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2006年12月20日 (水)

「キリがない」

タイトルをご覧になってニヤリとされた方、ハズレです。
ウルトラQの没シナリオではありません(笑)。


毎年この時期になると、私は寝不足で。
部屋を片付ける大掃除の時期なんです。
季節ごとに少しずつやっておけば、こんなに苦労する事もないんですが、なにしろものぐさで。
女子としては恥ずかしい限りなんですが。

まあ「片付けられない女」ではないのでまだましかと思っています。
特に今年は、母の他界を機に実家を引き払う事にした為、実家の整理と合わせ、自分の部屋も一気に片付けよう、なんて無謀な計画を立ててしまったのでした。

主の居なくなった実家は、業者さんに頼んで家財道具一式を処分してもらう手配を立てています。その為、空いた部屋に私が要らなくなった品物を運び込み、それも一緒に処分してもらおうという作戦です。
この作戦の事前には、親族一堂に来てもらい形見分けの品を持っていってもらいました。
家具など持ち出せないものはそのままにしてありますが、故人を偲ぶ上で結構な量の品物が親族に行き渡ったので、残りは仕方なく処分、という訳で。
まあ、人生の半分近くを過ごした実家ですから、未練が無いと言えば嘘ですが、こういう事は思い切りも大事。
私には「母にそっくりのこの顔」という形見もある事ですし(笑)。


ですから今年の年末は、いつもに増して一大プロジェクトを組み、まさに引越しなみの覚悟で事に臨んでいるのです。
一週間近く前から、私の住むマンションの一室は大変な状態となっています。これは言ってみれば「新規オープン前のレンタルビデオ店」に近いでしょうか。なにしろ物持ちだけはいい私。たまったビデオテープだけで大変な量で。
「こんなに持ってたっけ?私」みたいな有様です。


私が家庭にハードディスクやDVD録画を導入したのは随分遅く、なんと去年の秋でした。
それまでは依然、ひたすらVHS録画にいそしんでしたのです。20数年前、オタクにとって夢の機械だったVHSデッキも、今は画質、使い勝手など時代遅れの代物になってしまい寂しい限りですね。時の流れを感じます。
当然、溜め込んだVHSテープも半端ではなく、実はお恥ずかしい話、6畳の部屋を半分ほど占領する量で。先日運び込んだ仕事上の取材テープと合わせると、おそらく2,000本は下らないという(涙)。

うず高く積まれたテープの山を眺めながら「これ、どうしよーか」とうそぶく日々が続く事数日。
こういうのって、結局デッドスペース以外の何物でもないですねー。
職業病でしょうか。どんな作品も「とりあえず撮っておけば何かの役に立つんじゃ」という甘い考えの結果がこれです。一応すべてのテープには背ラベルを貼っているのでテープの中身は分かるんですが、これだけの量になってくるとさすがに萎えちゃって(笑)。

これだけ映像ソフトが出回り、名作映画も高画質で手軽に見られるようになった今でも、ソフト化されなかったり、一度だけ放送されたきりの番組など、貴重な映像は依然としてあります。
この膨大なテープの山を探索し、必要なテープとそうでないテープをより分ける作業は熾烈を極めるものでした。

考えてみますと、「ネヴュラ」で私がお話している映像作品は、比較的ソフトが手に入りやすい、言ってみれば鑑賞しやすい物じゃないかと思ったりして。(異論もおありでしょうが(笑)。一度放送されたきりの番組のお話なんて、それ程多くはないと思います。
今回「VHSの秘境」に挑んだ私は、面白い事実に気がつきました。

「名作」と呼ばれる作品は、さほど必要ないんですね。
まあこんな事は、テープ整理をされた方ならお分かりですね。結局私達をとりまく映像環境の変化がそうさせているのでしょう。名作ソフトは、レンタル店に行けばいつでも借りられる。要は「近くのコンビニは私の冷蔵庫」感覚に通じるものがあります。
ですから、そういう類のVHSテープは、もはやまったく必要ないような気もしまして。
昔は非常にコンパクトに感じたVHSテープも、スリムなDVDと比べれば場所をとるだけで。これは本当にスペースの無駄と感じてしまいます。
まあ今は、名作DVDが安く手に入りますし。これらを細々と集めるのも楽しいかも。


となると、かえって昔「テレビ放送」された映画などが貴重に感じられたりするんですよ。
それらは今見れば左右はトリミングされ(タイトル部だけ画面が縦に圧縮されていたのも懐かしいですが)、内容は放送時間に合わせてカットされた「テレビ番組」でしたよね。こういうものを録画したテープは、メイキングや予告篇まで網羅した高画質のDVDには及ぶべくもありません。でも、これが味がある。挟み込まれるCMも貴重だったりして(笑)。
ですから、私は今回のテープ選定で、残すテープの方針をこういったジャンルにシフトしました。となると、残すテープは拍子抜けするほど少なくなっちゃって。

そしてもう一つ、映画以外に録画した純然たるテレビ番組も、今や貴重なコレクションとなってくるんですよね。
お笑い好きの私は、10数年前に放送された「ダウンタウンのごっつええ感じ」が大好きだったんです。(「だった」というのは、今見ると若干のコントを除いて、ウイークリー番組ならではアラもかなり目立って面白さを感じないためで)今では傑作選のDVDもリリースされている「ごっつ」ですが、私はこの番組、ウイークリー版の本放送を約2年分録画し続けた過去がありまして(笑)。「DVDでは出ないライブ感を感じるぞ」と一人悦に入っているのです。こういう作品は私の中では「殿堂入り」となります(どういう基準なんだか(笑)。
「特命リサーチ200X」も好きでしたねー。これも5年分ぐらいあると思います。
当時「それはいったいどういう事なのか!」というセリフとともに、かなり番組作りの参考にさせていただきました(笑)。

特撮映像関係のスペシャル番組は言うまでもありません。
ここ数年、ゴジラやウルトラなどのスタッフに関するドキュメントも数多く放送されましたよね。これらは本当に貴重な資料です。「ネヴュラ」執筆にも欠かせないものですね。でもなぜかVHSに(涙)。

他にもありますよね。「セルDVDは存在するけど、マニア向きすぎてごく少数しかリリースされず、また未見ゆえに購入に踏み切れない作品」というもの。
これがたまたまCSなどで放送されると、いち早く嗅ぎ付けて録画しちゃったVHSもけっこうあるんですよ。本当はこういう作品こそDVDに録画して、完全保存版にしておきたいものなんですが、このあたりが私のツメの甘い所で。
「宇宙Gメン」「忍者部隊月光」「トリプルファイター」「ミラーファイト」なんかですかね。

「ソフト化されていない作品」なんかは特に貴重。
VHSで録画したのが悔やまれる作品ばかりですが、それでも無いよりははるかにましです。CSで放送される新東宝の旧作や埋もれた邦画の傑作、名作テレビドラマなどもかなり好きなもので。
「土曜日の虎」「秘密指令883」なんて、今見ると、映画とテレビはそれぞれに独自のテイストがあり、名作は別個に存在するんだなー、なんて思いに囚われます。

・・・とまあ、極めて偏った選定の結果、私が残したビデオ・ライブラリーは、賢明な読者のコレクションとは程遠いラインナップを誇る、「極端から極端に走る、映像オタクの煮凝り」と化してしまったのでした(笑)。それでもおそらく500本は下らないでしょう。
結局、前述の作品に加え、「必殺シリーズ」「スパイ大作戦」「スタートレック」などの、「3倍速で録っているのに膨大な話数」という、マニアにとって嬉しさと悲しさが入り混じったラインナップが本数に表れているのです。

これら大変な作品選定の末、廃棄処分になった1500本近くのテープはダンポール箱に詰め、車で実家に運んだ訳ですが、これがまた大変で。愛車ミラ・ジーノで運んだんですが、なにしろそれだけの量になると一度では乗り切らない上に重い。
カープを曲がる度に車体がきしむほど横Gがかかるという(汗)「頭文字D」をもっと見ておけば良かった。(これもVHSコレクションにあります。)

結局4往復しました。それに加え、昨日は昔の仕事の先輩に手伝ってもらい、要らなくなったVHSデッキ4台、ベータデッキ1台、ステレオやパソコン、29インチテレビ、テーブルなど、聞いただけでも気が重くなり実際重い(笑)電化製品や家具を輸送するという、本当に引越し並みの重労働を行ったのでした。いやーまいりました。こういう物はこまめに処分するべきですねー。

さて、ここまで運べば後は楽にお掃除が、という訳にも行かず。
「掃除」というのは無駄なものが整理されたところから始まるんですよね。ここからが本番。

とりあえず床が姿を現した部屋を見つめながら「ここにはこの家具を」「これはこっちに移動して」と、いつもの年末掃除の計画を立てる私。これが楽しかったりして。
こんな時こそ、部屋の棚に並ぶ怪獣たちが手伝ってくれればいいんですが。
私の戦いはまだ始まったばかりなのでした(炎)。

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