2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

私信等はこちらまで

無料ブログはココログ

« 『ボーイ・ミーツ・ガール』の呪縛 | トップページ | カットワークに夢が湧く »

2007年3月19日 (月)

改獣模倣地帯

ここ数日、胸の内を吐露するようなお話が続いたので、その反動も半端ではなく(笑)。
いやー今日のお話は気楽で気楽で。
なーんにも考えてません(爆笑)。

Photo_598 これ、どうですか?まあいつもの怪獣ちゃん達なんですが、これらをブラウン管でご覧になった事はないと思います。
「似た人」は居ると思いますが。

今日はこんな、愛嬌いっぱいながらどこか後ろめたい『改獣』のお話です。目を細めに開けてご覧下さい(笑)。

Photo_608 この子たちを見つけたのはいつもご贔屓にしている100円ショップ。
貧乏OLの高級デパート「ダイソー」でした。

数年前「ちょっとアイシャドー切らしちゃった」なんてノリで化粧品売り場を物色していた私(女性読者の失笑が聞こえます(涙)は、その隣にあったおもちゃコーナーにも目が行きました。
100円ショップのおもちゃコーナーというのはオリジナルをキッチュにアレンジした乗り物やフィギュアがうず高く積まれていて、ある意味駄菓子屋的なデジャブーを感じるものですが、この日はなぜか特にオタク的な予感が。
オタクを長くやっていると自然と身に付く「ゆる嗅覚」という奴でしょうか。で、覗いた先にはこの子達が「いらっしゃーい」という訳で(笑)。
当然、より分けなどと言う発想はまったくなく、瞬間的に「全部お引取り」となったのですが。

でも困るんですよね。その時の私の格好は黒ブレザーにタンクトップ、ボトムスはチェックのプリーツスカート。お仕事の帰りだったんです。化粧品を買うのはまだアリとしても、怪獣のソフビを手当たり次第カゴに放り込むのは「アウト」でしょうと。
でも100円ショップでの出会いと言うのは、普通のオタクグッズ以上に再会の可能性が低い。オタクを取るか女子を取るか。
ここで私は迷わず「オタク」を取りました。
まー考えてみれば「オタクイーン」ですから悩む必要も無い訳で(爆笑)。


Photo_599 さて、無事保護の上部屋に連れて帰ったこの子達ですが、これがまた部屋に良く合う(笑)。やっぱりウチの部屋はこのテイストがピッタリなんですよ。この適度なユルさはもう私の心をオーダーメイドしたかのよう。
まさに和みの極地でした。

先日お話した「エイリちゃん」もそうでしたが、そのグッズが部屋に合うかどうかは連れて帰ってみて初めて分かるんですね。彼らが「おー、仲間がいっぱい」なんて喜んでいるのが感じられるんですよ。

Photo_600 私にとって「怪獣」という存在は、映画やテレビに登場したものが全てではありません。
竹内博さんには激怒されそうですが(笑)、別に円谷プロの公式データがどうの、ガレージキットの造形の正確さがどうのというのは私にはあまり興味が無いのです。「怪獣はカッコ良ければいいじゃん」的な考えなんですよね。
そうでなければユルソフビなんて集められません(笑)。
バルタン星人の造形を「ウルトラマン」版と「ウルトラファイト」版で比べてもしょうがないんじゃ、というタイプです。(同一番組ならお話は別ですが)

ですからこういう子達にもまったく抵抗なし。足の裏に「マルサン」とあろうが無印であろうがまるで気にしません。
むしろブームの仇花的な存在として歓迎したいくらいで。

一匹ずつ見ても本当に愛嬌があるんですよ。
Photo_601 Photo_602 このザ○ガス風の「ミラゾン」ちゃんなんて、パープルの体色がすごくキュートでしょ(笑)。
設定もなかなか凝っていて(笑)。なんと3億6千年前の地底出身ですよ。「3億6千年前」じゃないんです。「6千年」だけが異常に細かいという(笑)。
身長に対して結構体重があるのはその体型を見ても分かりますね。もうちょっとダイエットしないと(笑)。「巨大な角を相手に向けて発射する」必殺技は凄いけど、発射後はかなり可愛い顔になっちゃうんでしょうね。いやー癒される(笑)。


Photo_603 Photo_604 ゼラギラス星から地球にやってきた「きっと凶悪宇宙人(笑)ゼラギラス星人」。
この人は凄いですよ。「すぐれた変身能力を持つ」訳ですから宇宙界ではかなり評価も高いんでしょうね。既にこの状態は「変身途中」をフィギュア化したものではないかと(笑)。
頭と腕を除いて「ベ○スター」に似ているのはゼラギラス星人の芸術的な変身能力の賜物なのです。
いつも変身していると自分のオリジナル体型がわかんなくなっちゃうんじゃないの、なんて余計な心配もしてしまいますが(笑)。

Photo_605 Photo_606 で、私の一番お気に入りがこれ。
ゾラン星からやってきた金色の刺客(笑)メガゾラン。

以前「ネヴュラ」でもちょっとご紹介しましたよね。
これ、単純にカッコ良くないですか?そりゃまあ「シー○ラス」の頭に「メカ○ジラ」の体という大胆な反則技なんですが、これはこれで成立しているんじゃないかなー、なんて。
(両怪獣のファンの皆さん、石が痛い、痛い(涙)。

身長73メートルと言いますからかなり大きいですね。
体重が120,000トンもあったら地面にめり込んじゃうんじゃないでしょうか。うーん重量級。
「体から高電流、口から光線」なんてダブル攻撃にはひょっとして「両G」も叶わないんじゃ!(ファンの皆さん、岩が痛い(号泣)。・・・ガメロンとゲラン蜂の事なのに。


Photo_607 家に連れてきてから何年も経つこの子達ですが、今でもたまに眺めて目を細めるだけの魅力があります。別に小難しい理屈をこねるつもりはないんですが、登場作品がないというのは結局「どんな風にもストーリーが作れる」という事なんですよね。
子供の頃に遊んだ「怪獣ゴッコ」って、たとえ公式なソフビを使っていても自分達でオリジナルストーリーを組み立てていました。
「この怪獣は第○話に登場、こういう戦い方をしたからこの遊び方はおかしい」なんて考えもしませんでしたから。

この子たちを見ていると、そんな頭が固くなった自分を笑ってしまいたくなるのです。
「怪獣は想像の産物なんだから、自分達ももっと自由にさせてよ」なんて言われているような気がして。

前述のソフビは最近入手したものですが、私の子供時代、怪獣ブームの頃にはやはり色々な「メーカーオリジナル」の怪獣プラモデルが売られていました。
こういうのは大抵「土曜日の午後のお友達」。

二、三日貯めたお小遣いで余暇を楽しもうと(笑)、豪遊気取りで意気揚々と暖簾をくぐる駄菓子屋さんの奥で「お買い得ですよ。プレイバリューも抜群ですよ」なんて手招きしているのです。
よせばいいのに毎週その暗い店の奥に吸い寄せられる私。ドーナツや飴、一口イカなどの香りが混ざった一種独特の店内は、これら怪獣が生息していてもおかしくない「三丁目のチベット(笑)」でした。
あの雰囲気には「ガンダム」のキットは合わないんですよね。

Photo_609 こういうキットはおおよそ50円程度。100円もしたらもう「高級品」でした。(写真のものは25年ほど前に発売された再販品。その時は一個100円の「高級品」でしたが)
あっと言う間に完成させ、色を塗るなんて発想など微塵もなかった私達はセメダインが乾く間も惜しんで遊び倒しました。その時も、なんの抵抗も無くオリジナルストーリーが湧いてきましたよね。

私はその時から妄想癖があったんでしょうが、大体どの友達もその妄想レベルは同じじゃなかったですか?
私は時々思います。「いつから設定にがんじがらめになっちゃったんだろう」って。

さて、チープながらオリジナル怪獣にまみれた毎日を過ごしていた私ですが、幼き日に一度だけ、「大人の事情」を思い知った事があります。
それはやっぱり50円の怪獣キットでした。
大仰にも「大怪獣ギラ」(濁点注意)と名付けられたそのキットは、あの冷凍怪獣を思わせる巨体が町を破壊する大迫力のボックスアートが食指をそそる甘い罠(笑)。私も若かった。(そりゃ子供ですから)

興奮の内に入手していざ部屋へ。箱を開けてもまだ気づかない。それはいわゆる「糸巻き式」の歩行キット。
興奮を抑えきれない私はランナーにモールドされた二つのパーツにもっと注意を払うべきだったのです。


例によってあっという間に組み立てた私は、最後の最後にその二つのパーツを接着する事に。
その時初めて気がついたのです。
「あれ?怪獣なのにシルクハットとステッキが?」

よく見てみるとその「ベギラ」本体も、怪獣とはとても言えない可愛い顔立ちのペンギンちゃんで(笑)。
もうお分かりですね。その「ベギラ」というのは、きっと以前に発売されていた「トコトコペンギン」とでも言うべきミニキットを、怪獣ブームを当て込んだメーカーが怪獣風のパッケージングに「改良」して売り出した代物だったのです(爆笑)。

今なら「看板に偽りあり」とメーカーにクレームが付きそうな出来事ですね。当時の私もその事情は察しました。
でも子供の想像力って凄いですよね。私はその「シルクハットにステッキのペンギンちゃん」を「大怪獣ベギラ」と思い込めたんですよ。結構お気に入りだったりして(笑)。
皆さんもそんなご記憶はありませんか?「想像力が実物のクオリティーを補填できた子供時代」のすばらしい記憶が。


あれから数十年。世の中の様々な仕組みを理解するに従って、子供時代の感力は大きく衰えたような気がします。今回ご紹介したオリジナル怪獣には、その頃の想像力をほんのちょっと蘇えらせてくれる効果があるのです。
成田亨さん、高山良策さんも、きっとどこかに「心のベギラ」が居たんじゃないかな。
そんな事を信じてみたい一日でした。


あ、また皆さん、その手に握り締めた石は投げないでね(笑)。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 特撮へ

« 『ボーイ・ミーツ・ガール』の呪縛 | トップページ | カットワークに夢が湧く »

「怪獣おもちゃ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/104767/5748031

この記事へのトラックバック一覧です: 改獣模倣地帯:

« 『ボーイ・ミーツ・ガール』の呪縛 | トップページ | カットワークに夢が湧く »