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2007年3月13日 (火)

今日もユルユル

Photo_585 また、性懲りもなく買ってしまいました。
今日は珍しく「トイザらス」。
さて、これ、なんだと思いますか?
すぐ下に出てますが(笑)。



Photo_586 こちら。「グッドスマイルカンパニー」なるメーカーの「ゆるソフビ・エイリアンウォリアー」でした。
パッケージにも書かれていますからユルいのは間違いない(笑)。
エイリアンの関連アイテムはそれこそ星の数ほどありますが、不勉強かこの手のソフビはあまり見かけないので、これはいいものと思い手に取ってみたのです。

Photo_587 びっくりしたのはその価格。パッケージをご覧の通り、これは「エイリアンVSプレデター」時の物なので発売から結構年月を経ています。投売りギリギリという微妙な時期ながら、エイリアンというネームバリューがザらスを強気にさせているか・・・
結果は・・・定価の約五分の一という(笑)。ヤフオクだったら送料と振込手数料を足した程度のお値段で。残りはこれ一個。
もちろん即買いでした(笑)。
こういう事が起こるからショップ回りはやめられない。


Photo_588 組立式でしたがそこはソフビ。あっと言う間の完成です。身長約22センチ。まさにマルサン・ブルマァクサイズでした。
いやーいいですねー。これは新鮮。エイリアンのソフビは一個も持っていなかったので可愛くってしょうがない。
「エイリちゃん」ですね。これは。
こうなってくると一体なんの目的で買っているのかわからない(笑)。あの恐怖の宇宙生命体でこんな風に遊んでいいものかと。

リドリー・スコット、ジェームズ・キャメロン両氏は(他の監督を出さないのは察して下さい)このソフビの存在をご存知なのかと思っちゃったり(笑)。

ここ数日、ヤフオクなどで好みのアイテムを買い漁っている私ですが、やっぱりショップ回りもそれなりに楽しいですね。「手にとって触れる」という喜びは何物にも代えがたいものがあります。しかも「エイリアン」という作品はそれなりに好きなので、今回の買い物はまさに拾い物。「現場百回」の教えはやはり正しかった次第です。

Photo_589 いい年をして私が集めるソフビはこんなユルユルばかり。以前もお話した事がありました。なんとなく「ユルい物好き」な私のアンテナは、こういう物に実にビビッドに反応してしまう。
何故でしょうね?こればかりは説明できません。
映像作品などは結構シリアスな物を求めるのに、このユル好きはやめられないと言う(笑)。
まあ並べておいた時の「和み度」が違うんでしょうね。
リアルなガレージキットは今でも好きなんですが、最近はそんなアイテムをショップで見かけても隣にユルーい子が居るとそっちに目が行ってしまうんですね。
部屋に居る仲間が呼ぶんでしょうか(笑)。


2年ほど前、あるショップでマルサン・ブルマァクの復刻怪獣ソフビを投売りしていた事がありました。ファン垂涎のアイテムが定価の半額や三分の一、といった価格で店頭をにぎわし、私なども先を争って欲しい一体を探したものでした。
その投売り騒動も治まったある日、お店を覗いてみると、その時はたまたまお客さんがいない。ちょっと情報収集でもと、私は暇そうにしている店長さんに尋ねました。
「先日、大安売りしてましたよね。あれはたまった在庫の一掃処分だったんですか?」


「いや。」店長さんは答えました。
「あの怪獣ソフビのブームは、もう終わったんだよ。」


Photo_590 一時期加熱した怪獣ソフビの新作ラッシュはここへ来て一段落。これからは昔通り、価値もそれ程上がらない普通のおもちゃに成り果てる、と言うのです。
「えーっ。そうなんですか?」
正直私はビックリしました。別に投機目的でソフビを集めている訳ではないので、その事情には喜ぶべき所もあったのですが、店長さんがソフビブームに見切りを付けたという事がちょっと意外だったのです。


Photo_592 店長さんは続けました。「それは中央の動向を見ていれば分かることでね。」
私が住む地方都市には、ああいう一過性のブームは東京など中央の動きが少し遅れてやってきます。中央の動きを常に捉え次の一手を打つ事こそ、「モノをうまく転がす」秘訣なのだそうです。
なる程。そうでしょうね。という事は、消費者の方でも東京から地方へ影響が出るタイムラグを捉えていれば、賢い買い物ができると言う事になります。

事実別のオタクショップでも、わざわざ東京からこちらへソフビ大量購入の目的でやって来たコレクターさんを見た事がありますし。
中央と地方の価格差を考えれば、交通費などは問題にならないんでしょうね。いやー勉強になります。


これは2年前のお話です。現在はネットオークションも一般化し(私が出来るくらいですから)全国的に商品相場も一定していますから、よほどそれを知らないショップ以外ではおいしい目にはありつけないと思いますが、今日の「ザらス」のようなサプライズがあると・・・
以前にもDVD特典・ミドリのアストロボートが驚きの315円、という奇跡がありましたし。まだまだ「穴」はあるんですね。

さて。現実的なお話はこれくらいにして。今日「エイリちゃん」に感じた思いをちょっとお話しましょう。
まあいつものおバカ話ですが。

もともとソフビの人形と言うのは、子供が遊ぶ為に考え出されたもの。「ウルトラQ」放送時、1966年頃に生まれたと言われています。以前お話したのでよろしければそちらをご覧下さい。

「マルサンゴジラのふるさと」
http://spectre-nebura.cocolog-nifty.com/cultnight/2006/07/post_0bd2.html

Photo_591 これらのソフビ怪獣はもともと子供が楽しむ事を目的に開発されたので、最初からリアルな造形を目指していなかったようなのです。
当時「Q」の怪獣を発売したマルサン商店の担当者も、「どういう造形にしていいものか試行錯誤だった」と語っています。

結果的にその造形は非常にデフォルメーションの効いたものになり、現在の目から見ればそれが味わいとなってえもいわれぬ魅力を発散していますよね。
郷愁というスパイスがまぶされたデフォルメ怪獣達は今も、当時子供だった私達を和ませてくれる「お友達」となっているわけですが、これがハードディテールのガレージキットとどう違うのかと考えると、うーん・・・答えは出ない。
皆さんそれぞれ好き嫌いはおありでしょうが。


結局、怪獣造形に対するアプローチの仕方が違うだけで、目指すものは同じような気がします。実際私だってリアルタイプの造形物に惹かれる事もありますし。

昔読んだある本に、「2001年宇宙の旅」(1968年アメリカ スタンリー・キューブリック監督)と「スター・ウォーズ」(1977年アメリカ ジョージ・ルーカス監督)の作風を比較した評論がありました。
私はその比較を非常に分かりやすく感じ、いつかこんな素敵な解析をしたいものだなーと思ったものです。


かいつまんで内容をお話しましょう。記憶を辿っているので少々の違いはご容赦下さい。
『2001年宇宙の旅」という作品は、車に例えればカー・テクノロジーの進歩に応じ、その持てる性能を駆使してスピードをどんどん上げていった結果のような作品。
それに対し「スター・ウォーズ」は、その車の高性能を使って「曲芸」をやっているような作品。』


特撮のテクノロジーは同じでも、使い方が違うと言うんですね。
「どうだ。こんなに速いんだ」と豪語する「2001年」と比べ、「スター・ウォーズ」は「これほど性能があればこんな事が出来るんですよ」と笑っているという。
なるほどなーと思いまして。

あの「スター・ウォーズ」のどこか優しい作風は、物凄い特撮技術を持ちながらスピードを出し切る手前で観客に振り向き、ニコニコ笑っている。そんな制作者の眼差しから来るものなのか。
そんな意見が綴ってありました。


Photo_594 怪獣モデルの造形もこれと同じじゃないか、なんて思うんですよね。
リアルタイプな造形は、原型である映像作品のディテールを極限まで追及していく方向性。生物感の表現や作家性の主張などがあるにせよ、それはやはり「2001年型」であると。
対するゆるソフビは造形の「曲芸」。あれはあれでオリジナル怪獣の持つデザインをうまく活かしながら「造形で遊んでいる」訳です。その精神は「スター・ウォーズ型」であろうと。
双方に違う良さがあり、独自の魅力を持つのは当たり前なんでしょうね。


Photo_593 「エイリちゃん」(もう呼び名が定着していますが)を眺め、海外作品に思いを馳せている内に、ちょっとそんな事を考えてしまいました。
まーおもちゃですから、そんな難しい事を考えずに単純に楽しめはいいんですけどね。

エイリちゃんも笑っているような気がします。
「あんたも曲芸のように人生を送ってるんでしょ。スター・ウォーズ型。私のようなユル~いのがお似合いだよ。」


なるほどねー。「類は友を呼ぶ」という訳で(爆笑)。

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コメント

オタクイーンさん、こんにちは~
毎日仕事の息抜きとして楽しみにしてまーす。最近はほぼ毎日更新して頂いてありがとうございます。
され毎日の様にウルトラマンDVDを観賞しておりまして、楽しくてたまりません。
以前はネットの受け売りとかすかな記憶で「ウルトラセブン」こそ大人の観賞に耐えれる作品だとして、真っ先にDVDを購入しました。
まあそこそこ面白かったのですが、やはり昔の作品だなぁ~と感じることもあり、やはり「帰りマン」が一番自分にしっくり来るのかな~と購入しようとしましたが、どうせ揃えるのなら「マン」からと思い今回の購入、観賞に至ったわけです。
が、「マン」の時代を感じさせない設定、適度なゆるさ、特撮技術の高さ、シリアス度に魅了されてしまいました!!
世間では「セブン」までを第一次、「帰りマン」以降を第二次とする説をよく聞きますが「セブン」以降を第二次としても違和感がないくらい「マン」は特別ですね~
一番の特異性はウルトラマンが主役ではないという点に尽きると思います。題名を「科学特捜隊」としても違和感ないんじゃないでしょうか?
ウルトラマンはあくまで人間に味方する宇宙人で主役は科学特捜隊やその周りの人物なんですね、、、題名が「マット」じゃ違和感ありますもんね。。
DVDは早くも終盤、終わるのが怖いです(笑)
「ジャイアント作戦」の話題も非常に楽しく読ませていただきました。。まったく実現しなかったのが惜しいくらいの台本です。しかし今映画化されても納得できるような作品にはならないと確信できるのが辛いところです^^;
ユルユルの誘惑はまったく同感ですよ~自分がなぜユルユルに魅了されるのか、少し納得できました。リアルはかっこいいのですが、ユルユルは手にとって遊べます。。まさに飾りとおもちゃの差なんでしょうね。
「2001年」と「S.・W」の比較は目からウロコですっっ。。
ブルマァクゴジラ、かっこカワイイです。。。なかなかめぐり会えないんですよ~うらやましいです。
長文失礼しました。。。

大和少年様 コメントありがとうございました。
「ウルトラマン」楽しんでいらっしゃるようですね(笑)。
私にとっては、今ご覧になっている初代こそが「ウルトラマン」なんです。その作品が物差しになってしまった者が後のシリーズを別物として見てしまう感覚を、なんとなくお分かり頂けるでしょうか。
実は、その初代ならではの微妙なバランス感覚は、「マン」の前作「ウルトラQ」から引き継がれたものでもありまして。
メインライター金城哲夫以下、スタッフのほとんどが「Q」と同じ事もあり、「マン」にはその後のシリーズには無い独特の空気が流れていると感じます。大和少年さんがおっしゃる「主役は科学特捜隊」という感触も、「Q」に於けるヒーロー不在の世界観が継承されたのでは、なんて作品研究も盛んにされていますし。

ともあれ、あの空気を「有り」と思われたのであれば、次は「ウルトラQ」などを鑑賞されればより楽しめると思います。(決して強制ではありませんが(笑)
もし未見であればちょっとビックリされるかもしれません。正直言って「マン」以降より完成度の高いエピソードも多く、「目が点」という楽しい体験をされるかもしれませんよ。モノクロの魅力、35ミリフィルムのキメ細かさ。未見の方が羨ましい(笑)。

記事の写真、ブルマァクゴジラは最近発売された縮小復刻版です。あの写真のソフビはいずれも一体8cm程度のミニサイズ。これはこれで可愛いものです。実物大のブルマァクゴジラは最近見かけたのですが、ちょっとした気の迷いで買い逃してしまいました。
つくづく「一期一会」の法則を思い知った次第。まだまだ修行が足りません(涙)。
長文のコメント、大歓迎です。怪獣やおもちゃをはじめ、どんなお話でも私でよければお相手させて下さい。

こんにちは、オタクイーンさん!
ゆるビは、個人の特徴をデフォルメして描く“似顔絵”にも似て、面白いですよね!
あの恐ろしいエイリアンも“エイリちゃん”になっちゃうんですから(*^^*)
それと、ゆるビに癒されるのは“年のせい”かもしれませんよ!?
ぁ、そんなこと言ったらオタクイーンさんに怒られますね(笑)。

ポン太様 コメントありがとうございました。
ユルユルソフビは、毎日の疲れを癒してくれる「家族」のような存在です。以前にも記事に書きましたが、緊張感から解き放たれたキャラクター達の「素顔」のようにも見えるからです。

自宅で台本作成に苦しんでいる時も「いいじゃん。そんなに緊張してたらいい台本も浮かばないよ」なんて目で訴えかけてくるユルユルちゃん達。私がリラックスできるのも、台本のクオリティーを保てるのも、このユルユルちゃんのおかげなんですよ。
そう思えるのも年のせいでしょうが(笑)。

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