてしまいました。
「どうしたの、あー、もう飽きちゃったなー?」
「だって触らないでって言ったから。」
あ、そーかそーか。私が悪かったね。
他のパーツは組んでいいから。

そんな事をやっている私達の傍らで「ザク・FAZZ(ガンダム0080)」を黙々と組み立てる真ん中の子。さすがお兄ちゃんです。三年生ともなると手際もバッチリで。プラモデル初体験とは思えない。
この子には何もいう事はありません。これがきっかけで立派なオタクになっても私は責任取りませんが(爆笑)。

お昼前。妹に手間をかけてはと思い腰を上げた私。子供達はまだキットに集中していましたが、「ちゃんと完成させてね」という私の言葉に「出来たら見に来てね」と嬉しそう。
まあ春休みの工作としては丁度いいでしょう。「じゃあ出来たら電話してね」と言い残す私を見る彼らの瞳は輝いていました。
でも土間で靴を履いているときに部屋から聞こえた彼の「お昼、またラーメン?もう飽きたー!」の一言には笑えましたね。
「今日はコロッケ入れてあげるわ。」「やったー!」
プラモデル。ラーメン。コロッケ。
なんてのどかな、昭和テイストあふれる一日でしょう。

そんな思いに包まれ、子供の笑顔に癒されて部屋に帰った私は、しばらく使っていなかった「工作部屋」の扉を開きました。
Photo_615 私も以前はこの部屋でキット制作にいそしんでいたのです。でもお仕事が忙しくなるにつれ、自然とやる気も萎え、工作机は物置となり・・・
ちょっと申し訳ない気分になった私は、机周りを整理してみました。

Photo_616 Photo_617 机に乗るのはエアブラシ・コンプレッサーのセット。
塗装用ブースも買ってあります。

数年前に入手して一度開封したきり。宝の持ち腐れですね。
そろそろ使わないと。

Photo_621 愛用のタミヤ・アクリルカラーも在庫は残り僅か。

これも買い足さなくちゃいけません。


Photo_619 で、これは長年使っているマルイ製電動リューター。
これは貧乏な私にとって大変重宝している工具で、先っぽを付け替えるだけでいろんな工作に使える優れものなのです。
まさに「♪アーターッチメントがー武ー器ーなんだー」(スペクトルマン・ゴーゴー二番歌詞より)

こんな貧相な装備ですが、これでも家のキット製作体制「プラモード」は準備完了。
いずれ彼ら兄弟に「大人のブラモ」を見せてやるべく、これからボチボチ作り始めます。
完成予定は未定ですが(笑)。

Photo_620 ともあれまず手掛けるのはこのキットの補修作業。古いキットなので可動部分が壊れてしまったのです。写真はプラバンで補修中の部分接写。
さて皆さん、今日の最後はクイズです。このキットが何か当ててみて下さい。この接写からキットを言い当てられるのはかなりマニアの方ですね。ご覧のとおり怪獣のキットです。
デイテールは追加してありますし色も塗ってありますからこれで分かったらスゴイ!

分かった貴方には「満足感」「優越感」を差し上げます(笑)。

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コメント

オタクイーンさん、こんばんは。
いやぁ、私もプラモ大好き小僧でしたので、懐かしい想いで記事を読まさせて頂きました。
戦車、戦闘機、車、城、ラーメンの屋台なんてのもありました。
そしてガンダム。やっぱりこうなりますね(笑)
最近は全くプラモは手にしていなかったのですが、何となく制作意欲が沸いていました(笑)

メルシー伯様 コメントありがとうございました。
私もここ数年、プラモデルは集めるだけで制作はすっかり遠のいていましたが、彼ら甥たちの楽しそうな姿を見て久しぶりに制作意欲が湧いてきました。
やっぱり物を作るのは楽しいですよね。
そんな経緯から今回、実に36年前の怪獣プラモに手を付けるという暴挙に(笑)。相変わらずのおバカなお遊びです。
今日の記事にアップしました。毎度毎度のお気楽日記ですが。
メルシー伯さんも色々お忙しいでしょうが、ちょっとした時間に手を動かすのも楽しいですよ(笑)。

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