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2007年1月 9日 (火)

高画質の地雷原

ここ毎日、「ネヴュラ座」で観る映画は新たな驚きばっかりで。
今も記事を書いている傍では「スター・ウォーズ」(当然エピソードⅣですね)が流れているんですが、あのオープニング、スター・デストロイヤーの仰角カットが出ただけで「おおーっ。この戦艦こんなに全長あったっけ?」と思うくらいの大迫力。
ジョージ・ルーカスがこだわった「作品の顔」としての映像は、制作後30年を経た今でもまったく輝きと迫力を失っていませんねー。
つくづく「映画は絵だなー」という事を再認識させてくれます。

46インチ導入以来、とっかえひっかえいろんな作品を見まくりで。
今まで穴の開く程見た大好きな作品ですが、やはり見る度に監督が意図した「映画館の大スクリーン用の演出」に唸る事しきり。
いい時代になったものです。

ところで、ここへ来て私にはある悩みが頭をもたげてきました。
こんな事お話すると、また何を贅沢な事をなんて言われそうですが、これがまた結構深刻な悩みなんですよ。
実は、画面の大きさも46インチなんて代物になると、「映像ソフトのキメの細かさ」なんてものがまともに映し出されてしまうのです。つまりテレビ番組を録画したDVD-Rなんてものは、画面が荒くて観られたものじゃない。
今まではそんな事微塵も感じた事がなかったのに、やっぱりセルDVDってそれなりに高画質なんだなー、と今更ながらに感心してしまいました。

セルDVDと比べてみると、CSで放送された貴重な映画も残念ながら荒れて荒れて。ちょっとショックです。あんなに苦労してためこんだコレクションなのに。
その画面の解像度の差は、以前初めてレーザーディスクの画面を見た時の感動と似ていました。「うわー、これは綺麗。」
それは20余年前。レーザーディスク発売当時、その画面の美しさを見た私は思わず感激の言葉を漏らしたものです。

「これこそ究極の映像ソフト。ついに映画は所有する時代になった」なんて。これがDVDに取って代わられ、今またブルーレイなど次世代のフォーマットの登場を待つ時代になるなど、いったい誰が想像したことでしょう。

そんな訳で、私はここ数日、昔VHSからレーザーディスクの移行期に行った事と同じ行為を繰り返していたのでした。
そう、それは「名作映画のDVD買い揃え。」


「恐怖のアイテム」と言われ、ボーナスのほとんどが吸い取られたLDボックスは、私にとって宝物にも等しい物でした。勿論単品の映画もむさぼるようにかき集めましたが、なぜか揃える作品はVHS時代に集めた物とほとんど差がないという有様で(笑)。
結局、手元に置いておきたい作品は決まってしまうんですね。
その繰り返しが今また、DVDでも行われている訳です。


おバカなオタクである私が集める「定番作品」は、やはりジャンルも偏ってしまいます。
しかしながら今回は「大画面に映える事」が一つの条件。
そんな条件をクリアする作品はおのずと決まってきまして。
冒頭の「スター・ウォーズ」などは王道中の王道という訳です。


Photo_433 今回揃えたSW作品はこの3作品。本当にベタな、なんのヒネリもないラインナップですが(笑)。でも、「大画面で高画質を楽しむ」となると外せない作品である事は、皆さんもお分かりでしょう。
しかしながら今回私が驚いたのは、その迫力と並んで「価格」だったのです。

この「スター・ウォーズ・トリロジー」。お求め安い価格でご奉仕なんて謳い文句につい値札を見てみれば。や、安い。
3枚組で3,300円程度じゃないですか。

かつてこの作品がレーザーディスクで初リリースされた時の衝撃は今でも忘れられません。なにしろ超大作でしたから、12,000円前後もしたんですよ。
「とても手が届かない」と諦めた事が、昨日の出来事のように思い出されます。
それが今、3枚で3,300円って。

DVDって、メーカーがリリースする時期や、仕様・特典によって価格が恐ろしく違いますよね。同じ作品でもスタンダード、初回特別パッケージなどいろいろなバージョンがあります。そしてさらに有名な作品になると期間限定でプライスダウンになったり。さらにシリーズ作品ではシリーズ数本を一つのボックスにまとめてリリースしたりする。同じ作品で多くのバージョンが存在する訳です。その辺は皆さんもご存知でしょう。
お客さんはそれらの中から自分の希望に最も適したバージョンを選ぶ訳なので、ある意味選択枝が広がったとも言えます。


この「スター・ウォーズ」にしたって、シリーズ一作ごとに単品発売されているんですね。それぞれが2枚組みの「プレミアム仕様」という物です。2枚目のディスクには特典映像満載、という例の奴ですね。
ところがここに、私を悩ませる一要因があるのです。

私、昔一年間だけ、レコードショップで働いていた事があります。当時はDVDなど影も形もなかった頃なので、レコードなどの商品は「再販商品」と呼ばれ、再プレスされても仕様など変わらずに、価格もまったく同じものだと教えられてきたのです。
少なくともレーザーディスクまではこの規律はほぼ守られていたと思います。ところが。
DVDって一度大量プレスすると、再プレスの際仕様を変え、価格も変えて違う商品として発売される訳ですよね。(詳しくは知らないので推測の域を出ませんが。ごめんなさい不勉強で。)その為、同じ作品のソフトがプレス毎に様々な仕様、価格で数限りなく存在する事になる訳で。ショップ側としてもその全貌を把握する事は困難じゃないかと思うんですよ。


Photo_434 例えばこの「インディ・ジョーンズ」シリーズ。
これは先日買ったボックス仕様ですが、この作品は一作ずつ単品でも発売されていたはずです。
この単品商品が廃盤にならないうちにボックスがリリースされたとします。でも単品は初回プレスのみだから市場では品薄。お店で取り寄せを頼んでも入荷の確立は低い。
こういう場合、単品が欲しいお客さんに対してお店側は「もう入荷は困難かもしれませんねー」なんて言って、このボックスを勧めるんじゃないかと思うんですよね。
ここでお店側が体制を切り替えるのには大きな理由があります。

こういう大作映画の場合、今は単品とボックスの値段がほとんど変わらない場合があるんです。現にこの「インディジョーンズボックス」は、なんと4枚組、新品で約3,000円でした。

「一作目の『レイダース』だけで充分」と思っていたお客さんも、おそらく初回発売で3,000円近くしたであろうバージョンよりは、同じくらいの価格で特典ディスク付き、シリーズ全作が手に入ると思ったら「こっちでいいです」となるのでは。
なぜこういう事が起きるのでしょうか。

DVDはその誕生時、再販商品という枠を作られていなかったのです。その為、お店の都合で自由に価格を設定する事ができる。ちょっと動きの悪い商品、新パッケージリリースが迫った商品などは、お店の自由意志で「大幅プライスダウン」が可能となってしまうのです。
事実、冒頭の「スター・ウォーズ・トリロジー」は定価5,000円以上、「インディ・ジョーンズボックス」は定価6,000円以上の価格なのでした。

このCDやLDと異なる、DVDならではの販売ルールがある為に、私達ユーザーは「新品を少しでもリーズナブルに手に入れる事」に時間と労力を費やす事に(笑)。
なにしろお店の事情一つでこれほど価格の変わる商品も珍しい。一瞬たりとも気が抜けません。


もうこうなってくると、いわゆる「名作映画の期間限定プライスダウン」なんてシリーズの低価格さえ信用できません。
昨日も奇跡が起きました。
私の大好きなシリーズ「ダイ・ハード」。これは今、名作映画として全三作、単品でプライスダウンしています。その価格は一枚1,490円。これを探していた私は、あるお店で三作とも見つけ、手にとってレジへ向かおうとしたのですが・・・
「待てよ。ひょっとして・・・」
そうです。あるカンに導かれ、私は近くの大手DVDショップへ。ここで私は、超豪華仕様2枚組「ダイ・ハード」アルティメット・エディションを見つけたのでした。
その価格、なんと1,500円にプライスダウン!定価3,990円の新品が!
お店とメーカー協賛の、新年特別セールとのふれこみでした。

Photo_435 単品と、2枚組超豪華仕様の金額差、わずか10円です。勿論私は、このバージョンを三作ともゲットしました。
ひょっとしてさっきのお店で手に入れていたら、この金額を見て悔しい思いをしていたでしょう。
今は「誰もが安いと信じて疑わない、名作プライスダウン」のDVDがなんと割高の「地雷」と化すことさえある、恐ろしい状態なのです。
貧乏な私はそれこそ絶対避けたい事態。

しばらく映像ソフトのリサーチから遠ざかっていましたが、これからはちょっと真剣にショップ巡りをしなければ(笑)。

Photo_436 なんてわけで、この写真の作品はここ数日手に入れた新品ばかりですが、予想以上の低価格でビックリしました。これだけ買って一万円ちょっとなんて信じられない。定価なら倍以上していたでしょう。そもそも新品の段階で安いんですよね。
これでまた作品収集に歯止めがきかなくなったらどうしよう。
今月19日には樋口版「日本沈没」リリースも待ってるし。


「ネヴュラ座」支配人の悩みは尽きません(涙)。

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コメント

かつてのLDソフトとDVDソフトの違いは
先ずプレス(製造)の方法なんです。
LDはダビングした後両面をノリで貼っているのですが
DVDはその手間がないんですよね。
収録時間も長いし。
(映像ソフトで一番製造の工程が面倒なのがビデオ。
ですから、現在ではほとんどリリースされないわけです。)
また空のDVDソフト自体の単価も安く、
大手のメーカーは海外で生産させているので
値段もリーズナブルに設定出来るという具合です。
しかし、安いだけでは利益が出ないので、
マニアックな作品はBOX仕様にしてみたり、
有名な作品は価格を下げて多く売るタイプと
コレクション向けなタイプを用意して販売するという感じです。
またセルDVDソフトは本や音楽CDと違い
「非再販商品」なんです。つまりお店は買取というワケ。
返品出来ないんですな。
だから、不要在庫を抱えた場合には年末等に
安売りしたりするのです。

因みに樋口版「日本沈没」のコレクター版は
CDショップで売る仕様とは別に全国4ヶ所(だっけな)
のTBS系列ショップで各ご当地が沈没するジャケット
(多分、チラシと同じ絵柄)バージョンが出るとか。
関東は勿論、東京タワーがヘシ折れてます。

オタクイーンさん、こんにちは(*^^*)
確かにAmazonなどで検索しても同じタイトルなのにたくさんのバージョンが出てくることがよくありますね。
新しいものほど価格が下がってます。

私、見たい映画があるのです。ピータージャクソン監督が昔撮ったスプラッター・ホラー「ブレインデッド」という作品。
今では廃盤になっていて、レンタルショップにも見当たりません。
Amazonのマーケットプレス(中古)でなんと 49.800 円の値段がついていました。5万円ですよ!
いや目ん玉飛び出ましたよ(笑)
いやいや熱烈なファンというのはスゴイです。
再販してくれればいいのに(泣)

【追記】スターウォーズ・トリロジーBOXに付いてた、総収録時間4時間を越えるボーナストラックは、本当に見ごたえがありました。オタクイーンさんは見られましたか?

ジャリゴン様 コメントありがとうございました。
DVDの製造工程はレーザーディスクやビデオテープに比べ、おそらく簡単であろうとは感じていましたが、そういう事だったんですね。
いやー本当に無知で。情報ありがとうございました。

でも非再販商品という事はお店にとってリスキーなだけに、在庫はより売れるソフトに集中しちゃうって事もあるんでしょうか?
となると、元々プレス枚数が少ない上、店頭在庫も少ないマイナーな作品は、さらに人目に触れなくなる訳で。
そういうソフトを好む私にとって、それはより詳細なリサーチを要する事態に突入した事を意味します。
いつの世も、情報を制する者が勝つんですね(笑)。

樋口版「日本沈没」は、近所のショップに予約しました。
昨年の劇場公開時、少し話題になった国内各地の沈没版イラスト(劇場販売のポストカードセットになっていました)ジャケットを揃える経済力など貧乏な私にはとても無く(涙)。
本篇もご当地ごとに少しずつ違っていたら考えるかも(笑)。

ポン太様 コメントありがとうございました。
そうなんですよね。最近はネットでの検索という手段がありましたね。
確かに便利なんですが、それでもお店ごとの「割引状況」までは掴めない。同じソフトの最新バージョンは確かに安くなっていますが、特典満載の超豪華仕様が最新バージョンを上回る安値で店頭に並んでいるのを発見するのは、これはもう「運」に任せる以外ないのかも(涙)。つくづく酷な時代になったもので。

「ブレインデッド」は、タイトルを聞いた事はありますがまったく未見の作品で。こういう「昔ソフト化され、版権切れなどの理由でもはや再ソフト化が叶わない」作品って沢山ありますよね。
それにしても約5万円とは!凄い金額ですねー。プレミアにプレミアが重なってこういう額になっちゃったんでしょうね。
つくづくマニアの情熱を思い知らされます。

「スター・ウォーズ」の特典映像ですが、今回私が入手したボックスには残念ながら収録されていませんでした(涙)。
4時間超えですか。未見なので一度見てみたいものですね。
まあルーカスの事ですから、いずれ何らかの形で安くリリースするのでしょう。(もうされてるんでしょうか?)
またDVD探しの楽しみが増えました。
楽しい情報ありがとうございました。

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