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2007年2月 5日 (月)

小春日和に落ち穂拾い

「・・・これじゃーもう、手が届かないよー」
今朝早く覗いた、気になるヤフオクのページ。
目をつけていた「豹の眼」テレビシリーズ(1959年~1960年)DVD、全38話セット。

発売当時買い逃して、今はもうどこにも売っていないそれが、凄く状態の良い中古品としてオークションにかけられていたのでした。
入札開始価格は10,000円。でも!
わずか2日のうちに、落札価格が入札開始価格の6倍になっているなんて。これじゃ定価より高くなっちゃうじゃないの。
まーこんな事はよくありますが、この時の落胆度で、その作品への思い入れが分かりますねー。「また遠い所へ」なんて(笑)
<誤解無きよう。私はこの本放送当時生まれていませんからね。>

気を取り直して部屋でお仕事をこなし軽く取った仮眠は、そんな落胆を回復させてくれました。
ある事が、私に心地よい寝覚めを与えてくれたからです。

窓の外から聞こえる、スズメのさえずり。

目覚めると時刻は11時。私の住むマンションにはこの時間、スズメはあまりやって来ません。嬉しくなった私はスズメをびっくりさせないように、そっとカーテンを開けました。
私の部屋、マンション4階のベランダ前に張られた電線の上に、一羽のスズメ。

目が合いました。「ちょっと待っててね。」私は慌ててデジカメを取りに走りましたが、戻った時には(予想通り)彼の姿はどこにもなく(笑)。

ノーギャラなので、なかなかブログのネタには協力してくれませんね(笑)。

それにしても今日は暖かかったですね。私の住む街では今日の最高気温が4月並みの15度だったそうで
スズメがやって来た理由もわかるような気がします。

お昼過ぎ。待っていた電話確認が取れた私は早速、街中心部の局へ向かいました。今日は局で打ち合わせの日。ミニバイクで通勤する私にはいつも季節の空気が肌で感じられるのですが、本当に今日は暖かい。こういうのを小春日和と言うのでしょう。なにしろ空気の「香り」が違う。

「草いきれ」ってありますよね。気温の上昇によって自然に生息する植物などが持つ香りが強調されるというあれです。
今日なんかまさにそんな雰囲気。
「街の空気がセピアからカラーに変わった」みたいな感触を持ったのでした。
ミニバイクで風を切るのが気持ちいい。
本当に2月なんでしょうか。

「あー、今回の取材はですね。バレンタインデーに向けてリポーターがあちこち取材ずる、というストーリーで・・・」
「バレンタインか・・・」局で電話打ち合わせをするスタッフを横目で見ながら、私は今が2月である事を再認識。うーむ。暖冬。
打ち合わせも終わり、この空気をもうしばらく感じていたかった私はいつもの「オタクショップ」へ足を向けました。

でも不思議ですよね。ショップへ足を踏み入れた瞬間、私の頭は「春を感じるモード」から一気に「オタクモード」へ切り替わる訳で。
でも現実は残酷。懐は依然として冬のままで。
実は以前このお店を覗いた時、目をつけていたものがあるのです。

Photo_487 イワクラの「ゴジラオーナメント特撮大百科Ver.3ゴジラの息子篇」。コレクターの方々には今更なアイテムですよね。高い造形技術とマニアックなアイテム選定で、発売毎に怪獣ファンの心をかき乱した人気の食玩シリーズでした。
私もいくつか持っていますが、なにしろこのシリーズは1シリーズにつきアイテム数が10種類前後、さらにそれぞれ彩色版、モノクロ版があるため実にコンプリートが難しい。ご他聞に漏れず「シークレット」なんて物まであるので、普通に買って全種揃えるのは至難の業なのです。
私の場合、「レア=欲しい」とならないので、実際にはコンプリートする必要は無いんですが、それでも欲しいアイテムはある物で。

Photo_488 そんな気分を残しながら先日もそのお店を覗いた訳です。すると、お店の片隅に山積みされた食玩の箱が。そうです。この「Ver.3」が投げ売りされていたのです。
まさに売れ残り大量放出。
未開封一箱6個入り、定価2,394円が980円。

「こりゃ買い」とばかりに、その日は一箱ゲット。
そして今日、まだ残っていたらもう少し、と覗いたという訳。
玉子の安売りに群がる主婦の感覚がここで最大限に発揮されていると。
主婦はバラゴンやマンダは買いませんが(笑)。

いやーでも、大人買いもここまで来ると爽快を通り越して申し訳なくなってきますねー。確かにこのシリーズ、明らかにターゲットは大人なんですが、箱買いというのはどうにも後味が悪くて。
こういう場合は仕方ないんでしょうけど。

今日追加で買った2箱が入ったビニール袋をぶら下げて街を散策していると、やはり小春日和。柔らかな空気に道行く人たちも顔が優しくなっている事に気がつきました。

古本屋さんの店先に座り込み、広げた絵本に夢中の小学生。
道を尋ねられて、行き先を丁寧に教えるおばあさん。
「どこまで行かれるの?」という言葉の響きが心地いい。
こんな緩やかな時間の中にいると、自分まで優しい気持ちになってくるから不思議です。
春の空気って伝染するんですね。

スタンドでガソリンを入れてくれた女性スタッフ。おそらく高校生くらいの彼女は私のミニバイクのキャップの締め方が分からす、四苦八苦していましたが、それでもやっと締められて「すみません」と謝ってくれました。
その時の笑顔がまた、さわやかで。

さてこんな気持ちいい午後を過ごした私は、帰宅後さっそく箱を開け、お楽しみの中身をお披露目。
でもここまで気持ちのいい買い物が出来ると、箱の中身が何であろうとあまり関係なくなっちゃうんですよね。つくづく「買い物はその時の思い出とセット」なんだなーと再確認。

Photo_489 で、中身はこれです。なにしろ未開封でしたから中身もダブリまくり、シークレットなし、モノクロも沢山ありの「よくある結果」です。
でも安かったからいいか。

これだけ揃えば文句はありません。相変わらず造形クオリティーは高く、しかも今や中古ショップでもあまり見かけない物もあって。
(私の近所だけかもしれませんが)

Photo_490 ほらほら、「夢の対決、バラゴン対マンダ」なんてどうですか?実際は単品なんですけど、こうやって並べて写真を撮ってみると、心なしか激闘のディオラマっぽく見えてくるから不思議です。映画が2作品ともハード路線なので、こうして見ても違和感がありませんね。

Photo_491 こちらはぐっとソフトに「ミニラ、ガバラ、クモンガ」のファミリー路線。まあこれはこれで、思い入れが強い方もきっといらっしゃるでしょうし。こういう作品のキャラクターまできちんとフォローするところが、イワクラのイワクラたる所以でしょう。
東宝第11スタジオ、クモンガを操る現場スタッフに飛ぶ有川監督の指示の様子が目に浮かぶ、と言ったら、それは大人の目線でしょうが(笑)。

「豹の眼」オークションから始まった私の一日。
こんな小春日和には不似合いな落ち穂拾いでしたが、この怪獣たちを見る度に今日の優しい気持ちが思い出される事でしょう。

こんな風に私のコレクションは、様々な記憶を封じ込めた日記でもあるのです。
楽しい思い出ばかりでもありませんが、そのほろ苦さがまた、人生という奴で(笑)。

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