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2007年1月11日 (木)

大怪獣場外乱闘

年末からお正月にかけて部屋にこもり、ひたすら大掃除を続けるといった流れがここ数年続いている私。
おかげでこの時期「オタクグッズ」のリサーチや新着アイテムのゲット、またいわゆる「買い時」に微妙なズレが生じる事が多く、悔しい思いをする時もあったり。

特に年末はアイテムの入れ替わりや値崩れの状況、在庫状況が時間単位で変動するため、その動きを掴むためには各ショップにロボットモニターを置き、D1計画並みのリサーチシステムを構築しないと(笑)全貌が把握できないのでした。
ですから、先日の「ダイ・ハード」DVDゲット事件のように、より賢い買い物はその日の運に左右される事も多くて。
朝の情報番組の占いも心なしか気になってしまうのでした。
今日起こった出来事も、幸薄い私が掴んだ中途半端な運の賜物で。

Photo_437 お仕事の打ち合わせも終わり、たまたま寄ったオタクショップで見かけたこの食玩。
「おーっ。ついに出ましたねー。いつか出ると思ってたけど。」
このアイテム、いわゆる「ソノシート世代」にはたまらない一品じゃないですか?


Photo_438 「夢の対決 ウルトラパノラマファイト」と名付けられたこのシリーズ。いわゆる「作品を越えた怪獣たちの対決」をジオラマ化したアイテムです。
最近の食玩のクオリティーの高さは驚愕の域に達し、おそらく後年「大ブーム」として記憶される時代に生きているんだろうな、とさえ思ってしまう昨今。この商品もそんな造形クオリティーと、ブームの仇花とも呼べるマニアックすぎる企画が生み出した、まさに「伝説の一品」じゃないでしょうか。

Photo_439 「ネヴュラ」読者の方々ならご存知の通り、たまに下手な妄想を繰り広げる私はこういう企画が大好き。「怪獣は単体で存在してるんだから、テレビや映画で描かれたストーリーはほんの一部で、キャラクターを生かしてもっといろいろなストーリーを作ってもいいよね」なんて考えてしまう私にピッタリの、なんとも夢のある企画です。
(よく円谷プロが許したな、なんていう邪推はともかく(笑)。

Photo_440 ガラモン対キングジョー、レッドキング対ゴモラ、バルタン星人対アントラー。「Q」「マン」「セブン」の人気怪獣が番組を越えて戦うドリームマッチ。こんな対決、ぜひ見てみたいものですねー。
こんな商品はこれほどまでに活況を呈する食玩ブームの今しかありえないものでしょう。前述の通り、こういう企画は第一次、第二次怪獣ブームの頃、映像媒体とは別の「ソノシート」など、印刷、音声媒体で展開されていたものです。それをそのまま食玩の世界に持ち込めてしまう。それだけ購買層が見込め、市場が確保できる業界なのでしょう。


少し前、故大伴昌司さんが創作された「怪獣の体内解剖図」が食玩サイズで商品化された時も「こ、こんなものまで!」と驚きを隠せませんでした。
「ウルトラ怪獣解剖図鑑」と名付けられたそのアイテムは、案の定またたく間に市場から姿を消し、今はショップでもほとんど見かけません。おそらく事前のリサーチによりきわめて購買層を絞り込んで、生産数も制限しているのでしょう。
この「ウルトラパノラマファイト」も、私を含め怪獣ブームの洗礼を受けた世代をピンポイントで狙う、実に「そそる」アイテムなのですが、これもそういった「幻のアイテム」と同じ運命を辿るであろう匂いを感じます。
定価で手に入る今が旬、という所でしょうか。
そういう危うさももマニア心をくすぐるんですが(笑)。

この商品、おそらく年末にリリースされた物じゃないかと思いますが、(ネットで調べたりしないので情報把握が曖昧で。ショップでの出会いが初対面となってしまう私をお許し下さい)実際にはラインナップは、写真の物にさらに2作品が加わっています。今日はご覧の3作品をそれぞれ単体で手に入れたのですが、残りの2作品はショップのショーケースに展示されていて確認できました。
きっとフルコンプリートでの発売もされていたのでしょう。こういうおいしい所を逃してしまうのが私の運の無さで。でも大掃除も大事だし。
「なるほどなあ。単体では売り切れちゃうわけだ。」その2作品もなかなかそそる対決でした。再入荷次第すかさずゲットを狙っています(笑)。

Photo_441 この商品、フィギュアにこんなオマケが付いています。対決シーンを迫力のイラストにした昔懐かしいメンコタイプのカードと、夢の対決ストーリーが文章になった解説書。
この解説書はプロダクションによる番組販売時、放送局に配られる「リリースシート」風の表紙がなかなかマニアックでニヤリとさせられますが、惜しいかなそのストーリーの語り口には、「これを書いた人はリアルタイムでブームを経験していないのでは?」などと感じてしまって。表現が微妙に「新しい」(爆笑)。
でもここまでこだわって作ってくれたのですから、それだけで充分満足なんですが。

私もこの手の「夢の対決」ソノシートは、少ないながらも持っています。このあたりは最近手に入れた物ではなく、本当に子供時代に買って貰った物。まさに昔の思い出が詰まった「聞くタイムマシン」なんですよね。
Photo_442 このコダマプレスの「ウルトラマン」は、後年の文献によると比較的レア度は低く、今でもショップなどで低価格で取引されています。そういう意味では自分の物でも「触れない」ほど貴重品ではないので気軽に中身を開いてみたり。
昔のソノシートは味がありますね。まあこの商品、朝日ソノラマ製じゃないので正確には「ソノシート」とは呼べないんですが(笑)。

Photo_443 このオリジナルドラマ「ウルトラマン」は、本編に登場した人気怪獣、チャンドラー、ベムラー、ネロンガが三つ巴で死闘を繰り広げる大迫力篇で、戦いに勝ち残った最後の怪獣の前に、満を持してウルトラマン登場、例によって一番おいしい所をウルトラマンが持っていってしまうという(笑)、まさに「夢の一篇」でした。
ビデオなど無かった子供の頃、このドラマを小さなプレーヤーで擦り切れるほど聞いて、頭の中で大怪獣の激闘を思い描いていたものでした。ラジオドラマと一緒で、音だけのドラマは想像力(創造力?)をかきたてられるだけに、より迫力ある場面を妄想できたりするんですよね。
このドラマ、私の中では今も心のブラウン管に再現できる幻の「ウルトラマン第40話」だったりするのです。
これはこういうアイテムをリアルタイムで楽しんだ者だけに許される、すばらしい特権ですね。


少し脱線してしまいました。
「ウルトラパノラマファイト」にお話を戻しましょう。
考えてみると、ガシャポンや食玩が発売された当初、こんな商品が出るなんて誰が想像したでしょうか。確かにキャラクター玩具の世界で「怪獣」というアイテムは昔からの定番ではあります。しかしながら、ここまでマニアックな展開は誰の頭にもなかった筈。
市場の拡大や他社との「企画の差別化」によって起こる競争は、こういう業界にもあるんだなーという事を改めて思い知りました。大きさ10センチにも満たないサイズの小さなアイテムの世界で、本当に各社しのぎを削る闘いが繰り広げられているんですねー。

かつてあるマニア誌のライターが「コナミが『謎の円盤UFO」のシリーズをリリースした頃、こりゃ次は『マイティジャック』だな」なんて言ってたら本当にリリースされてしまった。この食玩の加熱ぶりはちょっと異常じゃないか?」なんて書いていましたが、それから数年。食玩の世界はますますディープに、マニアックに進化しているようですね。
特定の世代や嗜好にターゲットを絞り込んだアイテムが、これからも続々とリリースされていく事でしょう。

「ウルトラパノラマファイト」もある意味番組の枠を超えた「場外乱闘」ですが、今の食玩の世界もまさに同じ。普通の企画を超えた「場外」での戦いを余儀なくされているように感じます。
オタクな私としては歓迎すべき現状ですが(笑)。


こうなってくると、いかにマニアックな企画でも実現されてしまうのが恐ろしい所で。今後どんな驚愕のアイテムが登場するのかまったく予断を許しません。
そんなにお財布に余裕はないのに。
もうショップの扉を開けるのが楽しいやら怖いやら(汗)。

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コメント

あけましておめでとうございます~ご挨拶が遅くなりました。。。
本年もますますオタク道を探索したいと思います。

「ゴケミドロ」は小学生の時、夏休み子供劇場って感じで午前中に放送されていたとのを何度か見たことがあります。
額が割れてそこからアメーバー宇宙人?見たいなやつが入ったり出たり。。。ストーリーはよく憶えていませんのでレンタルで探してみます。
ただ怖かったですね、、なんせ子供だし。そんな作品が「ラドン」の翌日放送されていましたが子供向けじゃないですよね~(笑)

46インチテレビ入手後、沢山の発見があるみたいで。。。自分も欲しくなりましたよ~
「スターウォーズEP3」を大画面で鑑賞して涙することを今年の目標といたします。
しかし、オタクイーンさんのオタク部屋みたらうらやましくなってきました。ソフビも沢山。。。

年末に予期せず予約していた「ガンダムDVDBOX1」が到着し思わぬ出費でした~
本年もまい進してくださいませ~

オタクイーンさん、こんにちは!

いやスゴイですね! 楽しいですね(*^^*)
バルタン星人対アントラーの横には墜落したビートルまで・・・

以前、どんどん精巧化する食玩のデザインand制作工場をTVで放送していましたが、まさに「恐るべし」です。

まさに食玩花盛り! スーパーやコンビニの中には「ここはおもちゃ屋さん?」と錯覚するようなところもあります。それは冗談ですが(笑)。
同じ食玩でも、マニアックなものは、やはりその手のショップでないと見ることはありませんからね。
だからって訳じゃないのですが「大人買い」なんて言葉もあるように、別に食玩である必要なんてないんじゃないかな? なんて思っております。
何が入っているか分からないワクワク感と、そのコレクション性に惹かれるんでしょうが、その精巧な作りは“おまけ”の域を完全に脱してますね。お菓子の方がおまけ状態です(笑)。
チョコエッグから火がついた食玩は、もはや単に食玩とは呼べない域に達してますね。
なにか別のいい“呼び名”はないものでしょうか?
というより、もはや“食玩”は一つの 文化 になっちゃいましたね(笑)。

大和少年様 明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
オタク道は奥が深く、また気を許せばダークサイドに引き込まれる落とし穴もあちこちに待ち構えています。お気を付け下さい(笑)。

「吸血鬼ゴケミドロ」は、私も初見は確かテレビだったと思います。
観た直後の衝撃は計り知れないものがありました。私にとってこの作品が、「SF密室サバイバルストーリー」の物差しになってしまった程です。今でもたまにDVDを見ますが、やはり最初に感じた恐怖と緊張感は少しも色あせていません。

「スター・ウォーズ」は今更ながらに、つくづく大画面で鑑賞する作品だなーという思いを強くします。これは画面の迫力もありますが、このところ思うのが「音響設計」の凄さ。
戦艦や戦闘機の飛行音の迫力には本当に感動してしまいます。
宇宙空間では音はしないはずなんですが(笑)。

「オタク部屋」のソフビやプラモデルは正直、なんとなく集まっちゃったという感じで。数も少なく、大した物もないんですよ。でもきっと私が目指したものは「おもちゃ屋さんの雰囲気」なんでしょうね。事実この部屋に居ると、不思議なデジャブーに襲われる事もあります。
ささやかな楽しみですが。

「ガンダムDVD-BOX」入手されたんですねー。ガンダムファン垂涎のマストアイテムですよね。私も昔、全話ビデオに録画して通しで見た(!)お恥ずかしい記憶があります。あの芳醇な富野世界を高画質で楽しめるとは。また感想など聞かせてください。

ポン太様 コメントありがとうござ゜いました。
この「ウルトラパノラマファイト」は、まさに怪獣同士の夢の対決を実現させた、映像ではお金がかかりすぎる(笑)ゆえの食玩オリジナル企画ですよね。
この手の企画物はこれからますます増えていくのではと思います。

おっしゃる通り、今や食玩は独自のジャンルとして一大市場を作り上げてしまいましたね。食玩を中心に扱うショップをよく覗く私も、そのバリエーションの豊富さと商品の回転の速さに、全貌が全く掴めない有様です。(単に不勉強なだけですが)
ブームは一時期より少し下火になった感はありますが、それだけに生き残りを賭けたメーカー同士の企画、クオリティーの競争は激化するばかり。想像もしなかった夢のアイテム登場の背景には、こういう現状があるのでしょう。

この勢いに任せ、ひょっとすると食玩で「ゴジラ対ガメラ」さえ実現しそうな空気ですね。ちょっと見てみたいですが(笑)。

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